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技術 用紙処理装置

出願人 株式会社リコー
発明者 服部稔
出願日 2001年2月22日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2001-046992
公開日 2002年8月28日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2002-239989
状態 特許登録済
技術分野 穴あけ、型抜、切断刃以外の手段による切断 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他
主要キーワード 押し上げカム 搬送駆動装置 設定パルス パンチ挿入孔 長尺サイズ プレスパンチ 正面斜め 同期完了後
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年8月28日)のものです。
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図面 (17)

課題

穿孔処理時搬送状態を制御して生産性の向上を図ることができる用紙処理装置を提供する。

解決手段

用紙出力装置側から排出される用紙を入口部から排紙部へと搬送し、排紙する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される用紙に穿孔処理を行う穿孔手段を備えた用紙処理装置において、穿孔処理時には、前記搬送手段の穿孔手段に対応する部分の搬送動作を停止し、他の部分は搬送動作を行いながら穿孔処理を実行させる。

概要

背景

近年、画像形成装置デジタル化高生産性化が進み、搬送速度が大きくなっている。その結果、搬送される用紙間隔はますます小さくなってきている。一方、用紙処理の一つに用紙に対して穿孔する穿孔装置があるが、この穿孔装置としてプレスパンチ装置が知られている。プレスパンチ装置は用紙を一旦停止させてパンチ穿孔を行うが、用紙の停止に際しては、用紙の搬送駆動装置の駆動自体を停止させている。プレスパンチは用紙を停止して穿孔するため、用紙を搬送しながらパンチ穿孔するロータリーパンチよりパンチ穴位置精度が高く、穴位置バラツキも少ない。プレスパンチ装置はロータリーパンチ装置より安価であるという利点があるが、ロータリーパンチ装置とは異なり、用紙を一旦停止して穿孔する必要があるので、前記のような高速の画像形成装置には対応が難しいという欠点がある。

この欠点を解消するために用紙の搬送駆動手段をパンチ処理装置を挟んで独立に2つ設け、パンチ穿孔停止中に前段の駆動手段を独立駆動し、後続用紙受入れとパンチ穿孔を並列処理可能とした装置が知られている。

概要

穿孔処理時搬送状態を制御して生産性の向上を図ることができる用紙処理装置を提供する。

用紙出力装置側から排出される用紙を入口部から排紙部へと搬送し、排紙する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される用紙に穿孔処理を行う穿孔手段を備えた用紙処理装置において、穿孔処理時には、前記搬送手段の穿孔手段に対応する部分の搬送動作を停止し、他の部分は搬送動作を行いながら穿孔処理を実行させる。

目的

本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、穿孔処理時の搬送状態を制御して生産性の向上を図ることができる用紙処理装置を提供することにある。

また、本発明の他の目的は、穿孔時にスムーズに先行用紙を排出し、パンチ穿孔する用紙の受入れを妨げないようにすることができる用紙処理装置を提供することにある。

そこで、本発明のさらに他の目的は、は排紙駆動、前段の搬送駆動が同期するまでは排紙駆動を解除して用紙を前段の搬送駆動速度でスムーズに搬送することができるようにすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

用紙出力装置側から排出される用紙を入口部から排紙部へと搬送し、排紙する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される用紙に穿孔処理を行う穿孔手段とを備えた用紙処理装置において、穿孔処理時には、前記搬送手段の穿孔手段に対応する部分の搬送動作を停止し、他の部分は搬送動作を行いながら穿孔処理を実行させることを特徴とする用紙処理装置。

請求項2

前記搬送手段は、入口駆動部、排紙駆動部および入口部から排紙部に至る搬送駆動部の独立した3つの駆動部を備え、穿孔処理時、入口駆動部および排紙駆動部の動作は続行し、前記搬送手段の穿孔手段に対応する搬送駆動部の動作のみ停止することを特徴とする用紙処理装置。

請求項3

排紙駆動部の用紙への搬送力の伝達を解除する駆動力伝達解除手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の用紙処理装置。

請求項4

前記搬送力伝達解除手段が、用紙を排紙駆動部で排紙方向に案内する排紙ガイド板と、この排紙ガイド板に設けられた従動ローラとからなり、穿孔処理時に前記排紙ガイド板を開放することにより用紙への駆動力の伝達を解除することを特徴とする請求項3記載の用紙処理装置。

請求項5

前記排紙ガイド板の開放動作は、穿孔処理時に搬送駆動部の動作が停止した際、用紙が排紙駆動部まで跨る用紙サイズあるいは用紙先端が排紙駆動部の直前で停止する場合に行われることを特徴とする請求項4記載の用紙処理装置。

請求項6

穿孔処理時、先行用紙排紙後、直ちに排紙駆動部の搬送速度を搬送駆動部の搬送速度と同期させることを特徴とする請求項4または5記載の用紙処理装置。

技術分野

0001

本発明は、用紙に対して穿孔を含む用紙処理を行う用紙処理装置係り、用紙処理装置単体で、または複写機プリンタファクシミリ印刷機などの用紙出力装置に一体もしくは別体に組み込まれ、さらには、前記用紙出力装置に付設されて前記機能を実現する用紙処理装置に関する。

背景技術

0002

近年、画像形成装置デジタル化高生産性化が進み、搬送速度が大きくなっている。その結果、搬送される用紙間隔はますます小さくなってきている。一方、用紙処理の一つに用紙に対して穿孔する穿孔装置があるが、この穿孔装置としてプレスパンチ装置が知られている。プレスパンチ装置は用紙を一旦停止させてパンチ穿孔を行うが、用紙の停止に際しては、用紙の搬送駆動装置の駆動自体を停止させている。プレスパンチは用紙を停止して穿孔するため、用紙を搬送しながらパンチ穿孔するロータリーパンチよりパンチ穴位置精度が高く、穴位置バラツキも少ない。プレスパンチ装置はロータリーパンチ装置より安価であるという利点があるが、ロータリーパンチ装置とは異なり、用紙を一旦停止して穿孔する必要があるので、前記のような高速の画像形成装置には対応が難しいという欠点がある。

0003

この欠点を解消するために用紙の搬送駆動手段をパンチ処理装置を挟んで独立に2つ設け、パンチ穿孔停止中に前段の駆動手段を独立駆動し、後続用紙受入れとパンチ穿孔を並列処理可能とした装置が知られている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、このような搬送駆動手段を2つ設けた装置では、用紙の排紙は用紙後端排紙コロを通過してから一般に数100ms程度回転(用紙落下待ち時間)して用紙後端を蹴り落とさないと用紙後端が排紙コロに引っ掛かったり、後端コロエンドフェンスに残ったままになったりしてスタック不良が発生してしまうことがある。また、高速、高PPMあるいは用紙間隔が小さい場合、このように搬送駆動を2つ設けた装置でも後続用紙との間隔を詰めながら穿孔処理を行うので、先行用紙の排紙落下待ち時間内に後続用紙のパンチ停止を行わねばならず、先行用紙の排出が完全に行えないという問題が発生する。さらに後続用紙の搬送駆動と後段の排紙駆動を別駆動にした場合でも、長尺サイズの用紙は後段の駆動に跨ってしまうのでパンチ停止中、排紙駆動も停止する必要がある。

0005

一方、用紙穿孔技術として例えば特開平9−110235号公報に開示されている発明も知られている。この発明では、パンチ穿孔時、用紙の排紙駆動手段の駆動を止めて穿孔を行うので、先行用紙の排出が後続用紙の受入れ搬送に間に合わなくなり、用紙間隔が小さい画像形成装置に対して処理に限界がある。

0006

本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、穿孔処理時搬送状態を制御して生産性の向上を図ることができる用紙処理装置を提供することにある。

0007

また、本発明の他の目的は、穿孔時にスムーズに先行用紙を排出し、パンチ穿孔する用紙の受入れを妨げないようにすることができる用紙処理装置を提供することにある。

0008

また、先行用紙の排紙完了後(用紙落下待ち時間経過後)、パンチ停止終了までに前段搬送部駆動と同期することができないとパンチ穿孔した用紙の搬送が行えず、後処理生産性が落ちるという問題がある。

0009

そこで、本発明の他の目的は、は排紙完了と同時にすぐに排紙駆動を前段の搬送駆動に同期させる制御を行うことにより、生産性を落とさないようにする。

0010

さらに、搬送されてくる用紙間隔が小さい場合、先行用紙の排紙完了以前に後続用紙のパンチ穿孔終了後の搬送が再開されるタイミングとなる場合がある。この時排紙駆動と前段の搬送駆動の速度が同期する前に排紙開閉ガイド板を閉じて排紙駆動をかけると速度差による用紙のたわみ、引き合いによる不具合しわ、画像こすれ、紙詰まり等)が発生する。

0011

そこで、本発明のさらに他の目的は、は排紙駆動、前段の搬送駆動が同期するまでは排紙駆動を解除して用紙を前段の搬送駆動速度でスムーズに搬送することができるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0012

前記目的を達成するため、本発明は、用紙出力装置側から排出される用紙を入口部から排紙部へと搬送し、排紙する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される用紙に穿孔処理を行う穿孔手段を備えた用紙処理装置において、穿孔処理時には、前記搬送手段の穿孔手段に対応する部分の搬送動作を停止し、他の部分は搬送動作を行いながら穿孔処理を実行させるようにした。

0013

この場合、前記搬送手段は、入口駆動部、排紙駆動部および入口部から排紙部に至る搬送駆動部の独立した3つの駆動部を備え、穿孔処理時、入口駆動部および排紙駆動部の動作は続行し、前記搬送手段の穿孔手段に対応する搬送駆動部の動作のみ停止する。また、排紙駆動部の用紙への搬送力の伝達の解除は、排紙ガイド板によって行う。具体的には、前記搬送力の伝達の解除は穿孔処理時に前記排紙ガイド板の開放動作し、排紙ガイド板に取り付けられた従動ローラ駆動ローラへの圧接を解除することによって行う。

0014

また、排紙ガイド板の開放動作は、穿孔処理時に搬送駆動部の動作が停止した際、用紙が排紙駆動部まで跨る用紙サイズあるいは用紙先端が排紙駆動部の直前で停止する場合に実行する。

0015

さらに、穿孔処理時、先行用紙排紙後、直ちに排紙駆動部の搬送速度を搬送駆動部の搬送速度と同期させ、排紙駆動部と前段の搬送駆動部との同期完了後、排紙ガイド板を閉じるようにする。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

0017

図1は複写機に接続された用紙処理装置としての用紙後処理装置概略構成を示す図である。この図を参照し、各部の構成と動作について説明する。

0018

用紙後処理装置200は画像形成装置としての複写機100の用紙排出口に接続されている。これにより、複写機本体100から排出されたコピー用紙は用紙後処理装置200の入り口ガイド板201から、搬送ローラ202,203によって用紙後処理装置200内に搬送される。分岐爪211,221の上流側には周知のプレスパンチ502が設けられ、複写機100側から穿孔動作の指示があれば、プレスパンチ502を駆動して用紙の所定位置(用紙後端部)に穿孔する。

0019

前記複写機本体100の図示しない操作部においてノンステイプルモードが選択された場合は、用紙は分岐爪211,221を通過して(通常、前記分岐爪211,221はノンステイプル搬送経路220方向に位置している)排紙ローラ223によって下側積載トレイ301または上側積載トレイ321に排出され積載される。このとき、排紙ガイド板231は閉じた状態にあり、排紙コロ223aは排紙ローラ223に当接している。前記下側積載トレイ301及び上側積載トレイ321はそれぞれ独立した図示しない駆動部により昇降移動可能に設けられており、それぞれ前記排紙ローラ223の用紙排出位置に移動可能である。選択される排出モードによって前記下側積載トレイ301および前記上側積載トレイ321が移動して、積載トレイを切り替えることが可能となっている。また、この用紙後処理装置200には、割り込みトレイ214が設けられており、前記複写機100本体の図示しなし操作部において割り込みトレイ排出モードが選択された場合、前記分岐爪211が回転し、用紙は割り込みトレイ搬送経路210に搬送され、排紙ローラ213によって前記割り込みトレイ214に排出され、積載される。

0020

前記複写機本体100の操作部においてステイプルモードが選択された場合は、前記分岐爪221が動作して用紙をステイプル搬送経路240に搬入させ、搬送ローラ241によってステイプル搬送経路240をステイプルトレイ402側に搬送し、さらに用紙はステイプルトレイ排出ローラ244によってステイプルトレイ402側に排出され、ステイプルトレイ402上に積載される。前記ステイプルトレイ402に排出された用紙はたたきコロ250によって用紙1枚毎に前記ステイプルトレイ402の下方向に落とされ、用紙後端基準フェンス410に押し当てられ、用紙後端が整合され、更にジョガーフェンス422によって1枚毎に用紙幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の整合が行われる。なお、ステイプルトレイ402は用紙揃え、中綴じステイプル)、中折りなどの各機能を実行するときに使用され、用紙処理トレイとして機能する。

0021

モード選択時に前記操作部から端綴じがさらに選択された場合は、前記排紙ガイド板231がカム234の回転によってリンク233を介して開いた状態にあり、用紙後端の綴じを選択した場合は前記ジョガーフェンス422によって最終紙が整合された後、端面綴じステイプラ401によって用紙束後端の所定の位置に1個所、または2個所の綴じ処理が施される。そして、綴じ処理が施された用紙束は後述の図14および図15に示す放出ベルト424と一体になった放出爪423によって、少なくともその先端部が前記排紙ローラ223位置に達するまで持ち上げられる。その後、前記排紙ガイド板231がカム234の回転によって閉じた状態になり、排紙ガイド板231の自重によって前記排紙ローラ223に加圧され、用紙束は前記排紙ローラ223によって前記下側積載トレイ301または上側積載トレイ321に排出され、積載される。

0022

なお、用紙搬送駆動駆動源ステップモータであり、制御上1パルス当たり搬送距離が分かる。これにより用紙を正確にパンチ穿孔位置に停止させることができる。本実施形態では360mm/sの搬送速度で搬送し、1パルスあたり約0.09mmの分解能で搬送距離を制御できるようなギヤ比に設定してある。本実施形態での搬送駆動は図2に示すように搬送ローラ202を駆動する入口駆動部A、搬送ローラ203,212,213,222,241を駆動する搬送駆動部B、排紙ローラ223を駆動する排紙駆動部C、搬送ローラ242,243,244を駆動する下搬送駆動部Dとに分かれており、各駆動部A,B,C,D単独で駆動できるように構成されている。また、ステイプルトレイ402の上方には、折りプレート466と折りローラ対451,452とが設けられ、用紙束の中折りを行うときには、前述の放出爪423で持ち上げられ、先端部を排紙ローラ対223,223aで挟持された用紙束の折り位置を折りプレート466で折りローラ対451,452側に押し込み、折りローラ451,452のニップで折り目を付けて2つ折りにした状態で下側積載トレイ301に排紙する。なお、折りに関する事項は公知なので、詳細な説明は省略する。

0023

図3は本実施形態に係る前述のプレスパンチ502の斜視図である。同図から分かるようにプレスパンチ502はパンチ13と回転軸15と駆動カム17とカムホルダ18とを備えており、前記用紙後処理装置200のケーシングに下ブラケット11を介してネジ止めされている。この下ブラケット11には略コ字形の上ブラケット12がねじ11aで固定されており、この上ブラケット12との間に用紙が通り抜けることができる程度の隙間が形成され、パンチ穿孔する用紙を一時的に保持するようになっている。なお、下ブラケット11には、パンチ13と同軸位置にパンチ13より少し大きめの図示しない穴が穿設されており、パンチ13下端刃先部分が下ブラケット11を貫通できるようになっている。上ブラケット12は中央部側の平面部12aとこの両側に起立する壁面部12bとから構成されている。

0024

平面部12aには、軸受14が圧入され、両壁面部12bには、回転軸15を回転自在に支持するためのベアリング16が取り付けられている。軸受14には、各パンチ13の上下動作ガイドするためにパンチ挿入孔が形成されている。回転軸15には図示しない平行ピンを挿入するための孔が設けてあり、その平行ピンを介して駆動カム17が取り付けられている。このように、駆動カム17を平行ピンで取付けているため、回転軸15は、駆動カム17との間に若干の遊びがあり、駆動カム17に設けたパンチ13が軸受14のパンチ挿入孔から多少ずれても、そのずれを容易に吸収して組み付けられるようになっている。

0025

図4および図5は駆動カムを説明するための斜視図である。これらの図に示すように、駆動カム17はパンチ13を押し下げるためのカム(以下、「押し下げカム」と称す)17aと、パンチ13を押上げるためのカム(以下、「押し上げカム」と称す)17bとの2種のカム面同軸上に、隣接して形成されている。このうち、押し下げカム17aは、回転軸15を270度かけて回動させて、つまり、ゆっくりとパンチ13を押し下げることができるカム面を有している。一方、押し上げカム17bは回転軸15を90度回動させて、つまり、一気にパンチ13を持ち上げるように形成されている。なお、図4において、符号17cはパンチ13が最降下した下死点に達した時に、この駆動カム17の押し下げカム17aが次に説明するカムホルダ18に当接する面(以下、「中立面」と称す)を示す。

0026

図6ないし図8はカムホルダ18を示す図で、図6はカムホルダ18を正面斜め下側から見た斜視図、図7はカムホルダを背面斜め上側から見た斜視図、図8はカムホルダの正面図である。カムホルダ18は、これらの図から分かるように略箱型に形成されており、駆動カム17の外周を取り囲むように設けられている。このカムホルダ18には、駆動カム17の押し下げカム17aと接触する第1接触面18a、押し上げカム17bと接触する第2接触面18bが形成されている。さらに、このカムホルダ18の側面には、駆動カム17の回転運動により上下のブラケット11,12に向けて往復運動できるようにするとともに、そのガイドとなる長孔状の切り欠き18cが形成されている。この切り欠き18cには、カムホルダ18の水平方向への回転を阻止する機能も付与されている。

0027

このカムホルダ18は、駆動カム17側の押し下げカム17aがカムホルダ18の床側の第1接触面18aに接触した時に下方へ押し下げられ、逆に駆動カム17の押し上げカム17bがカムホルダ18の天井部分のうち左右両側部分から下がった第2接触面18bに接触したときに上方へ持ちあげられるようになっている。なお、このカムホルダ18の底面部分には、パンチ13を取り付けるための溝18d,18h,18fと位置決めのための孔18e,18i,18gが形成されている。

0028

パンチ13は、圧入された軸受14にガイドされながら上下方向に往復運動するカムホルダ18とともに一体に上下運動しながら用紙等にパンチ孔をあける。そのため、このパンチ13は図9および図10に示すように、下端に刃先が設けられ、上部には溝18d,18h,18fに係合状態で挿入・装着させるためのくびれた首部13cが形成されている。この実施形態では、頭部13dが前記溝18dと18gに挿入され、首部13cが前記孔18eと18gにそれぞれ係合している。この状態を図11および図12に示す。なお、これらの図はパンチ13をカムホルダ18に2本装着し、4個のパンチ孔を穿孔するときの状態を示す図で、図11はパンチ13を下から見た斜視図、図12図11の正面図である。また、前記パンチ13の刃先の下端部は凹面状に形成され、その最上部13bとこの最上部13bを挟んで両端部に鋭く突出したエッジ状最下部13aとを備えている。

0029

複写機100で画像形成され、用紙後処理装置200内を搬送される用紙は、図3に示すプレスパンチ502を通過する際に、パンチ処理が行われる。このパンチ処理がなされる用紙がプレスパンチ502へ搬送されてくるのに先立ち、パンチ13は、用紙の搬送動作の邪魔にならないように駆動カム17のうち押し上げカム17bによって持ち上げられた状態で待機している。このときの駆動カム17の回動姿勢(押し上げカム17bが鉛直上向きの状態)をホームポジション(以下、「HP」と略称する)とする。用紙はパンチ穿孔される搬送位置(以下、「処理位置」と称する)で一時停止するように制御されており、用紙がその処理位置に停止すると、駆動力を伝達するためのクラッチ(不図示)をONし、図示しない駆動源であるモータからの駆動力が回転軸15に伝達され、この回転軸15が前述の平行ピン(不図示)を介して駆動カム17を回転させる。

0030

駆動カム17が回転し始めると、駆動カム17のうち押し下げカム17aによってカムホルダ18の第1接触面18aが徐々に下方へ押し出されていく。この駆動カム17によってカムホルダ18が押し下げされると、カムホルダ18と一体のパンチ13も押し下げられる。駆動カム17の回動動作によってパンチ13の刃先部分が用紙に接触した時点で徐々に穿孔が行われていく。この穿孔動作はパンチ13の刃先において、エッジ13aから最上面部13bまで移動することにより行われる。この穿孔動作が完了すると、駆動カム17はさらに回動し、270度回動したところでパンチ13が下死点に達する。このときパンチ13のストローク量が最大となるとともに、駆動カム17は押し下げカム17aの中立面17cでカムホルダ18の第1接触面18aを押し下げることになる。

0031

このようにして、回転軸15およびこれと一体に回動する駆動カム17による270度の回動動作により押し下げられたパンチ13は、駆動カム17による残り90度の回動動作により、押し上げカム17bに第2接触面18bが一気に持ち上げられる。従って、これと一体のパンチ13も用紙から離脱して上方に持ち上げられていき、HPに復帰する。なお、この過程で用紙に穿孔し終えたパンチ13は、ゆっくりと初期位置へ戻っても、素早く一気に戻っても、すでに形成している穿孔には何ら影響を及ぼすことがないから、できるだけ速くHPに戻すことにより、一巡するパンチ処理時間の短縮化を図っている。

0032

図13は複写機100と用紙後処理装置200の制御構成の概略を示すブロック図である。同図において、用紙後処理装置200の制御系は、CPU51とドライバ52とから主に構成されている。CPU51は複写機100本体に設けられたCPU50とインターフェイス53を介して相互に通信が行われる。CPU51には、前記入口センサ501や排紙センサ235などの各種センサ54から検出情報が入力され、また、処理のための各種データやプログラムが格納されたROM55が接続されている。前記ドライバ52は、入口駆動モータ56、搬送駆動モータ57、排紙駆動モータ58、パンチ駆動モータ59、電磁クラッチ60、その他の各モータ61および駆動用の各ソレノイド62をCPU51の制御指令に基づいて駆動する。入口駆動モータ56は前述の入口搬送部Aの搬送ローラ202を駆動し、搬送駆動モータ57は搬送駆動部Bの搬送ローラ203,212,213,222,241を駆動し、排紙駆動モータ58は排紙駆動部Cの駆動ローラ223を駆動する。また、ここでは図示していないが、下搬送駆動部Dの各搬送ローラはモータ61によって駆動されている。

0033

用紙にパンチ処理を行い、綴じ処理を行わずに搬送路220を通り、トレイ301に排出する場合について図14および図15ならびに図16を参照して説明する。図14および図15は搬送路220に沿って用紙503および504が移動するときの状態を示す動作説明図、図16はそのときの動作手順を示すフローチャートである。

0034

複写機100からの起動信号により用紙後処理装置200が起動し、用紙後処理装置200の各駆動部は複写機100の用紙搬送速度と同じ第1の搬送速度(本実施形態では360mm/sとしている)で駆動され、用紙の受入れ準備をする。このとき前記排紙ガイド板231は閉じた状態で用紙に搬送駆動が伝わるようにしてある(図15)。複写機100の用紙搬送速度は起動信号とともに速度情報が用紙後処理装置200へ送信される。複写機100の排紙ローラ101から用紙先端が排出されると同時に複写機100から用紙後処理装置200へ先端排紙信号(用紙先端が本体排紙ローラ101を通過したという情報)が送信される。このとき同時に複写機100から用紙サイズ、パンチ、綴じ等を行うか否か等の情報も送信される。

0035

本体100から排出された用紙は用紙後処理装置200の入口ガイド板201を通り、入口駆動部Aで駆動される入口搬送ローラ202によって用紙後処理装置200に搬入されて行く。用紙後端が複写機100の排紙ローラ101を通過し終えると同時に複写機100から用紙後処理装置200へ後端排紙信号(用紙後端が排紙ローラ101位置を通過したという情報)が送信される(ステップS1)。この情報を用紙後処理装置200が受信すると用紙後処理装置200は、前記入口駆動部A、搬送駆動部B、排紙駆動部Cをパンチ処理時間を稼ぐべく第2の搬送速度まで増速して用紙を搬送する(ステップS2)。本実施形態では第2の搬送速度は800mm/sに設定している。なお第1、第2の搬送速度は装着される複写機100の搬送速度や排紙PPMにより任意に変更することができるようにしてある。例えばパンチ処理に要する時間に対して複写機100から排出されてくる用紙が高速、高PPM、あるいは用紙間隔が小さい場合は第2の搬送速度を高速にして第1の搬送速度との差を大きくし、より多くパンチ処理時間を稼ぐようにする。またパンチ処理に要する時間に対して複写機100から排出されてくる用紙が低速、低PPM、あるいは用紙間隔が大きい場合は、第2の搬送速度と第1の搬送速度との差を小さくして、低速で搬送する。これにより、用紙の搬送中のスリップ、モータの減速・停止時のオーバーラン等による用紙のパンチ停止位置ずれを小さくでき、パンチ穴位置精度を向上させることができる。

0036

複写機100から排紙され、用紙後処理装置200に導入された用紙の後端を入口ローラ202の搬送方向上流側に設けられている入口センサ501が検知すると、搬送駆動モータに送るパルス数カウントし、用紙後端が入口ローラ202を通過すると任意のタイミングで入口駆動部Aは第1の搬送速度まで減速し、続けて搬送されてくる後続用紙の受入れに備える。この入口ローラ202の通過は入口センサ501のオフによって検出する。

0037

搬送駆動部Bは、用紙後端が入口ローラ202を通過すると(ステップS3)、任意のタイミングであらかじめ設定してある任意のパルス数または時間で搬送速度を減速し、用紙を穿孔位置に停止させる(ステップS4)。排紙駆動部Cは、用紙が連続して送られてきた場合に先行用紙を排紙するために入口駆動部Aと同様に第1の搬送速度に減速させる。各駆動部A,B,Cの減速パルス数、または減速時間はあらかじめ設定してあるので正確に用紙をパンチ穿孔位置に停止させることができる。また、搬送速度を減速して用紙を停止させるので停止位置のずれ、停止位置のばらつきを小さくできる。

0038

用紙が停止すると(ステップS5)、前述のプレスパンチ502の回転軸15に駆動モータの駆動力を伝達するクラッチをONし(ステップS6)、プレスパンチ502による穿孔が行われる。この間、搬送駆動部Bは駆動停止状態にあるが、入口駆動部Aは後続用紙の受入れのため、また、排紙駆動部Cは先行用紙を完全に排紙するためにそれぞれ第1の搬送速度で駆動されている。パンチ穿孔が終了すると(ステップS7)、搬送駆動部Bは搬送速度を第1の搬送速度に加速し、同時に搬送ガイド板231を閉じて入口駆動部Aと同期させて後続紙を受入れて搬送する(ステップS8、S9、S10、S11)。

0039

なお、先のパンチ穿孔された用紙503は搬送ローラ222、排紙ローラ223で搬送、排出されるが下側積載トレイ301あるいは上側積載トレイ321に排出する時、用紙のスタック性を良くするために用紙後端が排紙ローラ223を抜ける時に排紙ローラ223は減速され、用紙503後端が排紙ローラ223を抜けてから数100ms程度用紙後端を掻き落とすべく減速したまま回転させる。すなわち、加速が終了して(ステップS11)設定パルス搬送が完了すると(ステップS12)、排紙ローラ223を第1搬送速度まで減速する(ステップS13)。そして、排紙センサ235が用紙後端を検知すると(ステップS14)、用紙サイズを判定する(ステップS15)。なお、前記減速したまま回転させておく時間は、いわゆる用紙の落下待ち時間である。

0040

この時、用紙後処理装置200が搬送速度が高速で用紙間隔の小さい複写機100に装着されている場合、後続のパンチ穿孔する用紙504の搬送方向寸法長尺で、パンチ停止した時に用紙先端部分が排紙ローラ223まで達して搬送ローラ222との駆動に跨る場合や用紙504先端が排紙ローラ223のニップに近い位置まで達する場合は、落下待ち時間が経過する以前に後続の用紙504先端が排紙ローラ223に達するので、前段の搬送ローラ222との速度差により用紙の弛み、またタイミングによっては引っ張り合いが発生してしまう。この不具合を防ぐために先行する用紙503の後端が排紙ローラ223のニップを抜けると同時に、排紙ガイド板231がカム234の回転によってリンク233を介して開けられ、排紙ローラ223の駆動(223aは従動ローラ)を解除し(ステップS14、S15、S17、S18)、後続用紙が排紙ローラ223の速度差による影響を受けないようにスリップさせて後続用紙のパンチ穿孔を行う。

0041

そして、先行用紙の落下待ち時間経過と同時に排紙ローラ223を前段の搬送ローラ222と速度が同期するようにし、同期完了と同時に排紙ガイド板231がカム234の回転によって閉じた状態に復帰する。この開閉ガイド板231の復帰は、図15に示すように後続のパンチ穿孔済み用紙後端が搬送ローラ222を通過する以前に完了させるように制御する。また、パンチ停止時に用紙が搬送駆動部Bと排紙駆動部Cに跨らない用紙サイズの場合は、図14に示すようなパンチ停止時の排紙ガイド板231の開放は不要であるので、そのまま排紙する(ステップS16)。ただし、パンチ穿孔後に後続用紙504先端が排紙ローラ223に達する以前に搬送駆動部Bと速度同期できるようにしなければならない。

発明の効果

0042

以上のように請求項1記載の発明によれば、穿孔処理時には、前記搬送手段の穿孔手段に対応する部分の搬送動作を停止し、他の部分は搬送動作を行いながら穿孔処理を実行させるので、穿孔状態においては用紙は停止していることから精度良く確実に穿孔することができ、穿孔を終了した時点ですぐに用紙の搬送を継続することが可能になる。これによって穿孔処理の生産性を高めることができる。

0043

請求項2記載の発明によれば、搬送手段は、入口駆動部、排紙駆動部および入口部から排紙部に至る搬送駆動部の独立した3つの駆動部を備え、穿孔処理時、入口駆動部および排紙駆動部の動作は続行し、前記搬送手段の穿孔手段に対応する搬送駆動部の動作のみ停止するので、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができる。

0044

請求項3記載の発明によれば、排紙駆動部の用紙への搬送力の伝達を解除する排紙ガイド板を備えているので、用紙が穿孔停止中に排紙駆動部に跨るサイズの場合でも搬送力の伝達を解除することにより先行用紙の排紙を妨げることがなくなり、穿孔処理の生産性を高くすることができる。

0045

請求項4記載の発明によれば、搬送力の伝達の解除が穿孔処理時に排紙ガイド板の開放動作によって行われるので、搬送力の伝達の解除を排紙ガイド板の開放動作のみで実行することが可能になり、制御が簡単であるとともに迅速に動作させることができる。

0046

請求項5記載の発明によれば、排紙ガイド板の開放動作は、穿孔処理時に搬送駆動部の動作が停止した際、用紙が排紙駆動部まで跨る用紙サイズあるいは用紙先端が排紙駆動部の直前で停止する場合に実行されるので、穿孔停止中に排紙駆動部に跨るサイズの場合でも先行用紙の排紙を妨げることがなく穿孔処理の生産性を高くすることができる。

0047

請求項6記載の発明によれば、穿孔処理時、先行用紙排紙後、直ちに排紙駆動部の搬送速度を搬送駆動部の搬送速度と同期させるので、穿孔処理の生産性を高くすることができる。

図面の簡単な説明

0048

図1複写機に接続された本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成を示す図である。
図2本発明の実施形態に係る用紙処理装置の入口駆動部、搬送駆動部、排紙駆動部の位置を示す図である。
図3本発明の実施形態に係るプレスパンチ処理装置の全体構成を示す斜視図である。
図4本発明の実施形態に係るプレスパンチ処理装置に使用される駆動カムの斜視図である。
図5図4の駆動カムを他の方向から見た斜視図である。
図6本発明の実施形態に係るプレスパンチ処理装置に使用されるカムホルダを斜め下から見た斜視図である。
図7図6のカムホルダを背面側斜め上から見た斜視図である。
図8図6のカムホルダの正面図である。
図9本発明の実施形態に係るプレスパンチ処理装置に使用されるパンチの斜視図である。
図10図9のパンチの正面図である。
図11本発明の実施形態に係るプレスパンチ処理装置に使用されるカムホルダにパンチを装着した状態を示す斜視図である。
図12図11のカムホルダにパンチを装着した状態を示す正面図である。
図13本発明の実施形態に係る用紙処理装置の制御回路を示すブロック図である。
図14本発明の実施形態に係る排紙ガイド板の動作(排紙ガイド板開放時)と用紙との関係を示す図である。
図15本発明の実施形態に係る排紙ガイド板の動作(排紙ガイド板閉鎖時)と用紙との関係を示す図である。
図16穿孔時のストレート排紙の動作手順を示すフローチャートである。

--

0049

1複写機本体
2用紙後処理装置
12 操作部
56 入口駆動モータ
57搬送駆動モータ
58排紙駆動モータ
59パンチ駆動モータ
60電磁クラッチ
201入口ガイド板
202,203搬送ローラ
220ノンステイプル搬送路
211排紙ローラ
223 排紙ローラ
223a排紙コロ
231排紙ガイド板
502プレスパンチ
503,504 用紙
A 入口駆動部
B搬送駆動部
C 排紙駆動部
D 下搬送駆動部

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