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技術 色筋模様入りガラス製品の製造方法

出願人 東洋ガラス株式会社
発明者 木曽博幸金澤永恵
出願日 2001年1月31日 (20年5ヶ月経過) 出願番号 2001-024637
公開日 2002年8月23日 (18年10ヶ月経過) 公開番号 2002-234735
状態 特許登録済
技術分野 ガラスの成形
主要キーワード 自動成形装置 パイプ内径 低融点フリット 自動プレス 後処理段階 生産ロス パイプ径 残留ガラス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年8月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

色筋模様付きガラス製品の製造において、暖色系の色筋、着色材供給設備の小型化、準備段階及び後処理段階での生産ロスタイムの短縮を実現する。

解決手段

スパウト内のガラスに差し込んだパイプから着色材である低融点ガラスフリット投入、溶解させることにより、色筋入りゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品成形する。スパウト内にガラスフリットを投入するので、フリット溶融している時間が少なくて暖色系の色も変色しにくく、着色材供給設備の小型化、準備段階及び後処理段階での生産ロスタイムの短縮も実現できる。

概要

背景

手作業成形されるガラス製品においては、ガラスの内部に任意の分布や形状に色ガラス模様を施す手法が一般的に行われている。これは具体的には、巻き取った生地ガラスの上に色ガラスを散布したり置いたりして、その上から新たに生地ガラスを追加して成形するものである。この方法は全て手作業で行われるので生産性が悪く、ガラス製品はきわめて高価なものとなる。

自動成形機による成形においても、色筋模様を付ける方法は一般的に行われており、具体的には、カララントフォアハースによる方法とプレメルトによる方法がある。前者はカララントフォアハースにガラスフリットなどの着色材投入し、フォアハースを流れる溶融ガラスに色筋を付けることで、色筋入りゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品を成形するものである。後者はプレメルト炉で溶融した色ガラスをフォアハース又はスパウトに投入して素地ガラスに色筋を形成することで色筋入りのゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品を成形するものである。

概要

色筋模様付きのガラス製品の製造において、暖色系の色筋、着色材供給設備の小型化、準備段階及び後処理段階での生産ロスタイムの短縮を実現する。

スパウト内のガラスに差し込んだパイプから着色材である低融点ガラスフリットを投入、溶解させることにより、色筋入りのゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品を成形する。スパウト内にガラスフリットを投入するので、フリットが溶融している時間が少なくて暖色系の色も変色しにくく、着色材供給設備の小型化、準備段階及び後処理段階での生産ロスタイムの短縮も実現できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

スパウト内のガラスに差し込んだパイプから着色材である低融点ガラスフリット投入、溶解させることにより、色筋入りゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品成形することを特徴とする色筋模様入りガラス製品の製造方法

請求項2

請求項1の製造方法において、複数の色の低融点ガラスフリットを前記一本のパイプから投入することを特徴とする色筋模様入りガラス製品の製造方法

請求項3

請求項1又は2の製造方法において、前記パイプを複数設けたことを特徴とする色筋模様入りガラス製品の製造方法

請求項4

請求項3の製造方法において、前記複数のパイプから、それぞれ異なる色の低融点ガラスフリットを投入することを特徴とする色筋模様入りガラス製品の製造方法

請求項5

請求項1、2、3又は4の製造方法において、前記ガラス製品の成形を自動ブロー成形機自動プレス成形機又は自動プレスアンドブロー成形機で行うことを特徴とする色筋模様入りガラス製品の製造方法

技術分野

0001

本発明は、ガラス製品自動成形装置において、本体部分とは異なる色の色筋模様を施したガラス製品を製造する方法に関するものである。

背景技術

0002

手作業成形されるガラス製品においては、ガラスの内部に任意の分布や形状に色ガラスで模様を施す手法が一般的に行われている。これは具体的には、巻き取った生地ガラスの上に色ガラスを散布したり置いたりして、その上から新たに生地ガラスを追加して成形するものである。この方法は全て手作業で行われるので生産性が悪く、ガラス製品はきわめて高価なものとなる。

0003

自動成形機による成形においても、色筋模様を付ける方法は一般的に行われており、具体的には、カララントフォアハースによる方法とプレメルトによる方法がある。前者はカララントフォアハースにガラスフリットなどの着色材投入し、フォアハースを流れる溶融ガラスに色筋を付けることで、色筋入りゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品を成形するものである。後者はプレメルト炉で溶融した色ガラスをフォアハース又はスパウトに投入して素地ガラスに色筋を形成することで色筋入りのゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品を成形するものである。

発明が解決しようとする課題

0004

上記の従来方法はいずれも大がかりな設備が必要であり、設備が高価で場所をとる。したがって色の種類も1〜3色に限定される。また、カララントフォアハースによる方法においては準備段階でゴブに所定の色が付くまで2〜3時間、製造終了後の後処理段階で色が抜けるまでに5〜6時間もの時間を要し、大きな生産ロスとなっている。プレメルト方式では着色までの時間は比較的短いものの、後処理段階でプレメルト炉内の残留ガラスを完全に抜いて新しい色に変えるには時間がかかる。また、生産現場スペース上の問題から、せいぜい2基のプレメルト炉を設置することしかできないのが実状である。

0005

ガラスの色には暖色系といわれる赤、黄色やオレンジ系の色がある。これらの色を出すには、一般的に硫化カドミウム硫化セレンを用い、その比率を変えることにより色を調整するが、硫化カドミウムも硫化セレンも共に不安定な化合物であるために管理が難しく、るつぼ溶融規模のガラスしか実用できていない。すなわち、これら暖色系の色のガラスフリットは製造可能であるが、従来方法では暖色系の色筋模様の付いたガラス製品を安定して製造することはできなかった。カララントフォアハースでフリットを投入すると、再溶融時間が長く、かつ、温度が高いために色が変わったり消えてしまったりして再現性がない。また、プレメルト炉で再溶融した場合も、色が変わったり消えてしまったりすることが多い。

0006

本発明は、暖色系を含む複数の色筋模様付きのガラス製品を容易に製造することができ、着色材供給設備の小型化、準備段階及び後処理段階での生産ロスタイムの短縮を実現できる色筋模様付きガラス製品の製造方法を開発することを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、スパウト内のガラスに差し込んだパイプから着色材である低融点ガラスフリットを投入、溶解させることにより、色筋入りのゴブを作成し、このゴブから色筋模様入りガラス製品を成形することを特徴とする色筋模様入りガラス製品の製造方法である。

0008

スパウト内にガラスフリットを投入するので、溶融したガラスフリットはすぐにゴブ内に入り込んで色筋となるため、フリットが溶融している時間が少ない。このため、ガラスフリットが暖色系の色であっても変色しにくく、暖色系の色筋模様を有するガラス製品を安定して製造することができる。

0009

ガラスフリットは低融点のもの(軟化点が480〜520℃)を使用するので、スパウト内に供給されると速やかに溶融する。ガラスフリットの形状は、粒状、フレークス状、あるいは棒状でもよい。

0010

ガラスフリットは、スパウト内のガラスに差し込んだパイプから供給するので、溶融したガラスフリットがスパウトの底部付近に直接流れ込み、すぐにゴブ内に供給されるから、鮮明な色筋ができると共に、暖色系の色の変色が一層防止される。

0011

パイプの設置場所はスパウト内の任意の位置でよく、チューブの外側でも内側でもよい。

0012

パイプを、その下端がスパウトの底近くに来るように設置し、パイプの下端に斜めに切り欠いた切欠部を設けると、切欠部の大きさを変えることで、フリットがスパウト内に流出する量、すなわち、色筋の太さを調整できる。

0013

パイプ内径は10〜150mmが好ましい。オリフィスから出てくる色筋の周辺に発生するシードが多きときはパイプ径を大きくして、フリットのパイプ内滞留時間を長くして脱泡しやすくするのがよい。

0014

パイプはスパウト内に複数本容易に設置できるので、複数の色筋又は複数色の色筋を容易に実現できる。すなわち、複数本のパイプに異なる色のガラスフリットを供給すると、複数の重なりの少ない色筋模様の入ったガラス製品を製造できる。通常、パイプは適当な太さのものを選択することでスパウト内に3本以上の多数本を容易に設置でき、ガラス製品に多数の色筋を形成することも容易にできる。

0015

一本のパイプに複数色のガラスフリットを供給すると、一本の色筋の中に複数の色が曼陀羅模様状に複雑に重なり合った、新しい色筋模様のガラス製品を得ることができる。

0016

形成されたゴブは、デリバリー装置成形機に供給され、ガラス製品の成形が行われる。成形機は、自動ブロー成形機自動プレス成形機又は自動プレスアンドブロー成形機とすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、実施例に関する図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1はスパウト1の平面図、図2図1におけるAA線断面図、図3はスパウト1の平面図、図4はガラス製品10の平面図、図5はガラス製品11の平面図、図6はガラス製品12の平面図である。なお、図において符号1はスパウト、2はパイプ、3はチューブ、4はクレープランジャ、5はフリット供給装置、6はオリフィス、7はフォアハース、8はシャーである。

0018

スパウト1内に熱衝撃に強く耐熱性のあるセラミック製のパイプ2を図1、2に示すように1本差し込み、図示しないホルダーで固定した。パイプ2は、その下端がスパウトの底近くに来るように設置した。パイプの下端には斜めに切り欠いた切欠部2’が設けられている。パイプ2の上方には小型のフリット供給装置5を設置した。なお、図1ではフリット供給装置を省略して表している。そして、パイプ2内にフリット供給装置5からグリーン色の粒状低融点フリットを投入した。5分後には図4のようなグリーン色の色筋13の入ったガラス製品(皿)が成形できた。フリットの投入を止め、パイプ2を撤去すると10分後には完全に色筋のない製品となった。

0019

スパウト1内に熱衝撃に強く耐熱性のあるセラミック製のパイプを図3に示すように2本差し込み、1本にはグリーン色の、別の1本には赤の粒状低融点フリットを投入した。5分後には図5のようにグリーンの色筋13と赤の色筋14がほとんど重ならずに入ったガラス製品11が成形できた。暖色系の赤の色筋も所望の色で、変色することはなかった。フリットの投入を止め、パイプ2を撤去すると10分後には完全に色筋のない製品となった。

0020

カララントフォアハースを使用して、上流からコバルトブルーの色筋を着色しているラインにおいて、スパウト1内に熱衝撃に強く耐熱性のあるセラミック製のパイプを図3に示すように2本差し込み、1本にはグリーン色の、別の1本には赤の粒状低融点フリットを投入した。5分後には図6に示すように、グリーンの色筋13、赤の色筋14及びコバルトブルーの色筋15が入ったガラス製品11が成形できた。暖色系の赤の色筋も所望の色で、変色することはなかった。フリットの投入を止め、パイプ2を撤去すると10分後にコバルトブルー1色の色筋製品となった。

発明の効果

0021

本発明は、小型のフリット供給装置によってパイプ内にフリットを供給すればよいので、装置が安価で小型化できる。したがって、3色以上の色筋も容易に実施することができる。また、準備段階、後処理段階での生産ロスタイムがきわめて少ないので、ガラス製品の生産効率が改善される。また、従来は実現できなかった暖色系の色筋製品も簡単に安定して製造することができる。

図面の簡単な説明

0022

図1スパウト1の平面図である。
図2図1におけるAA線断面図である。
図3スパウト1の平面図である。
図4ガラス製品10の平面図である。
図5ガラス製品11の平面図である。
図6ガラス製品12の平面図である。

--

0023

1スパウト
2パイプ
3チューブ
4クレープランジャ
5フリット供給装置
6オリフィス
7フォアハース
8シャー
10ガラス製品
11 ガラス製品
12 ガラス製品
13グリーンの色筋
14 赤の色筋
15コバルトブルーの色筋

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