図面 (/)

技術 スピーカ装置

出願人 三洋電機株式会社
発明者 冨田尚孝
出願日 2001年3月13日 (19年9ヶ月経過) 出願番号 2001-069811
公開日 2002年9月20日 (18年3ヶ月経過) 公開番号 2002-271882
状態 拒絶査定
技術分野 可聴帯域変換器の細部 I (筐付等) 可聴帯域変換器の細部(特性を得るもの)
主要キーワード 境界帯 音響室 前面窓 背面開口 等価コンプライアンス HPF リフレックス 音響管
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年9月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

キャビネットの内部に、低音用の音響室中高音用の音響室を形成し、低音用の音響室には低音用のスピーカ配備し、中高音用の音響室には中高音用のスピーカを配備したスピーカ装置において、音がこもる、明瞭度が悪い、音像定位感が損なわれる等の問題を解消する。

解決手段

本発明に係るスピーカ装置において、低音用の音響室は、100Hz〜200Hzの範囲にディップDを有すると共に低域再生限界伸長させた出力音圧特性に調整され、中高音用の音響室は、100Hz〜200Hzの範囲にピークPを有する出力音圧特性に調整されている。

概要

背景

従来、図6に示す如く、キャビネット(8)の前面窓(8a)(8b)に低音用のスピーカ(81)と中高音用のスピーカ(82)を取り付けると共に、前面開口(8c)にダクト(83)を連結したスピーカ装置が知られている。該スピーカ装置においては、キャビネット(8)の内部に低音用の音響室(エンクロージャ)が形成されて、ダクト(83)での音波共振によって、低音域に高い音圧を得ることが可能である。

この様なスピーカ装置においては、低音域の出力音圧を上げるべく、図5に示す如く100〜200Hzの音域、即ち低音域と中高音域の間の境界帯域にピークP′を有する出力音圧特性が得られる様に、音響室の広さやダクトの形状が調整されている。

概要

キャビネットの内部に、低音用の音響室と中高音用の音響室を形成し、低音用の音響室には低音用のスピーカを配備し、中高音用の音響室には中高音用のスピーカを配備したスピーカ装置において、音がこもる、明瞭度が悪い、音像定位感が損なわれる等の問題を解消する。

本発明に係るスピーカ装置において、低音用の音響室は、100Hz〜200Hzの範囲にディップDを有すると共に低域再生限界伸長させた出力音圧特性に調整され、中高音用の音響室は、100Hz〜200Hzの範囲にピークPを有する出力音圧特性に調整されている。

目的

そこで本発明の目的は、低音域の出力音圧を増大させた上で、上述の如き問題点を解消したスピーカ装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

キャビネットの内部に、低音用の音響室中高音用の音響室を形成し、低音用の音響室には低音用のスピーカ配備し、中高音用の音響室には中高音用のスピーカを配備したスピーカ装置において、低音用の音響室は、低音域と中高音域の間の境界帯域にディップDを有すると共に低域再生限界伸長させた出力音圧特性に調整され、中高音用の音響室は、前記境界帯域にピークPを有する出力音圧特性に調整されていることを特徴とするスピーカ装置。

請求項2

前記境界帯域は、100Hz〜200Hzの範囲である請求項1に記載のスピーカ装置。

請求項3

低音用の音響室は音響管型に形成され、中高音用の音響室は密閉型に形成されている請求項1又は請求項2に記載のスピーカ装置。

請求項4

低音用の音響室は音響管型に形成され、中高音用の音響室はバスリフレックス型に形成されている請求項1又は請求項2に記載のスピーカ装置。

技術分野

0001

本発明は、キャビネット低音用のスピーカ中高音用のスピーカを配備したスピーカ装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、図6に示す如く、キャビネット(8)の前面窓(8a)(8b)に低音用のスピーカ(81)と中高音用のスピーカ(82)を取り付けると共に、前面開口(8c)にダクト(83)を連結したスピーカ装置が知られている。該スピーカ装置においては、キャビネット(8)の内部に低音用の音響室(エンクロージャ)が形成されて、ダクト(83)での音波共振によって、低音域に高い音圧を得ることが可能である。

0003

この様なスピーカ装置においては、低音域の出力音圧を上げるべく、図5に示す如く100〜200Hzの音域、即ち低音域と中高音域の間の境界帯域にピークP′を有する出力音圧特性が得られる様に、音響室の広さやダクトの形状が調整されている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来のスピーカ装置においては、図5に示す如き出力音圧特性の付与によって低音域の音圧は増大するものの、音がこもる、明瞭度が悪い、音像定位感が損なわれる等の問題があり、特に、小型のスピーカ装置においてこの問題が顕著であった。

0005

そこで本発明の目的は、低音域の出力音圧を増大させた上で、上述の如き問題点を解消したスピーカ装置を提供することである。

0006

本発明に係るスピーカ装置においては、キャビネットの内部に、低音用の音響室と中高音用の音響室が形成され、低音用の音響室には低音用のスピーカが配備され、中高音用の音響室には中高音用のスピーカが配備されている。ここで、低音用の音響室は、低音域と中高音域の間の境界帯域(100Hz〜200Hz)にディップDを有する出力音圧特性に調整され、中高音用の音響室は、前記境界帯域にピークPを有する出力音圧特性に調整されている。尚、低音用の音響室は音響管型に形成され、高音用の音響室は密閉型若しくはバスリフレックス型に形成されている。

0007

上記本発明のスピーカ装置においては、低音用の音響室が、低音域と中高音域の間の境界帯域(100Hz〜200Hz)にディップDを有すると共に低域再生限界伸長させた出力音圧特性に調整されているので、低音域に高い出力音圧が得られる上、従来のスピーカ装置における低音用の音響室に与えられていたピークを有する出力音圧特性(図5)に起因する問題点は解消される。又、低音域と中高音域の間の境界帯域に形成されているディップDによって、境界帯域の出力音圧が不足することになるが、中高音用の音響室に付与されている出力音圧特性のピークPによって、境界帯域の出力音圧が増大されるので、前記出力音圧の不足は、前記出力音圧の増大によって補われることになる。従って、総合的には、境界帯域にて音圧が不足することはない。

発明の効果

0008

本発明に係るスピーカ装置によれば、低音域の出力音圧を増大させた上で、従来の問題点、即ち、音がこもる、明瞭度が悪い、音像の定位感が損なわれる等の問題点が解消される。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係るスピーカ装置は、図1に示す如く、キャビネット(1)に、高音スピーカ(3)、中音スピーカ(4)及び低音スピーカ(5)を配備して構成されている。

0010

キャビネット(1)の内部は、図2に示す如く第1〜第3の仕切り板(12)(13)(14)によって仕切られており、これによって、キャビネット(1)の前面板(11)と第1仕切り板(12)の間に、高音スピーカ(3)と中音スピーカ(4)のための密閉型の音響室(エンクロージャ)が形成されている。又、第2及び第3の仕切り板(13)(14)に連通孔(16)(17)を開設することによって、低音スピーカ(5)から放射される音波の通路が形成されており、キャビネット(1)の背面板(15)に開設した背面開口(18)にて、該通路が外部に開放されている。これによって、低音スピーカ(5)のための音響管型の音響室(エンクロージャ)が形成されている。

0011

図4は、上記本発明のスピーカ装置において、キャビネット(1)の内部に形成されている低音スピーカ(5)のための音響室の出力音圧特性を実線で表わすと共に、高音スピーカ(3)と中音スピーカ(4)のための音響室の出力音圧特性を破線で表わしている。実線で表わす低音の出力音圧特性は、100Hz〜200Hzの範囲にディップDを有すると共に、低域再生限界を伸長させたカーブを描いており、低音用の音響室を前述の如く音響管型に形成することによって、この様なディップを有する出力音圧特性を実現している。

0012

又、破線で表わす中低音の出力音圧特性は、100Hz〜200Hzの範囲にピークPを有しており、中高音用の音響室を前述の如く密閉型に形成し、高音スピーカ(3)及び中音スピーカ(4)の等価コンプライアンスが中高音用の音響室の容積よりも大きくなる様に設計することによって、この様なピークを有する出力音圧特性を実現している。中高音用の音響室をバスリフレックス型に形成することによっても、同様の出力音圧特性を実現することが出来る。尚、ピークやディップが発生する周波数Q値は、スピーカの仕様、音響室の広さ、仕切り板の枚数、仕切り板の配置等によって、適宜変更することが可能である。

0013

図3は、音源(7)から高音スピーカ(3)、中音スピーカ(4)及び低音スピーカ(5)に至る信号処理回路を表わしており、音源(7)から出力される音響信号は、可変抵抗器(71)及びパワーアンプ(72)を経て、高音スピーカ(3)及び中音スピーカ(4)へ供給されると共に、可変抵抗器(71)、LPF(73)及びパワーアンプ(74)を経て、低音スピーカ(5)へ供給される。

0014

図4に破線で示す如く、中低音の出力音圧特性は、ピークPの位置よりも低周波側にて急激にゲインが低下するカーブを描いており、これによって充分な低域抑圧を得ることが出来るので、図3に示す回路においてパワーアンプ(72)へ入力される音響信号に、HPFによる低域遮断処理は省略されている。又、図4に実線で示す如く、低音の出力音圧特性は、ディップDの付近で急激にゲインが低下するカーブを描いているため、図3に示す回路においては、比較的緩やかな特性を有するLPF(73)によって、ディップよりも高域側を抑圧することが可能である。

0015

上記本発明のスピーカ装置においては、図4に実線で示す様に、低音用の音響室が100Hz〜200Hzの帯域にディップDを有すると共に低域再生限界を伸長させた出力音圧特性に調整されているので、従来のスピーカ装置においてピークを有する出力音圧特性(図5)によって発生していた問題点、即ち音がこもる、明瞭度が悪い、音像の定位感が損なわれる等の問題は解消される。

0016

又、低音用の音響室においては、前記ディップDによって100Hz〜200Hzの出力音圧が不足することになるが、図4に破線で示す様に、中高音用の音響室においては、前記ピークPによって100Hz〜200Hzの出力音圧が増大されているので、低音用音響室の出力音圧の不足は、中高音用音響室の出力音圧の増大によって補われることになる。従って、総合的には、100Hz〜200Hzの帯域で音圧が不足することはない。

図面の簡単な説明

0017

図1本発明に係るスピーカ装置の外観を表わす斜視図である。
図2該スピーカ装置の断面図である。
図3音源から各スピーカに至る信号処理回路を示すブロック図である。
図4本発明のスピーカ装置における低音と中高音の出力音圧特性を表わすグラフである。
図5従来のスピーカ装置における低音の出力音圧特性を表わすグラフである。
図6従来のスピーカ装置の断面図である。

--

0018

(1)キャビネット
(3)高音スピーカ
(4)中音スピーカ
(5) 低音スピーカ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • サーティエス.ピー.エー.の「 防水型電子デバイスのスピーカから排水させる機能を有する構成要素」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】IPx7の等級またはより高い防水特性を備え防水スピーカを有する電子デバイスのスピーカを保護するための、テクニカル素材から作製される、成形された構成要素。固体粒子からの保護機能に加えて... 詳細

  • オンキヨー株式会社の「 天井埋込型スピーカー」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】キャビネットを天井に埋め込んで設置する場合にも指向性が広くなり、埋め込まれたスピーカーの直下と、スピーカーから離れた位置とで音圧レベル差が少なくなる天井埋込型スピーカーを提供する。【解決手段】... 詳細

  • オンキヨー株式会社の「 天井埋込型スピーカー」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】キャビネットを天井に埋め込んで設置する場合にも指向性が広くなり、埋め込まれたスピーカーの直下と、スピーカーから離れた位置とで音圧レベル差が少なくなる天井埋込型スピーカーを提供する。【解決手段】... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ