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技術 皮膚老化防止剤

出願人 株式会社ヤクルト本社
発明者 千葉勝由曽根俊郎宮崎幸司花水智子西坂扶岐子松本幸子相山律男
出願日 2000年12月15日 (19年11ヶ月経過) 出願番号 2000-381813
公開日 2002年6月26日 (18年4ヶ月経過) 公開番号 2002-179581
状態 特許登録済
技術分野 化合物または医薬の治療活性 非環式または炭素環式化合物含有医薬 植物物質含有医薬 化粧料
主要キーワード タブノキ 肝臓抽出液 セイジ 捕捉型 ジャンボ 内科疾患 皮脂成分 メタノール収率
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

美白作用を有し、皮膚のハリや弾力を保持し、皮膚への保湿を高め、抗炎症抗アレルギー性作用を有することのできる皮膚の老化防止剤を得る。

解決手段

丁香針草、半枝蓮、半辺蓮、虱母草、馬鞭草、菟絲子、金、葉下珠、苦職、白花菜、山芥菜、遍地錦、傷寒草、金鈕扣、美人蕉、馬化石樹、錦地羅、金線蓮蕘花、白葉刺根、玉葉金花、仙草、台湾馬兜鈴、石菖蒲黄金、臭茉莉、大青、白龍花、木苧、鴉臼、三葉葡萄小葉葡萄、菊花木、金石榴、哈在花、石上柏、胡枝子、細葉水丁香、千金藤、烏蕨、鉄線蕨、山香、鶏眼草、海州常山、黄荊、蒼、咸豊草、鼠麹草、紫背草、含羞草、乳仔草、車前草、倒地鈴、白花藤、地蜈蚣、大草、戟葉紫花地丁、台湾何首烏牛乳榕、蓖葉燈籠草、扛香藤、台湾藤、羅氏塩膚木、金草、紅花鼠尾草、兔仔菜、刀傷草、苦藍盤、頭花香苦草、杜花、野菰、銅玉帯草、三葉五加より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を配合したもの。

概要

背景

(1)メラニン生成抑制については、従来より、美白用皮膚外用剤には、日焼け等により生じる皮膚の黒化や炎症、色素沈着により生じるシミソバカス等の現象を防止するため、あるいは増加した色素沈着を緩和するために、アスコルビン酸、またはその誘導体プラセンタエキスコウジ酸類グルタチオンハイドロキノン及びその誘導体(アルブチン)、植物抽出物等の美白剤が配合されてきた(Fragrance Journal,1990年6号p47-58)。

(2)また、エラスターゼは、皮膚のハリや弾力に関係しているエラスチンに特異的に作用するプロテアーゼである。これは、皮膚老化現象の中でも特に顕著な結果をもたらすエラスチンの減少に関与しており、また、紫外線はエラスターゼの働きを活性化するので、その結果、皮膚はハリや弾力を失うに至る。エラスターゼの作用は加齢によっても活発化して同様の結果を招くので、エラスターゼの過度の作用を抑制することができれば紫外線や加齢による皮膚老化の防止が可能になる。このような観点からエラスターゼ阻害作用を有する物質の探索が進められた結果、イジュ、ユーカリ、コミカンソウ等の抽出物が有効であることが確認されている(特開平9−95420号公報,特開平9−87137号公報,特開平9−87136号公報)。

(3)また、結合組織内でのヒアルロン酸の機能は、細胞間隙に水を保持したり組織内にジェリー状マトリックスを形成して細胞を保持したり、皮膚の潤滑性と柔軟性を保ち、外力機械障害)および細菌感染を防止していると考えられている。皮膚のヒアルロン酸は齢をとるにつれて減少し、その結果、小ジワやかさつきなどの老化をもたらすといわれている。従って、このヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼの活性を抑制することは、皮膚に存在していたヒアルロン酸の安定にも寄与すると考えられ、皮膚の老化や、皮膚バリア機能低下の改善にも効果を示すと考えられている。更に、関節炎等の治療に用いられる製剤に使用されているヒアルロン酸や、皮膚機能の低下を改善する目的で皮膚に塗布した後の製剤のヒアルロン酸の安定性にも寄与すると考えられている。

また、ヒアルロニダーゼは炎症酵素(起炎酵素)としても知られ、活性抑制することは炎症を抑え、また、アレルギーにも抑制的に働くことが知られている。ヒアルロニダーゼの作用を阻害する物質はいくつか報告されており、生薬抽出物としてはシャクヤクオウレン(特開平01−128933号公報)、ジュ、ゲンノショウコ(特開平02−11520号公報)、ミムソプスエレンギ、ユウジニアジャンボナラ、サカラインイカ鶏血藤、仙鶴草、タブノキ(特開平06−80553号公報)などにヒアルロニダーゼ阻害作用が確認されている。

(4)活性酸素除去剤としては、SOD作用を有するものがあり、活性酸素(O2−)が原因となる各種の病気、例えば、血流障害による病気(心筋梗塞、脳卒中、高血圧生理痛肩こり神経痛腰痛二日酔い等)、成人病内科疾患(癌、腎炎肝炎糖尿病等)、美容皮膚病(しみ、そばかす肌荒れ冷え症便秘しわアトピー性皮膚炎等)等の治療、改良等に広く利用されるもので、食品食品添加物化粧品医薬等の分野に於いて利用可能である。

具体的には、SODの種々の特性を利用した化粧料(例えば、特公昭59−10324号公報、特開昭55−87712号公報等)や、安定なSOD活性を有する胎盤または肝臓抽出液およびそれを配合することを特徴とする外用剤組成物(特開昭61−277626号公報)が知られている。更に、植物抽出物としては、サンペンズ、ジッコピインチンコウヤシャジツ、カイカ、ヤコウトウケツメイシボウイセンソウ、セキショウブキンオウシ、イチイヨウ(特開平8−283172号公報)や、ハイビスカスアロエダイオウ,黄精,ウワウルシ延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根サイコセンキュウソウジュツ薄荷葉,ブクリョウ甘草,シャクヤク,辛夷,半夏当帰桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ五倍子センブリ,ゲンノショウコ,麻黄黄柏杏仁乾姜タイソウオウゴン陳皮ウコン忍冬,キョウジツ,地黄ガーリックセイジオレガノローズマリーローレルセロリタイムタラゴンオニオンナッツメグ,メースクローブ,わさびサボリ,バジル唐辛子豆茶紅茶緑茶の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササクコ,ヤブソテツシイタケイチョウ(特開平6−24937号公報)、或いは、オウゴン、イチョウ、ケイケットウ、サンザシマイカイカ、ユキノシタメリッサ、ゲンノショウコ、ボタンピパセリトルメンチラ羅漢果、ヤシャジツ及びジコッピ等のフラボノイドを含む植物抽出物(特願平10−307680号公報)などが知られている。

(5)抗酸化剤は、ヒトの皮膚の上にはその皮膚を保護するために、皮脂分泌されており、この皮脂が紫外線などにより酸化され過酸化脂質となり、皮膚に対して刺激となる。また、この過酸化脂質は、細胞の膜を攻撃し障害を与えたりその他の種々の悪影響を与え、これらの障害がさらにヒトの皮膚の老化に関与すると言われている。そこで、この過酸化脂質の生成を抑制することは皮膚の状態の悪化を防止するのみならず生体の老化の予防に対しても有効であると考えられている。

具体的なものとしては、各種植物抽出物としては、カバノキのバーチ(学名:Betula platyphylla)抽出物(特開平10−46143号公報)や、ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,楊梅皮,葛根,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,黄柏,乾姜,オウゴン,猪苓,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,アマチャズル,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケからなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物(特開平6−24937号公報)が報告されている。

概要

美白作用を有し、皮膚のハリや弾力を保持し、皮膚への保湿を高め、抗炎症抗アレルギー性作用を有することのできる皮膚の老化防止剤を得る。

丁香針草、半枝蓮、半辺蓮、虱母草、馬鞭草、菟絲子、金、葉下珠、苦職、白花菜、山芥菜、遍地錦、傷寒草、金鈕扣、美人蕉、馬化石樹、錦地羅、金線蓮蕘花、白葉刺根、玉葉金花、仙草、台湾馬兜鈴、石菖蒲黄金、臭茉莉、大青、白龍花、木苧、鴉臼、三葉葡萄小葉葡萄、菊花木、金石榴、哈在花、石上柏、胡枝子、細葉水丁香、千金藤、烏蕨、鉄線蕨、山香、鶏眼草、海州常山、黄荊、蒼、咸豊草、鼠麹草、紫背草、含羞草、乳仔草、車前草、倒地鈴、白花藤、地蜈蚣、大草、戟葉紫花地丁、台湾何首烏牛乳榕、蓖葉燈籠草、扛香藤、台湾藤、羅氏塩膚木、金草、紅花鼠尾草、兔仔菜、刀傷草、苦藍盤、頭花香苦草、杜花、野菰、銅玉帯草、三葉五加より選ばれる1種又は2種以上の抽出物を配合したもの。

目的

即ち、本発明は、美白作用を有し、皮膚のハリや弾力を保持し、皮膚への保湿を高め、更に、抗炎症・抗アレルギー性作用を有することのできる皮膚の老化防止剤を得ることを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
11件
牽制数
21件

この技術が所属する分野

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請求項1

丁香(Ludwigia octovalvis)、針草(Anisomeles indica)、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、半辺蓮(Lobelia chinensis)、虱母草(Urena lobata)、馬鞭草(Verbana officinalis)、菟絲子(Cuscuta australis)、金(Dichondra micrantha )、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、山芥菜(Rorippa indica)、遍地錦(Hydrocotyle formosana)、傷寒草(Vernonia cinerae )、金鈕扣(Spilanthes acmella)、美人蕉(Canna indica)、馬(Ipomoea pes-caprae )、化石樹(Clerodendrum calamitosum)、錦地羅(Drosera burmanni)、金線蓮(Anoectochilus formosanus)、蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草(Mesona procumbens)、台湾馬兜鈴(Aristolochia mollis)、石菖蒲(Acorus gramineus)、黄金(Cudrania cochinchinensis var. gerontogea)、臭茉莉(Clerodendrum philippinum)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、白龍花(Clerodendrum paniculataum var. albifloraum)、木苧(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula )、石上柏(Selaginella doederleinii)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、千金藤(Stephania japonica)、烏蕨(Sphenomeris chusana)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、山香(Hyptis suaveolens)、鶏眼草(Kummerowia striata )、海州常山(Clerodendrum trichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、蒼(Xanthium strumarium var. japonica)、咸豊草(Bidens pilosa var. minor)、鼠麹草(Gnaphalium affine)、紫背草(Emilia sonchifolia)、含羞草(Mimosa pudica)、乳仔草(Euphorbia hirta)、車前草(Plantago formosana)、倒地鈴(Cardiospermum halicacabum)、白花藤(Plumbago zeylanica)、地蜈蚣(Torenia concolor var. formosona )、大草(Euphorbia formosana )、戟葉紫花地丁(Viola phillippica)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var.hypoleucum )、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana )、蓖葉燈籠草(Kalanchoe spathulata)、扛香藤(Mallotus repandus)、台湾藤(Uncariahirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var.roxburghiana)、金草(Rubialanceolata)、紅花鼠尾草(Salvia coccinea)、兔仔菜(Ixeris chinensis)、刀傷草(Ixeris laevigata var. oldhami)、苦藍盤(Clerodendrum inerme)、頭花香苦草(Hyptis rhomboides)、杜花(Callicarpa formosana)、野菰(Aeginetia indica)、銅玉帯草(Pratia nummularia)、三葉五加(Acanthopanax trifoliatus)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする皮膚老化防止剤

請求項2

請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果メラニン生成抑制効果である、魚針草(Anisomeles indica)、虱母草(Urena lobata )、菟絲子(Cuscuta australis)、馬蹄金(Dichondra micrantha)、苦職(Physalisangulata)、白花菜(Cleome gynandra)、山芥菜(Rorippa indica)、遍地錦(Hydrocotyle formosana)、金鈕扣(Spilanthes acmella)、美人蕉(Canna indica)、金線蓮(Anoectochilus formosanus)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、台湾馬兜鈴(Aristolochia mollis)、石菖蒲(Acorus gramineus )、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum )、菊花木(Bauhinia championi )、石上柏(Selaginella doederleinii)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、蒼耳(Xanthium strumarium)、咸豊草(Bidens pilosa var.minor)、紫背草(Emilia sonchifolia)、車前草(Plantago formosana )、白花藤(Plumbagozeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona)、戟葉紫花地丁(Viola phillippica)、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana)、蓖葉燈籠草(Kalanchoe spathulata)、金剣草(Rubia lanceolata)、紅花鼠尾草(Salvia coccinea)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤

請求項3

請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果がエラスターゼ阻害効果である、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var. gerontogea)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、含羞草(Mimosa pudica )、倒地鈴(Cardiospermumhalicacabum)、白花藤(Plumbago zeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolorvar. formosona)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var. hypoleucum)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var. roxburghiana)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤。

請求項4

請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果がヒアルロニダーゼ阻害効果である、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤。

請求項5

請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果が活性酸素除去効果である、水丁香(Ludwigia octovalvis)、魚針草(Anisomeles indica )、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、半辺蓮(Lobelia chinensis)、馬鞭草(Verbana officinalis)、菟絲子(Cuscuta australis)、葉下珠(Phyllanthusurinaria)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、傷寒草(Vernonia cinerae)、美人蕉(Canna indica)、馬鞍藤(Ipomoea pes-caprae)、化石樹(Clerodendrum calamitosum)、錦地羅(Drosera burmanni)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草(Mesona procumbens)、石菖蒲(Acorus gramineus )、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var. gerontogea)、臭茉莉(Clerodendrum philippinum)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、白龍船花(Clerodendrum paniculataum var.albifloraum)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、千金藤(Stephania japonica)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum )、山香(Hyptis suaveolens)、海州常山(Clerodendrumtrichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、鼠麹草(Gnaphalium affine)、含羞草(Mimosa pudica )、乳仔草(Euphorbia hirta)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona )、大甲草(Euphorbia formosana)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var. hypoleucum)、扛香藤(Mallotus repandus)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var. roxburghiana)、車前草(Plantago formosana)、倒地鈴(Cardiospermum halicacabum)、金剣草(Rubia lanceolata)、兔仔菜(Ixeris chinensis)、刀傷草(Ixeris laevigata var. oldhami)、苦藍盤(Clerodendrum inerme)、頭花香苦草(Hyptis rhomboides)、杜虹花(Callicarpa formosana)、野菰(Aeginetia indica)、銅錘玉帯草(Pratia nummularia)、三葉五加(Acanthopanax trifoliatus)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤。

請求項6

請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果が抗酸化効果である、水丁香(Ludwigia octovalvis)、魚針草(Anisomeles indica )、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、馬鞭草(Verbana officinalis)、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、傷寒草(Vernonia cinerae)、馬鞍藤(Ipomoea pes-caprae )、錦地羅(Drosera burmanni)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草(Mesona procumbens)、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula)、胡枝子(Lespedeza cuneatant d.Cours.)G.Don)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、烏蕨(Sphenomeris chusana)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、山香(Hyptis suaveolens )、鶏眼草(Kummerowia striata)、海州常山(Clerodendrum trichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、乳仔草(Euphorbia hirta)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona)、大甲草(Euphorbia formosana)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var.hypoleucum)、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana)、扛香藤Mallotus repandus)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata Murp roxburghiana)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したことを特徴とする老化防止剤。

請求項7

請求項1〜6の何れかに記載の皮膚老化防止剤の1種又は2種以上を配合することを特徴とする皮膚外用剤

請求項8

皮膚外用剤が化粧料であることを特徴とする請求項7記載の皮膚外用剤。

技術分野

0001

本発明は、老化防止剤に関し、さらに詳しくは、メラニン生成抑制作用エラスターゼ阻害作用ヒアルロニダーゼ阻害作用活性酸素除去作用、およびラジカル捕捉型抗酸化作用を有する特定の生薬抽出物を製剤に配合することにより、美白作用を有し、皮膚のハリや弾力を保持し、皮膚への保湿を高め、更に、抗炎症抗アレルギー性作用を有することのできる皮膚の抗老化剤に関するものである。

背景技術

0002

(1)メラニン生成抑制については、従来より、美白用皮膚外用剤には、日焼け等により生じる皮膚の黒化や炎症、色素沈着により生じるシミソバカス等の現象を防止するため、あるいは増加した色素沈着を緩和するために、アスコルビン酸、またはその誘導体プラセンタエキスコウジ酸類グルタチオンハイドロキノン及びその誘導体(アルブチン)、植物抽出物等の美白剤が配合されてきた(Fragrance Journal,1990年6号p47-58)。

0003

(2)また、エラスターゼは、皮膚のハリや弾力に関係しているエラスチンに特異的に作用するプロテアーゼである。これは、皮膚老化現象の中でも特に顕著な結果をもたらすエラスチンの減少に関与しており、また、紫外線はエラスターゼの働きを活性化するので、その結果、皮膚はハリや弾力を失うに至る。エラスターゼの作用は加齢によっても活発化して同様の結果を招くので、エラスターゼの過度の作用を抑制することができれば紫外線や加齢による皮膚老化の防止が可能になる。このような観点からエラスターゼ阻害作用を有する物質の探索が進められた結果、イジュ、ユーカリ、コミカンソウ等の抽出物が有効であることが確認されている(特開平9−95420号公報,特開平9−87137号公報,特開平9−87136号公報)。

0004

(3)また、結合組織内でのヒアルロン酸の機能は、細胞間隙に水を保持したり組織内にジェリー状マトリックスを形成して細胞を保持したり、皮膚の潤滑性と柔軟性を保ち、外力機械障害)および細菌感染を防止していると考えられている。皮膚のヒアルロン酸は齢をとるにつれて減少し、その結果、小ジワやかさつきなどの老化をもたらすといわれている。従って、このヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼの活性を抑制することは、皮膚に存在していたヒアルロン酸の安定にも寄与すると考えられ、皮膚の老化や、皮膚バリア機能低下の改善にも効果を示すと考えられている。更に、関節炎等の治療に用いられる製剤に使用されているヒアルロン酸や、皮膚機能の低下を改善する目的で皮膚に塗布した後の製剤のヒアルロン酸の安定性にも寄与すると考えられている。

0005

また、ヒアルロニダーゼは炎症酵素(起炎酵素)としても知られ、活性抑制することは炎症を抑え、また、アレルギーにも抑制的に働くことが知られている。ヒアルロニダーゼの作用を阻害する物質はいくつか報告されており、生薬抽出物としてはシャクヤクオウレン(特開平01−128933号公報)、ジュ、ゲンノショウコ(特開平02−11520号公報)、ミムソプスエレンギ、ユウジニアジャンボナラ、サカラインイカ鶏血藤、仙鶴草、タブノキ(特開平06−80553号公報)などにヒアルロニダーゼ阻害作用が確認されている。

0006

(4)活性酸素除去剤としては、SOD作用を有するものがあり、活性酸素(O2−)が原因となる各種の病気、例えば、血流障害による病気(心筋梗塞、脳卒中、高血圧生理痛肩こり神経痛腰痛二日酔い等)、成人病内科疾患(癌、腎炎肝炎糖尿病等)、美容皮膚病(しみ、そばかす肌荒れ冷え症便秘しわアトピー性皮膚炎等)等の治療、改良等に広く利用されるもので、食品食品添加物化粧品医薬等の分野に於いて利用可能である。

0007

具体的には、SODの種々の特性を利用した化粧料(例えば、特公昭59−10324号公報、特開昭55−87712号公報等)や、安定なSOD活性を有する胎盤または肝臓抽出液およびそれを配合することを特徴とする外用剤組成物(特開昭61−277626号公報)が知られている。更に、植物抽出物としては、サンペンズ、ジッコピインチンコウヤシャジツ、カイカ、ヤコウトウケツメイシボウイセンソウ、セキショウブキンオウシ、イチイヨウ(特開平8−283172号公報)や、ハイビスカスアロエダイオウ,黄精,ウワウルシ延命草,サンシシ,楊梅皮,葛根サイコセンキュウソウジュツ薄荷葉,ブクリョウ甘草,シャクヤク,辛夷,半夏当帰桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ五倍子センブリ,ゲンノショウコ,麻黄黄柏杏仁乾姜タイソウオウゴン陳皮ウコン忍冬,キョウジツ,地黄ガーリックセイジオレガノローズマリーローレルセロリタイムタラゴンオニオンナッツメグ,メースクローブ,わさびサボリ,バジル唐辛子豆茶紅茶緑茶の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,クマササクコ,ヤブソテツシイタケイチョウ(特開平6−24937号公報)、或いは、オウゴン、イチョウ、ケイケットウ、サンザシマイカイカ、ユキノシタメリッサ、ゲンノショウコ、ボタンピパセリトルメンチラ羅漢果、ヤシャジツ及びジコッピ等のフラボノイドを含む植物抽出物(特願平10−307680号公報)などが知られている。

0008

(5)抗酸化剤は、ヒトの皮膚の上にはその皮膚を保護するために、皮脂分泌されており、この皮脂が紫外線などにより酸化され過酸化脂質となり、皮膚に対して刺激となる。また、この過酸化脂質は、細胞の膜を攻撃し障害を与えたりその他の種々の悪影響を与え、これらの障害がさらにヒトの皮膚の老化に関与すると言われている。そこで、この過酸化脂質の生成を抑制することは皮膚の状態の悪化を防止するのみならず生体の老化の予防に対しても有効であると考えられている。

0009

具体的なものとしては、各種植物抽出物としては、カバノキのバーチ(学名:Betula platyphylla)抽出物(特開平10−46143号公報)や、ハイビスカス,アロエ,ダイオウ,黄精,ウワウルシ,延命草,楊梅皮,葛根,センキュウ,ソウジュツ,薄荷葉,甘草,シャクヤク,ヨクイニン,辛夷,桂皮,十薬,黄連,牡丹皮,ゲンチアナ,五倍子,センブリ,ゲンノショウコ,黄柏,乾姜,オウゴン,猪苓,ガーリック,セイジ,オレガノ,ローズマリー,ローレル,セロリ,タイム,タラゴン,ナッツメグ,メース,クローブ,わさび,サボリ,バジル,唐辛子,豆茶,紅茶,緑茶,柿の葉,コーヒー,すぎな,ハチク,よもぎ,アマチャズル,クマササ,クコ,ヤブソテツ,シイタケからなる各植物より水若しくは低級アルコールまたは低級アルコール水溶液により抽出された各種植物抽出物(特開平6−24937号公報)が報告されている。

発明が解決しようとする課題

0010

しかしながら、(1)メラニン生成については、これらの美白剤を配合した皮膚外用剤では、美白剤の効果が十分でなかったり、メラニンの生成を抑制する効果はあるものの、安全性に問題を残すものがあったり、製剤中で変質するなどして所期薬効が得られない場合も多く、その改善が望まれていた。

0011

(2)エラスターゼ活性阻害については、エラスターゼの過度の作用を抑制することができれば皮膚老化の防止が可能となる。しかしながら、従来報告されているエラスターゼ阻害物質は安定性、効果、使用感の点で、必ずしも満足できるものではなかった。

0012

(3)ヒアルロニダーゼ活性阻害については、抗炎症あるいは抗アレルギー活性を有する化粧品原料についても種々探索されているが、安全かつ有望なものは未だ得られていない。人の肌に対する安全性の面から天然物で、多年、人が食したりして、安全性の面で保証されており、しかもヒアルロニダーゼ阻害作用が強く、更に皮膚に対する他の効果も合わせもつ物質が望まれていた。

0013

(4)活性酸素除去物質として、生体内の酵素であるス−パ−オキオシドディスムタ−ゼ(SOD)があるが、その精製が困難で熱に不安定で失活し易いため著しく高価なものである。このため、SODと同様に活性酸素消去作用を示し安定性が高く安価に得られるSODの代用物質(SOD様活性物質)の出現が望まれている。

0014

(5)抗酸化剤としては、従来用いられていた抗酸化剤のうち、BHT,BHA等を配合した化粧料や皮膚外用剤は接触皮膚炎を起こしやすく、安全性の点で懸念される。一方、没食子酸誘導体ビタミンE類抗酸化活性が十分でなく、油脂含有製品酸敗を効果的に防止することができず、またこれらを配合した皮膚外用剤において、特に皮膚脂質の過酸化に起因する皮膚の老化防止を期待する場合、充分な効果が得られなかった。

0015

更に、美白作用については、近年、メラニンを合成するメラノサイトに対する直接的な抑制作用とともに、メラノサイト周辺の細胞から放出されるメラノサイト刺激物質MSHエンドセリン、NO、ヒスタミンPGE2等)の生成量を抑制させる作用も重要な因子となっている。そのため、これら刺激物質をケラチノサイトから放出させないようにするためには、抗炎症的な作用は美白作用を助ける効果があると考えられる。

0016

また、一般的な美白剤であるアスコルビン酸誘導体やアルブチンはそのもの自身に抗酸化作用があり、活性酸素・フリーラジカルクエンチングする作用が、美白作用のメカニズムの一部となっていることが考えられる。これらのことから、老化防止素材としては、美白抗酸化と抗炎症等それぞれの作用を併せ持つ生薬抽出物ほど、より効果的であるにもかかわらず、今までに、これら複数の作用を持つ生薬抽出物の探索はされていなかった。

0017

本発明者らは鋭意研究の結果、これらの問題を解決するものとして天然物由来物質、特に安全性の高い香辛料生薬類など可食性の台湾産の薬用植物抽出物について、メラニン生成抑制、ヒアルロニダーゼ活性阻害、エラスターゼ活性阻害、SOD様活性、およびDPPHラジカル捕捉作用を調べた。その結果、高いメラニン生成抑制作用を持つ美白剤、抗ヒアルロニダーゼ活性作用を持つ抗炎症・抗アレルギー剤、紫外線や加齢による真皮エラスチンの変性防御する抗しわ作用を有している抗炎症剤である抗エラスターゼ活性、また、SOD様活性作用を有する活性酸素除去剤およびラジカル捕捉性を有する抗酸化剤を見出し、本発明を完成した。

0018

更に、老化防止素材として、美白、抗酸化、抗炎症それぞれの作用を合わせ持つ複数の強力な活性を有する生薬抽出物を見出し、本発明を完成した。特に、化粧料は毎日連用されるものであるため、これに配合する有効成分としては、作用が穏和で連用により充分な効果を現わし、しかも連用による副作用のないものが望まれる。かかる観点からは、天然物由来物質、特に薬用生薬の抽出物が好ましいものであると考え、本発明を完成した。

0019

即ち、本発明は、美白作用を有し、皮膚のハリや弾力を保持し、皮膚への保湿を高め、更に、抗炎症・抗アレルギー性作用を有することのできる皮膚の老化防止剤を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0020

請求項1に記載された発明に係る皮膚老化防止剤は、水丁香(Ludwigia octovalvis)、針草(Anisomeles indica)、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、半辺蓮(Lobelia chinensis)、虱母草(Urena lobata)、馬鞭草(Verbana officinalis)、菟絲子(Cuscuta australis)、金(Dichondra micrantha )、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、山芥菜(Rorippa indica)、遍地錦(Hydrocotyle formosana)、傷寒草(Vernonia cinerae )、金鈕扣(Spilanthes acmella)、美人蕉(Canna indica)、馬(Ipomoea pes-caprae )、化石樹(Clerodendrum calamitosum)、錦地羅(Drosera burmanni)、金線蓮(Anoectochilus formosanus)、蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草(Mesona procumbens)、台湾馬兜鈴(Aristolochia mollis)、石菖蒲(Acorus gramineus)、黄金(Cudrania cochinchinensis var. gerontogea)、臭茉莉(Clerodendrum philippinum)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、白龍花(Clerodendrum paniculataum var. albifloraum)、木苧(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula )、石上柏(Selaginella doederleinii)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、千金藤(Stephania japonica)、烏蕨(Sphenomeris chusana)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、山香(Hyptissuaveolens)、鶏眼草(Kummerowia striata )、海州常山(Clerodendrum trichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、蒼(Xanthium strumarium var. japonica)、咸豊草(Bidens pilosa var. minor)、鼠麹草(Gnaphalium affine)、紫背草(Emilia sonchifolia)、含羞草(Mimosa pudica)、乳仔草(Euphorbia hirta)、車前草(Plantago formosana )、倒地鈴(Cardiospermum halicacabum)、白花藤(Plumbago zeylanica)、地蜈蚣(Torenia concolor var. formosona )、大草(Euphorbia formosana )、戟葉紫花地丁(Viola phillippica)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var.hypoleucum )、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana )、蓖葉燈籠草(Kalanchoe spathulata)、扛香藤(Mallotus repandus)、台湾藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var.roxburghiana)、金草(Rubia lanceolata)、紅花鼠尾草(Salvia coccinea)、兔仔菜(Ixeris chinensis)、刀傷草(Ixeris laevigata var. oldhami)、苦藍盤(Clerodendrum inerme)、頭花香苦草(Hyptis rhomboides)、杜花(Callicarpa formosana)、野菰(Aeginetia indica)、銅玉帯草(Pratia nummularia)、三葉五加(Acanthopanax trifoliatus)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したものである。

0021

請求項2に記載された発明に係る皮膚老化防止剤は、請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果メラニン生成抑制効果である、魚針草(Anisomeles indica)、虱母草(Urena lobata )、菟絲子(Cuscuta australis)、馬蹄金(Dichondra micrantha)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、山芥菜(Rorippa indica)、遍地錦(Hydrocotyle formosana)、金鈕扣(Spilanthes acmella)、美人蕉(Canna indica)、金線蓮(Anoectochilus formosanus)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、台湾馬兜鈴(Aristolochia mollis)、石菖蒲(Acorus gramineus )、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum )、菊花木(Bauhinia championi)、石上柏(Selaginella doederleinii)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、蒼耳(Xanthium strumarium)、咸豊草(Bidens pilosa var.minor)、紫背草(Emilia sonchifolia)、車前草(Plantago formosana )、白花藤(Plumbago zeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolorvar.formosona)、戟葉紫花地丁(Viola phillippica)、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana)、蓖葉燈籠草(Kalanchoe spathulata)、金剣草(Rubia lanceolata)、紅花鼠尾草(Salvia coccinea)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したものである。

0022

請求項3に記載された発明に係る皮膚老化防止剤は、請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果がエラスターゼ阻害効果である、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、黄金桂(Cudrania cochinchinensisvar. gerontogea)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、含羞草(Mimosa pudica )、倒地鈴(Cardiospermum halicacabum)、白花藤(Plumbago zeylanica)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var. formosona)、台湾何首烏(Polygonummultiflorum var. hypoleucum)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata var. roxburghiana)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したものである。

0023

請求項4に記載された発明に係る皮膚老化防止剤は、請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果がヒアルロニダーゼ阻害効果である、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したものである。

0024

請求項5に記載された発明に係る皮膚老化防止剤は、請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果が活性酸素除去効果である、水丁香(Ludwigia octovalvis)、魚針草(Anisomeles indica )、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、半辺蓮(Lobelia chinensis)、馬鞭草(Verbana officinalis)、菟絲子(Cuscutaaustralis)、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、苦職(Physalis angulata)、白花菜(Cleome gynandra)、傷寒草(Vernonia cinerae)、美人蕉(Canna indica)、馬鞍藤(Ipomoea pes-caprae)、化石樹(Clerodendrum calamitosum)、錦地羅(Drosera burmanni)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草(Mesona procumbens)、石菖蒲(Acorus gramineus )、黄金桂(Cudrania cochinchinensisvar. gerontogea)、臭茉莉(Clerodendrum philippinum)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、白龍船花(Clerodendrum paniculataum var.albifloraum)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula)、胡枝子(Lespedeza cuneata)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、千金藤(Stephania japonica)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum )、山香(Hyptis suaveolens)、海州常山(Clerodendrum trichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、鼠麹草(Gnaphalium affine)、含羞草(Mimosa pudica )、乳仔草(Euphorbia hirta)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona )、大甲草(Euphorbia formosana)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var. hypoleucum)、扛香藤(Mallotus repandus)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhussemialata var. roxburghiana)、車前草(Plantago formosana)、倒地鈴(Cardiospermum halicacabum)、金剣草(Rubia lanceolata)、兔仔菜(Ixeris chinensis)、刀傷草(Ixeris laevigata var. oldhami)、苦藍盤(Clerodendruminerme)、頭花香苦草(Hyptis rhomboides)、杜虹花(Callicarpa formosana)、野菰(Aeginetia indica)、銅錘玉帯草(Pratia nummularia)、三葉五加(Acanthopanax trifoliatus)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したものである。

0025

請求項6に記載された発明に係る皮膚老化防止剤は、請求項1記載の抽出物のうち、老化防止効果が抗酸化効果である、水丁香(Ludwigia octovalvis)、魚針草(Anisomeles indica )、半枝蓮(Scutellaria rivularis)、馬鞭草(Verbana officinalis)、葉下珠(Phyllanthus urinaria)、傷寒草(Vernonia cinerae)、馬鞍藤(Ipomoea pes-caprae )、錦地羅(Drosera burmanni)、南嶺蕘花(Wikstroemia indica)、白葉刺根(Elaeagnus oldhamii)、玉葉金花(Mussaenda parviflora)、仙草(Mesona procumbens)、黄金桂(Cudrania cochinchinensis var.gerontogea)、大青(Clerodendrum cyrtophyllum)、木苧麻(Boehmeria densiflora)、鴉臼(Sapium sebiferum)、三葉葡萄(Tetrastigma dentatum)、小葉葡萄(Vitis thunbergii)、菊花木(Bauhinia championi)、金石榴(Bredia oldhami)、哈在花(Staurogyne concinnula)、胡枝子(Lespedeza cuneatant d.Cours.)G.Don)、細葉水丁香(Ludwigia hyssopifolia)、烏蕨(Sphenomeris chusana)、鉄線蕨(Adiantum flabellulatum)、山香(Hyptis suaveolens )、鶏眼草(Kummerowia striata)、海州常山(Clerodendrumtrichotomum)、黄荊(Vitex negundo)、乳仔草(Euphorbia hirta)、釘地蜈蚣(Torenia concolor var.formosona)、大甲草(Euphorbia formosana)、台湾何首烏(Polygonum multiflorum var.hypoleucum)、牛乳榕(Ficus erecta var.beecheyana)、扛香藤Mallotus repandus)、台湾鈎藤(Uncaria hirsuta)、羅氏塩膚木(Rhus semialata Murp roxburghiana)より選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を配合したものである。

0026

請求項7に記載された発明に係る皮膚外用剤は、請求項1〜6の何れかに記載の皮膚老化防止剤の1種又は2種以上を配合するものである。

0027

請求項8に記載された発明に係る皮膚外用剤は、皮膚外用剤が化粧料であるものである。

発明を実施するための最良の形態

0028

本発明に用いられる生薬は、次の表1〜表3に示す生薬名、科名、カタカナ表記、学名を有するものであり、その植物体の各種部位(全草、花、頭花、花穂雌花果穂腺体、葉、枝、枝葉根茎根皮、根、種子など)をそのままあるいは粉砕後、溶媒で抽出してもちいればよい。

0029

本発明の生薬抽出物の製造法としては、通常使われる方法であれば、特に規定しないが、例えば以下の方法が使用できる。即ち、生薬原末を細砕抽出溶媒(水、アルコール類有機溶媒あるいはそれらの混合物)を5〜10倍量加え、室温で1週間以上放置してから濾過して得られた濾液凍結乾燥にて乾固したものを各生薬抽出物とする。或いは、生薬原末に抽出溶媒(水、あるいは有機溶媒)を加えて一定時間温浸、あるいは溶媒の還流温度下で加温後してから濾過して得られた濾液を濃縮乾固する。

0030

具体的な抽出溶媒としては、水性溶媒(例えば水、酸性または塩基性の水性溶媒等)、アルコール類(例えば、メタノール無水エタノールエタノールなどの低級アルコール、あるいはプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなどの多価アルコール等)、アセトンなどのケトン類ジエチルエーテルジオキサンアセトニトリル酢酸エチルエステルなどのエステル類キシレンベンゼンクロロホルムなどの有機溶媒を、単独であるいは2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができる。特に、水、メタノール、エタノール、50%エタノールが好ましい。また、各々の溶媒抽出物が組み合わされて状態でも使用できる。

0031

0032

0033

0034

本発明により得られた皮膚外用剤はそのまま使用してよく、また、本発明の効果を妨げない範囲で公知の化粧料成分、例えば水、アルコール類、油成分、界面活性剤防腐剤香料色素保湿剤増粘剤水溶性高分子酸化防止剤キレート剤pH調整剤発泡剤、(顔料紫外線吸収散乱剤粉体、)ビタミン類アミノ酸類抗菌剤海藻抽出物、各種薬剤添加剤等を配合することができる。

0036

界面活性剤としては、モノラウリン酸ソルビタンモノパルミチン酸ソルビタンセスキオレイン酸ソルビタントリオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸ポリオセチレンソルビタン、ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレングリコールアルキレートポリオキシエチレンアルキルエーテルポリグリコールジエーテルラウロイルジエタノールアマイド脂肪酸イソプロパノールアマイド、マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテルアルキル化多糖アルキルグルコシドシュガーエステル等の非イオン性活性剤、親油型グリセリンモノステアレート自己乳化型グリセリンモノステアレート、ポリグリセリンモノステアレート、ポリグリセリンアルキレート、ソルビタンモノオレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレートポリオキシエチレンセチルエーテルポリオキシエチレン化ステロール、ポリオキシエチレン化ラノリン、ポリオキシエチレン化蜜ロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のノニオン界面活性剤ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウムセチル硫酸ナトリウムラウリルリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミンポリオキシエチレンラウリルリン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウムラウリル酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウムアルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、ロート油リニアドデシルベンゼン硫酸、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸アシメチルタウリ等のアニオン界面活性剤塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム塩化ステアリルトリメチルアンモニウムステアリルトリメチルアンモニウムクロライド塩化ベンザルコニウムラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤塩酸アルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等の両性界面活性剤等を例示することができる。

0037

防腐剤としては、安息香酸塩サリチル酸塩ソルビン酸塩デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、 2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジフェニルエーテル、 3,4,4'-トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオールレゾルシン、エタノール等を例示することができる。

0040

酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンブチルヒドロキシアニソール没食子酸プロピル、アスコルビン酸等を、キレート剤としては、エデト酸二ナトリウムエチレンジアミン四酢酸塩ピロリン酸塩ヘキサメタリン酸塩クエン酸酒石酸グルコン酸等を、pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、クエン酸ナトリウムホウ酸ホウ砂リン酸水素カリウム等をそれぞれ例示することができる。

0041

紫外線吸収・散乱剤としては、パラアミノ安息香酸紫外線吸収剤アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、3-(4'-メチルベンジリデン)-d-カンファー、 3-ベンジリデン-d,1-カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、 2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール、2,2'-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、 2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニイルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、 5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノンオクチルジメチルパラアミノベンゾエートエチルヘキシルパラメトキシサイナメート、酸化チタンカオリンタルク等を例示することができる。

0042

ビタミン類としては、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンB塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2 及びその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル及びその塩、アスコルビン酸リン酸エステル及びその塩、アスコルビン酸ジパルミテート類、アスコルビン酸グルコシド、アシルアスコルビングルコシド、α−トコフェロールβ−トコフェロールγ−トコフェロールビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類ビタミンHパントテン酸パンテチンビタミンFビタミンKビタミンPビタミンUカルニチンフェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸オロット酸およびそれらの誘導体等を例示することができる。

0044

抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸パラオキシ安息香酸アルキルエステルヘキサクロロフェン等を例示することができる。

0045

海藻抽出物としては、褐藻紅藻緑藻藍藻等からの抽出液があり、具体的にはコンブマコンブワカメヒジキテングササンゴモパルリアツノマタノリアオサアナアオサアスコフィラムヒバマタモズクオキナワモズク、ヒマンタリア、等からの抽出物を例示することができる。

0046

各種薬剤としては、ニコチン酸アミドニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイングリチルリチン酸(塩)、グリチルレチン酸及びその誘導体、ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカルプトーン、チモールイノシトール、サイコサポニンニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジサポニン等のサポニン類パントテニルエチルエーテルエチニルエストラジオールトラネキサム酸、アルブチン、セファランチン、プラセンタエキス等を例示することができる。

0047

本発明の生薬抽出物の配合量は特に規定されず、例えば抽出物の作用の強さ(IC50値)や剤形に合わせて適宜設定すればよいが、外用剤の全量に対して、抽出物固形分換算で0.0001〜30重量%、特に0.001〜10%とするのが好ましい。

0048

本発明の皮膚外用剤を含む化粧品、医薬品、医薬部外品等は、常法により製造することができ、化粧水乳液、保湿クリームクレンジングクリームマッサージクリーム洗顔クリームパック美容液等の基礎化粧品シャンプーリンス等の頭髪用製品、入浴剤等の浴用化粧品、ファンデーション等のメーキャップ化粧品日焼け止め等の特殊化品等、種々の形態とすることができる。

0049

次に実験例及び実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制約されるものではない。

0050

実験例1生薬抽出物の調製方法(南嶺蕘花の抽出物の調製)
南嶺蕘花の282.3gに1.8Lの100%メタノールを加え、室温で1週間抽出を行ったのち濾過し、得られた濾液を蒸発乾固したとき、乾燥重量は21.49g(収率7.6%)であった。

0051

以下、同様な方法で92品目の生薬について、約300gの生薬バルクに1〜10Lの100%メタノールを加えて抽出して各抽出物を得た。各抽出物の100%メタノール収率を表4〜表6示す。また、乾固物を0.5%に調製した時のpHと、50%エタノール溶液中での固形物濃度0.5%における溶解状態と色調、および312nmにおける吸光度の値も表4〜表6に示した。

0052

0053

0054

0055

実験例2メラニン生成抑制および細胞毒性試験
大日本製薬(株)より購入したB16マウスメラノーマ細胞(B16−F1細胞ATCCNo. CRL-6323)を用いて96 well plate法で測定した。本細胞(1×104)を各wellに播種し、10%FCS、1%抗生物質溶液含有D-MEMで24時間培養後(37℃、5%CO2)、培地被検物質テオフィリン(0.5mM)とを添加したD-MEMに交換し、さらに3日間培養した。なお、被検物質の溶媒(エタノール)は、終濃度が1%となるように培地に添加した。メラニン生成抑制活性は、遠心分離で得られた培養上清に等量のHEPESbuffer(pH 6.8)/エタノール(9:1)を加え、マイクロプレートリーダーEL-340(BIO-TEK INSTRUMENT)にて475nm−660nmの吸光度を測定し、細胞外メラニン量を評価した。結果を次の表6に示す。

0056

0057

その結果、表7から明らかなように、試験濃度0.001%での抑制率が20%以上の値を示した生薬抽出物が31品目見出され、とりわけ、苦職、蓖葉燈籠草、南嶺蕘花、石菖蒲、釘地蜈蚣、魚針草、蒼耳、白花藤、菊花木、台湾馬兜鈴、咸豊草、黄金桂、山芥菜、馬蹄金、牛乳榕、石上柏、紅花鼠尾草、戟葉紫花地丁の18品目はIC50値(コントロールの細胞メラニン量を半分にする被験物質濃度)が、いづれも10μg/ml以下であり、陽性対照物質として設置したアルブチンやコウジ酸よりも強い作用が認められた(表7)。これら活性を示した生薬抽出物は細胞への毒性も低く、試験濃度0.001%での細胞毒性は認められなかった。

0058

実験例3エラスターゼ阻害試験
合成基質Methoxysuccinyl-Ala-Ala-Ala-Pro-p-nitroanilide(8.0mM,25μl)を5μg/mlのヒト好中球由来エラスターゼ含有 0.1M Hepes緩衝液(pH 7.4, 0.5MNaCl含有)25μl および被験試料50μl と共に37℃で30分間反応させ、その後分解生成物である 4-nitroaniline生成量をマイクロプレートリーダーEL-340(BIO-TEK INSTRUMENT)にて405nmの吸光度を測定した。また、酵素阻害率を以下の式に従って算出した。結果を次の表8に示す。
阻害率(%)=(A−B)/ A×100
A;試料未添加のときの吸光度、B;試料添加のときの吸光度

0059

0060

表8に示す通り、0.025%濃度で20%以上の阻害活性が認められた生薬は18品目見出され、とりわけ、羅氏塩膚木、小葉葡萄、菊花木、三葉葡萄は、陽性対照物質であるELHIBIN(大豆抽出物ペンタファーム社製)よりもIC50値が低く、強いエラスターゼ阻害作用が認められた。

0061

実験例4ヒアルロニダーゼ阻害試験
検体100μlをヒアルロニダーゼ(type IV-S from bovine testis、500 NF unit/ml) 50μl/0.1M酢酸緩衝液(pH 4.0)に加え、37℃、20分間インキュベートし、続いて酵素活性化剤Compound48/80の0.1mg/mlを100μlを加え、さらに37℃、20分間インキュベートした。これにヒアルロン酸(from rooster comb、0.5mg/ml)250μlを加え37℃、40分間反応させたあと、0.4N NaOH 100μlで反応を停止させた。続いて、N-アセチルヘキソサミン量の定量を行う為に、酵素反応液に0.8Mホウ酸カリウム120μlを加え、100℃、3分間加熱後、室温まで冷却したあと、30μlを取り出し、1% p-ジメチルアミノベンズアルデヒド酢酸180μlを加え、37℃、20分間反応させた。室温まで冷却した後、OD585nmをマイクロプレートリーダーEL-340(BIO-TEK INSTRUMENT)にてOD562nmを測定した。そして、以下の式に従って阻害率(%)を算出した。結果を次の表9に示す。
ヒアルロニダーゼ阻害率(%)=(A−B)/ A ×100
A;試料未添加のときの吸光度、B;試料添加のときの吸光度

0062

0063

その結果、0.02%濃度で検討し、小葉葡萄、黄金桂、菊花木の3品目でいずれも40%以上の高い阻害活性が認められ、とりわけ、小葉葡萄は、陽性対照物質であるグリチルリチンよりもIC50値が低く、強い阻害活性が認められた。

0064

実験例5SOD様活性試験
ニトロブルーテトラゾリウム(NBT還元法を原理とするSODテストワコー(和光純薬)を用いて96ウエルマイクロプレートで測定した。

0065

0066

0.24MのNBTと0.4Mキサンチンを含む発色試薬95μlに検体10μlを添加し、更に酵素液キサンチンオキシダーゼ)95μlを加え37℃、30分間インキュベーションした。その後、反応停止液(69mMドデシル硫酸ナトリウム)100μlにて酵素反応を停止させ、マイクロプレートリーダーEL-340(BIO-TEK INSTRUMENT)にてOD562nmを測定した。酵素のかわりに精製水を加えたサンプルをブランクとし、検体のかわりに溶媒を加えたサンプルをコントロールとして、以下の算出式によってスーパーオキサイドアニオン(O2−)消去率を算出した。

0067

結果を表10に示す。
O2−消去率(%)=(A−B)/ A ×100
A:コントロールの吸光度B:試料添加のときの吸光度
IC50値はO2−消去率が50%を示した時の検体濃度で表した。

0068

その結果、0.025%濃度で30%以上のSOD様活性が認められた生薬は57品目見出され、とりわけ、黄金桂、羅氏塩膚木、葉下珠は、陽性対照物質であるアセンヤクよりもIC50値が低く、強いSOD様活性が認められた。

0069

実験例6DPPHラジカル捕捉作用
(1) 0.2M酢酸ハ゛ッファー(pH5.5) 50μL
(2) 250μM DPPH/エタノール100μL
(3)サンプル/50%エタノール 100μL

0070

(1) 〜(3) を96穴マルチマイクロプレート(NUNC製)に入れ、30℃で30分間のインキュベーション後に、マイクロプレートリーダーEL-340(BIO-TEK INSTRUMENT)で515nmの波長で吸光度を測定した。活性の程度は、以下の式より求めたDPPH Radical Scavenging (%)で表した。 結果を次の表11に示す。
DPPH Radical Scavenging (%) = (A−B)/ A×100
A;試料未添加のときの吸光度 B;試料添加のときの吸光度
IC50値=DPPH Radical Scavengingが50%を示す被験物質濃度

0071

0072

その結果、0.002%濃度で30%以上のDPPHラジカル捕捉作用が認められた生薬は37品目見出され、とりわけ、菊花木は、陽性対照物質であるアスコルビン酸よりもIC50値が低く、強いDPPHラジカル捕捉作用が認められた。

0073

まとめ 複数の作用を合わせ持つ生薬抽出物
上記のメラニン生成抑制、エラスターゼ阻害活性ヒアルロニダーゼ阻害活性、SOD様作用、DPPHラジカル捕捉作用をすべて併せ持つ生薬抽出物としては、菊花木と黄金桂が該当した。メラニン生成抑制、エラスターゼ阻害活性、SOD様作用、DPPHラジカル捕捉作用を併せ持つ生薬抽出物としては、南嶺蕘花、胡枝子、細葉水丁香、釘地蜈蚣が該当した。メラニン生成抑制、ヒアルロニダーゼ阻害活性、SOD様作用、DPPHラジカル捕捉作用を併せ持つ生薬抽出物としては、小葉葡萄が該当した。このように、単独の生薬で美白−抗炎症−抗酸化、美白—抗酸化、美白−抗炎症、抗酸化−抗炎症の各作用を併せ持つものが多く認められた。

0074

抗老化剤に配合する生薬抽出物として、これら複数の作用を有する生薬を利用することは、少ない生薬数で多面的で効率的な作用が期待でき、また、それぞれの効果が相加相乗的に影響し、より抗老化作用を高めた処方が可能となる。

0075

以下に種々の剤型の本発明による抗老化剤の配合例を典型的な実施例として説明する。

0076

実施例1化粧水
表12に示す組成の化粧水を、生薬抽出物の菊花木、黄金桂、羅氏塩膚木、小葉葡萄、および南嶺蕘花の抽出物を用いて製造した。

0077

0078

実施例 2乳液
表13に示す組成の乳液を生薬抽出物の菊花木、黄金桂、羅氏塩膚木、小葉葡萄、および南嶺蕘花の抽出物を用いて製造した。

0079

0080

実施例3クリーム
表14に示す組成のクリームを生薬抽出物の菊花木、黄金桂、羅氏塩膚木、小葉葡萄、および南嶺蕘花の抽出物を用いて製造した。

0081

以上のように、各々の処方例によって得られた皮膚外用組成物例1〜15は、それぞれ優れたメラニン生成抑制、エラスターゼ阻害活性、ヒアルロニダーゼ阻害活性、SOD様作用、並びにDPPHラジカル捕捉作用を有していた。これら皮膚外用剤は、日焼け後の色素沈着・しみ・そばかす・肝斑等の淡色化、美白に優れた効果を有する共に、エラスターゼ阻害活性による皮膚のハリ・弾力を回復・維持することで、皮膚の老化を防止し、若々しい肌の状態を維持する効果を有するものである。

0082

0083

また、本発明の皮膚外用剤は抗酸化作用も有しており、これらを適宜用いることにより、安全性に優れ、酸化に対して安定な化粧品等を製造することができ、皮膚の皮脂成分酸化防止や皮膚の酸化傷害、皮膚の老化にも有効性を発揮し、皮膚を保護することができる。これら生薬抽出物配合の皮膚外用剤は、ヒト皮膚外用した時の使用感に優れ、美容や医療において極めて有用なものである。

0084

今回、見出された美白作用、抗炎症作用、および抗酸化作用を有する生薬抽出物は、それぞれに単独で強い活性を持つとともに、複数の作用を合わせ持った抽出物でもあり、抗老化素材として皮膚外用剤に有用であり、且つ安全性が高く長期連続使用が可能なものである。

発明の効果

0085

本発明は以上説明した通り、美白作用を有し、皮膚のハリや弾力を保持し、皮膚への保湿を高め、更に、抗炎症・抗アレルギー性作用を有することのできる皮膚老化防止剤を得ることができるという効果がある。

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