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技術 回路遮断器の電動操作装置

出願人 三菱電機株式会社
発明者 倉田康平
出願日 2000年12月8日 (20年0ヶ月経過) 出願番号 2000-374322
公開日 2002年6月21日 (18年6ヶ月経過) 公開番号 2002-175753
状態 特許登録済
技術分野 ブレーカ スイッチのケース,表示,鎖錠
主要キーワード 駆動レバ 開閉路 ラチェットホィール 手動操作モード 手動操作ハンドル 引きはずし 電動操作装置 電動操作
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図面 (10)

課題

電動操作モードで駆動モータを駆動して電動操作装置遠隔操作しているときに、手動操作ハンドル拘束して操作できないようにする。

解決手段

換レバー3を電動操作モードに対応する電動操作モード位置と、手動操作モードに対応する手動操作モード位置とに亘って移動するように形成する一方、切換レバー3が手動操作モード位置にあるとき手動操作ハンドル5の操作は許容されるが、電動操作モード位置にあるとき手動操作ハンドル5に係合して手動操作ハンドル5の操作を拘束する阻止部を切換レバー3に設けた。

概要

背景

一般に、短絡電流のような故障電流過電流となって電気回路を流れるのを遮断する装置として回路遮断器があり、かかる回路遮断器の回路遮断は回路遮断器に付設された電動操作装置により行われる。

かかる回路遮断器の電動操作装置としては、例えば図8および図9に示される特開平6−251687号公報記載のもの(以下「従来装置」という)が知られている。図8および図9において、1は駆動モータ2を具えた電動操作装置、3は手動操作モードまたは電動操作モードの選択を行う切換レバーで、矢印B1またはB2方向(図の左右方向)にスライドすることにより切換スイッチ4が切り換えられる。すなわち、切換レバー3を矢印B2方向にスライドした電動操作モード時には、駆動モータ2に電流が供給され、矢印B1方向にスライドした手動操作モード時には、駆動モータ2への電流供給が停止される。

5は、手動で回路遮断器を開路させるための手動操作ハンドル、6は回路遮断器を閉路させるためのONボタン、7は回路遮断器を開路させるためのTRIPボタン、8は駆動モータ2と手動操作ハンドル5の操作力を伝達するための主軸、9は主軸8と同軸に固着したカム、10はカム9を介して主軸8の駆動力を伝達する駆動レバー、11はカム9に係合すると共に駆動レバー10に回転自在に取り付けられたローラ、13は駆動レバー9に固着された作動ピン、12は作動ピン13に係合された操作トッテである。

上記従来装置の手動操作モードを説明する。先ず切換レバー3を矢印B1方向にスライドさせると、切換スイッチ4が開路し、手動操作モードに設定される。手動操作ハンドル5をC方向(図8右端)に往復動させると、主軸8が回転する。すると、カム9を介して駆動レバー10が回動し、作動ピン13が操作トッテ12を動作させて、回路遮断器を開路する。また、ONボタン6を押すと駆動レバー10の回動時にローラ11によって蓄圧された図示しない蓄勢バネの作用により回路遮断器が閉路する。また、TRIPボタン7を押すことで図示しない引きはずし装置がトリップ動作(過電流通電による動作と同じ)し、回路遮断器が開路する。

上記従来装置の電動操作モードを説明する。切換レバー3を矢印B2方向にスライドさせると切換スイッチ4が閉路し、電動操作モードに設定される。この場合の操作は、遠隔制御により駆動モータ2を動作させ主軸8を回転させることにより、回路遮断器を開路又は閉路させる。一方、切換レバー3を矢印B2方向にスライドさせることで、ONボタン6に配設された係合部6aおよびTRIPボタン7に配設された係合部7aにそれぞれ切換レバー3が係合する。このため、ONボタン6およびTRIPボタン7は切換レバー3にそれらの動き拘束され、操作ができなくなる。他方、手動操作ハンドル5については、切換レバー3に何ら拘束されるような構造を有しないため、自由に操作が行える状態にある。

概要

電動操作モードで駆動モータを駆動して電動操作装置を遠隔操作しているときに、手動操作ハンドルを拘束して操作できないようにする。

切換レバー3を電動操作モードに対応する電動操作モード位置と、手動操作モードに対応する手動操作モード位置とに亘って移動するように形成する一方、切換レバー3が手動操作モード位置にあるとき手動操作ハンドル5の操作は許容されるが、電動操作モード位置にあるとき手動操作ハンドル5に係合して手動操作ハンドル5の操作を拘束する阻止部を切換レバー3に設けた。

目的

本発明は、上述の問題点を解決するために案出されたもので、電動操作モードにおいて、ONボタンやTRIPボタンだけでなく手動操作ハンドルをも同時に拘束して操作できなくなるようにし、これにより電動操作装置が破損することなく、信頼性の高い動作を確保できる回路遮断器の電動操作装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

回路遮断器筐体操作盤に、電動操作モードと手動操作モードとを選択的に切り換える切換レバーを設け、前記電動操作モード時駆動モータ駆動力で前記回路遮断器を開閉路操作し、前記手動操作モード時手動操作ハンドルの駆動力で回路遮断器を開閉路操作する回路遮断器の電動操作装置であって、前記切換レバーを前記電動操作モードに対応する電動操作モード位置と、前記手動操作モードに対応する手動操作モード位置とに亘って移動するように形成する一方、前記切換レバーが前記手動操作モード位置にあるとき前記手動操作ハンドルの操作は許容されるが、前記電動操作モード位置にあるとき前記手動操作ハンドルに係合して該手動操作ハンドルの操作を拘束する阻止部を前記切換レバーに設けたことを特徴とする回路遮断器の電動操作装置。

請求項2

前記操作盤に、前記手動操作モード時において前記回路遮断器を閉路させるONボタンと、前記回路遮断器を開路させるTRIPボタンとを設けると共に、前記切換レバーを前記電動操作モードに切り替えたとき、前記ONボタンおよび前記TRIPボタンに係合して該ONボタンおよび該TRIPボタンの操作を拘束する第一係合部および第二係合部を前記切換レバーに設けたことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器の電動操作装置。

請求項3

前記切換レバーに、該切換レバーの切換操作時に操作する操作つまみと、前記阻止部と、前記第一係合部と、前記第二係合部とを一体的に形成したことを特徴とする請求項2記載の回路遮断器の電動操作装置。

請求項4

前記切換レバーの近傍に、該切換レバーの移動に応動して前記駆動モータへの電流供給を制御する切換スイッチを設け、前記切換レバーが前記電動操作モード位置にあるとき前記駆動モータへの電流供給をし、前記手動操作モード位置にあるとき前記駆動モータへの電流供給をしないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の回路遮断器の電動操作装置。

請求項5

前記手動操作ハンドルは、蓄圧手段を作動する蓄圧手段作動軸に設けられた第一リンクと、該第一リンクに枢着され常時前記電動操作装置筐体に格納される方向に付勢するバネを介して設けた第二リンクとで形成され、前記手動操作ハンドル操作時、前記第一リンクは前記バネの付勢力に抗して前記第二リンクに係合するまで回動される第一回動範囲と、前記第二リンクと一体になって前記蓄圧手段作動軸を駆動させる第二回動範囲とに亘って回動されるように形成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の回路遮断器の電動操作装置。

技術分野

0001

本発明は、回路遮断器回路遮断を行う操作トッテを電動操作または手動操作切り換える回路遮断器の電動操作装置に関するものである。

背景技術

0002

一般に、短絡電流のような故障電流過電流となって電気回路を流れるのを遮断する装置として回路遮断器があり、かかる回路遮断器の回路遮断は回路遮断器に付設された電動操作装置により行われる。

0003

かかる回路遮断器の電動操作装置としては、例えば図8および図9に示される特開平6−251687号公報記載のもの(以下「従来装置」という)が知られている。図8および図9において、1は駆動モータ2を具えた電動操作装置、3は手動操作モードまたは電動操作モードの選択を行う切換レバーで、矢印B1またはB2方向(図の左右方向)にスライドすることにより切換スイッチ4が切り換えられる。すなわち、切換レバー3を矢印B2方向にスライドした電動操作モード時には、駆動モータ2に電流が供給され、矢印B1方向にスライドした手動操作モード時には、駆動モータ2への電流供給が停止される。

0004

5は、手動で回路遮断器を開路させるための手動操作ハンドル、6は回路遮断器を閉路させるためのONボタン、7は回路遮断器を開路させるためのTRIPボタン、8は駆動モータ2と手動操作ハンドル5の操作力を伝達するための主軸、9は主軸8と同軸に固着したカム、10はカム9を介して主軸8の駆動力を伝達する駆動レバー、11はカム9に係合すると共に駆動レバー10に回転自在に取り付けられたローラ、13は駆動レバー9に固着された作動ピン、12は作動ピン13に係合された操作トッテである。

0005

上記従来装置の手動操作モードを説明する。先ず切換レバー3を矢印B1方向にスライドさせると、切換スイッチ4が開路し、手動操作モードに設定される。手動操作ハンドル5をC方向(図8右端)に往復動させると、主軸8が回転する。すると、カム9を介して駆動レバー10が回動し、作動ピン13が操作トッテ12を動作させて、回路遮断器を開路する。また、ONボタン6を押すと駆動レバー10の回動時にローラ11によって蓄圧された図示しない蓄勢バネの作用により回路遮断器が閉路する。また、TRIPボタン7を押すことで図示しない引きはずし装置がトリップ動作(過電流通電による動作と同じ)し、回路遮断器が開路する。

0006

上記従来装置の電動操作モードを説明する。切換レバー3を矢印B2方向にスライドさせると切換スイッチ4が閉路し、電動操作モードに設定される。この場合の操作は、遠隔制御により駆動モータ2を動作させ主軸8を回転させることにより、回路遮断器を開路又は閉路させる。一方、切換レバー3を矢印B2方向にスライドさせることで、ONボタン6に配設された係合部6aおよびTRIPボタン7に配設された係合部7aにそれぞれ切換レバー3が係合する。このため、ONボタン6およびTRIPボタン7は切換レバー3にそれらの動き拘束され、操作ができなくなる。他方、手動操作ハンドル5については、切換レバー3に何ら拘束されるような構造を有しないため、自由に操作が行える状態にある。

発明が解決しようとする課題

0007

ところが、上記従来装置では、電動操作モードで駆動モータ2の駆動力による回路遮断器を遠隔操作しているときにも、手動操作ハンドル5は切換レバー3に拘束されないため、操作を行うことが可能であり、操作を行うと電動操作装置1を構成する駆動モータ2がロックされて破損するという問題があった。

0008

本発明は、上述の問題点を解決するために案出されたもので、電動操作モードにおいて、ONボタンやTRIPボタンだけでなく手動操作ハンドルをも同時に拘束して操作できなくなるようにし、これにより電動操作装置が破損することなく、信頼性の高い動作を確保できる回路遮断器の電動操作装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

この発明によれば、上述の課題を解決するための手段は次の通りである。
(1)本発明の回路遮断器の電動操作装置は、回路遮断器の電動操作装置筐体操作盤に、電動操作モードと手動操作モードとを選択的に切り換える切換レバーを設け、前記電動操作モード時駆動モータの駆動力で前記回路遮断器を開閉路操作し、前記手動操作モード時手動操作ハンドルの駆動力で前記回路遮断器を開閉路操作する回路遮断器の電動操作装置であって、前記切換レバーを前記電動操作モードに対応する電動操作モード位置と、前記手動操作モードに対応する手動操作モード位置とに亘って移動するように形成する一方、前記切換レバーが前記手動操作モード位置にあるとき前記手動操作ハンドルの操作は許容されるが、前記電動操作モード位置にあるとき前記手動操作ハンドルに係合して該手動操作ハンドルの操作を拘束する阻止部を前記切換レバーに設けたものである。

0010

(2)また、前記操作盤に、前記手動操作モード時において前記回路遮断器を閉路させるONボタンと、前記回路遮断器を開路させるTRIPボタンとを設けると共に、前記切換レバーを前記電動操作モードに切り替えたとき、前記ONボタンおよび前記TRIPボタンに係合して該ONボタンおよび該TRIPボタンの操作を拘束する第一係合部および第二係合部を前記切換レバーに設けることもできる。

0011

(3)また、前記切換レバーに、該切換レバーの切換操作時に操作する操作つまみと、前記阻止部と、前記第一係合部と、前記第二係合部とを一体的に形成することもできる。

0012

(4)また、前記切換レバーの近傍に、該切換レバーの移動に応動して前記駆動モータへの電流供給を制御する切換スイッチを設け、前記切換レバーが前記電動操作モード位置にあるとき前記駆動モータへの電流供給をし、前記手動操作モード位置にあるとき前記駆動モータへの電流供給をしないようにすることもできる。

0013

(5)更に、前記手動操作レバーは、蓄圧手段を作動する蓄圧手段作動軸に設けられた第一リンクと、該第一リンクに枢着され常時前記電動操作装置筐体に格納される方向に付勢するバネを介して設けた第二リンクとで形成され、前記手動操作ハンドル操作時、前記第一リンクは前記バネの付勢力に抗して前記第第二リンクに係合するまで回動される第一回動範囲と、前記第二リンクと一体になって前記蓄圧手段作動軸を駆動させる第二回動範囲とに亘って回動されるように形成することもできる。

発明を実施するための最良の形態

0014

実施の形態1.以下、本発明を図1乃至図7に示した一実施の形態に基づいて詳述するが、上記従来装置と同一あるいは均等の部材や部分にはこれに使用されたと同一の符号を付して説明することとする。

0015

図において、符号1は電動操作装置、100は電動操作装置1の背面に設けられた回路遮断器、101は電動操作装置1の筐体である。筐体101の内部には回路遮断器100を電動で操作させるために配設された駆動モータ2と、切換レバー3と、切換レバー3に近接して設けられ駆動モータ2への電流供給を制御する切換スイッチ4と、回路遮断器100を閉路させるためのONボタン6と、回路遮断器100をトリップ動作させるためのTRIPボタン7と、駆動モータ2で発生した駆動力を伝達する伝達ギヤ部70と、機構部80と、回路遮断器100を手動で操作させるための手動操作ハンドル5を有する手動操作ハンドル装置30とが内蔵されている。

0016

筐体101の前面には各種操作部材の移動を案内しかつ支持する案内窓31,51,61,71を穿設した操作盤102(図7では図示しない)が設けられる。これら案内窓には、電動操作モード操作時には駆動モータ2に電流を供給し、手動操作モード操作時には駆動モータ2に電流供給を行わなくする切換スイッチ4を切り換えるための切換レバー3,手動操作ハンドル装置30を操作する手動操作ハンドル5,ONボタン6、およびTRIPボタン7等の操作部材が配設される。すなわち、切換レバー3に形成した操作つまみ3aは案内窓31に対して上下方向に移動し、上方に移動することで切換レバー3を電動操作モード位置に、また下方に移動することで切換レバー3を手動操作モード位置にスライドできる。手動操作ハンドル5は、その外表面が操作盤102の表面と略同じ面をなす状態で案内窓51に格納され、手動操作ハンドル5を操作するときには格納状態から外方へ回動して展開するのを案内する。ONボタン6およびTRIPボタン7は各案内窓61、71に対して前後方向に押し込むのを案内する。12は回路遮断器100の開閉器(図示しない)を開閉させる操作トッテ、13および14は機構部80を構成し操作トッテ12を上下方向(図2)に往復動する作動ピンである。

0017

切換レバー3は、例えば熱可塑性樹脂成形により略L字状に形成されたもので、この切換レバー3をスライドさせるための上記した操作つまみ3aの他に、段差部3b、ONボタン6に係合することでONボタン6の操作を拘束する第一係合部3c、TRIPボタン7に係合することでTRIPボタン7の操作を拘束する第二係合部3d、および手動操作ハンドル5に係合することで手動操作ハンドルの駆動を拘束する阻止部3eが一体的に形成される。

0018

段差部3bは切換レバー3の背部に穿設され、切換スイッチ4のレバー4aと係合させることで切換スイッチ4を入切させる。図3に示すように切換レバー3の操作つまみ3aが案内窓31を矢印D方向に移動する電動操作モード位置では、これに応動してレバー4aが段差部3bにはまり込んで切換スイッチ4が入り、駆動モータ2へ電流を供給できる状態になる。また、図6では操作つまみ3aを矢印E方向に移動させて切換レバー3を手動操作モード位置にすることで、これに応動してレバー4aを段差部3bから解脱させ、切換スイッチ4が切れ、駆動モータ2への電流供給は行われない。

0019

第一係合部3c、第二係合部3dおよび阻止部3eは、切換レバー3が電動操作モードに切り替わると、操作盤102からみてONボタン6,TRIPボタン7および手動操作ハンドル5の先端部5aの背面側に切換レバー3が進入することで切換レバー3との間で重なり合う部分(図2斜線で示す)ができ、各ボタン6,7の押し込み操作および手動操作ハンドル5の駆動操作図4)を拘束し、各操作をできなくする。逆に、切換レバー3を手動操作モードに切り換えると、第一係合部3c、第二係合部3dおよび阻止部3eはONボタン6,TRIPボタン7および手動操作ハンドル5の先端部5aから退出して係合が解除され、各ボタン6,7および手動操作ハンドル5の操作が可能となる。

0020

手動操作ハンドル5を説明する。手動操作ハンドル5は、図4図7のように図示しない蓄勢バネのごとき蓄圧手段を作動せしめる蓄圧手段作動軸52に結合された第一リンク53と、この第一リンク53にピン54を介して枢着される第二リンク55と、第一、第二両リンク53,55の間に介装され第二リンク55を常時時計方向に回動するように付勢するバネ56と、第二リンク55に形成され第一リンク53に係合する突起部57と、蓄圧手段作動軸52に同軸に設けられたラチェットホィール58と、第一リンク53に枢着されラチェットオィール58の歯部に噛合するポール59からなる。このポール59には上記バネ56の端部が係合し、常時ポール59を反時計方向に回動付勢するが、このバネ56に抗してポール59が時計方向に強制的に回動されることで、ラチェットホィール58から逃げることができる。なお、60はポール59が時計方向へ強制的に回動するのを許容する長孔を示す。

0021

また、手動操作ハンドル5はその操作を拘束された図4図5に示す格納状態から図7に示すように拘束が解除されて操作可能な状態になったときは、第二レバー55をバネ56の付勢力に抗してピン54の周りに時計方向に回し、突起部57が第一レバー53に当接する。こうして第一回動範囲F1だけ回ったのち、第二レバー55を第一レバー53と一体になった状態で蓄圧手段作動軸52の周りにさらにストッパに当たるまで回動させると、第二回動範囲F2だけ回動する。ラチェットホィール58とポール59との噛合作用を利用して第二回動範囲F2内で回動操作を繰り返すことで、蓄圧手段へ駆動力によるエネルギを蓄圧できる。

0022

上記一実施の形態の動作を説明する。先ず、回路遮断器100を閉路状態から開路状態へ、または開路状態から閉路状態への切換を電動で操作する場合、すなわち電動操作モードについて図2乃至図4を参照して説明する。切換レバー3の操作つまみ3aを矢印D方向にスライドさせる(図3)と、切換レバー3は電動操作モード位置に移動する一方、切換レバー3の段差部3bに切換スイッチ4のレバー4bが落ち込み、切換スイッチ4は駆動モータ2に電流を供給するように切り換えられる。

0023

同時に、切換レバー3に一体的に形成された第一係合部3cおよび第二係合部3dはそれぞれONボタン6およびTRIPボタン7に進出して重なり合う。また手動操作ハンドル5の先端部5aにも、阻止部3eが進出して重なる状態となる(図2の斜線部)。こうして、ONボタン6,TRIPボタン7および手動操作ハンドル5は第一係合部3c、第二係合部3dおよび阻止部3eにそれぞれ係合するこになって、拘束され、操作ができない状態となる。この状態において遠隔操作により駆動モータ2を駆動させ、発生した駆動力が伝達ギヤ70により機構部80へ伝達される。そして機構部80の作動ピン13,14で操作トッテ12を上下方向(図2)に移動させて、回路遮断器100を開路または閉路させる。

0024

次に、回路遮断器100を閉路状態から開路へ、または開路状態から閉路状態への切り換えを手動で操作する場合、すなわち手動操作モードについて、図5乃至図7を参照して説明する。切換レバー3の操作つまみ3aを矢印E方向(図6)にスライドさせると、切換レバー3は手動操作モード位置に移動する。このとき、切換スイッチ4のレバー4aは切換レバー3の段差部3bから外れ、切換レバー4は駆動モータ2に電流を供給しないように切り替わる。

0025

同時に、切換レバー3の第一係合部3cおよび第二係合部3dはONボタン6およびTRIPボタン7から後退して係合しなくなる。他方、切換レバー3の阻止部3eも手動操作ハンドル5の先端部5aから後退して係合が解除される。こうして、ONボタン6,TRIPボタン7および手動操作ハンドル5の操作ないしは駆動が可能な状態となる。このため、ONボタン6を押すと、図示しない蓄勢バネの作用により回路遮断器が閉路し、TRIPボタン7を押すことで図示しない引きはずし装置がトリップ動作し、回路遮断器が開路する。

0026

また、手動操作ハンドル5は第二レバー55を第一レバー53と一体にして操作できる状態にして第二回動範囲F2の範囲内で往復動させることで(図7)、蓄圧手段作動軸52を駆動し、図示しない蓄勢バネを蓄圧すると共に、作動ピン13により回路遮断器100の操作トッテ12を動作させて、回路遮断器を開路することができる。なお、この手動操作モードにおいては、ONボタン6、TRIPボタン7または手動操作ハンドル5の操作中に、遠隔操作によって駆動モータ2を作動させようとしても、すでに切換スイッチ4の切り換え作用により駆動モータ2への電流供給は行われないため、電動操作を確実に阻止できる。

0027

このように、この実施の形態によれば、電動操作モードで操作してる最中に、ONボタン6やTRIPボタン7だけでなく、手動操作ハンドル5の操作をも確実に阻止するため、電動操作装置1の破損を招来することを回避でき、ひいては信頼性に富んだ回路遮断器の電動操作装置を得ることができる効果を有する。また、切換レバーに第一係合部3c、第二係合部3d、および阻止部3eを一体的に形成したため、電動操作装置の構造を簡素化できる点で有利となる。

0028

さらに、切換レバー3に応動する切換スイッチ4により、手動操作モードにおいて、誤って遠隔操作により駆動モータ2が作動されようとしても、駆動モータへは電流が通じないため駆動されることがなく、誤作動を回避できる効果を有する。さらに、手動操作ハンドル5は、第一レバー53と第二レバー55とで屈折するようにピン結合して形成したため、手動操作ハンドルを筐体101内に収納するスペースを小さくでき、電動操作操作00の形状を小型化できる効果もある。

0029

以上、この実施の形態を具体的に詳述してきたが、具体的な構成はこの形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、切換レバー3は図2において上下方向にスライドさせて電動操作装置1を操作したが、切換レバー3を左右方向にスライドさせるように構成することもできる。また、切換レバー3の形状はL字状であったが、これ以外の形状に形成してもよいことは勿論可能である。

発明の効果

0030

以上の如く本発明の回路遮断器の電動操作装置による効果は次の通りである。
(1)切換レバーが電動操作モード位置にあるとき、切換レバーに設けられた阻止部が電動操作装置筐体に格納された手動操作ハンドルに係合可能となる位置に進出するので、該手動操作ハンドルが操作されようとしても、この阻止部が該ハンドルに係合するため、手動操作ハンドルの操作が拘束される。このため、電動操作モードにおいて手動操作ハンドルの操作を確実に阻止でき、電動操作装置の破損を未然に回避し、信頼性の高い回路遮断器の電動操作装置を得ることができる効果を奏する。

0031

(2)また、操作盤に設けられたONボタンとTRIPボタンの操作を拘束するために、切換レバーに第一係合部と第二係合部とを設けたので、切換レバーを電動操作モードに切り換えたとき、これら第一、第二両係合部がONボタンとTRIPボタンとに係合するため、ボタン操作を拘束して誤操作を回避でき、電動操作モードにおける遠隔操作を円滑に行える効果を奏する。

0032

(3)また、切換レバーに操作つまみと、阻止部と、第一係合部と、第二係合部とを一体的に形成したので、それだけ切換レバーの構造が簡単になり、ひいては電動操作装置の構造が簡素となる効果を奏する。

0033

(4)また、駆動モータへの電流供給を制御する切換スイッチを切換レバー近傍に設けて切換レバーの移動に応動して切換スイッチが作動するようにし、前記切換レバーが前記電動操作モード位置にあるとき前記駆動モータへの電流供給をするが、前記手動操作モード位置にあるとき前記駆動モータへの電流供給を停止することで、手動操作モードで操作している場合に誤って遠隔操作により駆動モータを駆動させようとしても、切換スイッチが切れているため電動操作は阻止される。このため、手動操作モードを円滑に実行できる効果を奏する。

0034

(5)更に、手動操作モードで手動操作ハンドルを操作する場合、第一回動範囲で第一リンクをバネの付勢力に抗して第二リンクの周りに回動させ、次いで第二回動範囲で第一リンクと一体になった第二リンクを回動させて蓄圧手段作動軸を駆動する。こうして手動操作ハンドルは第一、第二両リンクで屈折するように電動操作装置筐体に格納されるため、それだけ格納スペースを小さくでき、ひいては電動操作装置を小型化できる効果を奏する。

図面の簡単な説明

0035

図1この発明の一実施の形態における電動操作装置を具えた回路遮断器の外観斜視図である。
図2図1の電動操作装置が電動操作モードにあるとき、この電動操作装置の内部を透視した正面図である。
図3図2の電動操作装置の左側面の断面図である。
図4図2の電動操作装置の右側面の断面図である。
図5図1の電動操作装置が手動操作モードにあるとき、この電動操作装置の内部を透視した正面図である。
図6図5の左側面の断面図である。
図7図5の右側面の断面図である。
図8従来装置における回路遮断器の電動操作装置の外観斜視図である。
図9図8のA−A線における矢視断面図である。

--

0036

1電動操作装置、2駆動モータ、3 切換レバー、3a操作つまみ、3b段差部、3c 第一係合部、3d 第二係合部、3e 阻止部、4 切換スイッチ、5手動操作ハンドル、6 ONボタン、7 TRIPボタン、52蓄圧手段作動軸、53 第一リンク、55 第二リンク、56バネ、F1 第一回動範囲、F2 第二回動範囲。

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