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技術 壁 体

出願人 三協立山株式会社
発明者 水谷一郎田中武司楠健治
出願日 2001年1月23日 (19年11ヶ月経過) 出願番号 2001-014416
公開日 2002年3月22日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2002-081155
状態 特許登録済
技術分野 耐力壁、カーテンウオール
主要キーワード 内側辺縁 壁構成体 立ち上げ壁 躯体側壁 止めフィン 取り付けフレーム 押し出し成形材 換気機構
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年3月22日)のものです。
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図面 (17)

課題

インフィルから独立して施工でき、施工が簡単な壁体の提供。

解決手段

スケルトン開口部8に、上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10を固定し、上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10の室外側部分に壁構成体12をねじにより取り外し可能に取り付け、室内側部分にインフィル13を取り付けてあることを特徴とした壁体。

概要

背景

スケルトン開口部に形成する壁体躯体の構造上の強度に格別寄与しないものが多い(非耐力壁)。この場合、壁体に出入り口や窓を形成するものが多いので、デザイン性が高く、また、ドアや開け閉めする障子など、使用によって汚れたり損耗する部材がある。一方、住宅や建物長寿命化住居に対する居住者の主張が強くなる傾向によって、壁体そのものを模様替えする必要が多くなっている。しかし、一般に、壁体の改装は、壁を構成する部材が梁や床、柱に半永久的に固定されており、これらを除去するのに非常な手間がかかる上、埃や音などで周辺に大きな迷惑をかけてしまう。

特開平5−133023号公報は、現場での壁体の施工が容易であり、また、壁体を多様な形態に容易に変更できるようにするため、複数種類の基本壁ユニットを準備しておき、開口部に取り付けた上取り付け部材下取り付け部材との間に、選択した複数の基本壁ユニットを建て込むという、壁体の構築法を提案している。しかし、この公知技術は、上取り付け部材及び下取り付け部材間に基本壁ユニットを取り付けることだけを考慮しており、通常、室内側に付属する額縁天井材床材巾木など種々の内側部材インフィル)等との関係について開示がない。そして、壁構成体の寸法や個数に応じてスケルトン開口部を自由に区画した場合に、如何にして壁体の強度を満足させて施工するかについて開示がない。このため、公知技術では、壁体を改装するとインフィルも損傷を受け、本来は必要がなかった内装手直し工事まで行わねばならないし、施工性に問題があった。

概要

インフィルから独立して施工でき、施工が簡単な壁体の提供。

スケルトン開口部8に、上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10を固定し、上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10の室外側部分に壁構成体12をねじにより取り外し可能に取り付け、室内側部分にインフィル13を取り付けてあることを特徴とした壁体。

目的

この発明は、壁体を、インフィルから独立して施工できると共に施工が簡単な構造とすることを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

取り付けフレームと、下取り付けフレームと、壁構成体とを備え、建物スケルトン開口部に、上取り付けフレームと下取り付けフレームを固定し、上取り付けフレームと下取り付けフレームに壁構成体を開口部内周側又は室外側から挿通するねじにより取り外し可能に取り付けると共に、上取り付けフレームと下取り付けフレームの室内側部分インフィルを取り付けてあることを特徴とした壁体

請求項2

上取り付けフレームと下取り付けフレームとの間に方立を上取り付けフレームと下取り付けフレームとの間におけるその長手方向の任意の位置に取り付け可能に設け、かつ、ねじにより取り外し可能に取り付けて開口部を区画し、その区画に壁構成体をねじにより取り外し可能に取り付けてあることを特徴とした請求項1に記載の壁体。

請求項3

上取り付けフレームと、下取り付けフレームと、壁構成体と、方立とを備え、建物のスケルトン開口部に、上取り付けフレームと下取り付けフレームを固定し、方立を上取り付けフレームと下取り付けフレームとの間におけるその長手方向の任意の位置に取り付け可能に設け、かつ、ねじにより取り外し可能に取り付けて開口部を区画し、その区画に壁構成体をねじにより取り外し可能に取り付けてあることを特徴とした壁体。

請求項4

方立は端部方立中間方立であり、端部方立はスケルトン開口部の側壁に一側面を対向させて上取り付けフレームと、下取り付けフレームにねじにより取り外し可能に取付けるものであり、中間方立は上取り付けフレームと下取り付けフレームとにその長手方向の任意の位置へねじにより取り外し可能に取付けるものであることを特徴とした請求項2又は請求項3に記載の壁体。

--

0001

この発明は、スケルトン開口部に形成する壁体の構造に関する。スケルトン開口部は、木軸構造の住宅では上となった段階の、鉄骨構造建物では鉄骨組が完了した段階の、鉄筋コンクリート構造の建物ではコンクリート打設が完了した段階の、それぞれ、未だ壁が形成されていないいわゆる骨組み段階の建物において、梁もしくは天井と床及び左右の柱もしくは壁によって囲まれた開口部である。なお、壁に設けて窓とする開口部は窓用開口部と称する。

背景技術

0002

スケルトン開口部に形成する壁体は躯体の構造上の強度に格別寄与しないものが多い(非耐力壁)。この場合、壁体に出入り口や窓を形成するものが多いので、デザイン性が高く、また、ドアや開け閉めする障子など、使用によって汚れたり損耗する部材がある。一方、住宅や建物の長寿命化住居に対する居住者の主張が強くなる傾向によって、壁体そのものを模様替えする必要が多くなっている。しかし、一般に、壁体の改装は、壁を構成する部材が梁や床、柱に半永久的に固定されており、これらを除去するのに非常な手間がかかる上、埃や音などで周辺に大きな迷惑をかけてしまう。

0003

特開平5−133023号公報は、現場での壁体の施工が容易であり、また、壁体を多様な形態に容易に変更できるようにするため、複数種類の基本壁ユニットを準備しておき、開口部に取り付けた上取り付け部材下取り付け部材との間に、選択した複数の基本壁ユニットを建て込むという、壁体の構築法を提案している。しかし、この公知技術は、上取り付け部材及び下取り付け部材間に基本壁ユニットを取り付けることだけを考慮しており、通常、室内側に付属する額縁天井材床材巾木など種々の内側部材インフィル)等との関係について開示がない。そして、壁構成体の寸法や個数に応じてスケルトン開口部を自由に区画した場合に、如何にして壁体の強度を満足させて施工するかについて開示がない。このため、公知技術では、壁体を改装するとインフィルも損傷を受け、本来は必要がなかった内装手直し工事まで行わねばならないし、施工性に問題があった。

発明が解決しようとする課題

0004

この発明は、壁体を、インフィルから独立して施工できると共に施工が簡単な構造とすることを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

スケルトン開口部に、上取り付けフレームと下取り付けフレームを固定する。上取り付けフレームと下取り付けフレームは通常、スケルトン開口部の左右幅に相当する長さを有し、断面構造として室外側部分と室内側部分を有する。スケルトン開口部には、サッシ、サッシを取り付けたパネル、壁面を構成するためのパネル、出窓を取り付けたパネル、ドア、ドアを取り付けたパネルあるいは換気機構などを組み込んだパネル等の壁構成体を選択して取り付ける。サッシやドアには住宅用とビル用があり、また、ビル用の嵌め殺し窓サッシのように枠組みしたサッシや出入り口用サッシだけで全体が1個のパネルとなることもある。これらは、いずれも、上取り付けフレームと下取り付けフレームの室外側部分にねじにより取り外し可能に取り付ける。

0006

インフィルは、天井材や床材、あるいは開口部の縁を仕上げ、装飾するための額縁や巾木などの内装材である。インフィルは、上取り付けフレームと下取り付けフレームの室内側部分にねじにより取り外し可能に取り付ける。上取り付けフレームと下取り付けフレームの室外側部分と室内側部分は通常、室外側を向いた面、室内側を向いた面となっている。以上の構成により、上取り付けフレームと下取り付けフレームの室外側部分に取り付けた壁構成体は室内側のインフィルとは関係なく独立して取り外したり、取り付けたりすることができるから、壁体の改装でインフィルを損傷してしまうことが無い。また、ねじの着脱で壁構成体を室外側から、簡単に取り外し、また、取り付けることができるので、壁体の施工期間が短い。さらに、埃や音が発生する余地も少ない。

0007

上取り付けフレームと下取り付けフレームとの間に方立を用いることがある。方立の位置は任意とし、上取り付けフレームと下取り付けフレームにねじにより取り外し可能に取り付ける。そして、開口部の区画ごとに壁構成体を配置して取り付ける。方立を利用することによって、上取り付けフレームと下取り付けフレームをスケルトン開口部へ固定する作業が安定するとともに、方立によって壁体が補強される。また、方立の位置を任意とすることで、壁構成体の大きさと配置順序に対応することができる。さらに、方立を端部方立中間方立とすることがある。端部方立はスケルトン開口部の両側に開口部の両側に躯体の側壁に隣接して設けるものであり、中間方立は開口部の左右方向の中間に位置する方立である。そして、端部方立は一側面が躯体の側壁への対向面であり、他側面が壁構成体を取付ける面である。端部方立を設けることによってスケルトン開口部の側端部は、壁構成体と直接の構造的結合関係(固定や取付け)がなくなる。このため、開口部の端部に位置する壁構成体を交換するときに、開口部側端部のインフィルや構成部材を損傷してしまうことがなく、改装工事を短時間で行なえる。上取り付けフレーム及び下取り付けフレームに壁構成体あるいは方立を取り付けるねじのねじ挿通孔は、少なくとも一方を長孔とすることがある。取り付け位置の調整が可能となって、無理な取り付けや熱延びによる変形を防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0008

第1の実施形態について説明する(図1〜10)。図1は、建築中集合住宅の一部を正面から見たもので、鉄筋コンクリート構造により躯体1を完成したスケルトン状態にある。躯体1は、配筋後、型枠を組み、コンクリートを打設して形成した柱2と梁3及び床4があり、梁3側の垂れ壁5、床4からの立ち上げ壁6、及び左右の柱2a,2bに沿った左右の袖壁7a,7bで囲まれた空間がスケルトン開口部8となっている。

0009

スケルトン開口部8に、上取り付けフレーム9、下取り付けフレーム10、方立11(11a,11b)、壁構成体12(12a〜12c図2)及びインフィル13(13a〜13d図3図5)を用いて壁体を構成する。上取り付けフレーム9、下取り付けフレーム10は、スケルトン開口部8の上辺下辺に躯体1側のアンカー14a,14bを利用して固定してある(図3)。上取り付けフレーム9は、断面が全体として下方ヘ開口したコ字形枠材で、断面において水平部15と室外側の垂下片16及び室内側の垂下片17を有し、水平部15の上面に前記アンカー14aとの係合部18を有し、室内側の垂下片17の下部を室内側に屈曲して形成した取り付け片20を有する(図4)。なお、垂下片17の下部で室外側は平らな当接部19となっている。

0010

下取り付けフレーム10は、上面を傾斜させた屋外側の水切り部分21と屋内側の支持部分22を一体に成形してあり、支持部分22は、下面側に前記のアンカー14bと係合する係合部23を有し、水切り部分21と支持部分22がつながる個所の上面に室外側立ち上がり片24を有し、支持部分22の室内側は上方に屈曲されて室内側立ち上がり片25となり、その上端部に室外側に突出した水平片26を、また、反対側で室内側に突出した取り付け片27を有している。

0011

壁構成体12は、引違い障子28を装着したサッシ12bとその左右に配置する縦軸回転障子29を装着したサッシ12a,12cであり、これらを上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10を固定したスケルトン開口部8に取り付けて壁体を完成する。壁構成体12である前記のサッシ12a,12b及び12cは、いずれも上枠を上取り付けフレーム9に、下枠を下取り付けフレーム10にねじ止めして着脱可能に取り付ける。以下、サッシ12bを例に具体的に説明する(図3図6)。

0012

サッシ12bは、上枠30、下枠31、左右の縦枠32,33を矩形に組み付けたサッシ枠34を有し、その内部に引違い障子28を装着してある。上枠30は上面の中間部に室外側当接片35を上方へ突出して備え、室内側辺縁に室内側当接片36を上方へ突出して備える(図4)。室外側と室内側の当接片35,36の室内外方向での間隔は上取り付けフレーム9における垂下片16と当接部19との距離にほぼ等しくしてある。下枠31は、下面の中間部に室外側当接片37を下方へ突出して備え、室内側辺縁に室内側当接片38を下方へ突出させて備えている。符号39は係止突片である。室外側と室内側の当接片37,38の室内外方向での間隔は下取り付けフレーム10における垂下片24と水平片26の室外側先端との距離にほぼ等しくしてある。

0013

左右の縦枠32,33は、内周側のタイト材取り付け部40aと風止めフィン40bの位置が異なるが、ほぼ左右対称の形態であり、室内側辺縁は外周側に突出した取り付け片41となっている。方立11は中空押し出し成形材で、上端と下端階段状に屈曲した取り付けけ部材42,43(図8)を用いて上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10に固定する。スケルトン開口部8に壁体を形成するときは、この実施形態において、まず、スケルトン開口部8に上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10を躯体1のアンカー14a,14bに係合して固定する。方立11は上取り付けフレーム9を固定する際に、上取り付けフレーム9を上方に維持する支持部材として利用し、そのまま位置を調整して固定する。固定は、方立11側を室外側としてタッピングねじ44a,44bにより、また、ねじを挿通する孔45a,45b(図7図8)を長孔にして左右に位置を調整可能としている。長孔を採用してねじによる取り付け位置を調整できるので、無理な取り付けや、応力偏在した取り付けを排除することができる。

0014

ついで、壁構成体12であるサッシ12a,12b,12cを室外側からスケルトン開口部8に嵌め、下枠36の室内側当接片38の下端を下取り付けフレーム10の係止突片39の室内側に係止させて、下枠31を下取り付けフレーム10上に載置安定させ、各上枠30の室外側当接片35を上取り付けフレーム9の室外側垂下片16に当て付け、ねじ46で着脱可能に取り付ける。また、室内側当接片36にはL字形をした第1の取り付け部材47aの垂直部を固定し、一方、上取り付けフレーム9の当接部19にL字形をした第2の取り付け部材47bの垂直部を重ねてタッピングねじ48aで固定しておき、これら第1、第2の取り付け部材47a,47bの水平部をねじ48bで固定する。

0015

上枠30の室外側当接部35には上下方向の長孔45aが形成してあり、また、第2の取り付け部材47の垂直部にも上下方向の長孔45bを形成してある。したがって、下取り付けフレーム10上に載置されて位置決めされているサッシ枠34の第1取り付け部材47aに対して上取り付けフレーム9側の第2取り付け部材47bを上下に位置調整して固定することができる。下枠31は同様にして、室外側当接片37を下取り付けフレーム10の室外側立ち上がり片24に当て付けてねじ49で着脱可能に取り付け、室内側当接片338は、水平片26の先端に当接し、この部分に補助的な取り付け部材50を固定してから、これを利用して上方から下方へねじ51をねじ込んで取り付ける。以上のねじによる取り付けはねじの挿通孔を少なくとも一方を長孔にして位置の調整が可能としておく。方立11の場合と同様に、長孔の採用でねじによる取り付け位置を調整できるので、無理な取り付けや、応力が偏在した取り付けを排除することができる。左右の縦枠32,33と躯体1は、固定しない。これらの間には図5のようにシーリング剤52を充填するだけとする。また、サッシ12aとサッシ12b、あるいはサッシ12cが接合する個所では方立11が利用され(図6)、ねじ53,54と補助的な取り付け部材55,56を利用して相互に結合してある。

0016

最後に、インフィル13を屋内側から上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10に取り付ける(図3図5)。この実施形態において、インフィル13は額縁であって、上下左右額縁材13(a〜d)を一体に組み付けてある。インフィル13は、室内側から上取り付けフレーム9と下取り付けフレーム10に近づけて、上額縁材13aを上取り付けフレーム9の取り付け片20にねじ57により取り付け、額縁材13bは、下取り付けフレーム10の取り付け片27にねじ58により取り付ける。左右の額縁材13c,13dは左右の縦枠32,33の室内側面に取り付けた補助的な取り付け部材41にねじ59で軽く固定してある。符号60は内装パネル、符号61は補助材であり、額縁材13c,13dとスケルトン開口部8の左辺右辺との間に配置し、額縁材13c,13dが外周側に押されて移動してしまうのを防止する。壁体を改装するとき、壁構成体12は室外側あるいは内周側から主たるねじ46,48(上取り付けフレーム)、49,51(下取り付けフレーム)を取り外すことにより簡単に取り外すことガできる。しかも、その際、インフィル13とは無関係に、すなわち、独立して作業をすることができるから、改装に際してインフィル13を損傷することがなく、続く新設工事を短期間にまた低コストで行うことができる。

0017

図9は、鉄骨構造による建物のスケルトン開口部8の例であり、建物の躯体1は縦横に組んだ鉄骨の柱2と梁3及び梁の上面側に打設した床(スラブ)4からなる。梁3と床4及び左右の柱2,2で囲まれた空間がスケルトン開口部8となっている。符号9は、上取り付けフレーム、符号10は下取り付けフレーム、符号11は方立である。このスケルトン開口部8に形成する壁体の構造は第1の実施形態の場合と同じである。ただ、垂れ壁5などがないので開口部の面積が大きく、窓を構成するサッシなどはパネルに組み込まれて(図10イ)、そのパネル12(a〜c)を上下の取り付けフレーム9,10に取り付けることが多い。また、図10(ロ)のパネル12(g〜i)のように、出窓タイプ、引違い障子タイプあるいはドアサッシそのもののように、壁構成体12は、用途と寸法の必要に応じてさまざまなものが予め準備されている。また、スケルトン開口部8に装着されるパネルの数も限定されない。

0018

第2の実施形態について説明する(図11〜16)。この実施形態は第1の実施形態と対比すると、端部方立11c,11dを備えること、及び方立を上下の取付けフレーム9,10ヘ取付ける構造に特徴がある。図11に示すように、躯体1の、柱2a,2bと梁3と床4に囲まれこれらの垂れ壁5、立ち上げ壁6および左右の側壁7a,7bで囲まれたスケルトン開口部8には、第1実施形態の場合と同様に、上下の取付けフレーム9,10をアンカー14a,14bを用いて固定してある。上下の取付けフレーム9,10間には、中間方立11a,11bと左右の端部方立を11c,11dを取付けてある。これにより、開口部8は3つの開口部に区画されている。各区画にはサッシや目隠しパネルなどを、その上辺と下辺を上下の取付けフレーム9,10ヘねじにより取り外し可能に取り付け、また、左右を方立ヘねじにより取付けて装着する。

0019

中間方立11a,11b(図12,13)は、左右両側が取付け面となるもので、両側にサッシ12a,12b(壁構造体図2)が来る場合はその室内側面に竪額縁などを取付けることがないので断面において室内側が閉じた中空の構造となっている(図12)。これに対して、左右の取付け面の一方に目隠しパネル12d(壁構造体)を装着する場合のように、室内側に竪額縁13などインフィルを取付ける可能性のあるときは、断面において中間方立11bの室内側を開放して方立の側壁を利用してインフィルを取付けることができるようにしてある。

0020

端部方立11c,11d(図14)は、前記した室内側を開放した方立11bを室内外方向の線に沿って半分した断面形状であり、躯体1の側壁7と対向する一側面は平らに形成してある。端部方立11c,11dの室内側は竪額縁13などインフィルの取付け面としてあり、また、前記一側面に対する他側面はサッシ12c(壁構造体)の取付け面としてある。

0021

端部方立11c,11dは、上下を取付け部材62a,62bを用いて上下の取付けフレーム9,10へねじ63で取付ける。ねじ63は脱着が可能で,必要に応じて端部方立11c,11dを上下の取付けフレーム9,10から取り外すことができる。上方の取付け部材62aはL字形をした部材である。これは、まず、水平部を上取付けフレーム9の下面側に設けた下面係合溝64に嵌め(図15),垂直部を端部方立11c,11dの取付け面に設けた垂直係合溝65(図14)に嵌めてねじ63で固定し、ついで,上取付けフレーム9の上面側に設けた上面係合溝66に嵌めた上裏板67と前記の水平部を、上取付けフレーム9を挟んで、ねじ63で固定することにより、端部方立11c,11dの上部を上取り付けフレーム9に取付ける。

0022

下方の取付け部材62bは,端部方立11c,11dの取付け面に当接する前後方向部と下取り付けフレーム10における立ち上がり部68の室外側面に当接する左右方向部とを直交して一体に形成してある。前後方向部を端部方立11c,11dの取付け面にねじ63で取付け、ついで,下取付けフレーム10の立ち上がり部68に設けてある竪係合部溝69に下裏板70を差し込んでスライドさせ、これと左右方向部とを、下取付けフレーム10を挟んで、ねじ63により固定する。なお,図14,15において符号71は端部カバー、符号72はシール材である。端部カバー71は下取付けフレーム10の両端開口部を閉鎖しており、また,シール材72は端部カバー71と躯体間を見込み方向にシールしており、サッシの取り替えなどにより、サッシと躯体間に漏水が起きてもこのシール材72がキャッチパンのように機能して漏水を外部へ排出することができる。

0023

中間方立11a,11bを上下の取付けフレーム9,10へ取付ける構造は,基本的に端部方立11c,11dの場合と同じであり、取付け部材62a,62bが左右対称に配置されるにすぎない(図16)。ただし、上裏板67は左右の水平部に共通のものでよいし、下取付け部材62bの左右方向部は片側だけとし,前後方向片を方立の下面を受ける格好のコ字形としてもよい。以上、いずれの実施形態も中間方立が2本の構造について説明したが、これは1本の場合もあれば,3本以上のこともある。

発明の効果

0024

請求項1に記載の構成によれば、スケルトン開口部の上下取り付けフレームに対する壁構成体の取り付けを着脱が可能なねじ止めによるのと、壁構成体をインフィルに取り付けない構成なので、壁体の施工が簡単であり、施工時間も短い。壁構成体とインフィルは上下の取り付けフレームを挟んで、相互に独立した状態で取り付けられるので、壁体をインフィルに格別な損傷を与えることなく改装することができる。請求項2に記載の構成によれば、請求項1の構成による効果に加え、方立によって壁体の強度を上げることができる。また、壁構成体を左右の方立と上下の取り付けフレームに囲まれた空間に配置するので、壁構成体が外力から守られ、壁構成体の変形や損傷が少ない。方立は任意の位置に配置するので、採用した壁構成体の寸法や個数に応じてスケルトン開口部を比較的自由に区画することができる。

0025

請求項3に記載の構成によれば、スケルトン開口部の上下取り付けフレームに対する壁構成体の取り付けを着脱が可能なねじ止めによるので、壁体の施工が簡単であり、施工時間も短い。方立によって壁体の強度を上げることができる。また、壁構成体を左右の方立と上下の取り付けフレームに囲まれた空間に配置するので、壁構成体が外力から守られ、壁構成体の変形や損傷が少ない。方立は任意の位置に配置するので、採用した壁構成体の寸法や個数に応じてスケルトン開口部を比較的自由に区画することができる。請求項4に記載の構成によれば,壁構成体の取付け構造を端部方立によって、躯体の側壁から分離してあるので,壁構成体を交換しても躯体側壁やその室内側のインフィルが損傷を受けることがない。このため,ねじによる取り外しが可能な構成と相まって,施工が容易となり、騒音の発生も少ない。

図面の簡単な説明

0026

図1概略で示した正面図
図2壁構成体の斜視図
図3壁構成体を取り付けた状態で示す縦断面図
図4説明のために分解して示す断面図
図5壁構成体を取り付けた状態で示す横断面図
図6方立部分の横断面図
図7方立の取り付け部を示す斜視図
図8方立を取り付けた状態で示す縦断面図(一部側面)
図9スケルトン開口部の他の例
図10(イ)(ロ)は、他の壁構成体の例を示す斜視図
図11概略で示した正面図(第2の実施形態)
図12中間方立個所の断面図(両側がサッシ)
図13中間方立個所の断面図(片側が目隠し部)
図14端部方立個所の断面図
図15スケルトン開口部の左端個所を示す斜視図
図16スケルトン開口部の中間個所を示す斜視図

--

0027

1躯体
2 柱
3 梁
4 床
5垂れ壁
6立ち上げ壁
7袖壁
8スケルトン開口部
9 上取り付けフレーム
10下取り付けフレーム
11方立
12壁構成体
12a〜12cサッシ
13インフィル
13(a〜d)額縁材
14a、14bアンカー
15水平部
16室外側垂下片
17 室内側垂下片
18係合部
19 当接部
20取り付け片
21水切り部分
22 支持部分
23 係合部
24室外側立ち上がり片
25 室内側立ち上がり片
26水平片
27 取り付け片
28引違い障子
29縦軸回転窓
30上枠
31下枠
32左枠
33右枠
34サッシ枠
35 室外側当接片(上枠)
36 室内側当接片
37 室外側当接片(下枠)
38 室内側当接片
39係止突片
40aタイト材取り付け部
40b 風止めフィン
41 取り付け片
42取り付け部材(上)
43 取り付け部材(下)
44a,44bタッピングねじ
46 ねじ
48a,48b タッピングねじ
45a,45b ねじ挿通孔
47a L字形をした第1の取り付け部材
47b L字形をした第2の取り付け部材
49 ねじ
50補助的な取付具
51,53,54,57,58,59 ねじ
52シーリング剤
55,56 補助的な取り付け部材
60内装パネル
61補助材
62a 上取付け部材
62b 下取付け部材
63 ねじ
64 下面係合溝
65 垂直係合溝
66 上面係合溝
67 上裏板
68立ち上がり部
69 竪係合溝
70 下裏板
71端部カバー
72 シール材

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