図面 (/)

技術 物品処理システムに用いられる分配装置と物品の分配方法

出願人 株式会社東芝
発明者 渡邊英明長尾正宏松本秀樹
出願日 2000年11月29日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2000-363347
公開日 2002年6月11日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2002-167028
状態 未査定
技術分野 コンベヤの制御
主要キーワード 接続部分近傍 空バッファ 物品処理システム スイーパ 結束帯 搬送監視 開始通知信号 コンベヤ内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年6月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

この発明は、各処理機11〜15に供給される物品群供給量のばらつきを解消できる。

解決手段

この発明は、分配機10から各処理機11〜15までの距離、コンベヤ16の搬送速度、および各処理機11〜15が受取可能な物品数に基づいて、搬送先としての各処理機11〜15の優先順位を判断し、この判断した優先順位の最も高い処理機へ物品を搬送するようにしたものである。

概要

背景

従来、複数の物品処理装置物品に対する処理を行う物品処理システムでは、分配装置搬送装置を介して各物品処理装置へ物品を分配するようになっている。このような物品処理システムにおいて、上記分配装置から各物品処理装置へ物品を搬送する搬送距離短距離である場合、あるいは各物品処理装置に処理対象となる物品を一時蓄積するバッファ機能が備わっていない場合、上記分配装置は、各物品処理装置に順番に物品の要否を問い合わせ、この問合せの応答に応じて必要な物品処理装置に物品を供給している。

近年、上記物品処理システムにおける処理効率の向上の要求に伴い、搬送装置に接続される物品処理装置の接続台数を増加させる必要が生じている。しかしながら、上記のように、各物品処理装置へ順番に物品の要否を問合せ、この問合せの応答に応じて物品を供給するものでは、搬送装置に接続する物品処理装置の接続台数が増加すると、各物品処理装置の稼働率にばらつきが生じる。

すなわち、搬送装置に接続する物品処理装置の接続台数が増加すると、搬送装置全体の搬送距離も増加し、分配装置から最も手前に配置された物品処理装置への物品の搬送時間(到達時間)に対し、最も奥側に配置された物品処理装置への物品の搬送時間の遅延時間も増大する。このため、各物品処理装置の稼働率に大きなばらつきが発生しやすくなる。

また、上記のような物品処理システムでは、物品の搬送中に搬送先となっている物品処理装置が物品を受け取り不可能な状態になった場合、物品が搬送装置の終端まで送られ、システム全体が停止する。このため、物品処理装置の接続台数の増加と共に、物品処理システムの停止時の影響も増加する。

概要

この発明は、各処理機11〜15に供給される物品群供給量のばらつきを解消できる。

この発明は、分配機10から各処理機11〜15までの距離、コンベヤ16の搬送速度、および各処理機11〜15が受取可能な物品数に基づいて、搬送先としての各処理機11〜15の優先順位を判断し、この判断した優先順位の最も高い処理機へ物品を搬送するようにしたものである。

目的

上記したように、分配装置から搬送装置を介して物品が供給される物品処理装置の台数が増えると、各物品処理装置の稼働率のばらつきが大きくなるという問題点を解決するもので、分配装置から搬送装置を介して物品が供給される物品処理装置の台数が増えても各物品処理装置の稼働率のばらつきを抑えることができ、各物品処理装置を効率よく稼動させることができるように物品を分配できる分配装置と物品の分配方法を提供することを目的とする。

また、搬送装置を介して物品が供給される搬送先の物品処理装置に不具合が生じるたびに、物品処理システム全体が停止してしまうという問題点を解決するもので、搬送装置を介して物品が供給される搬送先の物品処理装置に不具合が生じるたびに、物品処理システム全体を停止させることなく、物品処理システムの動作を継続させ、効率よく物品を分配できる分配装置と物品の分配方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置所定数物品蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断する判断手段と、この判断手段により判断した優先順位が最も高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う制御手段と、を具備したことを特徴とする分配装置。

請求項2

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段と、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断する判断手段と、この判断手段により判断した最も優先順位の高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う制御手段と、を具備したことを特徴とする分配装置。

請求項3

上記各物品処理装置が処理対象としている残留物品数は、物品処理装置内に蓄積されている物品の数と前記搬送装置で当該物品処理装置へ搬送中の物品の数との合計数であることを特徴とする上記請求項2に記載の分配装置。

請求項4

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により判断した優先順位が最も高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段により物品の受入れが可能な物品処理装置を判断した際、当該物品の搬送先を上記第2の判断手段により判断した物品処理装置に変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第2の制御手段と、を具備したことを特徴とする分配装置。

請求項5

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置であって、前記搬送装置における物品の搬送状況監視する監視手段と、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により判断した優先順位が最も高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、上記監視手段による監視結果に基づいて、前記搬送装置における物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段により判断した物品の受入れが可能な物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第2の制御手段と、を具備したことを特徴とする分配装置。

請求項6

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段と、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段により記録されている優先順位から最も優先順位の高い物品処理装置を判断する第1の判断手段と、この第1の判断手段により判断した最も優先順位の高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第1の制御手段と、この第1の制御手段による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置に対して、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断する第2の判断手段と、この第2の判断手段により判断した最も優先順位の高い物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第2の制御手段と、を具備したことを特徴とする分配装置。

請求項7

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる物品の分配方法であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う、ことを特徴とする物品の分配方法。

請求項8

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる物品の分配方法であって、上記分配装置が、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段を具備し、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う、ことを特徴とする物品の分配方法。

請求項9

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる物品の分配方法であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行い、この制御による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断し、この判断した物品の受入れが可能な物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う、ことを特徴とする物品の分配方法。

請求項10

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる物品の分配方法であって、前記搬送装置における物品の搬送状況を監視し、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行い、この制御による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、上記監視による監視結果に基づいて、前記搬送装置における物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断し、この判断した物品の受入れが可能な物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う、ことを特徴とする物品の分配方法。

請求項11

1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる物品の分配方法であって、上記分配装置が、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段を具備し、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段により記録されている優先順位から最も優先順位の高い物品処理装置を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行い、この制御による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置に対して、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断し、この判断した最も優先順位の高い物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う、ことを特徴とする物品の分配方法。

技術分野

0001

この発明は、例えば、複数の物品処理装置搬送装置で接続され、上記搬送装置に接続される各物品処理装置物品分配する物品処理システムに用いられる分配装置と物品の分配方法に関する。

背景技術

0002

従来、複数の物品処理装置が物品に対する処理を行う物品処理システムでは、分配装置が搬送装置を介して各物品処理装置へ物品を分配するようになっている。このような物品処理システムにおいて、上記分配装置から各物品処理装置へ物品を搬送する搬送距離短距離である場合、あるいは各物品処理装置に処理対象となる物品を一時蓄積するバッファ機能が備わっていない場合、上記分配装置は、各物品処理装置に順番に物品の要否を問い合わせ、この問合せの応答に応じて必要な物品処理装置に物品を供給している。

0003

近年、上記物品処理システムにおける処理効率の向上の要求に伴い、搬送装置に接続される物品処理装置の接続台数を増加させる必要が生じている。しかしながら、上記のように、各物品処理装置へ順番に物品の要否を問合せ、この問合せの応答に応じて物品を供給するものでは、搬送装置に接続する物品処理装置の接続台数が増加すると、各物品処理装置の稼働率にばらつきが生じる。

0004

すなわち、搬送装置に接続する物品処理装置の接続台数が増加すると、搬送装置全体の搬送距離も増加し、分配装置から最も手前に配置された物品処理装置への物品の搬送時間(到達時間)に対し、最も奥側に配置された物品処理装置への物品の搬送時間の遅延時間も増大する。このため、各物品処理装置の稼働率に大きなばらつきが発生しやすくなる。

0005

また、上記のような物品処理システムでは、物品の搬送中に搬送先となっている物品処理装置が物品を受け取り不可能な状態になった場合、物品が搬送装置の終端まで送られ、システム全体が停止する。このため、物品処理装置の接続台数の増加と共に、物品処理システムの停止時の影響も増加する。

発明が解決しようとする課題

0006

上記したように、分配装置から搬送装置を介して物品が供給される物品処理装置の台数が増えると、各物品処理装置の稼働率のばらつきが大きくなるという問題点を解決するもので、分配装置から搬送装置を介して物品が供給される物品処理装置の台数が増えても各物品処理装置の稼働率のばらつきを抑えることができ、各物品処理装置を効率よく稼動させることができるように物品を分配できる分配装置と物品の分配方法を提供することを目的とする。

0007

また、搬送装置を介して物品が供給される搬送先の物品処理装置に不具合が生じるたびに、物品処理システム全体が停止してしまうという問題点を解決するもので、搬送装置を介して物品が供給される搬送先の物品処理装置に不具合が生じるたびに、物品処理システム全体を停止させることなく、物品処理システムの動作を継続させ、効率よく物品を分配できる分配装置と物品の分配方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

この発明の分配装置は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給するものであって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断する判断手段、およびこの判断手段により判断した優先順位が最も高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う制御手段から構成されている。

0009

この発明の分配装置は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給するものであって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断する判断手段、およびこの判断手段により判断した最も優先順位の高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う制御手段から構成されている。

0010

この発明の分配装置は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給するものであって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断する第1の判断手段、この第1の判断手段により判断した優先順位が最も高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第1の制御手段、この第1の制御手段による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断する第2の判断手段、およびこの第2の判断手段により物品の受入れが可能な物品処理装置を判断した際、当該物品の搬送先を上記第2の判断手段により判断した物品処理装置に変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第2の制御手段から構成されている。

0011

この発明の分配装置は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給するものであって、前記搬送装置における物品の搬送状況監視する監視手段、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断する第1の判断手段、この第1の判断手段により判断した優先順位が最も高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第1の制御手段、この第1の制御手段による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、上記監視手段による監視結果に基づいて、前記搬送装置における物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断する第2の判断手段、およびこの第2の判断手段により判断した物品の受入れが可能な物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第2の制御手段から構成されている。

0012

この発明の分配装置は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給するものであって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段により記録されている優先順位から最も優先順位の高い物品処理装置を判断する第1の判断手段、この第1の判断手段により判断した最も優先順位の高い物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第1の制御手段、この第1の制御手段による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置に対して、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断する第2の判断手段、およびこの第2の判断手段により判断した最も優先順位の高い物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行う第2の制御手段から構成されている。

0013

この発明の物品の分配方法は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる方法であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行うことを特徴とする。

0014

この発明の物品の分配方法は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる方法であって、上記分配装置が、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段を具備し、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行うことを特徴とする。

0015

この発明の物品の分配方法は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる方法であって、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行い、この制御による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断し、この判断した物品の受入れが可能な物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行うことを特徴とする。

0016

この発明の物品の分配方法は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる方法であって、前記搬送装置における物品の搬送状況を監視し、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が受取可能な物品の数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行い、この制御による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、上記監視による監視結果に基づいて、前記搬送装置における物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置を判断し、この判断した物品の受入れが可能な物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行うことを特徴とする。

0017

この発明の物品の分配方法は、1つの搬送装置に対して複数の物品処理装置が接続され、各物品処理装置は所定数の物品を蓄積する機能を有し、前記搬送装置を介してそれぞれの物品処理装置に対して物品を供給する分配装置を有する物品処理システムに用いられる方法であって、上記分配装置が、各物品処理装置との距離、前記搬送装置の搬送速度、及び各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に基づいて、物品の搬送先となる各物品処理装置の優先順位が記録されている記録手段を具備し、物品を物品処理装置に供給する際に、各物品処理装置が処理対象としている残留物品数に従って、上記記録手段により記録されている優先順位から最も優先順位の高い物品処理装置を判断し、この判断した優先順位に基づいて最も高い物品処理装置を搬送先に決定し、この決定した搬送先の物品処理装置へ前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行い、この制御による物品の搬送中に、当該物品の搬送先となっている物品処理装置での物品の受取りが不能となった場合、前記搬送装置における現在の物品の位置よりも下流側で、かつ物品の受入れが可能な物品処理装置に対して、上記記録手段に記録されている優先順位に基づき、最も優先順位の高い物品処理装置を判断し、この判断した最も優先順位の高い物品処理装置に当該物品の搬送先を変更し、前記搬送装置により物品を搬送させる制御を行うことを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

0019

図1は、この発明の実施の形態に係わる物品処理システム1の概略構成を示す図である。

0020

この物品処理システム1は、図1に示すように、分配装置(分配機)10が複数の物品処理装置(処理機)11〜15に搬送装置(コンベア)16を介して接続されている。

0021

上記分配機10には、たとえば、紙葉類などの物品が所定数ごとに施封帯によって施封され、さらに、この施封帯によって施封された物品が所定の個数づつ積層状に積み重ねられて結束帯で十文字結束された物品(物品群)が装填される。この分配機10は、コンベア16へ物品群を送り出す枝コンベア10aを有し、装填された物品群の送り先を決定した後、コンベア16を介して各処理機11〜15に物品群を分配する。なお、本実施の形態では、物品が所定数ごとにまとめられた物品群が複数の処理機に分配されるシステムについて説明するが、物品が単体で各処理機へ分配されるものであっても良い。

0022

各処理機11〜15は、分配機10からコンベア16を介して分配される物品群を受け取り、この受け取った物品群に対する処理を行う。これらの処理機11〜15が行う物品群に対する処理は、例えば、物品を束ねている帯の抜き取り処理、各物品の検品処理、各物品の状態に応じた分別処理などである。

0023

また、各処理機11〜15は、コンベア16からの物品群の受け取り、コンベア16から受け取った物品群の一時保管、及び処理機内へ物品群の取り込みなどを行う枝コンベヤ11a〜15aを有している。

0024

なお、本実施の形態で説明する物品処理システム1は、図1に示すように、1つの分配機10に対して1つのコンベア16を介し、5台の処理機11〜15が接続されいるものとし、各処理機11〜15は、分配機10に近い方から順に、5号機15、4号機14、3号機13、2号機12、1号機11とする。

0025

図2は、上記分配機10と上記コンベア16との接続部分近傍機構を示す図である。図2に示すように、上記分配機10は、分配機10内から物品群を取り出し、枝コンベア10a内のコンベア16への送り出し位置21まで物品群を順次移動させる機能を具備している。上記送り出し位置21には、物品群をコンベア16へ送り出す機能を有し、コンベア16と枝コンベア10aとの間を移動可能なスイーパ10bが設けられている。

0026

これにより、分配機10は、装填されている物品群をコンベア16へ送り出す際、枝コンベア10a内に移動させたスイーパ10bに物品群を送り出し、物品群がスイーパ10bに保持された状態で、コンベア16へ内へ押し出す。これにより、分配機10からコンベア16へ物品群が送り出され、この物品群がコンベア16により搬送される。

0027

図3は、各処理機11〜15に対応する枝コンベア11a〜15aと上記コンベア16との接続部分近傍の機構を示す図である。

0028

各処理機11〜15に対応する枝コンベア11a〜15aは、コンベア16の搬送路上と枝コンベア11a〜15a内との間を移動可能に設置されたレシーバ11b〜15bを有している。これらのレシーバ11b〜15bは、コンベア16を搬送される物品群を枝コンベア11a〜15a内に取り込むものである。

0029

すなわち、上記レシーバ11b〜15bは、物品群を取り込む場合、コンベア16の搬送路上の受取り位置31a〜31eに移動し、コンベア16の搬送路上の物品群がレシーバ11b〜15bに到達すると、枝コンベア11a〜15a内に移動する。これにより、コンベア16内を搬送される物品群が受け取られ、枝コンベア11a〜15a内に取り込まれる。

0030

また、図3に示すように、コンベア16の各枝コンベア11a〜15aとの接続位置の近傍には、物品を検知する複数のセンサが設置されている。上記コンベア16内のレシーバ11b〜15bによる物品群の受取り位置31a〜31eの上流側には、受取り位置31a〜31eへ接近する物品群を検知するセンサ(取込タイミングセンサ)32a〜32eが設けられている。また、受取り位置31a〜31eには、物品群の受取り位置31a〜31eへの到達を検知するセンサ(取込位置到達検知センサ)33a〜33eが設けられ、さらに、受取り位置31a〜31eの下流側には、受取り位置31a〜31eを通りすぎた物品群を検知するセンサ(取込位置通過センサ)34a〜34eが設けられている。

0031

図4は、物品処理システム1の制御系統を説明するためのブロック図である。図4に示すように、分配機10の制御系統は、主制御部41、インターフェース42、メモリ43、送り出し機構部44などから構成されている。

0032

上記主制御部41は、分配機10全体の制御を行う。上記インターフェース42は、各処理機11〜15、あるいは各処理機11〜15に対応する枝コンベア11a〜15aとのデータの送受信を行なうためのインターフェースである。上記メモリ43は、種々の制御プログラム、制御データなどを記憶するものであり、後述する優先順位テーブル43aおよび状態監視バッファ43bを有している。上記送り出し機構部44は、分配機10に装填された物品群を所定の送り出し位置21まで移動させたり、上記送り出し位置21からスイーパ10bにより上記コンベア16へ物品群を送り出す動作を行うものである。

0033

また、各処理機11〜15は、制御部51、インターフェース52、メモリ53、物品処理部54などから構成されている。なお、図4では、5号機15の内部構成についてのみを図示したが、1号機11、2号機12、3号機13、4号機14についても、5号機15と同様に構成される。

0034

上記制御部51は、処理機15全体の制御を行う。上記インターフェース52は、上記インターフェース42と通信回線を介して接続され、分配機10とのデータの送受信を行う。上記メモリ53は、種々の制御プログラム、制御データなどを記憶するものである。上記物品処理部54は、分配機10からコンベア16を介して受け取った物品群に対する処理を施すものである。

0035

また、コンベア16は、制御部61、インターフェース62、メモリ63、搬送機構部64、および複数のセンサ32a〜32e、33a〜33e、34a〜34e、35a〜35eなどから構成されている。

0036

上記制御部61は、コンベア16全体の制御を行う。上記インターフェース62は、上記インターフェース42あるいはインターフェース52と通信回線を介して接続され、分配機10あるいは各処理機11〜15とのデータの送受信を行う。上記メモリ63は、種々の制御プログラム、制御データなどを記憶するものである。上記搬送機構部64は、搬送ベルトや搬送ベルトを動作させる駆動回路などからなり、コンベア16の搬送路上の物品群を搬送するものである。上記複数のセンサは、光学センサなどで構成され、搬送路上を搬送される物品群を検知した際に暗となって物品群を検知するようになっている。

0037

なお、上記メモリ63に設けられる状態監視バッファ43bは、コンベア16のメモリ63内に設けるようにしても良い。

0038

上記のように構成される物品処理システム1において、上記分配機10と各処理機11〜15とは、例えば、図5に示すような内容の信号を送受信している。また、上記分配機10と各枝コンベア11a〜15aとは、上記インターフェース42、52を介して、例えば、図6に示すような基本回路によって接続され、互いに信号の授受を行っている。

0039

図5に示すように、分配機10から各枝コンベア11a〜15aには、当該枝コンベア宛に物品群が搬送中であることを示す搬送通知信号、および物品群の取り込み開始を指示する取込開始指示信号などが送られる。また、各枝コンベア11a〜15aから分配機10には、保持している物品群の数あるいは取り込み可能な物品群の数を示す3つの空バッファカウンタ(H、M、L)信号、および物品群の取り込み完了を通知する取込完了通知信号などが送られる。

0040

上記搬送通知信号は、分配機10から枝コンベア11a〜15aに通知される信号であり、当該枝コンベア宛の物品群がコンベア16上に存在する場合、「1」となり、存在しない場合、「0」となる。また、この搬送通知信号は、分配機10が枝コンベア11a〜15aに対して物品群を送り出した時点で信号がセット(「1」)され、送り先の枝コンベア11a〜15aからの取込完了通知信号(後述する)がセットされた時点で信号がクリア(「0」)される。

0041

上記取込開始指示信号は、分配機10から枝コンベア11a〜15aに送られる信号であり、当該枝コンベアに対して物品群の受取り動作を開始するタイミングを通知するものである。この取込開始指示信号は、コンベア16上の物品群が宛先の枝コンベア11a〜15aの取込タイミング(レシーバへの物品群の到達)を検知するセンサ33a〜33eに検知された時点で信号がセット(「1」)され、当該枝コンベアからの取込完了通知(後述する)を確認した時点で信号がクリア(「0」)される。

0042

上記取込完了通知は、枝コンベア11a〜15aから分配機10へ送られる信号であり、取込開始通知を確認した枝コンベア11a〜15aが当該物品群の取込を完了したことを分配機10へ通知するものである。この取込完了通知は、取込開始通知を受信し、コンベア16上の物品群を枝コンベア内へ取り込む動作が完了した時点で信号がセット(「1」)され、本信号をセットした後に分配機10からの搬送中通知信号および取込開始指示信号がクリアされたことを確認した時点でクリア(「0」)される。

0043

上記空バッファカウンタ(H、M、L)信号は、枝コンベア内に蓄積可能な物品群の数(空きバッファの数)を示す信号である。上記H,M,L信号は、3つの信号の組み合わせによって、図7に示すような意味を有している。ここで、空きバッファカウンタ信号が示す受け取り可能な物品の数には、当該枝コンベア宛に搬送中の物品の数は含まれていない。従って、空きバッファカウンタ信号は、現在の枝コンベア内における物品の蓄積状況のみを示している。

0044

すなわち、図7に示すように、H、M、Lの全ての信号が0である場合、当該枝コンベアは、物品群を受け取れないことを示す。L信号のみが1である場合、当該枝コンベアは、物品群を1つだけ受け取り可能(空きバッファが1つ)であることを示す。M信号のみが1である場合、当該枝コンベアは、物品群を2つ受け取り可能(空きバッファが2つ)であることを示す。MおよびL信号のみが1である場合、当該枝コンベアは、物品群を3つ受け取り可能(空きバッファが3つ)であることを示す。H信号のみが1である場合、当該枝コンベアは、物品群を4つ受け取り可能(空きバッファが4つ)であることを示す。なお、上記以外の組み合わせは、未定義であるとする。

0045

次に、分配機10から搬送先の枝コンベアを選定する際に利用される優先順位テーブル43aについて説明する。

0046

図8は、分配機10、各処理機11〜15、およびコンベア16の各装置の配置例を示す図である。図8に示す例では、分配機10から5号機15の枝コンベヤ15aの取り込みタイミングセンサ32aまでの距離が690mmとなっている。また、各処理機11〜15の隣合わせの枝コンベヤ11a〜15aへの取り込みタイミングを検知するセンサ33a〜33e間の距離は全て1760×3=5280mmである。

0047

また、コンベア16が物品群を搬送する際の搬送速度は0.5m/sであり、分配機10が物品群を送り出す間隔は、最短6秒間隔である。よって、分配機10から5号機15の枝コンベヤ15aまでの搬送時間は、690mm÷500mm/s=1.38s、4号機14の枝コンベヤ14aまでの搬送時間は、(690+5280)÷500mm/s=11.94s、3号機13の枝コンベヤ13aまでの搬送時間は、(690+5280×2)÷500mm/s=22.50s、2号機12の枝コンベヤ12aまでの搬送時間は、(690+5280×3)÷500mm/s=33.06s、1号機11の枝コンベヤ11aまでの搬送時間は、(690+5280×4)÷500mm/s=43.62sである。

0048

また、各枝コンベヤ11a〜15a内には最大4つの物品群を一時蓄積する機能(バッファ機能)を有する。さらに、各処理機11〜15内が物品群を受け取り可能な周期は、最短40秒間隔である。

0049

現在、ある枝コンベヤ11a〜15a内に1つの物品群が蓄積されていると仮定した場合、処理機11〜15が直ちに物品群を取り込んだとしても次の物品群を取り込むのは40秒後であるから、分配機10は40秒以内に該当枝コンベヤに物品群を供給すれば処理機の稼働率は低下しない。これを最短必要時間と呼ぶとする。

0050

この最短必要時間は、枝コンベヤ11a〜15a内の蓄積されている物品数に比例して増加する。コンベア16は、コンベヤ16上に同一の枝コンベヤ11a〜15a宛の物品群を最大2つまで乗せる様に制御する。

0051

以上を総合すると、最短必要時間は、(枝コンベヤ内の物品群の蓄積されている物品群の数+該当枝コンベヤ宛に搬送中の物品群の数)×処理機の受け取り周期−該当枝コンベヤまでの搬送時間となる。例えば、3号機13の物品群の蓄積数を2とし、3号機13宛に搬送中の物品群の数を1とすると、分配機10から3号機13までの搬送時間が22.5sであるため、最短必要時間は、(3号機内の物品群の蓄積数+3号機宛に搬送中の物品群の数)×3号機の受け取り周期−分配機から3号機までの搬送時間=(2+1)×40−22.5=97.5(s)となる。

0052

図9は、物品群の搬送先を決定する際の搬送先の優先順位を示す優先順位テーブル43aである
図9に示すような優先順位テーブル43aは、各枝コンベヤに対応する各処理機の号機番号と、各処理機が処理対象としている残留物品数(搬送中の物品の数を含む)との全ての組み合わせについて最短必要時間を計算し、その計算結果に基づいく優先順位をテーブル化したものである。この優先順位テーブル43aでは、最短必要時間が小さい順に優先順位の番号が付加されている。

0053

図9に示すように、この優先順位テーブル43aには、号機、搬送速度、分配機からの距離、到達時間、残留物品数、最短必要時間、優先順位がそれぞれ対応しており、優先順位の順に記録されている。上記号機は、各処理機の号機を示す番号である。上記搬送速度は、コンベア16による物品の搬送速度であり、この場合、0.5m/sで一定である。上記分配機からの距離は、分配機10から上記号機の欄で示される番号の処理機までの搬送路上の距離を示す。上記到達時間は、搬送速度、分配機からの距離により算出され、分配機10から当該処理機の受取位置に到達するまでの時間である。上記残留物品数は、各号機が処理対象としている物品群の数を示し、枝コンベア内に蓄積している物品群の数とコンベア16により搬送中の物品群の数との合計の数である。この残留物品数を、各号機が蓄積可能な物品群の数の最大値(この例では、4である)から引いた数が各処理機で受取可能な物品数となる。上記優先順位は、各号機と残留物品数との組み合わせに対応し、上記最短必要時間に基づいて決定されるものである。

0054

上記最短必要時間とは、分配機10が物品群を送り出してからその物品群に対する処理が開始されるまでに最低限必要な時間であり、最短必要時間=(1つの物品群に対する処理時間(処理機の受取周期)×残留物品群の数)−(処理機までの搬送時間)で算出される。

0055

図9に示す例では、1つの物品群に対する処理時間を40秒とした場合を示すものである。例えば、1号機が処理対象としている残留物品群がない場合、つまり1号機の残留物品数が0の場合、43.62秒(分配機から1号機までの搬送時間)となり、5号機が処理対象としている残留物品群の数が2である場合、つまり5号機の残留物品群が2つ存在する場合、40(処理時間)×2(残留物品群の数)−1.38(分配機から5号機までの搬送時間)=78.62秒となっている。

0056

このように算出される最短必要時間を各処理機と、残留物品群の数との全ての組み合わせについて算出する。この算出した最短必要時間の値が小さい順に優先順位が高いものとすると、図9に示すような優先順位テーブル43aが設定される。

0057

また、優先順位テーブルは、図10に示すように、処理機の号機番号と残留数とに対応して優先順位が分かる優先順位テーブル43a’であっても良い。図10に示す優先順位テーブル43a’の例では、号機番号と、残留物品数とに対応して優先順位が記録されている。この優先順位テーブル43a’の残留物品数は、枝コンベア内の物品群の数と搬送中の物品群の数との合計数である。これにより、各処理機の残留物品群の数を判定することによって、優先順位テーブル43a’の号機番号と残留物品数とに従って優先順位が判定できる。

0058

次に、優先順位テーブル43aに基づく物品の搬送先の選定処理について説明する。図11は、優先順位に従って物品の搬送先を選定する処理を説明するためのフローチャートである。

0059

まず、分配機10の主制御部41は、分配機10内に装填されている物品群を1つ取出して、図2に示すような送り出し位置21のスイーパ10aに物品群をセットする(ステップS1)。送り出し位置21に物品群が到達すると、分配機10の主制御部41は、各枝コンベア11a〜15aから受信している3つの空きバッファ信号(H、M、L信号)に基づいて、各枝コンベア11a〜15aが蓄積している物品群の数(物品数)を判定する(ステップS2)。

0060

さらに、主制御部41は、各枝コンベア11a〜15aへ送信している上記搬送中通知信号に基づいて、各枝コンベア宛に搬送中の束があるか否かを判断することにより、各枝コンベア宛に搬送中の物品群の数(物品数)を判定する(ステップS3)。

0061

主制御部41は、上記の判定により判定された各枝コンベア11a〜15aが蓄積している物品群の数と各枝コンベア宛に搬送中の物品群の数との合計数(残留物品数)を各枝コンベアごとに算出する(ステップS4)。

0062

各枝コンベアごとの物品群の合計数を算出すると、主制御部41は、各枝コンベアに対応する処理機の号機の番号と、算出した物品群の合計数とに基づいて、優先順位テーブル43aにより各処理機の優先順位を判定する(ステップS5)。この判定により各処理機の優先順位が判定されると、主制御部41は、最も優先順位が高い処理機を決定する(ステップS6)。

0063

これにより、最も優先順位が高い処理機が決定されると、主制御部41は、優先順位が最も高かった処理機を搬送先として決定し、送り出し位置21にセットされている物品群の送り出し処理(後述する)を開始する(ステップS6)。この送り出し処理により物品群がコンベア16へ送り出され、さらに、後述する搬送制御により各処理機の枝コンベアへ物品群が供給される。

0064

上記のように、分配機から処理機までの搬送時間、各枝コンベヤが蓄積している物品群の数と枝コンベア宛に搬送中の物品群の数との合計数に基づいて予め決められている搬送先としての各処理機の優先順位に従って、物品群の搬送先を決定するようにしたものである。これにより、各処理機に供給される物品群の供給量のばらつきを解消できる。

0065

次に、搬送制御について説明する。

0066

上記コンベア16の搬送路上には、図3および図8に示すように、各処理機11〜15の枝コンベア11a〜15aに対応して、取込位置への接近を検知するセンサ(取込タイミングセンサ)32a〜32e、取込位置への到達を検知するセンサ(取込位置到達検知センサ)33a〜33e、取込位置を通過したことを検知するセンサ(取込位置通過センサ)34a〜34e、および各処理機からの搬送を監視するセンサ(搬送監視センサ)35a〜35eなどの複数のセンサが設けられている。

0067

これらの搬送路上に設置された複数のセンサの設置位置に基づいて分割される15個のエリア(エリア1〜エリア15)ごとに、コンベア16を搬送される物品群が監視されるようになっている。これらの各エリア1〜15は、図8に示すように、以下のように定義される。

0068

エリア1は、分配機10から5号機の取込タイミングセンサ32aの間である。エリア2は、5号機の取込タイミングセンサ32aから5号機の取込位置通過センサ34aの間である。エリア3は、5号機の取込位置通過センサ34aから5号機の搬送監視センサ35aの間である。

0069

エリア4は、5号機の搬送監視センサ35aから4号機の取込タイミングセンサ32bの間である。エリア5は、4号機の取込タイミングセンサ32bから4号機の取込位置通過センサ34bの間である。エリア6は、4号機の取込位置通過センサ34bから4号機の搬送監視センサ35bの間である。

0070

エリア7は、4号機の搬送監視センサ35bから3号機の取込タイミングセンサ32cの間である。エリア8は、3号機の取込タイミングセンサ32cから3号機の取込位置通過センサ34cの間である。エリア9は、3号機の取込位置通過センサ34cから3号機の搬送監視センサ35cの間である。

0071

エリア10は、3号機の搬送監視センサ35cから2号機の取込タイミングセンサ32dの間である。エリア11は、2号機の取込タイミングセンサ32dから2号機の取込位置通過センサ34dの間である。エリア12は、2号機の取込位置通過センサ34dから2号機の搬送監視センサ35dの間である。

0072

エリア13は、2号機の搬送監視センサ35dから1号機の取込タイミングセンサ32eの間である。エリア14は、1号機の取込タイミングセンサ32eから1号機の取込位置通過センサ34eの間である。エリア15は、1号機の取込位置通過センサ34eから1号機の搬送監視センサ35eの間である。

0073

各センサ(取込タイミングセンサ32a〜32e、取込位置通過センサ34a〜34e、搬送監視センサ35a〜35e)の間隔は、全て1760mm、搬送速度は0.5m/sである。従って、各エリアを物品群が通過するには、3.52sかかる。一方、分配機がコンベア16に物品群を送り出す間隔は、最短で6sである。これらのため、各エリア内には物品群が1つまでしか存在しないようになっている。

0074

これらの各エリアごとに監視される物品群は、図12に示すような、メモリ43内の状態監視バッファ43bの内容により監視される。上記状態管理バッファ43bは、各エリア1〜15ごとに、エリア内の物品群の有り無しを示す情報、エリア内での滞留時間、およびエリア内の物品群の搬送先の号機の番号を示す情報が記録されるようになっている。

0075

この状態監視バッファ43bは、所定時間ごとに実行される割り込み処理で内容が更新される。例えば、状態監視バッファ43bを更新するための割り込み処理が20ms間隔で実行される場合、コンベア16の搬送速度が0.5m/sであるから、監視精度は10mmとなる。

0076

上記割り込み処理では、物品群の存在するエリアの滞留時間の加算、およびコンベア16の各センサの状態監視を行う。すなわち、各センサの明から暗への変化を検出した場合、物品群が検知されたことを判断し、当該物品群のエリアを順に移行させる。

0077

具体的には、状態監視バッファ43bの内容は、以下の(1)〜(6)に示すような制御によって更新される。
(1)既存エリア内の物品群の有りを示す情報をクリアする。

0078

(2)既存エリアにおける滞留時間をクリアする。

0079

(3)次のエリア内の物品群の有りを示す情報をセットする。

0080

(4)次のエリアにおける滞留時間をセットする。

0081

(5)既存エリアの搬送先の号機を示す情報(番号)を次のエリアの搬送先号機を示す情報としてコピーする。

0082

(6)既存エリアの搬送先の号機を示す情報をクリアする。上記のように、状態監視バッファ43bの内容に基づいて、コンベア16上の全ての物品群は、搬送状況が常に監視される。

0083

また、この状態監視バッファ43bの内容により搬送先に指定されている枝コンベアが実際に物品群を受け取れたか(受け取り可能か)否かが判断できる。例えば、枝コンベアからの完了通知信号を受信する前に、取込位置を通過したことを検知するセンサ34a〜34eが物品群を検知(センサが暗に変化)した場合、あるいは搬送中に搬送先の枝コンベアの残留物品群の数が最大値(4)になった場合、搬送先となっている枝コンベアによる物品群の受け取りが不可能になったと判断される。

0084

このような判断により搬送先に指定されている枝コンベアでの物品群の受け取りが不可能となった場合、分配機10の主制御部41は、物品群の現在位置よりも下流側の枝コンベアを対象として再度、搬送先を指定するようになっている。

0085

すなわち、搬送先に指定されている枝コンベアでの物品群の受け取りが不可能となった場合、物品群は、上記優先順位の選定処理に基づいて新たな搬送先が指定される。

0086

これにより、物品を搬送中に搬送先の処理機が物品を受け取り不可能な状態に陥っても、搬送中の物品の搬送先を変更し、物品処理システム全体を停止することなく、搬送制御を継続できる。

0087

次に、分配機10からの物品群の送り出し処理について説明する。図13は、分配機10からの物品群の送り出し処理について説明するためのフローチャートである。この物品群の送り出し処理は、上記ステップS1〜S5で、決定された優先順位に基づく搬送先へ搬送する物品群をコンベア16へ送り出す処理である。

0088

まず、物品群の搬送先を決定した分配機10の主制御部41は、送り出し位置21にセットされている物品群に対応させて搬送先をメモリ43に記録し、スイーパ10bを動作させて物品群をコンベア16へ送り出す(ステップS11)。

0089

この送り出し動作を開始した直後の割り込み処理において、主制御部41は、上記状態監視バッファ43bのエリア1内の物品群の情報として、物品群の有りを示す情報を記録し(ステップS12)、上記ステップS1〜S5で決定した搬送先の処理機の号機番号を搬送先の号機の番号として記録する(ステップS13)。この際、エリア1内の物品群に対する滞留時間のカウントを開始する(ステップS14)。これにより、送り出した物品群に対する状態監視バッファ43bによる搬送監視が開始される。

0090

また、主制御部41は、物品群を送り出す際に、搬送先の処理機への搬送中通知信号をセットし、搬送先の処理機に対応する枝コンベアに物品群を送り出したことを通知する(ステップS15)。

0091

これらの処理により物品群は、分配機10からコンベア16へ送り出され、次に説明する搬送制御に基づいて宛先の各枝コンベアまで搬送される。

0092

次に、搬送制御の動作について図14に示すフローチャートを参照しつつ説明する。分配機10の主制御部41は、コンベア16による物品群の搬送中も各処理機の残留物品数を監視している。また、枝コンベヤに対して取り込み開始指示信号を出した場合、主制御部41は、当該枝コンベアからの取り込み完了通知信号を受信するまで物品群の搬送状態の監視を継続している。

0093

分配機10の主制御部41は、上記割り込み処理により状態監視バッファ43bを更新した際(ステップS21)、監視中の全ての物品群に対し、それぞれ搬送先の枝コンベアが物品群を受け取り可能な状態であるか否かを判断する(ステップS22)。

0094

例えば、取込開始指示を送信した枝コンベヤからの完了通知を受信する前に取込位置通過センサ34a〜34eが物品群を検知した場合、または搬送中に搬送先に指定している処理機の残留物品数が4になった場合、主制御部41は、搬送先の枝コンベヤでの受け取りが不可能な状態であると判断する。

0095

上記判断により搬送先の枝コンベアが物品群を受け取り可能であると判断すると(ステップS22、YES)、主制御部41は、当該物品群が搬送先の枝コンベアに対応する取込タイミングセンサに検知されたか否かにより、当該物品群が枝コンベアの取込位置に接近しているか否かを判断する(ステップS23)。

0096

この判断により物品群が搬送先の枝コンベアにまだ接近していないと判断した場合、当該物品群に対する監視を継続し、上記同様な制御を繰り返す。

0097

また、上記判断により物品群が搬送先の枝コンベアに接近していると判断した場合、主制御部41は、当該枝コンベアに対して取込開始通知信号を送信する(ステップS24)。この取込開始通知信号を受けた枝コンベアでは、物品群の取込処理を行う(ステップS25)。

0098

この取込処理は、処理機11〜15がレシーバ11b〜15bを搬送路上へ移動させ、物品群がレシーバ11b〜15bに到達した時点でレシーバ11b〜15bを枝コンベア11a〜15a内に移動させることにより、物品群の枝コンベア11a〜15a内への取込が完了する。この取込処理が完了した時点で、処理機11〜15は、分配機10に対して取込完了通知信号を送信する。この取込完了通知信号を受けた主制御部41は、当該物品群に対する搬送制御を終了する。

0099

また、上記ステップS22の判断により搬送先の枝コンベヤが受け取り不可能であると判断した場合、主制御部41は、状態監視バッファ43bの内容に基づいて当該物品群の現在位置を取得(確認)する(ステップS26)。当該物品群の現在位置を確認すると、その現在位置よりも下流側で受取可能な枝コンベアがあるか否かを判定する(ステップS27)。

0100

この判定により受取可能な枝コンベアが有ると判定した場合(ステップS28、YES)、主制御部41は、受取可能な枝コンベヤのみを対象として、優先順位に基づく搬送先の選定処理を行う(ステップS29)。この場合、主制御部41は、受取可能な枝コンベヤのみを対象とし、上記ステップS2〜S5のように、上記優先順位テーブル43aに基づいて優先順位を判定し、この判定した優先順位が最も高い処理機を搬送先として再決定する。

0101

これにより、搬送先が再決定されると、当該物品群に対応する搬送先の号機番号を示す情報が上記ステップS29で再決定された号機の番号に変更される(ステップS30)。

0102

また、上記ステップS27で、例えば、当該物品群の現在位置よりも下流側の枝コンベヤが全て受け取り不可能である場合、または当該物品群の現在位置が1号機の枝コンベヤの取込位置よりも下流側である場合、主制御部41は、受取可能な枝コンベアがないと判定する(ステップS28、NO)。

0103

受取可能な枝コンベアがないと判定した場合、主制御部41は、分配機10からコンベア16への送り出し処理を中止させる(ステップS31)。さらに、主制御部41は、コンベア16内の搬送路上の全ての物品群の搬送が完了した時点で異常終了として、物品処理システムを停止させる(ステップS32)。

0104

上記のように、コンベヤで物品群を搬送中も各枝コンベヤの状況を監視し、物品の搬送中に搬送先の枝コンベヤが受け取り不可能になった場合に、当該物品の現在位置よりも下流側の処理機が受け取り可能な場合、行き先振り替るようにしたものである。

0105

これにより、物品群の受取り先がないために、排除箱へ物品群が搬送されてしまうことを防止し、物品処理システム全体の稼働率を向上させることができる。

0106

また、物品の搬送中に搬送先の枝コンベヤが受け取り不可能になった場合に、当該物品群の位置よりも下流側で受取可能な枝コンベアを判定し、受取可能な枝コンベアの処理機うちで優先順位テーブルに基づく優先順位を判定し、この判定の結果、最も優先順位が高い処理機を搬送先に変更するようにしたものである。

0107

これにより、搬送先に指定されていた処理機が受取り不能となった場合でも、下流側の処理機のうち最も処理効率の良い処理機に物品を供給することができ、物品処理システムの動作を停止させることなく、処理を継続できる。

0108

以上説明した発明によれば、搬送装置に取り付けられた各処理機の稼働率のばらつきをなくし、かつ物品の搬送中に処理機に異常が発生した場合でもシステム全体を停止することなくシステムの稼働率を向上させられる。

発明の効果

0109

以上詳述したように、この発明によれば、分配装置から搬送装置を介して物品が供給される物品処理装置の台数が増えても各物品処理装置の稼働率のばらつきを抑えることができ、各物品処理装置を効率よく稼動させることができるように物品を分配できる分配装置と物品の分配方法を提供できる。

0110

また、搬送装置を介して物品が供給される搬送先の物品処理装置に不具合が生じるたびに、物品処理システム全体を停止させることなく、物品処理システムの動作を継続させ、効率よく物品を分配できる分配装置と物品の分配方法を提供できる。

図面の簡単な説明

0111

図1この発明の実施の形態に係わる物品処理システムの概略構成を示す図。
図2分配機と上記コンベアとの接続部分近傍の機構を示す図。
図3各処理機の枝コンベアとコンベアとの接続部分近傍の機構を示す図。
図4物品処理システムの制御系統を説明するためのブロック図。
図5分配機と各枝コンベアが送受信する信号を説明するための図。
図6分配機と各枝コンベアとを接続する回路例を示す図。
図7空バッファカウンタ(H、M、L)信号の意味付けを説明するための図。
図8分配機、各処理機、およびコンベアの各装置の配置例を示す図。
図9優先順位テーブルの例を示す図。
図10優先順位テーブルの例を示す図。
図11優先順位に従って物品の搬送先を選定する処理を説明するためのフローチャート。
図12状態監視バッファの例を示す図。
図13分配機からの物品群の送り出し処理について説明するためのフローチャート。
図14搬送制御の動作について説明するためのフローチャート。

--

0112

1…物品処理システム
10…分配装置(分配機)
11〜15…物品処理装置(処理機)
11a〜15a…各枝コンベア
16…搬送装置(コンベア)
32a〜32e、33a〜33e、34a〜34e、35a〜35e…センサ
41…主制御部
43…メモリ
44…送り出し機構部
43a(43a´)…優先順位テーブル
43b…状態監視バッファ
51…制御部
54…物品処理部
61…制御部
64…搬送機構部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • JFEスチール株式会社の「 センサ装置および異常監視装置」が 公開されました。( 2021/01/07)

    【課題】ベルトコンベアにおける異常監視を行う際に、センサで取得したデータの伝送に、従来のようなバッテリーを用いる必要がなく、バッテリーの交換作業が不要である技術を提供する。【解決手段】ベルトコンベアに... 詳細

  • レイトラム,エル.エル.シー.の「 リム缶可動子」が 公開されました。( 2020/12/24)

    【課題・解決手段】缶コンベアは、さまざまな固定子コイル構成を使用して、アルミ缶がコンベアの長さに沿って推進される際、展開し、ギャップを作り、整列させ、レーンに入れ、排除し、単一化し、回転させる。回転子... 詳細

  • 日本信号株式会社の「 検査装置」が 公開されました。( 2020/12/24)

    【課題】イベント会場や鉄道その他の大量輸送機関等での荷物の検査に適用可能であり、手荷物が探知部を通過可能なサイズであるか否かを簡易な構成で迅速に判定できる検査装置を提供すること。【解決手段】荷物を検査... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ