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技術 ワイヤーハーネス

出願人 株式会社オートネットワーク技術研究所住友電装株式会社住友電気工業株式会社
発明者 青山雅彦齋藤寧
出願日 2000年9月22日 (20年1ヶ月経過) 出願番号 2000-289266
公開日 2002年4月5日 (18年7ヶ月経過) 公開番号 2002-100242
状態 特許登録済
技術分野 はんだ付け、接着又は永久変形による接続 絶縁導体(1) 電線ケーブルの製造(1)
主要キーワード 挿入用治具 アース位置 各圧着端子 一時係止 圧着構造 共用ハウジング 圧着式 昇降杆
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

圧接端子を用いたサブハーネスを有効に多用できるようにしたワイヤーハーネスを提供する。

解決手段

ワイヤーハーネス10は、圧接端子Taと圧着端子Tbのいずれの端子でも挿入可能な共用ハウジングHa〜Hgと、この共用ハウジングHa〜Hgに圧接端子Taを挿入して構成される第1のサブハーネス10aと、この第1のサブハーネス10aと同様に組み立てられた第2のサブハーネス10bと、両端に圧着端子Tbが圧着された後入れ用電線WRとを備え、後入れ用電線WRの圧着端子Tbを共用ハウジングHに挿入して両サブハーネス10a,10bを連結した構成になる。電線と端子金具との固着強度が要求される後入れ用電線WRに接続される端子金具のみを圧着端子Tbとし、他の大多数の端子金具を圧接端子Taとした。

概要

背景

一般に、自動車用ワイヤーハーネスには多数の電線コネクタが含まれているとともに、複雑に分岐した形態をしているので、一度に完成品を組み上げるのは容易ではない。そこで、ワイヤーハーネスを複数の小単位のサブハーネスに分割して、各サブハーネスを個別に組み立てた後、それらを集めて結束することにより、完成品としてのワイヤーハーネスを得るという生産工程が採用されている(例えば、特開平11−25781号公報参照)。

ここで、サブハーネスの分割単位としては、サブハーネス自体の組立容易性を考慮して決定され、例えば、図14に示すような形態のサブハーネスとして分割される。これらのサブハーネス101X,101Yは複数のコネクタ102A,102B,102C,102D,102E間に渉って電線103F,103Rの先端に接続された端子金具104Fが挿入されることにより組み立てられる。このように分割した結果、回路構成上、2つのサブハーネス101X,101Y間に、さらには他のサブハーネス(図示せず)間に渉って電線103の接続を必要とする場合がある。このため、各サブハーネス101X,101Yには、その一端がコネクタ102A〜102Eに挿入されず、後の結束工程で他のサブハーネスに挿入するために外部に露出した状態の後入れ端子104Rを存在させている。

これらのサブハーネスを組み合わせて結束するには、図15に示すように、まず、一方のサブハーネス101Xを組立作業台105上に立設した電線保持具106に沿って布線する。この状態では、他方のサブハーネス101Yのコネクタ102D,102Eに挿入するための後入れ端子104Rが露出したままで待機している。続いて、図16に示すように、他方のサブハーネス101Yを所定の経路に沿って布線するとともに、一方のサブハーネス101Xにおける後入れ端子104Rを対応するコネクタ102D,102Eに挿入し、他方のサブハーネス101Yにおける後入れ端子104Rも同様にして一方のサブハーネス101Xのコネクタ102A,102B,102Cに挿入し、これによってワイヤーハーネスが組み立てられる。

概要

圧接端子を用いたサブハーネスを有効に多用できるようにしたワイヤーハーネスを提供する。

ワイヤーハーネス10は、圧接端子Taと圧着端子Tbのいずれの端子でも挿入可能な共用ハウジングHa〜Hgと、この共用ハウジングHa〜Hgに圧接端子Taを挿入して構成される第1のサブハーネス10aと、この第1のサブハーネス10aと同様に組み立てられた第2のサブハーネス10bと、両端に圧着端子Tbが圧着された後入れ用電線WRとを備え、後入れ用電線WRの圧着端子Tbを共用ハウジングHに挿入して両サブハーネス10a,10bを連結した構成になる。電線と端子金具との固着強度が要求される後入れ用電線WRに接続される端子金具のみを圧着端子Tbとし、他の大多数の端子金具を圧接端子Taとした。

目的

本願発明は上記事情に鑑みて創案され、圧接端子を用いたサブハーネスを有効に多用できるようにしたワイヤーハーネスを提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

複数のサブハーネスを組み合わせることによって構成されるワイヤーハーネスであって、電線の先端を皮剥きして露出させた芯線ワイヤバレルにて圧着した圧着端子と、電線を圧接刃の間に圧入して圧接した圧接端子のいずれの端子でも挿入し得るようにした共用ハウジングと、前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、この複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記圧接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式の第1のサブハーネスと、この第1のサブハーネスと同様に組み立てられた圧接式の第2のサブハーネスと、両端に前記圧着端子が圧着されている後入れ用電線とを備えてなり、この後入れ用電線の一端側の前記圧着端子を前記第1のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入するとともに、前記後入れ用電線の他端側の前記圧着端子を前記第2のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入することにより、前記後入れ用電線を介して前記第1のサブハーネスと前記第2のサブハーネスとを連結したことを特徴とするワイヤーハーネス。

請求項2

複数のサブハーネスを組み合わせることによって構成されるワイヤーハーネスであって、電線の先端を皮剥ぎして露出させた芯線をワイヤバレルにて圧着した圧着端子と、電線を圧接刃の間に圧入して圧接した圧接端子のいずれの端子でも挿入し得るようにした共用ハウジングと、前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、この複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記圧接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式の第1のサブハーネスと、前記電線が圧着されている前記圧着端子をハウジングに挿入することによって組み立てられた圧着式の第2のサブハーネスと、両端に前記圧着端子が圧着され、一端側の前記圧着端子が前記第2のサブハーネスのハウジングに挿入されているとともに、他端側の前記圧着端子が未挿入状態とされている後入れ用電線とを備えてなり、この後入れ用電線の前記他端側の圧着端子を前記第1のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入することにより、前記後入れ用電線を介して前記第1のサブハーネスと前記第2のサブハーネスとを連結したことを特徴とするワイヤーハーネス。

請求項3

前記第2のサブハーネスが、両端に圧着した前記圧着端子を前記ハウジングに挿入させているシールド電線および/または一端に接続した前記圧着端子を前記ハウジングに挿入させるとともに他端に接続したアース用端子を未挿入状態としたアース用電線を備えていることを特徴とする請求項2記載のワイヤーハーネス。

請求項4

前記共用ハウジングには、その前記圧着端子または前記圧接端子が挿入されるキャビティ内壁から前記共用ハウジングの外面に連通するリテーナ取付孔と、このリテーナ取付孔に組み付けられて前記圧着端子および/または前記圧接端子を抜止めするリテーナとを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のワイヤーハーネス。

請求項5

前記圧着端子および前記圧接端子には、その両端子間で互いに同形状とされた接続相手端子との接続部と、両端子間で互いに同形状とされた段差とが形成され、前記リテーナには、前記段差に係合することで前記圧着端子および/または前記圧接端子を抜け止めする端子係止部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のワイヤーハーネス。

技術分野

(7)圧着式サブハーネスとして、ツイストペア線圧着端子を接続したものを含む構成としてもよい。

背景技術

0001

本発明は、複数のサブハーネスを組み合わせることによって構成されるワイヤーハーネスに関するものである。

0002

一般に、自動車用のワイヤーハーネスには多数の電線コネクタが含まれているとともに、複雑に分岐した形態をしているので、一度に完成品を組み上げるのは容易ではない。そこで、ワイヤーハーネスを複数の小単位のサブハーネスに分割して、各サブハーネスを個別に組み立てた後、それらを集めて結束することにより、完成品としてのワイヤーハーネスを得るという生産工程が採用されている(例えば、特開平11−25781号公報参照)。

0003

ここで、サブハーネスの分割単位としては、サブハーネス自体の組立容易性を考慮して決定され、例えば、図14に示すような形態のサブハーネスとして分割される。これらのサブハーネス101X,101Yは複数のコネクタ102A,102B,102C,102D,102E間に渉って電線103F,103Rの先端に接続された端子金具104Fが挿入されることにより組み立てられる。このように分割した結果、回路構成上、2つのサブハーネス101X,101Y間に、さらには他のサブハーネス(図示せず)間に渉って電線103の接続を必要とする場合がある。このため、各サブハーネス101X,101Yには、その一端がコネクタ102A〜102Eに挿入されず、後の結束工程で他のサブハーネスに挿入するために外部に露出した状態の後入れ端子104Rを存在させている。

発明が解決しようとする課題

0004

これらのサブハーネスを組み合わせて結束するには、図15に示すように、まず、一方のサブハーネス101Xを組立作業台105上に立設した電線保持具106に沿って布線する。この状態では、他方のサブハーネス101Yのコネクタ102D,102Eに挿入するための後入れ端子104Rが露出したままで待機している。続いて、図16に示すように、他方のサブハーネス101Yを所定の経路に沿って布線するとともに、一方のサブハーネス101Xにおける後入れ端子104Rを対応するコネクタ102D,102Eに挿入し、他方のサブハーネス101Yにおける後入れ端子104Rも同様にして一方のサブハーネス101Xのコネクタ102A,102B,102Cに挿入し、これによってワイヤーハーネスが組み立てられる。

0005

電線103の端末に接続され、コネクタ102A〜102Eに挿入される端子金具としては、図17に示すように電線103を圧接刃107に間に圧入するようにした圧接端子104aと、図18に示すように、電線103の先端の絶縁被覆103aを皮剥きして露出させた芯線103bをワイヤバレル108により圧着するようにした圧着端子104bとがある。

0006

圧着端子104bによる接続では、芯線103bに対してワイヤバレル108をプレスによって強くかしめ付けるようにしているので、電線103との電気的接触信頼性に優れるだけでなく、引張り強度が高くて電線103が外れ難いという利点があるが、その反面、電線103の皮剥ぎプレス機によるカシメ付けという複雑な工程を各圧着端子104b毎(各電線103毎)に個別に行わなければならないため、コスト高となり、また、製造効率がよくないという欠点がある。

0007

一方、圧接端子104aによる接続では、電線103に対する皮剥き等の端末加工や圧接端子104a自体に対するプレス加工が不要であって、単に電線103を圧接刃107に押し込むだけで済み、しかも、待ち受け状態に整列させておいた複数の圧接端子104aに対して複数の電線103を一度に圧接することが可能であり、さらには、圧接後の電線103付きの圧接端子104aをコネクタ102A〜102Eに挿入する工程を自動化することも可能であるから、低コストで、効率良くサブハーネスを製造することができるという利点がある。

0008

したがって、コストダウンや製造効率向上を図るためには、サブハーネス101X,101Yの状態においてコネクタ102A〜102Eに挿入される端子104Fだけでなく、コネクタ102A〜102Eに挿入されずに露出した状態とされる後入れ端子104Rも含めた全ての端子金具を圧接端子104aとすることが望ましい。ところが、圧接端子104aによる接続では、単に電線103を圧接刃107に圧入しただけなので、圧接端子104aから電線103が外れ易く、外力に対する接続部(圧接部)の保護も圧着より劣る、という事情があるため、後入れ端子104Rがたとえ一時的であるにせよ露出したままで運搬されたり取り扱われたりするということを考慮すると、後入れ端子104Rとしては圧接端子104aよりも圧着端子104bを用いることが望ましい。

0009

そこで、後入れ端子104R用の電線103については、その電線103のうちコネクタ102A〜102Eに挿入される側の端部には圧接端子104aを接続し、他方の端部には後入れ端子104Rとして圧着端子104bを接続する方法が考えられる。しかし、1本の電線103に圧着と圧接という接続形態が異なる2種類の端子金具104a,104bを混在して接続することは、製造効率を著しく低下させることになるので、かかる方法は避けたいという事情がある。

0010

また、後入れ端子104Rの場合に限らず、シールド層103Saを有するシールド電線103Sのような特殊形態の電線に接続される端子金具(図19を参照)や、アース用端子104Eのようにワイヤーハーネスとして完成された状態でもコネクタに挿入されずに露出したまま使用される端子金具(図20を参照)の場合も、圧着による接続方法とせざるを得ないので、上記と同様の課題を残している。

0011

上述したように、サブハーネス101X,101Y及びワイヤーハーネスの製造に際しては、コスト的には圧接端子104aを使用することが好ましいのにも拘わらず一部の端子金具には圧着端子104bを使用せざるを得ず、また、1つのサブハーネス101X,101Yに圧着端子104bと圧接端子104aを混在させることは困難である、という事情があったため、従来では、サブハーネス101X,101Yの大多数が圧着端子104bのみを用いたものとされており、圧接端子104aを用いたサブハーネスとしては、圧着端子104bを全く使用せずに済む特別の部位にしか使用されていなかった。

課題を解決するための手段

0012

本願発明は上記事情に鑑みて創案され、圧接端子を用いたサブハーネスを有効に多用できるようにしたワイヤーハーネスを提供することを目的としている。

0013

請求項1の発明は、複数のサブハーネスを組み合わせることによって構成されるワイヤーハーネスであって、電線の先端を皮剥ぎして露出させた芯線をワイヤバレルにて圧着した圧着端子と、電線を圧接刃の間に圧入して圧接した圧接端子のいずれの端子でも挿入し得るようにした共用ハウジングと、前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、この複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記圧接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式の第1のサブハーネスと、圧接式の第1のサブハーネスと、この第1のサブハーネスと同様に組み立てられた圧接式の第2のサブハーネスと、両端に前記圧着端子が圧着されている後入れ用電線とを備えてなり、この後入れ用電線の一端側の前記圧着端子を前記第1のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入するとともに、前記後入れ用電線の他端側の前記圧着端子を前記第2のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入することにより、前記後入れ用電線を介して前記第1のサブハーネスと前記第2のサブハーネスとを連結した構成とした。

0014

請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数のサブハーネスを組み合わせることによって構成されるワイヤーハーネスであって、電線の先端を皮剥きして露出させた芯線をワイヤバレルにて圧着した圧着端子と、電線を圧接刃の間に圧入して圧接した圧接端子のいずれの端子でも挿入し得るようにした共用ハウジングと、前記共用ハウジングを含む複数のハウジングを有し、この複数のハウジングに、前記電線が圧接されている前記圧接端子を挿入することによって組み立てられた圧接式の第1のサブハーネスと、前記電線が圧着されている前記圧着端子をハウジングに挿入することによって組み付けられた圧着式の第2のサブハーネスと、両端に前記圧着端子が圧着され、一端側の前記圧着端子が前記第2のサブハーネスのハウジングに挿入されているとともに、他端側の前記圧着端子が未挿入状態とされている後入れ用電線とを備えてなり、この後入れ用電線の前記他端側の圧着端子を前記第1のサブハーネスの前記共用ハウジングに挿入することにより、前記後入れ用電線を介して前記第1のサブハーネスと前記第2のサブハーネスとを連結した構成とした。

0015

請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第2のサブハーネスが、両端に圧着した前記圧着端子を前記ハウジングに挿入させているシールド電線および/または一端に接続した前記圧着端子を前記ハウジングに挿入させるとともに他端に接続したアース用端子を未挿入状態としたアース用電線を備えている構成とした。請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、前記共用ハウジングには、その前記圧着端子または前記圧接端子が挿入されるキャビティ内壁から前記共用ハウジングの外面に連通するリテーナ取付孔と、このリテーナ取付孔に組み付けられて前記圧着端子および/または前記圧接端子を抜止めするリテーナとを備えている構成とした。

0016

請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記圧着端子および前記圧接端子には、その両端子間で互いに同形状とされた接続相手端子との接続部と、両端子間で互いに同形状とされた段差とが形成され、前記リテーナには、前記段差に係合することで前記圧着端子および/または前記圧接端子を抜け止めする端子係止部が形成されている構成とした。

0017

[請求項1の発明]第1と第2の両サブハーネスを連結するためのハウジングとして圧着端子と圧接端子の双方に対応可能な共用ハウジングを用い、電線と端子金具との固着強度が要求される後入れ用電線に接続される端子金具のみを圧着端子とするとともに、固着強度が要求されない他の大多数の端子金具については圧接端子が用いられているので、コスト面及び製造効率の面で有利である。

0018

[請求項2及び請求項3の発明]圧接式の第1のサブハーネスに圧着端子と圧接端子の双方に対応可能な共用ハウジングを設け、圧着式の第2サブハーネスの後入れ用電線の圧着端子をその共用ハウジングに挿入するようにしたので、圧接式のサブハーネスと圧着式のサブハーネスとの連結が可能となっている。連結される2つのサブハーネスのうち、第1のサブハーネスには圧接端子が用いられているので、全ての端子金具を圧着端子とした場合に比べると、コスト面及び製造効率の面で有利である。

0019

[請求項4の発明]キャビティに挿入される端子金具が圧着端子と圧接端子のいずれの場合でも、その端子金具をリテーナによって確実に抜止めすることができる。
[請求項5の発明]キャビティに挿入された圧着端子または圧接端子は、その段差にリテーナの端子係止部を係止させることによって抜止めされる。

0020

[実施形態1]以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。

0021

本実施形態1のワイヤーハーネス10は、2つの圧接式のサブハーネス10a,10bを2本の後入れ用電線WRによって連結して構成されている。各サブハーネス10a,10bは、夫々、複数の共用ハウジングHa〜Hg、複数本の電線W、複数個の圧接端子Taとから構成されている。共用ハウジングHa〜Hgは、圧着端子Tbと圧接端子Taのいずれの端子金具も挿入できるようにしたものであり、合成樹脂により略直方体状に形成されている。共用ハウジングHa〜Hgの内部には前後方向に開口するキャビティ1が上下二段に設けられ、各キャビティ1内には、その後側の開口から圧着端子Tb又は圧接端子Taが挿入される。キャビティ1の内部において、前方側上壁面からは上下方向に撓み変形可能なランス1aが前方へ片持ち状に突成されている。このランス1aは、圧着端子Tb及び圧接端子Taのランス係止孔4bに係合することで、その圧着端子Tb及び圧接端子Taをキャビティ1内に一次係止する。また、共用ハウジングHa〜Hgには、そのキャビティ1から共用ハウジングHa〜Hgの下面に連通するにリテーナ取付孔2が形成されており、このリテーナ取付孔2には、後述するリテーナ3が組み付けられる。

0022

リテーナ3は、合成樹脂により成形されており、共用ハウジングHa〜Hgに対してそのリテーナ取付孔2内に挿入することで組み付けられ、仮係止位置図2及び図3を参照)と、この仮係止位置よりもリテーナ取付孔2への挿入深さの深い本係止位置図4を参照)のいずれかの位置に係止可能となっている。リテーナ3には、圧着端子Tbと圧接端子Taのいずれの端子金具に対しても係止可能とされた端子係止部3aが、両キャビティ1に合わせて上下二段に設けられている。リテーナ3が仮係止位置にある状態では、端子係止部3aがキャビティ1の内壁と面一状となるため、キャビティ1に対する圧着端子Tb又は圧接端子Taの挿入・脱抜動作許容される。リテーナ3を仮係止位置から本係止位置へ押し込むと、端子係止部3aがキャビティ1内へ進出して正規挿入状態の圧着端子Tb又は圧接端子Taの段差に対して後方から係合することにより、その挿入済みの圧着端子Tb又は圧接端子Taを抜止め状態二次係止する。

0023

圧着端子Tbは、電線Wの端部における絶縁被覆Waの皮剥きにより露出させた芯線Wbに連結するものであり、導電性金属板材を所定の形に打ち抜いた後に折り曲げて形成されている。圧着端子Tbの前部には、相手側の雄側端子金具(図示せず)のタブ受入可能な角筒状の接続部4とその接続部4内に配されてタブに対して弾性的に接触する弾性接触片4aが形成され、また、接続部4には、共用ハウジングHa〜Hgのランス1aと係合可能なランス係止孔4bが開口されている。接続部4の後端縁は段差4cとなっており、この段差4cにリテーナ3の端子係止部3aが係合される。

0024

段差4cよりも後方には、接続部4と底壁5を共通するとともに接続部4よりも低い高さ(図2図4においては上下反転してあらわす)に設定されたワイヤバレル6aとインシュレーションバレル6bが前後に連続して形成されている。ワイヤバレル6aは電線Wの露出された芯線Wbにかしめ付けられて、圧着端子Tbと電線Wとを電気的に接続する。また、インシュレーションバレル6bは、絶縁被覆Waにかしめ付けられる。

0025

圧接端子Taは、電線Wの絶縁被覆Waに切り込みを入れることで内部の芯線Wbに接続する圧接部7を備えたものであり、所定の形に打ち抜かれた導電性金属板材を折り曲げることで形成されている。圧接端子Taの前部には、雄側端子金具のタブを受入可能な角筒状の接続部4とその接続部4内に配されてタブに対して弾性的に接触する弾性接触片4aが形成されて、また、接続部4には、共用ハウジングHa〜Hgのランス1aと係合可能なランス係止孔4bが開口されている。この圧接端子Taの接続部4、弾性接触片4a及びランス係止孔4bは、圧着端子Tbの接続部4、弾性接触片4a及びランス係止孔4bと同一形状及び同一寸法に構成されている。また接続部4の後端縁は段差4cとなっており、この段差4cにリテーナ3の端子係止部3aが係合される。即ち、この圧接端子Taの段差4cも圧着端子Tbの段差4cと同一形状及び同一寸法に構成されている。

0026

接続部4よりも後方には、接続部4と底壁5を共通するとともに、接続部4よりも低い高さ(図2図4においては上下反転してあらわす)とされた圧接部7が形成されている。圧接部7は、底壁5から立ち上がる左右両側壁8を内側へV字形曲げ加工することによって形成されている。この両側壁8の間に電線Wが絶縁被覆Waを剥かれることなく押し込まれると、押込みに伴ってV字形の圧接部7が絶縁被覆Waを切開するとともに芯線Wbに接触し、もって、圧接端子Taと電線Wが電気的に接続される。尚、圧接部7の高さは、接続部4の後端縁に圧着端子Tbと同じ段差4cを形成するために、接続部4よりも低くなっているのであるが、圧接部4をV字形にしているので、芯線Wbとの接触面積を広く確保できる。したがって、圧接部7を低くしたことが原因で接触信頼性が低下する、ということはない。換言すると、圧接部7をV字形にして接触面積を確保したことにより、圧接部7を低くして段差4cを形成することを実現しているのである。

0027

尚、圧接部7の後端部には、一対の突片9aが突設されている。両突片9aの突出高さは、接続部4の上下高さと一致するようになっており、圧接端子Taがキャビティ1内に装着されたときに、突片9aの上端部がキャビティ1の内壁に当接することで、圧接端子Taの後端部分が上下方向に遊動することを規制している。さらに、突片9aの後方には、左右一対のかしめ部9bが突設されており、このかしめ部9bが電線Wの絶縁被覆Waにかしめ付けられることで、電線Wが固定されている。

0028

上記圧接端子Taは、共用ハウジングHa〜Hgの外部で電線Wを圧接した後、共用ハウジングHa〜Hg内に挿入されるが、そのための自動機について図7及び図8を参照して説明する。架台51上面幅方向手前には架台51の長手方向にレール52が敷かれ、そのレール52上には、その上をスライドするパレット54が載置してある。このパレット54には圧接用保持具55が載置され、このパレット54上で圧接作業が行われる。そして、架台51上面長手方向中央、幅方向後部にはその圧接を行う圧接プレス機56と、その圧接プレス機56および前記パレット54の駆動機構を操作する操作盤53が設けられている。圧接プレス機56は、図8に示すように、支持体57の上面にサーボモータ58が設けたものであり、このサーボモータ58は、連結杆59のねじ軸59aをボールねじ構造でもって昇降可能に支持する。連結杆59の状の下端部には圧接治具60の昇降杆61の上端鉤部61aが嵌合し、連結杆59及びねじ軸59aの昇降に伴って、昇降杆61及び圧接治具60が昇降する。

0029

圧接治具60の昇降杆61は、支持体57と一体の円盤62の周囲に4個設けられており、その上端鉤部61aが円盤62の周縁に嵌まって摺動自在に支持されている。尚、圧接刃13の数は任意である。各昇降杆61の両側にはガイド63が設けられて、そのガイド63間を昇降杆61が昇降する。各ガイド63は、円盤62上のロータリーアクチュエータ64により回転されて、任意の圧接治具60を圧接位置にセットする。この時、連結杆59の下端鉤部が圧接位置の円盤62の切欠きを埋めるので、昇降杆61の移動に支障はない。尚、ロータリーアクチュエータ64に代えてパルスモータを使用することもできる。

0030

パレット54の移動は前記圧接プレス機56の昇降杆61と同様、パレット54が固定されたボールネジのねじ軸をサーボモータで駆動するものであり、そのボールネジとサーボモータは、パレット54の下方に位置するので図示されてはいないが、その駆動原理は前記圧接プレス機56の昇降杆61の場合と同様であるので、ここでは、その詳細な図示と説明は省略する。さて、圧接端子Taに電線Wを圧接する際には、パレット54を所定の位置に待機させるとともに、各圧接用保持具55の各保持溝55a内に圧接端子Taを収容し、その各圧接端子Taの上に電線Wを供給する。この状態で、圧接プレス機56が駆動して圧接治具60が下降し、その圧接治具60が、電線Wを圧接端子Taの圧接部7内に押し込むことによって電線Wが圧接端子Taに圧接される。圧接後は、圧接治具60が上昇して待機する。

0031

この後、パレット54が保持溝55aに保持されている圧接端子Taの配列ピッチと同じ寸法だけ移動し、その後、圧接治具60が下降して電線Wを圧接端子Taに圧接し、圧接後は圧接治具60が上昇するのであって、上記工程が順次繰り返され、圧接用保持具55に保持されている全ての圧接端子Taに電線Wが圧接される。圧接が完了した圧接用保持具55は、パレット54から外され、共用ハウジングHa〜Hgへの挿入装置(図示せず)に移される。挿入装置においては、圧接用保持具55が共用ハウジングHa〜Hgに対してその後方から各キャビティ1と整合するように位置決めされ、その状態から挿入用治具(図示せず)が圧接端子Taの突片9aを押すことで、圧接端子Taが共用ハウジングHa〜Hg内に挿入される。

0032

この圧接端子Taの挿入は、1つの圧接端子Ta毎に1個ずつ順次行ってもよく、全ての圧接端子Taを一斉に共用キャビティ1内に挿入するようにしてもよい。尚、圧接後は、電線Wが圧接端子Taから外れるのを防止するために、電線Wに対して引張力を与えないように留意することが望ましく、また、圧接後は、速やかに共用ハウジングHa〜Hgへの挿入工程に移ることが望ましい。尚、本実施形態では、圧接用保持具55内の圧接端子Taに対する電線Wの圧接を1本ずつ行ったが、圧接治具60を保持溝55a内の圧接端子Taの配列ピッチと同じピッチで複数設け、複数本の電線Wを一斉に圧接するようにしてもよい。

0033

次に、サブハーネス10a,10bの組立て、及びそのサブハーネス10a,10bを連結することによってワイヤーハーネス10を製造する工程を説明する。図1(a)に示すように、第1のサブハーネス10aは、複数本の電線WF(上記電線Wと同じ構成のものである)、それらの各電線WFの両端に圧接される複数の圧接端子Ta、及び複数の共用ハウジングHa〜Hdから構成される。電線WFの端部には上述のようにして圧接端子Taが圧接され、その圧接端子Taは上述のようにして共用ハウジングHa〜Hd内に挿入される。挿入の際には、リテーナ3は仮係止位置とされ、この状態で正規位置まで挿入された圧接端子Taは、そのランス係止孔4bにランス1aを係止させることによる一次係止作用と、この後に本係止位置へ移動させたリテーナ3の端子係止部3aを段差4cに係止させることによる二次係止作用とによって二重係止状態に抜止め保持される。また、2つの共用ハウジングHc,Hdについては、夫々、後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿入に備えるために、1つずつキャビティ1が空けられている。

0034

第2のサブハーネス10bは、第1のサブハーネス10aと同様にして組立されたものであるが、共用ハウジングHe〜Hg、電線WF及び圧接端子Taの数は第1のサブハーネス10aと異なるものもある。また、この第2のサブハーネス10bにおいても、2つの共用ハウジングHe,Hgについて、夫々、後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿入に備えるため、1つずつキャビティ1が空けられている。

0035

上記2つのサブハーネス10a,10bは、2本の後入れ用電線WRによって連結される。後入れ用電線WRは、いずれも、その両端に圧着端子Tbを圧着により接続したものである。かかる後入れ用電線WRの一端側の圧着端子Tbは、第1のサブハーネス10aの共用ハウジングHc,Hdの空いているキャビティ1内に挿入され、他端側の圧着端子Tbは、第2のサブハーネス10bの共用ハウジングHe,Hgの空いているキャビティ1内に挿入される。挿入の際には、圧接端子Taの挿入と同じく、リテーナ3は仮係止位置とされ、この状態で正規位置まで挿入された圧着端子Tbは、そのランス係止孔4bにランス1aを係止させることによる一次係止作用と、この後に本係止位置へ移動させたリテーナ3の端子係止部3aを段差4cに係止させることによる二次係止作用とによって二重係止状態に抜止め保持される。以上のようにして、2つのサブハーネス10a,10bが後入れ用電線WRによって連結され、ワイヤーハーネス10が完成する。

0036

また、圧接端子Taと圧着端子Tbの双方が挿入されている共用ハウジングHc,Hd,He,Hgにおいては、圧着端子Tbと圧接端子Taとは、その一時係止用のランス係止孔4b及び二次係止用の段差4cが互いに同じ形状、同じ寸法とされているので、いずれの端子金具Ta,Tbも共用ハウジングHc,Hd,H,Hg内に確実に二重係止される。また、圧着端子Tbと圧接端子Taとは、その接続部4及び弾性接触片4aが互いに同じ形状、同じ寸法とされているので、双方の端子金具Ta,Tbは雄側端子金具のタブに対して支障なく接続することができる。

0037

上述のように本実施形態においては、第1と第2の両サブハーネス10a,10bを連結するためのハウジングとして圧着端子Tbと圧接端子Taの双方に対応可能な共用ハウジングHa〜Hgを用い、電線Wと端子金具との固着強度が要求される後入れ用電線WRに接続される端子金具のみを圧着端子Tbとするとともに、共用ハウジングHa〜Hg内に挿入されるので固着強度が要求されない他の大多数の端子金具については圧接端子Taが用いられているので、コスト面及び製造効率の面で有利である。

0038

[実施形態2]次に、本発明を具体化した実施形態2を図9を参照して説明する。本実施形態2は、第1〜第3の3つの圧接式のサブハーネス20a,20b,20cと2本の後入れ用電線WRによってワイヤーハーネス20を構成したものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。各サブハーネス20a,20b,20cは、上記実施形態1のサブハーネス10a,10bと同様にして組み立てられ、第1と第3のサブハーネス20a,20cにおいては、夫々、1つの共用ハウジングHc,Hfについて後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿入に備えるため、1つずつキャビティ1が空けられており、第2のサブハーネス20bにおいては、その1つの共用ハウジングHdについて後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿入に備えるために、2つのキャビティ1が空けられている。そして、一方の後入れ用電線WRについては、その一端側の圧着端子Tbを第1のサブハーネス20aの共用ハウジングHcの空いているキャビティ1に挿入するとともに、他端側の圧着端子Tbを、第2のサブハーネス20bの共用ハウジングHdの空いている2つのキャビティ1のうちの一方に挿入する。また、他方の後入れ用電線WRについては、その一端側の圧着端子Tbを第3のサブハーネス20cの共用ハウジングHfの空いているキャビティ1に挿入するとともに、他端側の圧着端子Tbを、第2のサブハーネス20bの共用ハウジングHdの空いている2つのキャビティ1のうちの他方に挿入する。以上により、ワイヤーハーネス20が完成する。

0039

[実施形態3]次に、本発明を具体化した実施形態3を図10を参照して説明する。上記実施形態1及び実施形態2では、圧接式のサブハーネス同士を連結してワイヤーハーネスを構成したが、本実施形態3では、圧接式の第1のサブハーネス30aと、圧着式の第2のサブハーネス30bとを連結してワイヤーハーネス30を構成したものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。

0040

圧接式の第1のサブハーネス30aは、実施形態1のサブハーネス10a,10bと同様にして組み立てられたものであり、その2つの共用ハウジングHa,Hcにおいては、後入れ用電線WRの圧着端子Tbの挿入に備えて、夫々、1つずつのキャビティ1が空けられている。圧着式の第2のサブハーネス30bは、第1のサブハーネス30aと同様の構成になる複数の共用ハウジングHd〜Hgを用いたものであり、各共用ハウジングHd〜Hg内には、夫々、電線WFの端部に圧着されている圧着端子Tbが挿入されている。挿入されている圧着端子Tbは、実施形態1と同様に、ランス1aとリテーナ3とによって二重係止されている。複数の電線Wのうち、2本の電線は後入れ用電線WRとされており、図10(a)に示すように、後入れ用電線WRの一端部に圧着した圧着端子Tbは共用ハウジングHe,Hgに挿入されるが、他端部に圧着されている圧着端子Tbは、未挿入状態のまま外部に露出した状態となっている。後入れ用電線WR以外の電線WFの両端に圧着されている圧着端子Tbは、全て共用ハウジングHd〜Hgに挿入されている。

0041

組立てに際しては、後入れ用電線WRの他端部に圧着されている未挿入状態の圧着端子Tbを、夫々、圧接式の第1のサブハーネス30aにおける所定の共用ハウジングHa,Hcの空いているキャビティ1に挿入される。以上により、図10(b)に示すように、圧接式の第1のサブハーネス30aと圧着式の第2のサブハーネス30bとが後入れ用電線WRを介して連結され、もって、ワイヤーハーネス30が完成する。

0042

[実施形態4]次に、本発明を具体化した実施形態4を図11を参照して説明する。本実施形態4のワイヤーハーネス40も、上記実施形態3と同様、圧接式の第1サブハーネス40aと圧着式の第2のサブハーネス40bとを後入れ用電線WRによって連結した構成になるが、第2のサブハーネス40bの構成が実施形態3とは相違する。即ち、第2のサブハーネス40bを構成する4本の電線のうち、1本は後入れ用電線WRであり、1本はアース用電線WEであり、残りの2本はシールド電線WSである。後入れ用電線WRは、その両端に圧着端子Tbが圧着により接続されており、一端部の圧着端子Tbは共用ハウジングHeに挿入されているが、他端部の圧着端子Tbは未挿入状態のまま露出されている。アース用電線WEは、その一端部に圧着端子Tbを圧着により接続するとともに、他端部にアース用端子Teを圧着により接続したものである。尚、アース用端子Teとアース用電線WEとの圧着構造は、後入れ用電線WRと圧着端子Tbとの圧着構造と同じであるので、説明は省略する。また、シールド電線WSは、その両端に圧着端子Tbを圧着により接続したものであり、その圧着端子Tbはいずれも共用ハウジングHd,Heに挿入されている。組み立てに際しては、後入れ用電線WRの他端部の圧着端子Tbを、第1のサブハーネス40aの共用ハウジングHbにおける空いているキャビティ1に挿入すればよい。尚、アース用端子Teは、いずれのハウジングHa〜Heにも挿入されず、所定のアース位置(図示せず)に固着される。

0043

[実施形態5]次に、本発明を具体化した実施形態5を図12を参照して説明する。本実施形態5のワイヤーハーネス50は、第1の圧接式のサブハーネス50aと第2の圧接式のサブハーネス50bとを、圧着端子Tbを有する連結手段によって連結して構成したものである。連結手段としての後入れ用電線WRは、複数本纏められ、その一端部同士をスプライス結束具Sによって導通状態に接続するとともに、他端部に個別に圧着端子Tbを圧着により接続した構成になる。かかる複数本の後入れ用電線WRのうち、1本の後入れ用電線WRの他端部の圧着端子Tbを第1のサブハーネス50aの共用ハウジングHbにおける空いているキャビティ1に挿入するとともに、別の1本の後入れ用電線WRの他端部の圧着端子Tbを第2のサブハーネス50bの共用ハウジングHdにおける空いているキャビティ1に挿入すれば、ワイヤーハーネス50を得ることができる。

0044

[実施形態6]次に、本発明を具体化した実施形態6を図12を参照して説明する。本実施形態6では、圧接式のサブハーネスの変形例を示す。上記各実施形態では、圧接式のサブハーネスを構成する端子金具としては全て圧接端子Taを使用していたが、本実施形態6のサブハーネス60aでは、1つの共用ハウジングHbにおける1つのキャビティ1に、アース用電線WEの一端部に圧着により接続した圧着端子Tbが挿入されている。また、アース用電線WEの他端部にはアース用端子Teが圧着により接続されており、このアース用端子Teは、いずれの共用ハウジングHa〜Hcにも挿入されずに、所定のアース位置(図示せず)にアース接続される。

0045

尚、上記各実施形態においてサブハーネスを組み合わせることによりワイヤーハーネスを組み立てる工程は、図15及び図16に図示するような組立作業台上で行われる。

0046

[他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では圧接式のサブハーネスを構成する全てのハウジングを共用ハウジングとしたが、本発明によれば、後入れ用電線の圧着端子が挿入されるハウジングについては共用ハウジングとし、後入れ用電線の圧着端子が挿入されないハウジングについては圧接端子のみが挿入可能とされた圧接専用のハウジングとしてもよい。

0047

(2)上記実施形態では圧着式のサブハーネスを構成する全てのハウジングを共用ハウジングとしたが、本発明によれば、一部又は全てのハウジングを圧着端子のみが挿入可能とされた圧着専用のハウジングとしてもよい。
(3)1つのサブハーネスを構成するハウジングの数は上記実施形態で示した数に限らず、1つのサブハーネスを構成するハウジングの数は任意に設定することができる。
(4)1つのハウジングの極数は上記実施形態で示した数に限らず、1つのハウジングの極数は任意に設定することができる。

図面の簡単な説明

0048

(5)圧接式のサブハーネスにおいて1つの共用ハウジングに挿入される後入れ用の圧着端子の数は、任意に設定することができる。
(6)圧着式のサブハーネスにおいて1つのハウジングから延出される後入れ用電線の本数は、任意に設定することができる。

--

0049

図1実施形態1におけるサブハーネスの連結工程を示す概略図
図2圧着端子と圧接端子を共用ハウジングに挿入する前の状態を示す断面図
図3圧着端子と圧接端子を共用ハウジングに挿入して一次係止した状態を示す断面図
図4挿入した圧着端子と圧接端子を二重係止した状態を示す断面図
図5圧着端子の斜視図
図6圧接端子の斜視図
図7圧接装置の全体斜視図
図8圧接装置の部分拡大斜視図
図9実施形態2におけるサブハーネス連結工程を示す概略図
図10実施形態3におけるサブハーネスの連結工程を示す概略図
図11実施形態4におけるサブハーネスの連結工程を示す概略図
図12実施形態5におけるサブハーネスの連結工程を示す概略図
図13実施形態6における圧接式のサブハーネスの変形例を示す概略図
図14従来例の連結前のサブハーネスを示す斜視図
図15従来例におけるサブハーネスの連結工程を示す斜視図
図16従来例におけるサブハーネスの連結工程を示す斜視図
図17従来例の圧接端子の斜視図
図18従来例の圧着端子の斜視図
図19従来例のシールド電線と圧着端子の接続形態を示す斜視図
図20従来例のアース用端子と電線との接続経緯端子金具を示す斜視図

0050

1…キャビティ
2…リテーナ取付孔
3…リテーナ
3a…端子係止部
4…接続部
4c…段差
10…ワイヤーハーネス
10a…第1のサブハーネス
10b…第2のサブハーネス
Ha〜Hg…共用ハウジング
Tb…圧着端子
Ta…圧接端子
W…電線
WR…後入れ用電線
20,30,40,50…ワイヤーハーネス
20a,30a,40a,50a,…第1のサブハーネス
20b,30b,40b,50b,…第2のサブハーネス
20c…第3のサブハーネス
Te…アース用端子
WE…アース用電線
WS…シールド電線

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