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技術 錘付きネット

出願人 クラーク株式会社
発明者 坂倉弘康
出願日 2000年8月24日 (19年8ヶ月経過) 出願番号 2000-253517
公開日 2002年3月5日 (18年2ヶ月経過) 公開番号 2002-065140
状態 未査定
技術分野 植物の保護 漁撈(II)(漁網) 捕獲、駆除 道路防護装置、防音壁
主要キーワード 防護網 網形状 交叉部分 シリコン系オイル コード形状 部分平面 水中用 固定糸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年3月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

からの有害成分の溶出を防止し、しかも、錘の成形加工を容易にした、環境に優しい錘付きネットを提供する。

解決手段

錘付きネット10は、所定形状の網面12に錘13が設けられる。錘13は、熱可塑性樹脂タングステン粉末との複合樹脂材料からなる。熱可塑性樹脂とタングステン粉末の配合比は、重量比で7/3〜8/2であるとよい。熱可塑性樹脂はポリアミドであるとよい。タングステン粉末の平均粒径は、50μm以下であるのが望ましい。また、錘13の形状は、コード状であるのが望ましい。

概要

背景

従来、付きネットとしては、網面の端部に沈子ロープを設けたものが知られている。例えば図2に示すように、錘付きネット1は、網面2の裾部2aに沈子ロープ3が縫い付けられる。沈子ロープ3の内部に棒状の錘4が編み込まれる。ロープの長さ方向には、軸糸5が延びており、この軸糸5に錘4が順に通される。錘4の材料としては、通常、高比重金属である鉛(なまり)が使用される。

概要

錘からの有害成分の溶出を防止し、しかも、錘の成形加工を容易にした、環境に優しい錘付きネットを提供する。

錘付きネット10は、所定形状の網面12に錘13が設けられる。錘13は、熱可塑性樹脂タングステン粉末との複合樹脂材料からなる。熱可塑性樹脂とタングステン粉末の配合比は、重量比で7/3〜8/2であるとよい。熱可塑性樹脂はポリアミドであるとよい。タングステン粉末の平均粒径は、50μm以下であるのが望ましい。また、錘13の形状は、コード状であるのが望ましい。

目的

そこで、本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、錘からの有害成分の溶出を防止し、しかも、錘の成形加工を容易にした、環境に優しい錘付きネットを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

定形状の網面を設けて前記網面を支持するようにしたネットであって、前記錘は、熱可塑性樹脂タングステン粉末との複合樹脂材料からなることを特徴とする錘付きネット。

請求項2

前記熱可塑性樹脂と前記タングステン粉末の配合比が、重量比で5/5〜8/2である請求項1記載の錘付きネット。

請求項3

前記熱可塑性樹脂がポリアミドである請求項1または2記載の錘付きネット。

請求項4

前記タングステン粉末の平均粒径が50μm以下である請求項1、2または3記載の錘付きネット。

請求項5

前記錘が、コード状に形成される請求項1、2、3または4記載の錘付きネット。

技術分野

(d) 網の用途に応じての重さ調整を簡単に行える。

背景技術

0001

本発明は、防護網魚網等に適用される錘付きネットに関するものである。

発明が解決しようとする課題

0002

従来、錘付きネットとしては、網面の端部に沈子ロープを設けたものが知られている。例えば図2に示すように、錘付きネット1は、網面2の裾部2aに沈子ロープ3が縫い付けられる。沈子ロープ3の内部に棒状の錘4が編み込まれる。ロープの長さ方向には、軸糸5が延びており、この軸糸5に錘4が順に通される。錘4の材料としては、通常、高比重金属である鉛(なまり)が使用される。

0003

しかしながら、このような従来の錘付きネットは、錘の材料として、水溶毒性の高い鉛を使用するため、沈子ロープが水に濡れると、有害成分が環境に放出される問題がある。近年、環境問題が重要視されることから、このような有害な鉛成分溶出を防止する要請が大きくなっている。

0004

また、従来の錘付きネットは、軸糸に複数の錘を通す構造になっているため、錘の成形加工が面倒で手間のかかるものとなっている。

課題を解決するための手段

0005

そこで、本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、錘からの有害成分の溶出を防止し、しかも、錘の成形加工を容易にした、環境に優しい錘付きネットを提供することを目的とする。

0006

前記課題を解決するための本発明(請求項1)の錘付きネットは、所定形状の網面に錘を設けて前記網面を支持するようにしたネットであって、前記錘は、熱可塑性樹脂タングステン粉末との複合樹脂材料からなることを特徴とする。本発明(請求項2)の錘付きネットは、前記熱可塑性樹脂と前記タングステン粉末の配合比が、重量比で5/5〜8/2であることを特徴とする。本発明(請求項3)の錘付きネットは、前記熱可塑性樹脂がポリアミドであることを特徴とする。本発明(請求項4)の錘付きネットは、前記タングステン粉末の平均粒径が50μm以下であることを特徴とする。本発明(請求項5)の錘付きネットは、前記錘が、コード状に形成されることを特徴とする。

0007

本発明(請求項1〜5)の錘付きネットによると、錘の材料として、水溶毒性がきわめて低いタングステンを用いることから、錘からの有害物質の溶出の心配がなく、環境に対して負担をかけにくい。

0008

また、熱可塑性樹脂にタングステン粉末を複合することにより、錘の成形性が向上し、しかも、タングステン粉末が樹脂被覆されるので、タングステンの溶出量がきわめて少なくなる。

0009

前記熱可塑性樹脂としては、ポリアミド、ポリエステルポリカーボネートポリエーテルサルフォンポリオレフィンポリフェニレンオキサイドポリフェニレンサルファイドポリエーテルエーテルケトン、AS樹脂、AN樹脂、ABS樹脂等を用いることができる。

0010

これらの熱可塑性樹脂のうち、特に、ポリアミドを使用するとよい。ポリアミドによれば、複合材料に優れた強度を確保しやすく、かつ耐水性耐熱性耐候性等に優れた錘が得られるためである。

0011

前記ポリアミドとしては、例えば、ナイロン6ナイロン11ナイロン12、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン6・12、ナイロンMXD・6等の1種または2種以上の配合物を使用することができる。また、錘の強度や耐熱性等をさらに向上させるため、芳香族ポリアミドアラミド)を使用してもよい。

0013

前記タングステン粉末は、その平均粒径が50μm以下であることが望ましく、その粒径分布は、粒径10μm以下のものがタングステン粉末全体の割合で50重量wt%以上、かつ、粒径20μm以上のものが30重量wt%以上であるとよい。前記複合樹脂材料の溶融時の流動性が高まり、成形性が良好になるためである。また、前記タングステン粉末として、タングステン合金粉末を使用してもよい。また、タングステン粉末に他の金属の粉末を混合してもよい。

0014

前記熱可塑性樹脂と前記タングステン粉末の配合比は、重量比で5/5〜8/2とするのが望ましい。重量比5/5以上としたのは、前記熱可塑性樹脂の含有量が少ないと、錘の柔軟性、耐久性、強度等が不十分になりやすいためである。また、重量比8/2以下としたのは、タングステンの含有量が少なくなると、錘の比重を十分に高めることができないためである。さらに望ましくは、前記熱可塑性樹脂と前記タングステン粉末の配合比が重量比で7/3〜8/2であるとよい。

0015

熱可塑性樹脂にタングステン粉末を混合する方法としては、公知の種々の方法によることができる。例えば、単軸または2軸混練機溶融混練するとよい。

発明を実施するための最良の形態

0016

前記錘の形状については、前記複合樹脂材料をコード状にするとよい。押出成形により容易に錘を製造することができ、かつ、網面への錘の取付けが容易になるためである。例えば、網面の裾部に沈子ロープと同様な方法で錘をそのまま縫い付けることが可能になる。また、コード状の錘によれば、網面の変形に対応しやすく、裾部に隙間を生じにくいため、錘付きネットの用途が拡がる。

0017

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、錘付きネット10は、網面12の裾部12aにコード状の錘13が設けられる。裾部12aに固定糸14で錘13が縫い付けられている。

0018

網面12は、ラッセル織りに形成される。ラッセル織りによると、たて糸とよこ糸交叉部分結節なく、夫で外観の良好な網面に仕上がる。

0019

網面12の形状は、矩形円形等の種々の形状にすることができる。網面12の外周全部に錘13を取り付けてもよいし、網面12の外周の一部に所定の長さの錘13を取り付けるようにしてもよい。

0020

網面12の編網糸には、ポリエチレンポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、アクリルビニロン等の合成繊維を用いるよい。網面12の耐久性が良好になるためである。また、網の強度を高めるために、網面12の編網糸にステンレス等の金属線を同時に編み込んでもよい。さらに、金属線に形状記憶合金を使用し、網形状を記憶させることも可能である。

0021

錘20は、熱可塑性樹脂とタングステン粉末の複合樹脂材料を押出成形することで形成される。錘13のコード形状は、断面円形にするのが望ましい。錘13の周面に角部が生じないため、固定糸14が錘13との間の摩擦によって切れにくくなり、耐久性が向上するからである。

0022

錘13の重さは、タングステン粉末の配合量を増減する他、錘13の太さを変えて調節することができる。例えば、外径数mmから数十mm程度まで、網の用途に応じて自在に調整することができる。具体的には、錘13が60〜70g/mとなるように、錘13の太さを設定すると、実用性および汎用性に優れた製品に仕上がる。

0023

錘付きネット10によれば、雨水等で錘12が濡れても、有害な成分が溶け出すことなく、周囲の環境に対して優しく、安全である。また、比較的高比重のタングステンによって錘の重さも十分に確保されるから、網面12の支持効果も高い。さらに、錘13が成形しやすく、網面12に錘13を取り付けやすいので、ネット10の製造工程が少なくなり、量産性が向上する。

0024

錘付きネット10の用途としては、防風または防砂園芸作物栽培鳥獣防止等のネットとして使用することができる。例えば、網面12の外形線に沿ってコード状の錘12を取り付けたものを、ゴミ回収場のカラス避けに使用するとよい。また、錘付きネット10は、漁網等の水中用のネットに適用することもできる。

0025

前記実施の形態では、網面12をラッセル織りにしているが、その他の無結節または有結節編網(平織り、絡み織り、トリコットシングルトリコット等)を採用してもよい。

0026

また、錘の形状は、前記実施の形態では、錘13をコード状にしているが、その他、板状、球状その他の形状にしてもよい。また、コード状に形成する場合に、その縦断面が楕円形多角形等になるようにしてもよし、錘の長さ方向に凹凸を設けて太さを不均一にすることもできる。

図面の簡単な説明

0027

以上説明したように、本発明の錘付きネットによれば、次のような優れた効果を奏する。
(a) 錘から有害物質が溶け出しにくいので、長期間野外で使用しても、環境に負担をかけない。
(b) 錘の成形加工が容易になるため、網面への取付の作業性が良好になる。
(c) 錘に弾性変形しやすくなるので、ネットの取り扱いが容易になる。

--

0028

図1本発明の実施の形態による錘付きネットを示す部分平面図である。
図2従来例による錘付きネットを示す部分平面図である。

0029

10錘付きネット
12網面
12a 裾部
13 錘
14 固定糸

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