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技術 通過帯域平坦度補償回路

出願人 アモテック・カンパニー・リミテッドサン・ウォン・ヨーン
発明者 ヒ・ヨン・ファンサン・ウォン・ヨーン
出願日 2001年2月27日 (19年9ヶ月経過) 出願番号 2001-051696
公開日 2002年5月31日 (18年6ヶ月経過) 公開番号 2002-158504
状態 特許登録済
技術分野 導波管型周波数選択装置および共振器 フィルタ・等化器
主要キーワード 印刷回路基盤 分布素子 反対形状 双峰特性 リップル特性 減衰器回路 挿入損失値 セラミック基盤
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図面 (20)

課題

帯域通過ろ波器及び移動通信用中継器システム製作の際、平坦度補償回路を与え帯域通過ろ波器及び中継器システムなどの通過帯域内でのリップルの平坦度を改善する通過帯域平坦度補償回路

解決手段

メイン帯域通過ろ波器の通過帯域内のリップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、ろ波器システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、ろ波器挿入損失の増加を改善するための増幅器回路及び回路全体反射損失特性を改善するための減衰器回路とで構成され、通過帯域平坦度が歪曲された帯域通過ろ波器及びこれを採用した中継器システムの平坦度と阻止帯域減衰特性を改善し移動通信サービスの性能及び品質向上に寄与することができる。

概要

背景

一般的に帯域通過ろ波器(BPF)はろ波器を構成する共振器(Resonator)の無負荷品質係数(Qu:Unloaded Quality Factor)により通過帯域内の損失特性及び阻止帯域減衰特性などが決定される。即ち、品質係数が高い共振器を用いて製作されたろ波器は更に小さい損失値と急激な減衰特性が得られる反面、品質係数が小さい共振器で製作されたろ波器は通過帯域内の挿入損失が増加し阻止帯域減衰特性が低下する。

又、ろ波器設計の際、最も多く用いられるチェビシェフ(Chebyshev)やバターワース(Butterworth)関数を用いて設計された理想的な帯域通過ろ波器の通過帯域内のリップルは、ろ波器の段数とは無関係に一定でなければならない。しかし、実際帯域通過ろ波器を具現する場合には、ろ波器を構成する共振器のサイズによる品質係数の限界によりろ波器の段数が増加するに連れて、阻止帯域減衰特性は改善されるが通過帯域内の挿入損失値が増加し、又、中心周波数と通過帯域両端部でのリップルの平坦度が低下する。その結果、帯域通過ろ波器の通過帯域特性曲線は全体的に中央部が凸形(convex)を成す。

即ち、セラミックのような誘電体及びその他の材料を用いてろ波器を具現する場合、誘電体材料及び電極物質の特性と共振器のサイズによりろ波器を構成する共振器の性能は限界を有し、更にろ波器の損失特性及び通過帯域リップル特性の限界を追加としてもたらし、その結果このようなろ波器を設けたシステムはシステム全体の平坦度が悪化してシステムの性能低下を誘発し得る。

特に、厳しい周波数選択度が要求される中継器のようなシステムでは急激な帯域間隔離特性のために阻止帯域減衰特性の優れた帯域通過ろ波器、即ち多段で具現された帯域通過ろ波器を採用せねばならぬが、従来の技術を用いて具現された帯域通過ろ波器の場合には、リップルの平坦度が低下され周波数チャネル間の電力差が生じるため中継器システム全体の品質を低下させ得る。

例えば、図1に示すとおり、一般的な帯域通過ろ波器は通過帯域内にて一定のリップルを有し信号を伝送させるが、このようなろ波器の特性上通過帯域内の中心周波数での伝送信号の大きさと通過帯域端部での伝送信号の大きさは相違し得るし、そのような伝送信号の大きさの差は帯域通過ろ波器を構成する共振器の品質係数により決定される。

帯域通過ろ波器及びこれを用いた中継器システム製作の際、従来技術を用いて前記の問題点を保安するためには、ろ波器を構成する共振器のサイズを増加させ共振器の品質係数を高めて、ろ波器のリップル特性を改善する方法が用いられているが、制限されたサイズを有するシステムを具現する場合共振器のサイズ又は限界を有することになるため前記の方法は根本的な改善方法にはなり得ない。

従って、中継器システムに誘電体のように定められたサイズの限定された品質係数を有する共振器を用いて製作した帯域通過ろ波器を採用する場合には、平坦度補償回路を与えろ波器の低下された通過帯域リップルの平坦度を補償する必要がある。

概要

帯域通過ろ波器及び移動通信用中継器システム製作の際、平坦度補償回路を与え帯域通過ろ波器及び中継器システムなどの通過帯域内でのリップルの平坦度を改善する通過帯域平坦度補償回路

メイン帯域通過ろ波器の通過帯域内のリップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、ろ波器システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、ろ波器挿入損失の増加を改善するための増幅器回路及び回路全体反射損失特性を改善するための減衰器回路とで構成され、通過帯域平坦度が歪曲された帯域通過ろ波器及びこれを採用した中継器システムの平坦度と阻止帯域減衰特性を改善し移動通信サービスの性能及び品質向上に寄与することができる。

目的

従って、本発明は前記の如く従来の技術の問題点を案し案出されたものであり、その目的は、メイン帯域通過ろ波器の歪曲された通過帯域リップルに対応する逆リップルを生成する相補型帯域通過ろ波器をメイン帯域通過ろ波器に付加し、帯域通過ろ波器の全体的な通過帯域平坦度を補償することができる通過帯域平坦度補償回路を提供することにある。

本発明の他の目的は移動通信用中継器などにおいて、中継器システの全体的な平坦度を改善すると同時に、ろ波器の段数増加を通して追加的な交替帯域減衰特性を改善することができる通過帯域平坦度補償回路を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

通過帯域伝送特性に第1形状の第1リップルを含むメイン帯域通過ろ波器の通過帯域平坦度補償するための帯域通過ろ波器システム通過帯域平坦度補償回路において、入力信号に対し前記第1リップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、ろ波器システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、前記メイン帯域通過ろ波器と相補型帯域通過ろ波器間に設けられ、入力信号を希望する利得値増幅させるための増幅器回路と、前記相補型帯域通過ろ波器の後段に設けられ反射損失特性を改善させるために入力信号に対する減衰特性を有する第1減衰器回路とで構成され、メイン帯域通過ろ波器の平坦度を改善することを特徴とする通過帯域平坦度補償回路。

請求項2

通過帯域伝送特性に第1形状の第1リップルを含むメイン帯域通過ろ波器の通過帯域平坦度を補償するための通過帯域平坦度補償回路において、入力信号に対し前記第1リップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、前記ろ波器の全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、それぞれ前記相補型帯域通過ろ波器の前段と後段に設けられ、反射損失特性を改善するために入力信号に対する減衰特性を有する第1及び第2減衰器回路とで構成され、メイン帯域通過ろ波器の平坦度を改善することを特徴とする通過帯域平坦度補償回路。

請求項3

通過帯域伝送特性に第1形状の第1リップルを含む通信システムの通過帯域平坦度を補償するための通過帯域平坦度補償回路において、入力信号に対し前記第1リップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、前記システムと相補型帯域通過ろ波器間に設けられ、入力信号を希望する利得値に増幅させるための増幅器回路と、前記相補型帯域通過ろ波器の後段に設けられ反射損失を改善させるために入力信号に対する減衰特性を有する第1減衰器回路とで構成され、通信システムの平坦度を改善することを特徴とする通過帯域平坦度補償回路。

請求項4

前記相補型帯域通過ろ波器と増幅器回路の内いずれか一つの前段に設けられ、反射損失特性を改善するために入力信号に対する減衰特性を有する第2減衰器回路をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通過帯域平坦度補償回路。

請求項5

前記相補型帯域通過ろ波器の前段に設けられ、入力信号を希望する利得値に増幅させるための増幅器回路をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の通過帯域平坦度補償回路。

請求項6

前記メイン帯域通過ろ波器は、通過帯域伝送特性にコンベックス形状の第1リップルを含み、前記相補型帯域通過ろ波器は、通過帯域伝送特性にコンケーブ形状の逆リップルを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通過帯域平坦度補償回路。

請求項7

前記相補型帯域通過ろ波器は、2n(nは正の整数)の共振器で構成されることを特徴とする請求項6に記載の通過帯域平坦度補償回路。

請求項8

入力信号に対して通過帯域伝送特性に第1形状の第1リップルを含み通信を遂行するための通信装置と、前記通信装置の後段に設けられ帯域通過された入力信号を希望する利得値に増幅するための増幅器回路と、前記増幅器回路の後段に設けられ、入力信号に対して前記第1リップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有する通信システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、前記相補型帯域通過ろ波器の後段に設けられ、反射損失特性を改善するために入力信号に対する減衰特性を有する第1減衰器回路とで構成され、前記システムの平坦度を改善することを特徴とする通過帯域平坦度補償機能を有する通信システム。

技術分野

0001

本発明は、帯域通過ろ波器及び中継器システムなどの通過帯域平坦度補償回路係り、特にメイン帯域通過ろ波器の歪曲された通過帯域リップルに対応する逆リップルを生成する相補型帯域通過ろ波器をメイン帯域通過ろ波器に付加し、帯域通過ろ波器及びシステムの全体的な通過帯域平坦度補償することができる通過帯域平坦度補償回路に関する。

背景技術

0002

一般的に帯域通過ろ波器(BPF)はろ波器を構成する共振器(Resonator)の無負荷品質係数(Qu:Unloaded Quality Factor)により通過帯域内の損失特性及び阻止帯域減衰特性などが決定される。即ち、品質係数が高い共振器を用いて製作されたろ波器は更に小さい損失値と急激な減衰特性が得られる反面、品質係数が小さい共振器で製作されたろ波器は通過帯域内の挿入損失が増加し阻止帯域減衰特性が低下する。

0003

又、ろ波器設計の際、最も多く用いられるチェビシェフ(Chebyshev)やバターワース(Butterworth)関数を用いて設計された理想的な帯域通過ろ波器の通過帯域内のリップルは、ろ波器の段数とは無関係に一定でなければならない。しかし、実際帯域通過ろ波器を具現する場合には、ろ波器を構成する共振器のサイズによる品質係数の限界によりろ波器の段数が増加するに連れて、阻止帯域減衰特性は改善されるが通過帯域内の挿入損失値が増加し、又、中心周波数と通過帯域両端部でのリップルの平坦度が低下する。その結果、帯域通過ろ波器の通過帯域特性曲線は全体的に中央部が凸形(convex)を成す。

0004

即ち、セラミックのような誘電体及びその他の材料を用いてろ波器を具現する場合、誘電体材料及び電極物質の特性と共振器のサイズによりろ波器を構成する共振器の性能は限界を有し、更にろ波器の損失特性及び通過帯域リップル特性の限界を追加としてもたらし、その結果このようなろ波器を設けたシステムはシステム全体の平坦度が悪化してシステムの性能低下を誘発し得る。

0005

特に、厳しい周波数選択度が要求される中継器のようなシステムでは急激な帯域間隔離特性のために阻止帯域減衰特性の優れた帯域通過ろ波器、即ち多段で具現された帯域通過ろ波器を採用せねばならぬが、従来の技術を用いて具現された帯域通過ろ波器の場合には、リップルの平坦度が低下され周波数チャネル間の電力差が生じるため中継器システム全体の品質を低下させ得る。

0006

例えば、図1に示すとおり、一般的な帯域通過ろ波器は通過帯域内にて一定のリップルを有し信号を伝送させるが、このようなろ波器の特性上通過帯域内の中心周波数での伝送信号の大きさと通過帯域端部での伝送信号の大きさは相違し得るし、そのような伝送信号の大きさの差は帯域通過ろ波器を構成する共振器の品質係数により決定される。

0007

帯域通過ろ波器及びこれを用いた中継器システム製作の際、従来技術を用いて前記の問題点を保安するためには、ろ波器を構成する共振器のサイズを増加させ共振器の品質係数を高めて、ろ波器のリップル特性を改善する方法が用いられているが、制限されたサイズを有するシステムを具現する場合共振器のサイズ又は限界を有することになるため前記の方法は根本的な改善方法にはなり得ない。

0008

従って、中継器システムに誘電体のように定められたサイズの限定された品質係数を有する共振器を用いて製作した帯域通過ろ波器を採用する場合には、平坦度補償回路を与えろ波器の低下された通過帯域リップルの平坦度を補償する必要がある。

発明が解決しようとする課題

0009

従って、本発明は前記の如く従来の技術の問題点を案し案出されたものであり、その目的は、メイン帯域通過ろ波器の歪曲された通過帯域リップルに対応する逆リップルを生成する相補型帯域通過ろ波器をメイン帯域通過ろ波器に付加し、帯域通過ろ波器の全体的な通過帯域平坦度を補償することができる通過帯域平坦度補償回路を提供することにある。

0010

本発明の他の目的は移動通信用中継器などにおいて、中継器システの全体的な平坦度を改善すると同時に、ろ波器の段数増加を通して追加的な交替帯域減衰特性を改善することができる通過帯域平坦度補償回路を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

前記の目的を達成するために、本発明は、通過帯域伝送特性に第1形状の第1リップルを含むメイン帯域通過ろ波器の通過帯域平坦度を補償するための通過帯域平坦度補償回路において、入力信号に対し前記第1リップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、ろ波器システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、前記メイン帯域通過ろ波器と相補型帯域通過ろ波器間に設けられ入力信号を希望する利得値増幅するための増幅器回路と、前記相補型帯域通過ろ波器の後段に設けられ、反射損失特性を改善するために入力信号に対する減衰特性を有する第1減衰器回路とで構成され、メイン帯域通過ろ波器の平坦度を改善することを特徴とする能動型通過帯域平坦度補償回路を提供する。

0012

本発明の他の特徴によると、本発明は、通過帯域伝送特性に第1形状の第1リップルを含むメイン帯域通過ろ波器の通過帯域平坦度を補償するための通過帯域平坦度補償回路において、入力信号に対して前記第1リップルと反対形状の逆リップルを生成する通過帯域伝送特性を有し、ろ波器システムの全体的な通過帯域伝送特性を平坦化させるための相補型帯域通過ろ波器と、それぞれ前記相補型帯域通過ろ波器の前段と後段に設けられ、反射損失特性を改善するために入力信号に対する減衰特性を有する第1及び第2減衰器回路とで構成され、メイン帯域通過ろ波器の平坦度を改善することを特徴とする受動型通過帯域平坦度補償回路を提供する。

0013

前記メイン帯域通過ろ波器は通過帯域伝送特性にコンベックス形状の第1リップルを含み、前記相補型帯域通過ろ波器は通過帯域伝送特性にコンケーブ形状の逆リップルを生成し、前記相補型帯域通過ろ波器は2n(nは正の整数)個の共振器で構成されるものが望ましい。

0014

前記の如く、本発明では、メイン帯域通過ろ波器又は中継器などの歪曲された通過帯域リップルに対応する逆リップルを生成する相補型帯域通過ろ波器をメイン帯域通過ろ波器又は中継器などに付加することにより、平坦度補償回路の逆リップルがメイン帯域通過ろ波器又は中継器のリップルと相殺され、帯域通過ろ波器及びシステムの全体的な通過帯域平坦度を補償することができ、これと同時に追加的な阻止帯域の減衰特性改善を図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下に前記の本発明を望ましい実施形態が示された添付図面を参考としてさらに詳しく説明する。

0016

添付された図1は帯域通過ろ波器を構成する共振器の品質係数の限界により、通過帯域リップルの平坦度が低下された従来のメイン帯域通過ろ波器の周波数特性を示すグラフ図2図1に示された帯域通過ろ波器の周波数特性での通過帯域リップルの平坦度を改善するために必要な平坦度補償回路の周波数特性を示すグラフ、図3図1の帯域通過ろ波器の周波数特性に平坦度補償回路を与え通過帯域リップルの平坦度を改善した周波数特性グラフである。

0017

図1乃至図3を参考として本発明による平坦度補償方法を説明すると次のとおりである。

0018

先ず、一般的な帯域通過ろ波器の伝送特性曲線は図1の如く通過帯域両端部(S1,S2)が中央部(C1)より垂れているコンベックス(convex)形状のリップル特性(1)を有している。

0019

従って、帯域通過ろ波器の通過帯域伝送特性曲線の中央部(C3)と通過帯域両端部(S5,S6)間のリップル(3)が、図3に示されたように平坦性(flatness)を有するようにするには、図1のリップル(1)とは反対に、図2に示されたように、通過帯域中央部(C2)が両端部(S3,S4)より低い伝送特性値を有するコンケーブ(concave)形状の逆リップル(2)を生成する伝送特性曲線(図2)を有する平坦度補償回路が必要である。

0020

即ち、前記図1にて提示された特性を有する一般的な帯域通過ろ波器に、図2に提示された特性を有する平坦度補償回路を与えると、図3に提示の如くの平坦化された通過帯域リップル(3)を有する伝送特性を具現することができる。

0021

以下に、添付図面を参考として図2に提示された特性を有する本発明の望ましい平坦度補償回路の実施形態を詳しく説明する。

0022

添付された図4は本発明の第1の実施形態による能動型平坦度補償回路(10)を示し、図11は第1の実施形態をメイン帯域通過ろ波器(20)に結合させた例を示す。

0023

本発明の第1の実施形態による能動型平坦度補償回路(10)は、歪曲されたリップル特性を示すメイン帯域通過ろ波器(20)に接続され、付随的な回路全体損失増加を改善するための増幅器回路(11)と、前記増幅器回路(11)に接続され、メイン帯域通過ろ波器(20)の歪曲されたリップル(1)の平坦度を改善するために、メイン帯域通過ろ波器(20)のリップル(1)と対応する反対の特性を有するリップル(2)を生成する相補型帯域通過ろ波器(12)と、ろ波器(12)の反射損失特性を改善するための第1減衰器回路(13)とで構成される。

0024

ここで、前記メイン帯域通過ろ波器(20)は、例えば、図12乃至図14の如く無負荷品質係数が約750のセラミック同軸型共振器(20a-20i)を用いて9段帯域通過ろ波器で構成することができ、帯域通過ろ波器(20)の伝送特性は、図15の如く共振器の品質係数の限界により約12MHzの帯域幅で通過帯域の平坦度が3dB以上に壊れていることが分かる。

0025

前記相補型帯域通過ろ波器回路(12)は、図7の如く通過帯域内のリップルの平坦度を改善しようとするメイン帯域通過ろ波器(20)、又は中継器システムの性能により段数を増加又は減少して具現することができ、帯域通過ろ波器(20)の通過帯域リップル(1)と大きさの値が近似した逆リップル(2)の伝送特性を有するように製作される。

0026

相補型帯域通過ろ波器(12)は逆リップル(2)を有するよう任意の段数、望ましくは2段又は4段などの偶数段で設計されたろ波器をセラミック同軸型共振器又はその他誘電体材料を用いて具現することができる。

0027

従って、メイン帯域通過ろ波器(20)に前記相補型帯域通過ろ波器(12)を与える場合、逆リップル(2)は帯域通過ろ波器(20)のリップル(1)と相殺され全体的なろ波器システムの伝送特性は平坦化された通過帯域リップル(3)を有することになり、又与えられた前記相補型帯域通過ろ波器(12)は付随的なろ波器の段数増加を提供し、追加的な阻止帯域減衰特性改善効果を提供する。

0028

前記平坦度補償回路(10)に含まれた増幅器回路(11)は、相補型帯域通過ろ波器(12)の追加による通過帯域内の挿入損失値の増加を改善し、この場合増幅器の利得値は、素子選択と帯域通過ろ波器(20)の損失特性及びシステムの特性により任意の利得値を有するよう調整して設計することができ、平坦度補償回路(10)の全体的な特性が負又は正の利得値を有するよう製作することができる。

0029

前記平坦度補償回路(10)に含まれた第1減衰器回路(13)は、相補型帯域通過ろ波器(12)の付与による反射損失特性の低下を補償し、第1減衰器回路(13)の特性は相補型帯域通過ろ波器(12)と増幅器回路(11)の特性により任意の減衰比率を有するよう設計して製作することができ、抵抗又は任意の集中素子を用いるか誘電体基板を用いた分布素子形態で製作が可能である。

0030

前記本発明の第1の実施形態による能動型平坦度補償回路の周波数特性は、図8に示された如く主として相補型帯域通過ろ波器(12)に対応する逆リップル特性を有し、補償回路(10)のリップル及び利得特性は相補型帯域通過ろ波器(12)及び増幅器回路(11)の利得、第1減衰器回路(13)の減衰特性を用いて様々な形態に具現することができる。

0031

前記本発明の第1の実施形態の特性を確認するために図16の如くの平坦度補償回路(10)を製作した。図16に示された相補型帯域通過ろ波器(12)は、誘電率38に無負荷品質係数が約570程の6×6mmサイズの同軸型共振器(Coaxial Resonator)(121,122)を二つ用いて、それぞれ希望する周波数並列共振が為される第1及び第2共振回路(12a,12b)(図4及び図7参照)を形成することにより双峰特性を有するよう製作した。

0032

又、平坦度補償回路(10)には入力段に約13dB利得を有するMMIC(Monolithic Microwave IC)を用いて1段増幅器回路(11)を具現し、出力段には三つのチップ抵抗(R1-R3)が導電パターン(15)と接地パターン(16)を用いて減衰特性が−10dBの減衰器回路(13)を製作し、平坦度補償用ろ波器回路を印刷回路基盤(PCB)(17)上に具現した。又、前記MMIC(11a)の入力/出力には、チップキャパシタ(C1-C5)とチップインダクタ(L1,L2)で構成されたマッチング回路が導電パターン(15)と接地パターン(16)間に接続されている。

0033

図17は前記図16に示した平坦度補償回路(10)の周波数特性をシミュレーションした結果を示すグラフとして、約2.5dBの通過帯域リップルと20dB程の反射損失値を示す。

0034

図18は前記図16に示した平坦度補償回路(10)の周波数特性を測定したグラフとして通過帯域内挿入損失0dBと20dB以下の反射損失及び2.5dBの通過帯域リップルを得ることができる。これは図17に提示したシミュレーションの結果とよく一致することを示している。

0035

図19は、図12−14の同軸共振器型9段メイン帯域通過ろ波器(20)に、本発明の第1の実施形態により製作された図16の平坦度補償回路(10)を与えた帯域通過ろ波器システムの改善された平坦度特性を示し、これは図11に提示した回路図の如く構成される。

0036

前記図19に提示の帯域通過ろ波器システムの周波数特性は、通過帯域内リップルが1dB以内の平坦な値を有することが分かり、阻止帯域減衰特性又は図15にて図示されたメイン帯域通過ろ波器(20)の特性と比べて改善されたことが分かる。

0037

一方、図5に図示された本発明の第2の実施形態による能動型平坦度補償回路(10a)は、図示されたとおり前記第1の実施形態で増幅器回路(11)の入力段に第2減衰器回路(14)を追加することにより、補償回路全体の反射損失特性をさらに一層改善しようとするものである。

0038

前記第2の実施形態による能動型平坦度補償回路(10b)の周波数特性は図9の如く示し、補償回路(10a)のリップル及び利得特性は、相補型帯域通過ろ波器(12)及び増幅器回路(11)の利得と減衰器回路(13)の減衰特性を用いて様々な形態に具現することができ、第2減衰器回路(14)を与え第1の実施形態の場合より回路全体の反射損失特性が優れている。

0039

図6は本発明の第3の実施形態による受動型平坦度補償回路(10b)を示す回路図として、相補型帯域通過ろ波器(12)と、二つの第1及び第2減衰器回路(13,14)とで構成される。

0040

前記本発明の第3の実施形態で具現された受動型平坦度補償回路(10b)は図10のような周波数特性を示し、二つの第1及び第2減衰器回路(13,14)により補償回路(10b)全体の特性は負の利得値を有し、利得は減衰器回路(13,14)の減衰比率により決定される。

0041

一方、図5及び図6に図示された本発明の第2及び第3の実施形態の特性は、前記第1の実施形態の場合と類似するためこれに対する説明は省略する。

0042

本発明は前記の実施形態を参照して説明したが、これらの変形又は修正調合が当業者により行える。例えば、平坦度補償回路を具現する時、相補型帯域通過ろ波器(12)を2段ろ波器で変形し多段に具現することができ、様々なサイズのセラミック同軸型共振器以外のセラミック基盤及び様々な誘電体材料を用いて製作することができる。

0043

又、前記実施の形態では帯域通過ろ波器の伝送特性曲線がコンベックス形状を有する場合に対する平坦度補償回路を提案したが、本発明はこれに限定されず他の形状の伝送特性を有する場合にもこれと反対形状のリップルを有する平坦度補償回路を構成することができる。

0044

さらに、前記実施形態にて本発明が適用される例を伝送特性曲線がコンベックス形状を有する帯域通過ろ波器の場合を例として挙げ説明したが、本発明はこれに限定されず前記と同様な伝送特性を有する他の中継器システム又は通信システムなどにも同一に適用可能である。

0045

尚、増幅器回路(11)の段数及び利得値も必要によって自由な調整が可能であり、減衰器回路(13)の減衰比率も又調節可能であり、減衰器の具現はチップ抵抗以外の様々な形態で具現することができる。

0046

さらに、第1の実施形態の変形例として、通過帯域平坦度補償回路は反射損失特性を改善するための付加的な減衰器回路を増幅器回路と相補型帯域通過ろ波器間にさらに含むものも可能である。

発明の効果

0047

前記の如くの本発明においては、平坦度が低下された帯域通過ろ波器などのリップルを改善するために、逆リップルを生成する相補型帯域通過ろ波器と増幅回路及び減衰器回路とで構成された能動型及び受動型通過帯域平坦度補償回路を具現した。

0048

本発明の平坦度補償回路は、一般的に帯域通過ろ波器の通過帯域リップルの平坦度を改善することができ、付随的な減衰特性の改善効果が得られる。又、前記の平坦度を改善した通過帯域平坦度補償回路を採用した移動通信中継器のようなシステムは、周波数チャネル間の電力差が平準化されシステム全体の性能が向上され、その結果移動通信サービス通話品質向上に寄与することが可能となる。

0049

以上にて本発明を特定の望ましい実施形態を例として挙げ図示し説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲内にて当該発明の属する技術分野にて通常の知識を有する者により様々な変形と修正が可能であろう。

図面の簡単な説明

0050

図1帯域通過ろ波器を構成する共振器のサイズによる品質係数の限界により、通過帯域リップルの平坦度が低下した従来の帯域通過ろ波器の周波数特性を示すグラフである。
図2図1に示された帯域通過ろ波器の特性での通過帯域リップルの平坦度を改善するために、必要な平坦度補償回路の周波数特性を示すグラフである。
図3図1の帯域通過ろ波器に平坦度補償回路を与え通過帯域リップルの平坦度を改善した周波数特性グラフである。
図4本発明の第1の実施形態による能動(Active)型平坦度補償回路図である。
図5第1の実施形態で回路全体の反射損失特性を改善した本発明の第2の実施形態による能動(Active)型平坦度補償回路図である。
図6本発明の第3の実施形態による受動(Passive)型平坦度補償回路図である。
図7本発明の第1乃至第3の実施形態にて具現された相補型2段帯域通過ろ波器を示す回路図である。
図8本発明の第1の実施形態により具現された平坦度補償回路の周波数特性を示すグラフである。
図9本発明の第2の実施形態により具現された平坦度補償回路の周波数特性を示すグラフである。
図10本発明の第3の実施形態により具現された受動型平坦度補償回路の周波数特性を示すグラフである。
図11本発明の第1の実施形態を備えた帯域通過ろ波器システムのモジュール全体を示す概略ブロック回路図である。
図129段セラミック同軸型共振器を用いて製作されたメイン帯域通過ろ波器を示す平面図である。
図139段セラミック同軸型共振器を用いて製作されたメイン帯域通過ろ波器を示す背面図である。
図149段セラミック同軸型共振器を用いて製作されたメイン帯域通過ろ波器を示す正面図である。
図15図12乃至図14にて提示したメイン帯域通過ろ波器の周波数特性を示すグラフである。
図16本発明の第1の実施形態により具現された平坦度補償回路のレイアウト図である。
図17本発明の第1の実施形態による平坦度補償回路のシミュレーション周波数特性を示すグラフである。
図18図16に示された本発明の第1の実施形態の周波数特性を測定したグラフである。
図19本発明の第1の実施形態による平坦度補償回路を図12乃至14のメイン帯域通過ろ波器に与えた帯域通過ろ波器システムの周波数特性を測定したグラフである。

--

0051

1,2,3:リップル
10,10a,10b:平坦度補償回路
11:増幅器回路
11a:MMIC
12:相補型帯域通過ろ波器
12a,12b:共振回路
13,14:第1及び第2減衰器回路
15:導電パターン
16:接地パターン
17:PCB
20:メイン帯域通過ろ波器
20a-20i,121,122:共振器
S1-S6,m2,m3:両端部
C1-C3:中央部
S21-S23:伝送特性曲線
S11:反射損失特性曲線

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