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技術 弾球遊技機

出願人 株式会社高尾
発明者 内ヶ島敏博内ヶ島隆寛鵜飼俊雄巽正吾
出願日 2000年12月1日 (20年6ヶ月経過) 出願番号 2000-367178
公開日 2002年6月11日 (19年0ヶ月経過) 公開番号 2002-165991
状態 未査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 各表示域 まどい 選択禁止 液晶表示盤 カードリーダユニット デザイン面 表示コマ 領域センサ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年6月11日)のものです。
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図面 (10)

課題

1台の弾球遊技機複数種類の特別遊技を楽しめるようにする。

解決手段

当たり図柄が確定表示され(S301:YES)、ゲームが未選択なら(S302:NO)、権利発生口43cを開放させる(S303)。権利発生口43cに入賞していれば(S306:YES)、3種ゲームフラグG3を1にセットし(S307)、権利発生口43cに入賞していなければ(S306:NO)、1種ゲームフラグG1を1にセットする(S309)。ゲームフラグG1、G3に従って、1種ゲームまたは3種ゲームが行われる。

概要

背景

予め設定されている大当たり条件成立すると遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機がある。例えば抽選領域(例えば始動入賞口や始動通過口)に遊技球進入したことに起因して特別遊技抽選を行う特別遊技抽選手段及び特別遊技抽選の結果を例えば図柄で表示する表示手段を備え、特別遊技抽選が当たりであれば(遊技者に認識される現象としては当たりを示す図柄等が表示されれば)、例えば大入賞口が開放される特別遊技を実行する形式パチンコ機(通常、第1種パチンコ機と呼ばれる。)や、同様に特別遊技抽選が当たりで(当たりを示す図柄等が表示されて)、さらに特定領域を遊技球が通過すると権利発生となって特別遊技が実行される形式のパチンコ機(通常、第3種パチンコ機と呼ばれる。)などがある。また、具体的な説明は省くが、第2種パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機などでも、それぞれの形態で特別遊技が実行される。

概要

1台の弾球遊技機で複数種類の特別遊技を楽しめるようにする。

当たり図柄が確定表示され(S301:YES)、ゲームが未選択なら(S302:NO)、権利発生口43cを開放させる(S303)。権利発生口43cに入賞していれば(S306:YES)、3種ゲームフラグG3を1にセットし(S307)、権利発生口43cに入賞していなければ(S306:NO)、1種ゲームフラグG1を1にセットする(S309)。ゲームフラグG1、G3に従って、1種ゲームまたは3種ゲームが行われる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
8件

この技術が所属する分野

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請求項1

予め設定されている大当たり条件成立すると遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、その形態が異なる複数種類の前記特別遊技を実行可能とし、遊技者が前記複数種類の中から1種類を選択可能としたことを特徴とする弾球遊技機。

請求項2

請求項1記載の弾球遊技機において、前記特別遊技の選択を前記大当たり条件の成立後の設定期間に限って可能としたことを特徴とする弾球遊技機。

請求項3

請求項1または2記載の弾球遊技機において、遊技球進入可能な選択領域と、遊技球が進入した前記選択領域に対応する1種類の前記特別遊技を選択する選択手段とを設けたことを特徴とする弾球遊技機。

請求項4

請求項1ないし3のいずれか記載の弾球遊技機において、抽選領域に遊技球が進入したことに起因して特別遊技抽選を行う特別遊技抽選手段と、該特別遊技抽選の結果を表示する表示手段とを備え、前記大当たり条件の成立には前記特別遊技抽選が当たりであったことを必須とすることを特徴とする弾球遊技機。

請求項5

請求項4記載の弾球遊技機において、前記特別遊技抽選には、通常確率による抽選と前記通常確率よりは当たりの確率が高い高確率による抽選とがあり、前記特別遊技の種類に応じて異なる確率変動条件が成立すると前記抽選の確率を前記高確率とする確率変更手段と、前記特別遊技の種類に応じて異なる確率復帰条件が成立すると前記抽選の確率を前記高確率から前記通常確率に復帰させる確率復帰手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。

請求項6

請求項5記載の弾球遊技機において、前記特別遊技には、確率変動抽選によって当たることを確率変動条件とする抽選確変遊技と、前記通常確率による特別遊技抽選で当たりとなって該特別遊技が実行されることを確率変動条件とし、その後の前記特別遊技抽選で設定回数の当たりが出ることを前記確率復帰条件とする必然確変遊技との2種類があることを特徴とする弾球遊技機。

請求項7

請求項6記載の弾球遊技機において、1回の前記特別遊技によって獲得可能な賞球数は、前記必然確変遊技の方が多いことを特徴とする弾球遊技機。

請求項8

請求項5ないし7のいずれか記載の弾球遊技機において、前記抽選の確率が前記高確率とされてから前記通常確率に復帰するまでの間は前記特別遊技の種類変更を禁止する選択禁止手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。

技術分野

0001

本発明は、弾球遊技機の技術分野に属する。

背景技術

0002

予め設定されている大当たり条件成立すると遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機がある。例えば抽選領域(例えば始動入賞口や始動通過口)に遊技球進入したことに起因して特別遊技抽選を行う特別遊技抽選手段及び特別遊技抽選の結果を例えば図柄で表示する表示手段を備え、特別遊技抽選が当たりであれば(遊技者に認識される現象としては当たりを示す図柄等が表示されれば)、例えば大入賞口が開放される特別遊技を実行する形式パチンコ機(通常、第1種パチンコ機と呼ばれる。)や、同様に特別遊技抽選が当たりで(当たりを示す図柄等が表示されて)、さらに特定領域を遊技球が通過すると権利発生となって特別遊技が実行される形式のパチンコ機(通常、第3種パチンコ機と呼ばれる。)などがある。また、具体的な説明は省くが、第2種パチンコ機やアレンジボール式パチンコ機などでも、それぞれの形態で特別遊技が実行される。

発明が解決しようとする課題

0003

例えば第1種、第2種及び第3種パチンコ機とも特別遊技における大入賞口の開放回数には上限が設けられているが、第1種と第2種パチンコ機では、大入賞口への入賞球が特別領域(いわゆるV領域)を通過することが次の大入賞口の開放条件継続条件)とされており、継続条件が満たされなければ大入賞口の開放回数が上限に達していなくても特別遊技が終了される。一方、第3種パチンコ機の場合は、一旦権利が発生すれば上限回数までの大入賞口の開放が事実上確約される(いわゆるパンクの可能性があるので、絶対ではない。)。また、1回の大入賞口の開放時間も、それぞれ異なっている。

0004

つまり従来の弾球遊技機では、その種別(例えば第1種、第2種、第3種等の区別)によって特別遊技の形態が決まっていた。これはこれでよいのだが遊技内容が各弾球遊技機ごとに固定されていたので、1台の弾球遊技機で複数種類の特別遊技を楽しめるような、新規な機能を有する弾球遊技機の登場が望まれていた。

0005

上記課題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、予め設定されている大当たり条件が成立すると遊技者に有利な特別遊技を実行する弾球遊技機において、その形態が異なる複数種類の前記特別遊技を実行可能とし、遊技者が前記複数種類の中から1種類を選択可能としたので、遊技者は、自分の好みの或いはその日の気分などで所望の形態の特別遊技を選択できる。

0006

例えば上に例示した第1種パチンコ機的な特別遊技と第3種パチンコ機的な特別遊技とを実行可能にしておけば、遊技者はいずれかを選択して楽しむことができる。また、複数回の特別遊技において、ある時は第1種パチンコ機的な特別遊技を楽しみ、別な回では第3種パチンコ機的な特別遊技を楽しむといった利用も可能である。このように、複数種類の特別遊技から適宜選択できるので、興趣が高まる。

0007

なお、ここで第1種パチンコ機的な特別遊技と第3種パチンコ機的な特別遊技との2つを例示したのは説明の都合であり、これらに限るわけではない。また、特別遊技の種類も2種類に限るものではない。複数種類の特別遊技の中から1種類を選択可能とするには、例えば選択スイッチのような遊技者が直接操作する選択指示手段を設けたり、遊技者が特に狙って入球させることが可能な入球口や通過させることが可能な通過口を選択スイッチと同様に扱うこともできる。選択のための手段や構成はこれらの例に限るわけではないが、少なくとも遊技者の意思を反映可能(100%反映できなくてもよいが)とする必要がある。したがって、例えば遊技領域の下部に配されていたりして狙いにくい入球口等は不適当である。

0008

特別遊技の選択は随時可能であってもよいが、適宜の期間や条件下で可能とするほうがよい。請求項2はその一例である。請求項2記載の弾球遊技機は、請求項1記載の弾球遊技機において、前記特別遊技の選択を前記大当たり条件の成立後の設定期間に限って可能としたので、選択のタイミングが分かりやすい。

0009

この場合、設定期間内に選択が実行されない可能性もあるが、そのときにはいわゆるデフォルトとしてどれか1種類の特別遊技が選択される構成としておけばよい。上に例示した選択スイッチのような手段は操作と選択が直接的で分かりやすい点では優れている。しかし、請求項3の構成とすれば、選択動作による面白みもある。

0010

すなわち、請求項3記載の弾球遊技機は、請求項1または2記載の弾球遊技機において、遊技球が進入可能な選択領域と、遊技球が進入した前記選択領域に対応する1種類の前記特別遊技を選択する選択手段とを設けたので、遊技者は、所望の特別遊技に対応する選択領域を狙って遊技球を発射し進入させることによって、望みの特別遊技を選択できる。そして、ときには望み通りとならない可能性もあって面白みが向上する。なお、選択領域の個数選択対象となる特別遊技の種類よりも1少ない数をもうければ、特別遊技の種類が2種類なら一方の特別遊技に対応する選択領域だけを設ければ、十分である。

0011

請求項4記載の弾球遊技機は、請求項1ないし3のいずれか記載の弾球遊技機において、抽選領域に遊技球が進入したことに起因して特別遊技抽選を行う特別遊技抽選手段と、該特別遊技抽選の結果を表示する表示手段とを備え、前記大当たり条件の成立には前記特別遊技抽選が当たりであったことを必須とすることを特徴とする。

0012

つまり、抽選領域(例えば始動入賞口)に遊技球が進入したことに起因して特別遊技抽選を行い、その結果を図柄等で表示し、特別遊技抽選が当たりであったこと(当たりの図柄等が表示されたこと)を必須条件として特別遊技(大当たり遊技)を実行する、従来の弾球遊技機に本発明を適用したものであり、遊技者はとまどいなくなじめる。

0013

請求項5記載の弾球遊技機は、請求項4記載の弾球遊技機において、前記特別遊技抽選には、通常確率による抽選と前記通常確率よりは当たりの確率が高い高確率による抽選とがあり、前記特別遊技の種類に応じて異なる確率変動条件が成立すると前記抽選の確率を前記高確率とする確率変更手段と、前記特別遊技の種類に応じて異なる確率復帰条件が成立すると前記抽選の確率を前記高確率から前記通常確率に復帰させる確率復帰手段とを備えたことを特徴とする。

0014

この弾球遊技機は確変機と呼ばれる従来の弾球遊技機と似たところがある。しかし、従来の確変機では、例えば特定図柄(確変図柄)が表示されると確率変動するというように、各機種ごとに確率変動の条件は一種類だけであった。これに対して、請求項5の弾球遊技機は、確率変動条件が特別遊技の種類に応じて異なり、また高確率から通常確率に復帰するための確率復帰条件も特別遊技の種類に応じて異なるので、遊技者は、特別遊技の種類に対応するメリットデメリットと共に確率変動条件及び確率復帰条件についての有利、不利をも考慮して特別遊技を選択する。よって、選択時における楽しみが深まる。

0015

請求項6記載の弾球遊技機は、請求項5記載の弾球遊技機において、前記特別遊技には、確率変動抽選によって当たることを確率変動条件とする抽選確変遊技と、前記通常確率による特別遊技抽選で当たりとなって該特別遊技が実行されることを確率変動条件とし、その後の前記特別遊技抽選で設定回数の当たりが出ることを前記確率復帰条件とする必然確変遊技との2種類があることを特徴とする。

0016

一見すると、確率変動抽選によって当たることを確率変動条件とする抽選確変遊技の方が、通常確率による特別遊技抽選で当たりとなって特別遊技が実行されることを確率変動条件とする必然確変遊技よりも不利なようにも見える。ところが、必然確変遊技の場合には、その後の特別遊技抽選で設定回数の当たりが出ると確率復帰条件の成立(通常確率に復帰)となるので、いわゆる連チャンの可能性は設定回数(例えば2、3回程度)までである。一方、抽選確変遊技の場合は、確率変動抽選によって当たりさえすれば高確率が維持されるから、理論上は果てしなく連チャン可能である(現実にはそうはならないにしても、必然確変遊技の2、3回程度よりは多くなる可能性が十分ある)。なお、いわゆる射倖性を抑制するために、連チャン回数に上限を設けてもよい。

0017

したがって、遊技者は、自分の好みやその時の状況に応じて、抽選確変遊技または必然確変遊技を選択できる。例えばほどほどに勝っているときには必然確変遊技を選択し、大きく負けているときには抽選確変遊技で多数回の連チャンを狙う等が可能である。

0018

請求項7記載の弾球遊技機は、請求項6記載の弾球遊技機において、1回の前記特別遊技によって獲得可能な賞球数は、前記必然確変遊技の方が多い設定であるので、確実性(必然確変遊技)をとるか、少々のリスクは承知の上で期待度の大きい方(抽選確変遊技)をとるか、請求項6の効果をより鮮明にできる。

0019

ここで、1回の前記特別遊技によって獲得可能な賞球数とは、1回だけの特別遊技によって獲得できる賞球数だけを言うばかりでなく、必ず高確率となることが約束され当該高確率中に発生する特別遊技により獲得される賞球数も合算した総獲得賞球数も含む場合もある。

0020

例えば、必然確変遊技の場合に、初回も含め3回の特別遊技が実行されることが約束されている場合と、抽選確変遊技の場合に、3回以上の特別遊技の可能性があるものの必ず実行される特別遊技が2回の場合とでは、個々の特別遊技による獲得賞球数は必然確変遊技の方が少なくても、必ず獲得できると約束されている賞球数は必然確変遊技の方が多い。

0021

請求項8記載の弾球遊技機は、請求項5ないし7のいずれか記載の弾球遊技機において、前記抽選の確率が前記高確率とされてから前記通常確率に復帰するまでの間は前記特別遊技の種類変更を禁止する選択禁止手段を備えたので、1回の特別遊技ごとに特別遊技の種類を変更するような遊び方はできない。これは、例えば必然確変遊技を選択して設定回数の寸前までメリットを享受してから、抽選確変遊技に切り替えるような、遊技者が有利になりすぎる選択を防止するものである。

発明を実施するための最良の形態

0022

次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。

0023

図1に示すのは、弾球遊技機の一種であるパチンコ機10の斜視図である。この図1に示すように、本実施例のパチンコ機10は、長方形外枠11と前面枠12とからなる筐体にて構成の各部を保持する構造である。また、このパチンコ機10はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのカードリーダユニット(以下、CRユニット)13が付属している。

0024

前面枠12は、左端上下のヒンジ14により外枠11に対し開閉可能に取り付けられており、通常は図示するように閉じた状態とされる。前面枠12には、窓状ガラス枠20が前面枠12に対して開放可能に取り付けられている。このガラス枠20には板ガラス21が二重にはめ込まれ、板ガラス21の奥には前面枠12に保持された遊技盤22が収納されている。

0025

ガラス枠20の下方には上皿15が配され、前面枠12に対して開放可能に取り付けられている。上皿15には、プリペイドカードによる遊技球の貸出を指示するための貸出釦16、プリペイドカードの返却を指示するための精算釦17及びプリペイドカードの残高を表示するための残高表示部18が設けられている。CRユニット13のカード口19にプリペイドカードを挿入するとプリペイドカードの残高が残高表示部18に表示され、貸出釦16を押下するとその残高の範囲内で遊技球の貸出しが実行され上皿15に貸球としての遊技球が排出される。また、精算釦17押下するとプリペイドカードがカード口19から排出される。

0026

上皿15の下方にては下皿23が前面枠12に固定され、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付けられている。発射ハンドル24の外周にはダイヤル部24aが装着されており、これを時計回り回動操作すれば発射装置(図示略)が稼働して、上皿15から供給された遊技球を遊技盤22に向けて発射する。この際、ダイヤル部24aの回動量によって発射力強弱を調整できる。またダイヤル部24aに隣接して導電性タッチセンサ24bが設けられている。

0027

図2に示すように、遊技盤22には(図2においては遊技盤22の外形線は省略されている。)、ガイドレール25によって囲まれた略円形の遊技領域25aが設けられ、その中央上部(遊技領域25aの中心付近から上方にかけて)に図柄表示装置26が設置されている。

0028

図柄表示装置26は液晶表示盤27を備える表示装置本体(図示は省略)と液晶表示盤27の周囲を取り巻く表示体枠であるセンターケース28とによって構成されている。センターケース28の液晶表示盤27の上辺よりも下側部分はほぼ左右対称になっているが、それよりも上側部分においてはバンパイヤを象ったキャラクタ装飾部29が右側に偏って設けられている。このためセンターケース28(図柄表示装置26)は左右非対称となっている。

0029

センターケース28はキャラクタ装飾部29の頭部29aの背後に位置する円形の頂部61aがもっとも高い位置になり、この頂部61aは遊技領域25a内で最上部に位置する4本の障害釘30a(いわゆる天釘)よりも上になっている。ただし、頂部61aは板状で遊技盤22の表面に密接しているので遊技球の移動を阻害しない。

0030

遊技領域25aには、ランプ風車31、普通入賞口32、風車33、普通入賞口34付きのサイドランプ35、チューリップ式の可変入賞装置である図柄始動装置36、いわゆるアタッカーである大入賞口37と一対の普通入賞口38a、38bを備える大入賞装置39、回転入賞装置41、小型のアタッカーである権利発生装置43、サイドランプ44等が設置されている。

0031

センターケース28(図柄表示装置26)のキャラクタ装飾部29には頭部29aの横から開始する傾斜路29bが設けられ、頭部29aの側面には傾斜路29b側に開口するワープ入口29cが設けられている。詳細の図示は省略するが、ワープ入口29cに流入した遊技球は、傾斜路29bの下側を通り、中央(VAMPIREの文字の上方)にてほぼ均等に左右に振り分けられて、それぞれステージ28aの左右からステージ28a上に放出される。ステージ28aに放出された遊技球は、その中央の切欠28bから図柄始動装置36へと落下する。

0032

図柄始動装置36は、上述のとおりチューリップ式でありその構造は公知のものとほぼ同じで、内部には入賞センサ36aやチューリップ羽根開閉駆動するためのソレノイド36b等が装備されている。大入賞装置39には、大入賞口37の開閉板37aを駆動するためのソレノイド39aが備わっている。また、大入賞口37の内部には特別領域と非特別領域とが設けられていて、大入賞口37への入賞球はいずれかの領域を通過する。そして、大入賞装置39には、特別領域を通過する入賞球を検出する特別領域センサ39bと非特別領域を通過する入賞球を検出する非特別領域センサ39cが装備されている。

0033

回転入賞装置41は、遊技球1個を収容可能な受け口41bを有する回転体41aを備えており、パチンコ機10の稼働中は回転体41aが一定速度(例えば30秒で1回転する速度)で回転する。受け口41bは、これがほぼ真上を向いている期間に限って遊技球を受け容れ可能で、受け容れた遊技球は回転体41aの1回転中の適宜位置で(例えば受け口41bが右下に向いたときに)遊技盤22の背後に流出して入賞球として検知される構成である。

0034

権利発生装置43の構造は公知のアタッカーとほぼ同様であるが、この内部には特定領域と非特定領域とが設けられており、選択領域となる権利発生口43cへの入賞球は特定領域または非特定領域を通過する。その際に、それぞれ特定領域センサ43aまたは非特定領域センサ43bにて検知される。なお、権利発生口43cへの入賞球が特定領域センサ43a(特定領域)を通過する確率は約1/3であるが、権利発生口43cの1開放中に4球の入賞があれば、その中の1球が特定領域センサ43aを通過する構造とされている。また、権利発生口43cの開閉板43dを駆動するためのソレノイド43eも内蔵されている。

0035

障害釘については、ランプ風車31の上方から天釘30aの左下にかけて、図柄表示装置26の左側に遊技球を誘導するための釘列30b、30cや天釘30aの左側を通る遊技球をさらに左側に跳躍させる目的の群30dや釘列30eが設けられている。

0036

しかし、図柄表示装置26の右側ではこれら釘列30b、30c等に対応する障害釘は配されてはおらず、遊技球を回転入賞装置41に誘導するために少数(本実施例では2本)の障害釘30fが回転入賞装置41の上方に配されているに過ぎない。

0037

また、図柄表示装置26の左側においては、図示するとおり、普通入賞口32の下方は、回転入賞装置41の下方よりも障害釘が多本数かつ高密度で配されまた風車33も設置されている等、遊技球の流下速度を抑制する構造となっており、しかも遊技球を図柄始動装置36方向に誘導する配置でもある。

0038

したがって、図柄表示装置26の上方から左側にわたる領域は、右側よりも遊技球の流下速度が遅く、遊技球を図柄始動装置36に向かわせる構成であるが、図柄表示装置26の右側は遊技球に対する障害が少なく、こちら側の流下速度が左側よりも速くなる(例えば大入賞口37付近に達するまでの時間は、キャラクタ装飾部29の頂部61a付近からの方が釘列30b〜30e付近からよりも短時間になる。)。

0039

このパチンコ機10の制御系の構成は図3に示すとおりで、主制御基板70、払出制御基板75、発射制御基板77、ランプ制御基板80、表示制御基板90、音声制御基板97が備わっている。主制御基板70には、CPU70a、ROM70b、RAM70c、カウンタ70d、70e、70f、入出力ポート等が備わっている。

0040

この主制御基板70は、図柄始動装置36の入賞センサ36a、大入賞装置39の特別領域センサ39b及び非特別領域センサ39c、権利発生装置43の特定領域センサ43a及び非特定領域センサ43b、回転入賞装置41の入賞センサ41c、普通入賞口32、34、38a、38bのそれぞれに設けられている入賞センサ等からの検出信号、タッチセンサ24bの信号、その他遊技盤22やパチンコ機10の各部に設置されているセンサ類からの信号を取得し、それに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを、払出制御基板75、発射制御基板77、ランプ制御基板80、表示制御基板90、音声制御基板97に出力する。

0041

また、主制御基板70は、図柄始動装置36のソレノイド36b、大入賞装置39のソレノイド39a及び権利発生装置43のソレノイド43eの動作を制御することで、これらの開閉を制御する。払出制御基板75は、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて払出装置を稼働させて賞球を払い出させ、またCRユニット13からの貸出要求に応じて払出装置を稼働させて貸球を払い出させる。

0042

発射制御基板77はタッチセンサ24bの信号及び主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて発射装置の動作を制御する。ランプ制御基板80は、図示は省略するがCPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備え、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じてLEDや電球等のランプ類点灯消灯、他の制御基板にて制御されないモータやソレノイド等のアクチュエータ類の動作を制御する。

0043

表示制御基板90には、図示は省略するがCPU、ROM、RAM、入出力ポート等が備わっており、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて図柄表示装置26の表示を制御する。音声制御基板97には、図示は省略するがCPU、ROM、RAM、音源LSI、入出力ポート等が備わっており、主制御基板70から送られてくるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカを駆動して音声を出力する。

0044

次に、主制御基板70(特にCPU70a)の処理を中心に、パチンコ機10の動作を説明する。図4に示すのは、主制御基板70のCPU70aがメインルーチン(図示と説明は省略)のサブルーチンとして実行する、抽選処理フローチャートである。

0045

抽選処理では、CPU70aは、まず図柄始動装置36の入賞センサ36aからの遊技球検出信号(図柄始動信号)が入力されているか否かすなわち遊技球が図柄始動装置36に入賞したか否かを判断する(S101)。肯定判断であれば、カウンタ70dの値を読み込む(S103)。そして、読み込んだカウンタ70dの値を予め決められている当たり値と照合して大当たりか否かの抽選を行う(S104)。なお、この実施例では当たり値が1個だけの低確率モード(確率は約1/300)と当たり値が5個の高確率モード(確率は約1/70)とがあり、初期的(起動時)には低確率モードに設定されているが、その後は、特別遊技の種類等に応じて低確率モードから高確率モードに、また高確率モードから低確率モードに切り替えられる。その確率の切替については後述するが、確変フラグKが1にセットされているか3種ゲームフラグG3が1にセットされていれば高確率モード、いずれでもなければ低確率モードである。なお、高確率モードであっても、特別遊技の実行中は低確率モードとされる。

0046

次に、CPU70aは、S104における抽選が当たりであれば(S106:YES)、大当たりを表示するための当たり図柄を決める(S108)。本実施例の場合、大当たり抽選の結果を示す特別図柄(当たり図柄及び外れ図柄)は、0〜9の数字を3個並べた形態とされ、いわゆる3桁揃い(000、111、222、333、444、555、666、777、888、999)が当たり図柄で、これら以外は、すべて外れを示すための外れ図柄である。したがって、S108では上述の当たり図柄のいずれかが決定される。

0047

続いてCPU70aは、S108で決めた当たり図柄に関連する情報を記憶し、当たりフラグF1を1にセットする(S109)。一方、S106で否定判断(大当たり抽選が外れ)のときは、上述の当たり図柄以外の組合せで外れ図柄を決定する(S110)。なお、この外れ図柄の決定を全くランダムに行うとリーチ出現率が小さくなるので、それよりも高率の適当な割合でリーチが出現するように作為している。

0048

次に、S109またはS110で決めた特別図柄の種類(例えば当たり図柄、リーチになる外れ図柄、リーチとならない外れ図柄の区別)等に応じて、変動パターンを決定する(S111)。変動パターンは、特別図柄を構成する3つの図柄それぞれの変動時間(変動開始から停止または仮停止するまでの時間)、リーチの有無、リーチ時に初めに行われるリーチアクション(初期リーチ)の種類、初期リーチに続いて行われるリーチアクション(発展リーチ)の有無、発展リーチの種類、3つの図柄が仮停止した状態から一斉に変動する再変動の有無、再変動後のリーチの有無とリーチアクションの種類、最終的に確定表示される当たり図柄の種類等の組合せによって、一連の変動経過のパターンとして決められる。したがって、変動パターンの種類は、例えば初期リーチの種類や発展リーチの種類等に応じて様々であり、適宜に設定可能な設計事項である。

0049

変動パターンを決めた後に、その変動パターンの各要素(変動時間、初期リーチ、発展リーチ、再変動、特別図柄等)を指定する各データを含んだ図柄コマンドを生成する(S112)。ここで生成された図柄コマンドは、メインルーチンのコマンド送信処理(図示と説明は省略)において表示制御基板90に送信される。

0050

表示制御基板90(厳密にはそのCPU)による当たり図柄または外れ図柄の表示制御図5に示す特別図柄制御処理にて行われる。この処理では表示制御基板90は、まず主制御基板70からの図柄コマンドを取得しているか否か(図示と説明を省略する通信処理において受信した図柄コマンドがRAMに記憶されているか否か)を判断し(S201)、図柄コマンドを取得していなければ本処理を終了する。なお、取得した図柄コマンドは、そのコマンドに応じた処理の実行が完了するとRAMから消去されるので、処理済みの図柄コマンドが記憶されていることはない。また、主制御基板70からは図柄コマンド以外のコマンドも送信されるが、それらに応じた処理については説明を省略する。

0051

図柄コマンドを取得しているときには(S201:あり)、図柄表示装置26を制御して液晶表示盤27の画面上で図柄の変動表示を開始させる(S202)。本実施例の場合、液晶表示盤27の画面上には左図柄、中図柄及び右図柄のための3つの表示域が横に並んで形成され、各表示域ごとに図柄が上から下へとスクロール表示される。

0052

次に、図柄コマンドによる左図柄の仮停止時間になるのを待って、左図柄を仮停止させる(S205)。ここで仮停止というのは、図柄の変動が完全には停止していない状態であり、例えば上下や左右に微動する状態である。また、同様に図柄コマンドによる右図柄の仮停止時間になるのを待って、右図柄を仮停止させる(S205)。

0053

ここで左と右の2図柄が仮停止したので、それらが揃っていれば最後の図柄(ここでは中図柄)次第で当たり外れが決まるリーチである。なお、ここでリーチになっていなくても後述する再変動が行われることがあるので、外れの表示が確定したわけではない。

0054

そして、リーチであれば(S207:YES)図柄コマンドにて指示されているリーチアクションを実行してから(S208)、リーチでなければ(S207:NO)リーチアクション無しで、中図柄を仮停止する(S209)。次に、図柄コマンドに基づいて再変動の有無を判断し(S210)、再変動ありなら(S210:YES)、仮停止している3つの図柄を一斉にスクロールさせ、図柄コマンドにて再変動中のリーチアクション等が指示されていればこれを実行してから(S211)、3つの図柄を確定停止させる(S212)。また、再変動なしなら(S210:NO)、仮停止している3つの図柄をそのまま確定停止させる(S212)。

0055

ここで当たり図柄が確定表示されると、これに続いて特別遊技が開始される。従来の弾球遊技機では当たり図柄の確定表示に続いて特別遊技が開始されたり(例えば第1種パチンコ機)、特別遊技権利を発生させるために特定の入賞装置を開放する(例えば第3種パチンコ機)等が行われる。ところが、本実施例のパチンコ機10においては従来の第1種パチンコ機におけるのと同様の特別遊技(以下「第1種ゲーム」という。)と従来の第3種パチンコ機におけるのと同様の特別遊技(以下、「第3種ゲーム」という。)とを択一的に選択できるので、まず選択動作(選択処理)が必要となる。

0056

図6に示すのは、主制御基板70のCPU70aがメインルーチンのサブルーチンとして実行する、選択処理のフローチャートである。この選択処理においては、CPU70aは図柄表示装置26による当たり図柄の確定表示がなされたか否かを、送出した図柄コマンドの変動時間のデータに基づいて判断する(S301)。当たり図柄が未確定であれば(外れ図柄で確定の場合も)、そのまま本処理からリターンする。

0057

例えば変動時間のデータに適宜の余裕を考慮して、当たり図柄が確定されたと判断したなら(S301:YES)、1種ゲームまたは3種ゲームが選択済みか否かを判断する(S302)。これは、詳細は後述するが、例えば3種ゲームが一旦選択されると合計3回の特別遊技が済むまで3種ゲームの選択状態が継続し、1種ゲームの場合も複数回にわたって選択状態が継続することがあり、その場合は改めて選択しないことによる。また、選択済みか否かはゲームフラグG1、G3に基づいて判断する。

0058

選択済みでなければ(S302:NO)、CPU70aは権利発生装置43のソレノイド43eを制御して権利発生口43cを開放させる(S303)。そして、権利発生口43cを閉鎖する条件が成立するのを待って(S304:YES)、権利発生口43cを閉鎖させる(S305)。ここで権利発生口43cを閉鎖する条件は、権利発生口43cの開放から1分を経過したとき又は権利発生口43cに1球以上の入賞があったときに成立する。権利発生口43cへの入賞の有無は、特定領域センサ43aと非特定領域センサ43bの信号に基づいて判断される。なお、S304で否定判断のときにループとなっているがこれは説明を簡明にするためであって、実際には他の処理に回って適宜のタイミングでS304に戻ってくる構成である。

0059

CPU70aは権利発生口43cの閉鎖後に、そこへの入賞球の有無を確認し(S306)、入賞球が発生していれば(S306:YES)3種ゲームが選択されたとして、3種ゲームフラグG3を1にセットする(S307)。しかし、権利発生口43cへの入賞球が無ければ(S306:NO)、3種ゲームは選択されなかった=1種ゲームが選択されたとして1種ゲームフラグG1を1にセットし(S309)、確変抽選を行う(S310)。

0060

確変抽選は、カウンタ70eのカウント値に基づいて行われ(本実施例の場合偶数なら当たり、奇数なら外れ)、確変抽選で当たりになる確率は1/2である。そして、当たりなら確変フラグKを1にセットし、外れなら確変フラグKを0にする。

0061

一方、S302で肯定判断(選択済み)の場合には、例えば1種ゲームフラグG1がセットされているか否かに基づいて、1種ゲームが選択されているか否かを判断する(S308)。否定判断すなわち3種ゲームが選択されている場合には、S307を実行する。肯定判断なら、S309とS310を実行する。

0062

S303で権利発生口43cが開放された際に、遊技者は3種ゲームを選択したければいわゆる右打ちを行って権利発生口43cを狙えばよい。また、1種ゲームを行いたければ、通常通り遊技領域25aの左側部分を狙えばよい。または、権利発生口43cが閉鎖されるまで発射を停止してもよい。

0063

3種ゲームを選択するために右打ちされた場合、遊技球がキャラクタ装飾部29の頭部29aを超えさえすれば、まず左側に跳ね戻ることはないから、確実に権利発生口43cを狙える。一方、1種ゲームを選択する場合に発射を停止したくなければ、通常通りに天釘30aの左端付近を狙えばよい。キャラクタ装飾部29の頭部29aよりも左側に飛びさえすれば、遊技球はほぼ確実に図柄表示装置26の左側領域に誘導される。またはワープ入口29cに流入してステージ28aに導かれる。いずれにしても、右側領域に遊技球が飛び込んで、望んでいなかった3種ゲームが選択されるのをほぼ確実に防止できる。

0064

1種ゲームか3種ゲームかの選択が済めば(既に選択済みの場合も含め)、その選択された形態の特別遊技が実行される。図7に示すのは、主制御基板70のCPU70aがメインルーチンのサブルーチンとして実行する、特別遊技処理のフローチャートである。

0065

この処理においては、CPU70aは、当たりフラグF1が1にセットされているか否かを判断し(S401)、否定判断なら実質的な処理は行わない(特別遊技は実行されない)。S401で肯定判断であれば、1種ゲームフラグG1がセットされているか否か、すなわち1種ゲームが選択されているか否かを判断する(S402)。肯定判断であれば1種ゲームによる特別遊技のための処理(S403)を行う。否定判断の場合、3種ゲームフラグG3がセットされているか否か、すなわち3種ゲームが選択されているか否かを判断する(S404)。肯定判断であれば3種ゲームによる特別遊技のための処理(S405)を行う。しかし、S404で否定判断のときは(1種ゲームも3種ゲームも選択されていないときは)、上述の選択処理により選択が未了とみて、特別遊技を開始しない。

0066

1種ゲームによる特別遊技のための処理(S403)の詳細は図8に示すとおりである。遊技の進行形態そのものは周知の第1種パチンコ機における特別遊技(大当たりゲーム)とほぼ同様である。まず、大入賞口37がすでに開放されているか否かを判断し(S501)、否定判断(未開放)なら開放すべきタイミングか否かを判断する(S502)。開放のタイミングでなければリターンする。

0067

開放のタイミングであれば(S502:YES)、ソレノイド39aを制御して大入賞口37を開放させる(S503)。S501で肯定判断のとき又はS503に続いて、大入賞口37を閉鎖すべきか否かを判断する(S504)。本実施例の場合、1種ゲームでは大入賞口37の開放時間は約30秒であるが、大入賞口37に10個の入賞があれば30秒に達しなくても閉鎖される。つまり、S504では30秒経過又は10球入賞が判断される。大入賞口37への入賞個数は特別領域センサ39b及び非特別領域センサ39cの信号に基づいて計数される。S504で否定判断ならリターンし、肯定判断ならソレノイド39aを制御して大入賞口37を閉鎖させる(S505)。

0068

S505に続いて大入賞口37を再開放するか否か、つまり特別遊技を継続するか否かを判断する(S506)。本実施例では、直前の大入賞口37の開放時における入賞球のいずれかが特別領域を通過していれば(特別領域センサ39bに検出されていれば)特別遊技が継続される、ただし、1回の特別遊技での大入賞口37の開放回数には上限があり(本実施例では14回)、開放回数が上限に達していれば特別領域の通過とは無関係に、特別遊技の終了となる。

0069

特別遊技の継続(S506:YES)ならリターンする。一方、特別遊技の終了なら(S506:NO)、当たりフラグF1をクリアし(S507)、確変フラグKがセットされているか否かを判断する(S508)。確変フラグKがセットされていれば(S508:YES)、表示制御基板90に確変表示コマンドを送って高確率モードになることを表示させる(S509)。確変フラグKがセットされていないときには(S508:NO)、1種ゲームフラグG1をクリアし、表示制御基板90に非確変表示コマンドを送って低確率モードになること(または低確率モードが維持されること)を表示させる(S510)。

0070

確変フラグKがセットされているときには1種ゲームフラグG1は維持されるので、次にS302が実行されても選択済みとなるから、そこで3種ゲームを選択することはできない。しかし、確変フラグKがセットされていないときには1種ゲームフラグG1がクリアされるので、次にS302が実行されるときには(3種ゲームフラグG3がセットされていなければ)、1種ゲームまたは3種ゲームの選択が可能になる。

0071

次に図9を参照して3種ゲームのための処理(S406)の詳細を説明する。遊技の進行形態そのものは周知の第3種パチンコ機における特別遊技(大当たりゲーム)とほぼ同様である。ここでは、まず権利発生フラグF2が1にセットされているか否かを判断する(S601)。

0072

権利発生フラグF2がセットされていなければ(S601:NO)、権利発生開放制御が行われる(S602)。詳しくは、CPU70aは権利発生装置43のソレノイド43eを制御して権利発生口43cを開放させ、権利発生口43cを閉鎖する条件が成立するのを待って、権利発生口43cを閉鎖させる。この制御自体は、選択処理(図6)におけるS303、304、305の処理と同様である。ただし、この処理において権利発生口43cを閉鎖する条件は、権利発生口43cの開放から6秒を経過したとき又は権利発生口43cに6球以上の入賞があったときに成立する。

0073

続いて、CPU70aは権利発生口43cの閉鎖後に、そこへの入賞球が特定領域を通過したか否か(特定領域センサ43aによって遊技球が検出されているか否か)を判断し(S603)、特定領域を通過していなければ(S603:NO)、低確率モードにおける特別遊技抽選の当たり(3種ゲームを選択した際の当たり)から数えて3回目(高確率モードでの2回目)の当たりか否かを判断する(S611)。3回目の当たりであったなら(S611:YES)、3種ゲームフラグG3をクリアし(S612)、さらに当たりフラグF1をクリアして(S613)、リターンする。3回目の当たりでなければ(S611:NO)、3種ゲームフラグG3はそのままに、当たりフラグF1をクリアして(S613)、リターンする。すなわち、特別遊技は実行されない。

0074

なお、選択処理において権利発生口43cに入賞した場合に(3種ゲームが選択された場合には)、権利発生フラグF2をセットして確実に1回は3種ゲームの特別遊技が実行される構成としてもよい。権利発生口43cへの入賞球が特定領域を通過していれば(S603:YES)、権利発生フラグF2をセットする(S604)。

0075

すでに権利発生フラグF2が1にセットされていたとき(S601:YES)またはS604に続いて、大入賞口37が閉鎖されているか否かを判断する(S605)。閉鎖中の場合(S605:YES)、回転入賞装置41への入賞が確認されていれば(入賞センサ41cが入賞球を検出していれば、S606:YES)、ソレノイド39aを制御して大入賞口37を開放させる(S607)。入賞センサ41cが入賞球を検出していなければ(S606:NO)、リターンする。

0076

すでに大入賞口37が開放されているとき(S605:YES)またはS607に続いて、大入賞口37を閉鎖するタイミングが否かを判断する(S608)。本実施例の場合、3種ゲームにおける大入賞口37の開放時間は約10秒であるが、大入賞口37に10個の入賞があれば10秒に達しなくても閉鎖される。つまり、S608では10秒経過又は10球入賞が判断される。S608で否定判断ならリターンし、肯定判断ならソレノイド39aを制御して大入賞口37を閉鎖させる(S609)。

0077

大入賞口37の開放時間が、1種ゲームでは約30秒であるのに対して3種ゲームでは約10秒であるので、10個の入賞前に大入賞口37が閉鎖になる可能性がある。この点では3種ゲームの方がリスクが大きい。S609に続いて特別遊技を終了するか否かを判断する(S610)。本実施例では大入賞口37の開放回数が上限値である16回に達していれば特別遊技の終了となる。なお、3種ゲームでは1種ゲームとは異なって、いわゆるV通過が大入賞口37の再開放(特別遊技の継続)条件とはならないので、大入賞口37は確実に上限回数まで開放される。

0078

特別遊技の継続(S610:NO)ならリターンする。一方、特別遊技の終了なら(S610:YES)、低確率モードにおける特別遊技抽選の当たりから数えて3回目の当たりか否かを判断しS611)、3回目の当たりなら(S611:YES)、3種ゲームフラグG3をクリアし(S612)、当たりフラグF1をクリアして(S613)、リターンする。3回目の当たりでなければ(S611:NO)、3種ゲームフラグG3はそのままに、当たりフラグF1をクリアして(S613)、リターンする。

0079

高確率モードでの当たりが2回でるまでは(権利発生口43cが開放されたが特定領域を通過しないということは、ほぼあり得ないので、実際には3種ゲームの実行回数が3回になるまでは)3種ゲームフラグG3が維持されるので、次に図6のS302が実行されても選択済みとなるから、そこで1種ゲームを選択することはできない。一方、3種ゲームの実行回数が3回に達したときには、3種ゲームフラグG3がクリアされるので、次にS302が実行されるときには(1種ゲームフラグG1がセットされていなければ)、1種ゲームまたは3種ゲームの選択が可能になる。

0080

以上のように、本実施例のパチンコ機10においては、特別遊技の実行に当たって、1種ゲームと3種ゲームのいずれか片方を選択可能としているのでで、遊技者は、自分の好みの或いはその日の気分などで所望の形態の特別遊技を選択できる。

0081

特別遊技の選択は、当たり図柄の確定表示後における権利発生口43cの開放期間に限られているので、選択のタイミングが分かりやすい。また、権利発生口43cの開放期間内にこれに入賞がなければ1種ゲームが選択されるので、どちらの選択なのか不安定になるおそれはない。遊技者が権利発生口43cへの入賞に失敗しても特別遊技は行われるから、遊技者の損失にはならない。

0082

3種ゲームを望む場合は、権利発生口43cに入賞させる必要があるので、ときには望み通りとならない可能性もあって面白みが向上する。抽選領域に該当する図柄始動装置36に遊技球が入賞したことに起因して特別遊技抽選(図4参照)を行い、その結果を図柄表示装置26で表示し、特別遊技抽選が当たりであったこと(当たりの図柄である3桁揃い図柄が表示されたこと)を必須条件として特別遊技を実行する構成であるので、この点は従来の弾球遊技機と同様であり、遊技者はとまどいなくなじめる。

0083

その特別遊技抽選には、通常確率(低確率モード)による抽選とこれよりは当たりの確率が高い高確率(高確率モード)による抽選とがあり、1種ゲームの場合は確変抽選で当たりになると高確率モードになり、3種ゲームの場合は、これが選択されただけで高確率モードになる。また、1種ゲームの場合には確変抽選で外れにならなければ低確率モードに復帰しないが、3種ゲームの場合は3回目の3種ゲームで高確率モードから低確率モードに復帰する。

0084

しかも、両特別遊技は、大入賞口37の開放回数の上限が1種ゲームでは14回、3種ゲームでは16回、1種ゲームでは特別遊技の継続にいわゆるV通過を必要とするが3種ゲームでは必要とせず、大入賞口37の開放時間が1種ゲームでは約30秒、3種ゲームでは約10秒と異なっている。

0085

このため、遊技者は、それぞれの特別遊技に対応するメリット、デメリットと共に確率変動条件及び確率復帰条件についての有利、不利をも考慮して特別遊技を選択する。よって、選択時における楽しみが深まる。抽選確変遊技に相当する1種ゲームの場合は確変抽選によって当たることを高確率モードへの移行条件(確率変動条件)とし、必然確変遊技に相当する3種ゲームの場合は、低確率モードによる特別遊技抽選で当たりとなって特別遊技が実行されることを高確率モードへの移行条件(確率変動条件)として、その後の特別遊技抽選で設定回数(本実施例では2回)の当たりが出ることを低確率モードへの復帰条件(確率復帰条件)としている。

0086

一見すると、1種ゲームの方が、3種ゲームよりも不利なようにも見えるが、3種ゲームの場合には、その後の特別遊技抽選で設定回数(実施例では2回)の当たりが出ると低確率モードにるので、いわゆる連チャンの可能性は設定回数までである。一方、1種ゲームの場合は、確変抽選によって当たりさえすれば高確率モードが維持されるから、3種ゲームよりは連チャン回数が多くなる可能性が十分ある。

0087

したがって、遊技者は、自分の好みやその時の状況に応じて、1種ゲームまたは3種ゲームを選択できる、例えばほどほどに勝っているときには3種ゲームを選択し、大きく負けているときには1種ゲームで多数回の連チャンを狙う等が可能である。

0088

大入賞口37の開放回数の上限が1種ゲームでは14回、3種ゲームでは16回に設定されていることから(大入賞口37への入賞に対する払出数同数、本実施例では共に15個の設定である。)、1回の特別遊技によって獲得可能な賞球数は3種ゲームの方が多い。これにより、遊技者は、3回の3種ゲームで獲得可能と予想される賞球個数と、1種ゲームでの多回数の連チャンで獲得を期待する賞球個数とを天秤掛けて選択を決める必要がある。したがって、単に連チャンの回数と可能性だけでの選択よりも両ゲームの違いが鮮明になり、選択に迷うなど面白さが向上する。

0089

そして、一旦どちらかのゲームを選択したなら、高確率モードから低確率モードに復帰するまでの間は1種ゲームから3種ゲームへ、或いはその逆の選択を不可能にしているので、例えば1回の特別遊技ごとに1種ゲームと3種ゲームとを切り替えるような遊び方はできない。これは、例えば3種ゲームを選択して設定回数の寸前までメリットを享受してから、1種ゲームに切り替えるような、遊技者が有利になりすぎる選択を防止するものである。

0090

さらに、このパチンコ機10は遊技盤22の構成も独特である。まず、遊技盤22の中央上部に設置される図柄表示装置26の外形を左右非対称としたので、奇抜性があり、遊技盤22のデザインも左右非対称とすることが容易である。

0091

特に、その上方から落下して来た遊技球を左方にのみ誘導する傾斜路29bを図柄表示装置26の上部に設けたので、図柄表示装置26の上方から流下してくる遊技球を左側にのみ誘導して、集中的に図柄表示装置26の左側の領域を流下させることができる。盤面の左側部分を流下すると図柄表示装置26の下方に配置されている図柄始動装置36に進みやすいので、発射された遊技球の多くを図柄始動装置36の方向に集めることができる。

0092

このように傾斜路29bを設けることにより、図柄表示装置26を大型化してもその左側の領域に遊技球を集中させて図柄表示装置26の下方に配置される図柄始動装置36へ遊技球を集めることが容易になる。よって、図柄表示装置26に設けられるワープ入口29cを大きくする必要はなくなる。

0093

また傾斜路29bを設けることにより、デザイン面での左右非対称だけでなく、遊技に関与する機能面でも左右非対称を実現できる。傾斜路29bは構造が簡単であり図柄表示装置26(センターケース28)の複雑化をまねかない。また、傾斜路29bの場合、例えば全体または一部が可動型進路変更機構を用いるよりも遊技球の流れがスムーズであるから、遊技球が停滞したり塊になって流下速度が遅くなるようなおそれはない。

0094

さらに、傾斜路29bの頂部付近にて傾斜路29b側に開口するワープ入口29cを設けて、そこに流入した遊技球をワープ通路内で左右にほぼ均等に振り分けてステージ28aに誘導し、ステージ28a上で遊動させた後に切欠28bから手前に落下させるので、傾斜路29bから外れて図柄表示装置26の右側に進みかねない遊技球を、この構成にて図柄表示装置26の下方に配されている図柄始動装置36に向かわせることができる。これにより、傾斜路29bのみの場合よりも良好に図柄始動装置36に集中させることが可能になる。

0095

しかも、ステージ28aの左右からほぼ均等に遊技球が放出されるから、遊技球がステージ28aの例えば右側ばかりに偏るような不具合は発生しない。障害釘については、左側のランプ風車31付近から天釘30aにかけては、釘列30b、30c、釘群30dや釘列30eが設けられているが、図柄表示装置26の右側は、回転入賞装置41の上方には少数の障害釘30fしか配されていないし、回転入賞装置41の下方の障害釘の密度も小さい。すなわち、図柄表示装置26の右側の方が遊技球に対する障害が少なく、こちら側の流下速度が左側よりも速くなる。このため、権利発生口43cの開放時に右打ちすれば、すみやかに権利発生口43cに入賞させることができる。

0096

また、特別遊技(1種ゲームでも3種ゲームでも)で大入賞口37が開放されたときに右打ちをすれば、発射から大入賞口37付近に達するまでの時間は、図柄表示装置26の左側を通過させるよりも短くなる。したがって、大入賞口37に上限個数(通常10個)を入賞させていわゆる1ラウンドを終了させるに要する時間が短くて済む。その結果、特別遊技の終了(例えば16ラウンドの終了)に要する時間も短くなる。これにより、速やかに特別遊技を進行させて、終了させることができるから、特別遊技にやたらと長い時間が掛かるという遊技者の不満は解消される。

0097

なお、ワープ入口29cを傾斜路29b側で開口しているのは(上向きに開口させていないのは)、右打ちされた遊技球がワープ入口29cに流入するのを防止して、右打ちによる上記の効果を良好にするためである。また、3種ゲームでは1回の大入賞口の開放時間が短いので(約10秒)、その短い時間内に上限個数(例えば10個)まで大入賞口37に入賞させられないおそれがあるが、本実施例のように図柄表示装置26の右側における障害釘を少なくして遊技球の流下速度を高めれば、例えば10秒程度の短時間でも多数(例えば10個程度)の遊技球を大入賞口37に入賞させるに十分であり、上述のような事態が発生するのを良好に防止できる。

0098

以上、実施例に従って、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。例えば、実施例では特別遊技の種類を1種ゲームと3種ゲームの2種類としているが3種類以上としても差し支えない。また、特別遊技の内容も上記の例(1種ゲームまたは3種ゲーム)に限るものではない。

0099

また、実施例では高確率モードでの当たり発生確率を1種ゲームと3種ゲームとで同じにしているが、異ならせても差し支えない。1種ゲームが選択された際の確変抽選及び確変抽選の結果の表示も、本実施例での実行位置に限るわけではない。

図面の簡単な説明

0100

図1実施例のパチンコ機の斜視図。
図2実施例のパチンコ機における遊技盤の正面図。
図3実施例のパチンコ機の制御系のブロック図。
図4実施例のパチンコ機において主制御基板が実行する抽選処理のフローチャート。
図5実施例のパチンコ機において表示制御基板が実行する特別図柄制御処理のフローチャート。
図6実施例のパチンコ機において主制御基板が実行する選択処理のフローチャート。
図7実施例のパチンコ機において主制御基板が実行する特別遊技処理のフローチャート。
図8図7の特別遊技処理に含まれる1種ゲーム処理のフローチャート。
図9図7の特別遊技処理に含まれる3種ゲーム処理のフローチャート。

--

0101

10パチンコ機(弾球遊技機)
22遊技盤
25a遊技領域
26図柄表示装置(表示手段)
36 図柄始動装置(抽選領域)
37 大入賞口
39大入賞装置
39b 特別領域センサ
39c 非特別領域センサ
41回転入賞装置
43権利発生装置
43a特定領域センサ
43b非特定領域センサ
43c権利発生口(選択領域)
70主制御基板
70a CPU(選択手段、特別遊技抽選手段、確率変更手段、確率復帰手段、選択禁止手段)
90 表示制御基板

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