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技術 廃棄物の埋立方法

出願人 株式会社大林組
発明者 小谷克己喜多利明小島美奈子
出願日 2000年10月6日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2000-307390
公開日 2002年4月16日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2002-113436
状態 拒絶査定
技術分野 固体廃棄物の処理
主要キーワード 区画部分 埋立作業 移動屋根 取出し管 事業活動 屋根面積 生活廃棄物 最終覆土
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年4月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

効率的に埋立作業を行なうこと。

解決手段

廃棄物処分場10は、底部12と、その四周に連なる前,後側壁部14,16と左,右側壁部18,20とを備えている。底部12および四周の側壁部14〜20には、遮水工22が施されていて、廃棄物処分場10は、上部側が開口した凹形容器状に形成されている。処分場10には、移動屋根24が架設されている。処分場10に廃棄物Xを埋立てる際には、これから埋立てようとする個所の上方に移動屋根24が設置される。そして、移動屋根24で覆った部分の下方に廃棄物Xを投入して埋立て、埋立てた廃棄物X上に最終覆土36を設けた後に、移動屋根24を移動させて同様な埋立て工程を繰り返す。。

概要

背景

事業活動によって排出される産業廃棄物や、一般家庭から排出される生活廃棄物最終処分として、埋立処分が行われている。このような廃棄物の埋立処分は、山間の谷間などの内陸部や海岸部などに、廃棄物処分場造成して行われている。

このような廃棄物の埋立処分に用いられる処分場は、通常、底部とその四周に連なる側壁部とに遮水工が施され、上部側が開口した凹形容器状に形成され、その上方側から順次廃棄物が埋立てられる。

このような処分場に廃棄物を埋立てる際には、従来、廃棄物の投入から最終覆土によりその上部を完全に覆うまでの間、雨水の浸透を防ぐために、処分場全体を屋根で覆っていた。

しかしながら、このような廃棄物の埋立方法には、以下に説明する課題があった。

概要

効率的に埋立作業を行なうこと。

廃棄物処分場10は、底部12と、その四周に連なる前,後側壁部14,16と左,右側壁部18,20とを備えている。底部12および四周の側壁部14〜20には、遮水工22が施されていて、廃棄物処分場10は、上部側が開口した凹形容器状に形成されている。処分場10には、移動屋根24が架設されている。処分場10に廃棄物Xを埋立てる際には、これから埋立てようとする個所の上方に移動屋根24が設置される。そして、移動屋根24で覆った部分の下方に廃棄物Xを投入して埋立て、埋立てた廃棄物X上に最終覆土36を設けた後に、移動屋根24を移動させて同様な埋立て工程を繰り返す。。

目的

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、大掛かりな屋根を用いることなく、効率的に埋立作業ができる廃棄物の埋立方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

底部とその四周に連なる側壁部とに遮水工が施され、上部側が開口した凹形容器状の廃棄物処分場内に廃棄物を投入して埋立てる方法において、前記廃棄物処分場の上方を部分的に覆う移動屋根架設し、前記移動屋根で覆った部分の下方に前記廃棄物を投入して埋立て、埋立てた前記廃棄物上最終覆土を行った後に、前記移動屋根を移動する工程を順次繰り返すことを特徴とする廃棄物の埋立方法

請求項2

前記廃棄物処分場の底部上に、雨水と浸出水とを分別する縁石突設したことを特徴とする請求項1記載の廃棄物の埋立方法。

請求項3

前記縁石は、前記移動屋根の移動方向に対して、これと直交する方向に所定の間隔を隔てて複数延設され、かつ、前記縁石の設置間隔を前記移動屋根の移動ストロークとほぼ一致させることを特徴とする請求項2記載の廃棄物の埋立方法。

技術分野

0001

この発明は、廃棄物の埋立方法に関し、特に、移動式屋根を用いる埋立方法に関するものである。

背景技術

0002

事業活動によって排出される産業廃棄物や、一般家庭から排出される生活廃棄物最終処分として、埋立処分が行われている。このような廃棄物の埋立処分は、山間の谷間などの内陸部や海岸部などに、廃棄物処分場造成して行われている。

0003

このような廃棄物の埋立処分に用いられる処分場は、通常、底部とその四周に連なる側壁部とに遮水工が施され、上部側が開口した凹形容器状に形成され、その上方側から順次廃棄物が埋立てられる。

0004

このような処分場に廃棄物を埋立てる際には、従来、廃棄物の投入から最終覆土によりその上部を完全に覆うまでの間、雨水の浸透を防ぐために、処分場全体を屋根で覆っていた。

0005

しかしながら、このような廃棄物の埋立方法には、以下に説明する課題があった。

発明が解決しようとする課題

0006

すなわち、従来の埋立方法では、処分場全体を屋根で覆っていたので、屋根の面積が大きくなり、最終覆土が完了すると、これを移設することになるが、屋根面積が大きいので移設に時間が掛かっていた。

0007

また、このような屋根の移設中には、廃棄物の埋立作業中止せざるを得ず、埋立能率が低下する一因にもなっていた。さらに、屋根面積が大きくなると、これを支持するために処分場の廃棄物投棄個所内に間仕切り壁を設けなければならないが、このような間仕切り壁を設けると、廃棄物の投入により、間仕切り壁に側圧が作用するためその厚みが比較的大きくなり、廃棄物の埋立量に影響を及ぼしていた。

0008

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、大掛かりな屋根を用いることなく、効率的に埋立作業ができる廃棄物の埋立方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明は、底部とその四周に連なる側壁部とに遮水工が施され、上部側が開口した凹形容器状の廃棄物処分場内に廃棄物を投入して埋立てる方法において、前記廃棄物処分場の上方を部分的に覆う移動屋根架設し、前記移動屋根で覆った部分の下方に前記廃棄物を投入して埋立て、埋立てた前記廃棄物上に最終覆土を行った後に、前記移動屋根を移動する工程を順次繰り返すようにした。このように構成した廃棄物の埋立方法によれば、廃棄物処分場の上方を部分的に覆う移動屋根を架設し、移動屋根で覆った部分の下方に廃棄物を投入して埋立て、埋立てた廃棄物上に最終覆土を行った後に、移動屋根を移動する工程を順次繰り返すので、移動屋根は、処分場全体を覆う場合のように大きな面積を必要としないので、移設も簡単に行え、移設の際に、連続して他の場所で埋立作業を行うことができる。また、移動屋根は、大きな面積とする必要がないので、その支持に間仕切り壁を設ける必要がなく、間仕切り壁が不要になると、廃棄物の埋立量を増加することが可能になる。前記廃棄物処分場の底部上に、雨水と浸出水とを分別する縁石突設することができる。この構成によれば、縁石により雨水と浸出水とを分別することにより、処理が必要な浸出水の量を低減することができる。前記縁石は、前記移動屋根の移動方向に対して、これと直交する方向に所定の間隔を隔てて複数延設し、かつ、前記縁石の設置間隔を前記移動屋根の移動ストロークとほぼ一致させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2は、本発明にかかる廃棄物の埋立方法の一実施例を示している。

0011

これらの図に示した埋立方法は、本発明を比較的細長長方形状の廃棄物処分場10に適用した場合を例示している。この廃棄物処分場10は、例えば、鉄筋コンクリート主体として構築され、底部12と、その四周に連なる前,後側壁部14,16と左,右側壁部18,20とを備えている。

0012

底部12は、平坦な細長い長方形の版状に形成されていて、その四周縁に前,後側壁部14,16と左,右側壁部18,20とが立設されている。

0013

底部12および四周の側壁部14〜20の内面には、遮水シートの敷設やアスファルトなど遮水材を敷設することなどにより、所定の透水係数を備えた遮水工22が施されていて、廃棄物処分場10は、上部側が開口した凹形容器状に形成されている。

0014

本実施例の廃棄物処分場10には、移動屋根24が架設されている。この移動屋根24は、平板状の屋根本体24aと、屋根本体24aの下面側に設けられた複数の支持部材24bとを備えている。

0015

屋根本体24aは、廃棄物処分場10の幅とほぼ同じ幅を有し、長さは、廃棄物処分場10の長手軸方向を、約1/5に分割した大きさに設定されていて、廃棄物処分場10の上方を部分的に覆うようになっている。

0016

支持部材24bは、その下端が廃棄物処分場10の前,後側壁部14,16の上端上に位置するようになっていて、各支持部材24bの下端には、ローラ24cが回転自在に設けられており、このローラ24cを前,後側壁部14,16上で転動させることにより、移動屋根24が廃棄物処分場10の長手軸に沿って移動するようになっている。

0017

なお、移動屋根24の移動手段は、ローラ24cの転動に限る必要はなく、例えば、前,後側壁部14,16上にレールを敷設し、各支持部材24bの下端にレールに嵌合する車輪を設け、この車輪をモータなどで駆動させて、自走移動させる方式など各種の態様を採用することができる。

0018

また、本実施例の場合には、廃棄物処分場10の底部12上に、雨水W1と浸出水W2とを分別する第1〜第4縁石26a〜26dが設けられている。この第1〜第4縁石26a〜26dは、所定の幅と高さとを備え、廃棄物処分場10の長手軸方向に沿って所定の間隔を隔てて、底部12の上面から上方に突出するようにして、複数配置されている。

0019

本実施例の場合、第1〜第4縁石26a〜26dの延設方向は、移動屋根24の移動方向に直交するように、左,右側壁部18,20と平行に設けられ、各第1〜第4縁石26a〜26dの両側端は、前,後側壁部14,16に到達して、これらと一体化されている。

0020

第1〜第4縁石26a〜26d間の設置間隔(第1縁石26aと左側壁部18との間隔,第4縁石26dと右側壁部20との間隔を含む)は、本実施例の場合、移動屋根24の屋根本体24aの長さとほぼ同じ長さに設定されていて、第1〜第4縁石26a〜26dの設置間隔は、移動屋根24の移動ストロークとほぼ一致している。

0021

また、第1〜第4縁石26a〜26dで区画された部分には、雨水W1ないしは浸出水W2の取出し管28がそれぞれ配設されている。本実施例の場合、各取出し管28は、第1〜第4縁石26a〜26dに近接して、その側面に沿うように配置されている。

0022

なお、本実施例の廃棄物処分場10は、各側壁部14〜20の背面側には、盛土30が設けられ、盛土30の法面32には、緑化植生が行われ、盛土30の上端面は、管理道路34となっている。

0023

以上のように構成された廃棄物処分場10に廃棄物Xを埋立てる際には、以下の方法により行われる。処分場10に廃棄物Xを投入して埋立てる場合には、これから埋立てようとする個所の上方に移動屋根24が設置される。

0024

そして、移動屋根24で覆った部分の下方に廃棄物Xを投入して埋立て、埋立てた廃棄物X上に最終覆土36を設けた後に、移動屋根24を移動させて同様な埋立て工程を順次繰り返す。

0025

図1,2には,廃棄物処分場10の左端側、すなわち、第1縁石26aと左側壁部18との間に既に廃棄物Xを投入して埋立て、その上部に最終覆土36を施した後に、移動屋根24を同図に示した矢印方向に、ほぼ屋根本体24aの長さに相当するストロークだけ移動させ、移動屋根24の下方、すなわち、第1縁石26aと第2縁石26bとで区画された部分に廃棄物Xを投入して埋立てている状態が示されている。

0026

この場合、第1縁石26aと第2縁石26bとで区画された部分には、その一部に既に廃棄物Xが投入されているので、この区画部分に連通する取出し管28から浸出水W2が発生すると、この浸出水W2は、図示省略の水処理施設に導入され、所定の水処理が行われる。

0027

このとき、この区画部分は、廃棄物Xの上部が移動屋根24で覆われているので、雨水W1が浸出水W2となることが防止され、水処理施設に導入される浸出水W2の発生量を低減させている。

0028

一方、第2縁石26bと右側壁部20とで区画された部分には、屋根が設けられていないので、降雨があると、雨水W1が取出し管28から取出される。ところが、この部分の雨水W1は、廃棄物Xと接触していないので、汚染される可能性が殆どない。

0029

従って、第2縁石26bと右側壁部20とで区画された部分から取出された雨水W1は、水処理設備に導入することなく公共水域などに排出することができ、処理が必要な浸出水W2の量を大幅に低減することができる。

0030

そして、図1,2に示した位置で廃棄物Xの埋立てが終了するとその上部に最終覆土36を設けて、移動屋根24をさらに矢印方向に移動させて、同様な工程を順次繰り返すことで、廃棄物処分場10の全体に廃棄物Xを埋立てることになる。

0031

なお、図1,2に示した埋立状態では、投入された廃棄物Xの先端は、斜面となり、堆積に伴う側圧が作用しないので、縁石26a〜26dの高さは、小さいもので済む。

0032

さて、以上のように構成した廃棄物Xの埋立て方法によれば、廃棄物処分場10の上方を部分的に覆う移動屋根24を架設し、移動屋根24で覆った部分の下方に廃棄物Xを投入し埋立て、埋立てた廃棄物X上に最終覆土36を行った後に、移動屋根24を移動する工程を繰り返すので、移動屋根24は、処分場10全体を覆う場合のように大きな面積を必要としないので、移設も簡単に行え、移設の際に、他の場所で埋立作業を行うことができ、これにより埋立作業の効率化と連続化とを図ることができる。

0033

また、移動屋根24は、大きな面積とする必要がないので、その支持に間仕切り壁を設ける必要がなく、間仕切り壁が不要になると、廃棄物Xの埋立量を増加することが可能になる。

0034

また、本実施例の場合には、第1〜第4縁石26a〜26dは、移動屋根24の移動方向に対して、これと直交する方向に所定の間隔を隔てて複数延設し、かつ、第1〜第4縁石26a〜26dの設置間隔を移動屋根24の移動ストロークとほぼ一致させている。

0035

このため、移動屋根24で覆う部分に対応して雨水W1と浸出水W2との分別が、確実かつ簡単に行える。

0036

なお、上記実施例では、比較的細長い長方形状の廃棄物処分場10に適用した場合を例示したが、本発明の実施は、この形状の処分場10に限定されることはなく、他の形状の処分場にも適用することができる。

0037

また、上記実施例では、廃棄物処分場10に1つの移動屋根24を配置する場合を例示したが、例えば、処分場10の面積が大きい場合などには、移動屋根24を複数配置しても良い。

発明の効果

0038

以上、詳細に説明したように、本発明にかかる廃棄物の埋立方法によれば、大掛かりな屋根を用いることなく、効率的に埋立作業ができる。

図面の簡単な説明

0039

図1本発明にかかる廃棄物の埋立方法の実施状態の平面説明図である。
図2図1の側面図である。

--

0040

10廃棄物処分場
12 底部
14 前側壁部
16後側壁部
18左側壁部
20右側壁部
22遮水工
24移動屋根
26a〜26d縁石
36 最終覆土

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