図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(2002年3月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (0)

図面はありません

課題

皮脂の除去のための化粧用および皮膚科用製剤の提供。

解決手段

皮脂の産生を低下させるための、もしくは皮脂の除去のための製剤の製造のためのシクロデキストリンの使用。

概要

背景

皮脂腺過剰産生、ならびに、皮脂の保持、皮脂腺の領域すなわち顔面(主として額、および)ならびに上背部面皰の形成、それに続く多様な形態のざ瘡等の、結果として発生する可能性のある皮膚障害は、普遍的に遭遇される皮膚の問題であり、これはこれまで満足すべき程度まで解消されていない。

皮脂は皮脂腺の分泌物である。皮脂腺は胞上皮の突出であり、そして従って濾胞の構成要素であり、それとともにそれらは機能的単位を形成する。それらは完全な分泌腺である。すなわち、完全な分泌腺細胞分泌皮脂に転化される最大の部分である。下から継続的に更新される皮脂腺の細胞脂肪となりそして分解し、その結果、形成される皮脂は、濾胞の開口部を通って皮膚の表面に移される。

G.Leonardy(J.Ft.Jellinek Cosmetology、Zweck und Aufbau Kosmetischer Pr艟parate[化粧用製剤の目的および構造(Purpose and structure of cosmetic preparations)]、Dr.Alfred Huethig−Verlag、ハイデルベルク・マインツ・バーゼル、第三完全改訂かつ大幅拡充版、1976年、26ないし29ページ)によれば、皮脂は、モノ、ジおよびトリグリセリド(C10−C18)、(C16−C26)、蝋エステル(C28−C38)、直鎖構造をもつ飽和脂肪酸(C10−C18)、分枝状鎖の飽和脂肪酸(C11−C18)、多分枝状鎖の飽和脂肪酸(C13−C18)、一不飽和脂肪酸(C11−C18)、多不飽和脂肪酸(C13、C15−C17)、ステロールコレステロール7−デヒドロコレステロール、7−ヒドロキシコレステロール)、分枝状および非分枝状炭化水素(C30−C40)、スクアレンおよびリン脂質より成る。

エクリン汗腺の水分泌と一緒に、皮脂腺の脂質は皮膚の水−脂質薄膜を形成する。この表面薄膜エマルジョンであり、油中水もしくは水中エマルジョンであることができる。それは皮膚の表面を柔軟に保ち、また、皮膚のより深部層の水分含量を調節するという機能を有する。皮脂が十分に水和されている場合、水分含量は最低10ないし20重量%であり、かつ、皮脂は親水性である。表面薄膜の親水−親油均衡乱れ、かつ水分含量が減少する場合には、皮脂が変化しかつ疎水性になる。皮脂腺および濾胞からの皮脂の流れが妨げられる。これは、皮脂が濾胞の開口部で皮膚に捕捉され、結果としておそらく面皰および濾胞の炎症につながる。

皮脂の変化および面皰形成の開始は多様な原因(例えば:間違った浄化習慣および間違ったケア化粧品中の面皰形成性物質天候の影響、アルカリ性石鹸および刺激性洗剤のような外的影響)を有する可能性がある。増大された皮脂腺分泌および面皰の形成は、遺伝的要因およびホルモンの影響の結果としてもまた発生する可能性がある。ここでまた、面皰、炎症、前ざ瘡およびその二次的影響をもつざ瘡がその結果であることができる。

乱れた皮脂腺機能の結果としての皮膚の損傷および皮脂腺の障害頻度は常に増大しており、そして面皰形成の逆転/回避は従って緊急の関心事である。しかしながら、原因となる問題としての面皰形成を解消するための従来の努力は、十分に満足できる結果につながらなかった。

絞ることによる面皰の人的除去と同様、多数の浄化法既知であり、それを用いて面皰を除去しかつ面皰形成を永続的に予防することが試みられている。これらは、特殊な石鹸、皮膚を剥ぐ(skin−peeling)組成物などを包含する。軟化および収斂組成物もまた使用される。さらに、皮膚の刺激もしくは皮膚の乾燥を生じさせることなく、化粧用および製薬学的製剤乾燥性角質溶解性、抗脂漏性および抗菌性の有効成分を添加することにより、ざ瘡に向う傾向を低下させることが試みられている。

しかしながら、皮膚の浄化は皮膚を脱脂しかつそれから水分を抽出する。加えて、石鹸は、石鹸が硬水中で使用される場合に生じる高級脂肪酸の水に不溶性カルシウムおよびマグネシウム塩が皮膚上に不快な沈殿物を形成するという欠点を有する。それらはすすぎ落とすことが困難であるため、これらの沈殿物は比較的長い期間の間皮膚上に留まり、濾胞の開口部を封鎖し、そして面皰の形成につながる可能性がある。この理由から、合成洗剤(すなわち石鹸の特徴を伴わない界面活性剤)が、皮膚の浄化のための洗浄クリームもしくは洗浄ローションの形態で主に使用されている。これらの合成洗剤は石灰石鹸(lime soap)を形成しないが、高度の界面活性作用物質での処理は皮膚に対して石鹸より大きい脱脂および乾燥作用を有する。石鹸および界面活性剤を含有する製品がより頻繁に皮膚に適用されるほど、それらの不利な効果、すなわち水−脂質薄膜の破壊の結果としての皮膚の脱脂および乾燥がより顕著に表立ってくる。面皰の抑制は、ほとんど常に皮膚の上層中の水分含量の低下、および皮脂腺中の中実結石形成つながり、それは順に炎症を誘発する可能性がある。しかしながら、皮膚の水分含量の低下は、面皰の穏やかな除去に対し逆効果である。

脂漏症は、疾病素質の結果としての皮脂腺の増大された機能である。頭皮および顔面の皮膚の双方が脂ぎって見える。脂漏性皮脂の組成は正常な皮脂に比較して変化されている。脂漏症の3つの発症段階が識別されている。すなわち
1.単純性脂漏症、軽度の症例、8日後に脂性
2.油性脂漏症、わずか2〜3日後に脂性。
3.不可逆性の形態、もはや反対にすることが可能でない。わずか1日後に毛髪が油脂に浸されたように見える脂漏症。

皮脂腺の過剰分泌は、とりわけ、アンドロゲン性障害により誘発される可能性があり、そして毛髪の全体的外見に対し有害な美的効果を有する。この障害は生じる脱毛症の原因でもまたある可能性がある。前触れは、各場合において、頭皮の脂漏性状態である。栄養障害および不適切な保護が、皮膚の外見およびまた毛髪の状態もさらに悪化させる可能性がある。脂漏症の症例においてさえ、毛髪それ自身は角質形成混乱の結果として乾燥していることができる。乾燥した、損傷を受けた毛髪は、例えば太陽もしくは化学物質の処理のような外的ストレスにより頻繁に引き起こされる。高すぎる温度でのヘアドライヤーでの整髪もしくは冒された毛髪の間違ったケアが損傷につながる可能性がある。

脂性毛髪の原因は人体内に存し、そしてホルモンで決定される。各毛髪は、脂(皮脂)を産生するそれ自身の皮脂腺を有する。皮脂産生はホルモンで制御されており、そして、皮脂腺のホルモン感受性に依存して過剰もしくは過小産生が生じうる。皮脂それ自身は頭皮を柔軟に保つという機能を有する。それは皮脂腺から頭皮上に、そして後にのみ毛根渡り、そこでそれは通常、毛幹により取り込まれ、そして目に見えないままである。皮脂の過剰産生の場合には、毛幹はもはやこれを収容することが可能でなく、そして皮脂は毛髪上の脂性薄膜として目に見えるようになる。その結果は不規則に広がった脂性の光沢のある毛髪である。

皮脂腺の産生がホルモン均衡に依存するという事実の結果として、脂性の毛髪の問題は基本的に解消することができない。なぜなら、皮脂腺は間断なく脂肪を産生するからである。一貫したケアおよび高質の手入れ日課が、脂性毛髪の最良制御方法であり続ける。

脂性毛髪は非常にやっかいな結果を有する。毛髪は洗浄後ほんの短い時間で再度不規則に広がったようになり、そして髪型持続しない。

世間一般の見解と反対に、毛髪は過度に頻繁な洗浄の結果としてより迅速に脂性になるというのは単なる流言である。脂性の毛髪のための穏やかなシャンプーは、過剰な脂肪が除去されることを確実にする。毛髪および頭皮は十分な水分を供給され、そして皮脂腺の過剰産生を相殺する。

脂性毛髪およびフレーキングは最も普遍的な皮膚の問題のひとつである。これらの異常は皮脂腺の活動の混乱に帰されるはずである。皮脂腺が活動過多である場合、使用される用語は脂漏症である。この点において、2つの形態、すなわち油性の形態(油性脂漏症)および乾性の形態(乾性脂漏症)を識別することができる。

油性脂漏症:ここでは、皮脂腺は活動過多であり、多すぎかつ過度に油性の皮脂を産生する。従って、皮膚は脂性の輝きを有し、そして毛髪は洗浄後わずか2ないし3日で、再度、正に先端まで脂性となりかつ不規則に広がる。

乾性脂漏症:これは同様に活動過多である皮脂腺に帰されるべきであるが、しかし、皮脂はより乾性であり、そしてよりしっかりした一貫性を有する。表皮の小さな剥片とともに、それは容易に砕けやすい大型の皮脂剥片を形成する。頭皮は蝋様の輝きを有し、毛髪は毛根でのみ脂性となり、長さおよびとりわけ先端は乾性かつ脆性でさえある。

脂漏症の治療は、最初に、特殊なシャンプーでの頭部の定期的かつ徹底的な洗浄を必要とし、これは必要と思われるだけしばしば実施することができる。洗浄は結合組織マッサージと組み合わせるべきである。なぜなら、これは皮脂腺をずっとより多く空にし、それは脂性化(regreasing)を遅延させる。

概要

皮脂の除去のための化粧用および皮膚科用製剤の提供。

皮脂の産生を低下させるための、もしくは皮脂の除去のための製剤の製造のためのシクロデキストリンの使用。

目的

本発明の目的は、今まで使用されている既知の組成物の欠点を有しない、皮脂溶解作用、油脂調節作用および保護作用を同時に有し、既に存在する面皰を刺激を伴わずに除去し、皮膚の脱脂および乾燥を効果的に予防し、面皰の形成および化粧品ざ瘡の発生を予防しかつ存在するざ瘡を改善し、ならびに均衡のとれた様式で皮膚を保護する製剤を利用可能にすることである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

皮脂の産生を低下させるか、もしくは皮脂の除去のための製剤の製造のためのシクロデキストリンの使用。

請求項2

面皰および/もしくはざ瘡の形成の予防のための請求項1記載の使用。

請求項3

脂漏現象、とりわけ脂性毛髪、および/もしくはふけの予防もしくは除去のための請求項1に記載の使用。

請求項4

シクロデキストリンもしくは複数のシクロデキストリンが、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンおよびδ−シクロデキストリンの群から、ならびにシクロデキストリン混合物の総重量に基づき最低30重量%のγ−シクロデキストリンを含んで成る複数のシクロデキストリンの混合物の群から選ばれる、請求項1に記載の使用。

請求項5

適する化粧用もしくは皮膚科用担体中のシクロデキストリンもしくは複数のシクロデキストリンを、増大された皮脂産生により冒されている領域と接触させることを含んで成る、吹出物のできた皮膚、ざ瘡もしくは脂漏現象、とりわけ脂性の毛髪および/もしくはふけを抑制するための化粧方法

請求項6

シクロデキストリンもしくは複数のシクロデキストリンが、組成物の総重量に基づいて0.0005〜50.0重量%、とりわけ0.01〜20.0重量%の含有量に相当するように使用される、請求項1に記載の使用、もしくは請求項5に記載の方法。

請求項7

シクロデキストリンもしくは複数のシクロデキストリンが、各場合において組成物の総重量に基づいて、0.02〜10.0重量%、好ましくは0.02〜5.0重量%、とりわけ有利には0.5〜3.0重量%の含有量に相当するように使用される、請求項1に記載の使用、もしくは請求項5に記載の方法。

--

脱イオン水100.00まで

背景技術

0001

本発明は、皮膚からの皮脂の除去、とりわけ面皰の除去および浄化、面皰形成の回避、軽度の形態のざ瘡の予防および治療、ならびに脂漏症の予防および抑制のための局所製剤への使用に関する。

0002

皮脂腺過剰産生、ならびに、皮脂の保持、皮脂腺の領域すなわち顔面(主として額、および)ならびに上背部の面皰の形成、それに続く多様な形態のざ瘡等の、結果として発生する可能性のある皮膚障害は、普遍的に遭遇される皮膚の問題であり、これはこれまで満足すべき程度まで解消されていない。

0003

皮脂は皮脂腺の分泌物である。皮脂腺は胞上皮の突出であり、そして従って濾胞の構成要素であり、それとともにそれらは機能的単位を形成する。それらは完全な分泌腺である。すなわち、完全な分泌腺細胞分泌皮脂に転化される最大の部分である。下から継続的に更新される皮脂腺の細胞脂肪となりそして分解し、その結果、形成される皮脂は、濾胞の開口部を通って皮膚の表面に移される。

0004

G.Leonardy(J.Ft.Jellinek Cosmetology、Zweck und Aufbau Kosmetischer Pr艟parate[化粧用製剤の目的および構造(Purpose and structure of cosmetic preparations)]、Dr.Alfred Huethig−Verlag、ハイデルベルク・マインツ・バーゼル、第三完全改訂かつ大幅拡充版、1976年、26ないし29ページ)によれば、皮脂は、モノ、ジおよびトリグリセリド(C10−C18)、(C16−C26)、蝋エステル(C28−C38)、直鎖構造をもつ飽和脂肪酸(C10−C18)、分枝状鎖の飽和脂肪酸(C11−C18)、多分枝状鎖の飽和脂肪酸(C13−C18)、一不飽和脂肪酸(C11−C18)、多不飽和脂肪酸(C13、C15−C17)、ステロールコレステロール7−デヒドロコレステロール、7−ヒドロキシコレステロール)、分枝状および非分枝状炭化水素(C30−C40)、スクアレンおよびリン脂質より成る。

0005

エクリン汗腺の水分泌と一緒に、皮脂腺の脂質は皮膚の水−脂質薄膜を形成する。この表面薄膜エマルジョンであり、油中水もしくは水中エマルジョンであることができる。それは皮膚の表面を柔軟に保ち、また、皮膚のより深部層の水分含量を調節するという機能を有する。皮脂が十分に水和されている場合、水分含量は最低10ないし20重量%であり、かつ、皮脂は親水性である。表面薄膜の親水−親油均衡乱れ、かつ水分含量が減少する場合には、皮脂が変化しかつ疎水性になる。皮脂腺および濾胞からの皮脂の流れが妨げられる。これは、皮脂が濾胞の開口部で皮膚に捕捉され、結果としておそらく面皰および濾胞の炎症につながる。

0006

皮脂の変化および面皰形成の開始は多様な原因(例えば:間違った浄化習慣および間違ったケア化粧品中の面皰形成性物質天候の影響、アルカリ性石鹸および刺激性洗剤のような外的影響)を有する可能性がある。増大された皮脂腺分泌および面皰の形成は、遺伝的要因およびホルモンの影響の結果としてもまた発生する可能性がある。ここでまた、面皰、炎症、前ざ瘡およびその二次的影響をもつざ瘡がその結果であることができる。

0007

乱れた皮脂腺機能の結果としての皮膚の損傷および皮脂腺の障害頻度は常に増大しており、そして面皰形成の逆転/回避は従って緊急の関心事である。しかしながら、原因となる問題としての面皰形成を解消するための従来の努力は、十分に満足できる結果につながらなかった。

0008

絞ることによる面皰の人的除去と同様、多数の浄化法既知であり、それを用いて面皰を除去しかつ面皰形成を永続的に予防することが試みられている。これらは、特殊な石鹸、皮膚を剥ぐ(skin−peeling)組成物などを包含する。軟化および収斂組成物もまた使用される。さらに、皮膚の刺激もしくは皮膚の乾燥を生じさせることなく、化粧用および製薬学的製剤乾燥性角質溶解性、抗脂漏性および抗菌性の有効成分を添加することにより、ざ瘡に向う傾向を低下させることが試みられている。

0009

しかしながら、皮膚の浄化は皮膚を脱脂しかつそれから水分を抽出する。加えて、石鹸は、石鹸が硬水中で使用される場合に生じる高級脂肪酸の水に不溶性カルシウムおよびマグネシウム塩が皮膚上に不快な沈殿物を形成するという欠点を有する。それらはすすぎ落とすことが困難であるため、これらの沈殿物は比較的長い期間の間皮膚上に留まり、濾胞の開口部を封鎖し、そして面皰の形成につながる可能性がある。この理由から、合成洗剤(すなわち石鹸の特徴を伴わない界面活性剤)が、皮膚の浄化のための洗浄クリームもしくは洗浄ローションの形態で主に使用されている。これらの合成洗剤は石灰石鹸(lime soap)を形成しないが、高度の界面活性作用物質での処理は皮膚に対して石鹸より大きい脱脂および乾燥作用を有する。石鹸および界面活性剤を含有する製品がより頻繁に皮膚に適用されるほど、それらの不利な効果、すなわち水−脂質薄膜の破壊の結果としての皮膚の脱脂および乾燥がより顕著に表立ってくる。面皰の抑制は、ほとんど常に皮膚の上層中の水分含量の低下、および皮脂腺中の中実結石形成つながり、それは順に炎症を誘発する可能性がある。しかしながら、皮膚の水分含量の低下は、面皰の穏やかな除去に対し逆効果である。

0010

脂漏症は、疾病素質の結果としての皮脂腺の増大された機能である。頭皮および顔面の皮膚の双方が脂ぎって見える。脂漏性皮脂の組成は正常な皮脂に比較して変化されている。脂漏症の3つの発症段階が識別されている。すなわち
1.単純性脂漏症、軽度の症例、8日後に脂性
2.油性脂漏症、わずか2〜3日後に脂性。
3.不可逆性の形態、もはや反対にすることが可能でない。わずか1日後に毛髪が油脂に浸されたように見える脂漏症。

0011

皮脂腺の過剰分泌は、とりわけ、アンドロゲン性障害により誘発される可能性があり、そして毛髪の全体的外見に対し有害な美的効果を有する。この障害は生じる脱毛症の原因でもまたある可能性がある。前触れは、各場合において、頭皮の脂漏性状態である。栄養障害および不適切な保護が、皮膚の外見およびまた毛髪の状態もさらに悪化させる可能性がある。脂漏症の症例においてさえ、毛髪それ自身は角質形成混乱の結果として乾燥していることができる。乾燥した、損傷を受けた毛髪は、例えば太陽もしくは化学物質の処理のような外的ストレスにより頻繁に引き起こされる。高すぎる温度でのヘアドライヤーでの整髪もしくは冒された毛髪の間違ったケアが損傷につながる可能性がある。

0012

脂性毛髪の原因は人体内に存し、そしてホルモンで決定される。各毛髪は、脂(皮脂)を産生するそれ自身の皮脂腺を有する。皮脂産生はホルモンで制御されており、そして、皮脂腺のホルモン感受性に依存して過剰もしくは過小産生が生じうる。皮脂それ自身は頭皮を柔軟に保つという機能を有する。それは皮脂腺から頭皮上に、そして後にのみ毛根渡り、そこでそれは通常、毛幹により取り込まれ、そして目に見えないままである。皮脂の過剰産生の場合には、毛幹はもはやこれを収容することが可能でなく、そして皮脂は毛髪上の脂性薄膜として目に見えるようになる。その結果は不規則に広がった脂性の光沢のある毛髪である。

0013

皮脂腺の産生がホルモン均衡に依存するという事実の結果として、脂性の毛髪の問題は基本的に解消することができない。なぜなら、皮脂腺は間断なく脂肪を産生するからである。一貫したケアおよび高質の手入れ日課が、脂性毛髪の最良制御方法であり続ける。

0014

脂性毛髪は非常にやっかいな結果を有する。毛髪は洗浄後ほんの短い時間で再度不規則に広がったようになり、そして髪型持続しない。

0015

世間一般の見解と反対に、毛髪は過度に頻繁な洗浄の結果としてより迅速に脂性になるというのは単なる流言である。脂性の毛髪のための穏やかなシャンプーは、過剰な脂肪が除去されることを確実にする。毛髪および頭皮は十分な水分を供給され、そして皮脂腺の過剰産生を相殺する。

0016

脂性毛髪およびフレーキングは最も普遍的な皮膚の問題のひとつである。これらの異常は皮脂腺の活動の混乱に帰されるはずである。皮脂腺が活動過多である場合、使用される用語は脂漏症である。この点において、2つの形態、すなわち油性の形態(油性脂漏症)および乾性の形態(乾性脂漏症)を識別することができる。

0017

油性脂漏症:ここでは、皮脂腺は活動過多であり、多すぎかつ過度に油性の皮脂を産生する。従って、皮膚は脂性の輝きを有し、そして毛髪は洗浄後わずか2ないし3日で、再度、正に先端まで脂性となりかつ不規則に広がる。

0018

乾性脂漏症:これは同様に活動過多である皮脂腺に帰されるべきであるが、しかし、皮脂はより乾性であり、そしてよりしっかりした一貫性を有する。表皮の小さな剥片とともに、それは容易に砕けやすい大型の皮脂剥片を形成する。頭皮は蝋様の輝きを有し、毛髪は毛根でのみ脂性となり、長さおよびとりわけ先端は乾性かつ脆性でさえある。

発明が解決しようとする課題

0019

脂漏症の治療は、最初に、特殊なシャンプーでの頭部の定期的かつ徹底的な洗浄を必要とし、これは必要と思われるだけしばしば実施することができる。洗浄は結合組織マッサージと組み合わせるべきである。なぜなら、これは皮脂腺をずっとより多く空にし、それは脂性化(regreasing)を遅延させる。

課題を解決するための手段

0020

本発明の目的は、今まで使用されている既知の組成物の欠点を有しない、皮脂溶解作用、油脂調節作用および保護作用を同時に有し、既に存在する面皰を刺激を伴わずに除去し、皮膚の脱脂および乾燥を効果的に予防し、面皰の形成および化粧品ざ瘡の発生を予防しかつ存在するざ瘡を改善し、ならびに均衡のとれた様式で皮膚を保護する製剤を利用可能にすることである。

0021

本発明に従えば、本目的は、皮脂の産生を低下させるための製剤の製造のためのシクロデキストリンの使用、もしくは皮脂の除去のための製剤の製造のためのシクロデキストリンの使用により達成される。

0022

さらに、該製剤の使用に際して、該製剤で使用される原料の面皰形成作用が驚くべきことに排除されるので、面皰の形成および従ってざ瘡の発症が予防される。

0023

本発明により使用される有効成分が脂漏現象、とりわけ脂性毛髪、および/またはふけの形成も予防し、そして既に存在する脂漏現象、とりわけ脂性毛髪、および/またはふけを排除することもまた見出されている。

0024

さらに、本発明は、過剰の皮脂の効率的な除去と組み合わせられた非常に良好な皮膚の保護を確実にする。

0025

本発明は、従って、適する化粧用もしくは皮膚科用担体中の本発明により使用される有効成分を、増大された皮脂産生により冒されている領域と接触させることを含んで成る、吹出物のできた(blemished)皮膚、ざ瘡、もしくは脂漏現象、とりわけ脂性毛髪および/もしくはふけの制御方法も提供する。

0026

従来技術は、抗脂漏性有効成分としての本発明に従う使用の極めてわずかな指標をも与えなかった。

0027

本発明のさらに好ましい一態様は、従って、ふけに対して使用されるべき製剤、例えば抗ふけシャンプーである。

0028

シクロデキストリン(シクロアミロースシクログルカン)は化粧用および製薬学的製剤中でそれ自身既知である。これらの物質はしばしば「分子被包化」に、すなわち不安定な分子の保護的コーティングとして使用されている。それらは6、7、8もしくはより多くさえあるα−1,4−結合されたブドウ糖単位より成り、シクロヘキサアミロース(α−シクロデキストリン)は構造

0029

0030

を特徴とする。

0031

シクロヘプタアミロース(β−シクロデキストリン)は構造

0032

0033

を特徴とする。

0034

シクロオクタアミロース(γ−シクロデキストリン)は構造

0035

0036

を特徴とする。

0037

シクロエンネアアミロース(δ−シクロデキストリン)は構造

0038

0039

を特徴とする。

0040

さらに、本発明の目的上、極性および非極性置換されたシクロデキストリンを使用することができる。これらは、限定するものでないが、好ましくは、メチルエチルおよびヒドロキシプロピルシクロデキストリンを包含する。

0041

本発明によれば、γ−シクロデキストリン、もしくは複数のシクロデキストリン混合物の総重量に基づいて最低30重量%のγ−シクロデキストリンを含有する複数のシクロデキストリンの混合物が好ましい。

0042

本発明によれば、シクロデキストリン(1種もしくは複数)は、化粧用もしくは皮膚科用組成物の総重量に基づき0.0005〜50.0重量%、とりわけ0.01〜20.0重量%の含量で、該組成物中で好ましく使用される。組成物は、各場合において、組成物の総重量に基づき、有利には0.02〜10.0重量%、とりわけ好ましくは0.02〜5.0重量%の本発明により使用されるシクロデキストリン、非常にとりわけ有利には0.5〜3.0重量%を含んで成る。

0043

本発明により使用される有効成分は、通例の化粧用もしくは皮膚科用製剤、有利にはポンプスプレー剤エアゾルスプレー剤、クリーム剤軟膏剤チンキ剤ローション剤などに、困難を伴わずに組み込むことができる。

0044

本発明により使用される有効成分を他の有効成分、例えば他の抗菌性、抗真菌性もしくは抗ウイルス性有効成分と組み合わせることもまた可能であり、かつ、いくつかの場合には有利である。

0045

本発明の組成物を緩衝することが有利である。3.5から7.5のpH範囲が有利である。4.0から6.5の範囲のpHを選ぶことがとりわけ好都合である。

0046

本発明の化粧用および/もしくは皮膚科用製剤は、通例の組成を有することができ、かつ、皮膚科治療の意味における皮膚および/もしくは毛髪の治療、または保護化粧品の意味における治療に使用することができる。しかしながら、それらは、装飾的化粧品のメイクアップ製品でもまた使用してよい。

0047

使用のためには、本発明の化粧用および/もしくは皮膚科用製剤は、化粧用および皮膚科用組成物に通例の様式で皮膚および/もしくは毛髪に十分な量で適用することができる。

0048

本発明により、通例の抗酸化剤を、本発明の有効成分の組み合わせ剤を含んで成る製剤に添加することができる。

0049

抗酸化剤は、アミノ酸(例えばグリシンヒスチジンチロシントリプトファン)およびそれらの誘導体イミダゾール(例えばウロカン酸)およびそれらの誘導体、D,L−カルノシン、D−カルノシン、L−カルノシンのようなペプチドおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイドカロチン(例えばα−カロチン、β−カロチン、リコペン)およびそれらの誘導体、リポ酸およびそれらの誘導体(例えばジヒドロリポ酸)、金チオグルコースプロピルチオウラシルおよび他のチオール(例えばチオレドキシングルタチオンシステインシスチンシスタミン、ならびにそれらのグリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピルアミルブチルならびにラウリルパルミトイルオレイル、γ−リノレイルコレステリルおよびグリセリルエステル)ならびにそれらの塩、ジラウリルチオジプロピオネートジステアリルチオジプロピオネートチオジプロピオン酸およびそれらの誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂質、ヌクレオチドヌクレオシドおよび塩)ならびに非常に低い耐えられる用量(例えばpmolないしμmol/kg)のスルホキシイミン化合物(例えばブチオニンスルホキシイミン、ホモシステインスルホキシイミン、ブチオニンスルホンペンタヘキサヘプタチオニンスルホキシイミン)、ならびにまた(金属)キレート剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸パルミチン酸フィチン酸ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸(例えばクエン酸乳酸リンゴ酸)、フミン酸没食子酸胆汁抽出物ビリルビンビリベルジンEDTA、EGTAおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およびそれらの誘導体(例えばγ−リノレン酸リノール酸オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、アラニンジ酢酸フラボノイドポリフェノールカテキンビタミンCおよび誘導体(例えばアスコルビルパルミテートマグネシウムアスコルビルホスフェートアスコルビルアセテート)、トコフェロールおよび誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ならびにベンゾイン樹脂のコニフェリベンゾエートルチン酸およびその誘導体、フェルラ酸およびその誘導体、ブチルヒドロキシトルエンブチルヒドロキシアニソールノルジヒドログアヤク脂酸、ノルジヒドログアヤレチン酸トリヒドロキシブチロフェノン尿酸およびその誘導体、マンノースおよびその誘導体、亜鉛およびその誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えばセレノメチオニン)、スチルベンおよびそれらの誘導体(例えばスチルベンオキシド、trans−スチルベンオキシド)ならびに本発明により適するこれらの前記有効成分の誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)より成る群から有利に選ばれる。

0050

製剤中の抗酸化剤(1種もしくはそれ以上の化合物)の量は、製剤の総重量に基づき、好ましくは0.001ないし30重量%、とりわけ好ましくは0.05〜20重量%、とりわけ1〜10重量%である。

0051

付加的な抗微生物性、とりわけ抗細菌性物質の使用もまた、本発明によりとりわけ有利であることができる。

0052

本発明により使用される有効成分、または本発明により使用される有効成分の有効な含有量を有する化粧用もしくは局所的皮膚科用製剤を用いる予防または化粧的もしくは皮膚科的治療は、本発明により使用される有効成分、または本発明により使用される有効成分の有効な含有量を有する化粧用もしくは局所的皮膚科用製剤を、冒されている皮膚領域に適用することにより、通常の様式で実施する。

0053

本発明により使用される有効成分は、多様な形態であってよい通例の化粧用および皮膚科用製剤に有利に組み込むことができる。従って、それらは、例えば、溶液、油中水(W/O)型もしくは水中油(O/W)型のエマルジョン、または、例えば水中油中水(W/O/W)型もしくは油中水中油(O/W/O)型の多重エマルジョン水分散物もしくは脂質分散物、ゲル固形棒状物あるいはエアゾルであってよい。

0054

例えば、クリーム、ローションもしくは化粧用乳液の形態の本発明の乳剤が本発明の目的上有利であり、かつ、例えば、脂肪、油、蝋および/もしくは他の脂肪物質、ならびに水、ならびにこの型の製剤に通例に使用されるような1種もしくはそれ以上の乳化剤を含んで成る。

0055

本発明により使用される有効成分を、水系もしくは皮膚および毛髪を浄化するための界面活性剤製剤に組み込むことが、本発明の目的上可能かつ有利でもある。

0056

業者は、もちろんのこと、要求の厳しい化粧用組成物常用補助物質および添加物を含まないことはほとんど想像も及ばないことに気づいている。その例は、増粘剤増量剤香料色素、乳化剤、ビタミンもしくはタンパク質のような付加的有効成分、光保護剤、安定剤、昆虫忌避剤アルコール、水、塩、および抗菌性、タンパク質分解性もしくは角質分解性有効成分などを包含する。

0057

対応する要件は、必要な変更を加えて医薬製剤の処方に当てはまる

0058

本発明の目的上の医薬局所組成物は、一般に1種もしくはそれ以上の医薬を有効な濃度で含んで成る。単純さのため、化粧用の用途と医薬の用途、および対応する製品の間の明瞭な区別のために、ドイツ連邦共和国の法的規定(例えば化粧品指令(Cosmetics Directive)、食品および医薬品法(Foodsand Drugs Act))に言及がなされる。

0059

この点に関して、本発明により使用される有効成分を、他の目的上他の有効成分を既に含んで成る製剤に添加物として添加することが同様に有利である。

0060

例えば、本発明の目的上、ある含有量のUV保護物質を使用することが有利である。

0061

本発明の製剤は、従って、UVB領域UV線を吸収する物質を有利に含むことができ、フィルター物質の総量は、製剤の総重量に基づき、例えば0.1重量%ないし30重量%、好ましくは0.5ないし10重量%、とりわけ1ないし6重量%である。

0062

UVBフィルター脂溶性もしくは水溶性であることができる。脂溶性物質の例は:
−3−ベンジリデンカンファーおよびその誘導体、例えば3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、
−4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは2−エチルヘキシル4−(ジメチルアミノ)ベンゾエートおよびアミル4−(ジメチルアミノ)ベンゾエート;
ケイヒ酸のエステル、好ましくは2−エチルヘキシル4−メトキシシンナメートおよびイソペンチル4−メトキシシンナメート;
サリチル酸のエステル、好ましくは2−エチルヘキシルサリチレート、4−イソプロピルベンジルサリチレートおよびホモメンチルサリチレート;
ベンゾフェノンの誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノンおよび2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン;
ベンザルマロン酸のエステル、好ましくはジ(2−エチルヘキシル)4−メトキシベンザルマロネート
−2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エチル−1’−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン
である。

0063

有利な水溶性物質は:
−2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸およびその塩、例えばナトリウムカリウムもしくはトリエタノールアンモニウム塩
−ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩;
−例えば4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)スルホン酸のような3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、ならびにそれらの塩
である。

0064

本発明により使用することができる前記UVBフィルターの一覧はもちろん制限することを意図しない。

0065

本発明の製剤中に、化粧用および/もしくは皮膚科用製剤に通例に存在するUVAフィルターを使用することもまた有利であることができる。こうしたフィルター物質は、好ましくは、ジベンゾイルメタンの誘導体、とりわけ1−(4’−tert−ブチルフェニル)−3−(4’−メトキシフェニルプロパン−1,3−ジオンおよび1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニル)プロパン−1,3−ジオンである。これらの組み合わせ剤を含んで成る製剤もまた本発明により提供される。UVBフィルター物質について示されたと同一量のUVAフィルター物質を使用することが可能である。

0066

本発明の目的上の化粧用および/もしくは皮膚科用製剤は、UV線に対し皮膚を保護するため化粧品中で通例に使用される無機色素もまた含むことができる。これらは、チタン、亜鉛、鉄、ジルコニウムケイ素マンガンアルミニウムセリウム酸化物およびそれらの混合物、ならびに酸化物が有効成分である改変物(modification)である。二酸化チタンに基づく色素がとりわけ好ましい。上の組み合わせ剤について示された量を使用することが可能である。

0067

本発明により使用される化粧用および皮膚科用製剤は、こうした製剤で通例に使用されるような化粧用有効成分、補助物質および/もしくは添加物、例えば抗酸化剤、保存剤殺菌剤、香料、消泡剤染料、着色作用を有する色素、増粘剤、界面活性剤、乳化剤、皮膚軟化剤保湿剤および/もしくは湿潤剤、脂肪、油、蝋、またはアルコール、多価アルコールポリマー、泡安定剤、電解質、有機溶媒もしくはシリコーン誘導体のような化粧用もしくは皮膚科用製剤の他の通例の構成要素を含むことができる。

0068

本発明の目的上の化粧用もしくは皮膚科用製剤が溶液もしくは乳剤もしくは分散剤である場合、使用することができる溶媒は:
−水もしくは水性溶液
カプリン酸もしくはカプリル酸のトリグリセリドのような油、しかし好ましくはヒマシ油
−脂肪、蝋、ならびに他の天然および合成の脂肪物質、好ましくは低炭素数のアルコール、例えばイソプロパノールプロピレングリコールもしくはグリセロールとの脂肪酸のエステル、または低炭素数のアルカン酸もしくは脂肪酸との脂肪アルコールのエステル;
−低炭素数のアルコール、二価アルコールもしくは多価アルコール、およびそれらのエーテル、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレングリコールエチレングリコールモノエチルもしくはモノブチルエーテルプロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテルならびに類似の生成物
である。

0069

とりわけ、前述の溶媒の混合物を使用する。アルコール性溶媒の場合には水がさらなる構成要素であることができる。

0070

本発明の目的上の乳剤、オレオゲル(oleogel)または水分散物もしくは脂質分散物の油相は、3から30個までの炭素原子鎖長を有する飽和および/もしくは不飽和、分枝状および/もしくは非分枝状のアルカンカルボン酸ならびに3から30個までの炭素原子の鎖長を有する飽和および/もしくは不飽和、分枝状および/もしくは非分枝状のアルコールから形成されるエステルの群から、ならびに、芳香族カルボン酸ならびに3から30個までの炭素原子の鎖長を有する飽和および/もしくは不飽和、分枝状および/もしくは非分枝状のアルコールから形成されるエステルの群から有利に選ばれる。こうしたエステル油は、その場合、イソプロピルミリステートイソプロピルパルミテート、イソプロピルステアレートイソプロピルオレエートn−ブチルステアレート、n−ヘキシルラウレートn−デシルオレエートイソオクチルステアレート、イソノニルステアレート、イソノニルイソノナノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−エチルヘキシルラウレート、2−ヘキシルデシルステアレート、2−オクチルドデシルパルミテート、オレイルオレエート、オレイルエルケート、エルシルオレエート、エルシルエルケート、ならびにこうしたエステルの合成、半合成および天然の混合物、例えばホホバ油より成る群から有利に選ぶことができる。

0071

油相は、分枝状および非分枝状炭化水素および炭化水素蝋シリコーン油ジアルキルエーテルの群、飽和もしくは不飽和、分枝状もしくは非分枝状アルコールの群、ならびに脂肪酸トリグリセリド、すなわち8から24個までの炭素原子、とりわけ12〜18個の炭素原子の鎖長を有する飽和および/もしくは不飽和、分枝状および/もしくは非分枝状のアルカンカルボン酸のトリグリセロールエステルからもまた有利に選ぶことができる。脂肪酸トリグリセリドは、例えば、合成、半合成、および天然の油、例えばオリーブ油ヒマワリ油ダイズ油ラッカセイ油ナタネ油アーモンド油、パーム油ココナッツ油パーム種子油などの群から有利に選ぶことができる。

0072

こうした油および蝋成分のいかなる混合物もまた、本発明の目的上有利に使用することができる。いくつかの場合には、油相の単一の脂質成分として蝋、例えばセチルパルミテートを使用することもまた有利であることができる。

0073

油相は、2−エチルヘキシルイソステアレートオクチルドデカノール、イソトリデシルイソノナノエートイソエイコサン、2−エチルヘキシルココエート、C12-15アルキルベンゾエート、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリドジカプリリルエーテルより成る群からとりわけ好ましく選ばれる。

0074

とりわけ有利な混合物は、C12-15アルキルベンゾエートおよび2−エチルヘキシルイソステアレートのもの、C12-15アルキルベンゾエートおよびイソトリデシルイソノナノエートのもの、ならびにC12-15アルキルベンゾエート、2−エチルヘキシルイソステアレートおよびイソトリデシルイソノナノエートのものである。

0075

炭化水素のなかで、パラフィン油スクアランおよびスクアレンが、本発明の目的上有利に使用されるはずである。

0076

有利には、油相は、環状もしくは直鎖状のシリコーン油のある含有量もまた有することができるか、または全くこうした油より成ることができるが、シリコーン油もしくはシリコーン油類から離れて他の油相成分の付加的な含有量を使用することが好ましい。

0077

シクロメチコンオクタメチルシクロテトラシロキサン)を、本発明により使用されるべきシリコーン油として有利に使用する。しかしながら、他のシリコーン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサンポリジメチルシロキサンおよびポリメチルフェニルシロキサン)もまた本発明の目的上有利に使用することができる。

0078

シクロメチコンおよびイソトリデシルイソノナノエート、ならびにシクロメチコンおよび2−エチルヘキシルイソステアレートの混合物もまたとりわけ有利である。

0079

本発明の製剤の水相は、場合によっては、
−低炭素数のアルコール、二価アルコールもしくは多価アルコール、およびそれらのエーテル、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロール、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチルもしくはモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモノエチルエーテルおよび類似の生成物、ならびにまた低炭素数のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、1,2−プロパンジオールもしくはグリセロール、ならびにとりわけ各場合において別個にもしくは組み合わせで、有利には二酸化ケイ素ケイ酸アルミニウム多糖およびそれらの誘導体、例えばヒアルロン酸キサンタンガムヒドロキシプロピルメチルセルロースより成る群、とりわけ有利にはポリアクリレート、好ましくはカルボポール(Carbopol)、例えばカルボポール(Carbopol)等級980、981、1382、2984および5984の群からのポリアクリレートの群から選ぶことができる1種もしくはそれ以上の増粘剤を有利に含んで成る。

0080

本発明により使用されるゲルは、通常、油−アルコール性ゲルの場合には好ましくは二酸化ケイ素もしくはケイ酸アルミニウムでありそして水−アルコール性もしくはアルコール性ゲルの場合には好ましくはポリアクリレートである増粘剤の存在下で、低炭素数のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、1,2−プロパンジオール、グリセロールおよび水もしくは前述の油を含んで成る。

0081

固形棒状物は、例えば天然のもしくは合成の蝋、脂肪アルコールもしくは脂肪酸エステルを含んで成る。

0082

本発明の目的上化粧用棒状物としての使用に適する通例の基剤は、液状油(例えばパラフィン油、ヒマシ油、イソプロピルミリステート)、半固形構成要素(例えばワセリンラノリン)、固形構成要素(例えばミツロウセレシンおよび微晶質蝋ならびにオゾケライト)ならびに高溶融蝋(例えばカルナウバ蝋およびキャンデリラ蝋)である。

0083

本発明の目的上エアゾル容器から噴射することができる化粧用および/もしくは皮膚科用製剤に適する噴射剤は、通例の既知の容易に揮発性液化噴射剤、例えば単独でもしくは相互との混合物で使用することができる炭化水素(プロパン、ブタンイソブタン)である。圧縮空気もまた有利に使用される。

0084

当業者は、もちろん、それ自体非毒性でありかつエアゾル製剤の形態で本発明を実現するのに原則として適するが、しかしにもかかわらず環境もしくは他の付随する状況に対するそれらの許容できない影響のため回避されなければならない噴射剤、とりわけフッ素化炭化水素およびクロロフルオロカーボン(CFC)が存在することに気づいている。

0085

本発明の目的上、化粧用製剤はまた、有効含有量の本発明の有効成分およびそのために通例に使用される溶媒(好ましくは水)に加えて有機増粘剤、例えばアラビアゴム、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウムセルロース誘導体、好ましくはメチルセルロースヒドロキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースもしくはヒドロキシプロピルメチルセルロース、または無機増粘剤、例えば、例えばベントナイトのようなケイ酸アルミニウム、あるいはポリエチレングリコールおよびポリエチレングリコールステアレートもしくはジステアレートの混合物もまた含んで成るゲルの形態であることもできる。増粘剤は、例えば0.1と30重量%との間、好ましくは0.5と15重量%との間の量でゲル中に存在する。

0086

下の実施例は本発明を具体的に説明するようはたらく。

0087

下の実施例は本発明の態様を具体的に説明するようはたらく。別に述べられない限り、データは常に重量%である。

0088

実施例1(O/Wクリーム):
重量%
グリセリルステアレートシトレート2.00
ステアリルアルコール5.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド4.00
オクチルドデカノール4.00
グリセロール3.00
カーボマー(Carbomer) 0.10
α−シクロデキストリン1.00
水酸化ナトリウム適量
保存剤適量
香料適量
脱イオン水100.00まで
pH 6.0に調節される
実施例2(O/Wクリーム):
重量%
グリセリルステアレートシトレート 3.00
セチルステアリルアルコール3.00
パラフィン油2.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 4.00
ジカプリリルエーテル3.00
キサンタンガム0.10
クエン酸0.10
クエン酸ナトリウム0.20
β−シクロデキストリン 5.00
グリセロール 3.00
保存剤 適量
香料 適量
水 100.00まで
pH 5.5に調節される
実施例3(O/Wクリーム):
重量%
グリセリルステアレートSE 4.00
PEG−40ステアレート 1.00
セチルアルコール3.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 5.00
パラフィン油 5.00
グリセロール 3.00
カーボマー(Carbomer) 0.10
γ−シクロデキストリン 2.00
水酸化ナトリウム 適量
保存剤 適量
香料 適量
脱イオン水 100.00まで
pH 5.0に調節される
実施例4(O/Wクリーム):
重量%
グリセリルステアレートSE 3.00
ステアリン酸1.00
セチルアルコール 2.00
ジカプリリルエーテル 4.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 3.00
パラフィン油 2.00
グリセロール 3.00
ブチレングリコール3.00
カーボマー(Carbomer) 0.10
γ−シクロデキストリン 1.00
β−シクロデキストリン 5.00
水酸化ナトリウム 適量
保存剤 適量
香料 適量
脱イオン水 100.00まで
pH 7.0に調節される
実施例5(O/Wローション):
重量%
グリセリルステアレート、セテス(Ceteth)−20 1.00
ソルビタンステアレート 1.00
ステアリルアルコール 1.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 2.00
パラフィン油 4.00
グリセロール 3.00
カーボマー(Carbomer) 0.10
β−シクロデキストリン 5.00
γ−シクロデキストリン 2.00
水酸化ナトリウム 適量
保存剤 適量
香料 適量
脱イオン水 100.00まで
pH 5.5に調節される
実施例6(W/O/Wクリーム):
重量%
グリセリルステアレートSE 3.00
PEG−100ステアレート 0.75
ベヘニルアルコール2.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 8.0
オクチルドデカノール 5.00
C12-15アルキルベンゾエート3.00
パンテノール3.00
MgSO4 0.80
β−シクロデキストリン 5.00
保存剤 適量
香料 適量
脱イオン水 100.00まで
pH 6.0に調節される
実施例7(水分散物ゲル):
重量%
カーボマー(Carbomer) 0.40
キサンタンガム 0.20
セチルステアリルアルコール 2.00
C12-15アルキルベンゾエート 5.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 3.00
グリセロール 3.00
α−シクロデキストリン 0.20
水酸化ナトリウム 適量
保存剤 適量
香料 適量
脱イオン水 100.00まで
pH 5.5に調節される
実施例8(W/Oクリーム):
重量%
PEG−7水素化ヒマシ油4.00
羊毛脂アルコール1.50
ミツロウ3.00
パラフィン油 10.00
カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド 5.00
ワセリン7.00
グリセロール 3.00
MgSO4 0.70
β−シクロデキストリン 1.00
保存剤 適量
香料 適量

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 国立大学法人金沢大学の「 ヌクレオチド除去修復阻害剤、それを含有する腫瘍治療の増強剤及び抗腫瘍剤」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】大量に入手し易く、簡素な化学構造であって、損傷を受けたヌクレオチドの除去修復を阻害する活性が強くて、毒性が低く安全性が高いヌクレオチド除去修復阻害剤、それを含有し原発巣の癌細胞のような腫瘍細胞... 詳細

  • 日光ケミカルズ株式会社の「 毛髪化粧料」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】洗髪後の濡れた毛髪における過多のドライヤー使用による熱ダメージ、ドライヤー乾燥過程における長時間のコーミングによる摩擦ダメージなどを軽減するため、毛髪がすぐに乾く、撥水効果の高い毛髪化粧料の提... 詳細

  • 株式会社マンダムの「 口臭抑制剤」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】安全性が高く、経口摂取することが可能な口臭抑制剤を提供する。【解決手段】 ジュンサイ抽出物を含むことを特徴とする口臭抑制剤を提供する。前記の口臭抑制剤は、さらに、ルイボス抽出物及びリンゴンベ... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ