図面 (/)

技術 網膜機能の検査方法および検査装置

出願人 鈴木武敏
発明者 鈴木武敏
出願日 2001年1月16日 (19年10ヶ月経過) 出願番号 2001-007729
公開日 2002年7月30日 (18年3ヶ月経過) 公開番号 2002-209849
状態 拒絶査定
技術分野 眼の診断装置
主要キーワード 遮蔽具 箱状ケース 感知位置 視認状況 色覚検査 アタッシュケース 水平位 視野計
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年7月30日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

特別な検査環境や大がかりな構造を必要とすることなしに視野を含めた網膜部位による能力を正確且つ定量的に確認する。

解決手段

液晶表示画面2の所定位置に表示させた中心固視視標21の周囲に、表示位置や大きさなど予め定めた条件で検査視標22a,22bを順次表示させて、被検者が中心固視視標21を注視したままでその周囲に表示された各検査視標22a,22bを視認できるか否かを調べ、検査視標22a,22bの表示条件視認状況とを照合することによって被検者の網膜機能検査診断する。

概要

背景

従来から視野検査視力検査眼科のみならず、頭蓋内疾患を診断するためにも重要な検査であり、視野検査のための検査装置としては、従来より、フリーマン視野計ゴールドマン視野計など、さまざまな種類の視野計が用いられている。

また、視野検査以外にも、網膜の各種機能の検査として、視力検査や色覚検査変視症の検査等があるが、従来、これらの検査は、それぞれ異なる個別の検査機器によって行われていた。

概要

特別な検査環境や大がかりな構造を必要とすることなしに視野を含めた網膜部位による能力を正確且つ定量的に確認する。

液晶表示画面2の所定位置に表示させた中心固視視標21の周囲に、表示位置や大きさなど予め定めた条件で検査視標22a,22bを順次表示させて、被検者が中心固視視標21を注視したままでその周囲に表示された各検査視標22a,22bを視認できるか否かを調べ、検査視標22a,22bの表示条件視認状況とを照合することによって被検者の網膜機能を検査、診断する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

液晶表示画面所定位置に表示させた中心固視視標の周囲に、表示位置や大きさなど予め定めた条件で検査視標を順次表示させて、被検者が前記中心固視視標を注視したままでその周囲に表示された各検査視標を視認できるか否かを調べ、前記検査視標の表示条件視認状況とを照合することによって被検者の網膜機能検査診断することを特徴とする網膜機能の検査方法

請求項2

前記表示される検査視標が、互いに異なる形態を有する二種類の組み合わせからなる検査視標の少なくとも一方である請求項1記載の網膜機能の検査方法。

請求項3

前記二種類の検査視標が、図形の一部が分離しているものと分離していないものとからなる請求項2記載の網膜機能の検査方法。

請求項4

前記二種類の検査視標が、それぞれ異なる絵柄からなる請求項2記載の網膜機能の検査方法。

請求項5

前記二種類の検査視標が、歪みがあるものと歪みがないものとからなる請求項2記載の網膜機能の検査方法。

請求項6

前記検査視標の表示条件として、前記検査視標の明暗の対比を変化させる請求項1,2,3,4または5記載の網膜機能の検査方法。

請求項7

前記検査視標の表示条件として、前記検査視標の大きさを変化させる請求項1,2,3,4または5記載の網膜機能の検査方法。

請求項8

前記検査視標の表示条件として、前記検査視標の色調を変化させる請求項1,2,3,4または5記載の網膜機能の検査方法。

請求項9

検査中に被検者の瞳孔デジタルカメラ撮影してこれをモニタに映し出し、前記被検者の瞳孔の位置や動きを確認しながら検査を行う請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の網膜機能の検査方法。

請求項10

液晶表示画面、制御装置記憶装置入力装置を備えたコンピュータと、前記液晶表示画面に対峙して配置される顎台とからなり、前記記憶装置に予め各種条件の中心固視視標および検査視標を記憶させておき、前記液晶表示画面に中心固視視標の周囲に検査視標を順次表示させ、前記顎台にを載せた被検者が、前記中心固視視標を注視したままで前記検査視標を視認できたときに前記入力装置を用いて視認信号前記制御装置に送り、前記制御装置において前記視標の条件と視認状況とが照合されて、前記被検者の網膜機能を検査、診断することを特徴とする網膜機能の検査装置

請求項11

被検者の瞳孔を撮影する小型カメラおよび前記小型カメラが撮影する映像を映し出すモニタが設けられている請求項9記載の網膜機能の検査装置。

請求項12

持ち運び可能な箱状ケースに設けられた開閉蓋内面に液晶表示画面が取り付けられ、ケースの内部には、前記液晶表示画面への表示を制御する制御装置、前記液晶画面に表示する中心固視視標ならびに検査視標などを記憶させた記憶装置、被検者が液晶表示画面に表示された検査視標を視認したことを前記制御部へ知らせる入力装置、および被検者の頭部を載せる顎台が取り出し可能に収納されているとともに、前記開閉蓋をほぼ直角に開放することで前記液晶表示画面を立設可能にするとともに前記箱の前記液晶表示画面に対向する開口端に前記顎台を設置可能としたことを特徴とする網膜機能の検査装置。

請求項13

前記開閉蓋にデジタルカメラが取り付けられているとともに前記ケース内に前記デジタルカメラが撮影する映像を映し出すモニタが取り出し可能に収納されている請求項12記載の検査装置。

技術分野

0001

本発明は、視野視力更には網膜疾患などに関与する各種の網膜機能検査することが可能な網膜機能の検査方法および検査装置に関するものである。

背景技術

0002

従来から視野検査視力検査眼科のみならず、頭蓋内疾患を診断するためにも重要な検査であり、視野検査のための検査装置としては、従来より、フリーマン視野計ゴールドマン視野計など、さまざまな種類の視野計が用いられている。

0003

また、視野検査以外にも、網膜の各種機能の検査として、視力検査や色覚検査変視症の検査等があるが、従来、これらの検査は、それぞれ異なる個別の検査機器によって行われていた。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、従来用いられてきた視野計では、光が視標として用いられており、検査視標を表示させる装置は、レンズ組合せて任意の個所電球光を投影させる投影式や、発光ダイオード等を視野計の内部に埋め込んで光源とする固定式等、いずれも大がかりな構造を必要とするものであった。そして、そのために、検査装置全体が据置型の極めて大きなものとなり、一旦設置した装置を持ち運ぶことは困難であった。

0005

また、検査視標として電球光や、発光ダイオード等周囲に散乱する光を用いるため、検査時の周辺光環境が厳しく制限され、検査結果の精密な再現性を得るためには、例えば半暗室となるような検査専用の空間および環境を必要としていた。

0006

更に、従来の検査視標は、電球光や、発光ダイオード等中心点の周囲にも光が拡散する光原を用い、これを光覚により確認するものであるため、中心視野を正確に視認することが困難であって、検査結果に誤差が生じることがあった。

0007

更にまた、視力検査など他の検査方法や検査装置についても視認しにくく、また網膜の機能は検査できても網膜全体としての機能であって網膜のどの部分に機能障害や疾患があるかを突き止めることはできない。

課題を解決するための手段

0008

そこで、本発明の網膜機能の検査方法は、液晶表示画面所定位置に表示させた中心固視視標の周囲に、表示位置や大きさなど予め定めた条件で検査視標を順次表示させて、被検者が前記中心固視視標を注視したままでその周囲に表示された各検査視標を視認できるか否かを調べ、前記検査視標の表示条件視認状況とを照合することによって被検者の網膜機能を検査、診断することとした。

0009

検査視標を液晶表示画面に表示させることによって、検査視標を表示させるための装置を従来よりも大幅に小型化することができる。また、検査視標を中心固視視標の周囲の任意の位置に表示させることができることから網膜の異常或いは疾患箇所を認識することができる。更に、検査視標を表示するのに液晶表示画面を用いたため光覚でなく形で視認できることから検査視標を明確に視認できるので検査結果に誤差が生じない。

0010

また、各種の網膜機能検査をするための検査視標として、図形の一部が分離しているものと分離していないものの組み合わせ、または歪みがあるものと歪みがないものとの組み合わせ、などのように二種類の異なる形態の組み合わせからなる検査視標を用いることによって、明瞭に視認できているかどうかを確認しやすいうえ、歪みの有無は、変視症の検査にも用いることができる。また、動物キャラクタなどの絵柄の検査視標を用いると、小さな子供でも視認を自覚して正確に検者に伝えることが可能であり、検査しやすい。

0011

加えて、検査視標の大きさ、明暗の対比、色調などを変化させて検査すれば、視野検査だけでなく視力検査、コントラスト感度、変視症の検査、色覚検査等を行うことが可能であり、殊に、網膜部位による能力分布が測定できる。

0012

更に、被検者の瞳孔デジタルカメラ撮影し、検者がモニタで被検者の瞳孔の中心位置や検査視標に対応する瞳孔の動作を確認しながら検査を行うことによって、被検者が中心固視視標を注視しているか否か、更には検者が検査視標を視認しているか否か等を確認することができる。

0013

更にまた、液晶表示画面、制御装置記憶装置入力装置を備えたコンピュータと、前記液晶表示画面に対峙して配置される顎台とからなり、前記記憶装置に予め各種条件の中心固視視標および検査視標を記憶させておき、前記液晶表示画面に中心固視視標の周囲に検査視標を順次表示させ、前記顎台にを載せた被検者が、前記中心固視視標を注視したままで前記検査視標を視認できたときに前記入力装置を用いて視認信号前記制御装置に送り、前記制御装置において前記視標の条件と視認状況とが照合されて、前記被検者の網膜機能を検査、診断する検査装置を用いると、簡単な装置で小型化されて、上記のような各種パターンを有する視標を自在に表示させることができるので、従来それぞれ独自の装置で行われていた網膜に関する各種検査を一台の検査装置で行うことができる。

0014

特に、持ち運び可能な箱状ケースに設けられた開閉蓋内面に液晶表示画面が取り付けられ、ケースの内部には、前記液晶表示画面への表示を制御する制御装置、前記液晶画面に表示する中心固視視標ならびに検査視標などを記憶させた記憶装置、被検者が液晶表示画面に表示された検査視標を視認したことを前記制御部へ知らせる入力装置、および被検者の頭部を載せる顎台が取り出し可能に収納されているとともに、前記開閉蓋をほぼ直角に開放することで前記液晶表示画面を立設可能にするとともに前記箱の前記液晶表示画面に対向する開口端に前記顎台を設置可能とした網膜機能の検査装置を用いた場合には、装置をきわめて容易に携行することができ、往診自治体または企業の検診等の場所へ持ち運んで検査することができるなど場所を問わずに検査ができ、また保管にも便利である。

発明を実施するための最良の形態

0015

本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

0016

図1は、本発明の検査装置についての実施の形態の一例を示すものである。

0017

検査装置1は、液晶表示画面2、制御装置および記憶装置(図示せず)を内蔵するコンピュータ本体3、マウスによる視認用の入力装置4、検者が検査条件等を入力するためのキーボードによる検者用入力装置8からなるコンピュータと、被検者の頭部を固定するための顎台5と、液晶表示画面2の上部に設置されて被検者の瞳孔を撮影する小型カメラ6と、その小型カメラ6で撮影される画像を映し出すモニタ7とから構成される。

0018

液晶表示画面2は、通常のコンピュータのモニターとして用いられるものと同等の性能であればよく大きさも問わないが例えば17インチ以上の大きさがあることが望ましい。また、液晶表示画面2または顎台5の少なくとも一方が高さを自在に調節できるように、下部にスライド式またはねじ式等の昇降装置が設けられていることが好ましい。

0019

次に検査方法について説明する。初めに少なくとも液晶表示画面2および顎台5を適宜高さののような台上に互いに対峙にさせて配置する。そして、被検者は、検査しない方の眼を専用眼帯遮蔽具で覆い、椅子などに座った状態で顎を顎台5に載せて検査する方の眼の位置が、液晶表示画面2に表示された中心固視視標の正面となるように、顎台5または液晶表示画面2の高さや水平位置をを調整する。このとき、中心固視視標は必ずしも液晶表示画面2の中心に表示する必要はなく、検査する方の眼の位置に合わせて表示しても良く、この場合には顎台5または液晶表示画面2の高さや水平位置を大幅に調整する必要がない。また、中心固視視標は後述の検査視標と区別できる形や色彩を有することはいうまでもなく、ちらつきや疲れ等を感じることなく注視できる色調や明るさ、形状のものが好ましい。

0020

検査は、液晶表示画面2に、予めプログラムされて記憶装置に記憶された検査条件の中から、医師または検査技師が選択した条件に従って検査視標が中心固視視標の周囲に順次表示され、被検者は、中心固視視標21を注視したままで、前記検査視標を視認したときに、入力装置4を押して視認信号をコンピュータ3の制御装置に送る。

0021

図2(A)は検査時の液晶表示画面2の一例を示すものであり、所定の位置に固定表示された中心固視視標21の周囲における予め定められた位置に、例えば前記中心固視視標21とほぼ同形で色彩が異なる検査視標22aが順次位置を変えて表示され、この検査視標示22aを検者が中心固視視標21を注視した状態で視認できた場合には入力装置4を介して視認信号を制御装置に送るのである。そして、制御装置に送られた視認信号と予め定められた表示信号とを照合して視野機能が判定される。殊に、液晶表示画面2の中心固視視標21を中心としてその周囲に順次表示される各検査視標標22aの表示位置と網膜の感知位置とが互いに対応して判断されるため、単に視野機能を検査するだけでなく、網膜部位による能力分布が定量的に確認できる。

0022

また、図2(B)は前記図2(A)と異なり、中心固視視標21の周囲に表示する検査視標22bが前記図2(A)に示した検査視標22aの2つを所定距離だけ離して表示したものである。そのため、前記図2(A)に示した検査視標22aよりも確実に視認することができる。

0023

更に、前記図2(A)に示した検査視標22aと図2(B)に示した検査視標22bとを組み合わせて順次表示し、例えば2点からなる検査視標22bが見えたときのみ入力装置を押すようにしたり、或いは、1点からなる検査視標22aが見えたときと、2点からなる検査視標22bが見えたときとを異なる入力して、どちらの検査視標22aまたは22bが見えたかどうかを調べたりする検査方法等を採ることにより、更に視認が確実になり、正確な検査をすることができる。

0024

図3乃至図6は異なる検査視標の例を示すものであり、図3(A)に示した検査視標23aは、中心固視視標21を中心とした円形でその一部が分離した形状を呈し、径を変えたり中心固視視標21を中心として回転させて分離した部分の表示位置を変化させて表示し、分離した部分を視認したときに視認信号を送るものである。この検査視23aは図3(B)に示す分離した部分のない円形の検査視標23bと組み合わせて用いると更に正確な検査ができる。

0025

また、、図4(A)に示した検査視標24aは、形の一部を欠いたC形を呈しており、図4(B)に示した形の検査視標24bと組み合わせて使用することもでき、殊に、大きさを変化させて順次表示させることにより、視力検査にも適しており、従来の視力検査がC形視標の向きを視認させるのに対し、形の一部が欠けているか否かを視認すればよく、より確実に検査することができるばかりか、表示位置を変化させることで網膜の視力分布も検査することもできる。

0026

図5(A)に示した検査視標25aは、正しい#形の検査視標25aと図5(B)に示す歪んだ#形の検査視標25bと組み合わせて使用することにより、更には背景ととを変化させることによって、視野に加えて変視症等の網膜の疾患を定量的に診断することができる。

0027

図6(A)に示した検査視標26aは例えばパンダの絵柄からなり、図6(B)に示した例えばウサギの絵柄からなる検査視標26bとを用いており、これらの検査視標26a,26bを交互に表示させて、どちらの検査視標26aまたは26bが見えたかを答えさせることによって、幼児老人などにもわかりやすく且つ興味を持たせて検査することができる。検査視標とする絵柄の種類は図4に示すものに限らず、著名なキャラクタの絵柄や、花の絵柄等無数の絵柄を採用することができる。

0028

更に、図7および図8は異なる検査視標27および28を示すものであり、この他、本発明において使用可能な検査視標は無数に考えられ、殊に2種類の組み合わせが可能なものを用いると良い。

0029

更にまた、前記実施の形態において、検査視標22a〜28の明暗や大きさを変化させることによって、視力や光覚を網膜部位の分布として検査することができ、背景を含めて色調や色相等を変化させることにより、色覚検査を行うことができる。

0030

尚、いずれの検査の場合にも網膜部位による異常を定量的に確認できるので、手術を含めた治療などを極めて有効に行うことができる。

0031

また、前記実施の形態では網膜部位による異常を定量的に確認できることから、はじめに検査視標22a〜28を粗く表示して全体の分布を検査し、それらの内で異常箇所が会った場合には例えばその部分の表示を密にしたり、或いは液晶表示画面2への中心固視視標21の表示位置を変化させて異常箇所を広範囲にしたりして精密に検査することにより、検査の時間と労力の無駄をなくし、極めて効率よく短時間で且つ精密な検査をすることができる。

0032

更に、本実施の形態では液晶表示画面2に設けたデジタルカメラ6により検査中は、医師または検査技師等の検者が、被検者の瞳孔の位置や動きをモニタ7で確認しているため、瞳孔の位置が中止視標21から外れた場合には、検査のやり直し等を行って、正確な検査結果が得られるようにする。

0033

また、検査中の瞳孔の様子を視認状況とともに記憶装置に記憶させておけば、瞳孔が動いて中心固視視標21からずれた場合には、その偏差に自動的に適応させて検査結果を補正するようなソフトウェアのプログラムを組むことで、被検者が中心固視視標21を注視していなくても検査、診断することもできる。

0034

尚、キーボード等からなる検者用入力装置8は、視標や背景の色調や明るさ等、検査条件や検査の確認等を入力或いは変化させるために用いられる。

0035

図9は本発明の検査装置の異なる例を示すものであり、アタッシュケースのように持ち運び可能な箱状ケース10の開閉蓋11の内面に液晶表示画面12が取り付けられていて、箱状ケース10内には、制御部13、被検者が視認信号を送るための入力装置14、顎台15が収納されている。更に、蓋11の所定位置、例えば液晶表示画面12の上部には、被検者の瞳孔を撮影するデジタルカメラ16が埋め込まれている。

0036

そして、顎台15は、開閉蓋11を開けたときに液晶表示画面12と対面する箱状ケース10の所定位置に取付可能であり、例えばねじ等によって、高さが調節できるようにされる。

0037

液晶表示画面12は、前記の検査装置1と同様に17インチ以上であることが望ましく、液晶表示画面12に表示させる検査視標の条件は、制御部13によって制御される。制御部13は、検者によって操作され、デジタルカメラ16で撮影された被検者の瞳孔の様子を見ることができるモニタ17が備えられている。検者は、制御部13に設けられた入力部18を操作することによって、中心固視視標、検査視標などの液晶表示画面12への表示やデジタルカメラ16を制御する。

0038

被検者は、検者の指示に従って、視標を視認したときに入力装置14のボタンを押し、制御部13へ視認信号を送る。また、制御部13には記憶装置が内蔵されていて、視標の条件と視認状況との照合や、瞳孔の様子等が記憶されることは、前記の検査装置1と同様である。

発明の効果

0039

本発明によると、視標を液晶表示画面に表示するので、装置全体が小型化され、携帯が可能となる。しかも、検査時の光環境に厳格規制を必要としないので、往診の際や、自治体または企業の検診等の場所へ持ち運んで検査することができる。

0040

更に、液晶表示画面に表示される視標は、従来の光覚による視認と異なり検査視標の周囲に拡散する光がなく、視標の中心を視認しやすいうえ、異なる形態を有する二種類の視標のいずれかまたは双方を交互に表示させる場合には、視認していることを確実に確認できるので、検査結果に誤差が生じにくい。

0041

殊に、検査結果が網膜の必要部位を選択して定量的になされるので精密な検査を短時間でできるばかりか、疾患を正確に把握することができたり、その後の治療を有効にすることができる。

0042

また、検査視標の形態を自由に設定できるので、例えば動物やキャラクタ等のように子供にも認識しやすい絵柄を検査視標として用いることにより、小さい子供にもわかりやすく、且つ興味を持たせながら検査することができる。

0043

更に、歪みがある視標と歪みがない視標とを用いて背景を変化させることで視認の確認以外にも、変視症等の網膜の疾患を検出することができる。

0044

更にまた、視標の明暗や大きさ、色調などを変化させて検査すれば、視力、夜盲症などの光覚異常などの各種検査を同時に行うことができる。

0045

また、検査中の被検者の瞳孔をデジタルカメラで撮影してモニタに映し出し、検者が被検者の瞳孔の位置や動きを確認しながら検査を行うことによって、被検者が中心固視視標を注視しているかどうかを確認することができる。更に、デジタルカメラで撮影した被検者の瞳孔の位置や動きを記録することによって、被検者が必ずしも中心固視視標を注視していなくても、瞳孔の位置に適応して検査結果を判定するようにプログラムを設定することができる。

0046

以上のように、記憶装置に記憶された各種パターンの検査視標を液晶表示画面に表示させるとともに、制御装置によって検査視標の条件と視認状況とを照合させるようにすれば、視標が任意の個所に表示可能であり、背景および視標の色や配置、明るさなど、ソフトウェアによって無限の組合せが実現できるので、検査視標の自由度が大幅に拡がる。しかも、検査視標のパターン照合方法など、各種機能の向上は、ソフトウェアの改善によって自由に且つ容易に行うことができる。

0047

また、視標条件と視認信号等をコンピュータで処理して検査結果を表示することにより、従来のような検者による結果の誤差が生じにくくなり、検査結果の精度が向上する。

図面の簡単な説明

0048

図1本発明である検査装置についての実施の形態を示す概略図。
図2液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図3液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図4液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図5液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図6液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図7液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図8液晶表示画面の表示状態を示す説明図。
図9本発明である検査装置についての異なる実施の形態を示す概略図。

--

0049

1検査装置、2,12液晶表示画面、3コンピュータ本体、4,14入力装置、5,15顎台、6,16デジタルカメラ、7,17モニタ、8検者用入力装置、9プリンタ、10 箱、11 蓋、13 制御部、21中心固視視標、22a,22b,23a,23b,24a,24b,25a,25b26a,26b,27,28 検査視標

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社デンソー北海道の「 物品判定教育訓練装置」が 公開されました。( 2019/06/24)

    【課題】訓練者の身体状態と正否判定結果との関連性を蓄積可能な物品判定教育訓練装置を提供する。【解決手段】物品判定教育訓練装置は、複数の物品を画面1に表示する表示部23と制御部20と計測部22と記憶部2... 詳細

  • 株式会社ニデックの「 眼科撮影装置」が 公開されました。( 2019/06/24)

    【課題】複数の光学系のうち2つ以上が機能または性能を良好に発揮できる眼科装置を提供すること。【解決手段】 眼科装置1は、OCT光学系100と、対物光学系をOCT光学系100と共用する前眼部撮影光学系... 詳細

  • 国立大学法人静岡大学の「 画像処理装置及び画像処理方法」が 公開されました。( 2019/06/24)

    【課題】被験者の視線方向を安定して精度よく検出すること。【解決手段】視線検出装置1は、対象者Aの左右の瞳孔PL,PR及びそれらの周辺部を撮像することで眼画像を取得するカメラ10と、眼画像を基に左右の瞳... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ