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技術 苗箱運搬器および該苗箱運搬器用の移植機の予備苗台

出願人 みのる産業株式会社
発明者 薮内正俊
出願日 2001年3月6日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2001-062113
公開日 2002年9月17日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2002-262670
状態 未査定
技術分野 栽培用器(植木鉢),播種用鉢 移植機(1)(主として畑作用) 栽培用器(植木鉢),播種用鉢
主要キーワード 凹部部材 運搬器 張り詰めた 上端フレーム 積載保管 固定状況 梱包スペース 係止ブラケット
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

苗箱運搬にかかる労力の低減を図る。

解決手段

苗箱を載置する略T字形状の板状部材からなる載置部11−1〜3を上下方向に高さ分、パイプ部材15により間隔をあけて複数段重ね芯材14を挿通して三本の垂直フレーム12−1〜3で固定すると共に、上端フレーム13で垂直フレーム12−1〜3を連結固定し、最下段の載置部11−1の下面には凹部を設けて苗箱運搬器10を形成する。各載置部11−1〜3には、苗箱が載置可能であり、二台の苗箱運搬器10を上下に積み重ね可能にする。

概要

背景

従来より、いわゆるポット苗は多数のポットを有する苗箱育苗場において育成され、一定の大きさに生長すると圃場運搬されて移植機に積み込まれ、その後、移植機により圃場へ移植されている。

具体的には、図22(A)に示すように、育苗場1において一定の大きさに生育したNを有する苗箱2は、トラック3の荷台3aに組まれた運搬3bへ作業者Sにより一枚ずつ運搬されて順次積み込まれている。苗箱2の積み込みが完了すると、図22(B)に示すように、トラック3で圃場4の近辺へ苗箱2を運搬し、作業者Sがトラック3の運搬棚3bから一枚ずつ苗箱2を取り出して、移植機5の予備苗台5aへ積み替えている。

なお、ポット苗の育成に使用される苗箱2は、図23(A)(B)に示すように、可撓性を有する樹脂材料矩形状に形成され、さらに、長辺2aおよび短辺2bの方向に格子状の配列で多数のポット2cを形成している。また、苗箱2の下面で2dで両側の短辺2bの中点箇所を結ぶ箇所には、隣接するポット2cの間隔をあけて連続溝2eを形成すると共に、図23(C)に示すように、中央部分には突起2fを二箇所突出している。

概要

苗箱運搬にかかる労力の低減を図る。

苗箱を載置する略T字形状の板状部材からなる載置部11−1〜3を上下方向に苗高さ分、パイプ部材15により間隔をあけて複数段重ね芯材14を挿通して三本の垂直フレーム12−1〜3で固定すると共に、上端フレーム13で垂直フレーム12−1〜3を連結固定し、最下段の載置部11−1の下面には凹部を設けて苗箱運搬器10を形成する。各載置部11−1〜3には、苗箱が載置可能であり、二台の苗箱運搬器10を上下に積み重ね可能にする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

矩形状で下面に連続溝を有する可撓性の苗箱を載置する短方向部と長手方向部からなる略T字形状の載置部を上下方向に高さ分の間隔をあけて複数段重ね、上下に位置する上記載置部の各端部毎に垂直フレームでそれそれ固定する一方、上記各垂直フレームの上端は、最上段の載置部より上方へ苗高さ分突出して略T字形状の上端フレームで連結し、複数枚の苗箱を各載置部毎に載置する構成としている苗箱運搬器

請求項2

上記上端フレームに係合部を設けると共に、最下段の載置部の下面には被係合部を設けて、上記係合部と被係合部との係合により上下に積み重ね可能にしている請求項1に記載の苗箱運搬器。

請求項3

上記載置部の長手方向部の端部を固定する垂直フレームの下端に、長手方向部と直交方向に水平フレームを取り付けている請求項1または請求項2に記載の苗箱運搬器。

請求項4

上記載置部は板状部材で形成され、苗箱下面の連続溝を案内するガイド凸部を長手方向部の上面より突設する一方、上記垂直フレームは各載置部の間隔毎に載置部支持用のパイプ部材を設け、上記パイプ部材の長さ寸法の変更で各載置部の間隔を調整可能にする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の苗箱運搬器。

請求項5

上記最下段の載置部の下面には、被係合部として略T字形状の凹部を設ける一方、上記上端フレームは棒部材で形成し、該棒部材自体を係合部として上下の積み重ね時に上記被係合部の凹部に係合している請求項4に記載の苗箱運搬器。

請求項6

上記載置部は棒部材で形成され、長手方向部は端部に向かって湾曲しながら下降して、側方視で略弓形形状に形成している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の苗箱運搬器。

請求項7

上記最下段の載置部は、長手方向部の下部より被係合部として凸部を下方へ突設すると共に、短方向部の両端側には係止ブラケットを上記長手方向部側に突出する一方、上記上端フレームは、略T字形状の長辺部分の上部を凹形状に形成して係合部にすると共に、上記長手部分の凹形状の両側上端より案内プレートを略水平方向に突出して、上下積み重ね時に、上方の上記凸部を下方の上記案内プレートで案内して上記凹形状の係合部に係合させると共に、上方の上記係止ブラケットを下方の上端フレームの略T字形状の短辺部分に係止する請求項6に記載の苗箱運搬器。

請求項8

上記請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の苗箱運搬器を直接載置する台部を、移植機機体より立設する垂直支柱に取り付け、上記台部には上記苗箱運搬器の固定部を設けている苗箱運搬器用の移植機の予備苗台

請求項9

上記台部は矩形状で、並列配置あるいは/および上下配置で上記垂直支柱に複数取り付けている請求項8に記載の苗箱運搬器用の移植機の予備苗台。

技術分野

0001

本発明は苗箱運搬器および該苗箱運搬器用の移植機予備苗台に関し、詳しくは、育苗場から圃場へ苗箱を運搬する際に要する労力の軽減および運搬効率の向上を図るものである。

背景技術

0002

従来より、いわゆるポット苗は多数のポットを有する苗箱で育苗場において育成され、一定の大きさに生長すると圃場へ運搬されて移植機に積み込まれ、その後、移植機により圃場へ移植されている。

0003

具体的には、図22(A)に示すように、育苗場1において一定の大きさに生育したNを有する苗箱2は、トラック3の荷台3aに組まれた運搬3bへ作業者Sにより一枚ずつ運搬されて順次積み込まれている。苗箱2の積み込みが完了すると、図22(B)に示すように、トラック3で圃場4の近辺へ苗箱2を運搬し、作業者Sがトラック3の運搬棚3bから一枚ずつ苗箱2を取り出して、移植機5の予備苗台5aへ積み替えている。

0004

なお、ポット苗の育成に使用される苗箱2は、図23(A)(B)に示すように、可撓性を有する樹脂材料矩形状に形成され、さらに、長辺2aおよび短辺2bの方向に格子状の配列で多数のポット2cを形成している。また、苗箱2の下面で2dで両側の短辺2bの中点箇所を結ぶ箇所には、隣接するポット2cの間隔をあけて連続溝2eを形成すると共に、図23(C)に示すように、中央部分には突起2fを二箇所突出している。

発明が解決しようとする課題

0005

上記のように苗箱2の運搬は、育苗場1からトラック3の運搬棚3bへの積み込み、および、トラック3の運搬棚3bから移植機5の予備苗台5aへの積み替えが、苗箱一枚ずつの運搬作業になっており、苗箱2の枚数分だけ作業者は苗箱2を運ぶために往復する必要が生じ、作業者にかかる負担は大きく、運搬作業に要する時間も長時間に及ぶ問題がある。また、育苗場1や圃場1へ地形の関係等によりトラック3が近付けない場合は、作業者Sが運搬する距離も長くなり作業者にかかる労力も一段と大きなものになる。さらに、北海道などの一度に多量の移植作業を行う地域では、一台の移植機に積み込まれる苗箱の枚数も多いため、苗箱の積み替え回数も非常に多くなり、それに伴い作業者の負担もますます増大する。

0006

本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、苗箱の運搬回数を削減し、運搬作業に要する作業者の負担を低減すると共に、運搬作業の効率を向上することを課題としている。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、本発明は、矩形状で下面に連続溝を有する可撓性の苗箱を載置する短方向部と長手方向部からなる略T字形状の載置部を上下方向に苗高さ分の間隔をあけて複数段重ね、上下に位置する上記載置部の各端部毎に垂直フレームでそれそれ固定する一方、上記各垂直フレームの上端は、最上段の載置部より上方へ苗高さ分突出して略T字形状の上端フレームで連結し、複数枚の苗箱を各載置部毎に載置する構成としている苗箱運搬器を提供している。

0008

上記のように、複数段の載置部を有する苗箱運搬器を苗箱の運搬に適用すると、苗箱を育苗場で苗箱運搬器へ、一度、積み込みさえすれば、後の運搬作業は苗箱運搬器単位で行うことができ、一度の運搬で複数の苗箱を同時に運搬できる。よって、苗箱の運搬にかかる作業者の負担を軽減でき、運搬のために要する往復回数も低減できるので運搬効率も向上できる。例えば、苗箱運搬器に3段の載置部を設ければ、一人の作業者が両手に苗箱運搬器を持つと一度に6枚の苗箱を運搬できることとなり、作業者が運搬の際に積み替え場所を往復する回数を約6分の1に減らすことができる。

0009

なお、運搬の際は上端フレームを取っ手として利用できる。また、苗箱運搬器自体は複数の載置部、垂直フレーム、および、上端フレームという簡易な構成なので、材料等にかかるコストも低くおさえることができ、載置部の段数は苗箱や苗箱運搬器の重量と運搬効率のバランスを考慮して2以上4段以下で設定することが好ましい。

0010

上記上端フレームに係合部を設けると共に、最下段の載置部の下面には被係合部を設けて、上記係合部と被係合部との係合により上下に積み重ね可能にしている。上記のようにして、二台の苗箱運搬器を上下に積み重ね可能にすると、トラックの荷台のように苗箱運搬器の設置場所が限定されるような場合でも、苗箱を載置した状態で垂直方向に重ねることができ、省スペースに多量の苗箱を積載保管することができる。

0011

上記載置部の長手方向部の端部を固定する垂直フレームの下端に、長手方向部と直交方向に水平フレームを取り付けている。このように水平フレームを取り付けると、苗箱運搬器自体の左右に広がった支持脚部として水平フレームを活用でき、接地面積も増大することがから、苗箱運搬器を安定して立てておくことができる。よって、苗箱運搬器を上下に積み重ねた場合でも安定した設置を確保でき、トラックの荷台に積載した場合でも、運搬中の振動等に抗して安定した積載状態を維持できる。

0012

また、上記載置部は板状部材で形成され、苗箱下面の連続溝を案内するガイド凸部を長手方向部の上面より突設する一方、上記垂直フレームは各載置部の間隔毎に載置部支持用のパイプ部材を設け、上記パイプ部材の長さ寸法の変更で各載置部の間隔を調整可能にすることが好適である。

0013

上記のように載置部を板状部材で形成すると、可撓性を有する苗箱を安定して載置することができ、また、このような板状部材は樹脂射出成形金属板プレス加工で形成でき、同形状のものを多量に製作することで苗箱運搬器にかかる材料コストも低減できる。

0014

さらに、載置部にガイド凸部を突設することで、苗箱を載置部の長手方向部の一方側から載せる際に、苗箱下面の連続溝を上記ガイド凸部に通して、載置部に対する苗箱の位置関係を案内し、スムーズに載置部上面を滑らせて所定の位置へと載置できる。このガイド凸部は、長手方向部の長手側に連続して設けると苗箱を安定して案内することが可能となり、また、長手方向の中央箇所切欠を設けると、苗箱下面中央の突起が上記切欠に収まり苗箱の載置も安定できる。なお、この切欠は、垂直方向の二辺に対し、苗箱の出し入れ側となる辺は傾斜させると共に、他方の辺は垂直にして、取出性を確保した上で載置した苗箱の抜け落ちを防止することが好ましい。

0015

また、垂直フレームはパイプ部材を設けて、各パイプ部材の上下面を上段側の載置部の下面および下段側の載置部の上面にそれぞれ当接させることで、一定の間隔で各載置部を支持固定できる。さらに、各パイプ部材の長さを変えると、各載置部の間隔も可変でき、載置する苗箱の生育した苗の高さに合わせて間隔を調整でき、苗を傷つけることも防止でき、用途に応じた寸法の苗箱運搬器を組み立てることができる。

0016

上記最下段の載置部の下面には、被係合部として略T字形状の凹部を設ける一方、上記上端フレームは棒部材で形成し、該棒部材自体を係合部として上下の積み重ね時に上記被係合部の凹部に係合している。このように、最下段の載置部に被係合部として載置部と一体であるいは別体で凹部を設けると、苗箱運搬器を上下に重ねた際、棒部材である上端フレーム自体が上記凹部に係合するため、左右前後方向からの荷重に対しても耐えうることができ、積み重ね状態を安定して維持できる。なお、上記とは逆に、最下段の載置部の下面に被係合部として略T字形状の凸部を設け、上端フレームの上面には係合部として凹部を設けて苗箱運搬器を上下に重ねて係合部と被係合部を係合させるようにしてもよい。

0017

また、本発明は、上記載置部は棒部材で形成され、長手方向部は端部に向かって湾曲しながら下降して、側方視で略弓形形状に形成している。このように、載置部も棒部材で形成すると、載置部を垂直フレームに溶接することで苗箱運搬器自体を堅牢で軽量に形成できる。また、棒部材の載置部を略弓形形状にすると、一本の棒部材でも、棒部材を苗箱の連続溝に通し、可撓性を有する苗箱の両端が垂れ下がることなく張り詰めた姿勢で積載でき、垂れ下がった苗箱より苗が落下するなどの不具合も防止できる。

0018

さらに、上記最下段の載置部は、長手方向部の下部より被係合部として凸部を下方へ突設すると共に、短方向部の両端側には係止ブラケットを上記長手方向部側に突出する一方、上記上端フレームは、略T字形状の長辺部分の上部を凹形状に形成して係合部にすると共に、上記長手部分の凹形状の両側上端より案内プレートを略水平方向に突出して、上下積み重ね時に、上方の上記凸部を下方の上記案内プレートで案内して上記凹形状の係合部に係合させると共に、上方の上記係止ブラケットを下方の上端フレームの略T字形状の短辺部分に係止する。

0019

上記のように被係合部と係合部を設けると、苗箱運搬器を上下に積み重ねた際に、被係合部と係合部が係合され安定した積み重ね状態を確保できる。また、このように被係合部を凸部、係合部を凹部にすることで、下側の最上段の載置部に載せられた苗箱の苗が被係合部と係合部に挟まれ難くなり、苗箱運搬器の上下積み重ねにより苗が傷つけられるの防止できる。なお、上記とは逆に最下段の載置部の被係合部を凹部にすると共に上端フレームの上面に凸部を設けて係合部にしてもよい。

0020

さらに、本発明は、上記苗箱運搬器を直接載置する台部を、移植機の機体より立設する垂直支柱に取り付け、上記台部には上記苗箱運搬器の固定部を設けている苗箱運搬器用の予備苗台を提供している。移植機は、一般に予備の苗箱を載置する予備苗台を設けているが、上記したように予備苗台の台部に上記苗箱運搬器を直接載置可能にすると、一旦、育苗場から苗箱運搬器に苗箱を積み替えれば、後は、そのまま苗箱運搬器自体を移植機に積み替えることが可能となり、圃場において移植機への苗箱の積み替え回数を削減し、作業者にかかる労力を大幅に低減でき、作業時間も減少して作業効率を向上できる。また、予備苗台の台部には固定部を設けているので、台部に載置した苗箱運搬器を確実に固定できるので、移植作業中に機体の振動を受けても苗箱運搬器が落下するなどの不具合も防止できる。

0021

上記台部は矩形状で、並列配置あるいは/および上下配置で上記垂直支柱に複数取り付けられる。このように移植機の機体に対して回転自在に取り付けられた予備苗台の垂直支柱に対して、左右の並列配置や上下配置で台部を取り付けると、各台部毎に苗箱運搬器を一個づつ確実に載置固定できる。また、台部は矩形状で長手方向部の両端部に固定部を設けると、台部の上面を滑らせながら苗箱運搬器を所定の位置へ載置でき、その上、滑らした最終箇所で確実に載置固定できる。

0022

また、垂直支柱に並列配置のみで台部を取り付けた場合では、上下に積み重ねたまま苗箱運搬器を各台部に載置固定でき、一段と効率的に苗箱の移動を行える。さらに、垂直支柱に上下配置で台部を取り付けた場合では、予備苗台の幅寸法を最小限におさえることができる。なお、矩形状の台部は両側の長辺を上方へ折り曲げて、苗箱運搬器を滑らす際の案内するようにすることが好ましく、また、適用する苗箱運搬器に水平フレームが設けられてない場合は、苗箱運搬器の長手方向部を支持する垂直フレームの下端を案内するガイド溝を台部の中央に設けるようにしてもよい。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、本発明の実施形態にかかる苗箱運搬器を図面を参照して説明する。図1、2は、本発明の第一実施形態にかかる苗箱運搬器10を示し、苗箱運搬器10は組立式であり、板状部材の載置部11−1、11−2、11−3を上下方向に間隔をあけて3段に重ね、各載置部11−1、11−2、11−3における各段の垂直方向で同位置の各端部11−1a〜11−3cを三本の垂直フレーム12−1、12−2、12−3で固定支持している。これら垂直フレーム12−1、12−2、12−3は、上端を最上段の載置部11−3の上面より上方へ苗高さ分突出し、金属製の棒状部材の長辺部分13aと短辺部分13bで略T字に形成された上端フレーム13で連結固定している。

0024

載置部11−1(11−2、11−3も同様)は、長手方向部11−1dと短方向部11−1eを交差させて、長手方向部11−1dの苗箱出し入れ側となる端部11−1kを短方向部11−1eより少し突出した略T字形状で樹脂成形されている。長手方向部11−1dの先端側の端部11−1aおよび短方向部11−1eの両端部11−1b、11−1cには穴部11−1mをそれぞれ穿設し、長手方向部11−1dの上面中央にはガイド凸部11−1fを突設している。ガイド凸部11−1fの高さおよび幅は、図23(A)の苗箱2の連続溝2eに収まる寸法に設定している。

0025

図3(A)にも示すように、ガイド凸部11−1fの略中央には、切欠部11−1gを設けており、切欠部11−1gの切欠長さは、苗箱2の二つの突起2fの突設箇所を結ぶ長さ寸法と対応させている。この切欠部11−1gの先端の端部11−1a側は、上下辺11−1hを垂直にしているが対向する側の辺11−1iは傾斜させている。

0026

載置部11−1の裏面は、図3(B)に示すように、長手方向部11−1dの中央箇所にわたり被係合部の一部として凹部11−1jが一体に形成されている。この凹部11−1jは、上端フレーム13の長辺部分13aが係合部の一部として収まる寸法に設定している。また、最下段の載置部11−1のみには、短方向部11−1eに別体の金属材料で形成された凹部部材17を被係合部の他部として取り付けている。凹部部材17は、上端フレーム13の係合部の他部である短辺部分13bが収まるように凹部17aの幅および深さ寸法を設定しており、両端には、短方向部11−1eの穴部11−1mと連通する挿通穴17bも穿設している。なお、上述した形状の載置部11−1、11−2、11−3は金属板をプレス加工して形成することも可能である。

0027

一方、垂直フレーム12−1、12−2、12−3は、金属製で上端部分にネジ部を設けた芯材14に、スペーサーとして各載置部11−1、11−2、11−3を一定間隔で支持するパイプ部材15を挿通させている。これらパイプ部材15は、苗箱で生育した苗高さに合わせて適宜長さの異なるものを使用することが可能であり、例えば、苗高さが高い時は、長目のパイプ部材15を使用して上方の載置部下面との接触を少なく、或いは、接触しないようにし、苗高さが短い時は、短いパイプ部材15を使用して、苗箱運搬器10の全高を低くおさえることも可能である。

0028

また、載置部11−1の短方向部11−1eの両端を支持する垂直フレーム12−2、12−3には、最下段の載置部11−1より下方にも短寸法のパイプ部材15を挿通している。さらに、載置部11−1の長手方向部11−1dの端部11−1aを支持する垂直フレーム12−1の芯材14の下端14aには、水平フレーム16を取り付けている。水平フレーム16は、金属製の細長板状の部材であり、全体を台形山状に形成して中央箇所16bを上方へ突出させると共に、両端部16aを地面等に接する脚部にしている。なお、中央箇所16bの突出高さは、他の垂直フレーム12−2、12−3の最下方に挿通するパイプ部材15よりも低く設定している。

0029

苗箱運搬器10の組立は、図2に示すように、ガイド筒部15を挟んで上下方向に載置部11−1、11−2、11−3を重ねると共に、最下段の載置部11−1の下面には凹部部材17を配置した状態で、凹部部材17の挿通穴17b、各載置部11−1、11−2、11−3の端部の穴部11−1m、および、ガイド筒部15の内部に垂直フレーム載置部11−1、11−2、11−3の芯材14を挿通している。その後、芯材14の上端14bを上端フレーム13の各端部の設けた穴部13cに挿通してナット18を締結し、苗箱運搬器10を完成している。

0030

このように組立の完成した苗箱運搬器10は、載置部11−1、11−2、11−3の短方向部11−1e、11−2e、11−3eを支持する垂直フレーム12−2、12−3の上下端は、それぞれ金属製の凹部部材17および上端フレーム13の短辺部分13bで連結され、また、先端側の垂直フレーム12−1とは金属製の上端フレーム13の長辺部分13aと連結されることで、所要剛性が確保されている。また、図4に示すように、苗箱運搬器10を地面等の水平面に設置した状態では、垂直フレーム12−2、12−3の下端附近に取り付けたガイド筒部15の高さは、水平フレーム16bの高さより高いので、各載置部11−1、11−2、11−3は、苗箱の出し入れ側となる端部11−1k、11−2k、11−3kを上方にした傾斜状態になっている。

0031

なお、苗箱運搬器10は上記のように組み立てられるので、図9(A)(B)に示すように、芯材14の長さ寸法を長くしたもの、あるいは、短くしたものを使用すると共に、載置部11およびガイド筒部15の数を適宜増減することで、4段の載置部11を有するものや、2段の載置部11を有するものなど、用途に合わせて段数の異なる苗箱運搬器10’、10”を容易に形成できる。また、苗箱運搬器10を工場から出荷する場合には、上記のよう組み立てた状態ではなく、載置部11、垂直フレーム12等毎にバラした部品の状態で梱包することで、容量を小さくし輸送費等の低減を図ることもできる。

0032

苗箱運搬器10に苗箱2を載置するには、図4に示すように、苗箱出し入れ側となる長手方向部11−1dの端部11−1kより、載置台11の上面へ苗箱2の下面2を載置すると共に、図5(A)に示すように、苗箱2の連続溝2eに載置台11−1のガイド凸部11−1fの位置を合わせている。この状態で、苗箱2を載置台11−1の先端側へガイド凸部11−1fに沿わせて、苗箱2の先端が垂直フレーム12−1と当接するまで移動させると、図5(B)に示すように、苗箱2の下面の各突起2fがガイド凸部11−1fの切欠部11−1gに収まり苗箱2の載置が完了している。なお、水平な地面等に設置した苗箱運搬器10では、載置台11−1は、先端側が下方に傾斜しているため、苗箱2を載置台11の上面でスムーズに所定位置まで滑らせることができる。

0033

上記、苗箱2が所定位置で載置台11−1に載置された状態では、苗箱2の連続溝2eにガイド凸部11−1fが収まると共に、苗箱2の下面の突起2fがガイド凸部11−1fの切欠部11−1gに収まっているため、載置台11−1自体が傾斜していることも合わせて、前後左右に苗箱2が動くこともない。さらに、苗箱2は可撓性を有していても、長手方向部11−1dと短方向部11−1eで支持されるので、フラットな安定した状態で載置されている。また、苗箱2を取り出すには、載置時とは逆に、苗箱2を苗出し入れ側より引っ張れば、苗箱2の突起2fが切欠部11−1gの傾斜した辺11−1iに倣ってガイド凸部11−1fの上面へ抜け出るので、そのまま引き出すだけで苗箱2を容易に取り出すことができる。なお、他の載置台11−2、11−3に対する苗箱の出し入れも上記と同様である。

0034

苗箱運搬器10に苗箱2を全て載置すれば、図6のように、一人の作業者Sが両手に苗箱運搬器10を把持することで、一度に6枚の苗箱2を移動運搬することができる。なお、苗箱運搬器10は約2kg程の重量があり、苗箱2は苗が植わっている状態で一枚あたり約3kgあるため、3段の苗箱運搬器10では、苗箱2を3枚載置した状態で約11kgの重量になる。

0035

また、地面やトラックの荷台等で苗箱運搬器10の設置箇所を有効に利用するため、図7(A)(B)に示すように、二つの苗箱運搬器10A、10Bを上下に積み重ねている。積み重ねは、図8に示すように、地面等に設置した下側の苗箱運搬器10Bの係合部となる上端フレーム13Bを、上側の苗箱運搬器10Aの載置台11Aの下面の被係合部となる凹部11Ajおよび凹部部材17Aの凹部17Aaに係合させて、凹部11Ajに上端フレーム13Bの長辺部分13Baを、凹部17Aaの内部に上端フレーム13Bの短辺部分13Bbをそれぞれ収容させている。この状態では、略T字形状の上端フレーム13Bが凹部11Aj、17Aaに係合固定されているため、何れの方向から荷重が加わっても耐えうることができ、上下の積み重ね状態を安定して維持できる。

0036

なお、第一実施形態の苗箱運搬器10は、種々の変形例が可能であり、例えば、図9(C)に示す苗箱運搬器10”’のように、垂直フレーム12−1”’の下端の水平フレームを必ずしも設けなくてもよい。また、上下積み重ね時の係合用の苗箱運搬器10の被係合部と係合の係合関係を上記とは逆にして、最下段の載置台11の下面に略T字形状の凸部を被係合部として設けると共に、上端フレーム13の上面に略T字形状の凹部を係合部として形成し、これらを係合させて上下に積み重ねた苗箱運搬器を係合固定するようにしてもよい。

0037

図10は、本発明の第二実施形態にかかる苗箱運搬器20であり、棒部材で形成される載置部21−1〜4を上下方向に苗高さの寸法分の間隔をあけて4段に重ね、垂直方向で同じ箇所となる各端部21−1a〜21−4cを垂直フレーム22−1〜3で固定すると共に、上方に上端フレーム23を取り付けている。

0038

載置部21−4(21−1、21−2、21−3も同様)は、長手方向部21−4dと短方向部21−4eを溶接して略T字形状に形成されている。長手方向部21−4dの棒部材は、図23(A)の苗箱2の連続溝2eに収まる外径寸法のものを用いており、図11に示すように、垂直フレーム22−1側の先端へ向かってなだらかに湾曲しながら下降する形状、即ち、側方視で略弓形の形状になるように形成されている。また、最下段となる載置部21−1だけは、長手方向部21−1dに被係合部として長手方向部21−1dと同形状の棒部材28bを板部28aを介して取り付けて、下方に突設する凸部28を形成すると共に、短方向部21−1eの両端側には板状片の係止ブラケット29を長手方向部21−1d側へ突設している。

0039

これら載置部21−1、21−2、21−3は垂直フレーム22−1、22−2、22−3に溶接で固定されている。垂直フレーム22−1、22−2、22−3も棒部材で形成されており、長手方向部21−1dの垂直方向の各端部21−1a〜4aを固定する垂直フレーム22−1は一本の垂直棒で形成され、下部には、中央を上方に突出させて両端を脚部にした水平部26を短方向部21−1eと平行に取り付けている。また、短方向部21−1eの端部に固定される垂直フレーム22−2、22−3は一本の棒部材を門形状に屈曲した垂直部分で形成されている。

0040

上記垂直フレーム22−2、22−3を上方で繋ぐ水平部分は、上端フレーム23の短辺部分23bとして用いられており、この短辺部23bの中央箇所と先端側の垂直フレーム22−1の上端を長辺部分23aで連結して、略T字形状の上端フレーム23を形成している。長辺部分23aは、上方が開口した凹形状に形成して、凹溝部23cを設けて係合部にしている。また、長辺部23aの短辺部23bとの接合箇所近辺には、凹溝部23cの両側上端から水平より少しだけ斜め上方へ向かって延出する平板状の案内プレート23dを設けている。なお、上端フレーム23と最上段の載置部21−4との間隔も苗高さ分の寸法があけられている。このように第二実施形態の苗箱運搬器20は、棒部材を溶接等で固定して形成しているため、堅牢で且つ軽量な構成を低コストで実現している。

0041

苗箱運搬器20に苗箱2を載置するには、図11に示すように、苗箱出し入れ側となる垂直フレーム22−2、22−3の間から苗箱2を入れて、苗箱2の連続溝2eに載置部21−2の長手方向部21−2dを嵌め合わせ、そのままの状態で、苗箱2の先端が垂直フレーム22−1と当接するまで移動させて苗箱2の載置が完了している。

0042

この載置状態では、苗箱2は苗箱自体の自重により長手方向部21−1dの形状に合致して大きく湾曲した形状に変形しているので、図12に示すように、この湾曲方向と直交方向に長手方向部21−1dを中心に下方へ撓むことはない(図中、二点鎖線で示す)。また、短方向部21−1eで後端側の苗箱2の短辺2bも支持されているので、苗箱2は安定して載置されている。なお、苗箱2の取出は、苗箱出し入れ側より苗箱2を引き出すことで行っている。

0043

上記のように苗箱2を各段の載置部21に載置すると、一つの苗箱運搬器20で4枚の苗箱2を運搬することが可能となる。また、図13に示すように、二台の苗箱運搬器20A、20Bを上下に積み重ねる場合は、地面等に設置した下側の苗箱運搬器20Bの上方より上側の苗箱運搬器20Aを積み重ねている。

0044

この積み重ねは、下側の苗箱運搬器20Bの上端フレーム23Bの凹溝部23Bcに上側の苗箱運搬器20Aの凸部28Aを係合させると共に係止ブラケット29Aを下側の苗箱運搬器20Bの上端フレーム23Bの短辺部分23Bbに係止して安定した積み重ね状態を確保している。また、下側の苗箱運搬器20Bの垂直フレーム22B−2、22B−3の後方に、上側の苗箱運搬器20Aの垂直フレーム22A−2、22A−3が接触した状態で位置していることも合わせて、上側の苗箱運搬器20Aの左右前後方向から荷重がかかっても、安定した積み重ね状態を維持できる。

0045

また、上記積み重ね時は苗箱2を積載していると、上側の苗箱運搬器20Aの凸部28Aの位置や、下側の苗箱運搬器20Bの凹溝部23Bcの位置が、苗箱2により遮られて直接確認することができない。しかし、図14に示すように、長辺部分23Baには案内プレート23Bdが設けられているので、上側の苗箱運搬器20Aを慎重に位置合わせすることなく、凸部28Aを案内プレート23Bdに載置さえすれば、案内プレート23Bbの上面に倣って凹溝部23Bcへ導いてはまり込み、係合するようにしている。

0046

なお、第二実施形態の苗箱運搬器20も、種々の変形例が可能であり、載置部の段数を適宜増減してもよい。また、図15に示す苗箱運搬器20’のように、垂直フレーム22−1’の下端に水平フレームを必ずしも設けなくてもよく、上端フレーム23’の長辺部分23a’の前後両端幅広の案内プレート23d’を突設するようにして、上下に苗箱運搬器を重ねる際に、凸部の案内が一段と容易且つ確実になるようにしてもよい。さらに、被係合部と係合部の係合関係を上記とは逆にして、最下段の載置部下面に凹部溝部を設けると共に、上端フレームに凸部を形成するようにしてもよい。

0047

図16は、第二実施形態の苗箱運搬器20を載置固定する予備苗台51を前後に備えた移植機50であり、各予備苗台51は、移植機50の機体50aに90度間隔で回転自在に取り付けられている。予備苗台51は、図17に示すように、下端を機体50aに取り付ける垂直支柱52にサブフレーム53−1、53−2を上下二段にわたり下方へ傾斜させて突設し、これらサブフレーム53に台部54−1、54−2、54−3、54−4を取り付けて垂直支柱52に対して並列配置および上下配置にしている。

0048

台部54−1(他の台部54−2、54−3、54−4も同様)は、金属製の矩形状の板状部材より形成されており、両側の長辺部分を底面部54−1aから上方へ折り曲げてガイド壁54−1bを形成している。底面部54−1aは苗箱運搬器20の長手方向および短方向と同等の寸法を確保し、後端54−1fは両端部の角を切り欠いており、下方へ傾斜した前端54−1cには、苗箱運搬器20の水平部26の固定部として逆L字形状弾性片固定ブラケット54−1dを両側に突設している。また、両側のガイド壁54−1bの後端は底面部54−1aとの連続箇所を切り欠いて苗箱運搬器20の最下段の載置部21−1の短方向部21−1eを固定する後端固定部54−1eを形成している。なお、底面部54−1aの中央部分は切り欠いて台部54−1の重量の低減を図っている。

0049

台部54(54−1〜4)に、苗箱運搬器20を載置固定するには、図18に示すように、苗箱運搬器20の水平部26を底面部54aに載置すると共に下方へ傾斜する前端54cに向かって滑らせることで載置している。この際、図19(A)に示すように、水平部26の両端が両側のガイド壁54bに挟まれた状態となって案内され、苗箱運搬器20の姿勢が台部54と同方向に導かれた状態で移動している。また、水平部26が前端54cに到達すると、図19(B)に示すように、水平部26が前端54cの固定ブラケット54dに当接して把持されている。この状態では、図19(C)に示すように、最下段の載置部21−1の短方向部21−1eが後端固定部54eに収まり、苗箱運搬器20は強固に台部54に固定されている。

0050

以下同様に、移植機50の予備苗台51の各台部54に苗箱運搬器20を載置固定している。このようにして育苗場で苗箱2を苗箱運搬器20に一旦載置すれば、トラックへの積み替え、圃場への移動、移植機への積み替え等全ての移動を苗箱運搬器単位で行うことができ、苗箱2の運搬にかかる移動回数を各段階で大幅に削減して、作業者の労力を低減すると共に作業効率を向上させている。

0051

なお、予備苗台51は、上記形態以外にも、移植機の寸法や仕様等に応じて、垂直支柱52に対して台部54を上下配置のみ、あるいは、並列配置のみで設けるようにしてもよい。また、図20に示すように、台部54’を並列配置した予備苗台51’の場合は、一つの台部54’に上下に積み重ねた二台の苗箱運搬器20A、20Bを載置固定でき、台部54の数を低減できると共に一度に二台の空の苗箱運搬器20の取出もできるので作業効率も一段と向上できる。

0052

また、載置固定する苗箱運搬器が図15に示す水平部を設けていない苗箱運搬器20’であれば、図21に示す台部54”のように、底面部54a”に軽量化の切欠を設けずに、中央に案内溝54i”を凹設すると共に、前端中央に切欠輪状の固定ブラケット54d”を設け、先端の垂直フレーム22−1’の下端を案内溝54i”に嵌め込んで苗箱運搬器20’を案内しながら前進させ、固定ブラケット54d”で垂直フレーム22−1’を固定するようにしてもよい。

0053

さらに、載置固定の対象が第一実施形態の苗箱運搬器10であれば、底面部54aの後端両側の切欠および後端固定部54eの開口を大きくするなどして、苗箱運搬器10を載置固定できるようにしてもよい。

発明の効果

0054

上記した説明より明らかなように、本発明の苗箱運搬器を用いると、一台で2から4枚もの苗箱を運搬することが可能となり、育苗場から苗箱を一旦、苗箱運搬器に載置すれば、後は苗箱単体で運搬することもなくなり、苗箱運搬にかかる往復回数等を大幅に低減できる。即ち、作業者が成人男子であれば、4段の苗箱運搬器を両手に持てば、一度の運搬で8枚の苗箱を運搬でき、従来の一枚ずつ運搬していた場合に比べて8倍もの運搬効率を達成でき、作業者の負担も軽減できる。

0055

また、苗箱運搬器は上下に積み重ね可能なので、トラックの積載スペースや設置箇所のスペース垂直的に利用でき、省スペースで多量の苗箱を運搬および保管等を行える。さらに、上下に積み重ねた状態でも、被係合部と係合部の係合により、安定した積み重ね状態を維持でき、上方の苗箱運搬器を落下する等の不具合も防止できる。その上、組立式の苗箱運搬器であれば、用途等に応じて各部品を組み合わせることで容易に段数の変更や各載置部の間隔調整も行うことができ、出荷等の流通ルート上では、バラした部品状態で出荷にすることで、梱包スペースも小さくでき流通コストも低減できる。

0056

また、移植機に上記苗箱運搬器を直接載置固定できる予備苗台を設けると、育苗場で苗箱を、一度、苗箱運搬器に載置すれば、そのままの状態で圃場へ運搬して移植機へ積載できるため、一段と苗箱運搬にかかる労力を低減して運搬効率を向上できる。この場合、予備苗台の台部を並列配置して苗箱運搬器を上下に積み重ねて載置固定可能にすれば、台部の数の削減により予備苗台の軽量化および低コスト化を達成した上で、多量の苗箱運搬器も載置でき、積載性も一台の台部に一台の苗箱運搬器を載置固定した場合と同等に確保できる。

図面の簡単な説明

0057

図1本発明の第一実施形態にかかる苗箱運搬器の斜視図である。
図2第一実施形態の苗箱運搬器の分解斜視図である。
図3(A)は載置部の側方図、(B)は最下段の載置部の底面側からの斜視図である。
図4苗箱運搬器への苗箱の載置状況を示す概略図である。
図5(A)(B)は、苗箱の載置状態を示す要部拡大図である。
図6作業者による苗箱の運搬状況を示す概略図である。
図7(A)(B)は、二台の苗箱運搬器を上下に積み重ねる過程を示す斜視図である。
図8上段の苗箱運搬器の被係合部と下段の苗箱運搬器の係合部との係合状況を示す概略図である。
図9(A)(B)(C)は第一実施形態の変形例の苗箱運搬器の斜視図である。
図10本発明の第二実施形態のかかる苗箱運搬器の斜視図である。
図11第二実施形態の苗箱運搬器への苗箱の載置状況を示す概略図である。
図12苗箱の載置状態を示す要部断面図である。
図13第二実施形態の苗箱運搬器を上下に積み重ねた状態を示す斜視図である。
図14上下積み重ね時における、上側の凸部を下段の凹部に案内する状況を示す概略図である。
図15第二実施形態の変形例の苗箱運搬器の斜視図である。
図16本発明の予備苗台を備えた移植機の側面図である。
図17予備苗台の斜視図である。
図18苗箱運搬器を予備苗台に載置固定する状況を示す概略図である。
図19(A)は苗箱運搬器の水平部の案内状況を示す概略図、(B)は苗箱運搬器の水平部の固定状況を示す斜視図、(C)は苗箱運搬器の載置部の短方向部の固定状況を示す斜視図である。
図20上下に積み重ねた苗箱運搬器を予備苗台に載置する状況を示す概略図である。
図21変形例の予備苗台の台部による苗箱運搬器の固定状況を示す斜視図である。
図22従来の苗箱運搬作業であり、(A)は育苗場からトラックへの積み込み作業の概略図、(B)はトラックから圃場の移植機への積み替え作業の概略図である。
図23苗箱であり、(A)は要部斜視図、(B)は平面図、(C)は(B)におけるA−A断面図である。

--

0058

10、20苗箱運搬器
11−1〜3、21−1〜4 載置部
11−1d〜3d、21−1d〜4d長手方向部
11−1e〜3e、21−1e〜4e 短方向部
12−1〜3、22−1〜3垂直フレーム
13、23上端フレーム
16、26水平フレーム
50移植機
51予備苗台
52垂直柱
53−1、53−2サブフレーム
54−1〜4 台部

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