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技術 ガゼット袋及びその製造方法

出願人 株式会社細川洋行
発明者 山本武彦原勉
出願日 2000年8月31日 (20年5ヶ月経過) 出願番号 2000-263201
公開日 2002年3月8日 (18年11ヶ月経過) 公開番号 2002-068211
状態 特許登録済
技術分野 紙容器等紙製品の製造
主要キーワード シリコン剤 固形充填物 充填ホッパ 最大開口面積 固形内容物 直近位置 ホットメルトガン 平面部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年3月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

内容物を内部に充填する際、円滑に充填ホッパや大型固形充填物を開口部から挿入できるガゼット袋及びその製造方法を提供する。

解決手段

対向する平面部2と、これら平面部2の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部2の両側端2a同士を連結する側面部3とを備えたガゼット袋1において、前記ガゼット袋1の上下いずれかの端部で、一方の前記平面部2の内面と前記側面部3の前記平面部2に対向する内面同士を部分的に密着する。さらに、前記側面部3の対向する外側面同士を密着して一方の前記平面部2と前記側面部3とを一体に形成する。

概要

背景

従来から、図9に示すように、対向する平面部81,81と、これら平面部81,81の両側端から内側に向けて折り線82A,82Aにて折り込まれ、これら平面部81,81の両側端同士を連結する側面部82,82とを備えたガゼット袋80が知られている。かかるガゼット袋80の中にコーヒー等の内容物を収納する場合、平面部81,81を外側に向けて引き広げ、ガゼット袋80の開口部80Aから充填ホッパHを挿入して行われている。同様に、開口部の面積と比較して断面積が若干小さい程度の固形物を内部に収納する場合にも両平面部を外側に向けて引き広げて行われていた。

概要

内容物を内部に充填する際、円滑に充填ホッパや大型固形充填物を開口部から挿入できるガゼット袋及びその製造方法を提供する。

対向する平面部2と、これら平面部2の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部2の両側端2a同士を連結する側面部3とを備えたガゼット袋1において、前記ガゼット袋1の上下いずれかの端部で、一方の前記平面部2の内面と前記側面部3の前記平面部2に対向する内面同士を部分的に密着する。さらに、前記側面部3の対向する外側面同士を密着して一方の前記平面部2と前記側面部3とを一体に形成する。

目的

そこで、本発明では、内容物を内部に充填する際、円滑に充填ホッパや大型固形の充填物を開口部から挿入できるガゼット袋及びその製造方法を提供する。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋において、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部で、一方の前記平面部の内面と前記側面部の前記平面部に対向する内面同士を部分的に密着していることを特徴とするガゼット袋。

請求項2

前記ガゼット袋は、前記側面部の折り曲げられて対向する外側面同士を部分的に密着して一方の前記平面部と前記側面部とを一体に形成し、これらと他方の前記平面部とを開閉自在にしたことを特徴とする請求項1位記載のガセット袋

請求項3

前記ガゼット袋の前記端部はこのガセット袋の底面部であり、一方の前記平面部及び前記側面部が部分的に密着された密着部は、前記ガゼット袋の底面部を密封するための融着シール部に包含されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガゼット袋。

請求項4

対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋の製造方法において、前記平面部に構成される平面部材を対向させて配すると共に、これら平面部材の間でこれらの両側部で前記側面部に構成される側面部材を配し、この側面部材はその長手方向に沿って2つ折りにされており、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部に対応する部分で、前記平面部材の一方と前記側面部材とが対向する面同士を部分的に融着する工程と、前記側面部材の折り曲げられて対向する外側面の間に接着剤を供給してこれら外側面同士を部分的に接着する工程とを備え、前記平面部材の一方と前記側面部材とを一体に形成することを特徴とするガゼット袋の製造方法。

請求項5

対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋の製造方法において、前記平面部に構成される平面部材を対向させて配すると共に、これら平面部材の間でこれらの両側部で前記側面部に構成される側面部材を配し、この側面部材はその長手方向に沿って2つ折りにされており、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部に対応する部分で、前記側面部材の外側面に接着剤を塗布する工程と、接着剤が塗布された部分に対応する部分で一方の前記平面部材を加熱しつつ、この平面部材と前記側面部材とをプレスする工程とを備え、他方の前記平面部材と前記側面部材との間に、他方の前記平面部材と前記側面部材との対向する面が密着するのを防止する離型手段を配して、一方の前記平面部材と前記平面部材とを部分的に密着してこれらを一体に形成することを特徴とするガゼット袋の製造方法。

請求項6

対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋の製造方法において、前記平面部に構成される平面部材を対向させて配すると共に、これら平面部材の間でこれらの両側部で前記側面部に構成される側面部材を配し、この側面部材はその長手方向に沿って2つ折りにされており、2つ折りにされた前記側面部材のいずれか一方の面には、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部に対応する位置に予め貫通孔が形成されており、前記側面部材の外側から前記貫通孔の部分に接着剤を供給して、前記平面部材と前記側面部材とが対向する面、及び前記側面部材の折り曲げられて対向する面同士を前記接着剤で部分的に接着してこれら部材を一体に形成することを特徴とするガゼット袋の製造方法。

請求項7

前記平面部と前記側面部とが部分的に密着された密着部は、前記ガゼット袋の底部側であり、この底部側で前記平面部同士を引き広げ、この底部側から内部に収納される内容物を収納させ、その後、前記平面部と前記側面部とが一体に形成されるように前記密着部を含めて前記ガゼット袋の底部を融着し、この底部側を密封することを特徴とする請求項4〜6いずれかに記載のガゼット袋の製造方法。

技術分野

0001

本発明は、内部に内容物を円滑に収容するガゼット袋及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

従来から、図9に示すように、対向する平面部81,81と、これら平面部81,81の両側端から内側に向けて折り線82A,82Aにて折り込まれ、これら平面部81,81の両側端同士を連結する側面部82,82とを備えたガゼット袋80が知られている。かかるガゼット袋80の中にコーヒー等の内容物を収納する場合、平面部81,81を外側に向けて引き広げ、ガゼット袋80の開口部80Aから充填ホッパHを挿入して行われている。同様に、開口部の面積と比較して断面積が若干小さい程度の固形物を内部に収納する場合にも両平面部を外側に向けて引き広げて行われていた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、ガゼット袋80の側面部82,82は、その折り線部82A,82Aが平面部81,81の両側縁より内側に位置している。そのため、単にガゼット袋80の両平面部81,81を外側に向けて広げただけではこの側面部82,82にホッパHや固形物が干渉してしまい、ガゼット袋1にホッパHや固形物を円滑に挿入させることができない。

0004

そこで、本発明では、内容物を内部に充填する際、円滑に充填ホッパや大型固形充填物を開口部から挿入できるガゼット袋及びその製造方法を提供する。

課題を解決するための手段

0005

本発明では、上記課題を解決するため、対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋において、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部で、一方の前記平面部の内面と前記側面部の前記平面部に対向する内面同士を部分的に密着する。

0006

本発明によれば、側面部を一方の平面部側へ押し寄せておくことができ、例えば、コーヒー等の粉体を充填するためのホッパを開口部から挿入する際、ホッパが側面部と干渉し難くなり、効率的に充填を行える。特に本発明では、開口部を大きく開くことができ、断面積の大きなホッパや固形充填物を挿入する場合に効果的である。

0007

また、上記ガゼット袋において、前記側面部の折り曲げられて対向する外側面同士を部分的に密着して一方の前記平面部と前記側面部とを一体に形成し、これらと他方の前記平面部とを開閉自在にすることで、側面部と一方の平面部とを一体的にでき、ホッパ等を挿入する際、側面部と挿入物との干渉を完全に防止できる。

0008

そして、上記ガゼット袋において、前記ガゼット袋の前記端部はこのガセット袋の底面部であり、一方の前記平面部及び前記側面部が部分的に密着された密着部は、前記ガゼット袋の底面部を密封するためのヒートシール部に包含されているガゼット袋を形成することで、内容物の充填後、密着部を含めて底部を融着できる。そのため、密着部の痕跡が残らず、外観の良好な内容物の充填されたガゼット袋を完成させる。

0009

また、本発明では、上記課題を解決するため、対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋の製造方法において、前記平面部に構成される平面部材を対向させて配すると共に、これら平面部材の間でこれらの両側部で前記側面部に構成される側面部材を配し、この側面部材はその長手方向に沿って2つ折りにされており、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部に対応する部分で、前記平面部材の一方と前記側面部材とが対向する面同士を部分的に融着する工程と、前記側面部材の折り曲げられて対向する外側面の間に接着剤を供給してこれら外側面同士を部分的に接着する工程とを備え前記平面部材の一方と前記側面部材とを一体に形成するガゼット袋の製造方法でガゼット袋を形成する。

0010

本発明によれば、内容物を充填する開口部の端縁で、平面部の一方と側面部とを一体にでき、内容物を充填する際に内側に折り込まれた側面部が邪魔にならないガゼット袋を形成できる。

0011

また、本発明では、対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋の製造方法において、前記平面部に構成される平面部材を対向させて配すると共に、これら平面部材の間でこれらの両側部で前記側面部に構成される側面部材を配し、この側面部材はその長手方向に沿って2つ折りにされており、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部に対応する部分で、前記側面部材の外側面に接着剤を塗布する工程と、接着剤が塗布された部分に対応する部分で一方の前記平面部材を加熱しつつ、この平面部材と前記側面部材とをプレスする工程とを備え、他方の前記平面部材と前記側面部材との間に、他方の前記平面部材と前記側面部材との対向する面が密着するのを防止する離型手段を配して、一方の前記平面部材及び前記平面部材のみを部分的に密着してこれらを一体に形成する。

0012

本発明によれば、側面部材と他方の前記平面部材との間にこれらが密着するのを防止するシリコン剤テフロン登録商標)等の離型手段を配しているので、対向して配された1組の平面部材及びこれらの間に配された側面部材をまとめてプレスしても、他方の前記平面部材と側面部材とは密着することなく、一方の前記平面部材のみが側面部材と密着する。そのため、プレス工程を簡素化できる。

0013

また、本発明では、対向する平面部と、これら平面部の両側端から内側に向けて折り線にて折り込まれ、これら平面部の両側端同士を連結する側面部とを備えたガゼット袋の製造方法において、前記平面部に構成される平面部材を対向させて配すると共に、これら平面部材の間でこれらの両側部で前記側面部に構成される側面部材を配し、この側面部材はその長手方向に沿って2つ折りにされており、2つ折りにされた前記側面部材のいずれか一方の面には、前記ガゼット袋の上下いずれかの端部に対応する位置に予め貫通孔が形成されており、前記側面部材の外側から前記貫通孔の部分に接着剤を供給して、前記平面部材と前記側面部材とが対向する面、及び前記側面部材の折り曲げられて対向する面同士を前記接着剤で部分的に接着してこれら部材を一体に形成するガゼット袋の製造方法でガゼット袋を形成する。

0014

本発明によれば、2つ折りにされた前記側面部材のいずれか一方の面に予め孔が形成されているため、この孔に対向する側の面の孔に対応する部分に接着剤を塗布すれば、前記側面部材の折り曲げられて対向する面同士を密着させると共に、孔を介して平面部材と側面部材とが対向する面とを密着できる。このため、接着剤のみにより、側面部材の対向する面同士、及び側面部材と一方の平面部材とを密着でき、密着製造設備を簡素化できる。

0015

さらに、上記製造方法において、前記平面部と前記側面部とが部分的に密着された密着部は、前記ガゼット袋の底部側であり、この底部側で前記平面部同士を引き広げ、この底部側から内部に収納される内容物を収納させ、その後、前記平面部と前記側面部とが一体に形成されるように前記密着部を含めて前記ガゼット袋の底部部を融着し、この底部側を密封するガゼット袋の製造方法により、内容物が充填された密封式のガゼット袋を形成する。

0016

この発明では、内容物を充填する開口部分をガゼットの底部側に設けている。ガゼット袋の上部側には、ジッパなどの付属物取付けられていることが多い。そのため、上部側に内容物を充填する開口部を設けると、開口部の最大開口面積を大きく取ることが困難となる。本本発明では付属物のない底部側に開口部を設けることで最大開口面積を大きく取ることができる。

0017

そして密着部を含めて開口部分を融着するので、その痕跡を残すこなく外観の良好なガゼット袋を形成できる。

発明を実施するための最良の形態

0018

以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。

0019

図1は、本発明の1実施形態にかかるガゼット袋1にコーヒーを充填するために、ガゼット袋1の底部1Bに形成された開口部に充填ホッパHを挿入している状態を示している。このガゼット袋1は、本来の上部1Aが図の下側に向けられており、底部1Bが上側に向けられている。このガゼット袋1は、対向するように設けられた矩形状の平面部2,2と、これら平面部2,2の両側縁を連結する側面部3,3とから構成されている。

0020

側面部3,3は、その幅方向の中心に形成された折り線3Aにより2つ折りになるように形成され、平面部2,2の両側縁からこれらの中心に向けて折り込まれている。これら平面部2,2の側縁2a,2aと側面部3,3の側縁3a,3aとはこれらの端縁に沿ってヒートシールされており、また、下に向けられたガゼット袋の上部1Aについても内側に向けて折り込まれた側面部3,3をと一体として平面部2,2の端縁同士がヒートシールされている(図の1aの部分)。なお、このガゼット袋には上端1Aのヒートシール部1aよりやや内側の部分にこのガゼット袋1の幅方向に延びるように配されたジッパ4が設けられていて、コーヒーを充填してガゼット袋1を密封状態収納状態とした後、充填されたコーヒーを取出すために上部1Aのヒートシール部1aを切り取りった場合でも取出し口を自在に開閉できるようにしている。

0021

そして、このガゼット袋1では、底部1Bの端縁において、図の手前側に示された平面部2の内面と側面部3,3の平面部に対向する面とがスポット的に密着されると共に、2つ折りにされて対向する側面部3,3の外側面がスポット的に密着された密着部5,5が形成されて、手前側の平面部2と側面部3,3とが離れないように一体に構成されている。一方、図の奥側の平面部2と側面部3,3とは密着されることなく自由に開閉できるようになっている。なお、この図1では、密着部5,5の面積が極めて小さくなるように密着させたものを示しているが、平面部2,2の側縁2a,2aと側面部3,3の側縁3a,3aとがヒートシールされる側縁部にかからなければ、さらに広範囲で密着させても構わない。

0022

このように、側面部3,3を一方の平面部2にのみ密着させることで、コーヒー充填用ホッパHをガゼット袋1の底部1Bから挿入する際、ホッパHの先端がガゼット袋1の内側に向けて折り込まれた側面部3,3に干渉することなく、効率的にコーヒーを充填することできる。

0023

本ガゼット袋1を構成する平面部2,2及び側面部3,3としては、例えば、次の構成要素を層状に重ねた積層フィルムが使用される。これらはいずれも外側から配される順に列挙している。
(1)2軸延伸ポリエステル(PET12μ)/ドライラミネート接着剤(DL)/アルミ蒸着2軸延伸ポリエステル(VMPET12μ)/ドライラミネート接着剤(DL)/直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE50μ)の積層フィルム。
(2)2軸延伸ポリエステル(PET12μ)/押出しラミネート低密度ポリエチレン(PE15μ)/アルミ箔(AL7μ)/ドライラミネート接着剤(DL)/直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE40μ)の積層フィルム。

0024

なお、本図では、充填ホッパを使用してコーヒーを充填する場合について説明したが、このガゼット袋は、断面積がその開口部よりやや小さく形成された大型固形内容物を内部に充填する場合にも適用できる。

0025

図2図4図1に示したガゼット袋の製造方法の一実施形態を示している。

0026

先ず、図1に示したガゼット袋の製造方法の概要を説明する。この製造方法は長い帯状の部材からガゼット袋を形成する方法である。尚、図2は説明のため部材を長手方向の適宜の位置でこれに直交する方向で切断したものを示している。

0027

ガゼット袋の平面部を構成する帯状の平面部材10,10が上下に対向するようにしてその長手方向に搬送されると共に、側面部を構成する帯状の側面部材20,20がその幅方向の中心で長手方向に沿って2つ折りにされ、前記平面部材10,10の両側部の位置でこれらの間に配されて、その長手方向に搬送されている。搬送途中でこれら平面部材10,10と側面部材20,20とはこれらの長手方向に沿って側縁部10a,20aが相互にヒートシールされてガゼット部を両側に備えた長い筒体30が形成される。次いで、形成しようとするガゼット袋の高さに相当する寸法Lに当該筒体30が切断される。

0028

その後、切断された各筒体の長手方向の一端側についてガゼット袋の平面部を構成する平面部材の内面にジッパが取付けられる。このジッパが取付けられた端部側がガゼット袋の上部である。そして、この端部側の端縁をヒートシールして密閉することで、袋の上部が密閉され、かつ、底部が開放されたガゼット袋が形成される。

0029

そして、本実施形態では、平面部材10,10と側面部材20,20とが融着される前に以下に説明するように、一方の平面部材10と側面部材20とが密着されて一体にされる。

0030

図2に示すように、対向して長手方向に搬送される帯状の平面部材10,10のうち、下側に配された平面部材10と両側部の位置に配された側面部材20,20とが、ガゼット袋の高さの寸法Lに対応するピッチの間隔毎にスポット的に順次密着され(図中、符号5‥5で示す部分)、筒体を形成する前に、予め、平面部材10の一方と側面部材20,20とが一体に形成される。なお、スポット的に密着される位置は、ガゼット袋の下端縁の位置に対応している。

0031

密着の方法としては、図3及び図4に示すように、二つ折りにされた側面部材20,20の対向する外側面21,21同士については、ホットメルト方式またはパートコート方式により接着される。一方、平面部材10の内面11と側面部材20,20のうち平面部材10の内面11に対向する面22,22については、ヒートシール方式により両者が融着される。

0032

ホットメルト方式で側面部材20,20の外側面21,21同士を接着し、側面部材20,20と平面部材10とをヒートシールする場合について説明すると、先ず、図3に示すように、側面部材20の対向する外側面21,21同士の間にこれらの両側方から溶融状態の接着剤51,51がホットメルトガン50,50からスポット的に塗布される。接着剤はホットメルト接着剤51,51であり、高温において溶融状態であり、冷えると固まる性質を有する樹脂材である。その後、図4に示すように、平面部材10の下方に設置された加熱部55,55と側面部材20,20の上方に設置された押え板56,56とで、ホットメルト接着剤51,51が塗布された部分が上下からプレスされる。平面部材10と側面部材20,20とが当接する表面同士11,22は、上述のように共に低融点の直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)の層であり、容易に溶融するので、平面部材10及び側面部材20,20の加熱部55,55が当接する部分が溶け出して両者が融着する。一方、ホットメルト接着剤51,51が塗布された側面部材20,20の外側面21,21同士は加熱部55,55及び押え板56,56により押圧されて接着される。この動作が、ガゼット袋の高さに対応する寸法毎に繰り返し行われ、下側に配された平面部材10と側面部材20,20とが一体に形成される。

0033

なお、下側に配された平面部材10と側面部材20,20とを一体にする工程を図5に示すように行ってもよい。この図に示す工程では、2つ折りにされた側面部材20,20の上面23,23と上側に配された平面部材10の内面11との間に耐熱性ある離型手段としてのテフロンシート40,40がそれぞれ配されている。また、加熱部55,55が下側の平面部材10の下方に配されると共に押え板56,56が上側の平面部材の上方に設けられている。

0034

この製造方法では、側面部材20,20の外側面にホットメルト接着剤51,51が塗布された後、接着剤51,51が塗布された部分に対応する位置が、対向する2枚の平面部材10,10の上下からテフロンシート40,40ごと挟み込まれて、下側の平面部材10と側面部材20,20のみがスポット的に融着される。加熱部55,55と押え板56,56とでプレスされると、各平面部材10,10の内面及11,11びこれらに対向している側面部材20,20の上下面22,23は、これらの表面層が直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)で構成されているので、容易に溶融する。下側の平面部材10と側面部材20,20とはこれにより融着されるが、上側の平面部材10と側面部材20,20との間には、テフロンシート40,40が配されているため、これらは融着されることなく分離状態が維持される。このスポット的に密着する工程を経た後テフロンシート40,40は除去される。

0035

そして、上記いずれかの方法で下側に配された平面部材10と両側部に配された側面部材20,20とを一体に形成する工程を経た後、図2のところで説明したように、通常の融着工程と同様に各平面部材10,10の側縁10a,10aと側面部材20,20の側縁20a,20aとがこれらの長手方向に沿ってそれぞれ加熱圧着(ヒートシール)されて、長い筒体30が形成される。なお、出来上がった筒体30は、平面部材10,10の内面同士が当接するようにして平面状に形成される。

0036

この側縁同士を加熱圧着するヒートシール工程の終了後、図6に示すように、筒体がガゼット袋の高さに対応する寸法Lで長手方向に直交する方向に順次切断される。切断は、平面部材10,10と側面部材20,20とがスポット的に密着された密着部の直近位置で行われる。

0037

その後、切断された筒体の平面部材10,10内面にジッパ4を取付ける。ジッパ4は、切断された筒体30の密着部5,5とは逆側の長手方向端部30aのやや中央よりの位置に、平面部材10,10の幅方向に沿って取付けられる。なお、前述の平面部材10,10と側面部材20,20とを加熱圧着するヒートシール工程で、部分的にヒートシールしない部分Mを所定間隔毎に残しておけば、このヒートシールされていない部分Mを外側に向けて開いて、両平面部材10,10の内面を露出させことができる。内面が露出されれば、ジッパ4を極めて容易に取付けることができる。そして、ジッパ4を取付けた後、平面部材10,10及び側面部材20,20がヒートシールされずに残された部分M、及びガゼット袋の上端縁図1の符号1a)に該当する筒体30の端縁30aを共にヒートシールして図1に示した、底部1Bが開放されると共に上部1Aが密閉され、かつ底部1Bにおいて側面部3,3と一方の平面部2とが密着されたガゼット袋1が完成される。

0038

次に図7及び図8を参照して平面部材10,10と側面部材25,25とを一体に形成する密着方法の別の実施形態について説明する。

0039

この密着方法では、一方の平面部材10の内面11と側面部材25,25のこの面11に対向する面27,27、及び2つ折りにされて対向している側面部材25,25の外側面26a,26b同士のいずれをも接着剤で接着する方法である。この実施形態では、2つ折りにされた側面部材25,25の一方の面26a,26aに、予め、所定間隔毎にパンチ孔28,28が形成されている。このパンチ孔28,28が形成される位置は、製造されるガゼット袋の上端縁に対応する位置である。

0040

本実施形態についても2枚の帯状の平面部材10,10が上下に対向するようにしてその長手方向に搬送されると共に、これらの間において両側部の位置に2つ折りにされた帯状の側面部材27,27がその長手方向に搬送される。なお、この図7では、側面部材27,27はパンチ孔28,28が形成された面26a,26aを下側に配して搬送される。なお、搬送された側面部材の上側の外側面26b,26bの各パンチ孔に対向する位置には、接着剤がいわゆるパートコート方式により予め塗布されている。その後、各パンチ孔の位置で平面部材の下面と側面部材の上側の面とを上下から加熱加圧する。部分的に塗布された接着剤51は、図8に示すように、側面部材25の外側面26a,26bでパンチ孔28周辺広がり、側面部材の外側面26a,26bを接着すると共に、パンチ孔28を介して平面部材10の内面11とこれに対向する側面部材25の面27とを接着し、平面部材10及び側面部材を一体に形成する。

0041

なお、本実施形態では平面部材のうち下側の平面部材と側面部材とを一体に形成するため、側面部材をパンチ孔が形成された面を下側に配して搬送させ、接着剤を上側の面に塗布したが、これとは逆に上側の平面部材と側面部材とを密着させて一体に形成去る場合には、パンチ孔の形成された面を上側に配して側面部材を搬送し、接着剤を下側の面に塗布させればよい。

0042

図7及び図8に示した方法で、平面部材の一方と側面部材とを一体に形成した後、各平面部材の側縁と側面部材の側縁とをヒートシールして長い筒体を形成し、接着された密着部の直近で筒体の長手方向に直交する方向に当該筒体を切断し、ガゼット袋の高さに対応する筒体を形成する。そして、密着部を有する端部とは逆側の端部について、平面部材の内面にジッパを取付け、端縁部をヒートシールして上部が密閉されたガゼット袋を形成する。

0043

以上のようにして形成されたガゼット袋によれば、内側に折り込まれた側面部が平面部と一体に密着されているので、図1に示したようにコーヒー等の内容物を充填する際、平面部2,2を図1紙面を貫く方向で両側に引張り、底部1Bを開けば、側面部3,3がホッパHと干渉するこなく効率的に充填できる。

0044

内容物が充填された後には、ガゼット袋1の底部端縁をヒートシールして密封する。この際、平面部2,2の一方と側面部3,3とを一体とする密着部5,5が上述のように底部端縁に設けられているので、この密着部5,5ごとヒートシールすることができ、密着部5,5の痕跡を残すことなく仕上がり具合の良好な密封式ガゼット袋を形成することができる。

発明の効果

0045

以上、本発明によれば、内容物を充填する際に内側に折り込まれた側面部と、充填用のホッパまたは大型の固形内容物とが干渉することがなく、効率的に内容物を充填できるガゼット袋とすることができる。

図面の簡単な説明

0046

図1本発明の1実施形態にかかるガゼット袋に充填ホッパを挿入した状態の斜視図。
図2図1に示すガゼット袋の製造方法の1実施形態を示す説明図。
図3接着剤を塗布する工程の説明図。
図4側面部と一方の平面部とを密着させる工程を示す説明図。
図5図4とは別の方法で側面部と一方の平面部とを密着させる工程を示す説明図。
図6ガゼット袋の高さに相当する寸法に切断された筒体を本発明にかかるガゼット袋に仕上げる工程を示す説明図。
図7図3図5に示す方法とは別の方法で密着される平面部材と側面部材とを示す斜視図。
図8側面部と一方の平面部とが接着された状態を示すパンチ孔近傍の拡大断面図。
図9従来から行われているガゼット袋への内容物充填の態様を示す斜視図。

--

0047

1ガゼット袋
1A ガゼット袋上部
1B ガゼット袋底部
2平面部
3 側面部
4ジッパ
5密着部
10平面部材
11 平面部材の内面
20,25,60側面部材
21,26a,26b,63 側面部材の外側面
22,27,62 平面部材に対向する面
28,61パンチ孔
30筒体
40離型手段(テフロンシート)
51ホットメルト接着剤
52液状接着剤
55 加熱部
56 押え板

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