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技術 インデックステーブル

出願人 豊和工業株式会社
発明者 福谷利四男浅井満
出願日 2000年10月2日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 2000-301639
公開日 2002年4月9日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2002-103181
状態 特許登録済
技術分野 工作機械の補助装置 工作機械の機体
主要キーワード 垂直軸線周り 円筒状外壁 円筒状内壁 テーブル下面 外側回転軸 給排室 吸込み路 摺動接触面
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年4月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

外部に潤滑油供給源を不要とし、省スペースであり、構成簡易インデックステーブルを提供することである。

解決手段

ベース2に旋回割出し可能にテーブル3を設ける。また、ベース2にテーブル3を把持開放可能な流体圧動作のクランプ装置28を設け、その流体圧によりクランプ状態を検出するクランプ動作確認シリンダ34を設ける。このシリンダ34の引き込みバネ47を設けた潤滑油室40を潤滑油貯留空間6と接触面19の潤滑油溝21に開口する潤滑油吐出孔16とに連通する。クランプ装置28の状態変化によるシリンダ34のピストン往復動により、シリンダ34を潤滑ポンプとして潤滑油を潤滑油貯留空間6から潤滑油室40を介して潤滑油吐出孔16に吐出し、接触面19,20間に潤滑油を循環する。シリンダ34によりベース2内部の潤滑油を接触面19,20間に循環することで省スペースで構成簡易となる。

概要

背景

従来のインデックステーブルとして、例えば、特許第2930889号に開示のものでは、テーブル本体に回転テーブルがスラスト軸受及びローラ軸受を介して回転可能に軸支されており、テーブル本体の上面と対向する回転テーブルの下面との間に設けられたスラスト軸受によってテーブル本体に回転テーブルが転がり支持されている。また、実公平6−39864号等に開示のようにテーブルの下面が対向するフレームの上面に摺動支持されているものもある。更に、特開平5−23936号に開示のものでは、ベッドと回転テーブルとの対向接合面の一方に同心円状に凹部を形成し、その凹部に静圧油を供給して、ベッド上に回転テーブルを回転可能に支持している。

概要

外部に潤滑油供給源を不要とし、省スペースであり、構成簡易なインデックステーブルを提供することである。

ベース2に旋回割出し可能にテーブル3を設ける。また、ベース2にテーブル3を把持開放可能な流体圧動作のクランプ装置28を設け、その流体圧によりクランプ状態を検出するクランプ動作確認シリンダ34を設ける。このシリンダ34の引き込みバネ47を設けた潤滑油室40を潤滑油貯留空間6と接触面19の潤滑油溝21に開口する潤滑油吐出孔16とに連通する。クランプ装置28の状態変化によるシリンダ34のピストン往復動により、シリンダ34を潤滑ポンプとして潤滑油を潤滑油貯留空間6から潤滑油室40を介して潤滑油吐出孔16に吐出し、接触面19,20間に潤滑油を循環する。シリンダ34によりベース2内部の潤滑油を接触面19,20間に循環することで省スペースで構成簡易となる。

目的

尚、インデックステーブルではないが、特開平11−277350号にはすべり案内装置が開示されており、このすべり案内装置は、テーブルの滑動面に例えばターカイト商品名)を貼付する等のフッ素樹脂コーティング処理が施されると共にテーブルの滑動面には面圧軽減ポケットが形成されており、その面圧軽減ポケットには潤滑油が供給され、テーブルの滑動面がベッドの案内面と接触した状態で案内支持されている。このすべり案内装置に供給される潤滑油はすべり案内装置外部のポンプ等の圧油供給源により供給されるようになっているので、前記と同様に圧油供給源が複雑になると共にその分スペースをとる問題があった。この発明の課題は、インデックステーブル内部の潤滑油をテーブルとベースの接触面間潤滑することで、外部から潤滑油の供給を不要として外部から供給された潤滑油との混合を防止すると共にインデックステーブル内部の潤滑油が増加することを防止することにある。また、インデックステーブル外部に潤滑油供給源を不要とし、省スペースで構成を簡易とし、安価なインデックステーブルを提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

ベースにテーブルを回転可能に支持するインデックステーブルにおいて、ベースとテーブルの接触面との間に、ベース内部を潤滑する潤滑油循環させて潤滑するようにしたことを特徴とするインデックステーブル。

請求項2

ベースには、テーブルをクランプする流体圧動作のクランプ装置を設けてあり、そのクランプ装置への流体の給排によってピストンが出没するクランプ動作確認シリンダを備え、そのクランプ動作確認シリンダを潤滑ポンプとして、クランプ動作確認シリンダの動作により潤滑油を循環させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のインデックステーブル。

請求項3

ベースとテーブルの接触面の少なくとも一方に摺動性の高いコーティング層を形成して成ることを特徴とする請求項1または2記載のインデックステーブル。

請求項4

コーティング層はフッ素樹脂から成ることを特徴とする請求項3記載のインデックステーブル。

請求項5

クランプ動作確認シリンダは、シリンダチューブ内がピストンによって、クランプ装置の作動流体が流入する第1シリンダ室と、ピストンロッドをシリンダチューブ内に引き込み方向に付勢する引き込みバネ介装される第2シリンダ室とに分割されており、第2シリンダ室は潤滑油を吸引吐出する潤滑油室であり、クランプ装置がクランプ動作するときの第1シリンダ室への作動流体の流入によりピストンが第2シリンダ室側に移動し、その移動による潤滑油室の容積縮小により潤滑油を接触面間に向けて吐出し、また、クランプ装置がアンクランプ動作するときに引き込みバネによりピストンが第1シリンダ室側に移動し、その移動による潤滑油室の容積の拡大により潤滑油を吸引することを特徴とする請求項2から4何れか1項記載のインデックステーブル。

請求項6

クランプ装置はテーブルと一体的に設けられた回転軸をクランプするクランプ部材を備え、クランプ部材と回転軸間には、接触面間に供給された潤滑油をベース内の潤滑油貯留空間に戻すための溝が形成されていることを特徴とする請求項2から5何れか1項記載のインデックステーブル。

技術分野

0001

この発明は、ベース旋回割出し可能にテーブルを備えたインデックステーブルに関する。

背景技術

0002

従来のインデックステーブルとして、例えば、特許第2930889号に開示のものでは、テーブル本体に回転テーブルがスラスト軸受及びローラ軸受を介して回転可能に軸支されており、テーブル本体の上面と対向する回転テーブルの下面との間に設けられたスラスト軸受によってテーブル本体に回転テーブルが転がり支持されている。また、実公平6−39864号等に開示のようにテーブルの下面が対向するフレームの上面に摺動支持されているものもある。更に、特開平5−23936号に開示のものでは、ベッドと回転テーブルとの対向接合面の一方に同心円状に凹部を形成し、その凹部に静圧油を供給して、ベッド上に回転テーブルを回転可能に支持している。

発明が解決しようとする課題

0003

前記従来のでは、回転テーブルの下面をその下面に対向するテーブル本体の上面部に設けたスラスト軸受によって転がり支持しているので、構造が複雑となり安価に製造できない問題があった。また、のようにテーブル下面が対向するフレームの上面を摺動するものにおいて、このテーブル下面とフレーム上面との摺動接触面に外部から潤滑油を供給するとすると、潤滑油を供給するための専用のポンプ等が必要であり設備が複雑になり高価になる問題があった。また、この接触面に外部から潤滑油を供給した場合、その潤滑油とインデックステーブル内部の潤滑油とは混合するので、両潤滑油は共通の潤滑油を使用しなければならず、また、外部から潤滑油が供給されるとインデックステーブル内の潤滑油が増加してしまう問題があった。また、では、静圧油の供給方法についての記載はなく、外部から潤滑油が供給されると考えられるので、潤滑油供給のための設備が複雑になり高価になる問題があった。

0004

尚、インデックステーブルではないが、特開平11−277350号にはすべり案内装置が開示されており、このすべり案内装置は、テーブルの滑動面に例えばターカイト商品名)を貼付する等のフッ素樹脂コーティング処理が施されると共にテーブルの滑動面には面圧軽減ポケットが形成されており、その面圧軽減ポケットには潤滑油が供給され、テーブルの滑動面がベッドの案内面と接触した状態で案内支持されている。このすべり案内装置に供給される潤滑油はすべり案内装置外部のポンプ等の圧油供給源により供給されるようになっているので、前記と同様に圧油供給源が複雑になると共にその分スペースをとる問題があった。この発明の課題は、インデックステーブル内部の潤滑油をテーブルとベースの接触面間潤滑することで、外部から潤滑油の供給を不要として外部から供給された潤滑油との混合を防止すると共にインデックステーブル内部の潤滑油が増加することを防止することにある。また、インデックステーブル外部に潤滑油供給源を不要とし、省スペースで構成を簡易とし、安価なインデックステーブルを提供することである。

課題を解決するための手段

0005

前記課題解決のため本願発明では、ベースにテーブルを回転可能に支持するインデックステーブルにおいて、ベースとテーブルの接触面との間に、ベース内部を潤滑する潤滑油を循環させて潤滑するようにしたことを特徴とする(請求項1)。これによれば、インデックステーブル内部の潤滑油を接触面に循環しているので、インデックステーブル内部の潤滑油に外部から潤滑油が混合されることがないと共に、インデックステーブル内の潤滑油が増加し溢れることがない。

0006

前記ベースには、テーブルをクランプする流体圧動作のクランプ装置を設けてあり、そのクランプ装置への流体の給排によってピストンが出没するクランプ動作確認シリンダを備え、そのクランプ動作確認シリンダを潤滑ポンプとして、クランプ動作確認シリンダの動作により潤滑油を循環させるようにしたことを特徴とする(請求項2)。これによれば、クランプ動作確認シリンダが潤滑ポンプを兼用されるので、別にポンプ等の潤滑油を供給するための設備が不要となり構成が簡易で安価にできると共に省スペースとすることができる。

0007

また、ベースとテーブルの接触面の少なくとも一方に摺動性の高いコーティング層を形成して成ることを特徴とする(請求項3)。前記コーティング層はフッ素樹脂から成ることを特徴とする(請求項4)。これらによれば、潤滑性が保持され接触面の摺動抵抗が減少されて、円滑な動作ができる。

0008

具体的には前記クランプ動作確認シリンダは、シリンダチューブ内がピストンによって、クランプ装置の作動流体が流入する第1シリンダ室と、ピストンロッドをシリンダチューブ内に引き込み方向に付勢する引き込みバネ介装される第2シリンダ室とに分割されており、第2シリンダ室は潤滑油を吸引吐出する潤滑油室であり、クランプ装置がクランプ動作するときの第1シリンダ室への作動流体の流入によりピストンが第2シリンダ室側に移動し、その移動による潤滑油室の容積縮小により潤滑油を接触面間に向けて吐出し、また、クランプ装置がアンクランプ動作するときに引き込みバネによりピストンが第1シリンダ室側に移動し、その移動による潤滑油室の容積の拡大により潤滑油を吸引することを特徴とする(請求項5)。クランプ動作確認シリンダは単動シリンダであり、そのピストンロッドを復帰させる引き込みバネが設けられる第2シリンダ室を、潤滑油を給排するための給排室としているので構造が簡易となり、スペースもとることがなく好適である。

0009

また、クランプ装置はテーブルと一体的に設けられた回転軸をクランプするクランプ部材を備え、クランプ部材と回転軸間には、接触面間に供給された潤滑油をベース内の潤滑油貯留空間に戻すための溝が形成されていることを特徴とする(請求項6)。これによれば、接触面間に供給された潤滑油が溝を介して潤滑油貯留空間に戻ることができ好適である。

発明を実施するための最良の形態

0010

本願発明の実施の形態について図1から図5に基づいて説明する。インデックステーブル1は、ベース2とテーブル3とを備えている。ベース2は、中央貫通孔4が形成されている。また、ベース2には、後述のウォームホイール5が位置するウォームホイール挿入空間6が形成されている。また、ベース2にはウォームホイール挿入空間6に連続するウォーム配設空間7が形成されており、ウォーム配設空間7にはモータ8により駆動されるウォーム9が回動可能に配置されている。このウォームホイール挿入空間6は、インデックステーブル1内を潤滑する潤滑油69が貯留されており、潤滑油貯留空間となっている。中央貫通孔4とウォームホイール挿入空間6との間にはベース2下部から立設する略筒形状円筒状内壁10によって区画されている。この円筒状内壁10には中央貫通孔4とウォームホイール挿入空間6とを繋ぐ孔が穿設されている。また、ベース2側面には複数の空、油圧流体給排ポート11及びこれらに連通する空、油圧通路12が設けられている。中央貫通孔4の下部開口部は閉鎖部材13によって閉鎖されており、この閉鎖部材13には一端が上記各空、油圧通路12に対応して夫々連通する複数の流路14が設けられている。

0011

また、ベース2には潤滑油供給路15が設けられており、潤滑油供給路15はベース2の外側面に開口すると共に円筒状内壁10の上面の潤滑油吐出孔16と円筒状外壁18の上面の潤滑油吐出孔17とに連通している。円筒状外壁18の上面とテーブル3の下面とは、互いに摺動可能に接触する接触面19,20となっており、円筒状外壁18の接触面19には潤滑油溝21が切削形成されており、前記潤滑油吐出孔17が開口している。そして、円筒状外壁18の上面には、潤滑油溝21より外周側に、外部からの油の侵入や内部の潤滑油69の漏れを防ぐ、シール部材22が設けられている。円筒状内壁10の上面には軸受用潤滑油供給溝23が形成されており、前記潤滑油吐出孔16が開口していると共に、軸受用潤滑油供給溝23の一部は中央貫通孔4に向けて切り欠かれた切り欠き部23aに形成され、後述の上、下軸受24,25に向けて潤滑油69が滴下されるようになっている。また、ベース2には前記潤滑油貯留空間6に連通する潤滑油吸込み路26が、潤滑油供給路15側に設けられてベース2の外側面に開口している。

0012

ベース2の円筒状外壁18の上端内周面27には、内周面27に沿ってクランプ装置28を構成するクランプ部材29が取り付けられている。クランプ部材29は、肉薄部に形成され、たわむことができるクランプ部30を備えた断面略コ字形状をしており、円筒状外壁18の内周面27との間で環状の油圧室31を構成している。この油圧室31には、ベース2に設けられた圧油給排ポート32が連通されている。また、ベース2の圧油給排ポート32と反対側であり潤滑油供給路15側には、圧油給排路33が設けられており、圧油給排路33の一端は油圧室31を介して圧油給排ポート32に連通し、他端はベース2の外周面に開口している。圧油給排ポート32は作動流体としての圧油を供給する図示しない圧油供給源に連結されている。

0013

また、ベース2にはクランプ動作確認シリンダ34が設けられている。図3、4に示すようにベース2の潤滑油供給路15側の外周面にシリンダ本体35が取付けられている。シリンダ本体35は、前記圧油給排路33に連通する圧油給排路36と、潤滑油供給路15に連通する潤滑油吐出路37と、潤滑油吸込み路26に連通する潤滑油吸込み路38が設けられている。潤滑油吐出路37及び潤滑油吸込み路38の途中には、夫々周知構造逆止弁39a,39bが設けられ、逆止弁39aは潤滑油69の潤滑油吐出路37から第2シリンダ室40への逆流を防いでおり、逆止弁39bは潤滑油69の第2シリンダ室40から潤滑油吸込み路38への逆流を防止している。また、シリンダ本体35には、シリンダキャップ41が取付けられ、シリンダキャップ41と一体のシリンダチューブ42がシリンダ本体35の嵌合孔43に嵌合されている。シリンダチューブ42内にはピストン44が摺動可能に設けられており、シリンダチューブ42内を第1シリンダ室45と第2シリンダ室40とに分割しており、また、ピストン44と一体のピストンロッド46がシリンダキャップ41から外部に突出している。第1シリンダ室45には圧油給排路36が連通しており、第2シリンダ室40内には引き込みバネ47が設けられ、引き込みバネ47はピストン44とシリンダキャップ41間に介装されてピストンロッド46をシリンダチューブ42内に向けて引き込む引き込み方向に常に付勢している。

0014

第2シリンダ室40は潤滑油吸込み路26,38を介して潤滑油貯留空間6に連通し、また、潤滑油供給路15、潤滑油吐出路37を介して潤滑油吐出孔16,17に連通している。また、クランプ動作確認シリンダ34は、前記ピストンロッド46に設けられたクランプ、アンクランプ検出用ドッグ48,49と、シリンダ本体35に設けられたクランプ、アンクランプ検出手段(近接スイッチ)50とによって、クランプ装置28による後述のテーブル3の外側回転軸51のクランプ、アンクランプ動作を検出する。

0015

前記円筒状内壁10の内周部には上、下軸受24,25が装着されており、上、下軸受24,25は中央貫通孔4内に上方から挿入された筒形の回転軸52を垂直軸線周りに回転可能に支持している。この回転軸52のフランジ部53には工作物治具を載せるテーブル3が組み付けられている。テーブル3の中心部には円形孔54が形成されている。このテーブル3には、下面から下方に向けて円筒状の外側回転軸51が一体に立設されており、その外側回転軸51はクランプ部材29と円筒状内壁10間に僅かな隙間を有して挿入されている。この外側回転軸51の下端部分にはウォーム9に噛み合うウォームホイール5が一体的に螺着され、モータ8により回転軸52及びテーブル3が一体に回転するようになっている。また、ウォームホイール5は潤滑油貯留空間6内に位置し、潤滑油69に浸かっている。また、外側回転軸51のクランプ部材29にクランプされる外周面55にはテーブル3の下面側から潤滑油貯留空間6につながる螺旋溝56が形成されている。

0016

また、テーブル3の接触面20には、フッ素樹脂からなる摺動性の高いコーティング層が設けられている。このコーティング層は、フッ素樹脂材料からなるターカイト57(商品名)を貼り付けて形成されている。尚、コーティング層の形成はターカイト57の貼り付けに限定されない。このターカイト57によって、テーブル3が回転する際に、各接触面19,20間の潤滑性が保持されて摺動抵抗が減少し、円滑な動作が保持される。また、ターカイト57を設けることにより、従来のベアリングをテーブルとベースの接触面間に設けるものに比べて簡単な構造となり、安価に製造できる。

0017

中央貫通孔4内には筒形のディストリビュータ58が、回転軸52の内側で隙間を有して挿入されており、ディストリビュータ58には通しボルト59が上方から貫通され、通しボルト59によりディストリビュータ58の下端が閉鎖部材13に締付けられている。このディストリビュータ58の内側にはセンターシャフト60が相対回転可能に挿入されている。センターシャフト60の上端にはフランジ部61が一体に形成され、このフランジ部61によりテーブル3の円形孔54が閉鎖されている。そして、フランジ部61は回転軸52の上端に螺着され、センターシャフト60は回転軸52とテーブル3と一体に回転するようになっている。

0018

ディストリビュータ58には、複数の縦孔62と内周溝63が形成され、各縦孔62の下端は閉鎖部材13の夫々の流路14に接続されている。また、隣接する内周溝63は、Oリング64でシールされている。センターシャフト60には各内周溝63に夫々連通する複数の縦孔65が形成され、その縦孔65の上端はテーブル3上方に向けて開口している。そして、ディストリビュータ58の縦孔62と内周溝63とセンターシャフト60の縦孔65とによってロータリジョイントが構成され、空気及び油をベース2側からテーブル3側に供給できるようになっている。尚、66は潤滑油貯留空間6に潤滑油69を供給するための潤滑油供給路、67はオイルゲージ、68はベース側方を塞ぐ蓋である。

0019

上記のように構成されたインデックステーブル1において、テーブル3がクランプ状態からアンクランプ状態とされ、テーブル3の回転割出しが行われる場合、クランプ装置28の油圧室31内への圧油の供給が停止されて油圧室31内の圧力が低下しており、クランプ部30が自身の弾性による復元によって、クランプ部材29による外側回転軸51の圧接挟持状態が解除されており、テーブル3がアンクランプ状態となっている。また、油圧室31内の圧力が低下すると、クランプ動作確認シリンダ34のピストン44が引き込みバネ47の弾性によって図3に示すように左側に位置し、第1シリンダ室45内の圧油が排出され、第2シリンダ室40の容積を拡大し、潤滑油吸込み路26,38を介して潤滑油貯留空間6から潤滑油69を第2シリンダ室40内に吸込んだ状態とする。このときピストンロッド46はシリンダ34内に引き込まれ、アンクランプ検出用ドッグ49を検出手段50が検出し、インデックステーブル1のアンクランプ状態が検出される。

0020

アンクランプ状態が検出されるとモータ8によりウォーム9が回転され、ウォーム9に噛み合うウォームホイール5によってテーブル3が回転割出しされる。このとき、ベース2の接触面19とテーブル3の接触面20との間には、前記ターカイト57と後述のように潤滑油溝21に供給された潤滑油69とによって潤滑性が保持されていると共に摺動抵抗が低下しており、円滑な割出し動作が行われる。

0021

テーブル3の旋回割出しが完了すると、圧油供給源から圧油が圧油給排ポート32を介して油圧室31内に供給されて油圧室31内の圧力が増加すると、クランプ部30が外側回転軸51に向けてたわみ、クランプ部材29によって外側回転軸51が圧接挟持状態とされ、テーブル3がクランプ状態となる。更に、圧油供給源からの圧油は、圧油給排ポート32と圧油給排路33と油圧室31を介してクランプ動作確認シリンダ34の第1シリンダ室45に供給され、引き込みバネ47の付勢力に抗してピストン44を図3において右側に移動して第2シリンダ室40の容積を縮小し、第2シリンダ室40内の潤滑油69が潤滑油供給路15と潤滑油吐出路37を介して潤滑油吐出孔16,17から軸受用潤滑油供給溝23と潤滑油溝21とに夫々吐出される。軸受用潤滑油供給溝23に供給された潤滑油69は、軸受用潤滑油供給溝23の切り欠き部23aから流れ出て上、下軸受24,25に向けて滴下(自由落下)し、上、下軸受24,25を潤滑する。また、潤滑油溝21に供給された潤滑油69は接触面19,20間に流出して接触面19,20間を潤滑し、更にベース2内側に向けて流出し、テーブル3の外側回転軸51に設けられた螺旋溝56を介して潤滑油貯留空間6に戻される。また、このときピストンロッド46は突出し、クランプ検出用ドッグ48を検出手段50が検出し、インデックステーブル1のクランプ状態が検出される。

0022

上記のようにテーブル3のクランプ、アンクランプを繰り返すことによって、クランプ動作確認シリンダ34が潤滑油69を潤滑油溝21に供給する潤滑ポンプとして作用するので、潤滑油供給用のポンプ等を別途設ける必要がなく、省スペースとなると共に構成簡易で安価にできる。また、潤滑油貯留空間6から接触面19,20間に供給された潤滑油69は再び潤滑油貯留空間6に戻るので、インデックステーブル1内を潤滑油69が循環し、外部から潤滑油を供給する必要がなくなり、インデックステーブル1外部から供給された潤滑油が内部の潤滑油69と混合されることがなく、また、インデックステーブル1内の潤滑油69が増加して溢れることが防止できる。

発明の効果

0023

以上のように本願発明では、ベースとテーブルの接触面との間に、ベース内部を潤滑する潤滑油を循環させて潤滑したので、ベース内部の潤滑油に外部からの潤滑油が混ざることが防止され、また、ベース内の潤滑油が増加して溢れることがない。また、従来のテーブル下面を転がり支持しているものに比べて構造簡易で安価となる。また、ベースに設けたテーブルを流体圧動作によりクランプするクランプ装置のクランプ動作確認シリンダが、潤滑ポンプとして潤滑油を循環させるので、構成が簡易であると共に省スペースにできる。また、接触面の少なくとも一方に摺動性の高いコーティング層を設けたので、接触面間の潤滑性が保持されて摺動抵抗が減少され、円滑な動作ができる。

図面の簡単な説明

0024

図1インデックステーブルの断面図である。
図2テーブルを取り除いたインデックステーブルの一部を断面とした平面図である。
図3本願発明の要部断面図である。
図4図3のIV視図である。
図5ベースの各流路を示す説明図である。

--

0025

1インデックステーブル
2ベース
3 テーブル
6潤滑油貯留空間
19,20 接触面
28クランプ装置
29クランプ部材
34クランプ動作確認シリンダ(潤滑ポンプ)
40 第二シリンダ室(潤滑油室)
42シリンダチューブ
44ピストン
45 第1シリンダ室
46ピストンロッド
47引き込みバネ
51外側回転軸
56螺旋溝
57コーティング層(ターカイト)
69 潤滑油

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