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図面 (20)

課題

表示画面が小さい場合でも、ハイパーテキスト文書に含まれるテーブル要素を効果的に表示する。

解決手段

レイアウト規則切替部21は、指示入力に従い、レイアウト規則テーブル22に記録された複数のレイアウト規則から、1つのレイアウト規則を選択する。レイアウト部23は、選択されたレイアウト規則に従い、構成要素記録部13に記録されたハイパーテキスト文書の各構成要素をレイアウトし、その結果を構成要素記録部13に記録する。表示部17は、構成要素記録部13に記録された各構成要素とレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定部16によって決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する。ユーザは、ユーザ入力部15を用いて表示画面の切り替えを指示するとともに、好みに応じて、規則切替指示入力部20を用いてレイアウト規則の切り替えを指示する。

概要

背景

近年、社会の高度情報化が進み、インターネットを介して種々の情報を取得することが可能となっている。これらの情報の多くは、ハイパーテキスト記述言語を用いて記述されたハイパーテキスト文書形式で提供される。ハイパーテキスト文書には、テキスト情報の他に、章立て、リスト、テーブルなどの論理構成情報や、フォントサイズ文字色表示画面の地色などのレイアウト情報が含まれる。また、論理構成情報には、他の文書へのリンク情報であるアンカーが含まれる。ハイパーテキスト記述言語によれば、テキスト情報以外の構成情報を効果的に用いることにより、多様な要素を含んだ文章を記述することができる。ハイパーテキスト記述言語としては、HTML(HyperText MarkupLanguage)が、広く用いられている。

ハイパーテキスト文書は、各機器に搭載されたブラウザ機能を用いて表示される。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略称する)では、PC上で動作するブラウザソフトウェアが、ハイパーテキスト文書を解析し、画面に表示する。PCの利用者は、マウスキーボードを用いて指示を入力することにより、ハイパーテキスト文書が表示された画面を切り替えることができる。

近年ではブラウザ機能は、携帯電話のような小型の電子機器にも搭載されている。例えば、ブラウザ機能を搭載した携帯電話は、インターネットを介して取得したハイパーテキスト文書を解析し、携帯電話の画面に表示する。この場合、ハイパーテキスト文書は、携帯電話の小型の画面に合わせて表示され、必ずしも与えられた論理構成情報やレイアウト情報に従って表示される訳ではない。また、携帯電話では、表示画面のサイズが小さい点に加えて、入力手段が少数入力キージョイスティックジョグダイヤルなどに限られる。このため、携帯電話の画面にハイパーテキスト文書を表示するためには、文書の表示方法や表示画面の切り替え方法について、PCとは異なる技術が必要とされる。

図26は、従来のハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。図26に示すハイパーテキスト表示装置7は、ハイパーテキスト受信部10、ハイパーテキスト記録部11、解析部12、構成要素記録部13、レイアウト部14、ユーザ入力部15、表示範囲決定部16、および、表示部17を備える。ハイパーテキスト表示装置7は、携帯電話など小型の表示画面を備えた電子機器に内蔵される。

ハイパーテキスト受信部10は、通信回線を介してデータサーバ(図示せず)からハイパーテキスト文書を受信し、ハイパーテキスト記録部11に記録する。解析部12は、ハイパーテキスト記録部11に記録されたハイパーテキスト文書を解析し、解析結果を構成要素記録部13に記録する。レイアウト部14は、構成要素記録部13に記録された各構成要素をレイアウトし、レイアウト結果を構成要素記録部13に記録する。

ユーザ入力部15は、上キー、下キー、左キー、右キーなどを含む複数の入力キーを備える。ユーザは、これらの入力キーを押下することにより、ハイパーテキスト表示装置7に対して、表示画面の切り替えなどの指示を入力する。ただし、ハイパーテキスト表示装置7では、上キーと下キーとのみを用いて1つのハイパーテキスト文書内で表示範囲を切り替え、他のキーは他の操作に割り当てられているとする。表示範囲決定部16は、入力された表示画面の切り替え指示に従い、構成要素記録部13に記録されたレイアウト結果を参照して、ハイパーテキスト文書の表示範囲を決定する。表示部17は、構成要素記録部13に記録された各構成要素と各構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定部16により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する。

図27は、テキスト要素のみを含んだHTML文書の一例である。従来のハイパーテキスト表示装置7では、レイアウト部14は、ハイパーテキスト文書に含まれるテキスト要素を、表示部17における画面幅Wで折り返してレイアウトする。例えば、表示画面のサイズが横5文字×縦6文字である場合、レイアウト部14は、図28に示すように、テキスト要素を5文字ごとに折り返してレイアウトする。以下、各構成要素をレイアウト結果どおりに配置して得られる仮想的な画面を仮想画面と呼ぶ。図28に示す例では、仮想画面100は、横5文字×縦8文字のサイズを有する。

表示部17は、求めた仮想画面のうち、表示範囲決定部16により決定された範囲を表示する。表示部17は、表示画面と同じサイズを有する長方形領域101を仮想画面上で移動させ、長方形領域101に含まれる範囲を画面に表示すると考えればよい。以下、この長方形領域の左上点表示開始点と呼ぶ。例えば、表示開始点が図28に示す点Aである場合、表示部17は、図29に示す画面Aを表示する。

図29は、図27に示すHTML文書を表示する場合についての表示画面の変化を示す図である。ユーザ入力部15に対して上キーまたは下キーが入力された場合、表示開始点は上または下に1行だけ移動し、これに伴い、表示画面は上または下に1行だけスクロールする。図29に示す画面Aが表示された状態で下キーが1回入力されると、表示開始点は図28に示す点Aから点Bに移動し、図29に示す画面Bが表示される。この状態でさらに下キーが1回入力されると、表示開始点は図28に示す点Cに移動し、図29に示す画面Cが表示される。このようにテキスト要素を表示する場合には、テキスト要素を表示画面幅で折り返してレイアウトし、表示開始点を上下にのみ移動させる。これにより、上キーと下キーとのみを用いて、テキスト要素の全体を切り替えて表示することができる。

一方、テーブル要素画像要素などを表示する場合には、テキスト要素と同じように表示画面幅で折り返してレイアウトすることは、適切でない。図2は、テーブル要素を含んだHTML文書の一例である。従来のハイパーテキスト表示装置7では、レイアウト部14は、テーブル要素や画像要素をハイパーテキスト文書に記述されたレイアウト情報に従ってレイアウトする。これにより、図30に示す仮想画面102が求められる。なお、図30において、白丸点は表示開始点を表し、下線を付した文字列はアンカーであることを表す。

図31は、図2に示すHTML文書を表示する場合についての表示画面の変化を示す図である。図31に示す画面Aが表示された状態で下キーが5回入力されると、表示開始点は、キー入力ごとに1文字分だけ右に移動し、図30に示す点Aから点Bに到達する。これに伴い、表示画面は、キー入力ごとに右に1列ずつスクロールし、下キー5回入力後には、図31に示す画面Bが表示される。この状態でさらに下キーが4回入力されると、表示開始点は図30に示す点Cに到達し、図31に示す画面Cが表示される。この状態でさらに下キーが1回入力されると、表示開始点は、図30に示す点Pに移動する。その後、表示開始点は、下キーが入力されるごとに移動し、図30に示す点Pから点D、点E、点F、点G、点Hを経て、点Iに到達する。これに伴い、表示画面は、右と下とにスクロールし、図31に示すように、画面Cから画面D、画面E、画面F、画面G、画面Hを経て、画面Iとなる。よって、画面Aが表示された状態で下キーを99回入力すると、画面Iが表示されることになる。

このようにテーブル要素を元の形状を保ってレイアウトし、表示開始点をキー入力ごとに1文字分だけ移動させる方法(以下、第1の方法という)によれば、上キーと下キーとのみを用いて、テーブル要素の全体を切り替えて表示することができる。第1の方法以外にも、テーブル要素を表示する方法として、次のような方法が知られている。例えば、テーブル要素を表示する第2の方法として、テーブル要素に含まれる各列の幅を、すべての列が同時に表示されるように狭めることにより、上キーと下キーとのみを用いてテーブル要素を切り替えて表示する方法が知られている。さらに、テーブル要素を表示する第3の方法として、テーブル要素に含まれる各欄のテキスト要素のみを表示する方法が知られている。

第3の方法を用いる場合、レイアウト部14は、本来はテーブル要素をテーブル要素としてレイアウトすべきであるにもかかわらず、テーブル要素からテキスト要素のみを抽出し、抽出したテキスト要素をテキスト要素としてレイアウトする。これにより、図32に示す仮想画面103が求められる。ユーザ入力部15に対して上キーまたは下キーが入力された場合、表示開始点はキー入力ごとに仮想画面内を上または下に1文字分だけ移動し、表示画面は図33に示すように変化する。例えば、図33に示す画面Aが表示された状態で下キーが連続して入力されると、表示開始点はキー入力ごとに1文字分だけ下に移動し、表示画面は下に1行だけスクロールする。表示開始点は、キー入力ごとに下に移動し、図32に示す点Aから点B、点C、点D、点E、点Fを経て、点Gに到達する。これに伴い、表示画面は、キー入力ごとに下に1行だけスクロールし、図33に示すように、画面Aから画面B、画面C、画面D、画面E、画面Fを経て、画面Gとなる。

概要

表示画面が小さい場合でも、ハイパーテキスト文書に含まれるテーブル要素を効果的に表示する。

レイアウト規則切替部21は、指示入力に従い、レイアウト規則テーブル22に記録された複数のレイアウト規則から、1つのレイアウト規則を選択する。レイアウト部23は、選択されたレイアウト規則に従い、構成要素記録部13に記録されたハイパーテキスト文書の各構成要素をレイアウトし、その結果を構成要素記録部13に記録する。表示部17は、構成要素記録部13に記録された各構成要素とレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定部16によって決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する。ユーザは、ユーザ入力部15を用いて表示画面の切り替えを指示するとともに、好みに応じて、規則切替指示入力部20を用いてレイアウト規則の切り替えを指示する。

目的

それ故に、本発明は、表示画面の幅を超える構成要素を元の形状を保ったままレイアウトした場合であっても、レイアウト規則やユーザ入力処理規則を切り替えることにより、キー操作によって効果的に表示画面を切り替えることができる表示装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
4件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

構造を有する文書記述するための文書記述言語を用いて記述された表示対象情報画面に表示し、ユーザ入力に応じて表示画面を切り替え表示装置であって、前記表示対象情報を解析し、前記表示対象情報を複数の構成要素に分割する解析手段と、前記表示対象情報に対して適用されるレイアウト規則の切り替えを指示する規則切替指示手段と、前記規則切替指示手段からの指示に従い、複数のレイアウト規則の中から一のレイアウト規則を選択するレイアウト規則切替手段と、前記レイアウト規則切替手段により選択されたレイアウト規則に従い、前記解析手段により求めた各前記構成要素をレイアウトするレイアウト手段と、ユーザ入力を受け付けるユーザ入力手段と、前記ユーザ入力に基づき、前記表示対象情報の表示範囲を決定する表示範囲決定手段と、前記解析手段により求めた各前記構成要素と各前記構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、前記表示範囲決定手段により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する表示手段とを備えた、表示装置。

請求項2

前記表示対象情報は、テキスト要素テーブル要素画像要素の少なくとも一以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項3

記文記述言語は、マークアップ言語あるいはハイパーテキスト記述言語であることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項4

前記規則切替指示手段は、ユーザ入力を受け付けて、レイアウト規則の切り替えを指示することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項5

前記規則切替指示手段は、前記表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、当該表示範囲に含まれる前記構成要素の属性に基づき、レイアウト規則の切り替えを指示することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項6

前記規則切替指示手段は、前記表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、当該表示範囲に含まれる前記構成要素についてのレイアウト結果に基づき、レイアウト規則の切り替えを指示することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項7

前記レイアウト規則切替手段に含まれる各レイアウト規則は、前記表示対象情報の構成要素の種類ごとにレイアウト方法を規定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項8

前記レイアウト規則切替手段によって選択されるレイアウト規則には、前記表示対象情報に含まれるテーブル要素を、テーブルの構造を有する状態にレイアウトするレイアウト規則が含まれていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項9

前記規則切替指示手段からの指示に従い、前記ユーザ入力に対して適用される複数のユーザ入力処理規則の中から、一のユーザ入力処理規則を選択するユーザ入力処理規則切替手段をさらに備え、前記表示範囲決定手段は、前記ユーザ入力処理規則切替手段により選択されたユーザ入力処理規則に従い、前記ユーザ入力に基づき、前記表示対象情報の表示範囲を決定することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。

請求項10

前記規則切替指示手段は、前記レイアウト規則切替手段に対するレイアウト規則の切り替えと、前記ユーザ入力処理規則切替手段に対するユーザ入力処理規則の切り替えとを同時に指示することを特徴とする、請求項9に記載の表示装置。

請求項11

構造を有する文書を記述するための文書記述言語を用いて記述された表示対象情報を画面に表示し、ユーザ入力に応じて表示画面を切り替える表示装置であって、前記表示対象情報を解析し、前記表示対象情報を複数の構成要素に分割する解析手段と、前記解析手段により求めた各前記構成要素をレイアウトするレイアウト手段と、ユーザ入力を受け付けるユーザ入力手段と、前記ユーザ入力に対して適用されるユーザ入力処理規則の切り替えを指示する規則切替指示手段と、前記規則切替指示手段からの指示に従い、複数のユーザ入力処理規則の中から一のユーザ入力処理規則を選択するユーザ入力処理規則切替手段と、前記ユーザ入力処理規則切替手段により選択されたユーザ入力処理規則に従い、前記ユーザ入力に基づき、前記表示対象情報の表示範囲を決定する表示範囲決定手段と、前記解析手段により求めた各前記構成要素と各前記構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、前記表示範囲決定手段により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する表示手段とを備えた、表示装置。

請求項12

前記表示対象情報は、テキスト要素、テーブル要素、画像要素の少なくとも一以上を含むことを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。

請求項13

前記文書記述言語は、マークアップ言語あるいはハイパーテキスト記述言語であることを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。

請求項14

前記規則切替指示手段は、ユーザ入力を受け付けて、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示することを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。

請求項15

前記規則切替指示手段は、前記表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、当該表示範囲に含まれる前記構成要素の属性に基づき、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示することを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。

請求項16

前記規則切替指示手段は、前記表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、当該表示範囲に含まれる前記構成要素についてのレイアウト結果に基づき、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示することを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。

請求項17

前記ユーザ入力処理規則切替手段に含まれる各ユーザ入力処理規則は、前記ユーザ入力の種類ごとに入力に対する処理内容を規定することを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。

技術分野

0001

本発明は、構造を有する文書記述するための文書記述言語を用いて記述された情報を表示する表示装置に関し、より特定的には、文書記述言語を用いて記述された情報をレイアウトし、レイアウトされた情報をスクロール機能を用いて画面に表示する表示装置に関する。

背景技術

0002

近年、社会の高度情報化が進み、インターネットを介して種々の情報を取得することが可能となっている。これらの情報の多くは、ハイパーテキスト記述言語を用いて記述されたハイパーテキスト文書形式で提供される。ハイパーテキスト文書には、テキスト情報の他に、章立て、リスト、テーブルなどの論理構成情報や、フォントサイズ文字色表示画面の地色などのレイアウト情報が含まれる。また、論理構成情報には、他の文書へのリンク情報であるアンカーが含まれる。ハイパーテキスト記述言語によれば、テキスト情報以外の構成情報を効果的に用いることにより、多様な要素を含んだ文章を記述することができる。ハイパーテキスト記述言語としては、HTML(HyperText MarkupLanguage)が、広く用いられている。

0003

ハイパーテキスト文書は、各機器に搭載されたブラウザ機能を用いて表示される。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略称する)では、PC上で動作するブラウザソフトウェアが、ハイパーテキスト文書を解析し、画面に表示する。PCの利用者は、マウスキーボードを用いて指示を入力することにより、ハイパーテキスト文書が表示された画面を切り替えることができる。

0004

近年ではブラウザ機能は、携帯電話のような小型の電子機器にも搭載されている。例えば、ブラウザ機能を搭載した携帯電話は、インターネットを介して取得したハイパーテキスト文書を解析し、携帯電話の画面に表示する。この場合、ハイパーテキスト文書は、携帯電話の小型の画面に合わせて表示され、必ずしも与えられた論理構成情報やレイアウト情報に従って表示される訳ではない。また、携帯電話では、表示画面のサイズが小さい点に加えて、入力手段が少数入力キージョイスティックジョグダイヤルなどに限られる。このため、携帯電話の画面にハイパーテキスト文書を表示するためには、文書の表示方法や表示画面の切り替え方法について、PCとは異なる技術が必要とされる。

0005

図26は、従来のハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。図26に示すハイパーテキスト表示装置7は、ハイパーテキスト受信部10、ハイパーテキスト記録部11、解析部12、構成要素記録部13、レイアウト部14、ユーザ入力部15、表示範囲決定部16、および、表示部17を備える。ハイパーテキスト表示装置7は、携帯電話など小型の表示画面を備えた電子機器に内蔵される。

0006

ハイパーテキスト受信部10は、通信回線を介してデータサーバ(図示せず)からハイパーテキスト文書を受信し、ハイパーテキスト記録部11に記録する。解析部12は、ハイパーテキスト記録部11に記録されたハイパーテキスト文書を解析し、解析結果を構成要素記録部13に記録する。レイアウト部14は、構成要素記録部13に記録された各構成要素をレイアウトし、レイアウト結果を構成要素記録部13に記録する。

0007

ユーザ入力部15は、上キー、下キー、左キー、右キーなどを含む複数の入力キーを備える。ユーザは、これらの入力キーを押下することにより、ハイパーテキスト表示装置7に対して、表示画面の切り替えなどの指示を入力する。ただし、ハイパーテキスト表示装置7では、上キーと下キーとのみを用いて1つのハイパーテキスト文書内で表示範囲を切り替え、他のキーは他の操作に割り当てられているとする。表示範囲決定部16は、入力された表示画面の切り替え指示に従い、構成要素記録部13に記録されたレイアウト結果を参照して、ハイパーテキスト文書の表示範囲を決定する。表示部17は、構成要素記録部13に記録された各構成要素と各構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定部16により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する。

0008

図27は、テキスト要素のみを含んだHTML文書の一例である。従来のハイパーテキスト表示装置7では、レイアウト部14は、ハイパーテキスト文書に含まれるテキスト要素を、表示部17における画面幅Wで折り返してレイアウトする。例えば、表示画面のサイズが横5文字×縦6文字である場合、レイアウト部14は、図28に示すように、テキスト要素を5文字ごとに折り返してレイアウトする。以下、各構成要素をレイアウト結果どおりに配置して得られる仮想的な画面を仮想画面と呼ぶ。図28に示す例では、仮想画面100は、横5文字×縦8文字のサイズを有する。

0009

表示部17は、求めた仮想画面のうち、表示範囲決定部16により決定された範囲を表示する。表示部17は、表示画面と同じサイズを有する長方形領域101を仮想画面上で移動させ、長方形領域101に含まれる範囲を画面に表示すると考えればよい。以下、この長方形領域の左上点表示開始点と呼ぶ。例えば、表示開始点が図28に示す点Aである場合、表示部17は、図29に示す画面Aを表示する。

0010

図29は、図27に示すHTML文書を表示する場合についての表示画面の変化を示す図である。ユーザ入力部15に対して上キーまたは下キーが入力された場合、表示開始点は上または下に1行だけ移動し、これに伴い、表示画面は上または下に1行だけスクロールする。図29に示す画面Aが表示された状態で下キーが1回入力されると、表示開始点は図28に示す点Aから点Bに移動し、図29に示す画面Bが表示される。この状態でさらに下キーが1回入力されると、表示開始点は図28に示す点Cに移動し、図29に示す画面Cが表示される。このようにテキスト要素を表示する場合には、テキスト要素を表示画面幅で折り返してレイアウトし、表示開始点を上下にのみ移動させる。これにより、上キーと下キーとのみを用いて、テキスト要素の全体を切り替えて表示することができる。

0011

一方、テーブル要素画像要素などを表示する場合には、テキスト要素と同じように表示画面幅で折り返してレイアウトすることは、適切でない。図2は、テーブル要素を含んだHTML文書の一例である。従来のハイパーテキスト表示装置7では、レイアウト部14は、テーブル要素や画像要素をハイパーテキスト文書に記述されたレイアウト情報に従ってレイアウトする。これにより、図30に示す仮想画面102が求められる。なお、図30において、白丸点は表示開始点を表し、下線を付した文字列はアンカーであることを表す。

0012

図31は、図2に示すHTML文書を表示する場合についての表示画面の変化を示す図である。図31に示す画面Aが表示された状態で下キーが5回入力されると、表示開始点は、キー入力ごとに1文字分だけ右に移動し、図30に示す点Aから点Bに到達する。これに伴い、表示画面は、キー入力ごとに右に1列ずつスクロールし、下キー5回入力後には、図31に示す画面Bが表示される。この状態でさらに下キーが4回入力されると、表示開始点は図30に示す点Cに到達し、図31に示す画面Cが表示される。この状態でさらに下キーが1回入力されると、表示開始点は、図30に示す点Pに移動する。その後、表示開始点は、下キーが入力されるごとに移動し、図30に示す点Pから点D、点E、点F、点G、点Hを経て、点Iに到達する。これに伴い、表示画面は、右と下とにスクロールし、図31に示すように、画面Cから画面D、画面E、画面F、画面G、画面Hを経て、画面Iとなる。よって、画面Aが表示された状態で下キーを99回入力すると、画面Iが表示されることになる。

0013

このようにテーブル要素を元の形状を保ってレイアウトし、表示開始点をキー入力ごとに1文字分だけ移動させる方法(以下、第1の方法という)によれば、上キーと下キーとのみを用いて、テーブル要素の全体を切り替えて表示することができる。第1の方法以外にも、テーブル要素を表示する方法として、次のような方法が知られている。例えば、テーブル要素を表示する第2の方法として、テーブル要素に含まれる各列の幅を、すべての列が同時に表示されるように狭めることにより、上キーと下キーとのみを用いてテーブル要素を切り替えて表示する方法が知られている。さらに、テーブル要素を表示する第3の方法として、テーブル要素に含まれる各欄のテキスト要素のみを表示する方法が知られている。

0014

第3の方法を用いる場合、レイアウト部14は、本来はテーブル要素をテーブル要素としてレイアウトすべきであるにもかかわらず、テーブル要素からテキスト要素のみを抽出し、抽出したテキスト要素をテキスト要素としてレイアウトする。これにより、図32に示す仮想画面103が求められる。ユーザ入力部15に対して上キーまたは下キーが入力された場合、表示開始点はキー入力ごとに仮想画面内を上または下に1文字分だけ移動し、表示画面は図33に示すように変化する。例えば、図33に示す画面Aが表示された状態で下キーが連続して入力されると、表示開始点はキー入力ごとに1文字分だけ下に移動し、表示画面は下に1行だけスクロールする。表示開始点は、キー入力ごとに下に移動し、図32に示す点Aから点B、点C、点D、点E、点Fを経て、点Gに到達する。これに伴い、表示画面は、キー入力ごとに下に1行だけスクロールし、図33に示すように、画面Aから画面B、画面C、画面D、画面E、画面Fを経て、画面Gとなる。

発明が解決しようとする課題

0015

しかしながら、上述した第1の方法では、表示画面は、各構成要素のレイアウト結果にかかわらず、最も幅の広い構成要素に合わせて横方向にスクロールする。このため、テキスト要素のみが表示されている場合でも、表示画面は横方向にスクロールし、空白画面が表示される。よって、ハイパーテキスト文書の全体を切り替えて表示するためには、多くのキー入力が必要とされる。また、ユーザは、表示画面が下にスクロールするまで、仮想画面の幅を知ることができない。例えば、ユーザは、図31に示す画面Bが表示されたときに、次に表示画面が下にスクロールするのか右にスクロールするのかを知ることができない。また、ユーザは、画面Bや画面Cのような空白画面がいつまで続くかを知ることもできない。

0016

次に、上述した第2の方法では、テーブル要素に含まれる各列の幅を文字フォントのサイズより狭めることができない。よって、この方法は、列数の多いテーブル要素に対しては適用できない。特に、携帯電話のように表示画面が小さい場合には、テーブル要素の列数が表示画面の一行あたり文字数を超える場合が起こりうる。

0017

さらに、上述した第3の方法では、テーブル要素が有する縦横の関係についての情報が失われる。このため、ユーザがテーブル要素を文書作成者の意図に反して解釈するおそれがある。

0018

また、ユーザからの入力に基づき第1の方法と第3の方法とを切り替える方法も知られている。しかし、この方法は、テーブル要素をテーブル要素として扱うか、テキスト要素として扱うかを切り替えるにすぎないため、テキスト要素として扱った場合に、テーブル要素が有する縦横の関係についての情報が失われることに変わりはない。

0019

それ故に、本発明は、表示画面の幅を超える構成要素を元の形状を保ったままレイアウトした場合であっても、レイアウト規則やユーザ入力処理規則を切り替えることにより、キー操作によって効果的に表示画面を切り替えることができる表示装置を提供することを目的とする。

0020

第1の発明は、構造を有する文書を記述するための文書記述言語を用いて記述された表示対象情報を画面に表示し、ユーザ入力に応じて表示画面を切り替える表示装置であって、表示対象情報を解析し、表示対象情報を複数の構成要素に分割する解析手段と、表示対象情報に対して適用されるレイアウト規則の切り替えを指示する規則切替指示手段と、規則切替指示手段からの指示に従い、複数のレイアウト規則の中から一のレイアウト規則を選択するレイアウト規則切替手段と、レイアウト規則切替手段により選択されたレイアウト規則に従い、解析手段により求めた各構成要素をレイアウトするレイアウト手段と、ユーザ入力を受け付けるユーザ入力手段と、ユーザ入力に基づき、表示対象情報の表示範囲を決定する表示範囲決定手段と、解析手段により求めた各構成要素と各構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定手段により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する表示手段とを備える。

0021

このような第1の発明によれば、表示対象情報に対して適用されるレイアウト規則を切り替えることにより、表示方式を切り替えて、表示対象情報を表示することができる。このため、テーブル要素や画像要素のように、表示画面幅を超える構成要素を表示する場合に、適切な表示方式を選択して表示することができる。

0022

第2の発明は、第1の発明において、表示対象情報は、テキスト要素、テーブル要素、画像要素の少なくとも一以上を含むことを特徴とする。

0023

このような第2の発明によれば、表示対象情報にテキスト要素、テーブル要素、画像要素が含まれている場合に、これらの構成要素に適用されるレイアウト規則を切り替えることにより、表示方式を切り替えて、これらの構成要素を表示することができる。

0024

第3の発明は、第1の発明において、文書記述言語は、マークアップ言語あるいはハイパーテキスト記述言語であることを特徴とする。

0025

このような第3の発明によれば、文書記述言語としてマークアップ言語あるいはハイパーテキスト記述言語を用いた場合にも、表示方式を切り替えて、これらの言語で記述された文書を表示することができる。

0026

第4の発明は、第1の発明において、規則切替指示手段は、ユーザ入力を受け付けて、レイアウト規則の切り替えを指示することを特徴とする。

0027

このような第4の発明によれば、ユーザ入力に応じて表示方式を切り替えて、表示対象情報を表示することができる。このため、テーブル要素や画像要素などを表示する場合に、ユーザ入力に基づき適切な表示方式を選択することができる。

0028

第5の発明は、第1の発明において、規則切替指示手段は、表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、その表示範囲に含まれる構成要素の属性に基づき、レイアウト規則の切り替えを指示することを特徴とする。

0029

このような第5の発明によれば、表示される構成要素の属性に基づき表示方式を切り替えて、表示対象情報を表示することができる。このため、テーブル要素や画像要素などを表示する場合に、レイアウト結果が表示画面の幅を超える場合があることを考慮して、自動的に適切な表示方式を選択することができる。

0030

第6の発明は、第1の発明において、規則切替指示手段は、表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、その表示範囲に含まれる構成要素についてのレイアウト結果に基づき、レイアウト規則の切り替えを指示することを特徴とする。

0031

このような第6の発明によれば、表示される構成要素のレイアウト結果に基づき表示画面を切り替えて、表示対象情報を表示することができる。このため、テーブル要素や画像要素を表示する場合に、レイアウト結果が表示画面の幅に収まるか否かを考慮して、自動的に適切な表示方式を選択して表示することができる。

0032

第7の発明は、第1の発明において、レイアウト規則切替手段に含まれる各レイアウト規則は、表示対象情報の構成要素の種類ごとにレイアウト方法を規定することを特徴とする。

0033

このような第7の発明によれば、表示対象情報の構成要素の種類ごとにレイアウト方法が規定されるので、各構成要素を、その構成要素に適したレイアウトを行って表示することができる。これにより、テキスト要素は表示画面幅で折り返して表示し、テーブル要素や画像要素は表示対象情報に記述されたレイアウト情報に従って表示することができる。

0034

第8の発明は、レイアウト規則切替手段によって選択されるレイアウト規則には、表示対象情報に含まれるテーブル要素を、テーブルの構造を有する状態にレイアウトするレイアウト規則が含まれていることを特徴とする。

0035

このような第8の発明によれば、テーブル要素はテーブルの構造を損なうことなく表示されるので、ユーザはテーブル要素を文書作成者の意図どおりに解釈することができる。

0036

第9の発明は、第1の発明において、規則切替指示手段からの指示に従い、ユーザ入力に対して適用される複数のユーザ入力処理規則の中から、一のユーザ入力処理規則を選択するユーザ入力処理規則切替手段をさらに備え、表示範囲決定手段は、ユーザ入力処理規則切替手段により選択されたユーザ入力処理規則に従い、ユーザ入力に基づき、表示対象情報の表示範囲を決定することを特徴とする。

0037

このような第9の発明によれば、レイアウト規則とユーザ入力処理規則とを対応づけて切り替えることにより、レイアウト規則に適したユーザ入力処理規則や、ユーザ入力処理規則に適したレイアウト規則を選択することができる。

0038

第10の発明は、第9の発明において、規則切替指示手段は、レイアウト規則切替手段に対するレイアウト規則の切り替えと、ユーザ入力処理規則切替手段に対するユーザ入力処理規則の切り替えとを同時に指示することを特徴とする。

0039

このような第10の発明によれば、レイアウト規則とユーザ入力処理規則との間で常に適切な対応づけが保たれるので、機器の操作性を向上させることができる。

0040

第11の発明は、構造を有する文書を記述するための文書記述言語を用いて記述された表示対象情報を画面に表示し、ユーザ入力に応じて表示画面を切り替える表示装置であって、表示対象情報を解析し、表示対象情報を複数の構成要素に分割する解析手段と、解析手段により求めた各構成要素をレイアウトするレイアウト手段と、ユーザ入力を受け付けるユーザ入力手段と、ユーザ入力に対して適用されるユーザ入力処理規則の切り替えを指示する規則切替指示手段と、規則切替指示手段からの指示に従い、複数のユーザ入力処理規則の中から一のユーザ入力処理規則を選択するユーザ入力処理規則切替手段と、ユーザ入力処理規則切替手段により選択されたユーザ入力処理規則に従い、ユーザ入力に基づき、表示対象情報の表示範囲を決定する表示範囲決定手段と、解析手段により求めた各構成要素と各構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定手段により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に表示する表示手段とを備える。

0041

このような第11の発明によれば、ユーザ入力に対して適用されるユーザ入力処理規則を切り替えることにより、各ユーザ入力に対する処理内容を切り替えることができる。このため、テーブル要素や画像要素のように、表示画面幅を超える構成要素を表示する場合に、各ユーザ入力に対して適切な処理内容を対応づけることにより、機器の操作性を向上させることができる。

0042

第12の発明は、第11の発明において、表示対象情報は、テキスト要素、テーブル要素、画像要素の少なくとも一以上を含むことを特徴とする。

0043

このような第12の発明によれば、表示対象情報にテキスト要素、テーブル要素、画像要素が含まれている場合に、これらの構成要素に適用されるレイアウト規則を切り替えることにより、表示方式を切り替えて、これらの構成要素を表示することができる。

0044

第13の発明は、第11の発明において、文書記述言語は、マークアップ言語あるいはハイパーテキスト記述言語であることを特徴とする。

0045

このような第13の発明によれば、文書記述言語としてマークアップ言語あるいはハイパーテキスト記述言語を用いた場合にも、表示方式を切り替えて、これらの言語で記述された文書を表示することができる。

0046

第14の発明は、第11の発明において、規則切替指示手段は、ユーザ入力を受け付けて、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示することを特徴とする。

0047

このような第14の発明によれば、ユーザ入力に応じて、各ユーザ入力に対する処理内容を切り替えることができる。このため、テーブル要素や画像要素などを表示する場合に、各ユーザ入力に対する処理内容をユーザ入力に応じて切り替えることにより、機器の操作性を向上させることができる。

0048

第15の発明は、第11の発明において、規則切替指示手段は、表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照して、その表示範囲に含まれる構成要素の属性に基づき、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示することを特徴とする。

0049

このような第15の発明によれば、表示される構成要素の属性に基づき、各ユーザ入力に対する処理内容を切り替えることができる。このため、テーブル要素や画像要素などを表示する場合に、レイアウト結果が表示画面の幅を超える場合があることを考慮して、各ユーザ入力に対する処理内容を自動的に切り替えることにより、機器の操作性を向上させることができる。

0050

第16の発明は、第11の発明において、規則切替指示手段は、表示範囲決定手段により決定された表示範囲を参照し、その表示範囲に含まれる構成要素についてのレイアウト結果に基づき、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示することを特徴とする。

0051

このような第16の発明によれば、表示される構成要素のレイアウト結果に基づき、各ユーザ入力に対する処理内容を切り替えることができる。このため、テーブル要素や画像要素を表示する場合に、レイアウト結果が表示画面の幅に収まるか否かを考慮して、各ユーザ入力に対する処理内容を自動的に切り替えることにより、機器の操作性を向上することができる。

0052

第17の発明は、第11の発明において、ユーザ入力処理規則切替手段に含まれる各ユーザ入力処理規則は、ユーザ入力の種類ごとに入力に対する処理内容を規定することを特徴とする。

0053

このような第17の発明によれば、ユーザ入力の種類ごとに入力に対する処理内容が規定されるので、表示された構成要素に応じて処理内容を切り替えることができる。例えば、テキスト要素が表示されたときには表示画面を縦方向にのみスクロールさせ、テーブル要素や画像要素が表示されたときには表示画面を縦方向と横方向とにスクロールさせるなどのように、処理内容を切り替えることができる。

発明を実施するための最良の形態

0054

以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態に係る表示装置は、いずれも、携帯電話や携帯情報端末など小型の表示画面を備えた電子機器に内蔵され、ハイパーテキスト記述言語を用いて記述されたハイパーテキスト文書を表示する(以下、この装置を「ハイパーテキスト表示装置」という)。

0055

なお、以下では、構造を有する文書を記述するための文書記述言語の例としてハイパーテキスト記述言語を用いるが、記述言語はこれに限らず、テキスト要素、テーブル要素、画像要素などを記述するための言語であって、その言語を用いて記述された文書の表示状態が表示装置側で決定されるような任意の言語を、文書記述言語として用いることができる。文書記述言語にはいわゆるマークアップ言語やハイパーテキスト記述言語が含まれるが、これに限定されるものではない。ただし、一般的な文書編集ソフトウェアを用いて作成された文書は、文書編集ソフトウェアによってその表示状態が決定されるので、本発明の表示装置が扱う対象ではない。また、仮想画面を示す図における白丸印は、仮想画面上の表示開始点を表すものとする。

0056

(第1の実施形態)図1は、第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示すハイパーテキスト表示装置1は、ハイパーテキスト受信部10、ハイパーテキスト記録部11、解析部12、構成要素記録部13、規則切替指示入力部20、レイアウト規則切替部21、レイアウト部23、ユーザ入力部15、表示範囲決定部16、および、表示部17を備える。レイアウト規則切替部21には、複数のレイアウト規則を記録したレイアウト規則テーブル22が含まれる。ハイパーテキスト表示装置1は、規則切替指示入力部20からの入力に応じて、ハイパーテキスト文書に対して適用されるレイアウト規則を切り替えることを特徴とする。

0057

ハイパーテキスト受信部10は、電話回線ISDN回線無線通信などの通信回線を介してデータサーバ(図示せず)からハイパーテキスト文書を受信し、ハイパーテキスト記録部11に記録する。あるいは、ハイパーテキスト受信部10は、機器内のハードディスク装置などに記録されたハイパーテキスト文書を読み出して、ハイパーテキスト記録部11に記録してもよい。ハイパーテキスト記録部11は、ハイパーテキスト受信部10から出力されたハイパーテキスト文書を記録する。

0058

解析部12は、ハイパーテキスト記録部11に記録されたハイパーテキスト文書を解析し、解析結果を構成要素記録部13に記録する。ハイパーテキスト文書は、テキスト要素やテーブル要素や画像要素などの構成要素に分割され、各構成要素ごとに記録される。レイアウト部23は、レイアウト規則切替部21から指定されたレイアウト規則に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素をレイアウトし、レイアウト結果を構成要素記録部13に記録する。

0059

構成要素記録部13には、解析部12で求めた解析結果とレイアウト部23で求めたレイアウト結果とが、組として記録される。図3は、図2に示すHTML文書を解析して求めた、構成要素記録部13に記録される構成要素データの一例を示す図である。各構成要素に対応した構成要素データは、テーブルの1行分に相当し、種別、内容、位置、サイズ、フォントサイズおよび色などのデータを含む。このうち、位置データとサイズデータとはレイアウト部23により求められ、これ以外のデータは解析部12により求められる。

0060

レイアウト規則テーブル22は、図4に示すように、レイアウト部23において使用される複数のレイアウト規則を記録する。各レイアウト規則には、各構成要素についてのレイアウト方法が規定されている。なお、レイアウト規則テーブル22は、レイアウト規則を記録する機能を有するハイパーテキスト表示装置1の構成要素の1つであって、ハイパーテキスト文書に含まれるテーブル要素とは別個のものである。

0061

図4に示すレイアウト規則テーブルによれば、第1のレイアウト規則には、テキスト要素は画面幅で折り返し、テーブル要素は文書に指定された列幅を用いて、文書全体をレイアウトすることが規定されている。第2のレイアウト規則には、テキスト要素は画面幅で折り返し、テーブル要素は画面幅に収まるように算出した列幅を用いて、文書全体をレイアウトすることが規定されている。第3のレイアウト規則には、テーブル要素のみを指定された列幅を用いてレイアウトすることが規定されている。第4のレイアウト規則には、テキスト要素は画面幅で折り返し、テーブル要素はテーブルがあることを示すマークを配置することにより、文書全体をレイアウトすることが規定されている。

0062

なお、図4に示すテーブルはレイアウト規則テーブルの一例を示したものであり、一般にレイアウト規則の個数や各レイアウト規則の内容は任意でよい。ただし、本発明の効果をより顕著なものとするためには、レイアウト規則テーブルには、上述した第1のレイアウト規則のように、テーブル要素をテーブルの構造を有する状態でレイアウトするようなレイアウト規則が含まれていることが好ましい。

0063

ハイパーテキスト表示装置1のユーザは、規則切替指示入力部20に対して、レイアウト部23において使用されるレイアウト規則の切り替え指示を入力する。規則切替指示入力部20は、入力されたレイアウト規則の切り替え指示をレイアウト規則切替部21に対して出力する。レイアウト規則切替部21は、規則切り替え指示の入力を受け取るごとに、レイアウト規則テーブル22から新たなレイアウト規則を選択して、レイアウト部23に対して出力する。

0064

ユーザ入力部15は、上キー、下キー、左キー、右キーなどを含む複数の入力キーを備える。ユーザは、これらの入力キーを押下することにより、ハイパーテキスト表示装置1に対して、表示画面の切り替えなどの指示を入力する。ユーザ入力部15は、ユーザからのキー入力を表示範囲決定部16に対して出力する。なお、ユーザ入力部15は、ユーザからの指示を入力できれば、いかなる種類のものであってもよい。例えば、ユーザ入力部15は、ジョイスティックやジョグダイヤルなどであってもよい。

0065

表示範囲決定部16は、入力された表示画面の切り替え指示に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素のレイアウト結果を参照して、表示範囲を決定する。表示部17は、構成要素記録部13に記録された各構成要素と各構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定部16により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に出力する。

0066

図5は、ハイパーテキスト表示装置1の動作を示すフローチャートである。図5を参照して、受信したハイパーテキスト文書を表示範囲を切り替えて表示する場合の動作について説明する。

0067

まず、ハイパーテキスト受信部10が、ハイパーテキスト文書を受信し、ハイパーテキスト記録部11に記録する(ステップS100)。次に、解析部12が、記録されたハイパーテキスト文書を解析し、構成要素に分割して構成要素記録部13に記録する(ステップS101)。次に、レイアウト部23が、レイアウト規則切替部21から指定されたレイアウト規則に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素をレイアウトし、レイアウト結果を構成要素記録部13に記録する(ステップS102)。

0068

次に、表示範囲決定部16が、ユーザ入力部15から入力された表示画面の切り替え指示に従い、各構成要素のレイアウト結果を参照して、表示範囲を決定する(ステップS103)。次に、表示部17が、構成要素記録部13に記録された各構成要素と各構成要素についてのレイアウト結果とに基づき、表示範囲決定部16により決定された表示範囲の画面データを作成して、画面に出力する(ステップS104)。この時点で、ハイパーテキスト文書の一部が、画面に表示される。

0069

その後、ハイパーテキスト表示装置1は、外部からの入力を受け付ける(ステップS105)。ユーザ入力部15から表示範囲の切り替え指示が入力された場合、ハイパーテキスト表示装置1は、ステップS103へ進み(ステップS106)、新たな表示範囲を求めて、再び画面を表示する。

0070

ステップS106において規則切替指示入力部20からレイアウト規則の切り替え指示が入力された場合、ハイパーテキスト表示装置1は、ステップS107へ進む(ステップS106)。ステップS107では、レイアウト規則切替部21が、レイアウト規則切り替え指示に従って、レイアウト規則テーブル22から新たなレイアウト規則を選択し、レイアウト部23に対して出力する。その後、ハイパーテキスト表示装置1は、ステップS102へ進み(ステップS107)、新たなレイアウト規則に従ってハイパーテキスト文書をレイアウトし、再び画面を表示する。

0071

図6ないし図11を参照して、レイアウト規則の切り替えによる効果を説明する。図6図8および図10は、それぞれ、図2に示したHTML文書を第1から第3までのレイアウト規則に従ってレイアウトした場合の仮想画面を示す図である。図7図9および図11は、それぞれ、図2に示したHTML文書を第1から第3までのレイアウト規則に従ってレイアウトした場合についての表示画面の変化を示す図である。

0072

第1のレイアウト規則に従う場合、テーブル要素は、図6に示すように、ハイパーテキスト文書に記述されているとおりの列幅でレイアウトされる。また、表示開始点は、各キー入力ごとに図6に示す白丸点を上下に移動する。図7に示すように、画面Aが表示された状態で下キーが2回入力されると、画面は下に2行だけスクロールし、画面Bが表示される。さらに下キーが6回入力されると、画面Cが表示される。さらに下キーが1回入力されると、画面Dが表示される。

0073

第2のレイアウト規則に従う場合、テーブル要素は、図8に示すように、画面幅を列数で除して求めた列幅を用いてレイアウトされる。また、表示開始点は、各キー入力ごとに図8に示す白丸点を上下に移動する。図9に示すように、画面Aが表示された状態で下キーが6回入力されると、画面は下に2行だけスクロールし、画面Bが表示される。さらに下キーが6回入力されると、画面Cが表示される。以降、下キーが順に6回、6回、2回入力されると、画面D、画面E、画面Fが順に表示される。

0074

第3のレイアウト規則に従う場合、テーブル要素は、図10に示すように、ハイパーテキスト文書に記述されているとおりの列幅でレイアウトされる。また、表示開始点は、下キーが入力されるごとに右あるいは下へ移動し、図10に示す点Aから、点B、点C、点D、点Eを経て、点Fに到達する。図11に示すように、画面Aが表示された状態で下キーが5回入力されると、画面は右に5列だけスクロールし、画面Bが表示される。さらに下キーが4回入力されると、画面はさらに右に4列だけスクロールし、画面Cが表示される。さらに下キーが1回入力されると、表示画面は仮想画面の左端にもどって下に1行だけスクロールし、画面Dが表示される。以降、下キーが順に5回、4回入力されると、画面E、画面Fが順に表示される。

0075

ユーザは、好みに応じてレイアウト規則を切り替えることにより、テーブル要素の表示方式を切り替えることができる。第1のレイアウト規則を選択した場合には、表示画面は横方向にスクロールしないので、表示画面幅を超えるテーブル要素を表示する場合でも、ハイパーテキスト文書を縦方向にのみスクロールさせ、文書全体の構造を短時間で切り替えて表示することができる。第2のレイアウト規則を選択した場合には、テーブル要素は表示画面幅に収まるように狭めてレイアウトされるので、画面を縦方向にのみスクロールさせて、テーブル要素を含めた文書全体を切り替えて表示することができる。第3のレイアウト規則を選択した場合には、テーブル要素は文書作成者が意図した方式で表示されるので、表示画面幅を超えるテーブル要素を表示する場合でも、テーブル要素を理解しやすい方式で表示することができる。ユーザは、図31に示す画面Bのような空白画面が表示された場合には、適切なレイアウト規則を選択して表示方式を切り替えることにより、キー入力の回数を削減することができる。

0076

以上に示すように、本実施形態に係るハイパーテキスト表示装置によれば、入力されたハイパーテキスト文書は、複数の構成要素に分割され、選択されたレイアウト規則に従ってレイアウトされる。レイアウト規則は、ユーザ入力に基づき切り替えられる。ハイパーテキスト文書の表示範囲はユーザ入力に基づき決定され、決定された表示範囲の画面データが作成されて、画面に表示される。

0077

したがって、ハイパーテキスト文書に対して適用されるレイアウト規則をユーザ入力に基づき切り替えることにより、表示方式を切り替えて、ハイパーテキスト文書を表示することができる。このため、テーブル要素や画像要素のように、表示画面幅を超える構成要素を表示する場合に、適切な表示方式を選択して表示することができる。

0078

なお、本実施形態では、レイアウト規則はユーザからのキー入力に応じて切り替えられるとしたが、これに変えて、レイアウト結果と表示範囲とに基づき自動的に切り替えられることとしてもよい。図12は、第1の実施形態の変形例に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。図12に示すハイパーテキスト表示装置2は、規則切替指示決定部24を備える点で、規則切替指示入力部20を備える図1に示すハイパーテキスト表示装置1と相違する。規則切替指示決定部24は、構成要素記録部13に記録されたレイアウト結果と表示範囲決定部16により決定された表示範囲とに基づき、レイアウト規則の切り替えを指示するか否かを決定する。規則切替指示決定部24は、表示される構成要素の属性やレイアウト結果に基づき、レイアウト規則の切り替えを指示する。例えば、テーブル要素が表示されるときや、表示画面幅を超える構成要素が表示されるときに、レイアウト規則の切り替えを指示することとしてもよい。

0079

このように、表示範囲に含まれる各構成要素の属性やレイアウト結果に基づき、レイアウト規則の切り替えを指示する構成によっても、第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置1と同様の効果を奏する。加えて、レイアウト規則が自動的に切り替えられるので、ユーザがレイアウト規則の切り替えを指示する必要がないという効果もある。

0080

(第2の実施形態)図13は、第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。図13に示すハイパーテキスト表示装置3は、ハイパーテキスト受信部10、ハイパーテキスト記録部11、解析部12、構成要素記録部13、レイアウト部14、ユーザ入力部15、規則切替指示入力部30、ユーザ入力処理規則切替部31、表示範囲決定部33、および、表示部17を備える。ユーザ入力処理規則切替部31には、複数のユーザ入力処理規則を記録したユーザ入力処理規則テーブル32が含まれる。ハイパーテキスト表示装置3は、規則切替指示入力部30からの入力に応じて、ユーザ入力に対して適用されるユーザ入力処理規則を切り替えることを特徴とする。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。

0081

レイアウト部14は、所定のレイアウト規則に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素をレイアウトする。

0082

ユーザ入力処理規則テーブル32は、図14に示すように、表示範囲決定部33において使用される複数のユーザ入力処理規則を記録する。各ユーザ入力処理規則には、各キー入力に対する処理方法が規定されている。なお、ユーザ入力処理規則テーブル32は、ユーザ入力規則を記録する機能を有するハイパーテキスト表示装置3の構成要素の1つであって、ハイパーテキスト文書に含まれるテーブル要素とは別個のものである。

0083

図14に示すユーザ入力処理規則テーブルによれば、第1のユーザ入力処理規則には、上キーは上1行スクロールとして、下キーは下1行スクロールとして、左キーはヒストリ中の前文書への移動として、右キーはヒストリ中の次文書への移動として、それぞれ処理することが規定されている。ここで、ハイパーテキスト表示装置3では表示されたハイパーテキストについての履歴情報(ヒストリ)が管理されており、ヒストリ中の前文書への移動とは現在の文書の直前に表示されていた文書を表示させる操作をいい、ヒストリ中の次文書への移動とは現在の文書の直後に表示されていた文書を表示させる操作をいう。第2のユーザ入力処理規則には、上キーは上1行または左1列スクロールとして、下キーは下1行または右1列スクロールとして、左キーと右キーとは第1のユーザ入力処理規則と同様に、それぞれ処理することが規定されている。第3のユーザ入力処理規則には、上キーと下キーとは第1のユーザ入力処理規則と同様に、左キーは左1面スクロールとして、右キーは右1面スクロールとして、それぞれ処理することが規定されている。

0084

なお、図14に示すテーブルはユーザ入力処理規則テーブルの一例を示したものであり、一般にユーザ入力処理規則の個数や各ユーザ入力処理規則の内容は任意でよい。例えば、ユーザ入力部15がジョイスティックまたはジョグダイヤルである場合、ユーザ入力規則切替テーブルには、ジョイスティックからの各入力またはジョグダイヤルからの各入力に対する処理方法を規定しておけばよい。

0085

ハイパーテキスト表示装置3のユーザは、規則切替指示入力部30に対して、ユーザ入力に対して適用されるユーザ入力処理規則の切り替え指示を入力する。規則切替指示入力部30は、ユーザ入力処理規則の切り替え指示をユーザ入力処理規則切替部31に対して出力する。ユーザ入力処理規則切替部31は、規則切り替え指示を受け取るごとに、ユーザ入力処理規則テーブル32から新たなユーザ入力処理規則を選択して、表示範囲決定部33に対して出力する。

0086

表示範囲決定部33は、ユーザ入力部15から表示画面の切り替え指示が出力されるごとに、ユーザ入力処理規則切替部31から指示されたユーザ入力処理規則に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素についてのレイアウト結果を参照して、新たな表示範囲を決定する。

0087

図15は、ハイパーテキスト表示装置3の動作を示すフローチャートである。図15に示すフローチャートは、図5に示したフローチャートのステップS102、S103およびS107の処理を、それぞれ、ステップS202、S203およびS207の処理に置換したものである。このため、これら3つのステップ以外の処理については説明を省略する。

0088

ステップS202では、レイアウト部14が、所定のレイアウト規則に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素をレイアウトし、レイアウト結果を構成要素記録部13に記録する。ステップS203では、表示範囲決定部33が、ユーザ入力処理規則切替部31から指示されたユーザ入力処理規則に従い、構成要素記録部13に記録された各構成要素についてのレイアウト結果を参照して、新たな表示範囲を決定する。

0089

ステップS206において規則切替指示入力部30からユーザ入力処理規則の切り替え指示が入力された場合、ハイパーテキスト表示装置3は、ステップS207へ進む。ステップS207では、ユーザ入力処理規則切替部31が、ユーザ入力処理規則テーブル32から新たなユーザ入力処理規則を選択し、表示範囲決定部33に対して出力する。その後、ハイパーテキスト表示装置3は、ステップS203へ進み、新たな表示範囲を求めて、再び画面を表示する。

0090

図6図7および図16ないし図19を参照して、ユーザ入力処理規則の切り替えによる効果を説明する。ここでは、図4に示した第1のレイアウト規則に従って、図2に示したHTML文書をレイアウトする場合を考える。図6図16および図18は、それぞれ、第1から第3のユーザ入力処理規則を適用した場合の表示開始点を仮想画面上に記した図である。図7図17および図19は、それぞれ、第1から第3のユーザ入力処理規則に従って表示した場合についての表示画面の変化を示す図である。

0091

第1のユーザ入力処理規則に従う場合、表示開始点は、図6に示すように、各キー入力ごとに仮想画面上を上下に移動する。表示画面は、図7に示すように変化する。

0092

第2のユーザ入力処理規則に従う場合、表示開始点は、図16に示すように、下キーが入力されるごとに右または下へ移動し、点Aから点B、点C、点D、点E、点F、点Gを経て、点Hに到達する。図17に示すように、画面Aが表示された状態で下キーが2回入力されると、画面は下に2行だけスクロールし、画面Bが表示される。さらに下キーが6回入力されると、画面Cが表示される。以後、下キーが順に5回、4回、1回、5回、4回入力されると、画面D、画面E、画面F、画面G、画面Hが順に表示される。

0093

第3のユーザ入力処理規則に従う場合、表示開始点は、図18に示す白丸点の範囲で移動する。図19に示すように、画面Aが表示された状態で下キーが2回入力されると、画面は下に2行だけスクロールし、画面Bが表示される。さらに下キーが6回入力されると、画面Cが表示される。この状態で右キーが1回入力されると、表示画面は右に1画面だけスクロールし、画面Dが表示される。さらに右キーが1回入力されると、画面Eが表示される。また、画面Cが表示された状態で下キーが1回入力されると、表示画面は下に1行だけスクロールし、画面Fが表示される。さらに右キーが1回入力されると、画面Gが表示され、さらに右キーが1回入力されると、画面Hが表示される。この場合、表示範囲決定部33は、構成要素記録部13に記録されたレイアウト結果を参照して、不要な仮想画面外の部分を含まないように表示範囲を選択する。例えば、図19に示す画面Bが表示されているときに右キーが入力された場合、画面Bから右に1画面だけスクロールすると不要な仮想画面外の部分を表示範囲に含んでしまう。このような場合には、表示開始点は移動せず、表示画面は変化しない。

0094

ユーザは、好みに応じてユーザ入力処理規則を切り替えることにより、各キーに対する処理内容を切り替えることができる。第1のユーザ入力処理規則を選択した場合には、上キーと下キーとを用いて表示画面を縦方向にのみスクロールさせ、左キーと右キーとを用いてヒストリの前文書または次文書へ移動することができる。第2のユーザ入力処理規則を選択した場合には、上キーと下キーとを用いて表示画面を縦方向と横方向とにスクロールさせることにより、テーブル要素の全体を表示することができる。第3のユーザ入力処理規則を選択した場合には、ヒストリの前文書または次文書へは移動できないが、左キーと右キーとを用いてテーブル要素を画面単位で横方向にスクロールさせることにより、テーブル要素の全体を短時間で表示することができる。

0095

以上に示すように、本実施形態に係るハイパーテキスト表示装置によれば、入力されたハイパーテキスト文書は、複数の構成要素に分割され、所定のレイアウト規則に従ってレイアウトされる。ハイパーテキスト文書の表示範囲はユーザ入力処理規則に従って決定され、決定された表示範囲の画面データが作成されて、画面に表示される。ユーザ入力処理規則は、ユーザ入力に基づき切り替えられる。

0096

したがって、ユーザ入力に対して適用されるユーザ入力処理規則を切り替えることにより、各ユーザ入力に対する処理内容を切り替えることができる。このため、テーブル要素や画像要素のように、表示画面幅を超える構成要素を表示する場合に、各ユーザ入力に対して適切な処理内容を対応づけて、機器の操作性を向上させることができる。また、1つのキーに複数の処理内容を割り当てることができるので、入力キーの個数を減らし、機器をさらに小型化することができる。

0097

本実施形態についても、図20に示すように、第1の実施形態と同様の変形例を構成できる。図20に示す規則切替指示決定部34は、図12に示した規則切替指示決定部24と同様に、構成要素記録部13に記録されたレイアウト結果と表示範囲決定部33により決定された表示範囲とに基づき、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示するか否かを決定する。このように、表示範囲に含まれる各構成要素の属性やレイアウト結果に基づき、ユーザ入力処理規則の切り替えを指示する構成によっても、第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置3と同様の効果を奏する。

0098

(第3の実施形態)図21は、第3の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。図21に示すハイパーテキスト表示装置5は、ハイパーテキスト受信部10、ハイパーテキスト記録部11、解析部12、構成要素記録部13、規則切替指示入力部40、レイアウト規則切替部21、レイアウト部23、ユーザ入力部15、ユーザ入力処理規則切替部31、表示範囲決定部33、および、表示部17を備える。レイアウト規則切替部21には、複数のレイアウト規則を記録したレイアウト規則テーブル22が含まれる。ユーザ入力処理規則切替部31には、複数のユーザ入力処理規則を記録したユーザ入力処理規則テーブル32が含まれる。ハイパーテキスト表示装置5は、規則切替指示入力部40からの入力に応じて、レイアウト規則とユーザ入力処理規則とを対応づけて同時に切り替えることを特徴とする。本実施形態の構成要素のうち、第1または第2の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。

0099

ハイパーテキスト表示装置5のユーザは、規則切替指示入力部40に対して、レイアウト規則およびユーザ入力処理規則の切り替え指示を入力する。規則切替指示入力部40は、入力された規則切り替え指示をレイアウト規則切替部21とユーザ入力処理規則切替部31とに対して同時に出力する。

0100

図22は、ハイパーテキスト表示装置5の動作を示すフローチャートである。図22に示すフローチャートは、図5に示したフローチャートのステップS103を図15に示したステップS203に置換し、さらにステップS308の処理を追加したものである。このため、ステップS308以外の処理については説明を省略する。

0101

ステップS308では、ユーザ入力処理規則切替部31が、ユーザ入力処理規則テーブル32から新たなユーザ入力処理規則を選択して、表示範囲決定部33に対して出力する。その後、ハイパーテキスト表示装置5は、ステップS302に進み、新たなレイアウト規則とユーザ入力処理規則とを用いて、再び画面を表示する。

0102

図8図9図23および図24を参照して、レイアウト規則とユーザ入力処理規則とを同時に切り替えることによる効果を説明する。ハイパーテキスト表示装置5は、第1の規則設定を行った状態では、図4に示した第2のレイアウト規則と、図14に示した第1のユーザ入力処理規則とに従い、第2の規則設定を行った状態では、図4に示した第3のレイアウト規則と、図14に示した第3のユーザ入力処理規則とに従うとする。第1の規則設定状態では、仮想画面は図8に示すようになり、表示画面は図9に示すように変化する。第2の規則設定状態では、仮想画面は図23に示すようになり、表示画面は図24に示すように変化する。ユーザは、規則切替指示入力部40に規則切り替え指示を入力することにより、第1の規則設定状態と第2の規則設定状態とを切り替えることができる。

0103

また、ハイパーテキスト表示装置5は、第3の規則設定を行った状態では、図4に示した第1のレイアウト規則と、図14に示した第1のユーザ入力処理規則とに従うとする。第3の規則設定状態では、仮想画面は図6に示すようになり、表示画面は図7に示すように変化する。このように、ハイパーテキスト表示装置5は、テーブル要素のうち表示画面幅に表示できる部分のみを表示し、残余の部分を表示しないこととしてもよい。

0104

以上に示すように、本実施形態に係るハイパーテキスト表示装置によれば、入力されたハイパーテキスト文書は、複数の構成要素に分割され、選択されたレイアウト規則に従ってレイアウトされる。ハイパーテキスト文書の表示範囲は選択されたユーザ入力処理規則に従って決定され、決定された表示範囲の画面データが作成されて、画面に表示される。レイアウト規則とユーザ入力処理規則とは、対応づけて同時に切り替えられる。

0105

したがって、レイアウト規則とユーザ入力処理規則とを対応づけて同時に切り替えることにより、第1および第2の実施形態の効果に加えて、レイアウト規則に適したユーザ入力処理規則や、ユーザ入力処理規則に適したレイアウト規則を選択することができるという効果がある。また、1つのキー入力で2つの規則を同時に切り替えれらるので、ユーザ入力の回数を削減できる。

0106

なお、本実施形態では、レイアウト規則とユーザ入力処理規則とを同時に切り替えることとしたが、本実施形態の要点は、2つの規則を対応づけて切り替える点にある。したがって、規則切り替え指示が入力されたときに、一方の規則のみを切り替えることとしてもよい。

0107

また、本実施形態についても、図25に示すように、第1の実施形態と同様の変形例を構成できる。図25に示す規則切替指示決定部41は、図12に示した規則切替指示決定部24と同様に、構成要素記録部13に記録されたレイアウト結果と表示範囲決定部33により決定された表示範囲とに基づき、レイアウト規則およびユーザ入力処理規則の切り替えを指示するか否かを決定する。このように、表示範囲に含まれる各構成要素の属性やレイアウト結果に基づき、規則切り替えを指示する構成によっても、第3の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置5と同様の効果を奏する。

0108

なお、本発明は、上述した実施形態の技術内容に限定されず、以下に示す実施形態を包含する。まず、ハイパーテキスト文書の例としてHTML文書を用いたが、HTML文書に限らずWML(Wireless Markup Language)文書など他のハイパーテキスト文書でもよい。また、テーブル要素を含む文書例を示したが、画像要素など、折り返してレイアウトすることが適当でない他の構成要素についても、テーブル要素の場合と同様の効果がある。また、レイアウト規則およびユーザ入力処理規則の数には制限はなく、実施形態で示した数以上の規則の中から選択して切り替えることもできる。さらに、レイアウト規則を切り替えるごとに再びレイアウトすることとしたが、過去のレイアウト結果を記録しておき、同じレイアウト規則を適用して再びレイアウトする場合には、先に記録したレイアウト結果を参照して、レイアウト処理を省略することもできる。

0109

また、第1から第3の実施形態では、例として、画面がキー入力ごとに特定の量だけ、特定の方法でスクロールするハイパーテキスト表示装置を示したが、本発明で使用可能な画面のスクロール方法は、特定の方法に限定されるものではない。実施形態では、画面は1文字単位や1画面単位でスクロールすることとしたが、画面がスクロールする量は、これらの値に限定されるものではない。画面は、キー入力ごとに任意の量だけ、例えば、2文字単位や1センチメートルごとにスクロールすることとしてもよい。また、第2の実施形態では、表示開始点が図16に示すように移動し、テーブルの上端が画面の上端と一致した時点(すなわち、図16に示す点C)から、画面は横方向にスクロールすることとした。これに代えて、画面は、テーブルの一部が画面に表示された時点から、横方向にスクロールすることとしてもよい。例えば、表示開始点が図16に示す点Q以降は右方向にも移動することとし、テーブルの上端が画面の中央に表示されたときから、画面が横スクロールすることとしてもよい。

0110

また、第1から第3の実施形態では、ハイパーテキスト表示装置は、表示画面全体にハイパーテキスト文書を表示することとしたが、これに代えて、表示画面の一部の領域(多くの場合、長方形領域)にハイパーテキスト文書を表示することとしてもよい。この場合、指定された領域を表示画面とみなして各構成要素を構成することにより、第1から第3の実施形態と同様の効果を奏する。

図面の簡単な説明

0111

図1本発明の第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図2テーブル要素を含んだHTML文書の一例である。
図3第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、構成要素記録部の内容の一例を示す図である。
図4第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、レイアウト規則テーブルの内容の一例を示す図である。
図5第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の動作を示すフローチャートである。
図6第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第1のレイアウト規則を用いた場合の仮想画面の一例を示す図である。
図7第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第1のレイアウト規則を用いた場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図8第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第2のレイアウト規則を用いた場合の仮想画面の一例を示す図である。
図9第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第2のレイアウト規則を用いた場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図10第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第3のレイアウト規則を用いた場合の仮想画面の一例を示す図である。
図11第1の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第3のレイアウト規則を用いた場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図12第1の実施形態の変形例に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図13本発明の第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図14第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、ユーザ入力処理規則テーブルの内容の一例を示す図である。
図15第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の動作を示すフローチャートである。
図16第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第2のユーザ入力処理規則を用いた場合の仮想画面の一例を示す図である。
図17第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第2のユーザ入力処理規則を用いた場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図18第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第3のユーザ入力処理規則を用いた場合の仮想画面の一例を示す図である。
図19第2の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第3のユーザ入力処理規則を用いた場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図20第2の実施形態の変形例に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図21本発明の第3の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図22第3の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置の動作を示すフローチャートである。
図23第3の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第2の規則設定を用いた場合の仮想画面の一例を示す図である。
図24第3の実施形態に係るハイパーテキスト表示装置における、第2の規則設定を用いた場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図25第3の実施形態の変形例に係るハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図26従来のハイパーテキスト表示装置の構成を示すブロック図である。
図27テーブル要素を含まないHTML文書の一例である。
図28従来のハイパーテキスト表示装置における、テーブル要素を含まないHTML文書を表示する場合の仮想画面の一例を示す図である。
図29従来のハイパーテキスト表示装置における、テーブル要素を含まないHTML文書を表示する場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図30従来の第1の方法を用いたハイパーテキスト表示装置における、テーブル要素を含んだHTML文書を表示する場合の仮想画面の一例を示す図である。
図31従来の第1の方法を用いたハイパーテキスト表示装置における、テーブル要素を含んだHTML文書を表示する場合の表示画面の変化の一例を示す図である。
図32従来の第3の方法を用いたハイパーテキスト表示装置における、テーブル要素を含んだHTML文書を表示する場合の仮想画面の一例を示す図である。
図33従来の第3の方法を用いたハイパーテキスト表示装置における、テーブル要素を含んだHTML文書を表示する場合の表示画面の変化の一例を示す図である。

--

0112

1、2、3、4、5、6…ハイパーテキスト表示装置
10…ハイパーテキスト受信部
11…ハイパーテキスト記録部
12…解析部
13…構成要素記録部
14、23…レイアウト部
15…ユーザ入力部
16、33…表示範囲決定部
17…表示部
20、30、40…規則切替指示入力部
21…レイアウト規則切替部
22…レイアウト規則テーブル
24、34、41…規則切替指示決定部
31…ユーザ入力処理規則切替部
32…ユーザ入力処理規則テーブル

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