図面 (/)

技術 有機ケイ素化合物

出願人 信越化学工業株式会社
発明者 小材利之原寛保井上義文後藤智幸
出願日 2000年10月26日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2000-327558
公開日 2002年5月9日 (18年1ヶ月経過) 公開番号 2002-128790
状態 特許登録済
技術分野 第4族元素を含む化合物及びその製造
主要キーワード 蛇管冷却器 型取り剤 硬化後物性 一般特性 縮合タイプ 引っ掻く ジクロロメチルシラン 各被着体
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年5月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (1)

課題

シリコーン組成物に含有させると、光重合性縮合硬化性のバランス上手くとることができる有機ケイ素化合物を提供する。

解決手段

化1

[式中、R1は水素原子フェニル基又はハロゲン化フェニル基、R2は水素原子またはメチル基、R3は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基、Xは加水分解性基、Z1は−R4−、−R4O−又は−R4(CH3)2SiO−(R4は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の2価炭化水素基である)、Z2は酸素原子又は同一若しくは異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換若しくは置換の2価炭化水素基である。m=0,1,2、n=0,1,2]で表される有機ケイ素化合物。

概要

背景

光重合性シリコーン化合物についてはすでにいろいろなものが開発され、これらは紫外線硬化型接着剤型取り剤等に利用されている。また、光重合性と空気中の湿気を吸って硬化(縮合タイプ)する2つの硬化機構を持つ接着剤も、現在広く使用されている。しかしながら、この2つの硬化機構を持つ組成物に使用される架橋剤は、光重合性と縮合硬化性のバランスをとるのが難しくどちらかの硬化性に偏った材料となっている。

概要

シリコーン組成物に含有させると、光重合性と縮合硬化性のバランスを上手くとることができる有機ケイ素化合物を提供する。

一般式(1)

[式中、R1は水素原子フェニル基又はハロゲン化フェニル基、R2は水素原子またはメチル基、R3は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基、Xは加水分解性基、Z1は−R4−、−R4O−又は−R4(CH3)2SiO−(R4は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の2価炭化水素基である)、Z2は酸素原子又は同一若しくは異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換若しくは置換の2価炭化水素基である。m=0,1,2、n=0,1,2]で表される有機ケイ素化合物。

目的

そこで、本発明の課題は、シリコーン組成物に含有させると、光重合性と縮合硬化性のバランスを上手くとることができる有機ケイ素化合物を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

請求項

ID=000003HE=020 WI=074 LX=0230 LY=0450[式中、R1は水素原子フェニル基又はハロゲン化フェニル基、R2は水素原子又はメチル基、R3は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基、Xは加水分解性基、Z1は−R4−、−R4O−又は−R4(CH3)2SiO−(R4は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の2価炭化水素基)、Z2は酸素原子又は同一若しくは異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換若しくは置換の2価炭化水素基、mは0、1又は2であり、nは0、1又は2である。]で表される有機ケイ素化合物

技術分野

0001

本発明は、新規化合物に関するものであり、詳細には光重合と空気中の湿気を吸って硬化する2つの硬化機構を有していて、シリコーン組成物に含有させると架橋剤として作用する有機ケイ素化合物に関するものである。

背景技術

0002

光重合性シリコーン化合物についてはすでにいろいろなものが開発され、これらは紫外線硬化型接着剤型取り剤等に利用されている。また、光重合性と空気中の湿気を吸って硬化(縮合タイプ)する2つの硬化機構を持つ接着剤も、現在広く使用されている。しかしながら、この2つの硬化機構を持つ組成物に使用される架橋剤は、光重合性と縮合硬化性のバランスをとるのが難しくどちらかの硬化性に偏った材料となっている。

発明が解決しようとする課題

0003

そこで、本発明の課題は、シリコーン組成物に含有させると、光重合性と縮合硬化性のバランスを上手くとることができる有機ケイ素化合物を提供することにある。

課題を解決するための手段

0004

本発明者らは架橋剤について鋭意検討を行った結果、1分子中にケイ素原子を二つ以上含有させて、光重合性基と縮合硬化性基をそれぞれ別個のケイ素原子に結合させてそれぞれに光重合と縮合硬化を分担させることで、光重合性と縮合硬化性のバランスを上手くとることができることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、一般式(1)

0005

0006

[式中、R1は水素原子フェニル基又はハロゲン化フェニル基、R2は水素原子又はメチル基、R3は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基、Xは加水分解性基、Z1は−R4−、−R4O−又は−R4(CH3)2SiO−(R4は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換又は置換の2価炭化水素基)、Z2は酸素原子又は同一若しくは異なっていてもよい炭素数1〜10の非置換若しくは置換の2価炭化水素基、mは0、1又は2であり、nは0、1又は2である。]で表される有機ケイ素化合物を提供する。

発明を実施するための最良の形態

0007

以下本発明を詳細に説明する。本発明の有機ケイ素化合物は一般式(1)で表わされる化合物であり、式中、R1は水素原子、フェニル基又はハロゲン化フェニル基であり、R2は水素原子又はメチル基である。R3は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜6の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、R3において置換1価炭化水素基としては、クロロメチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、1,1-ジクロロプロピル基、3-クロロプロピル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキル基等のハロゲン置換1価炭化水素基等が挙げられ、非置換の1価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基ヘキシル基、シクロヘキシル基オクチル基、デシル基等のアルキル基ビニル基アリル基等のアルケニル基;フェニル基,トリル基等のアリール基ベンジル基フェニルエチル基等のアラルキル基等が挙げられ、好ましくはアルキル基、アリール基である。

0008

Xは加水分解性基であり、例えば、メトキシ基エトキシ基プロポキシ基、ブトキシ基メトキシエトキシ基等のアルコキシ基ビニルオキシ基アリルオキシ基、プロペノキシ基、イソプロペノキシ基、ブテニルオキシ基等のアルケニルオキシ基等の炭素数1〜6、特に炭素数1〜4程度の低級アルコキシ基や低級アルケニルオキシ基等が好ましいものとして挙げられ、さらにジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基等のケトオキシム基やアセトキシ基等のアシルオキシ基等が挙げられる。

0009

Z1は−R4−、−R4O−又は−R4(CH3)2SiO−で表わされ、R4は同一又は異なっていてもよい炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜6の非置換又は置換の2価炭化水素基であり、R4において置換2価炭化水素基としてはクロロメチレン基、ジクロロメチレン基、クロロエチレン基等のハロゲン置換アルキレン基等が挙げられ、非置換2価炭化水素基としてはメチレン基エチレン基プロピレン基テトラメチレン基等のアルキレン基フェニレン基等のアリーレン基等が挙げられる。Z2は酸素原子又は同一若しくは異なっていてもよい炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜6の非置換又は置換の2価炭化水素基であり、Z2において置換の2価炭化水素基としては前記R4で例示したものと同じものが挙げられ、非置換の2価炭化水素基としては前記R4で例示したものと同じものが挙げられる。またmは0、1又は2であり、nは0、1又は2である。

0010

一般式(1)で表わされる有機ケイ素化合物としては、例えば、1分子中に1〜3個の(メタアクリロイルオキシ基とケイ素原子に結合した1〜3個のアルコキシ基、アルケニルオキシ基等の加水分解性基とを有する1分子中のケイ素原子数が2〜5個のオルガノシランオルガノシルアルキレン、オルガノシルアリーレンオルガノシロキサン等の有機ケイ素化合物が挙げられる。一般式(1)で表わされる有機ケイ素化合物の具体的な構造を次に例示するが、これらに限定されない。

0011

0012

0013

0014

0015

0016

本発明の一般式(1)で表わされる有機ケイ素化合物は、例えば次のようにして製造される。第一に、下式で示す方法で製造される。

0017

0018

上式中-CH2-CH2-A-は一般式(1)における-Z2-に相当し、Aは炭素数1〜8のアルキレン基であり、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基等が挙げられる。第2に、下記式に示す方法で製造される。

0019

0020

使用法及び用途
本発明の有機ケイ素化合物は光重合性と縮合硬化性の2つの性質を併せ持っているので、シリコーン組成物の架橋剤として有用なものであり、例えば接着剤、コーティング剤ポッティング剤等に使用される。

0021

次に本発明を実施例にて具体的に説明する。本発明はこれら実施例に限定されない。

0022

実施例1
蛇管冷却器温度計を備えた1リットル四つ口フラスコビニルトリイソプロペノキシシランを135.6g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジクロロメチルシラン75.9g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジクロロメチルシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリイソプロペノキシシランとジクロロメチルシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン133.6g(1.32mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にヒドロキシエチルメタクリレートを171g(1.32mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間で未反応物濃縮により取り除き、1−メチルビス(2−メタクリロキシエトキシ)シリル−2−トリイソプロペノキシシリルエタン238.1g(式(b)、収率:80%)を得た。

0023

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,3H,Si−CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.79ppm,S,9H,O−C−CH3) (1.90ppm,S,6H,=C−CH3)
(3.86〜4.10ppm,broad,8H、−O−CH2−CH2−O−)
(4.10,4.26ppm,d、6H,O−C=CH2) (5.52,6.08ppm,d,4H,CH2=C)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C) (1700cm-1,νC=O)
(1l50cm-1,νSi−0C)

0024

実施例2
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリメトキシシランを88.8g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジクロロメチルシラン75.9g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジクロロメチルシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリメトキシシランとジクロロメチルシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン133.6g(1.32mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にヒドロキシエチルメタクリレートを171g(1.32mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−メチルビス(2−メタクリロキシエトキシ)シリル−2−トリメトキシシリルエタン221g(式(h)、収率:84%)を得た。

0025

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,3H,Si−CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.90ppm,S,6H,=C-CH3)
(3.86〜4.10ppm,broad,8H、−O−CH2−CH2−O−)
(3.3ppm,S,9H,O−CH3) (5.52,6.08ppm,d,4H,CH2=C)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C)(1700cm-1,νC=O)
(1l50cm-1,νSi-OC)

0026

実施例3
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリメトキシシランを88.8g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジクロロメチルシラン75.9g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジクロロメチルシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリメトキシシランとジクロロメチルシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン133.6g(1.32mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にヒドロキシエチルアクリレートを153g(1.32mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−メチルビス(2−アクリロキシエトキシ)シリル−2−トリメトキシシリルエタン209g(式(g)、収率:84%)を得た。

0027

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,3H,Si-CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.90ppm,t,2H,C=CH)
(3.86〜4.10ppm,broad,8H、−O−CH2−CH2−O−)
(3.3ppm,S,9H,O-CH3) (5.52,6.08ppm,d,4H,CH2=C)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C)(1700cm-1,νC=0)
(1l50cm-1,νSi−OC)

0028

実施例4
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリイソプロペノキシシランを135.6g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジメチルクロロシラン61.7g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジメチルクロロシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリイソプロペノキシシランとジメチルクロロシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン133.6g(1.32mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にヒドロキシエチルメタクリレートを85.4g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−ジメチル(2−メタクリロキシエトキシ)シリル−2−トリイソプロペノキシシリルエタン206g(式(d)、収率:80%)を得た。

0029

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,6H,Si-CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.80ppm,S,3H,C-CH3) (1.90ppm,S,9H,=C−CH3)
(3.86〜4.10ppm,broad,4H、−O−CH2−CH2−O−)
(4.0,4.25ppm,d,6H,O−C=CH2)
(5.45,6.1ppm,d,2H,CH2=C)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C)(1700cm-1,νC=O)
(1l50cm-1,νSi−OC)

0030

実施例5
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにテトラメトキシシランを152g(1.0mol)、錫ジオクテート1gを投入し80℃まで昇温後、アクリロキシメチルジメチルシラノール160g(1.0mol)を滴下した。滴下終了後、80℃で2時間熟成した。熟成後減圧蒸留を行い92℃/399Pa(3mmHg)でアクリロキシメチルジメチルシロキシトリメトキシシラン182g(式(e)、収率65%)を得た。

0031

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,6H,Si−CH3) (3.3ppm,S,9H,O−CH3)
(3.63ppm,S,2H,Si−CH2−)
(5.58〜6.35ppm,broad,3H,CH2=CH−)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C) (1700cm-1,νC=O)
(1l50cm-1,νSi−OC)

0032

実施例6
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリイソプロペノキシシランを135.6g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジクロロメチルシラン75.9g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジクロロメチルシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリイソプロペノキシシランとジクロロメチルシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン133.6g(1.32mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にアクリロキシメチルジメチルシラノールを21lg(1.32mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−メチルビス(アクリロキシメチルジメチルシロキシ)シリル−2−トリイソプロペノキシシリルエタン225g(式(m)、収率:80%)を得た。

0033

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,15H,Si-CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.90ppm,S,9H,=C-CH3) (3.63ppm,S,4H,Si−CH2−)
(4.10,4.26ppm,d、6H,O-C=CH2) (5.58〜6.35ppm,broad,3H,CH2=CH−)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C) (1700cm-1,νC=0)
(1l50cm-1,νSi-OC)

0034

実施例7
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリイソプロペノキシシランを135.6g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジメチルクロロシラン61.7g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジクロロメチルシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリイソプロペノキシシランとジクロロメチルシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン66.8g(0.66mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にアクリロキシメチルジメチルシラノールを105.5g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−ジメチル(アクリロキシメチルジメチルシロキシ)シリル−2−トリイソプロペノキシシリルエタン213g(式(n)、収率:80%)を得た。

0035

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,12H,Si-CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.90ppm,S,9H,=C−CH3) (3.63ppm,S,2H,Si-CH2−)
(4.1O,4.26ppm,d,6H,O-C=CH2) (5.58〜6.35ppm,broad,3H,CH2=CH−)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C) (1700cm-1、νC=O)
(1l50cm-1,νSi-OC)

0036

実施例8
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリイソプロペノキシシランを135.6g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジクロロメチルシラン75.9g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジクロロメチルシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリイソプロペノキシシランとジクロロメチルシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン133.6g(1.32mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にヒドロキシエチルアクリレートを153g(1.32mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−メチルビス(2−アクリロキシエトキシ)シリル−2−トリイソプロペノキシシリルエタン227g(式(a)、収率:80%)を得た。

0037

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,3H,Si−CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.90ppm,S,9H,=C−CH3)
(3.86〜4.10ppm,broad,8H,−O−CH2-CH2−O−)
(4.1O,4.26ppm,d,6H,0-C=CH2) (5.58〜6.35ppm,broad,6H,CH2=CH−)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C) (1700cm-1,νC=O)
(1l50cm-1,νSi−OC)

0038

実施例9
蛇管冷却器、温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコにビニルトリイソプロペノキシシランを135.6g(0.6mol)、トルエン200gを投入し、40℃まで昇温した。昇温後塩化白金酸2%2−エチルヘキサノール溶液0.1gを添加し、ジメチルクロロシラン61.7g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後、未反応のジメチルクロロシランを還流しながら60〜70℃で1時間、更に80〜90℃で2時間反応させた。反応後、ガスクロマトグラィーにより、ビニルトリイソプロペノキシシランとジメチルクロロシランが完全に反応したことを確認した。30℃付近まで温度を下げた後、系内にトリエチルアミン66.8g(0.66mol)とブチルヒドロキシトルエン0.1gを投入した。次にヒドロキシエチルアクリレート76.5g(0.66mol)を滴下した。滴下終了後60℃で3時間熟成し、析出したトリエチルアミン塩酸塩を濾過した。濾過後60〜70℃/665Pa(5mmHg)で2時間未反応物を濃縮により取り除き、1−ジメチル(2−アクリロキシエトキシ)シリル−2−トリイソプロペノキシシリルエタン206g(式(c)、収率:80%)を得た。

0039

上記化合物はNMR及びIRにより同定された。
NMR:(0.105ppm,S,6H,Si−CH3) (0.65〜0.79ppm,broad,4H,−CH2−CH2−)
(1.90ppm,S,9H,=C−CH3)
(3.86〜4.10ppm,broad,4H、−O−CH2−CH2−O−)
(4.10,4.26ppm,d、6H,O-C=CH2)
(5.58〜6.35ppm,broad,3H,CH2=CH−)
IR :(2800〜3000cm-1,νCH) (1650cm-1,νC=C) (1700cm-1,νC=0)
(1l50cm-1,νSi-OC)

0040

(応用例)次に本発明の有機ケイ素化合物をシリコーン組成物の架橋剤として使用した際の応用例を述べる。3リットルの品川混合攪拌機に分子量20,000のα,ω-ヒドロキシポリジメチルシロキサンを1000g、架橋剤として1-メチルビス(2-メタクリロキシエトキシ)シリル-2-トリイソプロペノキシシリルエタンを100g、縮合触媒としてテトラメチルグアニジルプロプルトリメトキシシランを5g、UV硬化触媒としてジエトキシアセトフェノンを20g加え、20分間脱泡混合した。脱泡終了後、UV・縮合ダブルキュアタイプの組成物を製造することができた。以下に縮合で硬化した場合と、UVで硬化した場合、及びUV+縮合で硬化させた場合の一般特性を示す。
(1)硬化前物性

0041

ID=000012HE=025 WI=059 LX=0305 LY=2500
(2)硬化後物性

0042

・縮合硬化性
ID=000013HE=060 WI=078 LX=1110 LY=1800
硬化条件:23℃55%RH×7日

0043

UV硬化性
ID=000014HE=075 WI=080 LX=0200 LY=0300
硬化条件:高圧水銀灯(80W/cm)、距離10cm、速度1m/minの照射×3回

0044

・UV+縮合の硬化性
ID=000015HE=060 WI=080 LX=1100 LY=0300
硬化条件:高圧水銀灯(80W/cm)、距離10cm、速度1m/minの照射×3回+23℃55%RH×5日
下記表5に示す各被着体上に本品コーティングして各硬化条件にて硬化後、爪で接着界面引っ掻くことで接着性を確認した。その結果を次に示す。

0045

接着性
ID=000016HE=050 WI=106 LX=0520 LY=1250
○:良好に接着
△:若干剥離あり

発明の効果

0046

本発明の有機ケイ素化合物は、光重合性と空気中の湿気を吸って硬化する縮合硬化性の2つの硬化機構を有しているので、シリコーン組成物に含有させると光重合性と縮合硬化性のバランスの良い架橋剤として作用する。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ