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技術 紙壁紙用施工糊組成物

出願人 DIC株式会社
発明者 清水邦夫玉木淑文
出願日 2000年12月26日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 2000-394838
公開日 2002年7月10日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2002-194309
状態 未査定
技術分野 接着剤、接着方法
主要キーワード 目地切り 燃焼加 酢ビエマルジョン 手塗り 非透湿性 アクリル酸エステル系エマルジョン 紙壁紙 無機系分散剤
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年7月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

施工性に優れ、しかも目地すきの発生を極力抑えた紙壁紙用施工組成物を提供すること。

解決手段

澱粉糊シリカを必須成分として含有し、好ましくはシリカが酸化珪素を少なくとも50重量%以上含有し平均粒子径が50μm以下の合成シリカであることを特徴とする紙壁紙用施工糊組成物。

概要

背景

従来施工業者が壁紙をコンクリート石膏ボードなどの壁に貼り付ける際には、澱粉苛性ソーダなどのアルカリを使用してアルファー化したもの、あるいはエーテル化澱粉エステル化澱粉等がそのままで使用されたり、これらの澱粉糊に対して更に接着性を向上する目的で酢ビエマルジョンエチレン酢ビエマルジョン等が配合されて使用されている。

しかしながら、これらの澱粉糊は壁紙の接着性、施工性には優れているものの、特に紙壁紙を貼り付ける場合に目地すきを発生し易いことから施工時のクレームが多発しており、これまで紙壁紙の構成を非透湿性にする等の工夫が種々なされてきたにもかかわらず、未だ目地すきを完全に抑制するには至っていない。かかる状況下、目地すきの発生を極力抑えた紙壁紙用施工組成物に対する産業界の要請が高まっている。

概要

施工性に優れ、しかも目地すきの発生を極力抑えた紙壁紙用施工糊組成物を提供すること。

澱粉糊とシリカを必須成分として含有し、好ましくはシリカが酸化珪素を少なくとも50重量%以上含有し平均粒子径が50μm以下の合成シリカであることを特徴とする紙壁紙用施工糊組成物。

目的

本発明は、上記のような従来技術の欠点を解決すべく、施工性に優れ、しかも目地すきの発生を極力抑えた紙壁紙用施工糊組成物を提供する事を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

澱粉糊シリカを必須成分として含有する事を特徴とする紙壁紙施工組成物

請求項2

シリカが酸化珪素を少なくとも50重量%以上含む請求項1に記載の紙壁紙用施工糊組成物。

請求項3

シリカの平均粒子径が50μ以下である請求項1又は2に記載の紙壁紙用施工糊組成物。

請求項4

シリカが合成シリカである請求項1〜3のいずれか一項に記載の紙壁紙用施工糊組成物。

請求項5

シリカの含有量が澱粉糊の固形分に対して10〜200重量%である請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙壁紙用施工糊組成物。

技術分野

0001

本発明は、紙壁紙用の施工に関するものであり、さらに詳しくは、目地すきの発生を抑制する壁紙用施工糊組成物に関するものである。

背景技術

0002

従来施工業者が壁紙をコンクリート石膏ボードなどの壁に貼り付ける際には、澱粉苛性ソーダなどのアルカリを使用してアルファー化したもの、あるいはエーテル化澱粉エステル化澱粉等がそのままで使用されたり、これらの澱粉糊に対して更に接着性を向上する目的で酢ビエマルジョンエチレン酢ビエマルジョン等が配合されて使用されている。

0003

しかしながら、これらの澱粉糊は壁紙の接着性、施工性には優れているものの、特に紙壁紙を貼り付ける場合に目地すきを発生し易いことから施工時のクレームが多発しており、これまで紙壁紙の構成を非透湿性にする等の工夫が種々なされてきたにもかかわらず、未だ目地すきを完全に抑制するには至っていない。かかる状況下、目地すきの発生を極力抑えた紙壁紙用施工糊組成物に対する産業界の要請が高まっている。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、上記のような従来技術の欠点を解決すべく、施工性に優れ、しかも目地すきの発生を極力抑えた紙壁紙用施工糊組成物を提供する事を目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、従来の澱粉系の施工糊にシリカを配合する事により、施工性、接着性等を低下させる事なく、目地すきを大幅に改善できることを発見し、本発明を完成させるに到った。

0006

すなわち本発明は、澱粉糊とシリカを必須成分として含有する事を特徴とする紙壁紙用施工糊組成物であり、好ましくはシリカが酸化珪素を少なくとも50重量%以上含むものであり、また好ましくはシリカの平均粒子径が50μm以下である紙壁紙用施工糊組成物を提供するものである。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下本発明を詳細に説明する。本発明の澱粉糊は、従来公知の如何なる澱粉糊でもよく、例えば、トウモロコシ澱粉を苛性ソーダの水溶液中で、あるいは熱水中で加熱攪拌して得られる糊化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉をベースにした澱粉糊が挙げられる。

0008

更には、これらの澱粉糊に対して、酢ビエマルジョン、エチレン酢ビエマルジョン、アクリル酸エステル系エマルジョン、あるいはこれらの共重合エマルジョン、更にはポリビニルアルコールポリアクリルアミドアルカリ可溶性アクリル共重合体等の水溶性ポリマー等を添加配合したものも使用できる。

0009

本発明のシリカは、酸化珪素を主成分とする無機化合物であれば従来公知の如何なるものでも使用できるが、その中でも特に目地すきの改良効果に優れるという観点から、酸化珪素を少なくとも50重量%以上含むものが好ましい。

0010

また本発明で用いられるシリカは、沈降等の問題がおこらず施工糊としての安定性に優れること、また施工糊の塗布性ムラがでることがなく、十分な目地すき改善効果を与えるという観点から、平均粒子径は50μm以下であるものが好ましい。

0011

本発明のシリカの中で特に好ましいのは合成シリカであり、例えば珪酸ソーダと酸の反応により得られる湿式法シリカ、あるいは四塩化珪素気層中で燃焼加水分解させて得られる乾式法シリカ等が挙げられる。例えば、ニップシールE−200A,E−220A,E−150K(日本シリカ工業(株)製)、カープレクス#67,#80,#100,#1120(塩野義製薬(株)製)、AEOSIL200,300,380(日本アエロジル(株)製)、ソーレックスCM(徳山曹達(株)製)等が挙げられる。

0012

また本発明で用いられるシリカの含有量は、最終的に得られる澱粉糊の固形分に対して10〜200重量%であることが好ましい。シリカの含有量がこの範囲内であれば、目地すきの改良効果は十分であり、また施工糊の粘性が不良になることもなく、施工糊の貯蔵安定性、塗工性も優れたものになるので好ましい。

0013

本発明の施工糊組成物は、上述の澱粉糊を調液した後、ついで上述のシリカを添加して十分攪拌混合した後、必要に応じて水で希釈して粘度調整を行うことにより製造できる。あるいはシリカを予め必要に応じて分散剤を含む水と混合分散させた後、澱粉糊に配合しても良い。

0014

またシリカを分散混合させる際に、ポリアクリル酸系の分散剤やトリポリリン酸ソーダ等の無機系分散剤を使用することもできる。

0015

更にシリカの分散混合には、従来公知の攪拌装置が使用できるが、高専断力の攪拌装置が特に好ましい。

0016

本発明の施工糊組成物には、必要に防腐剤、防かび剤、消泡剤レベリング剤等を加えても差し支えない。

0017

かくして得られた本発明の施工糊組成物は、通常の澱粉糊と同様の方法で壁紙に塗布され、壁に貼り付けることができる。本方法で適用できる壁紙は、化粧紙基材が基本的に紙で構成された紙壁紙であれば特に制限はなく、また壁紙を貼り付ける壁としては、石膏ボード、モルタル仕上コンクリート、合板のような建物の壁、天井ドア間仕切りのような建築内装等にも応用できる。

0018

壁紙への施工糊の塗布方法は、従来公知の方法を用いることができ、刷毛による手塗りのほか、ロールコーターなどを使用した機械塗りでも行える。

0019

本発明の施工糊組成物の塗布量としては、施工性、接着性、目地すきの点から100〜500g/m2である。

0020

以下に合成例及び実施例を示し本発明を具体的に説明する。特に断らない限り、例中の「部」および「%」は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を表す。

0021

<ベース澱粉糊の合成例>攪拌装置付きの糊炊槽に水699部、小麦粉澱粉(グリコ栄養食品製「丸蒲」)197部を仕込みかき混ぜながら20%苛性ソーダ水溶液51部を徐々に添加して約60分間混合する。次いで30%硝酸53部を添加し十分混合し、固形分20%のベース澱粉糊1000部を得た。

0022

<実施例1>合成例で得られたベース澱粉糊100部にカープレックス#67(シオノギ製薬製、酸化珪素含有量=90〜96%、平均粒子径6.4μm)10部を配合し、十分混合攪拌した後、水90部を加えて希釈し固形分15%の施工糊を調整した。その施工糊を用いて石膏ボードに市販の紙壁紙を貼り、性能評価を行った結果を表−1に示す。

0023

<接着性の評価方法>市販の紙壁紙の裏面に固形分15%に水で希釈して調整した施工糊を刷毛で200g/m2塗工し、施工糊面同士を重ね合わせて30分放置した後、石膏ボード面に圧着貼合わせる。常温で2日乾燥後に紙壁紙を剥離して接着状態を観察する。

0024

<施工性の評価方法>上記施工糊を市販の紙壁紙に塗布して放置後、石膏ボードに圧着貼合わせるまでの作業性を評価する。

0025

<目地すきの評価方法>上記と同様な操作で施工糊を市販の紙壁紙に塗布して放置後、石膏ボードに圧着貼合わせる。次いでカッターナイフ目地切りし、直ちに80℃の熱風乾燥機中で30分間強制乾燥させる。乾燥後、23℃、65%相対湿度雰囲気下24時間放置後に開いた目地の距離を測定し、下記により判定する。

0026

目地は全く見えない <0.05mm
目地はほとんど見えない 0.05〜0.1mm
目地が僅かに見える 0.1〜0.2mm
目地が完全に見える >0.2mm

0027

<実施例2〜4>実施例1と同様に表−1記載のシリカを配合して最終的に固形分15%の施工糊をそれぞ調整した。その施工糊を用いて石膏ボードに市販の紙壁紙を貼り性能評価を行った結果を表−1に示す。

0028

0029

シリカA:カープレックス#67(塩野義製薬(株)製、酸化珪素=90〜96%、平均粒子径6.4μm)
シリカB:ソーレックスCM(徳山曹達(株)製、酸化珪素=50〜55%、平均粒子径0.02〜0.08μm)

0030

<比較例1〜5>実施例1と同様に表−2記載の処方で配合して最終的に固形分15%の施工糊をそれぞ調整した。その施工糊を用いて石膏ボードに市販の紙壁紙を貼り性能評価を行った結果を表−2に示す。

0031

0032

この表−1,2の結果より、実施例1〜4の施工糊組成物については、いずれも接着性、施工性だけでなく、目地すきがなく極めて満足した結果が得られたが、比較例1〜4の施工糊組成物については、接着性、施工性は良いものの、目地すきが全く悪いことがわかる。

発明の効果

0033

本発明の施工糊組成物は、従来の澱粉糊と同様に取り扱うことが可能で、施工性、接着性に優れるだけでなく、特に紙壁紙の目地すきを大幅に低減する効果に優れている。

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