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技術 動力伝達装置のケーシング構造

出願人 三菱重工業株式会社
発明者 山田光一杉浦広之
出願日 2001年1月19日 (19年11ヶ月経過) 出願番号 2001-012259
公開日 2002年7月31日 (18年5ヶ月経過) 公開番号 2002-213582
状態 特許登録済
技術分野 伝動装置の一般的な細部
主要キーワード 隔壁部側 取り合い寸法 軸受リテーナ 歯車類 駆動歯車軸 ボルト接続 従動側歯車 アンギュラー
関連する未来課題
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図面 (7)

課題

動力伝達機構収納されるケーシングの内部構造簡単化して、中子の形状を簡単化するとともにその数を減少させ鋳造工数及び鋳造コストを低減し、またケーシングの動力伝達機構の組立調整用の穴数を減少させ該穴の加工及び施栓のための加工工数及び組立工数、並びに部品点数を低減するとともに、動力伝達機構の組立、調整作業の作業性を向上させ、さらにはケーシングの互換性を向上せしめた動力伝達装置ケーシング構造を提供する。

解決手段

ケーシングの内部に歯車類歯車軸軸受等の動力伝達機構が組み込まれた動力伝達装置のケーシング構造において、前記ケーシングは、前記動力伝達機構が組み込まれるとともに該動力伝達機構の軸方向における組立、分解用の軸方向開口部が形成されたケーシング本体と、該ケーシング本体の開口部に着脱可能に接続されるとともに他のケース類へのボルト接続用のフランジを有する接続プレートとに分割されてなることを特徴とする。

概要

背景

図4〜6は、フォークリフト減速歯車装置における従来技術の1例を示し、図4は歯車軸心線に沿う断面図、図5は図4のC矢視図、図6は図5のD矢視図である。図において、01は鋳造品からなるケーシング、28は該ケーシング01の入力側フランジ010に複数のボルト03により締め付けられ中心部が前記ケーシング01の嵌合穴17に嵌合される入力側ケース(他のケース)である。23は出力側のケース(図示省略)への固定用フランジである。また前記ケーシング01の内部は、隔壁部01aにより、後述する歯車類収納される歯車室15と前記嵌合穴17に連通される接続空間16とに区画されている。

10は駆動軸で、一端側をボールベアリングからなる軸受19により前記隔壁部01aに支持され他端側をボールベアリングからなる軸受18により前記隔壁部01aに対向する側の壁部1bに支持されている。12は前記駆動軸10に形成された駆動ギヤで前記歯車室15内に収納されている。11は前記駆動軸10と平行に設けられた従動軸で、一端側をボールベアリングからなる軸受36により前記隔壁部01aに支持され他端側をアンギュラーコンタクト型ベアリングからなる1対の軸受020及び021により前記壁部1bに支持されている。

30は軸受リテーナで、前記ケーシング01の壁部1bにボルト31により固定されて、前記1対の軸受020及び021の外輪を軸方向に押圧し固定している。また前記1対の軸受020及び021の内輪側は前記従動軸11に圧入され、スペーサ011により軸方向位置を規定されている。26は前記従動軸11の軸端部にねじ込まれたナットで、前記ボールベアリングからなる軸受36を後述する従動ギヤ13の側面に締め付けている。13は前記駆動ギヤ12に噛み合う従動ギヤで、前記従動軸11の中央部に固定されて前記歯車室15内に収納されている。14は前記従動軸11の軸端部に設けられた出力側のべベルピニオンである。

前記ケーシング01には、前記ナット26操作用として、入力側フランジ010にねじ穴33が、側壁024(図6参照)にねじ穴34が夫々穿孔されている。前記夫々のねじ穴33及び34はプラグ32及び35により施栓されている。29は前記側壁024に開口されたギヤ組立用窓で、前記歯車室15に連通されている。24は該ギヤ組立用窓29を覆うプレートで、複数のボルト25により前記側壁024に締め付けられている。

概要

動力伝達機構が収納されるケーシングの内部構造簡単化して、中子の形状を簡単化するとともにその数を減少させ鋳造工数及び鋳造コストを低減し、またケーシングの動力伝達機構の組立調整用の穴数を減少させ該穴の加工及び施栓のための加工工数及び組立工数、並びに部品点数を低減するとともに、動力伝達機構の組立、調整作業の作業性を向上させ、さらにはケーシングの互換性を向上せしめた動力伝達装置ケーシング構造を提供する。

ケーシングの内部に歯車類、歯車軸、軸受等の動力伝達機構が組み込まれた動力伝達装置のケーシング構造において、前記ケーシングは、前記動力伝達機構が組み込まれるとともに該動力伝達機構の軸方向における組立、分解用の軸方向開口部が形成されたケーシング本体と、該ケーシング本体の開口部に着脱可能に接続されるとともに他のケース類へのボルト接続用のフランジを有する接続プレートとに分割されてなることを特徴とする。

目的

本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、動力伝達機構が収納されるケーシングの内部構造を簡単化して、中子の形状を簡単化するとともにその数を減少させ鋳造工数及び鋳造コストを低減し、またケーシングの動力伝達機構の組立、調整用の穴数を減少させ該穴の加工及び施栓のための加工工数及び組立工数、並びに部品点数を低減するとともに、動力伝達機構の組立、調整作業の作業性を向上させ、さらにはケーシングの互換性を向上せしめた動力伝達装置のケーシング構造を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

ケーシングの内部に歯車類歯車軸軸受等の動力伝達機構が組み込まれた動力伝達装置ケーシング構造において、前記ケーシングは、前記動力伝達機構が組み込まれるとともに該動力伝達機構の軸方向における組立、分解用の軸方向開口部が形成されたケーシング本体と、該ケーシング本体の開口部に着脱可能に接続されるとともに他のケース類へのボルト接続用のフランジを有する接続プレートとに分割されてなることを特徴とする動力伝達装置のケーシング構造。

請求項2

前記ケーシング本体は鋳造品にて構成され、前記歯車類が収納される歯車室と前記接続プレートが接続される軸方向開口部が形成された接続空間とに隔壁部によって軸方向に区画され、該隔壁部に前記歯車軸を支持する軸受が取り付けられてなることを特徴とする請求項1記載の動力伝達装置のケーシング構造。

請求項3

前記ケーシング本体は、前記軸方向開口部、前記歯車室の軸方向に開口する第2の軸方向開口部及び該ケーシング本体の側面に形成されて前記歯車室に開口する側面開口部の3つの開口部を有し、前記接続プレートの取り外し状態にて前記2つの軸方向開口部から歯車軸及び軸受の組み込み及び調整を可能とされ、前記側面開口部から歯車類の組み込み及び調整を可能とされてなることを特徴とする請求項2記載の動力伝達装置のケーシング構造。

請求項4

前記歯車軸は、駆動側歯車が取り付けられた駆動歯車軸と、従動側歯車が取り付けられて前記駆動歯車軸と平行に配置されるとともに出力側からのスラスト力が作用する従動歯車軸とよりなり、前記従動歯車軸を支持するスラスト容量を備えた2個の軸受の一方側を前記接続プレートの取り外し状態にて前記軸方向開口部から前記隔壁部に組み付け可能に、かつ他方側を前記第2の軸方向開口部から反隔壁部側の壁部に組み付け可能に構成してなることを特徴とする請求項3記載の動力伝達装置のケーシング構造。

技術分野

0001

本発明は、フォークリフト自動車等の車両用動力伝達装置に適用され、ケーシングの内部に歯車類歯車軸軸受等の動力伝達機構が組み込まれた動力伝達装置ケーシング構造に関する。

背景技術

0002

図4〜6は、フォークリフト用減速歯車装置における従来技術の1例を示し、図4歯車軸心線に沿う断面図、図5図4のC矢視図、図6図5のD矢視図である。図において、01は鋳造品からなるケーシング、28は該ケーシング01の入力側フランジ010に複数のボルト03により締め付けられ中心部が前記ケーシング01の嵌合穴17に嵌合される入力側ケース(他のケース)である。23は出力側のケース(図示省略)への固定用フランジである。また前記ケーシング01の内部は、隔壁部01aにより、後述する歯車類が収納される歯車室15と前記嵌合穴17に連通される接続空間16とに区画されている。

0003

10は駆動軸で、一端側をボールベアリングからなる軸受19により前記隔壁部01aに支持され他端側をボールベアリングからなる軸受18により前記隔壁部01aに対向する側の壁部1bに支持されている。12は前記駆動軸10に形成された駆動ギヤで前記歯車室15内に収納されている。11は前記駆動軸10と平行に設けられた従動軸で、一端側をボールベアリングからなる軸受36により前記隔壁部01aに支持され他端側をアンギュラーコンタクト型ベアリングからなる1対の軸受020及び021により前記壁部1bに支持されている。

0004

30は軸受リテーナで、前記ケーシング01の壁部1bにボルト31により固定されて、前記1対の軸受020及び021の外輪を軸方向に押圧し固定している。また前記1対の軸受020及び021の内輪側は前記従動軸11に圧入され、スペーサ011により軸方向位置を規定されている。26は前記従動軸11の軸端部にねじ込まれたナットで、前記ボールベアリングからなる軸受36を後述する従動ギヤ13の側面に締め付けている。13は前記駆動ギヤ12に噛み合う従動ギヤで、前記従動軸11の中央部に固定されて前記歯車室15内に収納されている。14は前記従動軸11の軸端部に設けられた出力側のべベルピニオンである。

0005

前記ケーシング01には、前記ナット26操作用として、入力側フランジ010にねじ穴33が、側壁024(図6参照)にねじ穴34が夫々穿孔されている。前記夫々のねじ穴33及び34はプラグ32及び35により施栓されている。29は前記側壁024に開口されたギヤ組立用窓で、前記歯車室15に連通されている。24は該ギヤ組立用窓29を覆うプレートで、複数のボルト25により前記側壁024に締め付けられている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、図4〜6に示される従来技術にあっては、前記ケーシング01が一体構造であり、その内部構造が隔壁部01aにより歯車類が収納される歯車室15と入力側ケース28(他のケース)接続用の嵌合穴17に連通される接続空間16とに区画された複雑な形状をしているため、鋳物用中子についても、歯車室15形成用及び接続空間16形成用の、複数の複雑形状の中子を必要とすることから、鋳造時における中子の組み付けや支持等に多くの鋳造工数を要するとともに、複雑な形状の複数の中子を要するため鋳造コストも高くなる。

0007

また、かかる従来技術にあっては、前記隔壁部01aにより区画された2つの独立空間である歯車室15及び接続空間16の内部に組み込まれる歯車類や軸受類の組立、調整のための多くの穴(33、29、34等)を設けてこれを塞ぐことを要し、そのための加工工数及び組立工数が増大するとともに、これらの穴を塞ぐためのプラグ32、35等の施栓要具を必要とし、部品点数が増加し部品コストも高くなり、さらには多数の穴を設けるため施栓部から油漏れが発生し易い。さらに、前記組立、調整用の穴の開口面積がきわめて狭く、作業性が良くない。また、前記ケーシング01が一体構造であるため、これに接続される他のケーシング(入力側ケース28)の取り合い寸法が変わった場合には、ケーシング01全体を交換することを要し、互換性に課題がある。等の問題点を有している。

0008

本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、動力伝達機構が収納されるケーシングの内部構造を簡単化して、中子の形状を簡単化するとともにその数を減少させ鋳造工数及び鋳造コストを低減し、またケーシングの動力伝達機構の組立、調整用の穴数を減少させ該穴の加工及び施栓のための加工工数及び組立工数、並びに部品点数を低減するとともに、動力伝達機構の組立、調整作業の作業性を向上させ、さらにはケーシングの互換性を向上せしめた動力伝達装置のケーシング構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、ケーシングの内部に歯車類、歯車軸、軸受等の動力伝達機構が組み込まれた動力伝達装置のケーシング構造において、前記ケーシングは、前記動力伝達機構が組み込まれるとともに該動力伝達機構の軸方向における組立、分解用の軸方向開口部が形成されたケーシング本体と、該ケーシング本体の開口部に着脱可能に接続されるとともに他のケース類へのボルト接続用のフランジを有する接続プレートとに分割されてなることを特徴とする動力伝達装置のケーシング構造を提案する。

0010

請求項2ないし4記載の発明は前記ケーシングの具体的構造に係り、請求項2の発明は請求項1において、前記ケーシング本体は鋳造品にて構成され、前記歯車類が収納される歯車室と前記接続プレートが接続される軸方向開口部が形成された接続空間とに隔壁部によって軸方向に区画され、該隔壁部に前記歯車軸を支持する軸受が取り付けられてなることを特徴とする。

0011

請求項3記載の発明は請求項2において、前記ケーシング本体は、前記軸方向開口部、前記歯車室の軸方向に開口する第2の軸方向開口部及び該ケーシング本体の側面に形成されて前記歯車室に開口する側面開口部の3つの開口部を有し、前記接続プレートの取り外し状態にて前記2つの軸方向開口部から歯車軸及び軸受の組み込み及び調整を可能とされ、前記側面開口部から歯車類の組み込み及び調整を可能とされてなる。

0012

請求項4記載の発明は請求項3において、前記歯車軸は、駆動側歯車が取り付けられた駆動歯車軸と、従動側歯車が取り付けられて前記駆動歯車軸と平行に配置されるとともに出力側からのスラスト力が作用する従動歯車軸とよりなり、前記従動歯車軸を支持するスラスト容量を備えた2個の軸受の一方側を前記接続プレートの取り外し状態にて前記軸方向開口部から前記隔壁部に組み付け可能に、かつ他方側を前記第2の軸方向開口部から反隔壁部側の壁部に組み付け可能に構成してなる。

0013

かかる発明によれば、ケーシング本体の鋳造の際には、接続空間が軸方向開口部により軸方向に開放されているため、該接続空間用の鋳型の軸方向への抜出しが可能となって該接続空間用の中子が不要となり、中子は歯車室用の中子が1つで済むこととなるとともに、中子の形状も簡単となる。従って、従来技術に比べて該中子の形状が簡単化されるとともに中子の数を減少でき、鋳造時における中子の組み付けや支持等に要する鋳造工数が低減されて鋳造コストが低減される。

0014

また、前記ケーシングをケーシング本体と接続プレートとに分割し、該ケーシング本体に形成された接続空間が軸方向開口部により軸方向に開放されているため、該接続プレートの取り外し状態にてケーシング本体内に前記従動軸を支持するスラスト容量を備えた軸受の一方側を外部に開放された前記軸方向開口部から前記隔壁部に組み付けることが可能となるとともに、該軸方向開口部から前記軸受の締め付け及び調整を行うことができる。

0015

これにより、前記接続空間に臨む動力伝達機構の組立、分解、調整を大きな軸方向開口部から施行できるとともに、請求項3記載の発明のように、全ての動力伝達機構の組立、分解、調整を前記軸方向開口部、前記歯車室側に設けられた第2の軸方向開口部及び該ケーシング本体の側面に形成されて前記歯車室に開口する側面開口部の3つの開口部から容易に施行できることとなり、作業性が向上する。

0016

また軸受の組み付け及び調整用の穴及び該穴を塞ぐためのプラグ類が不要となり、従来技術に比べて歯車室及び接続空間の内部に組み込まれる歯車類や軸受類の組立、調整のための穴が少なくて済み、該穴の加工工数が低減される。また、これらの穴を塞ぐためのプラグ等の施栓要具が減少し、部品点数及び部品コストが低減される。さらには前記のように、穴の数が減少することにより施栓部からの油漏れの発生が抑制され、信頼性が向上する。

0017

また、前記ケーシングに接続される他のケーシングの取り合い寸法が変わった場合においても、ケーシング本体を交換することなく、該他のケーシングに適合するような接続プレートのみを交換すれば済み、ケーシング本体の共通化が可能となり、互換性が向上する。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。

0019

図1は本発明の実施例に係るフォークリフト用減速歯車装置における歯車軸心線に沿う縦断面図、図2図1のA矢視図、図3図2のB矢視図である。

0020

図1〜3において、01はケーシングで、鋳造品からなるケーシング本体1と接続プレート2とに分割されてなり、該ケーシング本体1と接続プレート2とは合せ面4にて流体密接合され、複数のボルト3によって締め付けられている。27は該ケーシング本体1と接続プレート2との位置決め用ノックピンである。前記接続プレート2の外周部にはフランジ02が形成されるとともに、内周部には嵌合穴17が形成されている。そして、該フランジ02には入力側ケース(他のケース)28のフランジが複数のボルト(図示省略、2aはボルト穴)により締め付けられ、嵌合穴17には入力側ケース28の中心部が嵌合されている。

0021

前記ケーシング本体1は次のように構成されている。該ケーシング本体1の内部は隔壁部1aにより後述する歯車類が収納される歯車室15と前記嵌合穴17に連通される接続空間16とに区画されている。該接続空間16には鋳型の軸方向への抜出しが可能となるように軸方向開口部016が形成され、該軸方向開口部016に前記接続プレート2が接続されている。1bは出力側の隔壁で出力側ケース(図示省略)接続用のフランジ23が形成されるとともに出力側の軸方向開口部015が形成されている。

0022

10は駆動軸で、一端側をボールベアリングからなる軸受19により前記隔壁部1aに支持され他端側をボールベアリングからなる軸受18により前記隔壁部1aに対向する側の壁部1bに支持されている。12は前記駆動軸10に形成された駆動ギヤで前記歯車室15内に収納されている。11は前記駆動軸10と平行に設けられた従動軸で、一端側をアンギュラーコンタクト型ベアリングからなる軸受21により前記隔壁部1aに支持され他端側をアンギュラーコンタクト型ベアリングからなる軸受20により前記壁部1bに支持されている。前記アンギュラーコンタクト型ベアリングからなる軸受20及び21は、前後両方向のスラストを受圧可能になるように、互いに逆向きに配置されている。

0023

13は前記駆動ギヤ12に噛み合う従動ギヤで、前記従動軸11の中央部に固定されて前記歯車室15内に収納されている。14は前記従動軸11の軸端部に設けられた出力側のべベルピニオンである。26は前記従動軸11の軸端部にねじ込まれたナットで、前記アンギュラーコンタクト型ベアリングからなる軸受21を前記従動ギヤ13の側面に締め付けている。また前記1対の軸受20及び21の内輪側は前記従動軸11に圧入され、スペーサ011により軸方向位置を規定されている。

0024

29は前記ケーシング本体1の側壁024に開口されたギヤ組立用窓で、前記歯車室15に連通されている。24は該ギヤ組立用窓29を覆うプレートで、複数のボルト25により前記側壁024に締め付けられている。

0025

かかる構成からなる動力伝達装置のケーシング構造において、前記鋳造品からなるケーシング本体1の鋳造の際には、前記接続空間16が軸方向開口部016により軸方向に開放されているため、接続空間16用の鋳型の軸方向への抜出しが可能となって、該接続空間16用の中子が不要となり、中子は歯車室15用の中子が1つで済むこととなるとともに、中子の形状も簡単となる。従って、図4〜6に示される従来技術に比べて中子の数を減少でき、該中子の形状が簡単化され、鋳造時における中子の組み付けや支持等に要する鋳造工数が低減されて鋳造コストが低減される。

0026

また、前記ケーシング01をケーシング本体1と接続プレート2とに分割し、該ケーシング本体1に形成された接続空間16が軸方向開口部016により軸方向に開放されているため、該接続プレート2の取り外し状態にてケーシング本体1内に前記従動軸11を支持するスラスト容量を備えた2個の軸受の一方側21を外部に開放された前記軸方向開口部016から前記隔壁部1aに組み付けることが可能となるとともに、該軸受21の締め付け及び調整用のナット26を容易に操作することができる。

0027

これにより、前記接続空間16に臨む動力伝達機構の組立、分解、調整を大きな前記軸方向開口部016から施行できるとともに、全ての動力伝達機構の組立、分解、調整を前記軸方向開口部016、前記歯車室15側の第2の軸方向開口部015及び該ケーシング本体1の側壁024に形成されて前記歯車室15に開口するギヤ組立用窓29(側面開口部)の3つの開口部から容易に施行でき、作業性が向上する。

0028

また前記ナット26操作用の穴(図4〜6における穴32、34)及び該穴を塞ぐためのプラグ類(図4〜6におけるプラグ32、35)が不要となり、前記ケーシング本体1の側壁024に開口されたギヤ組立用窓29のみを設ければよく、従来技術に比べて歯車室15及び接続空間16の内部に組み込まれる歯車類や軸受類の組立、調整のための穴が少なくて済み、該穴の加工工数が低減される。また、これらの穴を塞ぐためのプラグ等の施栓要具が減少し、部品点数及び部品コストが低減される。さらには前記のように、穴の数が減少することにより施栓部からの油漏れの発生が抑制され、信頼性が向上する。

0029

また、前記ケーシング01に接続される他のケーシング(入力側ケース28)の取り合い寸法が変わった場合ににおいても、ケーシング本体1を交換することなく、該他のケーシングに適合するような接続プレート2のみを交換すれば済み、ケーシング本体1の共通化が可能となり、互換性が向上する。

発明の効果

0030

以上記載の如く本発明によれば、ケーシング本体の接続空間が軸方向開口部により軸方向に開放されているため、鋳造時に該接続空間用の鋳型の軸方向への抜出しが可能となって該接続空間用の中子が不要となり、歯車室用の中子が1つで済むこととなるとともに、中子の形状も簡単となる。従って、従来技術に比べて該中子の形状が簡単化されるとともに中子の数を減少でき、鋳造時における中子の組み付けや支持等に要する鋳造工数が低減され鋳造コストを低減できる。

0031

また、前記ケーシングをケーシング本体と接続プレートとに分割し、該ケーシング本体内の接続空間が軸方向開口部により軸方向に開放されているため、該接続プレートの取り外し状態にてケーシング本体内に前記従動軸支持用の軸受を外部に開放された前記軸方向開口部から前記隔壁部に組み付けることが可能となるとともに、該軸方向開口部から前記軸受の締め付け及び調整を行うことができる。

0032

これにより、前記接続空間に臨む動力伝達機構の組立、分解、調整を大きな軸方向開口部から施行できるとともに、請求項3記載の発明のように、全ての動力伝達機構の組立、分解、調整を前記軸方向開口部、前記歯車室側に設けられた第2の軸方向開口部及び該ケーシング本体の側面に形成されて前記歯車室に開口する側面開口部の3つの開口部から容易に施行できることとなり、作業性が向上する。

0033

また軸受等の組み付け及び調整用の穴及び該穴を塞ぐためのプラグ類が不要となり、従来技術に比べてケーシング本体に形成される歯車類や軸受類の組立、調整のための穴が少なくて済み、該穴の加工工数が低減されるとともに、前記プラグ等の施栓要具を減少できて部品点数及び部品コストが低減される。さらには前記のように穴の数が減少することにより、施栓部からの油漏れの発生が抑制され、信頼性を向上できる。

0034

また、前記ケーシングに接続される他のケーシングの取り合い寸法が変わった場合においても、ケーシング本体を交換することなく、該他のケーシングに適合するような接続プレートのみを交換すれば済み、ケーシング本体の共通化が可能となり、互換性が向上する。

図面の簡単な説明

0035

図1本発明の実施例に係るフォークリフト用減速歯車装置における歯車軸心線に沿う縦断面図である。
図2図1のA矢視図である。
図3図2のB矢視図である。
図4従来技術を示す図1対応図である。
図5図4のC矢視図である。
図6図5のD矢視図である。

--

0036

01ケーシング
1 ケーシング本体
1a隔壁部
1b 壁部
2接続プレート
02、23フランジ
3ボルト
4 合せ面
10駆動軸
11従動軸
12駆動ギヤ
13従動ギヤ
15歯車室
015軸方向開口部
16接続空間
016 軸方向開口部
17 嵌合穴
18、19、20、21軸受
024側壁
26ナット
28 入力側ケース
29ギヤ組立用窓

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