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技術 FRP製補強板の保持装置

出願人 東レ株式会社
発明者 渡辺多美男
出願日 2001年1月25日 (19年11ヶ月経過) 出願番号 2001-016829
公開日 2002年8月9日 (18年4ヶ月経過) 公開番号 2002-220928
状態 未査定
技術分野 既存建築物への作業
主要キーワード 保持開放 補強面 帯状板 FRP 接着剤硬化 付け作業性 接着状態 マトリクス樹脂
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年8月9日)のものです。
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図面 (6)

課題

FRP補強板建造物の下面に貼り付けるに際し、貼り付けが完了するまで人手やつっかい棒等に頼ることなくFRP製補強板を貼り付け状態に保持できる、専用の便利な保持装置を提供し、それによって貼り付け作業性を大幅に改善する。

解決手段

建造物のいずれかの部位の下面に貼り付けられるFRP製補強板を貼り付け状態に保持する装置であって、保持装置本体と、建造物の上下方向に延びる面に対し保持装置本体を支持可能な手段と、保持装置本体に対し前記FRP製補強板を下面から保持および保持開放可能な手段とを有することを特徴とするFRP製補強板の保持装置、およびそれを用いた補強建造物の製造方法。

概要

背景

建造物補強するために、たとえば帯状補強板を梁下やスラブ下に貼り付けることがある。この補強板として、近年、軽量で作業がやり易くかつ建造物に大きな負荷を加えなくて済み、補強効果の大きいFRP製補強板が注目されつつある。

たとえば図5に示すように、FRP製補強板100は、建造物101の梁102の下面102aやスラブ103の下面103aに接着剤等を介して貼り付けられる。接着剤が硬化するまでの間、FRP製補強板100が落下しないように、人手や床からのつっかい棒等で保持する必要があるが、作業性が悪いという問題がある。

概要

FRP製補強板を建造物の下面に貼り付けるに際し、貼り付けが完了するまで人手やつっかい棒等に頼ることなくFRP製補強板を貼り付け状態に保持できる、専用の便利な保持装置を提供し、それによって貼り付け作業性を大幅に改善する。

建造物のいずれかの部位の下面に貼り付けられるFRP製補強板を貼り付け状態に保持する装置であって、保持装置本体と、建造物の上下方向に延びる面に対し保持装置本体を支持可能な手段と、保持装置本体に対し前記FRP製補強板を下面から保持および保持開放可能な手段とを有することを特徴とするFRP製補強板の保持装置、およびそれを用いた補強建造物の製造方法。

目的

そこで本発明の課題は、FRP製補強板を建造物の下面に貼り付けるに際し、貼り付けが完了するまで人手やつっかい棒等に頼ることなくFRP製補強板を貼り付け状態に保持できる、専用の便利な保持装置を提供し、それによって貼り付け作業性を大幅に改善することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

建造物のいずれかの部位の下面に貼り付けられるFRP補強板を貼り付け状態に保持する装置であって、保持装置本体と、建造物の上下方向に延びる面に対し保持装置本体を支持可能な手段と、保持装置本体に対し前記FRP製補強板を下面から保持および保持解放可能な手段とを有することを特徴とするFRP製補強板の保持装置。

請求項2

前記支持手段および保持手段が、保持装置本体に螺合されたボルトからなる、請求項1のFRP製補強板の保持装置。

請求項3

保持装置本体がプラスチック製である、請求項1または2のFRP製補強板の保持装置。

請求項4

FRP製補強板が帯状板からなり、保持装置本体が帯状板の長手方向に間隔をもって複数配置されている、請求項1〜3のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置。

請求項5

FRP製補強板が建造物の梁またはスラブの下面に貼り付けられる、請求項1〜4のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置。

請求項6

前記上下方向に延びる面が建造物の梁の側面および/または壁面からなる、請求項1〜5のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置。

請求項7

FRP製補強板が接着剤により貼り付けられる、請求項1〜6のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置。

請求項8

FRP製補強板が、炭素繊維ガラス繊維アラミド繊維およびポリエステル繊維の少なくとも一種強化繊維を含む、請求項1〜7のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置。

請求項9

FRP製補強板のマトリクス樹脂が、エポキシ樹脂メチルメタクリル樹脂ビニルエステル樹脂不飽和ポリエステル樹脂およびフェノール樹脂から選ばれた樹脂からなる、請求項1〜8のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置。

請求項10

請求項1〜9のいずれかに記載のFRP製補強板の保持装置を用いる補強建造物の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、建造物補強するために使用されるFRP補強板保持装置に関し、とくにFRP製補強板が建造物のいずれかの部位の下面に貼り付けられる場合に貼り付け状態完了に至るまでそのFRP製補強板を保持するための装置に関する。

背景技術

0002

建造物を補強するために、たとえば帯状の補強板を梁下やスラブ下に貼り付けることがある。この補強板として、近年、軽量で作業がやり易くかつ建造物に大きな負荷を加えなくて済み、補強効果の大きいFRP製補強板が注目されつつある。

0003

たとえば図5に示すように、FRP製補強板100は、建造物101の梁102の下面102aやスラブ103の下面103aに接着剤等を介して貼り付けられる。接着剤が硬化するまでの間、FRP製補強板100が落下しないように、人手や床からのつっかい棒等で保持する必要があるが、作業性が悪いという問題がある。

発明が解決しようとする課題

0004

そこで本発明の課題は、FRP製補強板を建造物の下面に貼り付けるに際し、貼り付けが完了するまで人手やつっかい棒等に頼ることなくFRP製補強板を貼り付け状態に保持できる、専用の便利な保持装置を提供し、それによって貼り付け作業性を大幅に改善することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するために、本発明に係るFRP製補強板の保持装置は、建造物のいずれかの部位の下面に貼り付けられるFRP製補強板を貼り付け状態に保持する装置であって、保持装置本体と、建造物の上下方向に延びる面に対し保持装置本体を支持可能な手段と、保持装置本体に対し前記FRP製補強板を下面から保持および保持解放可能な手段とを有することを特徴とするものからなる。

0006

上記支持手段および保持手段としては、たとえば保持装置全体に螺合されたボルトを使用できる。また、保持装置本体の材質は特に限定しないが、必要な剛性を確保できるものでかつ極力軽量なものが作業性が良く、そのような材質としてプラスチックが好ましい。

0007

FRP製補強板の形状は特に限定しないが、補強が必要な部位に対し、望ましい補強面積、補強長等を達成するためには、帯状の形状が好ましい。帯状板に形成しておけば、その本数や長さを適切に選択することにより、容易に目標とする補強が行われる。

0008

保持装置は、保持すべきFRP製補強板に対し一つだけ設けることもできるが、たとえば、帯状のFRP製補強板が比較的長い場合には、その帯状板の長手方向に適当な間隔をもって複数配置されることが好ましい。

0009

本発明において、建造物の補強すべき部位は、下向きの面である限り特に限定されない。たとえば、FRP製補強板は、建造物の梁またはスラブの下面に貼り付けられる。

0010

保持装置を支持するための上下方向に延びる面も特に限定されず、たとえば建造物の梁の側面や壁面を利用できる。

0011

FRP製補強板は、自身が粘着性を有する場合、そのまま貼り付けることも可能であるが、通常接着剤によって貼り付けられる。したがって、接着剤が硬化するまでの間、本発明に係る保持装置によって所定の貼り付け状態に保持されることになる。

0012

FRP製補強板の強化繊維としては、たとえば炭素繊維ガラス繊維アラミド繊維ポリエステル繊維等が使用でき、さらには、その他の合成繊維からなる強化繊維も使用可能である。これらの中でも、補強効果の面からは、高強度、高弾性率である炭素繊維が好ましい。

0013

FRP製補強板のマトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂メチルメタクリル樹脂ビニルエステル樹脂不飽和ポリエステル樹脂フェノール樹脂等を使用できる。接着性等の面からは、エポキシ樹脂の使用が好ましく、耐火性等をより重視する場合には、フェノール樹脂の使用が好ましい。

0014

本発明に係る補強建造物の製造方法は、上記のようなFRP製補強板の保持装置を用いる方法からなる。

0015

上記のような本発明に係るFRP製補強板の保持装置を用いることにより、FRP製補強板は、貼り付け直後から、接着剤が硬化する等の貼り付け完了状態に至るまで、人手やつっかい棒に頼ることなく、FRP製補強板を貼り付け状態に保持することが可能になる。貼り付け完了後には、保持手段を解放し、支持手段を緩めて保持装置本体を取り外すだけでよい。したがって、貼り付け直後から貼り付け完了に至るまでの作業性が大幅に改善される。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下に、本発明の望ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1および図2は、本発明の一実施態様に係るFRP製補強板の保持装置と、それを用いた本発明の一実施態様に係る補強建造物の製造方法を示している。図1において、1は建造物の一部を示しており、建造物1のスラブ2が、その下面2aにFRP製補強板3a、3bを接着剤を介して貼り付けることにより補強される。FRP製補強板3a、3bは、図1紙面と垂直の方向に帯状に延びている。

0017

図2も参照しながら説明するに、4は保持装置を示しており、保持装置4は、保持装置本体5と、建造物1の上下方向に延びる面6a、6bに対し保持装置本体5を支持する手段としてのボルト7と、保持装置本体5に対しFRP製補強板3a、3bをそれら下面側から保持する手段としてのボルト8を有している。本実施態様では、上下方向に延びる面6aとして梁9の一側面が使用され、上下方向に延びる面6bとして壁10の面が使用されている。

0018

保持装置本体5は、本実施態様ではプラスチックから構成されており、保持装置4全体が軽量化されている。また、保持装置本体5の天板部は横断面コ字状に形成されており、必要な剛性が確保されている。

0019

このように構成された保持装置4においては、保持装置本体5の両側に配置されたボルト7を締め込んでいくことにより、上下方向に延びる面6a、6b間で両側のボルト7がつっ張り合い、それによってボルト7とともに保持装置本体5が所定位置に支持される。この状態でボルト8を締め込んでいくことにより、該ボルト8によってFRP製補強板3a、3bが下面側から支持され、FRP製補強板3a、3bは貼り付け状態(接着状態)に保持される。

0020

接着剤が硬化した後には、ボルト8が緩められてFRP製補強板3a、3bのり保持が解放される。しかる後に、ボルト7が緩められて、保持装置4が上下方向に延びる面6a、6b間から取り外される。

0021

接着剤が硬化するまで、従来のようにFRP製補強板3a、3bを人手や床からのつっかい棒で保持しなくてもよいので、保持のための作業性が大幅に改善される。また、保持装置本体5を所定位置に支持させるための作業や、その保持装置本体5を基台にしてFRP製補強板3a、3bを下面側から保持するための作業は、単にボルト7、8を締め込んでいくだけでよいので、極めて容易に行われる。さらに、保持装置本体5を所定位置に配置したり、取り外したりする際にも、保持装置本体5がプラスチック製で軽量であるため、容易に行われる。

0022

図3および図4は、本発明の別の実施態様に係るFRP製補強板の保持装置を示している。本実施態様では、建造物1の梁9の下面9aに帯状のFRP製補強板11a、11bが接着剤により貼り付けられる。保持装置12は、横断面コ字状の底板を有するプラスチック製の保持装置本体13と、その両側に設けられた支持手段としてのボルト14と、保持装置本体13の底板に螺合され、FRP製補強板11a、11bを下面側から保持する手段としてのボルト15を有している。

0023

本実施態様では、建造物1の上下方向に延びる面として、梁9の両側面9b、9cが利用され、梁9を両側から挟むように、両側面9b、9cに対しボルト14が締め込まれ、それによって保持装置本体13が梁9に対して支持される。この状態でボルト15が締め込まれ、FRP製補強板11a、11bが下面側から保持される。

0024

接着剤が硬化した後には、ボルト15が緩められ、ボルト14が緩められて、保持装置12が梁9から取り外される。

0025

この実施態様においても、図1図2に示した実施態様同様、保持装置12が容易に所定位置に固定され、FRP製補強板11a、11bが下面側から容易に保持され、接着剤硬化までのFRP製補強板11a、11bの保持作業が極めて容易に行われる。また、保持装置本体13が軽量であるから、その作業も楽である。

0026

なお、図1図3においては、それぞれ一つの保持装置を示してあるが、帯状のFRP製補強板の長さに応じて、その長手方向に適当な間隔をもって複数の保持装置を配置することができる。

発明の効果

0027

以上説明したように、本発明のFRP製補強板の保持装置によれば、FRP製補強板の貼り付け完了に至るまで、FRP製補強板を容易に所定状態に保持することができ、作業性を大幅に改善することができる。

図面の簡単な説明

0028

図1本発明の一実施態様に係るFRP製補強板の保持装置の正面図である。
図2図1の保持装置の斜視図である。
図3本発明の別の実施態様に係るFRP製補強板の保持装置の正面図である。
図4図3の保持装置の斜視図である。
図5従来のFRP製補強板の保持の様子を示す概略正面図である。

--

0029

1建造物
2スラブ
2a スラブの下面
3a、3b、11a、11bFRP製補強板
4、12保持装置
5、13 保持装置本体
6a、6b 上下方向に延びる面
7、14支持手段としてのボルト
8、15保持手段としてのボルト
9 梁
9a 梁の下面
9b、9c 上下方向に延びる面としての梁の側面
10 壁

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