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技術 地図表示装置、ナビゲーション装置、地図データ生成方法、記憶媒体およびプログラム伝送装置

出願人 ソニー株式会社
発明者 山元辰哉
出願日 2000年10月12日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2000-311402
公開日 2002年4月19日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2002-116030
状態 特許登録済
技術分野 航行(Navigation) 検索装置 教示用装置 交通制御システム FAX原画の編集 イメージ処理・作成 交通制御システム 航行(Navigation)
主要キーワード 月日時刻情報 満ち欠け 赤道儀 図的表現 学習機器 天体情報 基準年月 経緯儀
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年4月19日)のものです。
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図面 (5)

課題

鳥瞰図表現が可能なナビゲーション装置に対して、実際の天体の位置に基づく天体状況を表示する。

解決手段

位置に関する情報および月日時刻に関する情報を取得するGPSセンサ13と、地図データを格納すると共に、天体情報に関するデータを格納する記憶装置14と、GPSセンサ13により取得された位置に関する情報に基づいて記憶装置14から地図データを読み出し鳥瞰図の表示データを生成すると共に、GPSセンサ13により取得された位置に関する情報と月日・時刻に関する情報とに基づき、記憶装置14に格納された天体情報に関するデータを読み出して鳥瞰図に表示される天体描画データを生成するCPU15と、CPU15により生成された表示データと天体描画データとを鳥瞰図表現にて表示する表示モニタ17とを備えるナビゲーション装置。

概要

背景

車両用に用いられるナビゲーション装置において、鳥瞰図を用いた表示が採用されている。この鳥瞰図を用いた表示では、例えば、車両の現在地から所定距離後方地点で、且つ所定高さの上空視点が設定される。この視点から、車両の存在する方向を所定の見下ろし角の視線に沿って見下ろし、XY平面上に展開された平面図の道路地図の表示領域を、視線に垂直に設定された表示画面に透視変換して表示している。

この鳥瞰図を用いた表示を行うと、水平線が表示されると共に、地図上に位置する各要素や空間に対する立体的表示が可能となる。この水平線部分に対して、例えば、山に代表される景色表現することが可能である。また、時刻に応じて夕焼けを表現したり、時刻に応じて適当に散りばめられた星座を表現することもできる。このような表現を加えることで、実際の存在地点と存在する時刻に応じて、現実味のある鳥瞰図を提供することが可能である。

概要

鳥瞰図表現が可能なナビゲーション装置に対して、実際の天体の位置に基づく天体状況を表示する。

位置に関する情報および月日・時刻に関する情報を取得するGPSセンサ13と、地図データを格納すると共に、天体情報に関するデータを格納する記憶装置14と、GPSセンサ13により取得された位置に関する情報に基づいて記憶装置14から地図データを読み出して鳥瞰図の表示データを生成すると共に、GPSセンサ13により取得された位置に関する情報と月日・時刻に関する情報とに基づき、記憶装置14に格納された天体情報に関するデータを読み出して鳥瞰図に表示される天体描画データを生成するCPU15と、CPU15により生成された表示データと天体描画データとを鳥瞰図表現にて表示する表示モニタ17とを備えるナビゲーション装置。

目的

このように、鳥瞰図を用いた表示を行う際に、表示上に現われる空間に対して特定の画像を当てはめ、ユーザに対して、より現実味のある表示画像を提供する技術が存在している。しかしながら、例えば、星座を表示する場合でも、従来技術では単に夜間を表現する程度のものであり、更に従来技術を応用しても、任意の地点、任意の方向に関しての表示ができる程度の内容であった。その結果、現実味のある鳥瞰図を提供しようとしても、実際の天体状況とはかけ離れて表示される場合があり、その雰囲気は把握できるものの、表示される天体状況を正確に利用することは困難であった。

本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ナビゲーション装置に代表される地図表示装置に対して実際の天体の位置に基づく天体状況を表示することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
5件

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請求項1

格納された地図情報に基づいて生成される描画データを表示するモニタと、天体情報に関するデータを記憶する記憶手段と、月日時刻に関する情報を取得する月日・時刻情報取得手段と、位置に関する情報を取得すると共に、取得された当該位置に関する情報と前記月日・時刻情報取得手段により取得された月日・時刻に関する情報とに基づいて、前記記憶手段に記憶された天体情報に関するデータから表示すべき天体描画データを生成する天体描画データ生成手段と、前記地図情報に基づいて生成される前記描画データに対し、前記天体描画データ生成手段により生成される前記天体描画データを付加して前記モニタに天体を描画することを特徴とする地図表示装置

請求項2

前記位置に関する情報および前記月日・時刻情報取得手段により取得される月日・時刻に関する情報は、GPS衛星から捕捉される信号に基づいて取得されることを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。

請求項3

前記天体描画データ生成手段は、格納された前記地図情報の中からユーザが指定する地図情報に基づいて前記位置に関する情報を取得することを特徴とする請求項1記載の地図表示装置。

請求項4

位置に関する情報および月日・時刻に関する情報を取得するGPSセンサと、地図データを格納すると共に、天体情報に関するデータを格納するメモリと、前記GPSセンサにより取得された位置に関する情報に基づいて前記メモリから地図データを読み出し鳥瞰図の表示データを生成すると共に、当該GPSセンサにより取得された位置に関する情報と月日・時刻に関する情報とに基づき、前記メモリに格納された天体情報に関するデータを読み出して当該鳥瞰図に表示される天体描画データを生成するCPUと、前記CPUにより生成された前記表示データと前記天体描画データとを鳥瞰図表現にて表示するモニタと、を備えることを特徴とするナビゲーション装置

請求項5

位置情報および月日・時刻に関する情報を取得し、取得された位置情報に基づいて鳥瞰図表現される地図描画データを作成し、取得された位置情報および月日・時刻に関する情報に基づいて天体描画データを作成し、前記地図描画データによる空に相当するデータ部分に、作成された前記天体描画データを追加することを特徴とする地図データ生成方法

請求項6

前記天体描画データは、天体に関する所定の位置データを取得して算出されると共に、前記地図描画データの空に相当する部分に表示可能な天体が選択されて作成されることを特徴とする請求項5記載の地図データ生成方法。

請求項7

コンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体であって、前記プログラムは、所定の位置情報に基づいて鳥瞰図表現される地図描画データを生成する処理と、前記位置情報と月日・時刻に関する情報とに基づいて天体描画データを生成する処理と、生成される前記地図描画データに対して生成される前記天体描画データを加えて表示すべき描画データを生成する処理と、を前記コンピュータに入力可能な形式で記憶した記憶媒体。

請求項8

コンピュータに、所定の位置情報に基づいて鳥瞰図表現される地図描画データを生成する処理と、当該位置情報と月日・時刻に関する情報とに基づいて天体描画データを生成する処理と、生成される当該地図描画データに対して生成される当該天体描画データを加えて表示すべき描画データを生成する処理と、を実行させるプログラムを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記プログラムを読み出して当該プログラムを送信する送信手段と、を備えるプログラム伝送装置

技術分野

0001

本発明は、ナビゲーション装置に代表される地図表示装置等に関し、より詳しくは、天体状況を付加した鳥瞰図状の表示を行う地図表示装置等に関する。

背景技術

0002

車両用に用いられるナビゲーション装置において、鳥瞰図を用いた表示が採用されている。この鳥瞰図を用いた表示では、例えば、車両の現在地から所定距離後方地点で、且つ所定高さの上空視点が設定される。この視点から、車両の存在する方向を所定の見下ろし角の視線に沿って見下ろし、XY平面上に展開された平面図の道路地図の表示領域を、視線に垂直に設定された表示画面に透視変換して表示している。

0003

この鳥瞰図を用いた表示を行うと、水平線が表示されると共に、地図上に位置する各要素や空間に対する立体的表示が可能となる。この水平線部分に対して、例えば、山に代表される景色表現することが可能である。また、時刻に応じて夕焼けを表現したり、時刻に応じて適当に散りばめられた星座を表現することもできる。このような表現を加えることで、実際の存在地点と存在する時刻に応じて、現実味のある鳥瞰図を提供することが可能である。

発明が解決しようとする課題

0004

このように、鳥瞰図を用いた表示を行う際に、表示上に現われる空間に対して特定の画像を当てはめ、ユーザに対して、より現実味のある表示画像を提供する技術が存在している。しかしながら、例えば、星座を表示する場合でも、従来技術では単に夜間を表現する程度のものであり、更に従来技術を応用しても、任意の地点、任意の方向に関しての表示ができる程度の内容であった。その結果、現実味のある鳥瞰図を提供しようとしても、実際の天体状況とはかけ離れて表示される場合があり、その雰囲気は把握できるものの、表示される天体状況を正確に利用することは困難であった。

0005

本発明は、かかる技術的課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ナビゲーション装置に代表される地図表示装置に対して実際の天体の位置に基づく天体状況を表示することにある。

課題を解決するための手段

0006

このような目的のもと、本発明は、例えば、カーナビゲーション等のナビゲーション装置に代表される地図表示装置において、例えば、鳥瞰図表現のように、地図情報と共に空の部分が表示される際に、その空の部分に星(星座)、太陽、月、太陽系惑星等からなる天体を表示することを特徴としている。即ち、本発明が適用される地図表示装置は、格納された地図情報に基づいて生成される描画データを表示するモニタと、天体情報に関するデータを記憶する記憶手段と、月日・時刻に関する情報を取得する月日・時刻情報取得手段と、位置に関する情報を取得すると共に、取得された位置に関する情報と取得された月日・時刻に関する情報とに基づいて、記憶手段に記憶された天体情報に関するデータから表示すべき天体描画データを生成する天体描画データ生成手段と、生成される描画データの空に相当する部分に対し、生成される天体描画データを付加してモニタに天体を描画することを特徴としている。

0007

ここで、この位置に関する情報および月日・時刻情報取得手段により取得される月日・時刻に関する情報は、GPS衛星から捕捉される信号に基づいて取得されることを特徴とすれば、例えばカーナビゲーション装置のように、GPS受信機(GPSセンサ)によって、移動体の現在位置と現在の年月日・時刻に関する情報を適切に把握でき、例えば、鳥瞰図表現にて、地図情報と共に現在位置から見ることのできる天体を描画することができる点で好ましい。

0008

また、この天体描画データ生成手段は、格納された地図情報の中からユーザが指定する地図情報に基づいて位置に関する情報を取得することを特徴とすれば、GPSセンサ等を備えていない地図表示装置においても、指定された地図情報から得られる位置に関する情報を用いて天体を表示することが可能となる。年月日や時刻については、同様にユーザの指定によって取得することができる他、概略の現在時刻であれば、装置の有する時計に基づいて取得するように構成することも可能である。

0009

一方、本発明が適用されるナビゲーション装置は、位置に関する情報および月日・時刻に関する情報を取得するGPSセンサと、地図データを格納すると共に、天体情報に関するデータを格納するメモリと、GPSセンサにより取得された位置に関する情報に基づいてメモリから地図データを読み出して鳥瞰図の表示データを生成すると共に、GPSセンサにより取得された位置に関する情報と月日・時刻に関する情報とに基づき、メモリに格納された天体情報に関するデータを読み出して鳥瞰図に表示される天体描画データを生成するCPUと、CPUにより生成された表示データと天体描画データとを鳥瞰図表現にて表示するモニタとを備えることを特徴としている。このメモリは、データを一時的に蓄えるRAMの他、DVD−ROMのような可搬性のメモリであっても構わない。また、物理的に単体のメモリである必要はなく、地図データと天体情報に関するデータとを物理的に別々なメモリに格納するように構成することも可能である。

0010

本発明が適用される地図データ生成方法は、位置情報および月日・時刻に関する情報を取得し、取得された位置情報に基づいて鳥瞰図表現される地図描画データを作成し、取得された位置情報および月日・時刻に関する情報に基づいて天体描画データを作成し、地図描画データによる空に相当するデータ部分に、作成された天体描画データを追加することを特徴としている。この鳥瞰図表現は、対象から所定量だけ上方から眺めた地図表現の他、対象物の高さから捉えて所定の地図情報と共にいくらかの空の部分が表現されるものを含むものである。また、位置情報の取得は、ユーザによる入力によって取得することも可能であり、また、指定された所定の地図情報から位置に関する情報を取得することもできる。更に、月日・時刻に関する情報は、外部から取得するものの他、装置の有する時計によって取得することも可能である。

0011

ここで、この天体描画データは、天体に関する所定の位置データを取得して算出されると共に、地図描画データの空に相当する部分に表示可能な天体が選択されて作成されることを特徴とすれば、鳥瞰図表現された地図描画データに作成された天体描画データを付加して表示することが可能となり、ユーザにとって使い勝手の良い表示内容を提供することができる。

0012

一方、本発明は、コンピュータに実行させるプログラムをこのコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体であって、このプログラムは、所定の位置情報に基づいて鳥瞰図表現される地図描画データを生成する処理と、位置情報と月日・時刻に関する情報とに基づいて天体描画データを生成する処理と、生成される地図描画データに対して生成される天体描画データを加えて表示すべき描画データを生成する処理とをコンピュータに入力可能な形式で記憶することを特徴としている。この記憶媒体とは、例えば、CD−ROMが該当し、コンピュータに備えられたCD−ROMドライブによって読取可能に構成されている。勿論、媒体の種類を問うものではなく、このプログラムをコンピュータ装置によって実行可能に構成されていればよい。コンピュータ装置としては、例えば、カーナビゲーションに代表されるナビゲーション装置や、PDA、携帯電話等の各種モバイル機器を含む。

0013

更に、本発明が適用されるプログラム伝送装置は、コンピュータに、所定の位置情報に基づいて鳥瞰図表現される地図描画データを生成する処理と、この位置情報と月日・時刻に関する情報とに基づいて天体描画データを生成する処理と、生成される地図描画データに対して生成される天体描画データを加えて表示すべき描画データを生成する処理とを実行させるプログラムを記憶する記憶手段と、この記憶手段からプログラムを読み出してこのプログラムを送信する送信手段とを備えることを特徴としている。このプログラム伝送装置としては、例えば、インターネットに接続されたプログラム提供サーバが該当し、このプログラムを実行するナビゲーション装置等のコンピュータに対してプログラムを送信するものである。このプログラム伝送装置からプログラムをダウンロードしたコンピュータ装置は、このプログラムが有する機能を実現することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるナビゲーション装置を説明するためのブロック図である。本実施の形態におけるナビゲーション装置は、主に、車両の位置や方位の検出に用いられる車速センサ11および角度センサ12、GPS(Global Positioning System)センサ13、各種地図データや天体情報等を格納する記憶装置14、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、ナビゲーション装置の全体を制御する制御・演算回路としてのCPU15、各種スイッチ等によってユーザからの各種指示を受け付け入力装置16、液晶表示装置(LCD)等から構成されて各種地図情報鳥瞰図表示を行う表示モニタ17、各種情報を一時的に格納するRAM18、CPU15の動作プログラム等が格納されているROM19を備えている。

0015

GPSセンサ13は、図示しないアンテナ部や信号処理部等を備え、例えば、4つのGPS衛星から捕捉されたGPS衛星の位置(軌道)情報と、GPS衛星からGPSセンサ13までの信号の伝播距離とに基づいて、車両の緯度経度を算出している。また、このGPSセンサ13を用いて、現在の年月日や時間(時刻)を取得することができる。但し、年月日や時間の情報は、例えば通産省が提供する電波時計等の他の手段から取得することも可能である。車速センサ11および角度センサ12は、これらをまとめてジャイロセンサとして、車速パルスバックセンサ等を取得し、車両の状態を把握することができる。このGPSセンサ13から取得された位置情報を中心として、車速センサ11や角度センサ12から得られた車両状態を把握することで、例えば、車両がどちらの方向に進み、どちらの方向を向いているのかを、ほぼ正確に把握することが可能となる。

0016

記憶装置14は、例えばDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read OnlyMemory)やCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、およびその読み出し装置からなり、地図データや、天体系の情報である太陽・月・太陽系の衛星・星の位置データが格納されている。星座については、天空の絶対位置を観測する際に用いられる赤道儀式や緯度儀式に対応して格納することが可能である。鳥瞰図表現のナビゲーション装置に対して表示する程度であれば、例えば日本人が良く知っている20〜30程度の星座情報を格納しておけば足りる。太陽・月・太陽系の衛星等に対する天体系の情報として、例えば、東京の所定の位置で、所定の日における所定時間の天体位置情報等を格納することができる。ナビゲーション装置の鳥瞰図に表示する程度の天体情報であれば、それほどの精度は要求されないことから、日本国内であれば、例えば1箇所程度の天体位置情報を記憶装置14に格納し、その天体位置情報から演算して表示する程度で良い。但し、演算のための速度を向上させ、また、表示の精度を上げるためには、更に複数の地点における天体位置情報を格納することが好ましい。ここで、星座の位置データに用いられる赤道儀式とは、光軸を地球の地軸と平行にセット(いわゆる極軸合わせ)した後、所望の天体の赤径赤緯に合わせて、視野内に所望の天体を捕捉するものを言う。また、経緯儀式とは、方位を(磁北)に合わせ、観測したい天体の方位と仰角に合わせて視野内に所望の天体を捕捉するものを言う。

0017

入力装置16は、ユーザにより、例えば目的地を入力したり、地図のスクロール、回転、縮尺変更視点角度変更等の操作を行うために使用される。例えばリモコンを用いてワイヤレスまたはワイヤード操作指示を出してもよく、例えば、表示モニタ17にタッチパネルを設け、このタッチパネルの操作によって入力させるように構成してもよい。RAM18は、記憶装置14から読み出される地図データや位置データを格納している。また、鳥瞰図表示を行う際における地図データから変換した鳥瞰図表示用データの格納、位置データを用いて鳥瞰図の空の部分に表示を行う天体の表示用データの格納にも使用される。尚、RAM18への天体用データの格納は、記憶装置14から読み出されるデータに基づくものに限られるものではなく、例えば、接続された携帯電話(図示せず)等を利用して、ネット等を介して遠隔地サーバから取得するように構成することも可能である。

0018

図2は、鳥瞰図表示の際に天体情報を表示する場合の処理の流れを示したフローチャートである。このルーチンは、車両の現在地が移動した場合、あるいは、入力装置16によって地図に関係する操作が行われた場合に開始される。例えば、現在地が移動した場合、まず最初にCPU15によって、変化後の鳥瞰図の地図方位、視点角度の演算が行われる(ステップ101)。即ち、GPSセンサ13によって現在値および車両の進行方向等が測定され、また、角度センサ12によって測定された視点角度等によって、これらの演算がなされる。次に、検出された現在地、あるいは入力装置16によって移動された地点等の現在地周辺の地図データを記憶装置14からRAM18に読み込む(ステップ102)。

0019

次に、読み込まれた地図データが鳥瞰図表現のデータに変換される(ステップ103)。即ち、前述したように、例えば、GPSセンサ13によって測定された車両の現在地と進行方向から、所定距離後方の地点で、且つ所定高さの上空に視点を設定し、この視点から、車両の存在する方向を角度センサ12によって測定された視点角度等から算出される所定の見下ろし角の視線に沿って見下ろし、XY平面上に展開された平面図の道路地図の表示領域を視線に垂直に設定された表示画面に透視変換するこで鳥瞰図表現のデータに変換する。

0020

その後、鳥瞰図表示に空の描画が必要か否かの判断が行われる(ステップ104)。即ち、現在の視点角度に基づいて、鳥瞰図表現の地図データ中に空の描画が必要か否かの判断処理が行われる。ここで、空の描写が必要でない場合には、そのままステップ109にて表示モニタ17に表示が行われる。空の描写が必要な場合には、天体情報である記憶データを記憶装置14からRAM18に読み込む(ステップ105)。CPU15は、このRAM18に読み込まれた天体情報と、GPSセンサ13等によって把握された現在地の緯度経度、現在の年月日、現在時刻に基づいて、軌道を演算する(ステップ106)。その後、鳥瞰図の表示方位、視点角度に基づき、表示可能な対象が判断される(ステップ107)。即ち、演算された軌道に基づき、現在表示している地図表示方位、視点角度から、空の部分に表示が可能な対象が判断される。そして、鳥瞰図表示用データの空の部分に追加描画処理がなされ(ステップ108)、即ち、ステップ103で変換された鳥瞰図データに対し、空の部分に天体の追加描画処理が施される。その後、表示モニタ17に鳥瞰図データの表示が行われる(ステップ109)。

0021

即ち、前述したように、星(星座)の位置データについては、例えば、赤道儀式での赤径・赤緯で表現されたデータが記憶装置14に格納されている。また、太陽・月・太陽系の惑星については、時間経過と共に、赤径・赤緯の位置が変化することから、例えば、2000年1月1日等のある年月日時間(基準年月日位置)の赤径・赤緯と、軌道要素データが記憶装置14に格納されている。CPU15は、記憶装置14から読み出されてRAM18に格納されたこれらの位置データと、GPSセンサ13、車速センサ11、角度センサ12等により把握された現在位置、現在の年月日時間、鳥瞰図の中の空に相当する位置の方角に基づいて、表示モニタ17の表示エリアに相当する赤径・赤緯範囲の算出を行う。更に、軌道要素データが格納されているものについては、基準年月日と現在の年月日時間からの経過時間に基づいて、軌道要素データを用いて現在の赤径・赤緯を推算する。この推算結果および星(星座)の位置データから、表示モニタ17の表示エリアに表示可能な天体を選択し、対応する模式図表現データを用いて描画が行われる。

0022

図3および図4は、本実施の形態による表示処理の例を示した図であり、表示モニタ17の表示エリアに表示される内容を簡略化して表現している。図3は通常の天体の表示を示した図であり、図4は模式図的表現および文字情報の表示を加えた図である。図3では、自車マーク31の表示と、鳥瞰図表現された地図データ32の表示、および空33に相当するエリアに太陽34と月35が表示されている。

0023

図4では、鳥瞰図の中の空33に相当するエリアに、惑星36と星座37とが模式的表現で描画されている。この模式的表現では、例えば、太陽・月・太陽系の惑星であれば、それらの特徴を示す形、特徴を示す色を用いて表現することができる。太陽の表現であれば、例えば、時刻によって、日や夕日の表現を色や大きさ等を変えて表現することも可能であり、また、月であれば、月の満ち欠けを模式的に表現することが可能である。また、星については、図に示すように、星座37としての形を直線で結んで表現することが可能である。これらの模式的表現については、それらの位置データと共に記憶装置14に格納されている。また、図4に示すように、太陽・月・太陽系の惑星や星の表示と共に、描画されたものが何であるのか、を説明する文字情報38を同時に表示することが可能である。この文字情報38が同時に表示されれば、ユーザに対する学習的効果も期待できる。

0024

尚、図3および図4の表示例では、車の進行方向に対して鳥瞰図的表現を表示したが、例えば、入力装置16からのユーザ切り換え操作によって、例えば、車の進行方向後方や左右任意の方向に対する天体情報を表示することも可能である。また、空33に相当するエリアを、時刻に応じてその明るさや色を変え、ユーザが利用する状況に近い表現を作り出して天体情報を表示することもできる。

0025

このように、本実施の形態によれば、ナビゲーション装置の鳥瞰図表現にて現われる空33のエリアに対し、具体的な天体情報を加えて表示することで、ナビゲーション装置としての表現を多様化することが可能となり、ユーザに対してより優しく親切な鳥瞰図表示を提供することができる。また、現在位置や月日時刻情報マッチした天体情報を表示することで、かかる天体情報をも利用したナビゲーション機能をユーザに対して提供することが可能となる。

0026

尚、本実施の形態では、車に搭載されるナビゲーション装置を例に説明したが、必ずしも車に搭載されるものに限定されるものではなく、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等のモバイル機器に搭載されるナビゲーション装置にも適用することが可能である。携帯電話やPDAに搭載される場合には、携帯電話やPDAにGPSセンサ13や角度センサ12、図示しない方位センサ等を備え、これらの機器が有する表示モニタ17に鳥瞰図表示と共に天体情報を表示するように構成すれば良い。携帯電話やPDAにてこれらの機能を搭載すれば、ユーザは、例えば、歩きながら現在位置等を把握しようとする際に、天体情報を同時に参照することが可能となる。また、このような機能により、その表現の多様性と共に、モバイル機器を使用するユーザに対して楽しいナビゲーション機能を提供することが可能となる。また、天体情報を知るための学習機器としても有効である。

0027

また、本実施の形態では、GPSセンサ13を用いて現在位置情報、現在の月日・時刻情報を取得するように構成したが、例えばGPSセンサ13を備えていないモバイル機器等にて実現することも可能である。例えば、携帯電話等を用いた通信によって概略の位置を把握し、自ら有する時計情報によって表示すべき天体情報を生成する等である。また、現在位置ではなく、表示したいと欲する位置を指定し、指定された位置に見える天体情報を生成して表示するように構成することも可能である。このように構成すれば、現在地ではない指定された遠隔地にて見えるであろう天体を表示することが可能となる。

発明の効果

0028

以上、詳述したように、本発明によれば、地図表示装置に対して実際の天体の位置に近い天体状況を表示することが可能となる。

図面の簡単な説明

0029

図1本実施の形態におけるナビゲーション装置を説明するためのブロック図である。
図2鳥瞰図表示の際に天体情報を表示する場合の処理の流れを示したフローチャートである。
図3本実施の形態による表示処理の例を示した図である。
図4本実施の形態による表示処理の例を示した図である。

--

0030

11…車速センサ、12…角度センサ、13…GPSセンサ、14…記憶装置、15…CPU、16…入力装置、17…表示モニタ、18…RAM、19…ROM、31…自車マーク、32…地図データ、33…空、34…太陽、35…月、36…惑星、37…星座、38…文字情報

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