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目的

エイミング支点配設間距離を短くすることで、エイミング支点周辺部における剛性強度不足を回避する自動車用前照灯の提供。

解決手段

放電バルブ25を挿着したリフレクターユニット20をエイミング機構30によってランプボディ10に対し傾動調整可能に支持し、ランプボディ下面壁10aの内側にバラストカバー50を収着して、バラスト回路ユニット40を収容するためのバラスト収容室Bを画成し、バラストカバー50とリフレクターユニット20間に、エイミング機構のエイミング支点(玉継手32)を設ける。エイミング支点を介装する部材間の距離、即ちエイミング支点配設間距離が、ランプボディ背面壁10bとリフレクターユニット20間にエイミング支点を設ける従来構造に比べて短いので、玉継手32の玉部33aを支持するためにリフレクターユニット20側に形成する脚27の長さがそれだけ短く、エイミング支点周辺部(脚27)の剛性強度がそれだけ向上する。

概要

背景

この種の従来の前照灯は、図8,9に示すように、左右一対リフレクター3,4を一体化したリフレクターユニット2がランプボディ1内に収容され、一方のリフレクター3には放電バルブ5が、他方のリフレター4には白熱バルブ6がそれぞれ挿着され、リフレクターユニット2とランプボディ背面壁1a間には、1個のエイミング支点aと2本のエイミングスクリューb,cから構成されたエイミング機構Eが介装されて、リフレクターユニット2がランプボディ1に対し傾動調整可能に設けられている。符号Lx1,Ly1は、リフレクターユニット2の水平傾動軸,垂直傾動軸、符号8は前面レンズを示す。

エイミング支点aは、左右方向エイミングスクリューcの僅かな回動でリフレクターユニット2を大きく傾動できる(大きな光軸調整量が確保できる)ように、左右のリフレクター3,4間に配置されている。

符号7は、放電バルブ5に安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットで、ランプボディ下面壁1bの内側に配置されており、バラスト回路ユニット7から導出する出力コード7aは、放電バルブ5の後端部に接続されている。

概要

エイミング支点配設間距離を短くすることで、エイミング支点周辺部における剛性強度不足を回避する自動車用前照灯の提供。

放電バルブ25を挿着したリフレクターユニット20をエイミング機構30によってランプボディ10に対し傾動調整可能に支持し、ランプボディ下面壁10aの内側にバラストカバー50を収着して、バラスト回路ユニット40を収容するためのバラスト収容室Bを画成し、バラストカバー50とリフレクターユニット20間に、エイミング機構のエイミング支点(玉継手32)を設ける。エイミング支点を介装する部材間の距離、即ちエイミング支点配設間距離が、ランプボディ背面壁10bとリフレクターユニット20間にエイミング支点を設ける従来構造に比べて短いので、玉継手32の玉部33aを支持するためにリフレクターユニット20側に形成する脚27の長さがそれだけ短く、エイミング支点周辺部(脚27)の剛性強度がそれだけ向上する。

目的

効果

実績

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請求項1

放電バルブ挿着したリフレクターランプボディ内に配置され、前記放電バルブに安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットが前記ランプボディ内下部に配置され、前記ランプボディとリフレクター間に介装されたエイミング機構によって、前記リフレクターがランプボディに対し傾動調整可能に支持された自動車用前照灯において、前記ランプボディ下面壁の内側には、前記バラスト回路ユニット収容用のバラスト収容室画成するためのバラストカバーが取着され、前記バラストカバーと前記リフレクターユニット間に前記エイミング機構のエイミング支点が設けられたことを特徴とする自動車用前照灯。

請求項2

左右一対のリフレクターを一体化したリフレクターユニットがランプボディ内に配置され、前記リフレクターの少なくとも一方に挿着した放電バルブに安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットが前記ランプボディ内下部に配置され、前記ランプボディとリフレクターユニット間に介装されたエイミング機構によって、前記リフレクターユニットがランプボディに対し傾動調整可能に支持された自動車用前照灯において、前記ランプボディ下面壁の内側には、前記バラスト回路ユニット収容用のバラスト収容室を画成するためのバラストカバーが取着され、前記バラストカバーと前記リフレクターユニット間に前記エイミング機構のエイミング支点が設けられたことを特徴とする自動車用前照灯。

請求項3

前記エイミング支点は、前記リフレクターユニットの左右のリフレクター間に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の自動車用前照灯。

請求項4

前記エイミング支点は、前記バラストカバーに一体成形された玉受け部と、前記リフレクターまたはリフレクターユニット側に延出形成された脚に設けられて、前記玉受け部に支承される玉部とからなる玉継手で構成されるとともに、前記玉受け部には、前記玉部係脱用の上方開口部が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用前照灯。

請求項5

前記バラストカバーには、傾動するリフレクターまたはリフレクターユニットとの干渉を避けるための切り欠きが設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用前照灯。

請求項6

前記バラストカバーの前縁下端部には、後方に延びる舌片状延出部が形成されるとともに、バラストカバーの上面壁には、前後貫通孔を設けたねじ止め用ブラケットが延出形成され、一方、前記ランプボディ下面壁には、前記舌片状延出部がスライド係合できる係合溝が設けられ、前記舌片状延出部を前記係合溝に係合し、前記ねじ止め用ブラケットを前記ランプボディにねじ締結することで、前記バラストカバーがランプボディ下面壁に位置決め固定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用前照灯。

技術分野

0001

本発明は、放電バルブ挿着したリフレクターエイミング機構によってランプボディに対し傾動調整可能に支持されたリフレクター可動型自動車用前照灯に係わり、特に放電バルブに安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットランプボディ内に収容されている自動車用前照灯に関する。

背景技術

0002

この種の従来の前照灯は、図8,9に示すように、左右一対のリフレクター3,4を一体化したリフレクターユニット2がランプボディ1内に収容され、一方のリフレクター3には放電バルブ5が、他方のリフレター4には白熱バルブ6がそれぞれ挿着され、リフレクターユニット2とランプボディ背面壁1a間には、1個のエイミング支点aと2本のエイミングスクリューb,cから構成されたエイミング機構Eが介装されて、リフレクターユニット2がランプボディ1に対し傾動調整可能に設けられている。符号Lx1,Ly1は、リフレクターユニット2の水平傾動軸,垂直傾動軸、符号8は前面レンズを示す。

0003

エイミング支点aは、左右方向エイミングスクリューcの僅かな回動でリフレクターユニット2を大きく傾動できる(大きな光軸調整量が確保できる)ように、左右のリフレクター3,4間に配置されている。

0004

符号7は、放電バルブ5に安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットで、ランプボディ下面壁1bの内側に配置されており、バラスト回路ユニット7から導出する出力コード7aは、放電バルブ5の後端部に接続されている。

0005

しかし、エイミング支点aが配置されるリフレクターユニット2と、ランプボディ背面壁1a間には、リフレクター3,4の湾曲形状に起因した前後に大きな隙が形成されている。このため、エイミング支点配設間距離Dが大きい場所にエイミング支点を設けるには、例えば従来技術として図示(図9参照)するように、大きく突出する脚2aをリフレクターユニット2側に形成し、この脚2aとランプボディ背面壁1aとの間に、ユニバーサルジョイントを構成する玉継手構造のエイミング支点aを設ける等、長い脚の先端部にエイミング支点を設ける必要があった。

0006

このため、従来技術では、リフレクターユニット2側の重量が、長い脚2aに負荷として作用し、エイミング支点a周辺部の剛性強度(図では、脚2aの剛性強度)が不足するという問題があった。

0007

そこで、発明者は、エイミング支点a周辺の剛性強度の低下を避けるには、エイミング支点を支持する脚2aの長さを短くすればよい、と考えた。また、ランプボディ下面壁1bには、何らかの形態でバラスト回路ユニット7を固定する必要があり、バラストカバーによって、回路ユニット7を収容するためのバラスト収容室画成する方法が考えられる。そこで、ランプボディ内下部にバラスト収容室を画成するためのバラストカバーを収着し、このバラストカバーとリフレクターユニットとの間にエイミング支点を介装するようにすれば、エイミング支点を支持する脚2aの長さは短くなって、脚2aの剛性強度の低下も避けられる、と考えて、本発明を提案するに至ったものである。

0008

本発明は、前記従来技術の問題点および前記した発明者の知見に基づいてなされたもので、その目的は、エイミング支点配設間距離を短くすることで、エイミング支点周辺部における剛性強度不足を回避できる自動車用前照灯を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

前記第1の目的を達成するために、請求項1に係わる自動車用前照灯においては、放電バルブを挿着したリフレクターがランプボディ内に配置され、前記放電バルブに安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットが前記ランプボディ内下部に配置され、前記ランプボディとリフレクター間に介装されたエイミング機構によって、前記リフレクターがランプボディに対し傾動調整可能に支持された自動車用前照灯において、前記ランプボディ下面壁の内側に、前記バラスト回路ユニット収容用のバラスト収容室を画成するためのバラストカバーを取着し、前記バラストカバーと前記リフレクター間に前記エイミング機構のエイミング支点を設けるように構成した。(作用)バラストカバーをランプボディ下面壁に取着することで、ランプボディ内下部にバラスト収容室が形成される。

0010

ランプボディ下面壁の内側に取着されたバラストカバーとリフレクターとの間にエイミング支点が設けられているため、エイミング支点を介装する部材間の距離、即ちエイミング支点配設間距離が、従来構造(ランプボディ背面壁とリフレクター間にエイミング支点を設ける場合)に比べて、短い。これにより、玉継手等のエイミング支点構成部材を支持するために、バラストカバーおよびリフレクター側にそれぞれ形成する脚は、従来構造に比べて短くなって、エイミング支点周辺部の剛性強度がそれだけ向上する。

0011

請求項2に係わる自動車用前照灯においては、左右一対のリフレクターを一体化したリフレクターユニットがランプボディ内に配置され、前記リフレクターの少なくとも一方に挿着した放電バルブに安定した放電を継続させるためのバラスト回路ユニットが前記ランプボディ内下部に配置され、前記ランプボディとリフレクターユニット間に介装されたエイミング機構によって、前記リフレクターユニットがランプボディに対し傾動調整可能に支持された自動車用前照灯において、前記ランプボディ下面壁の内側に、前記バラスト回路ユニット収容用のバラスト収容室を画成するためのバラストカバーを取着し、前記バラストカバーと前記リフレクターユニット間に前記エイミング機構のエイミング支点を設けるように構成した。
(作用)バラストカバーをランプボディ下面壁に取着することで、ランプボディ内下部にバラスト収容室が形成される。

0012

ランプボディ下面壁の内側に取着されたバラストカバーとリフレクターユニットとの間にエイミング支点が設けられているため、エイミング支点を介装する部材間の距離、即ちエイミング支点配設間距離が、従来構造(ランプボディ背面壁とリフレクターユニット間にエイミング支点を設ける場合)に比べて、短い。これにより、玉継手等のエイミング支点構成部材を支持するために、バラストカバー側およびリフレクターユニット側にそれぞれ形成する脚は、従来構造に比べて短くなって、エイミング支点周辺部の剛性強度がそれだけ向上する。

0013

請求項3においては、請求項2に記載の自動車用前照灯において、前記エイミング支点を、前記リフレクターユニットの左右のリフレクター間に配置するようにした。
(作用)エイミング支点と左右エイミングスクリューをリフレクターユニットの左右方向端縁部に設ける場合に比べて、エイミング支点と左右エイミングスクリュー間の距離が短く、左右エイミングスクリューの僅かな回動量に対してリフレクターユニットの大きな傾動量が得られる。

0014

請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用前照灯において、前記エイミング支点を、前記バラストカバーに一体成形した玉受け部と、前記リフレクターまたはリフレクターユニット側に延出形成した脚に設けて、前記玉受け部に支承される玉部とから構成するとともに、前記玉受け部に前記玉部係脱用の上方開口部を設けるようにした。(作用)玉受け部における玉部係脱用の上方開口部の上方から、玉部を下方に押圧することで、玉部が玉受け部に係合し、玉受け部に係合する玉部を上方に引っ張ることで、玉部が玉受け部から逸脱する。

0015

請求項5においては、請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用前照灯において、前記バラストカバーに、傾動するリフレクターまたはリフレクターユニットとの干渉を避けるための切り欠きを設けるようにした。
(作用)バラストカバーに設けた切り欠きにカバーと干渉しないので、バラストカバーをそれだけリフレクターまたはリフレクターユニットに接近して形成できる。

0016

請求項6においては、請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用前照灯において、前記バラストカバーの前縁下端部に、後方に延びる舌片状延出部を形成するとともに、バラストカバーの上面壁に、前後貫通孔を設けたねじ止め用ブラケットを延出形成し、一方、前記ランプボディ下面壁に、前記舌片状延出部がスライド係合できる係合溝を設け、前記舌片状延出部を前記係合溝に係合し、前記ねじ止め用ブラケットを前記ランプボディにねじ締結することで、前記バラストカバーをランプボディ下面壁に位置決め固定するように構成した。
(作用)ランプボディの前方から、バラストカバー前縁下端部の舌片状延出部をランプボディ下面壁の係合溝にスライド係合させると、バラストカバー上面壁のねじ止め用ブラケットがランプボディ側対応部に当接した形態となるので、ねじ止め用ブラケットの貫通孔にねじを配することで、簡単にバラストカバーをランプボディ下面壁に固定できる。

0017

次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

0018

図1図7は本発明の一実施例である自動車用前照灯を示すもので、本発明をリフレクター可動型の前照灯に適用した実施例である。図1同前照灯の正面図、図2は同前照灯の水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同前照灯の縦断面図(図1に示す線III −III に沿う断面図)、図4は同前照灯の縦断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は同前照灯のエイミング支点配設位置における拡大水平断面図(図1に示す線V−Vに沿う断面図)、図6はランプボディおよびバラストカバーの分解斜視図、図7はエイミング支点である玉継手を構成する玉受け部の拡大斜視図である。

0019

これらの図において、符号10は、車体の前方から側方にかけての領域に対応する前面が開口する容器状の合成樹脂製ランプボディで、ランプボディ10の略矩形状の前面開口部に湾曲する前面レンズ12が組付けられて、ランプボディ10と前面レンズ12とによって灯室空間が形成されている。そしてこの灯室空間内には、すれ違いビームおよび走行ビーム形成用の第1のリフレクター21と走行ビーム形成用の第2のリフレクター22を左右に所定距離間して一体化したリフレクターユニット20が収容されている。

0020

リフレクター21,22の後頂部には、バルブ挿着孔23,24が形成され、バルブ挿着孔23,24には、光源である放電バルブ25,ハロゲンバルブ26が挿着されている。放電バルブ25の後端部には、リフレクターユニット20の下方に配置されたバラスト回路ユニット40から延びる出力コード42(図2参照)がコネクタ43を介して接続されている。バラスト回路ユニット40は、放電バルブ25に安定した放電を継続させるためのもので、図3,4に示すように、ランプボディ下面壁10aの内側に沿って形成されたバラスト収容室B内に収容固定されている。

0021

符号25aは、放電バルブ25の前方に設けられて、バルブ25の発光部からリフレクター21の所定の有効反射面以外の領域に向かう光を遮光して、所定の配光の形成に寄与するとともに、直射光が前面レンズ12から出射されることを防ぐシェードである。

0022

リフレクターユニット20は、1個の玉継手32と2本のエイミングスクリュー34,36(上下エイミングスクリュー34,左右エイミングスクリュー36)とからなるエイミング機構30によって、ランプボディ10に対し上下左右方向に傾動できるように支持されており、エイミングスクリュー34,36を回動操作することで、リフレクターユニット20が水平軸Lx,垂直軸Ly回りにそれぞれ傾動できる構造となっている。

0023

即ち、玉継手32は、図4に示すように、リフレクターユニット20のリフレクター21,22間領域下部に延出形成された脚27の先端に固設された玉部33aが、ランプボディ下面壁10aの内側に形成されたバラスト収容室B上に設けられた玉受部33bに支承された構造で、リフレクターユニット20(リフレクター21,22)のエイミング支点を構成している。

0024

またエイミングスクリュー34,36は、図4,5に示すように、ランプボディ10の背面壁10bそれぞれに設けられたスクリュー挿通孔に回転可能に支承されるとともに、ランプボディ背面壁10bを前後に貫通して前方に延出しており、スクリュー34,36の前端部には、リフレクターユニット20に延出形成されたブラケット28,29に嵌着するナット35,37が螺合した構造となっている。

0025

そして玉継手32とエイミングスクリュー34,36とは、図1に示されるように、正面視して直交するように配置されており、エイミングスクリュー34,36を回動操作すると、ナット35,37がエイミングスクリュー34,36に沿って進退し、リフレクターユニット20(リフレクター21,22)が水平軸Lx(玉継手32とナット37を通る軸),垂直軸Ly(玉継手32とナット35を通る軸)周りにそれぞれ傾動して、リフレクター21,22の光軸L1 ,L2 を上下左右方向に傾動調整できる。

0026

図4における符号38は、オートレベリング用のアクチュエータで、アクチュエータケース38a内には、上下エイミングスクリュー34を回転駆動させる駆動モータ39が設けられている。このオートレベリング用のアクチュエータ38は、例えば、自動車の車体の前後軸の傾斜を検出する傾斜センサの出力(傾斜角)に応じて、路面に対する前照灯の光軸の傾斜が常に一定となるようにモータ39の駆動を制御することで、上下エイミングスクリュー34を回動制御して、リフレクターユニット20(リフレクター21,22)を水平軸Lx周りに傾動調整する。

0027

このように、本実施例では、ランプボディ背面壁10bの前方に設けられたバラスト収容室Bの上面壁とリフレクターユニット20との間にエイミング支点である玉継手32が設けられているため、玉継手32を介装する部材間の距離、即ち、エイミング支点配設間距離が、ランプボディ背面壁10bとリフレクターユニット20間にエイミング支点を設ける場合に比べて、短くなる。このため、玉継手32の玉部33aを設けるためにリフレクターユニット20側に形成した脚27は、ランプボディ背面壁10bとリフレクターユニット20間にエイミング支点を設ける場合に比べて短くなって、エイミング支点周辺部である脚27の剛性強度がそれだけ向上したものとなっている。

0028

符号50は、ランプボディ下面壁10aの内側に取着一体化された合成樹脂製のバラストカバーで、ランプボディ下面壁10aと協働してバラスト収容室Bを形成している。バラスト収容室Bを画成するバラストカバー50は、図6に示すように、左右一対の側面壁51,51を有する縦断面L字型で、バラスト回路ユニット40全体を覆うことができる枠形状に形成されている。

0029

バラストカバー50の内側には、縦方向に延びるリブ50a(図3参照)が左右方向所定間隔に設けられており、また、バラスト収容室Bの後方に開口する開口部70には、図3,4,6に示すように、蓋71が収着されるが、この蓋71にも縦リブ71aが一体に形成されている、そして、バラストカバー50がランプボディ下面壁10aの内側に取着一体化されてバラスト収容室Bが形成された形態において、バラスト回路ユニット40は、バラストカバー50のリブ50aと蓋71の縦リブ71aとランプボディ下面壁10a間に挟持されて、バラスト収容室B内にがたつかないように保持される。

0030

バラストカバー50の前縁下端部には、図4に示すように、後方に延びる舌片状延出部52が延出形成され、バラストカバー上面壁53の後端側には、前後貫通孔55を設けたねじ止め用ブラケット54が上方に延出形成されている。

0031

一方、ランプボディ下面壁10aは、リフレクターユニット20の下方にバラスト回路ユニット40収容用の十分なスペースを確保できるように、一部の領域が下方に膨出する形状に形成されている。即ち、ランプボディ下面壁10aには、図3,4に示すように、その前縁領域10a1がランプボディ前面開口部から奥に向かって下向きに傾斜して水平領域10a2に連なることで、リフレクターユニット20の幅にほぼ対応する大きさの膨出部11(図1参照)が形成されている。

0032

また、膨出部11の内側においてほぼ垂直に起立し左右に対向する内側壁11a,11b(図6参照)は、バラストカバー50の左右の側面壁51,51に対応する位置に形成されて、バラストカバー50を左右方向に位置決めする。

0033

また、膨出部11内側の内側壁11a,11bで挟まれた領域に臨むランプボディ背面壁10bには、前記したように、バラスト収容室Bに連通する開口部70が形成され、この開口部70を介してバラスト回路ユニット40を出し入れできる。この開口部70の周縁には、バラストカバー50側のねじ止め用ブラケット54が当接できるボス72が設けられ、それぞれのボス72には、ねじ孔73が設けられている。ボス72は、バラストカバー50側のブラケット54に当接して、バラストカバー50を前後方向に位置決めする。また、バラストカバー50側のブラケット54がボス72にねじ74で固定されることで、バラストカバー50は、上下左右方向に位置決めされる。

0034

また、ランプボディ下面壁10aにおける内側壁11a,11bで挟まれた領域は、図6に示すように、前後に延びる幅広凸リブ76と凹リブ77が左右方向に連続する形状に形成されて、バラスト回路ユニット40の重量負荷に対するランプボディ下面壁10aの剛性強度が確保されている。さらに、バラスト回路ユニット交換用の開口部70の周縁にも、ほぼ等間隔にリブ78が設けられて、バラスト回路ユニット40の重量負荷に対する開口部70周縁の剛性強度も確保されている。

0035

また、膨出部11内側における内側壁11a,11bで挟まれた領域には、バラストカバー50の舌片状延出部52がスライド係合できる係合溝60が設けられている。係合溝60は、図4,6に示すように、斜め下向きに後方に傾斜し、係合溝60の前縁部には、バラストカバー50側の舌片状延出部52を掛止する一対のフック62,62が設けられている。係合溝60は、舌片状延出部52と係合して、バラストカバー50を前後方向および上下方向に位置決めする。

0036

そして、バラストカバー50をランプボディ10に取着するには、ランプボディ10の前方からランプボディ下面壁10a(膨出部11)に沿ってバラストカバー50を挿入し、バラストカバー50の舌片状延出部52を係合溝60内にスライドさせて係合する。このとき、ねじ止め用ブラケット54がランプボディ10側のボス72に当接した形態となるので、ブラケット54をボス72にねじ締結すれば、バラストカバー50がランプボディ下面壁10aに位置決め固定一体化される。

0037

また、ねじ止め用ブラケット54およびボス72の端面は、図4に示すように、鉛直面に対し後傾しており、ブラケット54をねじ締結する作業がし易い。

0038

また、バラストカバー50の上面には、図7に拡大して示すように、エイミング支点である玉継手32の玉受け部33bが設けられている。即ち、バラストカバー上面壁53には、球面82と一対の挟持片84,84で構成される玉受け部33bが一体成形されている。球面82は、対向するV字型立壁状の一対の挟持片84,84で囲まれた構造で、エイミング支点である玉継手32の玉部33aは、一対の挟持片84,84の掛止先端部84a,84aによって球面82に圧接されかつ抜け止めされた状態に保持されることで、支承される。球面82は上方の円筒外周面83に連なって、玉受け部33bの上方が開口されており、玉部33aを上方から玉受け部33bに押し込んで、両者33a,33bを係合させることも、両者33a,33bが係合する形態から玉部33aを上方に引っ張って、玉受け部33bから抜き出すことも可能である。

0039

図4,6,7における符号57は、バラストカバー50前縁部に形成された切り欠きで、玉部33aが設けられているリフレクターユニット20側の脚27に対応する位置に設けられており、エイミングにより傾動するリフレクターユニット20(脚27)との干渉を避けるためのものである。

0040

図5,6における符号58は、バラストカバー上面壁53に形成された切り欠きで、開口部70からバラスト回路ユニット40を抜き出す際に、バラスト回路ユニット40とともに出力コード42も抜き出せるように、コネクタ43を挿通できる大きさに形成されている。

0041

そして、リフレクターユニット20をランプボディ10に組み付けるには、まず、ランプボディ10にエイミングスクリュー34,36を組み付け、一方、リフレクターユニット20の脚27,28,29には、玉部材(玉部33a),ナット35,37を装着しておく。そして、リフレクターユニット20をランプボディ10内に入れて、玉部33aが玉受け部33bの開口部に押し込まれるようにリフレクターユニット20を動かして押圧すれば、玉部33aを玉受け部33bに簡単に係合させることができる。次いで、エイミングスクリュー34,36の先端にナット35,37を合わせ、エイミングスクリュー34,36を回動し、エイミングスクリュー34,36にナット35,37を螺合させる。これによって、リフレクターユニット20がエイミング機構30を介してランプボディ10に組み付け一体化された形態となる。

0042

また、ランプボディ10に組み付けられているリフレクターユニット20を外すには、リフレクターユニット20をランプボディ10に組み付ける場合の手順と全く逆の要領で行えばよい。

0043

符号18は、ランプボディ10の前面開口部と前面レンズ12間に配設されて、リフレクターユニット20(リフレクター21,22)とランプボディ10間の隙間を隠すように延在する矩形枠体形状のエクステンションリフレクターで、リフレクター21,22に対応する開口部18a,18bが形成されている。エクステンションリフレクター18の表面には、リフレクター21,22と同様のアルミ蒸着処理が施されており、ランプを前方から見たときに非点灯時灯室内全体が奥行きをもった金属色見えて、外観体裁が良好となっている。

0044

符号91,92は、ランプボディ背面壁10bのバルブ挿着孔23,24に臨む位置に設けられたバルブ交換用の開口部で、開口部91には、バックカバー93が装着され、開口部92には、ゴム製の防塵防水カバー94が装着されている。

0045

なお、前記した実施例では、リフレクターユニット20における一方のリフレクター21にのみ放電バルブ25が挿着されていたが、他方のリフレクター22にも放電バルブ25が挿着された構造であってもよい。

0046

また、前記した実施例では、左右一対のリフレクター21,22を一体化したリフレクターユニット20がエイミング機構30によってランプボディ10に対し傾動可能に支持されている前照灯について説明したが、第2の実施例として、放電バルブを挿着した単一のリフレクターがエイミング機構によってランプボディに対し傾動可能に支持されている構造の前照灯にも同様に適用できる。即ち、ランプボディ背面壁の前方に取着されたバラストカバーとリフレクターとの間に、リフレクターを傾動可能に支持するエイミング機構のエイミング支点を設けるように構成してもよい。

発明の効果

0047

以上の説明から明らかなように、請求項1および請求項2に係る自動車用前照灯によれば、エイミング支点配設間距離が短くなって、エイミング支点周辺部の剛性強度が向上するので、長期にわたり適正なエイミングが保証される。

0048

請求項3によれば、左右エイミングスクリューを僅かに回動するだけで光軸を左右に大きく傾動できるので、左右エイミングが容易となる。

0049

請求項4によれば、玉部を玉受け部に対し上下方向に押圧するようにリフレクターまたはリフレクターユニットを動かすだけで、玉部と玉受け部間の係脱ができるので、リフレクターのランプボディへの組み付けおよびランプボディからの分離が容易となる。

0050

請求項5によれば、バラストカバーをリフレクターまたはリフレクターユニットに接近させて配置できるので、バラスト収容室を設計する上でのレイアウトの自由度が高く、しかも前照灯のコンパクト化も達成できる。

0051

請求項6によれば、ランプボディの前方からランプボディ下面壁にバラストカバーを組み付けてねじ固定することで、簡単にバラスト収容室を形成できる。

図面の簡単な説明

0052

図1本発明の一実施例である自動車用前照灯の正面図
図2同前照灯の水平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)
図3同前照灯の縦断面図(図1に示す線III −III に沿う断面図)
図4同前照灯の縦断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面図)
図5同前照灯のエイミング支点配設位置における拡大水平断面図(図1に示す線V−Vに沿う断面図)
図6ランプボディおよびバラストカバーの分解斜視図
図7エイミング支点である玉継手を構成する玉受け部の拡大斜視図
図8従来の前照灯の正面図
図9同前照灯の縦断面図(図8に示す線IX-IXに沿う断面図)

--

0053

10ランプボディ
10a ランプボディ下面壁
10b ランプボディ背面壁
11 ランプボディ下面壁の下方膨出部
20リフレクターユニット
21 第1のリフレクター
22 第2のリフレクター
25光源である放電バルブ
26 光源である白熱バルブ
27玉継手の玉部を設けるための脚
28,29ナット装着用の脚
30エイミング機構
32 エイミング機構のエイミング支点である玉継手
33a 玉部
33b 玉受部
34上下エイミングスクリュー
35ナット
36左右エイミングスクリュー
37 ナット
40バラスト回路ユニット
Bバラスト収容室
50 バラスト収容室を画成するバラストカバー
52舌片状延出部
55貫通孔
54 ねじ止め用ブラケット
60係合溝
70 バラスト回路ユニット挿脱用の開口部
74 締結ねじ

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