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技術 電動送風機及び電気掃除機

出願人 株式会社東芝東芝コンシューマエレクトロニクス・ホールディングス株式会社東芝ライフスタイル株式会社
発明者 加藤勝英
出願日 2000年8月31日 (20年5ヶ月経過) 出願番号 2000-264275
公開日 2002年3月15日 (18年11ヶ月経過) 公開番号 2002-078295
状態 特許登録済
技術分野 電気掃除機(1) 電動機、発電機の外枠 電動機、発電機の集電
主要キーワード 移動車輪 スラストばね ねじ部品 両ブラシ フレーム端板 絶縁性ベース 機械損 回転方向後側
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

簡単な構成で異常スパークの発生を抑制できる電動送風機を得ることにある。

解決手段

モータフレーム11を貫通して取付けられるブラシ装置15を有した整流子モータ部3aと、このモータ部の回転軸13aに連結されたファンを有するファン部とを具備する電動送風機を前提とする。モータフレーム11に開けられたブラシ装置取付け孔23のモータフレームの軸方向に相対向する孔縁に夫々折り曲げ片24を設ける。取付け孔23を貫通して位置されたブラシ装置15のフレーム挿入部25dを、両折り曲げ片24間に挟んで支持する。それにより、ブラシ装置15がモータフレーム11の軸方向に動揺することを抑制し、ブラシ27と整流子13bとの間での整流を良くすること特徴としている。

概要

背景

電気掃除機が備える電動送風機整流子モータ部は、ブラシ装置を有しており、この装置は、整流子モータ部のモータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔を貫通して、モータフレームにねじ止めされている。そして、前記取付け孔はブラシ装置が有する絶縁性ベースフレーム挿入部に応じた形状に打抜かれている。この取付け孔の孔縁の厚みはモータフレームの板厚と同じであり、この孔縁でフレーム挿入部を周方向から支持している。

ところで、整流子モータ部が有する回転軸は、これに連結されたファンと反対側の軸端部からスラストばね付勢されている。このばねのばね力を強大にすると、回転に対する機械損が過大になるため、スラストばねのばね力は適当な値に設定されている。そのため、回転軸はスラストばねが撓む範囲で軸方向に若干移動可能に設けられている。

そして、前記ファンを有する電動送風機のファン部の真空度は、このファン部への空気の入り加減に依存にするため、電気掃除機での吸塵状態等の変化に応じて前記真空度が変ることに伴い、前記回転軸が軸方向に動かされることがある。それに伴い、回転軸に固定されている整流子ブラシが押付けられているブラシ装置が、整流子に引き摺られてモータフレームの軸方向に動かされる。

この場合、ブラシ装置はモータフレームにねじ止めされているとは言え、前記フレーム挿入部の支持面積は、モータフレームの板厚に等しい厚みの孔縁に依存しているため、極小であり、しかも、従来においては以上のような動きを抑制する構成を有していないので、ブラシ装置がフレームの軸方向に大きく動揺する可能性が高い。このような動揺を生じる場合には、ブラシと整流子との間での整流が悪くなり、それに伴い異常スパークを発生し易くなる。

又、回転軸に連結されたファンには、少なからず回転のアンバランスを生じているので、それに基づく整流子の回転にもアンバランスを生じる。このアンバランスにより、ブラシ装置のブラシを回転子の周方向に引き摺る力が不断に変化する。しかし、従来においては以上のような回転のアンバランスに基づくブラシ装置の動揺を抑制する構成を有していないので、ブラシ装置がモータフレームの周方向に大きく動揺する可能性が高い。このような動揺を生じる場合には、ブラシと整流子との間での整流が悪くなり、それに伴い異常スパークを発生し易くなる。

概要

簡単な構成で異常スパークの発生を抑制できる電動送風機を得ることにある。

モータフレーム11を貫通して取付けられるブラシ装置15を有した整流子モータ部3aと、このモータ部の回転軸13aに連結されたファンを有するファン部とを具備する電動送風機を前提とする。モータフレーム11に開けられたブラシ装置取付け孔23のモータフレームの軸方向に相対向する孔縁に夫々折り曲げ片24を設ける。取付け孔23を貫通して位置されたブラシ装置15のフレーム挿入部25dを、両折り曲げ片24間に挟んで支持する。それにより、ブラシ装置15がモータフレーム11の軸方向に動揺することを抑制し、ブラシ27と整流子13bとの間での整流を良くすること特徴としている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

モータフレームを貫通して取付けられるブラシ装置を有した整流子モータ部と、このモータ部の回転軸に連結されたファンを有するファン部とを具備する電動送風機において、前記モータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔の前記モータフレームの軸方向に相対向する孔縁に夫々折り曲げ片を設け、これら折り曲げ片間に前記取付け孔を貫通した前記ブラシ装置のフレーム挿入部を挟んで支持したことを特徴とする電動送風機。

請求項2

モータフレームを貫通して取付けられるブラシ装置を有した整流子モータ部と、このモータ部の回転軸に連結されたファンを有するファン部とを具備する電動送風機において、前記モータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔の前記モータフレームの周方向に相対向する孔縁のうち、少なくとも前記回転軸の回転方向前側の孔縁に折り曲げ片を設け、この折り曲げ片で前記取付け孔を貫通した前記ブラシ装置のフレーム挿入部を支持したことを特徴とする電動送風機。

請求項3

前記折り曲げ片の先端に曲げ縁を形成し、この曲げ縁を前記フレーム挿入部の外面に形成された凹部に挿入して引掛けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動送風機。

請求項4

集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵された前記請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電動送風機と、前記集塵室の上流側に位置して前記掃除機本体に設けられた吸込み口着脱可能に接続され、かつ、先端部に吸塵口を有する吸塵手段と、を具備することを特徴とする電気掃除機

技術分野

0001

本発明は、モータフレームへのブラシ装置取付け構造を改良した電動送風機、及びこの電動送風機を備える電気掃除機に関する。

背景技術

0002

電気掃除機が備える電動送風機の整流子モータ部は、ブラシ装置を有しており、この装置は、整流子モータ部のモータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔を貫通して、モータフレームにねじ止めされている。そして、前記取付け孔はブラシ装置が有する絶縁性ベースフレーム挿入部に応じた形状に打抜かれている。この取付け孔の孔縁の厚みはモータフレームの板厚と同じであり、この孔縁でフレーム挿入部を周方向から支持している。

0003

ところで、整流子モータ部が有する回転軸は、これに連結されたファンと反対側の軸端部からスラストばね付勢されている。このばねのばね力を強大にすると、回転に対する機械損が過大になるため、スラストばねのばね力は適当な値に設定されている。そのため、回転軸はスラストばねが撓む範囲で軸方向に若干移動可能に設けられている。

0004

そして、前記ファンを有する電動送風機のファン部の真空度は、このファン部への空気の入り加減に依存にするため、電気掃除機での吸塵状態等の変化に応じて前記真空度が変ることに伴い、前記回転軸が軸方向に動かされることがある。それに伴い、回転軸に固定されている整流子ブラシが押付けられているブラシ装置が、整流子に引き摺られてモータフレームの軸方向に動かされる。

0005

この場合、ブラシ装置はモータフレームにねじ止めされているとは言え、前記フレーム挿入部の支持面積は、モータフレームの板厚に等しい厚みの孔縁に依存しているため、極小であり、しかも、従来においては以上のような動きを抑制する構成を有していないので、ブラシ装置がフレームの軸方向に大きく動揺する可能性が高い。このような動揺を生じる場合には、ブラシと整流子との間での整流が悪くなり、それに伴い異常スパークを発生し易くなる。

0006

又、回転軸に連結されたファンには、少なからず回転のアンバランスを生じているので、それに基づく整流子の回転にもアンバランスを生じる。このアンバランスにより、ブラシ装置のブラシを回転子の周方向に引き摺る力が不断に変化する。しかし、従来においては以上のような回転のアンバランスに基づくブラシ装置の動揺を抑制する構成を有していないので、ブラシ装置がモータフレームの周方向に大きく動揺する可能性が高い。このような動揺を生じる場合には、ブラシと整流子との間での整流が悪くなり、それに伴い異常スパークを発生し易くなる。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で異常スパークの発生を抑制できる電動送風機及びこれを備えた電気掃除機を得ることにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る電動送風機は、モータフレームを貫通して取付けられるブラシ装置を有した整流子モータ部と、このモータ部の回転軸に連結されたファンを有するファン部とを具備する電動送風機を前提とする。

0009

そして、前記課題を解決するために、請求項1の発明は、前記モータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔の前記モータフレームの軸方向に相対向する孔縁に夫々折り曲げ片を設け、これら折り曲げ片間に前記取付け孔を貫通した前記ブラシ装置のフレーム挿入部を挟んで支持したことを特徴としている。

0010

この請求項1の発明においては、ブラシ装置取付け孔の孔縁に設けた一対の折り曲げ片により、モータフレームの軸方向についてのフレーム挿入部の支持面積を増やしたから、格別な支持部品を要することなく、ブラシ装置がモータフレームの軸方向に動揺することを抑制できる。

0011

又、同様の課題を解決するために、請求項2に係る発明の電動送風機は、前記モータフレームに開けられたブラシ装置取付け孔の前記モータフレームの周方向に相対向する孔縁のうち、少なくとも前記回転軸の回転方向前側の孔縁に折り曲げ片を設け、この折り曲げ片で前記取付け孔を貫通した前記ブラシ装置のフレーム挿入部を支持したことを特徴としている。

0012

この請求項2の発明においては、前記のようにブラシ装置取付け孔の孔縁のうちの少なくとも回転軸の回転方向前側の孔縁に設けた折り曲げ片により、回転方向について少なくとも前側でのフレーム挿入部の支持面積を増やしたから、格別な支持部品を要することなく、ブラシ装置がモータフレームの周方向に動揺することを抑制できる。

0013

請求項3の発明は、請求項1又は2の発明の折り曲げ片の先端に曲げ縁を形成し、この曲げ縁を前記フレーム挿入部の外面に形成された凹部に挿入して引掛けたことを特徴としている。

0014

この請求項3の発明においては、モータフレームと一体の折り曲げ片が有する曲げ縁とブラシ装置のフレーム挿入部が有する凹部とを係合させたから、これらの引っ掛かりにより、ブラシ装置取付け孔に貫通されたブラシ装置が、モータフレームの外部に外れないように固定できる。

0015

請求項4に係る発明の電動送風機は、集塵室を有する掃除機本体と、前記集塵室の下流側に位置して前記掃除機本体に内蔵された前記請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の電動送風機と、前記集塵室の上流側に位置して前記掃除機本体に設けられた吸込み口着脱可能に接続され、かつ、先端部に吸塵口を有する吸塵手段と、を具備することを特徴としている。

0016

この請求項4の発明においては、既述のように格別な支持部品を要することなく、ブラシ装置が有するフレーム挿入部の支持面積を増やして、ブラシ装置の動揺を抑制できる電動送風機を備えるから、電動送風機の寿命が向上されるに伴い、長寿命な電気掃除機を提供できる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、図1図4を参照して本発明の第1実施形態を説明する。

0018

図1に例示されるキャニスタ型の電気掃除機1は、掃除機本体2と、これに内蔵される電動送風機3と、吸込んだ空気を掃除機本体2内に導く吸塵手段4とを具備している。

0019

移動車輪が取付けられている掃除機本体2は、その前部には集塵室5を有しているとともに、この集塵室5の上流側に位置して吸込み口6が設けられている。掃除機本体2内には、集塵室5の下流側、従って掃除機本体2の後部に位置して電動送風機3が内蔵されている。

0020

吸塵手段4は、例えば可撓性の吸塵ホース7と、硬質延長管8と、吸込み口体9とを備えて構成されている。吸塵ホース7の一端部7aは吸込み口6に着脱可能に接続され、吸塵ホース7の他端部はこれに装着された手元操作部7bで形成されている。この手元操作部7bのハンドルには各種の操作スイッチ10が取付けられている。延長管8の一端部は手元操作部7bに着脱可能に接続され、延長管8の他端部には吸込み口体9が着脱可能に接続されている。吸塵手段4の先端部をなす吸込み口体9は、その下面に吸塵口9aを有している。この吸込み口体9には、吸塵口9aに臨んで回転清掃体(図示しない)が内蔵されているとともに、この清掃体回転駆動する清掃体駆動モータ(図示しない)が内蔵されている。

0021

この電気掃除機1は、電動送風機3を駆動することにより、この送風機3に吸込まれる気流を形成し、それによって、吸塵口9aから被掃除面塵埃を空気とともに吸込んで、それを延長管8及び吸塵ホース7で集塵室5に導き、この集塵室5内の集塵フィルタ(図示しない)で塵埃を捕捉して掃除をすることができる。

0022

図2に示されるように電動送風機3は、整流子モータ部3aと、ファン部3bとを備えて構成されている。図2及び図4に示されるように整流子モータ部3aは、金属製のモータフレーム11と、固定子12と、回転子13と、一対の軸受14と、一対のブラシ装置15とを備えている。ファン部3bは、遠心式のファン16と、整流板17と、ファンカバー18とを備えている。

0023

モータフレーム11は、有底円筒状をなし、開口縁径方向外側に張出す環状フランジ11afを有したフレーム本体11aと、この本体11aの開口を径方向に横断して取付けられたフレーム端板11bとから形成されている。このモータフレーム11に、そのフレーム本体11aの内周面との間の軸方向の通気路11asを形成して固定子12が内蔵されているとともに、この固定子12の内側に位置して回転子13が内蔵されている。回転子13は、回転軸13a及びこの外周に固定された整流子13bを有しており、回転軸13aの両端部を夫々フレーム本体11a及びフレーム端板11bに対応して取付けられた軸受14に嵌合して回転自在に支持されている。回転軸13aはフレーム本体11aに内蔵したスラストばね19によりファン部3b方向に付勢されている。回転軸13aのファン部3b側の端部は、フレーム端板11b側の軸受14を貫通している。

0024

モータフレーム11のフレーム本体11aの底部側には、図2に一つのみしか図示されないが複数の排気孔22が開けられており、この通気孔22と前記通気路11asとは連通している。更にフレーム本体11aの底部側周壁には、その周方向に略180度離れてブラシ装置取付け孔23(図4参照)が開けられている。これら取付け孔23は矩形の孔であって、後述するフレーム挿入部25dの大きさに対応した大きさに形成されている。

0025

しかも、両ブラシ装置取付け孔23において、モータフレーム11の軸方向に相対向する孔縁の夫々には、図2図4に示されるようにフレーム本体11aの内側に一体に突出する折り曲げ片24が設けられている。これら一対の折り曲げ片24は、自由状態ではそれらの先端側にいくほど互いに近づくように多少傾斜して設けるられている。

0026

図2及び図3に示されるようにブラシ装置15は、ベース25、ブラシホルダ26、ブラシ27、端子キャップ28、圧縮コイルばね29、及びピッグテール30を備えている。ベース25は、電気絶縁材料例えば合成樹脂製であって、ホルダ取付け孔25a及びキャップ取付け孔25bを有しているとともに、これらの孔25a、25bとは直角となる方向に突出する取付け凸部25cを有している。この取付け凸部25cを境とするベース25の一端側部分はフレーム挿入部25dとして用いられている。フレーム挿入部25dは、前記取付け孔23を挿通してフレーム本体11a内に位置される部分である。

0027

ブラシホルダ26は両端が開放された金属製の筒からなり、その一端部をフレーム挿入部25d側からホルダ取付け孔25aに挿着して設けられている。このホルダ26の内部にはブラシ27が摺動自在に収容されている。ブラシ27にはカーボンブラシが使用されている。端子キャップ28は、導電性金属板略L字形状に折り曲げてなるものであり、図3に示されるように一片28aをフレーム挿入部25dとは反対側からキャップ取付け孔25bに挿着するとともに、他片28bをホルダ取付け孔25bのフレーム挿入部25とは反対側の開口を塞ぐように配置して設けられている。前記一片28aと固定子12が有する端子金具12a(図2参照)とは、ブラシ装置15のモータフレーム11への装着に伴ってキャップ取付け孔25bに端子金具12aが入り込むことにより、互いに接して電気的に接続されるようになっている。

0028

圧縮コイルばね29は、前記他片28bとブラシ27との間に挟まれてホルダ取付け孔25a内に収容されていて、ブラシ27をブラシホルダ26から突出する方向に付勢している。更に、ピッグテール30は、その一端部をブラシ27に埋め込んでいるとともに、他端部を前記他片28bに半田付け等により接続して設けられていて、端子キャップ28とブラシ27との間を電気的に接続している。

0029

前記構成のブラシ装置15は、そのフレーム挿入部25dを前記ブラシ装置取付け孔23に挿入するとともに、それによってフレーム本体11aの外周面に重なった取付け凸部25cを通るねじ31で、フレーム本体11aに装着されている。図3及び図4中32はフレーム本体11aに設けられているバーリング部付きのねじ孔を示し、このねじ孔32にねじ31が螺合される。以上のブラシ装置15の取付けにおいて、そのフレーム挿入部25bは、前記一対の折り曲げ片24を押し開くように弾性変形させるものである。それによって、一対の折り曲げ片24は、互いの間にフレーム挿入部25bを挟んで、この挿入部25bをモータフレーム11の軸方向に支持している。

0030

又、図2に示されるように前記ファン16は回転軸13aに連結されている。このファン16とモータフレーム11の環状フランジ11afとの間には整流板17が配置されている。整流板17は、ファン16から吐出された気流にディフューザ作用を及ぼして、前記気流を静圧化しながら前記通気路11asに導くようになっている。ファンカバー18は、前記環状フランジ11afの周縁に嵌合しファン16及び整流板17を覆ってモータフレーム11に取付けられている。このカバー18の中央部にはファン16の吸込み口と対向する空気取入口18aが設けられている。

0031

前記構成の電動送風機3を動作させると、ファン16の送風作用で空気取入口18aから吸込まれてファン16から吐出された空気は、整流板17がその裏側に有するディフューザ通路17aを経てモータフレーム11内に流入し、このフレーム11内の通気路11asを通りながら固定子12及びブラシ装置15等を空冷した後、排気孔22を通ってモータフレーム11の外に排出される。

0032

このような送風動作を営む電動送風機3を備える電気掃除機1の運転中に、その吸込み口6が塞がれたり、開かれたりして吸塵状態等が変化するに伴い、ファン部3bへの空気の入り加減が変ることに応じてファン部3bの真空度が変化して、回転軸13aが軸方向に動かされる力を受ける。

0033

しかし、前記構成の電動送風機3は、そのモータフレーム11に開けたブラシ装置取付け孔23の孔縁に一対の折り曲げ片24を設けて、これら折り曲げ片24により、モータフレーム11の軸方向についてのブラシ装置15のフレーム挿入部25dの支持面積を増やしている。

0034

そのため、前記真空度の変化に伴いブラシ装置15がモータフレーム11の軸方向に大きく動揺することを抑制できる。しかも、このようにモータフレーム11の軸方向にブラシ装置15が大きく動揺することを抑制するための一対の折り曲げ片24は、フレーム本体11aの一部であるから、格別な支持部品を要することなく、簡単な構成で、前記動揺を抑制できる。したがって、ブラシ27と整流子13bとの間での整流が良くなり、異常スパークの発生を抑制できるとともに、この抑制に伴いブラシ27の温度過昇や異常摩耗が抑制されるので、電動送風機3の寿命を向上できるものであり、その結果的として、電気掃除機1の耐久性を向上できる。なお、前記折り曲げ片24を設けることは、フレーム本体11aの強度を高める上でも有効である。

0035

図5は本発明の第2実施形態を示している。この実施形態は基本的には前記第1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なる部分は、ブラシ装置取付け孔の孔縁にに設けられる折り曲げ片の位置である。

0036

すなわち、第2実施形態では、一対のブラシ装置取付け孔23におけるモータフレーム11の周方向に対応する孔縁の夫々に、フレーム本体11a内に突出する折り曲げ片34a、34bを夫々設けて、これらの間に前記孔23に挿入されたブラシ装置15のフレーム挿入部25dを弾性的に挟んで支持している。図5中矢印は回転子13の回転方向を示しており、従って、折り曲げ片34aは回転方向上流側、折り曲げ片34bは回転方向下流側に位置されている。以上の点以外の構成は図5に図示されない構成を含めて第1実施形態の電動送風機及び電気掃除機と同じである。

0037

この第2実施形態では、ブラシ装置取付け孔23において回転軸13aの回転方向前側の孔縁及び回転方向後側の孔縁に夫々設けた折り曲げ片34a、34bにより、回転方向についてのフレーム挿入部25dに対する支持面積を増やしたから、ファンの回転のアンバランスを原因としてブラシ装置15のブラシ27を回転子13の周方向に引き摺る力が不断に変化するにも拘らず、ブラシ装置15がモータフレーム11の周方向に動揺することを抑制できる。

0038

このように格別な支持部品を要することなく、簡単な構成で、前記動揺を抑制できるから、ブラシ27と整流子13bとの間での整流が良くなり、異常スパークの発生を抑制できるとともに、この抑制に伴いブラシ27の温度過昇や異常摩耗が抑制されるので、電動送風機の寿命を向上できるものであり、その結果的として、電気掃除機の耐久性を向上できる。なお、前記折り曲げ片34a、34bを設けることは、フレーム本体11aの強度を高める上でも有効である。

0039

又、前記回転のアンバランスによってブラシ装置15のブラシ27は、主として回転軸13aの回転方向に動揺する作用を受けるから、第2実施形態においては、ブラシ装置取付け孔23の孔縁のうち回転軸13aの回転方向前側の孔縁にのみ折り曲げ片34aを設けて、前記回転方向後側の孔縁の折り曲げ片34bは省略して実施することもできる。

0040

図6は本発明の第3実施形態を示している。この実施の形態は基本的には前記第1実施形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1実施形態と同じ符号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第3実施形態が第1実施形態と異なる部分は、モータフレームに対するブラシ装置の取付け構造である。

0041

すなわち、第3実施形態では、第1実施形態で採用したねじ止めに代えて、折り曲げ片24の先端に曲げ縁24aを形成するとともに、この曲げ縁24aに対応してフレーム挿入部25dの外面に凹部25eを形成し、これらを凹凸係合させている。

0042

それによる引っ掛かりで、ブラシ装置取付け孔23を貫通してフレーム本体11aに挿入されたブラシ装置15が、モータフレーム11の外部に外れないように固定できる。そのため、ブラシ装置15をモータフレーム11に固定するためのねじ部品を省略することが可能であり、コストダウンを図ることができる。

0043

又、フレーム挿入部25dの先端には夫々折り曲げ片24に対応してテーパ25dtが設けてあり、それにより前記曲げ縁24aにフレーム挿入部25dの先端が引っ掛ることを抑制して、フレーム挿入部25を適正深さまで円滑に挿入できるようにしてある。以上の点以外の構成は図6に図示されない構成を含めて第1実施形態の電動送風機及び電気掃除機と同じである。

0044

なお、この第3実施形態に示した凹凸係合によるブラシ装置15の固定構造は、第2実施形態にも適用できる。

発明の効果

0045

本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。

0046

請求項1の発明によれば、ブラシ装置取付け孔の孔縁に、モータフレームの軸方向にブラシ装置が動揺することを抑制する一対の折り曲げ片を設けて、ブラシと整流子との間での整流を良くしたから、格別な支持部品を要することなく簡単な構成で異常スパークの発生を抑制できる電動送風機を提供できる。

0047

請求項2の発明によれば、ブラシ装置取付け孔の孔縁のうちの少なくとも回転軸の回転方向前側の孔縁に、モータフレームの周方向にブラシ装置が動揺することを抑制する折り曲げ片を設けて、ブラシと整流子との間での整流を良くしたから、格別な支持部品を要することなく簡単な構成で異常スパークの発生を抑制できる電動送風機を提供できる。

0048

請求項3の発明によれば、折り曲げ片の曲げ縁とフレーム挿入部の凹部との引っ掛かりにより、ブラシ装置がモータフレームの外部に外れないように固定したから、ブラシ装置をモータフレームに固定するためのねじ部品を省略することが可能である。

0049

請求項4の発明によれば、格別な支持部品を要することなく、ブラシ装置が有するフレーム挿入部の支持面積を増やして、ブラシ装置の動揺を抑制できる電動送風機を備えるから、簡単な構成で異常スパークの発生を抑制して電動送風機の寿命を向上できるに伴い、長寿命な電気掃除機を提供できる。

図面の簡単な説明

0050

図1本発明の第1実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図。
図2図1の電気掃除機が備える電動送風機の一実施形態を一部断面して示す側面図。
図3図2の電動送風機のブラシ装置取付け部分を拡大して示す断面図。
図4図2の電動送風機が備える整流子モータ部を一部切欠して示す斜視図。
図5本発明の第2実施形態に係る電動送風機が備える整流子モータ部を一部切欠して示す斜視図。
図6本発明の第3実施形態に係る電動送風機のブラシ装置取付け部分を拡大して示す断面図。

--

0051

1…電気掃除機
2…掃除機本体
3…電動送風機
3a…整流子モータ部
3b…ファン部
4…吸塵手段
5…集塵室
6…吸込み口
9a…吸塵口
11…モータフレーム
13a…回転軸
13b…整流子
15…ブラシ装置
16…ファン
23…ブラシ装置取付け孔
24…折り曲げ片
24a…曲げ縁
25d…フレーム挿入部
25e…凹部
27…ブラシ
34a、34b…折り曲げ片

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