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技術 紙面への透かし施し方法及び装置

出願人 高千穂商事株式会社
発明者 牧野正男
出願日 2001年2月21日 (19年10ヶ月経過) 出願番号 2001-045172
公開日 2002年8月28日 (18年4ヶ月経過) 公開番号 2002-240410
状態 特許登録済
技術分野 印刷方法 紙(4)
主要キーワード 表裏同一位置 垂直刃 素材原 素材紙 傾斜刃面 形状寸法精度 一致精度 位置規正
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年8月28日)のものです。
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図面 (4)

課題

厚手紙である所定の被印刷用紙紙面に対し、偽造防止に有効なる透かしを施すことを可能ならしめるために、その用紙の表裏両面それぞれから所定の印刷位置への位置精度を高めて透かし印刷を施すこと。

解決手段

透かし施し印刷機に給紙すべき被印刷用紙を、上記透かし施し印刷機における給紙ガイド幅内で偏動することなく移送するように、給紙ガイド幅寸法と被印刷用紙の形状寸法との精度を高める被印刷用紙の形状寸法設定を行ない、次いで該形状寸法設定された被印刷用紙を透かし施し印刷機に供給し、該被印刷用紙の表面に表面透かし印刷を施し、次いで該表面透かし印刷が施された被印刷用紙裏面への裏面透かし印刷を、上記表面透かし印刷位置と対応一致させて行なう。

概要

背景

所定の被印刷用紙に、偽造を防止するための透かしを施す従来法として、例えば抄紙機における加圧ロール加圧力を利用して透かしを入れる透かし施し方法と、紙面への印刷手段を応用して、紙面へ透かしを施す方法とがある。前者の加圧ロールの加圧力を利用する透かし施し方法では、その透かしの模様文字、図形等を変える毎に加圧ロール(型ロール)を作成し、かつ交換しなければならず、このために多大なる費用がかかり経済性の点で問題があった。

また後者の印刷手段を用いる透かしの施し方法では、前記加圧ロールを使用する透かし施し方法に比して、経済性が大幅に高められるという利点を有するが、その反面、印刷すべき透かし付与剤として、透明なる油性インクを使用するために、例えばその油性インクの紙面への付与量が多すぎると、紙面上での滲みが生じ透かし模様等が不鮮明になってしまうこと、また付与量が不足すると透かし模様等の部分が欠落してしまう等のことで、鮮明なる透かし模様等を施し難く、このためにシビアな油性インクの付与量管理が必要となる等の問題点があった。

そこで、この発明者は、上記印刷手法を採用する紙面への透かし施し時において、紙面に対しての油性インクの滲みや、透かし欠落部分の発生を防ぐための紙面への透かしの施し装置を先に出願し、既に特公平3−31593号で公告されかつ特許を得ている。

この特許の要旨は、メタルベース又は版胴の上にクッションシートを介して表面に模様、文字、図形等を形成してなる平版または曲版である版材を固定し、該版材の上側に、該板材の表面に重ね合わせた被印刷用紙を、該版材の表面に押圧するための押圧ロールを配置した構成であって、この構成によれば、クッションシートの作用により、版材の表面に付与されている適量透明インクの全べてが、被印刷用紙の表面よりその内芯部を経て裏面に浸透されることから透明インクが紙面方向へ滲みを生じることのなく用紙の厚さ方向へ浸透し、文字、模様等の透かしを鮮明に施することができるという特徴を有している。

概要

厚手紙である所定の被印刷用紙の紙面に対し、偽造防止に有効なる透かしを施すことを可能ならしめるために、その用紙の表裏両面それぞれから所定の印刷位置への位置精度を高めて透かし印刷を施すこと。

透かし施し印刷機に給紙すべき被印刷用紙を、上記透かし施し印刷機における給紙ガイド幅内で偏動することなく移送するように、給紙ガイド幅寸法と被印刷用紙の形状寸法との精度を高める被印刷用紙の形状寸法設定を行ない、次いで該形状寸法設定された被印刷用紙を透かし施し印刷機に供給し、該被印刷用紙の表面に表面透かし印刷を施し、次いで該表面透かし印刷が施された被印刷用紙裏面への裏面透かし印刷を、上記表面透かし印刷位置と対応一致させて行なう。

目的

本発明は、かかる従来の事実に鑑みてなされたもので、特に厚手紙に対して印刷手法を用いた透かしの施しを有効に行なうことができる紙面への透かし施し方法及びその装置の提供を目的とするものである。

即ち本発明では、厚手の被印刷用紙に透かしを施すに際し、その被印刷用紙の表裏双方からその用紙の表裏同一位置に版材を押し当てて、透かし印刷を行なうために必要となる印刷機内での版材と、用紙表面及び裏面との位置決め精度を高めて、被印刷用紙の両面から同一印刷位置への透かし施しを可能とする透かし施し方法の提供を第1の目的とする。

また本発明では、上記被印刷用紙の位置ずれ仰止手段と印刷手法による紙面への透かし施し手段との組合せにより厚手紙に対して鮮明かつ有効な透かしを施すことを可能ならしめる透かし施し装置の提供を第2の目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

透かし施し印刷機に給紙すべき被印刷用紙を、上記透かし施し印刷機における給紙ガイド幅内で偏動することなく移送するように、給紙ガイド幅寸法と被印刷用紙の形状寸法との精度を高める被印刷用紙の形状寸法設定を行ない、次いで該形状寸法設定された被印刷用紙を透かし施し印刷機に供給し、該被印刷用紙の表面に表面透かし印刷を施し、次いで該表面透かし印刷が施された被印刷用紙の裏面に、上記表面透かし印刷位置と対応一致させて裏面透かし印刷を施すことを特徴とする紙面への透かし施し方法。

請求項2

透かし施し印刷機に給紙すべき被印刷用紙の所定の形状寸法を、上記透かし施し印刷機の給紙ガイド幅寸法と精度良く一致せしめるための形状寸法設定手段と、上記給紙ガイド内に案内されて透かし施し印刷機に供給される被印刷用紙の表面及び裏面のそれぞれ同一部分に透かし印刷を施す透かし印刷手段を備えてなることを特徴とする紙面への透かし施し装置。

技術分野

0001

本発明は、所定の被印刷用紙紙面偽造防止のための透かしを施すための装置であって、特に厚手紙である所定の被印刷用紙の紙面に対し、偽造防止に有効なる透かしを施すことを可能ならしめるために、その厚手用紙表裏両面から透かし印刷を施すことおよびそれら表裏印刷位置の位置精度を高めて厚手紙への透かし印刷を可能ならしめる紙面への透かし施し方法及び装置に関するものである。

背景技術

0002

所定の被印刷用紙に、偽造を防止するための透かしを施す従来法として、例えば抄紙機における加圧ロール加圧力を利用して透かしを入れる透かし施し方法と、紙面への印刷手段を応用して、紙面へ透かしを施す方法とがある。前者の加圧ロールの加圧力を利用する透かし施し方法では、その透かしの模様文字、図形等を変える毎に加圧ロール(型ロール)を作成し、かつ交換しなければならず、このために多大なる費用がかかり経済性の点で問題があった。

0003

また後者の印刷手段を用いる透かしの施し方法では、前記加圧ロールを使用する透かし施し方法に比して、経済性が大幅に高められるという利点を有するが、その反面、印刷すべき透かし付与剤として、透明なる油性インクを使用するために、例えばその油性インクの紙面への付与量が多すぎると、紙面上での滲みが生じ透かし模様等が不鮮明になってしまうこと、また付与量が不足すると透かし模様等の部分が欠落してしまう等のことで、鮮明なる透かし模様等を施し難く、このためにシビアな油性インクの付与量管理が必要となる等の問題点があった。

0004

そこで、この発明者は、上記印刷手法を採用する紙面への透かし施し時において、紙面に対しての油性インクの滲みや、透かし欠落部分の発生を防ぐための紙面への透かしの施し装置を先に出願し、既に特公平3−31593号で公告されかつ特許を得ている。

0005

この特許の要旨は、メタルベース又は版胴の上にクッションシートを介して表面に模様、文字、図形等を形成してなる平版または曲版である版材を固定し、該版材の上側に、該板材の表面に重ね合わせた被印刷用紙を、該版材の表面に押圧するための押圧ロールを配置した構成であって、この構成によれば、クッションシートの作用により、版材の表面に付与されている適量透明インクの全べてが、被印刷用紙の表面よりその内芯部を経て裏面に浸透されることから透明インクが紙面方向へ滲みを生じることのなく用紙の厚さ方向へ浸透し、文字、模様等の透かしを鮮明に施することができるという特徴を有している。

発明が解決しようとする課題

0006

ところが、上記印刷手法を紙面への透かしの施し装置にあっては、版材を被印刷用紙の片面のみに押し当てて、透明インクを被印刷用紙の内芯部を経てその裏面に浸透せしめようとしているものであるから、当然のことながら被印刷用紙が特に厚手紙である場合にその紙厚に影響されて、被印刷用紙への透明インクの浸透量が不足し、厚手紙裏面における透かしの施しが不充分であって有効な透しを印刷手段で行なうことが不可能であるという問題点があった。

0007

即ち、上記特許である透かし施し装置を用いる表面のみによる版材の押し当て手段では、普通用紙の厚さでは問題にはならないが、被印刷用紙の紙厚が例えば300μm前後の厚手紙である場合に、透明インクの付与量に不足を起して、厚手紙の内芯部を経てその裏面まで透明インクを浸透せしめることが困難であって、印刷手段による厚手紙への透かしの施しは不可能である。 また厚手紙の表面側よりその裏面へのインクの浸透性を高めるための手段として、版材へのインクの付与量を増大させることも考えられるが、多量のインクを版材へ付与し、その多量インクを紙面へ転移(印刷)させようとすると、インクは紙の内芯部への進行速度よりも紙面方向へ滲み速度が早く、このために紙表面での滲みが生じやすく、これが原因で厚手紙には鮮明なる模様、文字、図形等の透かしを施すことが不可能であった。

0008

本発明は、かかる従来の事実に鑑みてなされたもので、特に厚手紙に対して印刷手法を用いた透かしの施しを有効に行なうことができる紙面への透かし施し方法及びその装置の提供を目的とするものである。

0009

即ち本発明では、厚手の被印刷用紙に透かしを施すに際し、その被印刷用紙の表裏双方からその用紙の表裏同一位置に版材を押し当てて、透かし印刷を行なうために必要となる印刷機内での版材と、用紙表面及び裏面との位置決め精度を高めて、被印刷用紙の両面から同一印刷位置への透かし施しを可能とする透かし施し方法の提供を第1の目的とする。

0010

また本発明では、上記被印刷用紙の位置ずれ仰止手段と印刷手法による紙面への透かし施し手段との組合せにより厚手紙に対して鮮明かつ有効な透かしを施すことを可能ならしめる透かし施し装置の提供を第2の目的とする。

0011

上記第1の目的を達成するために、本発明の請求項1では、透かし施し印刷機に給紙すべき被印刷用紙を、上記透かし施し印刷機における給紙ガイド幅内で偏動することなく移送するように、給紙ガイド幅寸法と被印刷用紙の形状寸法との精度を高める被印刷用紙の形状寸法設定を行ない、次いで該形状寸法設定された被印刷用紙を透かし施し印刷機に供給し、該被印刷用紙の表面に表面透かし印刷を施し、次いで該表面透かし印刷が施された被印刷用紙の裏面に、上記表面透かし印刷位置と対応一致させて裏面透かし印刷を施す紙面への透かし施し方法であることを特徴としている。

0012

また本発明の請求項2では、透かし施し印刷機に給紙すべき被印刷用紙の所定の形状寸法を、上記透かし施し印刷機の給紙ガイド幅寸法と精度良く一致せしめるための形状寸法設定手段と、上記給紙ガイド内に案内されて透かし施し印刷機内に供給される被印刷用紙の表面及び裏面のそれぞれ同一部分に透かし印刷を施す透かし印刷手段を備えてなる紙面への透かし施し装置であることを特徴としている。

0013

上記請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、被印刷用紙の透かし施し位置に、その被印刷用紙の表裏両面から、透明インクによる透かし印刷を施す両面印刷方法を用いているので、被印刷用紙か厚手紙であっても該厚手紙の内芯部にまで透しインクを浸透せしめることができこれにより厚手紙への透かし施しが有効に行なえる。

0014

また被印刷用紙の形状寸法を、印刷機の給紙ガイド面の寸法と寸分のくるいなく一致するように設定する形状寸法設定手段を具備せしめているので、印刷機内に送り込まれた被印刷用紙の位置精度が高められ、これにより被印刷用紙の表面から施した印刷と裏面から施した印刷との印刷位置の一致精度が高められ、これにより鮮明にして良質の透かしを施すことができる。

0015

さらに本発明では、印刷機内における被印刷用紙への透かし施し位置精度を高めるための手段が、被印刷用紙の形状寸法を設定する形状寸法設定手段のみであって、従来既存の透かし施し印刷機を併用することが可能であることから、印刷機設備の経済性が大幅に高められる。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下に、本発明を図面に示す実施の形態に基いて詳細に説明する。図1は透かし施し装置の全体説明図、図2(イ)、(ロ)は被印刷紙の形状寸法規正機を示した説明図、図3は透かし施し印刷機の一例を示した説明図である。

0017

先ずは、図1において、本発明による透かし施し手順について説明すると、透かしを施すべき多数枚の被印刷用紙は、広幅の原紙を素材紙として、所定の形状寸法となるように断裁し、多数枚の被印刷用紙を準備するのであるが、本発明では、この断裁時において、その断裁寸法が、精度の高い用紙寸法となるように設定する形状寸法設定機1を必要とする。

0018

この形状寸法設定機1の具体的説明は後述するとして、該形状寸法設定機1により所定の形状寸法に断裁加工された被印刷用紙は、表面透かし施し印刷機2の給紙路2Aを経て表面印刷部2B内に供給され、この表面印刷部2B内に送り込まれた被印刷用紙の表面(片面)に透明インクによる透かし印刷が施される。

0019

被印刷用紙の表面に透かし印刷が施された片面印刷用紙3Aは、表面透かし施し印刷機2の排紙路2Cを経て、印刷機外積重ね保持される。かくして被印刷用紙の表面のみに表面透かし印刷が施された片面印刷紙3Aは、裏面透かし施し印刷機2’の給紙路2A’近傍へ移送待機される。この片面印刷紙3Aは、その一枚ずつが裏面透かし施し印刷機2’の給紙路2A’を経て裏面透かし施し印刷機2’内に供給される。

0020

裏面透かし施し印刷機2’内に供給された片面印刷用紙3Aは裏面印刷部2B’内で、その裏面において、上記表面に印刷されている表面透かし印刷部分と同一部分に一致して裏面透かし印刷が施された後、排紙路2C’を経て印刷機外へ送出され、表裏両面に透かし印刷が施された両面透かし印刷紙3B、つまり目的とする透かしが施された用紙がえられるものである。

0021

上記被印刷紙の表面に施した片面印刷紙3Aの表面透かし印刷(形状・模様等)と、その裏面に施すべき裏面透かし印刷(形状・模様等)とをその表裏で一致させることが本発明において、重要な課題であって、この課題を解決するための実施の形態を図2に基いて説明する。

0022

即ち被印刷用紙の表裏両面に施すそれぞれの透かし印刷をその表裏で一致させるための手段として、表裏両透かし施し印刷機の給紙路のガイド幅寸法と、被印刷用紙の形状寸法幅とを正確に一致させることで、その被印刷紙を給紙路に沿って印刷機内へ供給するとき、給紙路と被印刷紙との間及び両印刷機内での版材と被印刷用紙との相対的位置ずれを防止して、印刷機の内部へ表向きで供給した被印刷用紙の表面透かし印刷位置と、印刷機の内部へ裏向きで供給した被印刷用紙の裏面透かし印刷位置とを一致させることができることに着目し、本実施の形態では、印刷機内へ供給すべき被印刷用紙の形状寸法を精度良く断裁するための被印刷用紙の形状寸法設定機1を開発した。

0023

図2において、この形状寸法設定機1として,断裁機を使用するものと研磨材を使用するものとが考えられるが, 先ずは断裁機を使用する形状寸法設定機の実施の形態を図2(イ)(ロ)に基いて説明する。

0024

図2(イ)は、積重ねられた広幅多数枚の被印刷紙を所定の形状寸法となるように断裁する断裁手段の実施例であって、先ず広幅全紙3の多数枚を積重ねた上で断裁刃4を用いて、最終的裁断寸法よりもやや大きめの寸法で一次断裁を行なう。

0025

この一次断裁時において断裁される積重の被印刷紙3の断裁面は、断裁刃4の垂直刃面4Aで切断された切断面5Aと断裁刃4の傾斜面4Bで切断された切断面5Bが生じ、その垂直刃面4Aで切断された切断面5Aは鋭利直線性鏡面性)が得られるものの、断裁刃4の傾斜刃面4Bで切断された切断面5Bでは凸凹となり、直線性(鏡面性)に欠ける切断面となる。この凸凹なる切断面5Bの発生により、断裁された被印刷用紙の形状寸法精度が低下し、このために表裏同一個所への透かし印刷時において印刷位置ずれが生じ、鮮明なる透かしの施しが不可能となる原因となっている。

0026

そこで本実施の形態では、被印刷紙3の四方縁を断裁して所定形状の被印刷用紙を形成するとき、先ずはその被印刷用紙を所定の形状寸法よりもやや大きめの方形用紙に断裁する一次断裁を行ない、次いで、該一次断裁により断裁された一次断裁積重紙3’の四方縁それぞれを、精度の高い設定寸法幅に仕上げるための二次断裁を行ない、正確な所定の形状寸法に仕上げる。

0027

この二次断裁時において、既に一次断裁されて粗寸法に断裁されている積重紙の各切断面が鏡面性である鋭利な切断面となるようにして,被印刷用紙の断裁寸法精度を高めること, つまり金点とすることが必須要件でありこの要件を満たすために本実施例では、図2(ロ)で示すように、一次断裁積重紙3’を二次断裁して、所定寸法の被印刷用紙に各縁を仕上げ断裁するとき、その断裁刃4の垂直刃面4Aが一次断裁積重紙3’の各切断端縁と接するように断裁刃4の向きを規正する。

0028

このように、一次断裁積重紙3’の四方縁を、二次断裁により所定形状寸法のサイズに仕上げるときに用いる断裁刃4の垂直刃面4Aが断裁すべき、一次断裁積重紙の切断端縁と接するように断裁刃4の向きを決めて、二次断裁することにより二次断裁された積重紙の各断裁縁は、鏡面性を有する鋭利な直線性が確保され、これにより形状寸法精度の高い多数枚の各紙葉に断裁仕上することができる。

0029

なお上記実施の形態は、多数枚の積重紙の形状寸法設定加工をするとき、断裁刃を使用する断裁手段で行なう例であるが、例えば使用する素材原紙がロール紙である場合には、図2(ハ)で示すように、幅寸法が設定幅よりも大きくカットされているロール紙6の側面に、回転する研磨材7を当接してロール紙6の端面を所定の寸法幅となるように研磨する研磨機がある。

0030

この研磨材使用の場合は、図示のように、ロール紙の側面を研磨して所定の寸法幅に仕上げることで寸法精度の高いロール紙に加工することができる。尚8は、ロール紙を回転自在に支持する受けローラ、9はロール紙の軸方向位置規正体を示す。

0031

図3は被印刷用紙の表裏それぞれの面に透かし印刷を施すべき上記透かし施し印刷機の2, 2’における印刷部2B, 2B’の一例を示すが、この印刷部2B, 2B’の構成は、前記した特公平3−31593号公報の第1図に記載されているものと同じである。つまり11はメタルベース、12はクッションシート、13は版材、14は被印刷紙、15は押圧ロールであって、その作用は上記公知例と同じであるので、その作用説明を省略する。

0032

なお表面印刷部2Bと裏面印刷部2B’との違いは、表面印刷部2Bにおいて、被印刷紙の表面に透かしを入れるための版材13を具備せしめているものであり、また、印刷部2B’においては、被印刷紙の裏面で、その表面に施しされている表面印刷部2Bの透かしの形態と表裏対称で対応一致する版材13を具備せしめている違であり、双方印刷機の印刷動作については変わりない。

発明の効果

0033

以上に述べたことから明らかになるように、本発明よりなる透かし施し方法及び装置によれば、被印刷紙の表裏両面から同一個所に対して透かし印刷を施することができるので、透かしを施すべき被印刷紙が例えば、数100μmの厚手紙であっても印刷手法を用いた透かしの施しが可能である。

0034

また被印刷紙の形状寸法精度を高めていることから、該被印刷紙の印刷紙内での位置決め精度が高められ、従って、一枚毎の被印刷紙の表裏両面からその被印刷紙の特定同一位置への透かし印刷を行なう印刷位置の精度が高められることから模様、文字、図形等の形状が鮮明にして有効なる透かしを両面印刷手段で施すことができる。

図面の簡単な説明

0035

図1本発明よりなる透かし施し装置の実施の形態を示す説明図。
図2被印刷紙の形状寸法設定時の説明図であって、(イ)は一次断裁時の説明図、(ロ)は二次断裁時の説明図、(ハ)はロール紙の研磨による寸法設定時の説明図。
図3本発明で採用する透かし施し印刷機の一例を示した説明図。

--

0036

(1)...形状寸法設定機
(2)...表面透かし施し印刷機(2')...裏面透かし施し印刷機
(2A),(2A’)...給紙路
(2B)...表面印刷部 (2B’)...裏面印刷部
(2C),(2C’)...排紙路
(3)...広幅全紙(3’)...一次断裁積重紙
(3A)...片面印刷紙 (3B)...両面印作紙
(4)...断裁刃(4A)...垂直刃面
(4B)...傾斜刃面
(5A),(5B)...切断面
(6)...ロール紙 (7)...研磨機
(8)...受けローラ(9)...ロール紙の軸方向位置規正体
(10)...メタルベース(11)...クッションシート
(12)...版材(13)...被印刷紙
(14)...押圧ロール

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