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図面 (17)

課題

プラスイオンマイナスイオンを含んだ空気を室内の隅々まで行き渡らせて、空気中の浮遊細菌を除去できる空気調和機を提供する。

解決手段

熱交換器25と、送風ファン26とを備えた室内機1に、プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させるイオン発生装置および送風機を内蔵したイオン発生装置ユニット33を設ける。イオン発生装置ユニット33が配された送風通路Bを熱交換器25を通る循環通路Aとは別に形成する。送風通路Bは、循環通路Aに熱交換器25よりも下流側で合流し、イオン発生装置からのイオンを含んだ空気を循環通路Aの空気と合流させて、室内にイオンを含んだ空気を吹き出す。

概要

背景

一般に、事務所会議室家庭内などの室内では、人の存在によって、呼吸と共に排出される二酸化炭素や、たばこの煙、ほこりなどの汚染微粒子が増加し、マイナスイオンが減少する。特にたばこを喫煙すると、マイナスイオンが大きく低下し、室外空気中のイオン量の1/2〜1/5程度となる傾向がある。

そのため、マイナスイオン発生機単独またはマイナスイオン発生機を備えた空気清浄機を設置して、マイナスイオンを発生させている。市販されているイオン発生機はマイナスイオンのみを発生するものであり、その発生方式は直流高電圧式であり、マイナスイオンのみが発生され、交流高電圧式で、低い印加電圧によってマイナスイオンとプラスイオンを共に発生させているものはない。

そして、イオン発生機は、室外イオン分布とは異なり、マイナスイオンのみを多量に発生させている。このマイナスイオンによって人間をリラックスさせる効果がある程度期待できるものの、近年、住宅環境の高密度化密閉化に伴い、人体に有害な空気中の浮遊細菌の積極的な除去を行うことについては効果が認められない問題がある。

また、空気調和機には、空気清浄機能を付加して、室内の空気を吸引してフィルターにより汚染物質吸着もしくは分解する方式がある。さらに、特公平7−23777号公報に、マイナスイオンとプラスイオンを発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機が開示されている。この空気調和機では、熱交換器よりも下流側の吹出口の近傍にイオン発生装置が配され、送風機による送風によって、マイナスイオンとプラスイオンは室内に吹き出される。

概要

プラスイオンとマイナスイオンを含んだ空気を室内の隅々まで行き渡らせて、空気中の浮遊細菌を除去できる空気調和機を提供する。

熱交換器25と、送風ファン26とを備えた室内機1に、プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させるイオン発生装置および送風機を内蔵したイオン発生装置ユニット33を設ける。イオン発生装置ユニット33が配された送風通路Bを熱交換器25を通る循環通路Aとは別に形成する。送風通路Bは、循環通路Aに熱交換器25よりも下流側で合流し、イオン発生装置からのイオンを含んだ空気を循環通路Aの空気と合流させて、室内にイオンを含んだ空気を吹き出す。

目的

本発明は、上記課題に鑑み、マイナスイオンおよびプラスイオンの特性を大いに活用させて、空気中の浮遊細菌を除去できる安全な空気調和機を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
9件

この技術が所属する分野

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請求項1

熱交換器と、送風機と、プラスイオンマイナスイオンを同時に発生させるイオン発生装置とを備え、前記熱交換器から送風機を通る循環通路を流れる第1の空気流に対して、前記イオン発生装置からの第2の空気流を合流させたことを特徴とする空気調和機

請求項2

イオン発生装置を通る送風通路が、循環通路とは別に設けられたことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。

請求項3

循環通路の吸込口と送風通路の吸込口とが共通であることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。

請求項4

送風通路の吸込口と循環通路の吸込口とが異なることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。

請求項5

循環通路の吹出口と送風通路の吹出口とが共通であることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。

請求項6

送風通路の吹出口と循環通路の吹出口とが異なることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。

請求項7

送風通路は循環通路に連通され、前記送風通路と循環通路との合流口は、前記循環通路の熱交換器よりも下流側に形成されたことを特徴とする請求項5記載の空気調和機。

請求項8

イオン発生装置と第2の空気流を形成する第2送風機とを一体化したイオン発生装置ユニットが送風通路に配設されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気調和機。

請求項9

イオン発生装置ユニットの吸込口にフィルターが設けられたことを特徴とする請求項8記載の空気調和機。

請求項10

イオン発生装置を視認するための視認窓が設けられたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の空気調和機。

請求項11

発生したイオンを第1の空気流によって吹き出すように、イオン発生装置を作動させるとともに送風機を駆動して、イオン発生装置単独運転を行う制御装置を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の空気調和機。

請求項12

イオン発生装置が、熱交換器よりも上流側に配設されたことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。

請求項13

空気中の水分を吸着離脱する除加湿装置を備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の空気調和機。

技術分野

0001

本発明は、イオン発生装置を備えたセパレート型あるいは一体型空気調和機に関する。

背景技術

0002

一般に、事務所会議室家庭内などの室内では、人の存在によって、呼吸と共に排出される二酸化炭素や、たばこの煙、ほこりなどの汚染微粒子が増加し、マイナスイオンが減少する。特にたばこを喫煙すると、マイナスイオンが大きく低下し、室外空気中のイオン量の1/2〜1/5程度となる傾向がある。

0003

そのため、マイナスイオン発生機単独またはマイナスイオン発生機を備えた空気清浄機を設置して、マイナスイオンを発生させている。市販されているイオン発生機はマイナスイオンのみを発生するものであり、その発生方式は直流高電圧式であり、マイナスイオンのみが発生され、交流高電圧式で、低い印加電圧によってマイナスイオンとプラスイオンを共に発生させているものはない。

0004

そして、イオン発生機は、室外イオン分布とは異なり、マイナスイオンのみを多量に発生させている。このマイナスイオンによって人間をリラックスさせる効果がある程度期待できるものの、近年、住宅環境の高密度化密閉化に伴い、人体に有害な空気中の浮遊細菌の積極的な除去を行うことについては効果が認められない問題がある。

0005

また、空気調和機には、空気清浄機能を付加して、室内の空気を吸引してフィルターにより汚染物質吸着もしくは分解する方式がある。さらに、特公平7−23777号公報に、マイナスイオンとプラスイオンを発生させるイオン発生装置を備えた空気調和機が開示されている。この空気調和機では、熱交換器よりも下流側の吹出口の近傍にイオン発生装置が配され、送風機による送風によって、マイナスイオンとプラスイオンは室内に吹き出される。

発明が解決しようとする課題

0006

上記のイオン発生装置を備えた空気調和機において、冷房運転するとき、冷風が直接イオン発生装置に当たるので、イオン発生装置の電極に露がついて、短絡するおそれがあり、安全上問題がある。しかも、イオン発生装置に送風が当たることによって、流れが乱され、送風むらや風量の低下が生じる。

0007

また、発生したマイナスイオンとプラスイオンは送風機の駆動によって吹き出されるが、空気調和機の運転状態によってマイナスイオンとプラスイオンの働きが左右される。例えば、運転開始時、風量が強となって、マイナスイオンとプラスイオンは室内中に拡散して、その効果を発揮する。時間が経過して、風量が弱になると、室内にマイナスイオンとプラスイオンが行き渡りにくくなる。ところで、時間が経過した状況では、人が長く居たことになり、多くの汚染微粒子が存在する。このときにイオンの効果を発揮させなければならないにもかかわらず、イオンが偏在して、その効果を発揮できなくなる。したがって、イオン発生装置を備えていても、イオンの特性が十分に活用されていないことになる。

0008

本発明は、上記課題に鑑み、マイナスイオンおよびプラスイオンの特性を大いに活用させて、空気中の浮遊細菌を除去できる安全な空気調和機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明による課題解決手段は、熱交換器と、送風機と、プラスイオンとマイナスイオンを同時に発生させるイオン発生装置とを備え、熱交換器から送風機を通る循環通路を流れる第1の空気流に対して、イオン発生装置からの第2の空気流を合流させたものである。すなわち、イオン発生装置が熱交換器と並列に配置されることになり、熱交換器を通過した空気による影響が及ばなくなり、安全性が高まり、かつイオン発生能力の低下も生じない。ここで、空気中の水分を吸着、離脱する除加湿装置も併用すると、空気を調質しながら殺菌でき、さわやかな快適空間が得られる。

0010

具体的には、熱交換器が配される循環通路とイオン発生装置が配される送風通路とを別々に設ける。例えば、両者の吸込口を共通にするときには、送風通路を熱交換器よりも上流側で循環通路から分岐して、熱交換器よりも下流側で循環通路に合流させるか、あるいは両者の吹出口を別々にして、送風通路を熱交換器よりも上流側で分岐する。また、両者の吸込口を別々にするときには、送風通路を熱交換器よりも下流側か上流側のいずれかで循環通路に合流させるか、あるいは吹出口も別々にする。

0011

このように、両通路が合流して吹出口が共通であれば、イオン発生装置から発生したプラスイオンとマイナスイオンは、循環通路からの空気流によって室内に広められ、殺菌効果を大いに発揮させることができる。両通路の吸込口を共通にすれば、空きスペースに送風通路を形成することができ、スペースの有効活用を図れる。また、両通路の吸込口を別々にすれば、イオン発生装置の設置場所に応じて吸込口の位置を任意に設定することができ、無駄なスペースが生じることがなく、空気調和機の小型化を図れる。両通路の吹出口を別々にすれば、空気調和機の運転状態に関係なくイオンを含んだ空気を吹き出すことができ、安定したイオンの発生を行うことができる。したがって、いずれかの組み合わせを目的に応じて選択すればよく、循環通路に対して送風通路を多様に形成することができ、例えばイオン発生装置の単独運転が可能となったり、他の運転と併用したり、イオンの殺菌効果を活用して空気調和機の機能アップを図れる。

0012

ところで、イオン発生装置を熱交換器の上流側に配したり、送風通路の合流口を熱交換器よりも上流側にするようにしてもよい。これによっても、循環通路を流れる空気流に対してイオン発生装置からの空気流は合流されることになり、発生したイオンを室内に広めることができる。しかも、発生したイオンは熱交換器や循環通路を通るので、これらを殺菌して、細菌が含まれていないきれいな空気を吹き出すことができ、衛生的となる。

0013

そして、イオン発生装置と送風機とを一体化して、イオン発生装置ユニットとする。このようなユニット化によって、イオン発生装置に確実に空気を導入でき、かつイオンを含んだ空気を送り出すことができ、安定した殺菌効果が得られる。また、イオン発生装置ユニットを取り付けるだけで装着できるので、作業が非常に楽となる。しかも、搭載機種に応じてユニットの形状や仕様を設定すればよく、機種設計変更にも対応が容易となる。

0014

また、イオン発生装置ユニットの吸込口にフィルターを設けておくとよい。これによって、イオン発生装置に埃が付着することを防止でき、長時間の使用による性能の低下を防ぐことができる。さらに、イオン発生装置の運転状態を視認するための視認窓を設けておくと、埃の溜まり具合を確認でき、メンテナンスがしやすくなる。

発明を実施するための最良の形態

0015

本発明のイオン発生装置を備えた空気調和機の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1セパレート型空気調和機室内機1を示す。室内機1は、熱交換器や室内ファン等が内装された本体ケーシング2、フィルターの汚れを確認するとき等に本体内部を視認するために開閉可能とされた前パネル3、冷暖気を吹き出す吹出口4と、室内空気を吸い込む吸込口5、運転状況を表示する液晶表示装置6、除加湿装置からの除加湿された空気を吹き出す除加湿用吹出口7を備えている。さらに、運転の入切や切替えを遠隔操作するリモコン8を備えている。

0016

また、図2に示すように、前パネル3は本体ケーシング2に開閉自在に支持されており、前パネル3に形成された吸込口5に対向して、本体ケーシング2の格子状の吸込口が形成され、この吸込口には、吸込口5より吸い込んだ空気中のごみや塵を除去する右フィルター9および左フィルター10が配設されている。右フィルター9および左フィルター10の略中央部に、空気清浄フィルター11、12がそれぞれ取り付けられている。本体ケーシング2の右側には、除加湿装置用に室内空気を吸い込むための除加湿用吸込口が形成され、除加湿用フィルター13が配設されている。

0017

本体ケーシング2の中央部には、図3に示すような液晶表示装置6が配置されている。この液晶表示装置6は、室内の湿度に応じて点灯する湿度ランプ14、室内空気の汚れに応じて色が変わる清浄度ランプ15、リモコンからの操作ボタンの信号によって、室内の環境と運転状況を表示する表示部16、リモコンから信号を受けつける受光部17とから構成されている。

0018

リモコン8は、図4に示すように、運転状態を表示するリモコン表示部18、室内機1に信号を送ると点灯する送信表示19、空気調和機を運転する運転/停止スイッチ20、室内温度を設定する温度スイッチ21、除加湿装置の除湿運転を入/切する湿度スイッチ22、除加湿装置の換気運転を入/切する換気スイッチ23、イオン発生装置ユニットの運転の入/切をするクラスタースイッチ24などから構成されている。

0019

図5に示すように、室内機1の内部には、内部を通過する熱冷媒体と外部の室内の空気との間で熱交換をする室内熱交換器25と、室内の空気を吸い込んで室内熱交換器25で熱交換した空気を本体外に吹出すための室内ファン26とが装着されている。本体ケーシング2の前面下部に形成された吹出口4には、空気の流れの向きを左右方向に替え縦ルーバー27と、流れの向きを上下方向に替える横ルーバー28とがそれぞれ揺動自在に取り付けられている。

0020

本体ケーシング2の前面には、フィルターガイド29が形成され、前パネル3を開いた状態でフィルター9、10をフィルターガイド29に沿って挿入して装着する。右フィルター9は、液晶表示装置6を回避した形状となっている。また、室内熱交換器25の下方に、室内空気と熱交換するときに発生するドレンを受けるドレンパン30が配設されている。なお、吸込口5は、前パネル3の液晶表示装置6を囲むように形成された前吸込口31と、本体ケーシング2の上面に形成された上吸込口32とから構成される。

0021

そして、吸込口5からフィルター9、10、熱交換器25を通って吹出口4に至る循環通路Aが形成され、この循環通路Aによって、吸込口5から吸い込まれた室内の空気は、吹出口4から室内に吹き出され、循環する。

0022

本体ケーシング2の吹出口4の近傍にはイオン発生装置ユニット33が配設されている。このイオン発生装置ユニット33を通るように送風通路Bが循環通路Aとは別に設けられている。送風通路Bは、熱交換器25とフィルター9、10との間に形成され、循環通路Aの吹出口4の近傍に形成された合流口34において循環通路Aに連通している。これにより、吸込口5から入ってフィルター9、10を通り抜けた空気は、熱交換器25を通らずに直接イオン発生装置ユニット33を通って、熱交換器25よりも下流側に位置する合流口34から循環通路Aに出て、循環通路Aを通る空気と合流して、室内に放出される。このように、熱交換器25を通らない空気の通路にイオン発生装置ユニット33を配置したのは、冷房中にイオン発生装置ユニット33のイオン発生装置が常時冷却されるため、圧縮機が停止すると、イオン発生装置の周囲が結露状態になるおそれがあり、イオン発生能力の低下を招くので、これを防止するためであって、熱交換器25を通らない通路にイオン発生装置ユニット33を配置した構造とする。

0023

本空気調和機は、図6に示すように、室内機1と室外機40とリモコン8とから構成され、室内機1は、室内熱交換器25および室内ファン26を備え、室外機40は、室外熱交換器41、圧縮機42、膨張弁43および室外ファン44を備えている。

0024

また、室内機1には除加湿装置50が搭載されており、除加湿装置50は、室内の水分を吸着、離脱する吸湿ロータ51、室内の空気を吸い込む除湿ファン52、吸湿ロータ51に再生空気を送る再生ファン53、吸湿ロータ51に送る再生空気を加熱する再生ヒータ54、経路切換えダンパー55から構成されている。

0025

イオン発生装置ユニット33は、図7に示すように、イオン発生装置60、送風機61、ユニット吹出口62、フィルター63およびユニット本体64から構成されている。

0026

イオン発生装置60は、図8に示すように、円筒状の誘電体65と、誘電体65の内側に取り付けられた内電極66と、内電極66に対向して誘電体65の外側に取り付けられた外電極67と、誘電体65の両端に装着されたシール用の絶縁パッキン68、69とから構成されている。

0027

誘電体65を構成するガラス管は、円筒状で両端が開口された、商品名:ネオセラムガラス材料からなり、外径が10mmとされる。内電極66は、一般に高圧電極と称され、材質がSUS316若しくはSUS304のステンレス鋼線で、40メッシュ金網平織り加工されている。外電極67は、一般にGND電極と称され、材質がSUS316若しくはSUS304のステンレス鋼線で、16メッシュの金網で平織り加工されている。内電極66、外電極67には、高圧回路に接続されるリード線70、71が所定の位置にそれぞれ溶着されている。リード線70、71は、芯線がステンレス鋼線で周囲の被覆テフロン登録商標)製のものである。

0028

絶縁パッキン68、69の内面に、誘電体65の端縁部が挿入される溝72が円環状に形成され、絶縁パッキン68、69は誘電体65の両端に嵌合される。溝72に囲まれた内側には凹部73が形成され、凹部73の底面にリード線70を通すための穴74が形成され、穴74には薄膜が形成されている。リード線70を通す際に、この薄膜を破る加工処理が施される。また、絶縁パッキン69、70の外側面に、ユニット本体64への取付用の溝75が形成されている。なお、絶縁パッキン69、70の材料は、クロロスルホン化ポリエチレン(商品名ハイパロン)若しくはEPゴムから形成されている。

0029

以上のように構成されたイオン発生装置60を組み立てるとき、誘電体65の内側にリード線70を溶着した筒状の内電極66を挿入する。さらに、絶縁パッキン69の凹部73の穴74の薄膜を破って、リード線70を通した後、絶縁パッキン69を誘電体65の一端に挿入嵌合する。

0030

そして、誘電体65の外側に、リード線71を溶着した筒状の外電極67を被せ、絶縁パッキン68を誘電体65の他端に挿入嵌合する。これによってイオン発生装置60が完成する。

0031

ユニット本体64は、イオン発生装置60を収納するケース60aに送風機61のケーシング61aが一体的に取り付けられた構造であって、細長い円筒あるいは直方体をした形状であるが、この形状に限定されるものではない。送風機61は、イオン発生装置60の軸線方向に配置され、取付口76を介してイオン発生装置60と連通される。

0032

そして、送風機61は、ユニット吸込口77から取り入れた空気を取付口76、通気口78を通じてイオン発生装置60に送り込み、ここで発生したプラスイオンとマイナスイオンをユニット吹出口62から吹出すためのものである。室内機1の送風通路Bにおける収納状態に応じて、ケーシング、ファン、モータの形態を適宜選択すればよい。

0033

ユニット吸込口77には、フィルター63が取り付けられている。フィルター63としては、埃や塵などを除去するプレフィルターと室内の臭いを除去するための脱臭フィルターなどを組み合わせたものか、あるいはいずれか単体のフィルターでも構わない。ユニット吸込口77およびユニット吹出口62は、それぞれ軸線方向に対して直交する方向に形成され、そして両者は90度ずれて形成されている。

0034

また、ユニット本体64には、イオン発生装置60を外から見るための視認窓79が形成されている。この視認窓79は、外から内部を確認できるように透明の樹脂材がケース60aに形成された開口に装着されて構成される。そして、視認窓79を外部から覗くことができるように、本体ケーシング2にも監視窓を形成しておくか、あるいはイオン発生装置ユニット33を簡単に着脱できる構造としておくとよい。

0035

以上のイオン発生装置ユニット33の構成において、ユニット本体64内の取付孔80にイオン発生装置60の絶縁パッキン68を嵌め込み、支持板81に絶縁パッキン69を取付け、フィルター63を装着した送風機61のケーシング61aをケース60aにねじ等によって組み付けると、イオン発生装置ユニット33が完成する。このユニット33を送風通路B内の所定の位置にねじ等によって着脱可能に装着する。

0036

次に、空気調和機の運転動作を説明する。まず、操作はリモコン8によって行うことができ、その手順を説明する。リモコン8の制御パネルの運転切換スイッチ34を押す毎に運転モードが『自動』→『暖房』→『冷房』→『ドライ』→『自動』と変わって、リモコン表示部18に表示され、これにより運転モードを選択する。

0037

リモコン8から送信された信号は、室内機1の液晶表示装置6の受光部17によって受信される。室内機1には、制御装置が内蔵されており、図9に示すように、制御装置は、CPU、メモリ等からなる制御部90と、スイッチ判定手段91と、室内ファン駆動回路92と、イオン発生装置駆動回路93と、除加湿装置駆動回路94とを備えており、リモコン8からの信号に応じて各装置を作動させる。

0038

運転/停止スイッチ20を押すと、室内機1の液晶表示装置6に運転内容設定温度、室内温度が順に表示され、運転中は、常に室内温度を表示する。運転を停止するときには、運転/停止スイッチ20を押すと、液晶表示装置6の表示が消え、運転が停止する。温度を変えたいとき、例えば1℃上げたいときには、温度スイッチ21の『△』スイッチを1回押すと、設定温度が1℃上がり、暖房・冷房運転モードのときは、リモコン表示部18と液晶表示装置6に設定温度が表示される。また、自動・ドライ運転モードのときには、リモコン表示部18に上げたい温度分だけの温度が表示され、液晶表示装置6に設定温度が表示される。このとき、液晶表示装置6の設定温度の表示は、約4秒後に室温表示に戻る。風量を変えたいときには、風量スイッチ35を押すごとに、風量が変化し、リモコン表示部18に『風量自動』→『風量△』→『風量△△』→『風量△△△』→『風量自動』と表示され、液晶表示装置6に『風量自動』→『風量微風』→『風量弱風』→『風量強風』→『風量自動』と表示される。

0039

上記のように所望の運転モードが選択される。冷房運転時には、圧縮機42から凝縮されて高温状態になっている熱交換媒体が、室外機40の室外熱交換器41に送られる。室外熱交換器41では、室外ファン44により外気が室外熱交換器41に送風され、熱交換媒体の熱を奪い、熱交換媒体は冷却される。熱交換媒体は、膨張弁43を通過して、室内熱交換器25により蒸発気化される。室内ファン26により吸い込まれた室内の空気は室内熱交換器25を通過して、室内熱交換器25により熱を奪われる。このようにして、室内の空気は冷やされて循環し、冷房が行われる。

0040

暖房運転は、冷房運転とは逆に、熱交換媒体を逆循環させることにより行われる。凝縮した熱交換媒体を室内熱交換器25に送り、室内熱交換器25を通過する室内の空気を温めて室内暖房を行う。熱交換媒体は、膨張弁43を通過して室外熱交換器41により蒸発させられる。さらに、室外ファン44により室外熱交換器41に送風された外気と熱交換をして、外気からの熱を奪い、圧縮機42に戻る。

0041

ここで、空気の流れとしては、室内ファン26によって、室内機1の前パネル3の吸込口31および本体ケーシング2の吸込口32から吸い込まれ、フィルター9、10を通過して、室内熱交換器25に至る。室内熱交換器25の表面全体に室内の空気が導かれるので、室内熱交換器25での熱交換率が良くなる。室内熱交換器25を通過して、吹出口4から吹き出される。

0042

また、空気調和機の運転が開始されると、これに連動してイオン発生装置ユニット33にも交流高電圧が印加され、プラスイオンとマイナスイオンが生成される。プラスイオンとしては、H+(H2O)n、マイナスイオンとして、O2−(H2O)mが最も安定に生成される。

0043

吸込口31から吸い込まれてフィルター9、10を通過した空気の一部は、送風通路Bに入り、イオン発生装置ユニット33に吸い込まれる。ユニット本体64のフィルター63を通過して、臭いや塵、埃の除去された空気は、イオン発生装置60から発生するプラスイオンとマイナスイオンを含んで、ユニット吹出口62から吹き出される。イオン発生装置ユニット33から吹き出された空気は、送風通路Bを経て合流口34から循環通路Aを流れる熱交換された空気と合流して、吹出口4より吹き出され、室内の隅々まで空気が対流循環する。

0044

プラスイオン若しくはマイナスイオン単独では、空気中の浮遊細菌に対し格別な効果はない。しかし、これらのプラスイオンとマイナスイオンが同時に生成すると、化学反応によって活性種である過酸化水素H2O2または水酸化ラジカル・OHが生成する。これらは極めて強力な活性を示すため、空気中の浮遊細菌を除去することができる。したがって、イオン発生装置ユニット33を搭載した空気調和機を運転すると、開始してから3時間後に一般生菌を83%、真菌を88%除去することができる。

0045

また、イオンを発生するイオン発生装置ユニット33を単独で運転するようにしてもよい。空気調和機の運転が停止していてもイオン発生装置ユニット33だけの運転をするために、リモコン8のクラスタースイッチ24を『入』にする。運転を開始すると、イオン発生装置ユニット33に交流高電圧が印加され、室内機1の室内ファン26にも印加される。

0046

送風機61によって送風通路Bに空気流が生じ、この空気流にイオン発生装置60から発生したプラスイオンとマイナスイオンが含まれる。イオン発生装置ユニット33から吹き出された空気は、合流口34から室内ファン26によって循環通路Aに生じた空気流と合流して、吹出口4から室内に放出される。これにより、空調運転に関係なく単独でも運転をすることができ、室内の空気中の浮遊細菌に対しての殺菌効果が得られ、空気調和機としての商品の使い勝手の向上が図られる。このとき、室内ファン26を駆動することによって、強い空気流が発生し、プラスイオンとマイナスイオンを室内に広く拡散させることができる。

0047

さらに、除加湿装置50の運転により、室内の空気を除湿、加湿して、空気を調質できる。そこで、除加湿装置50を運転するときに同時にイオン発生装置ユニット33も併用運転するようにする。リモコン8の湿度スイッチ22あるいは換気スイッチ23を『入』にして、除加湿装置50の運転を開始すると、イオン発生装置ユニット33に交流高電圧が印加され、更に室内ファン26にも印加される。

0048

吹出口4からプラスイオンとマイナスイオンを含んだ空気が吹き出されるとともに、除加湿用吹出口7から調質された空気が吹き出され、室内の空気が殺菌されたさわやかな快適空間を得ることができる。

0049

第2実施形態の室内機を図10、11に示す。ここでは、イオン発生装置ユニット33に対する送風通路Bが、循環通路Aとは独立して形成され、吹出口4のみを共有する構造とされる。その他の構成は上記第1実施形態と同じである。

0050

すなわち、室内機1の前パネル3に、イオン発生装置ユニット33への空気を吸い込むイオン空気吸込口100が形成され、これに対向して本体ケーシング2にもイオン空気吸込口101が形成されている。そして、図12に示すように、本体ケーシング2内のフィルター9、10と室内熱交換器25との間の下方に、循環通路Aの上流側とは区画された空間102を形成する。この空間102は、吹出口4の近傍において合流口34によって循環通路Aの下流側に連通される。空間102にイオン発生装置ユニット33が配され、吸込口100から合流口34を経て吹出口4に通じる送風通路Bが形成される。

0051

イオン発生装置ユニット33を単独で運転するときは、空気調和機の運転スイッチとは別に設けたイオン発生装置ユニット運転用の入/切のスイッチを『入』にして、運転を開始する。イオン発生装置ユニット33の送風機61によって、吸込口100から室内の空気を吸い込み、フィルター63を通過して臭いや塵、埃を除去された空気は、イオン発生装置60で発生したイオンを含んで、合流口34を通って吹出口4から室内に吹き出される。このようにイオン発生装置ユニットのみで運転をすれば、運転に費やす消費電力が少なくなり、騒音も小さくできる。なお、イオン発生装置ユニット33の運転に合わせて室内ファン26を作動するようにしてもよい。

0052

第3実施形態では、イオン発生装置ユニット33が配された送風通路Bを循環通路Aとは完全に分離して独立させている。その他の構成は第1実施形態と同じである。

0053

すなわち、図13に示すように、本体ケーシング2の液晶表示装置6を挟んで両側に、イオン発生装置用吸込口105と吹出口106をそれぞれ形成する。そして、図14に示すように、本体ケーシング2内のフィルター9、10と室内熱交換器25との間の下方に、循環通路Aから完全に独立した空間107を形成して、吸込口105と吹出口106とを連通する送風通路Bが形成される。

0054

上記の構成においても、プラスイオンとマイナスイオンを含んだ空気は、送風機61の作動によって吹出口106から室内に吹き出される。このとき、室内ファン26の作動によっても吹出口4から室内熱交換器25を通過した空気が吹き出される。このように、送風通路Bと循環通路Aの吹出口が異なっていても、結果的には両者の空気が合流され、室内機1から吹き出される空気には、プラスイオンとマイナスイオンが含まれることになる。また、イオン発生装置ユニットのみを単独で運転すれば、運転に費やす消費電力が少なく、騒音も小さくできる。

0055

第4実施形態では、図15に示すように、イオン発生装置ユニット33が室内熱交換器25よりも上流側に配されている。すなわち、イオン発生装置ユニット33は、循環通路A内においてフィルター9、10と室内熱交換器25との間に配設される。これによって、送風通路Bは循環通路Aと同一となる。その他の構成は第1実施形態と同じである。

0056

吸込口31、32より吸込まれた室内の空気は、フィルター9、10により塵等を除去され、イオン発生装置ユニット33内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、イオン発生装置60で発生したプラスイオンとマイナスイオンを含んで、イオン発生装置ユニット33外に吹き出される。その後、循環通路Aの空気流に乗って、室内熱交換器25を通過して、吹出口4から室内に吹き出される。

0057

このプラスイオンとマイナスイオンを含んだ空気が室内熱交換器25や循環通路Aを通るときに、室内熱交換器25や循環通路Aの壁面に付着したり、浮遊している細菌に対して殺菌効果を発揮して、殺菌を行う。したがって、吹出口4から室内に放出される空気は、浮遊細菌の少ない綺麗な空気となる。しかも、室内の空気中に浮遊している細菌に対しても殺菌効果もあり、より高い殺菌効果が得られる。

0058

なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、図16に示すように、イオン発生装置ユニット33に対する吸込口110は循環通路Aの吸込口5とは別に形成し、吹出口は循環通路Aの吹出口4と共通にして、イオン発生装置ユニット33を室内熱交換器25よりも上流側に配する。すなわち、送風通路Bは、フィルター9、10と室内熱交換器25との間で循環通路Aに合流することになる。これによって、第4実施形態と同様に室内熱交換器25や循環通路Aの殺菌を行うことができる。

0059

また、上記の各実施形態では、空気調和機の室内機にイオン発生装置ユニットを設けているが、一体型の空気調和機に設けてもよい。

発明の効果

0060

以上の説明から明らかな通り、本発明によると、イオン発生装置に対する送風通路の空気流を熱交換器を通る循環通路の空気流に合流させることにより、室内の隅々までプラスイオンとマイナスイオンを含んだ空気を行き渡らせることができ、室内に浮遊している細菌を除去することができる。このとき、イオン発生装置は熱交換器を通る空気流の下流側には配されていないので、熱交換器を通過した空気に触れることはなく、イオン発生装置に露が付着したり、送風が乱れることによる弊害を防止できる。

0061

また、イオン発生装置を熱交換器の前方、すなわち上流側に配設することにより、熱交換器やファン等に付着している細菌を除去することができ、清浄な空気を吹き出すことができる。

0062

そして、イオン発生装置と送風機をユニット化することにより、簡単に取り付けることができるようになり、搭載機種への対応が容易になる。また、このユニットの吸込口にフィルターを設けておくと、イオン発生装置に埃が付着することを防止でき、その性能を長期間にわたって維持できる。

0063

しかも、ユニット化によって送風通路を多様にすることが可能となる。その結果、イオン発生を冷暖房等の通常運転と併用することができるとともに、イオン発生装置ユニットだけの単独運転が可能となり、静かな運転ができ、殺菌効果も得られる。

図面の簡単な説明

0064

図1本発明の第1実施形態の空気調和機の室内機の斜視図
図2前パネルを開いた状態の室内機の斜視図
図3液晶表示装置の概略図
図4リモコンの正面図
図5室内機の断面図
図6空気調和機の全体概略図
図7イオン発生装置ユニットの構成図
図8イオン発生装置の構成図
図9室内機の制御ブロック
図10第2実施形態の室内機の斜視図
図11前パネルを開いた状態の室内機の斜視図
図12室内機の断面図
図13第3実施形態の前パネルを開いた状態の室内機の斜視図
図14室内機の断面図
図15第4実施形態の室内機の断面図
図16他の実施形態の室内機の断面図

--

0065

1室内機
2 本体ケーシング
3 前パネル
4吹出口
5吸込口
7 除加湿用吹出口
9、10フィルター
25室内熱交換器
26室内ファン
33イオン発生装置ユニット
34合流口
60 イオン発生装置
61送風機
62ユニット吹出口
63 フィルター
77 ユニット吸込口

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