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技術 ディスペンスヘッド

出願人 サッポロビール株式会社コーンズテクノロジー株式会社
発明者 門奈哲也市川純一
出願日 2000年8月31日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 2000-264428
公開日 2002年3月8日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2002-068380
状態 特許登録済
技術分野 飲料分配器
主要キーワード 二つ重ね シリンダー室内 液体バルブ 液体取出口 樽容器 スペース利用 液体収容器 駆動用ガス
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

容器内部にガスを供給して容器内の液体を取り出すためのディスペンスヘッドにおいて、ガスを供給するためのガス導入部と液体の排出部を容器の横側に位置する個所に設け、容器を積み重ねて配置できるようにする。

解決手段

ガスバルブ及び液体バルブを備えた口金部を上部に備えた容器に装着して容器内の液体を取り出すディスペンスヘッドであって、ディスペンスヘッド1は、容器口部に結合するヘッド本体31と、ヘッド本体を支持し、容器の上部周縁に配置される枠体2とを備える。ヘッド本体31は、容器内にガスを供給するための第1ガス注入口314と、容器の液体バルブを駆動するための操作部材313を作動させる駆動ガスを導入する第2ガス注入口315と、容器内の液体を外部に取り出すための液体通路36を有する。 前記ヘッド本体の第1ガス注入口と前記第2ガス注入口にガスを供給するガス導入部25、切換弁34をとおしてヘッド本体31にガスを供給し、容器内の液体を液体通路313a,36を通して外部に取り出す液体取出口36aを枠体2の側部に設けている。

概要

背景

ビールなどの炭酸ガス含有飲料は、炭酸ガスによって所定圧加圧された容器貯蔵され、容器口に装着されたディスペンスヘッドを介して取り出すようにしている。図1は、ビールを充填する容器の一例を示し、容器100は、容器本体101の上部に口金部102が、また、容器本体101の上部を囲む円筒部101a、容器本体101の下部を囲む円筒部101bを有している。口金部102は内部にビールを導入、排出するためのバルブと、内部に加圧炭酸ガスを封入するためのバルブを有するバルブ機構を備えている。

図2は、そのバルブ機構をしめし、口金102にはフィッティング103がねじ込みにより固定されており、口金102とフィッティング103との接合部はシールリング104によりシールされている。フィッティング103は口金102の内部にねじ込まれるブッシュ105と、先端部が容器本体101の底部近傍まで延びるダウンチューブ106を有し、ブッシュ105とダウンチューブ106との間にガス流路室107が形成されている。

ダウンチューブ106はコイルバネ108により上方に付勢されており、その上端に設けられたシール部材がブッシュ105の内壁に当接してガスバルブを構成し、ダウンチューブ106が下方に押し下げられると容器内外が連通するようになっている。また、ダウンチューブ106の上端には圧縮コイルバネ110により上方に付勢されるビールバルブ111が設けられており、このビールバルブ111が押し下げられると、ダウンチューブの上端と下端が連通し、ビールの容器内外への注入、排出を行うことができる構造となっている。

このようなバルブ機構を備える容器100を使用してビールの注入、排出を行う場合には、この口金部102にバルブ機構を操作するディスペンスヘッドを装着して行う。

図3は容器100の口金部102にディスペンスヘッド120が装着された状態を示しす。ディスペンスヘッド120は固定金具121により口金部102に固定され、炭酸ガス導入通路122、ビール通路123、ビールの注入、排出操作部124を備えている。

概要

容器内部にガスを供給して容器内の液体を取り出すためのディスペンスヘッドにおいて、ガスを供給するためのガス導入部と液体の排出部を容器の横側に位置する個所に設け、容器を積み重ねて配置できるようにする。

ガスバルブ及び液体バルブを備えた口金部を上部に備えた容器に装着して容器内の液体を取り出すディスペンスヘッドであって、ディスペンスヘッド1は、容器口部に結合するヘッド本体31と、ヘッド本体を支持し、容器の上部周縁に配置される枠体2とを備える。ヘッド本体31は、容器内にガスを供給するための第1ガス注入口314と、容器の液体バルブを駆動するための操作部材313を作動させる駆動ガスを導入する第2ガス注入口315と、容器内の液体を外部に取り出すための液体通路36を有する。 前記ヘッド本体の第1ガス注入口と前記第2ガス注入口にガスを供給するガス導入部25、切換弁34をとおしてヘッド本体31にガスを供給し、容器内の液体を液体通路313a,36を通して外部に取り出す液体取出口36aを枠体2の側部に設けている。

目的

本発明は、上記課題を解決るすためになされたもので、容器にディスペンスヘッドを装着した場合であっても、容器を積み重ねて載置することができ、容器上部の占有するスペースを狭くすることを可能にするディスペンスヘッドを提供することとを目的としてなされたものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

ガスバルブ及び液体バルブを備えた口金部を上部に備えた容器に装着して容器内の液体を取り出すディスペンスヘッドであって、該ディスペンスヘッドは、前記容器口部に結合するヘッド本体と、該ヘッド本体を支持し、前記容器の上部周縁に配置される枠体とを備え、前記ヘッド本体は、前記容器内にガスを供給するための第1ガス注入口と、前記容器の液体バルブを駆動するための駆動部材を作動させる駆動ガスを導入する第2ガス注入口と、前記容器内の液体を外部に取り出すための液体通路を有し、前記ヘッド本体の第1ガス注入口と前記第2ガス注入口にガスを供給するガス導入部と、前記容器内の液体を前記液体通路を通して外部に取り出す液体取出口を前記枠体の側部に設けたことを特徴とするディスペンスヘッド。

請求項2

前記駆動部材は前記ヘッド本体のシリンダー室内に配置されたピストン部材であり、前記ヘッド本体の液体通路は前記ピストン部材内部に形成された請求項1に記載のディスペンスヘッド。

請求項3

前記枠体は円筒状部材であり、前記ヘッド本体は前記枠体の中心部に支持され、前記ヘッド本体の頂部は前記枠体の上部縁部より下方に位置している請求項1に記載のディスペンスヘッド。

請求項4

前記第2ガス注入口に供給する駆動ガスの供給の制御を行う切換弁の操作部を前記枠体側部に設けた請求項1に記載のディスペンスヘッド。

技術分野

0001

本発明は、ディスペンスヘッド係り、例えば、ビールなどの炭酸ガス飲料用容器に装着するディスペンスヘッド、特に、容器に装着したとき積層が可能で、しかも上部空間を利用することを可能とするディスペンスヘッドに関する。

背景技術

0002

ビールなどの炭酸ガス含有飲料は、炭酸ガスによって所定圧加圧された容器に貯蔵され、容器口に装着されたディスペンスヘッドを介して取り出すようにしている。図1は、ビールを充填する容器の一例を示し、容器100は、容器本体101の上部に口金部102が、また、容器本体101の上部を囲む円筒部101a、容器本体101の下部を囲む円筒部101bを有している。口金部102は内部にビールを導入、排出するためのバルブと、内部に加圧炭酸ガスを封入するためのバルブを有するバルブ機構を備えている。

0003

図2は、そのバルブ機構をしめし、口金102にはフィッティング103がねじ込みにより固定されており、口金102とフィッティング103との接合部はシールリング104によりシールされている。フィッティング103は口金102の内部にねじ込まれるブッシュ105と、先端部が容器本体101の底部近傍まで延びるダウンチューブ106を有し、ブッシュ105とダウンチューブ106との間にガス流路室107が形成されている。

0004

ダウンチューブ106はコイルバネ108により上方に付勢されており、その上端に設けられたシール部材がブッシュ105の内壁に当接してガスバルブを構成し、ダウンチューブ106が下方に押し下げられると容器内外が連通するようになっている。また、ダウンチューブ106の上端には圧縮コイルバネ110により上方に付勢されるビールバルブ111が設けられており、このビールバルブ111が押し下げられると、ダウンチューブの上端と下端が連通し、ビールの容器内外への注入、排出を行うことができる構造となっている。

0005

このようなバルブ機構を備える容器100を使用してビールの注入、排出を行う場合には、この口金部102にバルブ機構を操作するディスペンスヘッドを装着して行う。

0006

図3は容器100の口金部102にディスペンスヘッド120が装着された状態を示しす。ディスペンスヘッド120は固定金具121により口金部102に固定され、炭酸ガス導入通路122、ビール通路123、ビールの注入、排出操作部124を備えている。

発明が解決しようとする課題

0007

図3に示すように、容器100にディスペンスヘッド120を装着すると、ディスペンスヘッド120は容器100の上部より上に突出した状態となる。したがって、ディスペンスヘッド120を装着した場合はその分だけ高さが高くなり、設置した場合のスペースを占めることとなる。また、複数の容器を積み重ねる場合、ディスペンスヘッドを装着した容器の上部には他の容器は配置できないという問題がある。

0008

本発明は、上記課題を解決るすためになされたもので、容器にディスペンスヘッドを装着した場合であっても、容器を積み重ねて載置することができ、容器上部の占有するスペースを狭くすることを可能にするディスペンスヘッドを提供することとを目的としてなされたものである。

課題を解決するための手段

0009

上記目的は本発明による以下の手段により解決される。

0010

請求項1の発明は、ガスバルブ及び液体バルブを備えた口金部を上部に備えた容器に装着して容器内の液体を取り出すディスペンスヘッドであって、該ディスペンスヘッドは、前記容器口部に結合するヘッド本体と、該ヘッド本体を支持し、前記容器の上部周縁に配置される枠体とを備え、前記ヘッド本体は、前記容器内にガスを供給するための第1ガス注入口と、前記容器の液体バルブを駆動するための駆動部材を作動させるガスを導入する第2ガス注入口と、前記容器内の液体を外部に取り出すための液体通路を有し、前記ヘッド本体の第1ガス注入口及び第2ガス注入口にガスを供給するガス導入部及び前記容器内の液体を前記液体通路を通して外部に取り出す液体取出口を前記枠体の側部に設けたことを特徴とするディスペンスヘッドである。

0011

請求項2の発明は、請求項1に記載のディスペンスヘッドにおいて、前記駆動部材は前記ヘッド本体のシリンダー室内に配置されたピストン部材であり、前記ヘッド本体の液体通路は前記ピストン部材内部に形成されたディスペンスヘッドである。

0012

請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のディスペンスヘッドにおいて、前記枠体は円筒状部材であり、前記ヘッド本体は前記枠体の中心部に支持され、前記ヘッド本体の頂部は前記枠体の上部縁部より下方に位置しているディスペンスヘッドである。

0013

請求項4の発明は、請求項1に記載のディスペンスヘッドにおいて、前記第2ガス注入口に供給する駆動ガスの供給の制御を行う切換弁の操作部を前記枠体側部に設けたディスペンスヘッドである。

0014

請求項1記載の発明のディスペンスヘッドは、枠体を容器上部に配置し、ディスペンスヘッドのヘッド本体を容器の口金部と結合することにより使用する。ヘッド本体の第1ガス注入口及び第2ガス注入口には枠体の外側より枠体に設けられたガス導入部よりガスが供給される。第1ガス注入口に供給されるガスは容器内部に導入され容器内部を加圧するために使用される。第2ガス注入口に供給される駆動ガスはヘッド本体の駆動部材を駆動し、これにより容器の口金部内部の液体バルブ駆動する。ガスによって加圧された容器内部の液体はヘッド本体に設けられた液体通路を経て枠体の側部に設けられて取り出し口より取り出される。

0015

本発明のディスペンスヘッドは、容器の側方から容器内にガスを導入するとともに、側方から内容物である液体を取り出すようにしているため、これが取り付けられる容器の上部のスペースを有効に利用することが可能となる。

0016

請求項2記載の発明においては、ヘッド本体のシリンダー室内に配置されたピストン部材が容器の液体バルブを駆動するための駆動部材として機能し、駆動ガスによって駆動される。また、前記ヘッド本体の液体通路は前記ピストン部材内部に液体通路を形成することによりヘッド本体をコンパクトな形状とすることが可能となる。

0017

請求項3の発明においては、ディスペンスヘッドのヘッド本体は枠体の上部縁部より上部に突出することがない。これにより、ディスペンスヘッドの枠体上にさらに容器を載置することが可能となる。

0018

請求項4の発明においては、第2ガス注入口に供給する駆動ガスの供給の制御を行う切換弁の操作部を前記枠体側部に設けているため、容器上に他の容器を載置した場合であっても容器内の液体の取り出し操作を行うことが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下には本発明をより詳細に説明するために実施例を示す。

0020

図4及び図5は本発明の実施例に係るディスペンスヘッドをビール用の樽容器に装着するためのディスペンスヘッド1Aを示す。図4はディスペンスヘッド1Aの平面図、図5は、図4のA−A断面図である。

0021

ディスペンスヘッド1Aは、枠体となるスタッキングプレート2とこれに取り付けられたディスペンスヘッド機構3とからなる。スタッキングプレート2は短円筒部材21からなり、内部に上下の環状フランジ22、23が形成されている。下フランジ23にはディスペンスヘッド機構3のヘッド本体31を支持するためのヘッド支持部材24が取り付けられている。ヘッド支持部材24は中央にリング部24aとこれを支持する3本のアーム24bからなる(後述の図7参照)。なお、上部フランジ22は、ディスペンスヘッド1が容器の上部に配置されたとき、さらにその上に他の容器を配置する場合の容器の支持部として機能する。

0022

ディスペンスヘッド機構3は、ヘッド本体31、ガス源である炭酸ガスボンベ(図示せず)からヘッド本体31を通して容器(図示せず)100内部に炭酸ガスを注入するための第1ガス供給路32、ヘッド本体31にヘッドのピストン313を駆動するための駆動用ガスを供給する第2ガス供給路33、ガス源に接続され、第1ガス供給路32及び第2ガス供給路33に炭酸ガスを供給あるいは遮断するための切換弁34、ヘッド本体31に接続されるビール排出路36を有している。なお、切換弁34と第1ガス供給路32及び第2ガス供給路33にはガス管35と分岐接続具35aを介して接続されている。また。枠体2には炭酸ガス源(図示せず)に接続されるガス管路が接続されるガス導入部となるガス導入口25が設けられおり、ガス導入口25から切換弁34に通路37により接続されている。

0023

ヘッド本体31は、上部のシリンダー室311と下部の固定金具312とピストン部材313を有する。ヘッド31は、取付金具312の内部に連通通路を持つ第1のガス注入口314を有し、第1ガス供給路32に接続される。また、ヘッド本体31のシリンダー室311の上部には第2のガス注入口315が設けられ、これに第2のガス供給路33が接続される。

0024

ピストン部材313は、第2のガス供給路33からシリンダー室311に供給されるガスにより上下に移動するように支持される。このピストン部材313は容器100のビールバルブ111を駆動する駆動部材となる。また、ピストン部材313の内部には、鼻端部313bの開口より上部のビール排出ノズル313cに連通する通路313aが形成されている。そして、ビール排出ノズル313cにはビール排出路36が接続され、ビール排出路36の他端はスタッキングプレートの2の短円筒部材合21に支持され、その端部の開口部がビール取出口36aとなっている。

0025

切換弁34はスタッキングプレート2の上下のフランジ22、23の間に支持され、操作ハンドル34dによってガスの供給、遮断の切換制御を行うようにしている。

0026

図6は切換弁34の詳細を示す。切換弁34は、図6(a)に示すように、スタッキングプレート2に設けられているガス源連結されるガス導入部25に接続される通路37と接続される接続部34aと、ヘッド本体31に接続されるガス供給路35に接続される接続部34bと、容器外へ接続する接続部34cを有する三方切換弁である。そして、図6(b)に示すように、通路を切り換える操作を行うための操作部となるハンドル34dを備え、ハンドル34dはスタッキングプレート2の外部に突出して切換操作ができるようになっている。ハンドル34dをONにすると、ガス源と接続する接続部34aは接続部34bと連通状態となり、炭酸ガスは管路35、分岐接続具35aを経て第1ガス供給路32、第2ガス供給路33に供給され、ヘッド本体31の第1ガス注入口314及びシリンダー室上部に形成された第2ガス注入口315にガスが供給される。また、OFFにすると、ガス源とヘッド本体31とは遮断され、ヘッド本体31と接続部34cとが連通し、シリンダ室311内のガスを第2ガス供給路33を通して外部に排出する。これによって、容器100のビールバルブ111が圧縮コイルバネ110によって押し上げられビールバルブ111が閉となる。そして、それまでビールバルブ111を押し下げていたピストン部材313もビールバルブ111の押し上げに伴って上昇する。

0027

図7は、ヘッド本体31のスタッキングプレート2への取り付け状態を示す。ヘッド本体31は、前述のように、図7(b)に示すヘッド支持部材24によってスタッキングプレート2に取り付けられている。ヘッド支持部材24のアーム24bは、スタッキングプレート2の上下のフランジ22、23の間に取付ピン26により支持される。そして、アーム24bの取付部と上フランジ22との間にバネ27を介在させており、スタッキングプレート2に加わる衝撃が直接ヘッド本体31に伝達されないようにしている。図示のように、ヘッド本体31は支持部材24によりスタッキングプレート2の中心部に位置し、その頂部はスタッキングプレート2の円筒部材21の上部縁部21aより下方に位置し、上部に突出しないようにされている。

0028

次に、図8及び図9を参照して、本発明によるディスペンスヘッド1の使用方法を説明する。ここでは、ディスペンスヘッド1を図1図2に示したビール用の容器100に適用した例について述べる。

0029

ディスペンスヘッド1Aの容器100への装着は、ディスペンスヘッド1のスタッキングプレート2の短円筒部材21を容器100の上部の円筒部101aに嵌め込むようにして載置する。このとき、ヘッド機構3のヘッド本体31のヘッド固定金具312は、図示のごとく、容器100の口金部102内に挿入された状態となる。このとき、金具102とは螺合手段(図示せず)を用いて液漏れガス漏れが発生しないよう密着、接合される。

0030

この状態において、先ず、切換弁34のハンドル34dを操作してONとして炭酸ガス源(図示せず)より、ガス導入部25、通路37、切換弁34及び第1ガス供給路32、第2ガス供給路33を通して容器100の第1ガス注入口314、第2ガス注入口315に炭酸ガスを供給する。

0031

第1ガス注入口314に供給されたガスは、容器100の口金102のガスバルブを通して容器100内に導入され、これにより容器100内は加圧される。

0032

また、第2のガス注入口315に供給されたガスは、ヘッド本体31のシリンダー室311の上部へガスバルブ及びビールバルブの駆動ガスとして導入される。シリンダー室311上部に供給されたガスによりピストン313が下方に押し下げられ、その結果、ピストン313の下端の鼻端部313bが容器100のガスバルブ及びビールバルブ111に当接する。

0033

図9は、鼻端部313bが容器100のビールバルブ111に当接し、さらに下方にビールバルブ111が押し下げられた状態を示す。これにより、容器100の内部に炭酸ガスが、また、容器100とビール排出路34とが連通した状態となる。

0034

以上のように、切換弁34の操作により、ヘッド本体31のピストン313を駆動して容器100のガスバルブ及びビールバルブ111を開とすると、容器100内のガスの圧力によりビールはビールバルブ111、ピストン31の通路313a、ビール排出ノズル313c、ビール排出通路36を経てビール取り出し口36aよりビールが取り出される。

0035

このように、本実施例のディスペンスヘッド1Aによれば、ディスペンスヘッド1の短円筒部21の外側より容器100内に炭酸ガスを導入し、また、短円筒部21の側部のビール取り出し口よりビールを取り出すようにしているため、容器100の口金部102に装着されるヘッド31は高さを低く抑えることができ、また、ビールの取り出し操作はスタッキングプレート2の側部のハンドルの操作で行うことができる。したがって、ディスペンスヘッド1の上部の空間は、例えば、他の容器が載置されてもビールの取り出し操作に何ら支障を来たすことがない。

0036

図10図11は、本発明の第2の実施例のディスペンスヘッド1Bを示す。ディスペンスヘッド1Bは、ディスペンスヘッド1Aと基本的構成は変わるところはない。したがって、構造上同一の部分については、ディスペンスヘッド1Aと同じ符号を付して説明する。ディスペンスヘッド1Bのディスペンスヘッド1Aと異なる部分は、ヘッド本体31に供給するガスの経路の部分である。ディスペンスヘッド1Bにおいては、第1のガス供給路32と第2のガス供給路33にはそれぞれ別系統によりガスを供給するようにしている。スタッキングプレート2の短円筒部材21はガス供給口26を有し、そのガス供給口26には第1ガス供給路32が接続される。また、切換弁34に連通するガス導入口25及び管路35は第2ガス供給路33に対するガスの供給の系統のみに使用するようにしている。したがって、切換弁34の接続部34bには第2の管路33が接続され、切換弁34の操作ハンドル34dのON,OFF操作により、ヘッド本体31のピストン部材313を駆動し、ビールの取り出しを行うようにしている。

0037

図12は本発明の第3の実施例に係るディスペンスヘッド1Cを示す。

0038

ディスペンスヘッド1Cは、図10図11に示したディスペンスヘッド1Bと同様のものであるが、スタッキングプレート2はガス源からガスをガスを導入するガス導入口25のみを有し、スタッキングプレート2の内側において第1ガス注入口314に接続する第1ガス供給路32と切換弁34と接続する管路35とを分岐させている。したがって、切換弁34のON,OFF操作により、スタッキングプレート1Bと同様に、ガスバルブ及びビールバルブを駆動するガスのみの制御がおこなわれる。

0039

以上の構造を有するディスペンスヘッド1A、1B及び1Cは、種々の形態で使用することができる。図13は、本発明によるディスペンスヘッド1A(1B)をビール容器100に適用する場合の異なる使用形態を示す概念図である。

0040

図13(a)は、これまでに説明してきたディスペンスヘッド1の炭酸ガス及びビールの流れを説明する概念図である。即ち、ディスペンスヘッド1Aは第1ガス供給路32よりビール容器100内に炭酸ガスを供給し、第2ガス供給路33を通してビール弁を駆動する。そしてビールは容器100内のダウンチューブ106よりビール排出路36を通じて取り出される。

0041

図13(b)は、2個の容器100を重ねて使用する場合を示す。下側の容器100に本発明によるディスペンスヘッド1Aを装着し、その上にさらに容器100を載置して使用する場合を示している。この例では上の容器100にも本発明のディスペンスヘッドを取り付けてビールの取り出しを行うようにしている。この場合、上側に取り付けるディスペンスヘッドは第2の実施例で示したディスペンスヘッド1Bを使用する。下側の容器100より取り出されてビールは、上側容器100に取り付けられているディスペンスヘッド1Bの第1のガス供給路32に接続される。そして、上側容器のディスペンスヘッド1の第2のガス供給路33に炭酸ガスを供給し、ビール弁を駆動するようにする。上側容器100内のビールは下側容器100から取り出されて注入されたビールにより押し出されてビール排出通路36より取り出される。

0042

図13(c)は、上側の容器100に図3に示した従来ディスペンスヘッド120を取り付けたものを使用した例を示している。この場合、下側容器100から取り出されたビールはディスペンスヘッド120の炭酸ガス導入通路122より注入するようにする。そして、上側容器からはビール通路123を通して取り出される。なお、図13(b)、(c)の例はいずれも、、上下の容器を連結するものであるから、各容器は同一の内容物を収容するものであることが前提ととなる。

0043

図13(d)は、ディスペンスヘッド1を取り付けた容器100を単に二つ重ねて載置し、それぞれ独立に炭酸ガスを供給するようにしたもので、この例では、異種の内容物を収容する容器を重ねて使用するこも可能となる。

0044

以上のように、本発明によるディスペンスヘッドはガス供給用の操作部やビールの取り出し口を容器の横方向に配置しているため、容器を積み重ねて使用することが可能となり、また、ディスペンスヘッドを配置した場合の高さを低く抑えることができる。

0045

図14(a)は、本発明によるディスペンスヘッド1A(1B、1C)を2個の10Lのビール容器に取り付けた場合の例を示す。ディスペンスヘッド1は略50mm程度の高さとすることが可能で、高さ295mmのビール容器を使用すると、ディスペンスヘッドを含め全体で690mmの高さとなる。

0046

一方、図14(b)に示すように、例えば、10Lの容器に従来のディスペンスヘッドを取り付けた容器をスタッキングプレートを取り付けて積み重ねるとすると、ディスペンスヘッド本他の295mmと約130mmの高さのスタッキングプレートが必要となり、全体として約845mmの高さが必要となる。

0047

このように、本発明によるディスペンスヘッドはこれを取り付けて使用する場合に従来のディスペンスヘッドを取り付けたものに比べて185mmの差が生じ、本発明のディスペンスヘッドにより高さを低くすることが可能となる。

0048

以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。また、上述の実施例では本発明のディスペンスヘッドをビール容器に適用した例について述べたが、本発明のディスペンスヘッドはビール容器に限らず、他の導入するガス圧を利用して液体を取り出すたようにした液体収容器であれば他の種類の容器に適用することができることは明らかである。

発明の効果

0049

以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば、ディスペンスヘッドは、容器の側方から容器内にガスを導入するとともに、側方から内容物である液体を取り出すようにしているため、これが取り付けられる容器の上部のスペースを有効に利用することが可能となる。

0050

また、容器の液体バルブを駆動するための操作部材を駆動ガスにより駆動するようにしているため、これを作動させるための操作部をヘッド本体から離れた位置のディスペンスヘッドの横側に配置することが可能となり、容器上部のスペース利用に自由度を与えることができる。

0051

また、ヘッド本体の液体通路は前記ピストン部材内部に液体通路を形成することによりヘッド本体をコンパクトな形状とすることが可能となる。

0052

また、ディスペンスヘッドのヘッド本体は枠体の上部縁部より上部に突出することがない。これにより、ディスペンスヘッドの枠体上にさらに容器を載置することが可能となる。

0053

また、第2ガス注入口に供給する駆動ガスの供給の制御を行う切換弁の操作部を前記枠体側部に設けているため、容器上に他の容器を載置した場合であっても容器内の液体の取り出し操作を行うことが可能となる。

図面の簡単な説明

0054

図1ビール容器の外観図を示す図である。
図2ビール容器の口金部の詳細を示す図である。
図3従来のディスペンスヘッドを示す図である。
図4本発明によるディスペンスヘッドの平面図を示す図である。
図5図4のA−A断面図を示す図である。
図6切換弁の詳細を示す図である。
図7ヘッド本体の支持部を示す図である。
図8ディスペンスヘッドの容器装着時の状態を説明する図である
図9ディスペンスヘッドの液体取り出し操作時の状態を説明する図である。
図10本発明による第2の実施例のディスペンスヘッドの平面図である。
図11図10のA−A断面図を示す図である。
図12本発明の第3の実施例のディスペンスヘッドを示す図である。
図13本発明によるディスペンスヘッドの使用形態を説明する図である。
図14本発明によるディスペンスヘッドを使用した場合の高さを説明する図である。

--

0055

1ディスペンスヘッド
2スタッキングプレート
21短円筒部材
24ヘッド支持部材
25、26ガス導入部
3 ディスペンスヘッド機構
31ヘッド本体
311シリンダー室
312固定金具
313ピストン
314 第1ガス注入口
315 第2ガス注入口
32 第1ガス供給路
33 第2ガス供給路
34切換弁
36ビール排出路
36a 液体取出口

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