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技術 水性修正液

出願人 ぺんてる株式会社
発明者 小林雄一森田純
出願日 2001年1月30日 (20年4ヶ月経過) 出願番号 2001-021215
公開日 2002年8月14日 (18年10ヶ月経過) 公開番号 2002-226736
状態 特許登録済
技術分野 塗料、除去剤
主要キーワード 振り回数 金属製棒 再使用不能 金属製ボール 隠蔽材 天然系樹脂 沈降層 再分散性試験
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年8月14日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

隠蔽性に優れ、しかも長期間保管しても、液の分離が少なく、再分散性に優れ、使用時いつでも隠蔽性の高い状態で使用でき、塗布部が乾燥しても、再溶解性が良い水性修正液を提供すること。

解決手段

隠蔽材と、アクリル樹脂エマルションと、水溶性高分子物質と、有機アルカリ剤と、水とを少なくとも含む水性修正液。

概要

背景

従来、筆記具筆跡や、タイプライター印刷跡、乾式乾燥機による複写像などを隠蔽修正するものとして修正液が用いられている。この修正液には、溶剤として有機溶剤を用いている油性修正液と水を用いている水性修正液とがある。近年、有機溶剤の臭気の問題などから、水性修正液に対する市場要望が強くなりつつある。

水性修正液は、特に、油性インキの筆跡やタイプライター等の印刷跡、乾式複写機による複写像などを隠蔽修正するためのものであって、酸化チタン等の隠蔽材と水と水溶性有機溶剤樹脂エマルションとを含むものが知られている。

修正液の容器としては、容器のキャップ内側にハケが装着された塗布軸が付いているマニキュアタイプのボトル方式と、塗布部がハケ方式やボール方式や芯体方式などのペン型生インキ方式が汎用されている。

概要

隠蔽性に優れ、しかも長期間保管しても、液の分離が少なく、再分散性に優れ、使用時いつでも隠蔽性の高い状態で使用でき、塗布部が乾燥しても、再溶解性が良い水性修正液を提供すること。

隠蔽材と、アクリル樹脂エマルションと、水溶性高分子物質と、有機アルカリ剤と、水とを少なくとも含む水性修正液。

目的

更に、修正液を容器に充填して用いる場合、キャップを外したままで、放置しておくと、水性修正液でも、塗布部及び前軸内部まで乾燥し、固まってしまい、再使用不能になってしまう。そこで、乾燥後の再溶解性を向上するために、一般的には、エチレングリコールプロピレングリコール等のグリコール類や、ソルビトールグリセリン等の多価アルコール類を使用するが、塗布面の隠蔽性が悪くなり、又塗膜の乾燥も遅くなってしまう。即ち、本発明は、長期間保管しても液の分離が少なく、液の再分散性に優れ、使用時いつでも隠蔽性の高い状態で使用でき、更には、修正液の乾燥後の再溶解性に優れる水性修正液を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

技術分野

0001

本発明は、水性修正液に関するものであり、隠蔽性に優れ、経時分離が少なく、経時再分散性に優れ、修正液の乾燥後の再溶解性に優れる水性修正液に関する。

背景技術

0002

従来、筆記具筆跡や、タイプライター印刷跡、乾式乾燥機による複写像などを隠蔽修正するものとして修正液が用いられている。この修正液には、溶剤として有機溶剤を用いている油性修正液と水を用いている水性修正液とがある。近年、有機溶剤の臭気の問題などから、水性修正液に対する市場要望が強くなりつつある。

0003

水性修正液は、特に、油性インキの筆跡やタイプライター等の印刷跡、乾式複写機による複写像などを隠蔽修正するためのものであって、酸化チタン等の隠蔽材と水と水溶性有機溶剤樹脂エマルションとを含むものが知られている。

0004

修正液の容器としては、容器のキャップ内側にハケが装着された塗布軸が付いているマニキュアタイプのボトル方式と、塗布部がハケ方式やボール方式や芯体方式などのペン型生インキ方式が汎用されている。

発明が解決しようとする課題

0005

隠蔽材は、修正液中に微粒子状態に分散されている。そのため、長期間保管しておくと沈降する傾向がある。特に、隠蔽材として好ましく使用される酸化チタンは、その比重が大きいために経時的に沈降し、経時分離を発生する。そこで、通常は、金属製棒状物金属製ボール等といった撹拌体を修正液と一緒に容器内に充填し、容器を振って経時分離した隠蔽材を再分散して使用している。

0006

又、経時分離を抑制するために、酸化チタンなどの隠蔽材を表面処理したり、高分子凝集剤無機塩電解質などを使用してフロキュレーション化を図ったり、粘土鉱物水溶性増粘剤などを使用して粘度を高くするといった方法が試みられている。

0007

しかしながら、特に、酸化チタンを隠蔽材として使用した場合、比重が大きいため、上記経時分離を低減させる方法を採用しても、その効果は十分でなく、液の上部に分離液が発生する。このため、液が薄い状態で筆跡を修正することになり、なかなか隠蔽されないという問題が発生する。

0008

又、経時再分散性向上については、上記経時分離を抑制する方法と同様な方法が試みられているが、修正液のフロキュレーション化や増粘は、撹拌体の動きを悪くし、その結果、液の再分散性が悪くなる傾向にある。

0009

更に、修正液を容器に充填して用いる場合、キャップを外したままで、放置しておくと、水性修正液でも、塗布部及び前軸内部まで乾燥し、固まってしまい、再使用不能になってしまう。そこで、乾燥後の再溶解性を向上するために、一般的には、エチレングリコールプロピレングリコール等のグリコール類や、ソルビトールグリセリン等の多価アルコール類を使用するが、塗布面の隠蔽性が悪くなり、又塗膜の乾燥も遅くなってしまう。即ち、本発明は、長期間保管しても液の分離が少なく、液の再分散性に優れ、使用時いつでも隠蔽性の高い状態で使用でき、更には、修正液の乾燥後の再溶解性に優れる水性修正液を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、隠蔽材と、アクリル樹脂エマルションと、水溶性高分子物質と、有機アルカリ剤と、水とを少なくとも含む水性修正液を要旨とするものである。

0011

以下、本発明について説明する。隠蔽材は、隠蔽性を付与するものであり、酸化チタンや酸化亜鉛などの隠蔽性の高い白色顔料を使用できるが、特に、酸化チタンが好適である。酸化チタンは、ルチル型アナターゼ型のいずれも使用可能であり、市販品の一例を挙げると、堺化学工業(株)製のタイトーンSR−1、同R−650、同R−3L、同R−7E、同R−5N、同A−110、同A−150、石原産業(株)製のタイペークR−580、同R−560、同R−930、同A−100、同A−220、同CR−58、チタン工業(株)製のクロノスKR−310、同KR−380、同KR−480、同KA−10、同KA−20、同KA−30、デュポンジャパンリミテッド製のタイピュアR−900、同R−931、テイカ(株)製のチタニックスJR−300、同JR−600A、同JR−800、同JR−801、独国、バイエル社製のバイエルチタンR−FD−1、同R−FB−3、同R−D等が挙げられる。これらの酸化チタンは、1種又は2種以上混合して使用することができ、その使用量は、水性修正液全量に対して30〜70重量%が好ましい。

0012

アクリル樹脂エマルションは、塗膜の定着性や強度を向上するため使用されるが、経時的な沈降層の安定剤としても使用される。その具体例として、日本合成ゴム(株)製のJSRアクリルエマルションAE322、同517、同513A、同815、ヘキスト合成(株)製のモビニール727、同745、同705、同760、同860、同863、ロームアンドハース・ジャパン(株)製のプライマルAC−22、同AC−61、同AC−73、同AC−3444、同AC−2235、日本カーバイト工業(株)製のニカゾールRX−380、同RX−284A、同533K、同RX−74、同RX−301C、同RX−413A、同RX−638A等が挙げられる。その使用量は、水性修正液全量に対して5〜15重量%使用でき、好ましくは、7〜10重量%である。

0013

水溶性高分子物質は、顔料定着剤、分散安定剤として使用されるが、本発明の修正液の乾燥後の再溶解性に寄与している。具体例を挙げると天然系樹脂では、アラビアガムトラガントガムグアーガムローカストビーンガムアルギン酸カラギーナンゼラチンポリペプタイドカゼインキサンタンガムデキストランウエランガムラムザンガム等が、半合成系樹脂では、メチルセルロースエチルセルロースヒドロキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースカルボキシメチルセルロースデンプングリコール酸ナトリウムアルギン酸ナトリウムアルギン酸プロピレングリコールエステル等が、合成系樹脂では、水溶性ポリエステル樹脂水溶性アクリル樹脂ポリビニルアルコールポリビニルピロリドンポリビニルメチルエーテルカルボキシビニルポリマーポリエチレンオキサイド酢酸ビニルビニルピロリドン共重合体メチルビニルエーテル無水マレイン酸共重合体などが、それぞれ挙げられる。これらの水溶性樹脂は、単独で用いる他、二種以上を併用することも可能である。その使用量は、水性修正液全量に対して、2〜10重量%が好ましい。

0014

有機アルカリ剤は、水性修正液の状態調整剤、経時安定剤として使用するもので、即ち、経時的に沈降した沈降層の硬さをソフトにしたり、流動性を持たせたりする働きがある。具体例を挙げると、モルホリンアンモニア水アミノメチルロバノール、アミノメチルプロパンジオールモノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミンジメチルエタノールアミン等がある。その使用量は、水性修正液全量に対して、0.5〜1.5重量%使用でき、好ましくは、0.7〜1.0重量%である。

0015

尚、上記した成分の他に、従来使用されている各種添加剤を用いることができる。例えば、紙などの被筆記面と色調を合わせるために着色顔料を併用したり、隠蔽力を向上させるためにシリカ粉珪酸アルミニウム炭酸カルシウムなどの体質顔料を併用しても良い。又、凍結定性のため、グリコール類、グリコールエーテル類、多価アルコール類を併用しても良い。更に、隠蔽材の分散安定性のために分散剤や沈降防止、粘度調整のために増粘剤、塗膜の硬さを調整するために可塑剤塗布性能を良好にならしめるためにフロー向上剤レベリング剤を適宜添加することができる。

0016

本発明の水性修正液は、上記各成分をダイノーミルボールミルアトライター、サンドグラインダー等の分散機を使用して分散混合することによって得られる。

0017

本発明の水性修正液が、経時的に分離が少なく、経時再分散性に優れ、更には、乾燥後の修正液の再溶解性に優れる理由は以下の通りである。経時分離については、水溶性高分子物質の保護コロイド性とアクリル樹脂エマルションのゲル化能相乗効果により、液全体がゲル状を形成し、顔料の経時沈降を抑制し、経時分離を抑えている。経時再分散性については、上記のゲル状のものに有機アルカリ剤が作用し、ゲルの構造が崩れ、液の吐出を良くしたり、弱い力で崩れるような弱いゲルに変化することで、再分散性を向上している。修正液の乾燥後の再溶解性については、アクリル樹脂エマルションの乾燥した皮膜は水に溶けにくいが、水溶性高分子物質を使用することにより、修正液が乾燥した場合、アクリル樹脂エマルションの乾燥した皮膜と皮膜の間に水と馴染みの良い水溶性高分子物質が入り込んだ形になり、水分が供給されたとき、水溶性高分子物質が溶解し水分が流れやすくなり、再溶解性が良くなっている。

0018

ID=000005HE=085 WI=077 LX=1115 LY=1400
上記各成分をボールミルにて24時間分散処理して水性修正液を得た。

0019

ID=000006HE=065 WI=077 LX=0215 LY=0300
上記各成分を実施例1と同様になして水性修正液を得た。

0020

実施例3
タイトーンR5N(ルチル型酸化チタン、堺化学工業(株)製) 60重量部
ニカゾールRX301C(日本カーバイト工業(株)製) 9重量部
ポイズ530(前述) 0.3重量部
プライマルI−100(水溶性アクリル樹脂、ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製) 2重量部
ポリペプタイドPA−10(前述) 9重量部
アミノメチルプロパノール(有機アルカリ剤、互応化学工業(株)製) 1重量部
プロクセルGXL(前述) 0.2重量部
水 18.5重量部
上記各成分を実施例1と同様になして水性修正液を得た。

0021

ID=000007HE=080 WI=077 LX=0215 LY=1850
上記各成分を実施例1と同様になして水性修正液を得た。

0022

比較例1
実施例1においてモルホリンの代わりに水を用いた他は実施例1と同様になして水性修正液を得た。

0023

比較例2
実施例2においてアンモニア水の代わりに水酸化ナトリウム5%水溶液を用いた他は、実施例2と同様になして水性修正液を得た。

0024

比較例3
実施例2において、ジュリマーET−410代わりにJSRアクリルエマルションAE322(前述)を用いた他は、実施例2と同様になして水性修正液を得た。

0025

比較例4
実施例3において、ニカゾールRX301Cの代わりにプライマルI−100(水溶性アクリル樹脂、ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製)を用いた他は、実施例3と同様になして水性修正液を得た。

0026

以上、実施例1〜4、比較例1〜4で得られた水性修正液について、隠蔽性、経時分離再分散性、再溶解性について試験を行った。結果を表1に示す。

0027

・隠蔽性試験:隠蔽率試験紙に上記水性修正液を50μmのアプリケーターを用いて塗布し、乾燥後、カラーコンピューターでY値を測定し、数1の数式に基づいて、隠蔽率を求める。

0028

0029

・経時分離試験:上記修正液をスクリューバイアル瓶に入れ、液の表面の高さを瓶の底から測定する。常温で3ヶ月放置後、分離液の高さを測定し、数2の数式に基づいて経時分離率を求める。

0030

0031

再分散性試験
振り回数:上記修正液をスクリューバイアル瓶10mlとステンレスボールを入れ、常温3ヶ月放置後、キャップを下にして軽く振り、ボールが動いたときの振った回数を数える。
再分散後の隠蔽率:更に、軽く10回振り、上記隠蔽性試験で隠蔽率を測定する。

0032

・再溶解性試験:上記修正液をぺんてる修正筆(ZL9)〔後端ノック式ハケタイプ構造〕に4ml充填し、ノックして、液を出し、穂先に液をなじませ、キャップをしないで、横向けにして、常温で24時間放置乾燥させる。乾燥後、ノックをしハケ部に水性修正液が滲んで出てきた時のノック回数を数える。

0033

発明の効果

0034

以上、詳細に説明したように、本発明の水性修正液は隠蔽性に優れることは勿論、経時分離が少なく、再分散性に優れ、さらに乾燥後の修正液の再溶解性に優れる修正液である。

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