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技術 水溶性刺繍用固定基布

出願人 カール・フロイデンベルク・カーゲー
発明者 マンフレト・ヨストペーター・グリナウス
出願日 2001年6月20日 (19年6ヶ月経過) 出願番号 2001-186653
公開日 2002年3月8日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2002-069828
状態 拒絶査定
技術分野 多層布帛の製造 自動刺繍;刺繍製品;タフト製品 不織物
主要キーワード 溶剤アセトン 熱可塑性接着材料 水溶性接着材 水溶性熱可塑性ポリマー 固定基 刺繍品 熱カレンダー加工 ホットメルト塗布
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この項目の情報は公開日時点(2002年3月8日)のものです。
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課題

幅の広い大型の刺繍機に張る刺繍生地刺繍用基布は刺繍生地が高弾性であれば、生地基布が互にずれる可能性が大きく、刺繍工程終了し刺繍用基布を洗い落した後に、刺繍の図柄に歪みを生じる問題があった。上記問題点が回避される形で刺繍用生地上に固定することができる水溶性の刺繍用固定基布を提供すること。

解決手段

刺繍用基布を水溶性の熱可塑性ポリマー接着材料面密度20から120g/m2を有する水溶性不織布に被覆して刺繍用固定基布として用いる。

概要

背景

刺繍用基布は、刺繍される生地刺繍機内で安定させるために広範囲において使用される。刺繍用基布は、補強材として刺繍生地とともに刺繍機に張られ、かつ一緒刺繍材料で刺繍される。刺繍後、該刺繍用基布は、最も簡単なケースでは、該刺繍用基布が該生地から引き剥がされることによって再び分離される。この場合には基布残留物が生地上の刺繍の下に残る。基布残留物が残ることによって、刺繍された部分が硬くなる原因となる。こわれやすい刺繍の場合、又はレリーフ様に形成された刺繍の場合には可溶性の基布が使用され、この基布は、刺繍工程の後に溶解されることによって除去することができる。DE−A4343230号の明細書からレリーフ様の刺繍の製造方法が公知であり、この方法の場合に於いて、水溶性ゼラチンフィルム織物材料の上に配置し、刺繍を織物材料とゼラチンフィルムに実施し、刺繍された材料を、ゼラチンフィルムの除去のために水中に浸漬し且つ引き続き乾燥させる。ゼラチンフィルムとして樹脂類、例えばポリビニルアルコール、が挙げられている。さらに刺繍用基布としてアセテート織物が公知であり、このアセテート織物は、刺繍された材料から溶剤アセトンを用いて元通り除去することができる。

上記公知の刺繍用基布は、刺繍生地が薄くかつ著しく弾性である場合に、ずれもしくは丸まりによって、刺繍生地と刺繍用基布とを面平行に重ね合わせるのにすでに問題があるという欠点を有している。そのうえ、刺繍生地と刺繍用基布を著しく幅の広い大型の刺繍機に張る、ただそれだけのことにすでに問題があり、この問題は特に、2つの材料の引張挙動違うことによって生じるか、あるいは拡大される。刺繍生地が高弾性であれば、安定させる刺繍用基布は、原則として弾性であってはならない。刺繍工程中に張り直しが行われなければならない場合に、さらなる問題が生じる。この場合には刺繍用生地と刺繍用基布が互いにずれる可能性があり、このことによって刺繍工程が終了しかつ刺繍用基布が洗い落とされた後に、刺繍の図柄の歪みが生じる。WO99/56519号の明細書から、刺繍品の製造方法及び該方法に適当な支持シーティングが公知であり、この方法の場合には刺繍生地は、水溶性サイズ剤を用いた液体被覆によって安定化されるが、しかし、層の厚さをわずかにしか達成できないために、レリーフ構造がわずかにしか完成していない刺繍品を製造することしかできない。

概要

幅の広い大型の刺繍機に張る刺繍生地と刺繍用基布は刺繍生地が高弾性であれば、生地と基布が互にずれる可能性が大きく、刺繍工程終了し刺繍用基布を洗い落した後に、刺繍の図柄に歪みを生じる問題があった。上記問題点が回避される形で刺繍用生地上に固定することができる水溶性の刺繍用固定基布を提供すること。

刺繍用基布を水溶性の熱可塑性ポリマー接着材料面密度20から120g/m2を有する水溶性不織布に被覆して刺繍用固定基布として用いる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

接着材料としての水溶性熱可塑性ポリマー被覆された、20から120g/m2の面密度を有する水溶性不織布からなる水溶性刺繍固定基布。

請求項2

前記接着材料が、改質された(コ)ポリアミドポリビニルアルコール、及び/又は(コ)ポリエステルからなることを特徴とする、請求項1に記載の刺繍用固定基布。

請求項3

面密度が6から20g/m2の水溶性接着材料が、水溶性不織布に適用されていることを特徴とする、請求項2に記載の刺繍用固定基布。

請求項4

水溶性不織布が、ポリビニルアルコール不織布からなることを特徴とする、請求項1に記載の刺繍用固定基布。

請求項5

不織布及び接着材料の両方が、10から40℃の温度で水溶性であることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の刺繍用固定基布。

請求項6

前記改質が、ポリマーエトキシ化であるか、又は95%を超えるケン化であることを特徴とする、請求項2に記載の刺繍用固定基布。

請求項7

請求項1から6までのいずれか1項に記載の刺繍用固定基布を製造する方法であって、水溶性の不織布上に水溶性の熱可塑性接着材料を、散布被覆又はホットメルト塗布、水溶性の熱可塑性ポリマーから得られたスパン不織布で積層すること、あるいは、基礎材料として使用される不織布上に直接、水溶性の熱可塑性ポリマーを紡糸すること、によって適用することを特徴とする方法。

請求項8

面密度が6から20g/m2の水溶性接着材料が、水溶性不織布に適用されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。

請求項9

接着材料が、焼結によって不織布に結合されることを特徴とする、請求項7または8のいずれかに記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、水溶性刺繍固定基布に関する。

背景技術

0002

刺繍用基布は、刺繍される生地刺繍機内で安定させるために広範囲において使用される。刺繍用基布は、補強材として刺繍生地とともに刺繍機に張られ、かつ一緒刺繍材料で刺繍される。刺繍後、該刺繍用基布は、最も簡単なケースでは、該刺繍用基布が該生地から引き剥がされることによって再び分離される。この場合には基布残留物が生地上の刺繍の下に残る。基布残留物が残ることによって、刺繍された部分が硬くなる原因となる。こわれやすい刺繍の場合、又はレリーフ様に形成された刺繍の場合には可溶性の基布が使用され、この基布は、刺繍工程の後に溶解されることによって除去することができる。DE−A4343230号の明細書からレリーフ様の刺繍の製造方法が公知であり、この方法の場合に於いて、水溶性のゼラチンフィルム織物材料の上に配置し、刺繍を織物材料とゼラチンフィルムに実施し、刺繍された材料を、ゼラチンフィルムの除去のために水中に浸漬し且つ引き続き乾燥させる。ゼラチンフィルムとして樹脂類、例えばポリビニルアルコール、が挙げられている。さらに刺繍用基布としてアセテート織物が公知であり、このアセテート織物は、刺繍された材料から溶剤アセトンを用いて元通り除去することができる。

0003

上記公知の刺繍用基布は、刺繍生地が薄くかつ著しく弾性である場合に、ずれもしくは丸まりによって、刺繍生地と刺繍用基布とを面平行に重ね合わせるのにすでに問題があるという欠点を有している。そのうえ、刺繍生地と刺繍用基布を著しく幅の広い大型の刺繍機に張る、ただそれだけのことにすでに問題があり、この問題は特に、2つの材料の引張挙動違うことによって生じるか、あるいは拡大される。刺繍生地が高弾性であれば、安定させる刺繍用基布は、原則として弾性であってはならない。刺繍工程中に張り直しが行われなければならない場合に、さらなる問題が生じる。この場合には刺繍用生地と刺繍用基布が互いにずれる可能性があり、このことによって刺繍工程が終了しかつ刺繍用基布が洗い落とされた後に、刺繍の図柄の歪みが生じる。WO99/56519号の明細書から、刺繍品の製造方法及び該方法に適当な支持シーティングが公知であり、この方法の場合には刺繍生地は、水溶性サイズ剤を用いた液体被覆によって安定化されるが、しかし、層の厚さをわずかにしか達成できないために、レリーフ構造がわずかにしか完成していない刺繍品を製造することしかできない。

0004

本発明の課題は、上記問題点が回避される形で刺繍用生地上に固定することができる水溶性の刺繍用固定基布を提供することであった。

課題を解決するための手段

0005

本発明によれば上記課題は、接着材料としての水溶性の熱可塑性ポリマーで被覆された面密度20から120g/m2を有する水溶性不織布からなる水溶性の刺繍用固定基布によって解決される。このような刺繍用固定基布は、それ自体が公知の方法で、例えば加熱積層加工によって刺繍生地と結合させることができる。安定化させるための刺繍用固定基布を全面的に固定させることによる弾性の刺繍材料の固定によって、張り作業の際のこれらシーティングのずれが回避され且つ刺繍工程に改善された安定性が得られる。同時にこのことによって、張り直しの必要性が低減されるか、又は、張り直しの場合に刺繍生地と刺繍用基布がもはや相互にずれることはない。刺繍用固定基布並びに該刺繍用固定基布上に適用された接着材料が水溶性であるので、これら材料を用いて製造された刺繍品の中に硬くなる物質残留しない。

0006

好ましくは刺繍用固定基布は、前記接着材料が、改質変性)された(コ)ポリアミド、ポリビニルアルコール、及び/又は(コ)ポリエステルからなる刺繍用固定基布である。この場合、これらポリマーは、水溶性に改質(変性)されている。このことによって、刺繍された材料から該接着材料が刺繍用固定基布とともに除去され得ることが保証される。

0007

本発明に於いて、好ましい刺繍用固定基布は、面密度6〜20g/m2の前記水溶性接着材料が、前記水溶性不織布に適用されている。

0008

さらに好ましくは、刺繍用固定基布は、前記水溶性の不織布がポリビニルアルコール不織布からなる刺繍用固定基布である。このような不織布は、必要強度並びにその後の洗い落し可能性に関して適当であることが証明されている。本発明による刺繍用固定基布に使用することができる基礎材料は、例えば、特開平11−286859号明細書に記載されている。

0009

特に好ましい刺繍用固定基布は、前記不織布並びに前記接着材料が、10から40℃の温度で水溶性である。記載した温度範囲で、不織布及び接着材料が水溶性であることにより、刺繍工程後の除去作業エネルギー的に有利に行なわれ得る。さらにこのことによって熱又は熱水の影響を受けやすい刺繍糸及び/又は刺繍生地を使用することもできる。

0010

特に好ましい刺繍用固定基布は、改質(変性)が、(コ)ポリアミド及び/又は(コ)ポリエステルのエトキシ化であること、あるいはポリビニルアルコールの95%を超えるケン化を含む。接着材料として使用されるポリマーの適切な改質によって、該ポリマーが水溶性になる。

0011

本発明による刺繍用固定基布の製造方法は、水溶性の不織布上に、水溶性の熱可塑性接着材料散布被覆すること、ホットメルト塗布すること、水溶性の熱可塑性ポリマーから得られたスパン不織布を積層することによって適用すること、又は、基礎材料として使用される不織布上に、直接水溶性の熱可塑性ポリマーを紡糸することによって適用することを含む。ここに挙げた方法によって刺繍用固定基布が得られ、これは簡単なやり方、例えば加熱カレンダー加工で、刺繍生地上に固定させることができる。

0012

好ましくは、接着材料は、前記不織布と加熱溶融焼結)によって結合される。このことによって、貯蔵輸送および使用に関する技術的な要求に適合する刺繍用固定基布と接着材料との堅固な結合が達成される。

0013

本発明を2つの実施例に基づき詳説する。
実施例1
刺繍用固定基布の基礎材料として、約40g/m2の面密度を有する、冷水に可溶性のポリビニルアルコール(PVAL)−ステープルファイバーからからなる、熱により結合された不織布を使用した。このPVAL繊維は、この場合、ゲル紡糸法で製造されたものであり、且つ強度4g/デニールを有していた。該基礎材料上にエトキシ化ポリアミドからなる冷水に可溶性のスパン不織布(H.F.Fuller社のNP2116)を接着材料として積層した。積層工程は、固着プレス(Fixierpresse)で130℃且つ3バールで15秒間行なった。

0014

完成した刺繍用固定基布を130℃で弾性の刺繍生地と結合させた。刺繍用固定基布と刺繍生地の結合は、刺繍用固定基布と刺繍生地間の剥離強度5.2N/5cmを有していた。
実施例2
実施例1の基礎材料上に、接着材料である、面密度14g/m2の水溶性PVAL粉末(Schaetti社のSchaettifix 699)を散布装置を用いて適用した。赤外オーブンで該接着材料を焼結させ、且つオーブンの出口部分でプレスロールを用いて該基礎材料と密着させた。完成した刺繍用固定基布は、135℃での加熱により弾性の刺繍生地とともに積層することができた。

発明の効果

0015

上述のように本発明によれば、張り作業の際のシーティングのずれが回避され且つ刺繍工程に改善された安定性が得られ、同時に張り直しの必要性が低減されるか、又は、張り直しの場合に刺繍用生地と刺繍用基布がもはや相互にずれることのない刺繍生地上に固定することができる水溶性の刺繍用固定基布を提供することができる。この刺繍用固定基布並びに該刺繍用固定基布上に適用された接着材料が水溶性であるので、これら材料を用いて製造された刺繍品の中に硬くなる物質は残留しない。

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