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技術 工数見積り方法及びその装置並びに記憶媒体

出願人 株式会社東芝
発明者 大内俊弘
出願日 2000年11月20日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 2000-353234
公開日 2002年5月31日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2002-157282
状態 未査定
技術分野 総合的工場管理 数値制御 特定用途計算機 CAD
主要キーワード 穴角度 取付取外し 分析グラフ 四則演算子 材料単価 改善ポイント コスト分析 設計諸元
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年5月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りを行う。

解決手段

見積り要素と原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行うに際し、この見積り計算式から見積り要素を抽出し、この見積り要素を標準ソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラム置換し、この置換された見積り要素のうち原単位表を参照して原単位値を得るために必要な見積り要素を付加し、見積り計算式のうち原単位値を得るため要素を標準ソースコードを参照してプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換し、これら置換されたソースプログラムに基づいて見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換する。

概要

背景

製品の製造工程や加工、組立などを行う場合には、例えば製造工程に設定された各工程に対して工数見積ることが行われる。この工数見積りは、見積り要素値と工数原単位値四則演算子により表記した工数計算式を用いて求めている。

このうち見積り要素値は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目記述したもので、製品等の2次元図面を基にして、この図面から加工工程、例えば板金加工の場合には抜き、曲げ溶接塗装等を判断し、見積りに必要な要素、例えば溶接長さ脚長材質仕上げ精度などの数値及びコメントからなる値を抽出するものである。

工数原単位値は、見積り計算時に参照する工数の原単位値を示したもので、原単位表に表記されている。この工数原単位値は、見積り要素値(数値及びコメント)を原単位表に代入して取得している。

しかるに、工数見積りは、見積り要素値と工数原単位値とを見積り計算式に代入することにより計算して求めている。

そして、この工数見積りの計算過程は、ソースプログラムとして予めシステム内に実装されている。

概要

見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りを行う。

見積り要素と原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行うに際し、この見積り計算式から見積り要素を抽出し、この見積り要素を標準ソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換し、この置換された見積り要素のうち原単位表を参照して原単位値を得るために必要な見積り要素を付加し、見積り計算式のうち原単位値を得るため要素を標準ソースコードを参照してプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換し、これら置換されたソースプログラムに基づいて見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換する。

目的

そこで本発明は、見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りができる工数見積り方法及びその装置を提供することを目的とする。

又、本発明は、見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りができるプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

製造工程を決める際に必要とされる要素項目記述した見積り要素と見積り計算時に参照する工数原単位値を示した原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式演算して工数の見積りを行う工数見積り方法において、前記見積り計算式を予め実装されたプログラミングルールにより計算可能な書式自動変換することを特徴とする工数見積り方法。

請求項2

製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素と見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り方法において、前記見積り計算式から前記見積り要素を抽出し、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラム置換するステップと、前記ステップで置換された前記見積り要素のうち前記原単位表を参照して原単位値を得るために必要な前記見積り要素を付加し、前記見積り計算式のうち前記原単位値を得るための要素を所定のソースコードを参照して前記プログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換するステップと、前記各ステップで置換された前記ソースプログラムに基づいて前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換するステップと、を有することを特徴とする工数見積り方法。

請求項3

関数を含んで記述された前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換することを特徴とする請求項1又は2記載の工数見積り方法。

請求項4

製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素データベースと見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表データベースとを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り装置において、前記見積り計算式を予め実装されたプログラミングルールにより計算可能な書式に自動変換するプログラム自動生成手段を備えたことを特徴とする工数見積り装置。

請求項5

製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素データベースと見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表データベースとを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り装置において、前記見積り計算式から前記見積り要素を抽出し、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する第1のソースプログラム生成手段と、この第1のソースプログラム生成手段で置換された前記見積り要素のうち前記原単位表データベースを参照して原単位値を得るために必要な前記見積り要素を付加し、前記見積り計算式のうち前記原単位値を得るための要素を所定のソースコードを参照して前記プログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する第2のソースプログラム生成手段と、前記第1及び第2のソースプログラム生成手段によりそれぞれで生成された前記各ソースプログラムに基づいて前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換する第3のソースプログラム生成手段と、を具備したことを特徴とする工数見積り装置。

請求項6

関数を含んで記述された前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換することを特徴とする請求項4又は5記載の工数見積り装置。

請求項7

製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素と見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行うもので、前記見積り計算式から前記見積り要素を抽出させ、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換させるプログラムと、このプログラムで置換された前記見積り要素のうち前記原単位表を参照して原単位値を得るために必要な前記見積り要素を付加させ、前記見積り計算式のうち前記原単位値を得るための要素を所定のソースコードを参照して前記プログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換させるプログラムと、前記各プログラムで置換された前記ソースプログラムに基づいて前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換させるプログラムと、を記憶したことを特徴とする記憶媒体

請求項8

関数を含んで記述された前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換させるプログラムを有することを特徴とする請求項7記載の記憶媒体。

技術分野

0001

本発明は、製品の製造工程や加工、組立などにおける工数見積りを行う工数見積り方法及びその装置並びにそのプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に関する。

背景技術

0002

製品の製造工程や加工、組立などを行う場合には、例えば製造工程に設定された各工程に対して工数を見積ることが行われる。この工数見積りは、見積り要素値と工数原単位値四則演算子により表記した工数計算式を用いて求めている。

0003

このうち見積り要素値は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目記述したもので、製品等の2次元図面を基にして、この図面から加工工程、例えば板金加工の場合には抜き、曲げ溶接塗装等を判断し、見積りに必要な要素、例えば溶接長さ脚長材質仕上げ精度などの数値及びコメントからなる値を抽出するものである。

0004

工数原単位値は、見積り計算時に参照する工数の原単位値を示したもので、原単位表に表記されている。この工数原単位値は、見積り要素値(数値及びコメント)を原単位表に代入して取得している。

0005

しかるに、工数見積りは、見積り要素値と工数原単位値とを見積り計算式に代入することにより計算して求めている。

0006

そして、この工数見積りの計算過程は、ソースプログラムとして予めシステム内に実装されている。

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上記工数見積り方法では、その計算過程がソースプログラムとして予めシステム内に実装されているため、見積り計算式が変更させる毎にソースプログラムそのものを変更する必要がある。

0008

製品の製造工程や加工、組立などは、頻繁に見直しされて変更されるものであり、このために頻繁に見直しされる見積り計算式に追従してソースプログラムそのものを変更することが困難となっている。

0009

そこで本発明は、見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りができる工数見積り方法及びその装置を提供することを目的とする。

0010

又、本発明は、見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りができるプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

請求項1記載による本発明は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素と見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り方法において、前記見積り計算式を予め実装されたプログラミングルールにより計算可能な書式自動変換することを特徴とする工数見積り方法である。

0012

請求項2記載による本発明は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素と見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り方法において、前記見積り計算式から前記見積り要素を抽出し、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換するステップと、前記ステップで置換された前記見積り要素のうち前記原単位表を参照して原単位値を得るために必要な前記見積り要素を付加し、前記見積り計算式のうち前記原単位値を得るための要素を所定のソースコードを参照して前記プログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換するステップと、前記各ステップで置換された前記ソースプログラムに基づいて前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換するステップとを有することを特徴とする工数見積り方法である。

0013

請求項3記載による本発明は、請求項1又は2記載の工数見積り方法において、関数を含んで記述された前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換することを特徴とする。

0014

請求項4記載による本発明は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素データベースと見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表データベースとを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り装置において、前記見積り計算式を予め実装されたプログラミングルールにより計算可能な書式に自動変換するプログラム自動生成手段を備えたことを特徴とする工数見積り装置である。

0015

請求項5記載による本発明は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素データベースと見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表データベースとを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う工数見積り装置において、前記見積り計算式から前記見積り要素を抽出し、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する第1のソースプログラム生成手段と、この第1のソースプログラム生成手段で置換された前記見積り要素のうち前記原単位表データベースを参照して原単位値を得るために必要な前記見積り要素を付加し、前記見積り計算式のうち前記原単位値を得るための要素を所定のソースコードを参照して前記プログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する第2のソースプログラム生成手段と、前記第1及び第2のソースプログラム生成手段によりそれぞれで生成された前記各ソースプログラムに基づいて前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換する第3のソースプログラム生成手段とを具備したことを特徴とする工数見積り装置である。

0016

請求項6記載による本発明は、請求項4又は5記載の工数見積り装置において、関数を含んで記述された前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換することを特徴とする。

0017

請求項7記載による本発明は、製造工程を決める際に必要とされる要素項目を記述した見積り要素と見積り計算時に参照する工数の原単位値を示した原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行うもので、前記見積り計算式から前記見積り要素を抽出させ、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換させるプログラムと、このプログラムで置換された前記見積り要素のうち前記原単位表を参照して原単位値を得るために必要な前記見積り要素を付加させ、前記見積り計算式のうち前記原単位値を得るための要素を所定のソースコードを参照して前記プログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換させるプログラムと、前記各プログラムで置換された前記ソースプログラムに基づいて前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換させるプログラムとを記憶したことを特徴とする記憶媒体である。

0018

請求項8記載による本発明は、請求項7記載の記憶媒体において、関数を含んで記述された前記見積り計算式を前記プログラミングルールにより計算可能な書式に変換させるプログラムを有することを特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。

0020

図1は本発明の工数見積り装置を適用した3次元CADを用いた製品製造の見積り装置の全体機能ブロック構成図である。先ず、製品製造の見積り装置の全体構成について説明する。

0021

3次元CAD(Computer Aided Design)1は、市販されている3次元での製品の設計専用のプログラム(例えばPro/ENGINEERデータ2)を用いてオペレータQとの対話形式によって3次元CADモデルモデリングしながら製品の設計を行う機能を有している。この設計中の製品の3次元CADモデルは、オペレータQとの対話とともにディスプレイ等のCAD表示部3に表示されるようになっている。この3次元CADモデルを表わす3次元CADモデルデータには、3次元CADモデル内の属性情報、例えば板金加工の場合であれば、形状上は穴にすぎない図形情報に対して丸穴ダボ穴タップ穴などの属性情報が付加される。この3次元CAD1は、見積り要素データベース4、工程設定基準データベース5、見積り基準データベース6及び加工レート材料費データベース7に対してアクセスできるようになっている。

0022

このうち見積り要素データベース4には、見積り要素抽出部8により3次元CAD1から抽出し取得された見積りに必要なパラメータ(見積り要素)が記憶されるようになっている。図2は見積り要素の一例を示す模式図である。この見積り要素には、例えば種別として切断、板物角パイプなどが記憶され、見積りパラメータ(見積り要素)として材質、長さ、幅などが記憶され、さらにその取得値が記憶されている。

0023

又、図3はより具体的な見積り要素の一例を示す模式図である。この見積り要素の記述ルールは、単なる連番No(=1,2,3,…)と、見積り要素の名称で、全テーブル間一意な見積り要素と、見積り要素の単位と、同一の見積り要素名が複数存在した場合にこれらをインデックスで管理するためにその見積り要素間のペアの関連を関係付けるインデックス(index)とからなっている。なお、インデックス(index)は、例えば「穴」は穴種、穴数、穴径、穴縦、穴横、穴角度の要素で構成されているので、これらをindex=1で関係付ける。又、備考は見積り要素の補足説明であり、択一は見積り要素値が予め分っている場合に複数の見積り要素値の中から選択できる値を設定しておくところである。

0024

工程設定基準データベース5には、予め工程設定の基準データ、例えば図4に示すような工程に対して材質、板厚加工情報、穴数、曲げの情報が記憶されており、工程としてNP抜きであれば、材質がSEHC、板厚が3.2、加工情報が一般となっている。

0025

見積り基準データベース6には、図5に示すような例えば3種類の加工工程としてNP(抜き)、NP(穴あけ)及びPB(曲げ)ごとの見積り計算式が記憶されている。この見積り計算式は、例えばNP(穴あけ)工程の計算式として、例えば、
SU(段取り時間)=0.04+上型種類×単位時間+下型種類×単位時間
TT(加工時間)=金型種類×単位時間+穴数×単位時間
が記憶されている。

0026

又、図6は見積り計算式のより具体的な一例を示す模式図である。この見積り計算式の記述のルールは次の通りである。工程/単位工程別にSU(段取り時間)とTT(加工時間)との見積り計算式を記述する。Noは単なる連番、工程名は一意に記述されている。記号は工程名の記号、単位工程は工程の小工程でこの単位で見積り計算式が存在する。分類は見積り計算式が複数の場合の分類単位区分は工数の区分でSU(段取り時間)とTT(加工時間)とで別にそれぞれ見積り計算式を記述する。見積り計算式は、通常の四則演算ルール{+,−,×,÷,(,)}により記述する。

0027

見積り計算式の表記例を示すと、例えば、
SU(段取り時間)=(P1+P2×P3÷P4)×P5
TT(加工時間) =((P1−P2)÷P3×P4)+P5
である。

0028

見積り計算式が長い場合の表記例を示すと、例えば、
(イ)A=P1
(ロ)B=P2×P3÷P4
SU(段取り時間)=((イ)A+(ロ)B)×P5である。

0029

なお、Pは見積り要素名、定数名、原単位表は原単位表[P1,p2,…,Pn]であり、数値は整数で記述、例えば少数点使用不可で、例えば1.2は6÷5により記述する。Pは式であっても、原単位表であっても構わない。原単位表A[P1,原単位表B[P2],P3×P4]である。

0030

さらに、見積り計算式は、関数を含んでもよい。

0031

(1)総和:Σ
Σ(WHERE_(P),<式>)は、見積り要素Pが複数の場合、<式>を計算し総和を計算する。

0032

Σ(WHERE_(P=V),<式>)は、見積り要素Pが複数有り値が原単位表V[P1,P2,…]の場合に限り、<式>を計算し総和を計算する。

0033

Σ(WHERE_(P==xxxx),<式>)は、見積り要素Pの先頭4桁がxxxxの、<式>を計算し総和を計算する。

0034

(2)数を数える:COUNT
COUNT_(P)は、見積り要素名Pの数を数える。

0035

COUNT_(P=V)は、見積り要素名Pの値が原単位表Vの数を数える。

0036

COUNT_(P==xxxx)は、見積り要素名Pの先頭4文字がxxxxの数を数える。

0037

(3)種類を数える:TYPE
TYPE_(P)は、見積り要素名Pの種類を数える。

0038

TYPE_(P1=V,P2)は、見積り要素名P1の値が原単位表VのP2の種類を数える。

0039

(4)最大値最小値を得る:MAX,MI
MAX_(P):見積り要素名Pが複数の場合、その中の最小値を得る。

0040

MIN_(P1,P2,…,Pn):見積り要素名P1,P2,…,Pnの最小値を得る。

0041

なお、見積り要素名Pは、<式>であっても、原単位表であっても構わない。

0042

MIN_(原単位表A[P1,P2]、原単位表B[P3,P4],P5+P6)
原単位表A[MIN_(p1,P2),MAX_(p3,P4)]
又、この見積り基準データベース6には、図7に示すような原単位表(原単位表)が記憶されている。この原単位表は、見積りの計算式で引用するもので、曲げ取扱時間[板厚、長さ、幅]、曲げ角度係数[角度]、ロット係数[ロット]及び型取付取外し[型長さ、長さ限定]の各情報が記憶されている。

0043

図8は原単位表のより具体的な一例を示す模式図である。この原単位表の記述のルールは次の通りである。例えば型や長さなどの複数(n次元)の見積り要素名Pを指定し、そのn次元の見積り要素のテーブル(原単位表)から値を検索する。その表記法は、V[P1,P2,…]となる。Vがテーブル名、Piが見積り要素名となる。Noは連番であり、テーブル名は原単位表のテーブル名で、全テーブル間で一意でなければならない。単位はテーブルから取得する値である。pは検索要素群の連番である。検索要素は、検索要素の名称で、全テーブル間で一意でなければならない。この検索要素は、見積り要素名、見積り要素を用いた算術式、テーブル名を指定できる。検索要素が複数の場合はn行で表記する。F,TのうちFはFrom側、TはTo側で、比較する不等号を記述する。不等号は、=,<,>,<=,>=が使用できる。Noは検索要素値の連番。検索条件群は、検索条件群のFrom側とTo側との値を設定する。取得値群は、検索条件で取得される値を設定する。検索条件が2種類以上の場合、n番目は1行目にFrom側、2行目にTo側の検索要素値を設定する。

0044

加工レート材料費データベース7には、例えば予め材料単価購入品単価、加工レートが記憶されている。

0045

上記見積り要素抽出部8は、3次元CAD1において持っている製品の3次元CADモデルデータに付加されている属性情報を3次元CAD1から取得するもので、この属性情報を3次元CAD1内の拡張言語を用い、テキストデータとしてダウンロードし、上記図2に示すような見積りパラメータとして取得する機能を有している。

0046

工程設定部9は、見積り要素抽出部8により取得された見積りパラメータの値や有無で、図4に示すような予め用意された工程設計基準データベース5を検索し、工程を設定する機能を有している。この工程を製品製造の加工工程に合わせて入れ替えることにより、板金切削、組立などの全ての製造工程に対応できるようになっている。

0047

工程見積り部10は、見積り基準データベース6に記憶されている図5又は図6に示すような見積り計算式を、本発明の工数見積り装置に予め実装されたプログラミングルールにより計算可能な書式に自動変換するプログラム自動生成手段11としての機能を有し、製造工程を決める際に必要とされる図2又は図3に示す見積り要素と図7又は図8に示す原単位表とを参照し、見積り計算式を演算して工数の見積りを行う機能を有している。

0048

このうちプログラム自動生成手段11は、第1乃至第3のソースプログラム生成手段12〜14を有し、このうち第1のソースプログラム生成手段12は、図5又は図6に示すような見積り計算式から見積り要素を抽出し、この見積り要素を標準ソースコードを参照して本発明の工数見積り装置に予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する機能を有している。

0049

第2のソースプログラム生成手段13は、第1のソースプログラム生成手段12で置換された見積り要素のうち図7又は図8に示す原単位表のデータベースを参照して原単位値を得るために必要な見積り要素を付加し、図5又は図6に示す見積り計算式のうち原単位値を得るため要素を標準ソースコードを参照して本発明の工数見積り装置のプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する機能を有している。

0050

第3のソースプログラム生成手段14は、第1及び第2のソースプログラム生成手段12,13によりそれぞれで生成された各ソースプログラムに基づいて見積り計算式を本発明の工数見積り装置のプログラミングルールにより計算可能な書式に変換する機能を有している。

0051

又、プログラム自動生成手段11は、上記関数すなわち総和:Σ、数を数える:COUNT、種類を数える:TYPE、最大値、最小値を得る:MAX,MINなどの関数を含んで記述された見積り計算式を本発明の工数見積り装置のプログラミングルールにより計算可能な書式に変換する機能を有している。

0052

工数見積りプログラムメモリ10aには、工程見積り部10を実行するためのプログラム、すなわち見積り計算式から見積り要素を抽出させ、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換させるプログラムと、このプログラムで置換された見積り要素のうち原単位表を参照して原単位値を得るために必要な見積り要素を付加させ、見積り計算式のうち原単位値を得るため要素を所定のソースコードを参照してプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換させるプログラムと、これらプログラムで置換されたソースプログラムに基づいて見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換させるプログラムと、関数を含んで記述された見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換させるプログラムとが記憶されている。

0053

コスト見積り部15は、工程見積り部10により見積もられた工数を受け、この工数に対して加工レート材料費データベース7に記憶されている加工レートを乗算し、材料単価及び購入品単価を加えてコストを見積もる機能を有している。

0054

コスト分析部16は、工数見積り部10により見積もられた工数及びコスト見積り部15により見積もられたコストに基づいて部品別コストの分析グラフ工程別コストの分析グラフ、チェックリストを用いて律速要因分析し評価することで、コスト的にネックとなる要因や加工し易さの面での設計改善ポイントを指摘する機能を有している。

0055

コストシミュレーション部17は、設計諸元や製造方法、加工工程を変化させてコストシミュレーションを実行することで、コストへの感度を分析し、最適製法、最適工程設計を支援する機能を有している。

0056

次に、上記の如く構成された装置の作用と共に、特に工数見積りの作用について図9に示す工数見積り時のソースプログラム生成方法を示す図に従って説明する。

0057

3次元CAD10は、3次元での製品の設計専用のプログラム(例えばPro/ENGINEER)を用いてオペレータとの対話形式によって3次元CADモデルをモデリングしながら親部品、例えば板金の設計を行う。この3次元CADモデルは、オペレータとの対話とともにディスプレイ等のCAD表示部11に表示される。又、3次元CADモデルを表わす3次元CADモデルデータには、3次元CADモデル内の属性情報、例えば板金加工の場合であれば、形状上は穴にすぎない図形情報に対して丸穴、ダボ穴、タップ穴などの属性情報が付加される。

0058

次に、見積り要素抽出部8は、3次元CAD10において3次元CADモデルを作成する段階で、3次元CADモデルデータに付加して事前標準部品として登録されている属性情報を見積りパラメータとして取得し、これらを図2又は図3に示すように見積り要素データベース4に記憶する。

0059

なお、見積り要素抽出部8は、3次元CADモデルデータから抽出した見積りパラメータだけでは工程を特定するのに不十分であるので、人間系で不足しているパラメータを補足する。

0060

次に、工程設定部9は、見積り要素抽出部8により取得された見積りパラメータの値や有無で、図4に示す予め用意された工程設計基準データベース5を検索し、工程を設定する。この工程を製品製造の加工工程に合わせて入れ替えることにより、板金、切削、組立などの全ての製造工程に対応できる。

0061

次に、工程見積り部10は、見積り基準データベース6に記憶されている図5又は図6に示すような見積り計算式を予め実装されたプログラミングルールにより計算可能な書式に自動変換する。すなわち、第1のソースプログラム生成手段12は、図5又は図6に示すような見積り計算式から見積り要素を抽出し、この見積り要素を所定のソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する。例えば、図9に示すように見積り計算式が
工数=型取付け取外し[型長さ,長さ限定]+(回数−1)×型替え単位時間
であれば、この見積り計算式から見積り要素(型長さ、長さ限定、回数、型替え単位時間)を抽出し、これら見積り要素を標準ソースコードSを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する。ここでは、型長さ()、長さ限定()、回数()、型替え単位時間()の書式に置換するソースプログラムを生成する。このとき見積り計算式から見積り要素の抽出は、四則演算子で記述された見積り計算式における識別子としての[]及び()や見積り要素名により判断して抽出する。

0062

第2のソースプログラム生成手段13は、第1のソースプログラム生成手段12で置換された見積り要素のうち図7又は図8に示す原単位表のデータベースを参照して原単位値を得るために必要な見積り要素を付加し、図5又は図6に示す見積り計算式のうち原単位値を得るため要素を標準ソースコードを参照してプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換する。例えば、見積り計算式における型取付け取外し[型長さ,長さ限定]について型取付け取外し()、型長さ(),長さ限定()の書式に置換し、この型取付け取外し()の原単位値を型長さ(),長さ限定()の各見積り要素を用いて図7又は図8に示す原単位表を切り出すことにより取得するプログラムを生成する。この場合、型取付け取外しのソースプログラムが、型長さ,長さ限定の見積り要素取得ソースプログラムをコールする形で生成される。

0063

第3のソースプログラム生成手段14は、第1及び第2のソースプログラム生成手段12,13によりそれぞれで生成された各ソースプログラムに基づいて見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換する。例えば、上記図9に示す見積り計算式は、プログラミングルールで実行可能な見積り計算式として、
工数=型取付け取外し()+(回数()−1)×型替え単位時間()
に置換される。

0064

なお、プログラム自動生成手段11は、上記関数すなわち総和:Σ、数を数える:COUNT、種類を数える:TYPE、最大値、最小値を得る:MAX,MINなどの関数を含んで記述された見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換する。

0065

しかるに、工程見積り部10は、製造工程を決める際に必要とされる図2又は図3に示す見積り要素と図7又は図8に示す原単位表とを参照し、上記プログラミングルールで実行可能に置換された見積り計算式を演算して工数の見積りを行う。

0066

次に、コスト見積り部15は、工程見積り部10により見積られた工数を受け、この工数に対して加工レート材料費データベース7に記憶されている加工レートを乗算し、材料単価及び購入品単価を加えてコストを見積る。

0067

次に、コスト分析部16は、工数見積り部10により見積られた工数及びコスト見積り部15により見積られたコストに基づいて部品別コストの分析グラフや工程別コストの分析グラフ、チェックリストを用いて律速要因を分析し評価することで、コスト的にネックとなる要因や加工し易さの面での設計改善ポイントを指摘する。

0068

次に、コストシミュレーション部17は、設計諸元や製造方法、加工工程を変化させてコストシミュレーションを実行することで、コストへの感度を分析し、最適製法、最適工程設計を支援する。

0069

このように上記一実施の形態においては、見積り要素と原単位表とを参照し、少なくとも四則演算ルールにより記述された見積り計算式を演算して工数の見積りを行うに際し、この見積り計算式から見積り要素を抽出し、この見積り要素を標準ソースコードを参照して予め実装されたプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換し、この置換された見積り要素のうち原単位表を参照して原単位値を得るために必要な見積り要素を付加し、見積り計算式のうち原単位値を得るため要素を標準ソースコードを参照してプログラミングルールで実行可能なソースプログラムに置換し、これら置換されたソースプログラムに基づいて見積り計算式をプログラミングルールにより計算可能な書式に変換するようにしたので、製品の製造工程や加工、組立などは、頻繁に見直しされて変更されるものであり、これに伴って見積り要素、工数原単位、見積り計算式が頻繁に見直しされて変更されても、これら見積り要素、工数原単位、見積り計算式が変更になる毎に工数見積りシステムのソースプログラムの変更が不要となり、これによって工数見積りシステムのソースプログラムが見積り基準に依存しないものとなり、見積り基準を変更するだけで工数見積りが実現可能となる。

0070

なお、本発明は、上記一実施の形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。

0071

さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。

0072

本発明は、製品や工程に限定されず、加工、組立などの製造の全分野に適用可能である。

発明の効果

0073

以上詳記したように本発明によれば、見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りができる工数見積り方法及びその装置を提供できる。

0074

又、本発明によれば、見積り要素や原単位表、見積り計算式などの見積り基準の変更に依存することなく工数見積りができるプログラムを記憶した記憶媒体を提供できる。

図面の簡単な説明

0075

図1本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態を適用した3次元CADを用いた製品製造の見積り装置の全体機能ブロック構成図。
図2本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における見積り要素の一例を示す模式図。
図3本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における見積り要素の具体的な一例を示す模式図。
図4本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における工程設定基準データベースの模式図。
図5本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における見積り基準データベースの模式図。
図6本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における見積り基準データベースに記憶された見積り計算式の具体的な一例を示す模式図。
図7本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における原単位表の模式図。
図8本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における原単位表のより具体的な一例を示す模式図。
図9本発明に係わる工数見積り装置の一実施の形態における工数見積り時のソースプログラム生成方法を示す図。

--

0076

1:3次元CAD
3:CAD表示部
4:見積り要素データベース
5:工程設定基準データベース
6:見積り基準データベース
7:加工レート材料費データベース
8:見積り要素抽出部
9:工程設定部
10:工程見積り部
11:プログラム自動生成手段
12:第1のソースプログラム生成手段
13:第2のソースプログラム生成手段
14:第3のソースプログラム生成手段
10a:工数見積りプログラムメモリ
15:コスト見積り部
16:コスト分析部
17:コストシミュレーション部

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