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技術 車両用梯子装置

出願人 東急車輛製造株式会社
発明者 臼井和夫
出願日 2000年12月20日 (20年10ヶ月経過) 出願番号 2000-387201
公開日 2002年7月2日 (19年3ヶ月経過) 公開番号 2002-187546
状態 特許登録済
技術分野 はしご 階段・物品収容 鉄道車両の細部
主要キーワード ガイドケース 乗降用扉 梯子装置 非常用 非常停止 ピボット軸 跳ね上げ 車両側面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年7月2日)のものです。
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図面 (10)

課題

設置場所制約が少なく、かつ、単純構造梯子装置を提供する。

解決手段

車両用梯子装置21は、使用位置にあるとき、乗員が車体2の側面で開閉する乗降用扉から車外へと出て、踏板4上で車体2と平行な方向へと方向転換した後、梯子7を使って降車することが可能となるので、鉄道車両の側面に設けられた複数の乗降口を利用して、複数の非常用乗降経路を確保することができる。なお、車両用梯子装置21は、格納位置にあるときには、踏板4と梯子7の双方を、車両の側壁に沿って垂下させた状態で固定することができる。

概要

背景

鉄道車両等の高床車両は、道床から客室床面までの高低差が大きい。このため、車両が非常停止したとき等に、乗員が客室から道床へと直接に降りることは困難であることから、乗員を安全に非難させるための非常用階段・非常用梯子考案が、従来から種々なされている(特公昭57-59096号公報、実公昭62-24000号公報等参照)。

概要

設置場所制約が少なく、かつ、単純構造梯子装置を提供する。

車両用梯子装置21は、使用位置にあるとき、乗員が車体2の側面で開閉する乗降用扉から車外へと出て、踏板4上で車体2と平行な方向へと方向転換した後、梯子7を使って降車することが可能となるので、鉄道車両の側面に設けられた複数の乗降口を利用して、複数の非常用乗降経路を確保することができる。なお、車両用梯子装置21は、格納位置にあるときには、踏板4と梯子7の双方を、車両の側壁に沿って垂下させた状態で固定することができる。

目的

しかし、従来の非常用階段・非常用梯子は、操作性の点では様々に考慮されているものの、格納時には前記非常用階段・非常用梯子を車内に配置する必要がある点で設置場所の制約を受けたり、構成する部品点数が多く構造が複雑となる点で改良の余地があった。本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設置場所の制約が少なく、かつ、単純構造の梯子装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
4件

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請求項1

直交する二辺を有する踏板を、係る一辺が車両の扉の直下で該扉と平行となるように軸支し、該一辺と直交する他の一辺に梯子の一端部を軸着し、かつ、該梯子を車体に対し着脱可能に支持したことを特徴とする車両用梯子装置。

請求項2

前記踏板は、車体に固定したブラケットに軸支されており、車体の下方へと垂下した姿勢、若しくは、水平方向へと跳ね上げた姿勢に固定するピンを備えることを特徴とする請求項1記載の車両用梯子装置。

請求項3

前記踏板は、車体の床下に取り付けられ水平方向へとスライドするスライド手段に軸支され、前記踏板を、車体の下方へと垂下した姿勢から、水平方向へと跳ね上げた姿勢へと回転させて一部分を前記スライド手段に押し込み、固定可能としたことを特徴とする請求項1記載の車両用梯子装置。

請求項4

前記踏板に対し前記梯子の角度を固定する固定手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の車両用梯子装置。

請求項5

前記扉は、車両側面に設けられた乗降口の扉であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の車両用梯子装置。

技術分野

0001

本発明は、鉄道車両等の高床車両に適した、非常時の乗降用梯子装置に関するものである。

背景技術

0002

鉄道車両等の高床車両は、道床から客室床面までの高低差が大きい。このため、車両が非常停止したとき等に、乗員が客室から道床へと直接に降りることは困難であることから、乗員を安全に非難させるための非常用階段・非常用梯子考案が、従来から種々なされている(特公昭57-59096号公報、実公昭62-24000号公報等参照)。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、従来の非常用階段・非常用梯子は、操作性の点では様々に考慮されているものの、格納時には前記非常用階段・非常用梯子を車内に配置する必要がある点で設置場所制約を受けたり、構成する部品点数が多く構造が複雑となる点で改良の余地があった。本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設置場所の制約が少なく、かつ、単純構造梯子装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0004

上記課題を解決するための、本発明の請求項1に係る車両用梯子装置は、直交する二辺を有する踏板を、係る一辺が車両の扉の直下で該扉と平行となるように軸支し、該一辺と直交する他の一辺に梯子の一端部を軸着し、かつ、該梯子を車体に対し着脱可能に支持したことを特徴とする。

0005

本発明では、前記踏板を車両の扉の直下で該扉と平行に垂下させた、格納位置としたとき、前記踏板の他の一辺に軸着する梯子も、梯子の左右の側板が上下に位置するように垂下し、前記梯子は前記踏板と共に、車両の壁面に沿って格納される。このとき、前記梯子を車体に支持することで、格納位置において前記梯子にぐらつき等を生ずるおそれはない。

0006

また、車体に対する前記梯子の支持を解除し、前記踏板を回転させて水平方向へと跳ね上げると、前記踏板の他の一辺に軸着する梯子も、前記踏板に伴って水平方向へと跳ね上げられる。ところで、前記梯子の一端部は、扉と平行に軸着した前記踏板の一辺と直交する他の一辺に軸着しているので、前記踏板と前記梯子とを水平にした後、前記踏板に対し前記梯子を傾斜させると、梯子は車体の壁面に沿って傾斜する。そして、水平な踏板と、該踏板から車体の壁面に沿って傾斜する梯子とで、車両の扉に沿った方向へと延びる昇降路を形成することができる。

0007

また、本発明の請求項2に係る車両用梯子装置では、前記踏板は、車体に固定したブラケットに軸支されており、車体の下方へと垂下した姿勢、若しくは、水平方向へと跳ね上げた姿勢に固定するピンを備えるものである。したがって、本発明によれば、前記ピンによって、前記踏板を、車体の下方へと垂下した格納位置、または、水平な使用位置に固定することができる。

0008

また、本発明の請求項3に係る車両用梯子装置では、前記踏板は、車体の床下に取り付けられ水平方向へとスライドするスライド手段に軸支され、前記踏板を、車体の下方へと垂下した姿勢から、水平方向へと跳ね上げた姿勢へと回転させて一部分を前記スライド手段に押し込み、固定可能としたことを特徴とする。本発明によれば、前記スライド手段によって、前記踏板を水平方向に固定することができる。

0009

さらに、本発明の請求項4に係る車両用梯子装置では、前記踏板に対し前記梯子の角度を固定する固定手段を有している。したがって、前記格納位置にあるときには、前記踏板と前記梯子の双方を、車両の壁面に沿って垂下させた状態で固定することができる。また、前記使用位置にあるときには、水平方向に固定された前記踏板に対し、車体の側方へと傾斜する梯子の傾斜角度を固定することができる。

0010

また、本発明の請求項5に係る車両用梯子装置では、前記扉は、車両側面に設けられた乗降口の扉とする。本発明によれば、乗客の乗降口を非常時の乗降口としても用い、しかも、当該乗降口から、道床に沿った方向へと延びる昇降路を形成することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分または相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省略する。

0012

図1には、本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置1を、鉄道車両2に取り付けた状態を示している。車両用梯子装置1は、鉄道車両の車体2の側面に設けられた乗降用扉3の、下方に位置するように設置することができる。なお、図1示す車両用梯子装置1は、車両の側面に沿って格納された、「格納位置」にある状態を示している。

0013

図2には、格納位置にある車両用梯子装置1を、拡大して示している。この車両用梯子装置1は、踏板4と梯子7を備える。また、踏板4は、直交する二辺4a,4bを有している。そして、踏板4は、係る一辺4aが車両の乗降用扉3と平行となるように、車体2に固定したブラケット5に対し、ピボット6を用いて軸支されている。また、踏板4の他の一辺4bに対し、梯子7の一端部7aを、ヒンジ8を介して軸着している。さらに、梯子7の左右の側板7b,7cを、車体2に固定したリテーナ9によって、車体2に対し着脱可能に支持することができる。リテーナ9と梯子7の左右の側板7b,7cとの締結方法は、リテーナの突起片9aと梯子7の左右の側板7b,7cの対応する位置に貫通穴を形成し、該貫通穴にピン10を差込むものである。

0014

次に、図2図6を参照しながら、車両用梯子1の使用手順を説明する。ここで、図2図6には、車体2のうち、車両用梯子1の取付けに関係する一部分のみを、断面で示している。

0015

図3には、車両用梯子装置1を車体2の前後方向から見た状態を示しており、車両用梯子装置1が格納位置(図2)にある場合を実線で、その他の位置にある場合を二点鎖線で示している。図示のごとく、ブラケット5には、踏板4を軸支するピボット6から等距離に、二つの穴5a(図4参照)および5b(図3参照)を設け、踏板4の対応する位置にも穴4c(図3参照)を設けている。そして、踏板4の穴4cとブラケット5の穴5aとを一致させ、当該一致した穴にピン11を差込むことにより、踏板4を、車体2の下方へと垂下した格納位置に固定することができる。

0016

また、ブラケット5の穴5aおよび踏板4の穴4cからピン11を抜取ると、図3に二点鎖線で示すように、ピボット6を中心として、踏板4を水平方向へ向けて回転させることが可能となる。そして、踏板4を水平になるまで回転させると、踏板4の穴4cと、ブラケットの穴5bとが一致する。ここで、当該一致した穴に、図4に示すように、先に抜取ったピン11を差込むことで、踏板4を、水平な使用位置に固定することができる。

0017

図5は、車体2の下方へと垂下した格納位置(図2)にある踏板4を、ピボット6を中心に回転させて水平な使用位置へと移動させた状態を、図2と同様の方向から見たものである。このとき、踏板4の他の一辺4bに軸着する梯子7も、踏板4に伴って水平方向へと跳ね上げられた状態にある。

0018

このように、踏板4と梯子7とを水平にした後、ヒンジ8(図2参照)によって踏板4に対し梯子7を傾斜させると、図6に示すように、梯子は車体2の壁面に沿って傾斜し、梯子7の一端部7aとは反対側の端部7dを、道床GRに接地させることができる。よって、水平な踏板4と、踏板4から車体2の壁面に沿って傾斜する梯子7とで、車両の扉2に沿った方向へと延びる昇降路を形成することができる。図4にその一部分を示す車両用梯子装置1は、図6の使用位置にある車両用梯子装置1を、車体2の前後方向から見たものである。なお、使用位置にある車両用梯子装置1を格納位置へと戻す場合には、上記手順を逆に行えば良く、よって詳しい説明は省略する。

0019

上記構成をなす本発明の第1の実施の形態により得られる作用効果は、以下の通りである。本発明の第1の実施の形態では、直交する二辺4a,4bを有する踏板4を、一辺4aが車両の乗降用扉3の直下で扉と平行となるように、ブラケット5に対してピボット6を介して軸支している。また、踏板4の一辺4aと直交する他の一辺4bに、梯子7の一端部7aを、ヒンジ8によって軸着している。このような各部の位置関係により、踏板4を車体2の壁面に沿って垂下させた格納位置としたとき、梯子7も左右の側板7b,7cが上下に位置するように垂下して、梯子7は踏板4と共に、車両の壁面に沿って格納される。しかも、格納位置において、梯子7はリテーナ9によって車体2に支持されるので、格納位置において、梯子4にぐらつき等を生ずるおそれはない。

0020

また、車両用梯子装置1を構成する踏板4、梯子7等は全て車外(乗降用扉3の下方)に位置するので、車内に車両用梯子装置1の設置スペースを確保する必要がない。よって、本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置1は、車内レイアウトによって設置場所が制約されることがなく、本発明の第1の実施の形態のごとく車両側部の乗降用扉3の下方や、また、先頭車両の貫通用扉の下方等、様々な場所に設置することができる。

0021

また、リテーナ9の突起片9aと梯子7とを連結するピン10を取り外して、車体2に対する梯子7の支持を解除した後、ブラケット5の穴5aおよび踏板4の穴4cからピン11を抜取ると、ピボット6を中心として、踏板4を、水平方向へ向けて回転させることが可能となる。そして、踏板4を回転させて水平方向へと跳ね上げると、踏板4に伴って梯子7も水平方向へと跳ね上げられる。

0022

そして、一致する踏板4の穴4cとブラケットの穴5bとに対し、再びピン11を差込むことで、踏板4を、水平な使用位置に固定することができる。そして、踏板4と梯子7とを水平にした後、ヒンジ8によって踏板4に対し梯子7を傾斜させると、梯子7は車体の壁面に沿って傾斜する。よって、本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置は、水平な踏板4と、踏板4から車体2の壁面に沿って傾斜する梯子7とで、乗降用扉3に沿った方向へと延びる昇降路を形成することができる。このとき、梯子7の一端部7aはヒンジ8を介して踏板4に支持され、梯子7の反対側の端部7dは道床GRに接地することで、安定支持される。

0023

本発明の第1の実施の形態は、以上の構成とすることで、単純構造で操作も簡単な梯子装置を提供することができる。しかも、本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置1は、乗員が車体2の側面で開閉する乗降用扉から車外へと出て、踏板4上で車体2と平行な方向へと方向転換した後、梯子7を使って降車することが可能となるので、複数の非常用乗降経路を確保することができる。

0024

なお、本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置1において、踏板4は、乗員が車体2の側面で開閉する乗降用扉から車外へと出て、踏板4上で車体2と平行な方向へと方向転換するための、方向変換手段として機能するものである。そして、かかる機能を確保するために、踏板4は、直交する二辺4a,4bを有し、その一辺4aが車両の乗降用扉3の直下で扉と平行となるように車体2に軸支され、かつ、他の一辺に梯子7を軸着するものであれば良い。よって、踏板4の形状は、直交する二辺4a,4bを有するものであれば、図示の例のごとく四角形に限定されるものではなく、三角形扇形等、様々な形状を採用することができる。

0025

さらに、踏板4の一辺4aの長さを、乗降用扉3の開口幅以上とすれば、乗員が、当該開口幅の何れの位置においても、車内から車外への第一歩目を確実に踏板4上へと踏出すことが可能となるので、より使い勝手の高い車両用梯子装置1とすることができる。

0026

次に、図7図9を参照しながら、本発明の第2の実施の形態に係る車両用梯子装置21を説明する。なお、本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置1と同一部分若しくは相当する部分については、同一符号で示し、詳しい説明は省略する。

0027

本発明の第2の実施の形態に係る車両用梯子装置21は、踏板4の一辺4aを、ピボット6を介して、スライド手段22のスライド部材23に軸着している。スライド手段22は、車体2の床下に取り付けられたガイドケース24によって、スライド部材23を水平方向にスライド可能に支持したものである。そして、スライド部材23と踏板4とは、幅(図の左右方向)、厚さ(図の上下方向)が同一となっている。また、ガイドケース24の両端部は、スライド部材23を摺動可能に支持するための、コ字状断面を有している。なお、ピボット6は、踏板4とスライド部材23とが一直線状に並び得るように両者を連結している。

0028

スライド手段22において、スライド部材23をガイドケース24に対し最も突出させた状態では、ピボット6はガイドケース24の外に位置する。そして、踏板4はピボット6によってスライド部材23に対し回動自在に支持され、踏板4は自重によって車体2の下方へと垂下した姿勢となる。そして、スライド部材23に対し踏板4を一直線上に並べた場合には、スライド部材23と踏板4とは、幅、厚さが同一となっているので、踏板4の一部分を、スライド手段22のガイドケース24内へと押し込むことが可能となっている。

0029

なお、図7にのみ示すが、ガイドケース24には、踏板4を車体2の下方へと垂下した姿勢で、安定的に固定するための固定金具25を設けている。当該固定金具25は、一端部がガイドケース24または踏板4に軸着され、他端部が、踏板4またはガイドケース24に対して着脱自在となっている。また、踏板4に対し梯子7の角度を固定するための固定手段として、固定金具26を有している。固定金具26も、固定金具25と同様に、基端部が踏板4または梯子7に軸着され、他端部が、梯子7又は踏板4に対して着脱自在となっている。さらに踏板4および梯子7のそれぞれにはハンドル27,28を設け、操作性を向上させている。

0030

ここで、図7図9を参照しながら、車両用梯子21の使用手順を説明する。まず、図7に示す格納位置にある車両用梯子21において、梯子7をリテーナ9から取り外して、車体2に対する梯子7の支持を解除し、かつ、固定金具25を踏板4から取外す。すると、ピボット6を中心として、踏板4を水平方向へ向けて回転させることが可能となる。ここで、ハンドル27,28を持ち、踏板4および梯子7を、ピボット6を中心に回転させて、水平方向へと跳ね上げる。

0031

ピボット軸6を中心に踏板4および梯子7を回転させて、踏板4をスライド部材23に対し一直線上に並べた状態で、踏板4の一部分を、スライド手段22のガイドケース24内へと押し込む。すると、ピボット6を挟んで、踏板4とスライド部材23とは何れもガイドケース24によって水平に支持されるので、ピボット6を中心とする踏板4の回転が阻止される。よって、踏板4を水平方向に跳ね上げた状態で固定することができる。

0032

さらに、梯子7に固定されたハンドル28を持ち、踏板4と梯子7とから固定金具26を取り外す。そして、ヒンジ8を中心として、踏板4に対し梯子7を傾斜させる。梯子7は図9に示すように、車体2の壁面に沿って傾斜する。ここで、再び踏板4と梯子7とを固定金具26で連結し、踏板4に対する梯子7の角度を固定する。図9は、使用位置にある車両用梯子装置21を、車体2の斜め下方から見た見上げた状態を示している。なお、使用位置にある車両用梯子装置21を格納位置へと戻す場合には、上記手順を逆に行えば良く、よって詳しい説明は省略する。

0033

上記構成をなす本発明の第2の実施の形態によれば、踏板4を水平方向に強固に強固に固定することができる。また、固定金具26によって、水平に固定された踏板4に対し、車体の側方へと傾斜する梯子7の傾斜角度を、強固に固定することができる。よって、図6に示す本発明の第1の実施の形態のごとく、梯子7の端部7dを道床GRに接地させることなく、図9に示すように空中に浮いた状態での使用が可能となる。また、固定金具26は、格納位置(図7)にあるときには、踏板4と梯子7の双方を、車両の壁面に沿って垂下させた状態で固定することができる。その他、第1の実施の形態と同様の作用効果については、詳しい説明を省略する。

0034

なお、スライド手段22のスライド部材23およびガイドケース24の形状は一例であり、スライド部材23については、水平方向にスライド可能でかつピボット6を介して梯子7を軸支することが可能な形状を有していれば良く、また、ガイドケース24については、踏板4と係合して水平に支持することが可能な形状を有していれば良い。また、固定金具25,26、ハンドル27,28については、本発明の第1の実施の形態に用いることも可能であり、そのような場合にも本発明の第2の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。

発明の効果

0035

本発明はこのように構成したので、以下のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る車両用梯子装置によれば、設置場所の制約が少なく、かつ、単純構造の梯子装置を提供することが可能となる。

0036

また、本発明の請求項2に係る車両用梯子装置によれば、操作および構造が単純な車両用梯子装置を提供することが可能となる。また、本発明の請求項3に係る車両用梯子装置によっても、操作および構造が単純な車両用梯子装置を提供することが可能となる。

0037

さらに、本発明の請求項4に係る車両用梯子装置によれば、梯子の端部を道床に接地させずに、空中に浮いた状態での使用が可能となる。また、本発明の請求項5に係る車両用梯子装置によれば、乗客の乗降口を非常時の乗降口としても用い、しかも、当該乗降口から、道床に沿った方向へと延びる昇降路を形成することが可能となり、複数の非常用乗降経路を確保することができる。

図面の簡単な説明

0038

図1本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置を、鉄道車両の、側面に設けられた乗降用扉の下方に取り付けた状態を示す図である。
図2本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置が、格納位置にある状態を示した図である。
図3図2に示す車両用梯子装置を車体の前後方向から見た図である。
図4使用位置にある車両用梯子装置の一部分を、車体の前後方向から見た図である。
図5図2に示す車両用梯子装置の踏板を、水平な使用位置へと移動させた状態を示す図である。
図6本発明の第1の実施の形態に係る車両用梯子装置が、使用位置にある状態を示した図である。
図7本発明の第2の実施の形態に係る車両用梯子装置が、格納位置にある状態を示した斜視図である。
図8本発明の第2の実施の形態に係る車両用梯子装置の、スライド手段の構造を示す斜視図である。
図9本発明の第2の実施の形態に係る車両用梯子装置が、使用位置にある状態を示した斜視図である。

--

0039

1車両用梯子装置
2鉄道車両
3乗降用扉
4踏板
4a一辺
4b 他の一辺
5ブラケット
6ピボット
7梯子
8ヒンジ
9リテーナ
21 車両用梯子装置
22スライド手段
23スライド部材
24ガイドケース
26 固定金具

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