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技術 描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

出願人 キヤノン株式会社
発明者 影浦勝
出願日 2000年8月10日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 2000-243322
公開日 2002年2月22日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2002-056401
状態 特許登録済
技術分野 イメージ処理・作成 イメージ生成 デジタル計算機のユーザインターフェイス デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード オフセットフラグ 通過基準 極太線 ディグリー 形状発生 スクリーントーン 接続形状 データ種別コード
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由度を向上させる。

解決手段

情報処理装置を用いて網掛け模様の描画設定を行うに際して、網掛け模様を構成する複数要素であるパターン形状、そのパターン形状の大きさ及び描画ピッチ、その網掛け模様を施すべき所望のエリア、並びにそのエリア内部における当該パターン形状の配列方向を入力し、それらの入力情報に基づいて、当該所望のエリアに近似する描画エリアを決定し、その描画エリア内に、当該パターン形状からなる網掛け模様を描画する(S1-S12)。

概要

背景

従来より利用されているCADやDTP等のアプリケーション(アプリケーション・プログラム)には、表示装置にて表示可能な解像度の範囲において、オペレータが指定した閉図形の中に、所定のパターンビットマップ、所謂スクリーントーンによって描画することが可能なものがある。

概要

所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由度を向上させる。

情報処理装置を用いて網掛け模様の描画設定を行うに際して、網掛け模様を構成する複数要素であるパターン形状、そのパターン形状の大きさ及び描画ピッチ、その網掛け模様を施すべき所望のエリア、並びにそのエリア内部における当該パターン形状の配列方向を入力し、それらの入力情報に基づいて、当該所望のエリアに近似する描画エリアを決定し、その描画エリア内に、当該パターン形状からなる網掛け模様を描画する(S1-S12)。

目的

そこで、本発明は、所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由度に優れる描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

網掛け模様を構成する複数要素であるところの、パターン形状入力可能な第1入力手段と、前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力可能な第2入力手段と、前記網掛け模様を施すべき所望のエリアを入力可能な第3入力手段と、前記所望のエリア内部における前記パターン形状の配列方向を入力可能な第4入力手段と、前記第1乃至第4入力手段より入力された設定情報に基づいて、前記所望のエリアに近似する描画エリアを決定する描画エリア決定手段と、前記描画エリア決定手段によって決定された描画エリア内に、前記パターン形状からなる網掛け模様を描画する描画手段と、を備えることを特徴とする描画装置

請求項2

更に、前記パターン形状を構成する複数要素のうち何れか一要素の中心位置を入力可能な第5入力手段を備え、前記描画エリア決定手段は、前記第5入力手段によって入力された中心位置に基づいて、前記描画エリアの描画位置補正する補正手段を含むことを特徴とする請求項1記載の描画装置。

請求項3

前記第2入力手段は、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチが入力されないときに、前記パターン形状の濃度が入力されたときには、その濃度に基づいて、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチを算出することを特徴とする請求項1記載の描画装置。

請求項4

前記描画エリア決定手段は、前記第3入力手段によって入力された所望のエリアを囲む外接矩形を算出する外接矩形算出手段と、前記外接矩形に含まれ、且つ前記第4入力手段によって入力された配列方向と、その配列方向に垂直な方向を辺の方向とする最小の外接矩形を、前記描画エリアとして算出する描画エリア算出手段と、を含むことを特徴とする請求項1記載の描画装置。

請求項5

前記補正手段は、補正前の描画エリアである矩形形状の左下点または右下点を描画基準点として、その矩形形状の各辺方向に、前記描画ピッチで格子張りめぐらしたとき、前記中心位置に近い格子点と、前記中心位置との該矩形形状の各辺方向に対する距離を算出する補正距離算出手段と、前記補正距離算出手段によって算出された前記各辺方向の補正距離に応じて、前記中心位置が格子点上に位置するように、前記左下点または前記右上点を、前記補正前の描画エリアを外方向にずらす描画基準点移動手段と、を含むことを特徴とする請求項2記載の描画装置。

請求項6

前記描画手段は、前記描画エリアである矩形形状の、前記配列方向に垂直な方向の辺の長さ、並びに、前記パターン形状の大きさ及びピッチに基づいて、描画繰り返し回数を算出する回数算出手段と、前記矩形形状の左下点または右上点を描画基準点として、その描画基準点を、前記算出手段によって算出された描画繰り返し回数分だけ、前記ピッチずつオフセットすることにより、前記パターン形状を構成する複数要素を前記配列方向に配列するときの基準点を求める基準点算出手段と、前記描画装置に接続された印刷装置及び表示装置印刷属性処理機能を利用して、前記基準点算出手段によって算出された基準点に従って、前記配列方向にダッシュパターン線分として、前記パターン形状を発生するパターン形状発生手段と、を含むことを特徴とする請求項4記載の描画装置。

請求項7

前記第4入力手段において、前記パターン形状の配列方向は角度で指定することを特徴とする請求項1記載の描画装置。

請求項8

情報処理装置を用いて描画を行う描画方法であって、網掛け模様を構成する複数要素であるところの、パターン形状を入力する第1入力工程と、前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力する第2入力工程と、前記網掛け模様を施すべき所望のエリアを入力する第3入力工程と、前記所望のエリア内部における前記パターン形状の配列方向を入力する第4入力工程と、前記第1乃至第4入力工程にて入力した設定情報に基づいて、前記所望のエリアに近似する描画エリアを決定する描画エリア決定工程と、前記描画エリア決定工程にて決定した描画エリア内に、前記パターン形状からなる網掛け模様を描画する描画工程と、を有することを特徴とする描画方法。

請求項9

更に、前記パターン形状を構成する複数要素のうち何れか一要素の中心位置を入力する第5入力工程を有し、前記描画エリア決定工程において、前記第5入力工程にて入力した中心位置に基づいて、前記描画エリアの描画位置を補正することを特徴とする請求項8記載の描画方法。

請求項10

前記第2入力工程において、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチが入力されないときに、前記パターン形状の濃度が入力されたときには、その濃度に基づいて、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチを算出することを特徴とする請求項8記載の描画方法。

請求項11

前記描画エリア決定工程において、前記第3入力工程にて入力した所望のエリアを囲む外接矩形を算出し、算出した前記外接矩形に含まれ、且つ前記第4入力工程にて入力した配列方向と、その配列方向に垂直な方向を辺の方向とする最小の外接矩形を、前記描画エリアとして算出することを特徴とする請求項8記載の描画方法。

請求項12

前記描画エリア決定工程において、補正前の描画エリアである矩形形状の左下点または右下点を描画基準点として、その矩形形状の各辺方向に、前記描画ピッチで格子を張りめぐらしたとき、前記中心位置に近い格子点と、前記中心位置との該矩形形状の各辺方向に対する距離を算出し、算出した前記各辺方向の補正距離に応じて、前記中心位置が格子点上に位置するように、前記左下点または前記右上点を、前記補正前の描画エリアを外方向にずらすことを特徴とする請求項8記載の描画方法。

請求項13

前記描画工程において、前記描画エリアである矩形形状の、前記配列方向に垂直な方向の辺の長さ、並びに、前記パターン形状の大きさ及びピッチに基づいて、描画繰り返し回数を算出し、前記矩形形状の左下点または右上点を描画基準点として、その描画基準点を、算出した前記描画繰り返し回数分だけ、前記ピッチずつオフセットすることにより、前記パターン形状を構成する複数要素を前記配列方向に配列するときの基準点を求め、前記情報処理装置に接続された印刷装置及び表示装置の印刷属性処理機能を利用して、前記基準点に従って、前記配列方向にダッシュパターン線分として、前記パターン形状を発生することを特徴とする請求項11記載の描画方法。

請求項14

請求項1乃至請求項7の何れかに記載の描画装置としてコンピュータを動作させるプログラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

請求項15

請求項8乃至請求項13の何れかに記載の描画方法をコンピュータによって実現可能なプログラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

技術分野

0001

本発明は、描画装置及び描画方法に関し、例えばCAD(Computer Aide Design)やDTP(Desk Top Publishing)等のアプリケーションにおいて対話形式の処理によって図形・文字列データの作成・印刷等を行う描画装置及び描画方法に関する。

背景技術

0002

従来より利用されているCADやDTP等のアプリケーション(アプリケーション・プログラム)には、表示装置にて表示可能な解像度の範囲において、オペレータが指定した閉図形の中に、所定のパターンビットマップ、所謂スクリーントーンによって描画することが可能なものがある。

発明が解決しようとする課題

0003

このようなCADやDTP等のアプリケーションと、高精度な印刷装置とを使用した版下作成のような作業においては、オペレータが所望する最終的な印刷イメージを保ちながら、表示装置に表示される画面を見ながらの編集作業、所謂WYSIWYG(What You See is What You Get)の環境において、図10に例示するような網掛けパターン(即ち、所定のパターン形状の繰り返し描画された領域、以下同様)の高精度な印刷イメージを作成できることが要求される。

0004

しかしながら、網掛けイメージをビットマップによって表示装置に描画する従来の方法においては、予め用意した特定のパターンしか処理することができず、印刷イメージをオペレータが望む通りに細かく制御(設定)することができないため、利便性が問題となる。また、表示されたパターンに対して、表示装置上で、拡大や回転等の操作を施したときには、その操作が正しく反映された印刷イメージが得られない等の問題が生じる。

0005

そこで、本発明は、所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由度に優れる描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記の目的を達成するため、本発明に係る描画装置は、以下の構成を特徴とする。

0007

即ち、網掛け模様を構成する複数要素であるところの、パターン形状を入力可能な第1入力手段と、前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力可能な第2入力手段と、前記網掛け模様を施すべき所望のエリアを入力可能な第3入力手段と、前記所望のエリア内部における前記パターン形状の配列方向を、例えば角度により入力可能な第4入力手段と、前記第1乃至第4入力手段より入力された設定情報に基づいて、前記所望の領域に近似する描画エリアを決定する描画エリア決定手段と、前記描画エリア決定手段によって決定された描画エリア内に、前記パターン形状からなる網掛け模様を描画する描画手段とを備えることを特徴とする。

0008

好ましくは、前記パターン形状を構成する複数要素のうち何れか一要素の中心位置を入力可能な第5入力手段を更に備え、前記描画エリア決定手段は、前記第5入力手段によって入力された中心位置に基づいて、前記描画エリアの描画位置補正する補正手段を含むと良い。

0009

また、例えば前記第2入力手段は、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチが入力されないときに、前記パターン形状の濃度が入力されたときには、その濃度に基づいて、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチを算出すると良い。

0010

また、例えば前記描画エリア決定手段は、前記第3入力手段によって入力された所望のエリアを囲む外接矩形を算出する外接矩形算出手段と、前記外接矩形に含まれ、且つ前記第4入力手段によって入力された配列方向と、その配列方向に垂直な方向を辺の方向とする最小の外接矩形を、前記描画エリアとして算出する描画エリア算出手段とを含むと良い。

0011

また、例えば前記補正手段は、補正前の描画エリアである矩形形状の左下点または右下点を描画基準点として、その矩形形状の各辺方向に、前記描画ピッチで格子張りめぐらしたとき、前記中心位置に近い格子点と、前記中心位置との該矩形形状の各辺方向に対する距離を算出する補正距離算出手段と、前記補正距離算出手段によって算出された前記各辺方向の補正距離に応じて、前記中心位置が格子点上に位置するように、前記左下点または前記右上点を、前記補正前の描画エリアを外方向にずらす描画基準点移動手段とを含むと良い。

0012

また、例えば前記描画手段は、前記描画エリアである矩形形状の、前記配列方向に垂直な方向の辺の長さ、並びに、前記パターン形状の大きさ及びピッチに基づいて、描画繰り返し回数を算出する回数算出手段と、前記矩形形状の左下点または右上点を描画基準点として、その描画基準点を、前記算出手段によって算出された描画繰り返し回数分だけ、前記ピッチずつオフセットすることにより、前記パターン形状を構成する複数要素を前記配列方向に配列するときの基準点を求める基準点算出手段と、前記描画装置に接続された印刷装置及び表示装置の印刷属性処理機能を利用して、前記基準点算出手段によって算出された基準点に従って、前記配列方向にダッシュパターン線分として、前記パターン形状を発生するパターン形状発生手段とを含むと良い。

0013

また、上記の同目的を達成するため、本発明に係る描画方法は、以下の構成を特徴とする。

0014

即ち、情報処理装置を用いて描画を行う描画方法であって、網掛け模様を構成する複数要素であるところの、パターン形状を入力する第1入力工程と、前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力する第2入力工程と、前記網掛け模様を施すべき所望のエリアを入力する第3入力工程と、前記所望のエリア内部における前記パターン形状の配列方向を入力する第4入力工程と、前記第1乃至第4入力工程にて入力した設定情報に基づいて、前記所望の領域に近似する描画エリアを決定する描画エリア決定工程と、前記描画エリア決定工程にて決定した描画エリア内に、前記パターン形状からなる網掛け模様を描画する描画工程とを有することを特徴とする。

0015

更に、上記の描画装置及び描画方法をコンピュータによって実現するプログラムコードが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を特徴とする。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明に係る描画装置及び描画方法の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。

0017

ハードウエア構成の説明]図2は、本発明の一実施形態に係る描画装置のハードウエア構成を示すブロック図である。

0018

図2において、21は、中央処理装置(CPU)であり、本装置の全体の制御や演算処理を行なう。11は、オペレータが文字数値を入力可能なキーボードであり、12は、座標や図形を指示するため補助入力装置としてのマウスである。41はCRT等の表示装置であり、CPU21が実行するソフトウエアプログラムに従って、図形データおよび文字データ、各種操作パネルやボタンを表示する。即ち、キーボード11、マウス12、並びに表示装置41は、本実施形態においてマンマシンインタフェースとして機能する。

0019

22はシステムバスであり、本装置を構成するハードウエアの各要素は、全てこのシステムバス22を介してプログラムおよびデータの受け渡しを行なっている。

0020

また、31は、読出専用記憶装置(ROM)であり、本実施形態に係るプログラムは、このROM31に予め格納されており、CPU21は、ROM31から読み出したプログラムを実行する。32は、読出書込記憶装置(RAM)であり、本実施形態に係るプログラムの実行中に、CPU21は、必要に応じて、RAM32にデータを読み書きしながら処理を行なう。33は、フロッピー登録商標ディスク装置FD)やハードディスク装置(HD)等の外部記憶装置であり、文字の書体情報コード情報等のデータが格納されている。

0021

尚、本実施形態に係るプログラムを、外部記憶装置33に格納させておき、RAM32に読み込んでから、CPU21によって実行するようにしてもよいし、また、文字の書体情報やコード情報等のデータをROM31に格納させておき、CPU21が必要に応じて、それらのデータを読み出して使用するようにしてもよい。

0022

51は、印刷装置の一例としてのレーザプリンタであり、本装置によって作成された印刷データを、校正刷り(印刷データの確認のための出力)し、また印刷ログファイルの内容を出力する。52は、イメージセッターであり、本装置によって作成された印刷データを、清刷り(正式な版下となる高精度な出力)する。53は、レーザマーカーであり、本装置によって作成された印刷データを、レーザで直接、製品焼き付ける。

0023

ここで、レーザプリンタ51と、イメージセッター52と、レーザマーカー53の違いについて説明する。

0024

レーザプリンタ51は、照射されたレーザ光によって感光ドラム上に形成された静電潜像トナー吸着させ、そのトナー像を記録紙に転写定着するプリンタであり、解像度は1500DPI(ドットインチ)程度まで可能である。また、イメージセッター52は、レーザ光を直接、感光紙に照射するプリンタであり、解像度は、400DPI程度まで可能である。イメージセッター52に使用する用紙サイズは、A1程度まで可能である。そして、レーザマーカー53は、レーザ光を直接、成形品に照射し、樹脂材料溶融して黒化させるか、充填材を配合した特殊材料を使用して発色させる印刷装置である。

0025

次に、本実施形態に係る表示機能について説明する。本実施形態に係る描画装置は、図形データおよび文字データを、印刷時の出力形態と同じ表示形態のイメージで、表示装置41に表示する制御を行なう、所謂WYSIWYGの機能を有しており、これを説明する図が図3である。

0026

図3(a)は、表示装置41に表示されるWYSIWYGの表示例であり、図3(a)の表示形態は、印刷時の出力結果の例である図3(c)の出力形態と略同じになっている。

0027

一方、図3(b)は、WYSIWYGではない表示例を示しており、この図3(b)の表示形態は、印刷時の出力結果の例である。この図3(b)の表示形態は、印刷時の出力結果の例である図3(c)の出力形態とは異なっている。

0028

次に、本実施形態に係る表示装置41上の操作画面について説明する。

0029

図4は、本実施形態に係る網掛け描画処理プログラムの実行時に、表示装置41に表示されるメインパネル61を例示する図である。

0030

図4において、61はメインパネル、62は作画エリア、63はマウスポインタ、64は文字入力エリア、65はボタン群、66は汎用ボタン、67はコマンドメニュー、68はガイダンスエリア、71はメインパネル以外のパネル、72はパネル71上のボタンである。また、これら図4上のボタンは、全てソフトキーである。

0031

このメインパネル61上で、キーボード11や、マウス12等の入力装置をオペレータが操作するのに応じて、本実施形態に係る描画装置は、対話的に、印刷データの作成および編集作業を行なう。作成された印刷データは、作画エリア62に表示される。

0032

また、必要に応じて、メインパネル61以外に、各種のパネル71が表示され、パネル71上で操作を行なうこともある。

0033

以下、表示装置41に表示されるソフトウエアパネルを介して、本実施形態においてオペレータが入力可能な方法について、図4を参照して説明する。

0034

キーボード11から入力を行なう場合、オペレータは、文字入力エリア64を、マウス12またはキーボード11で指示してから、文字または数値を入力する。また、マウス12によって入力を行なう場合には、以下の方法を用いる。

0035

まず、特定の要素やボタンを選択する方法としては、次の(1)と(2)の2つの方法がある。

0036

(1)要素選択:作画エリア62に表示されている描画パターン(印刷データに基づいてCPU21が表示しているパターン)の所望の位置に、オペレータがマウスポインタ63を移動させて、その位置において、例えばマウス左ボタンを押下することによって、操作の対象とする要素を選択する。

0037

(2)ボタン選択:メインパネル61に表示されている、各種のボタン65、汎用ボタン66、必要に応じて表示されるパネル71内に表示される各種のボタン72の所定位置に、オペレータがマウスポインタ63を移動させて、その位置で、例えばマウス左ボタンを押下することによって、操作の対象とするボタンを選択する。

0038

また、作画エリア62上の特定の位置を指定する方法として、次の(3)から(7)までの、5つの方法がある。

0039

(3)任意指定:作画エリア62上の、任意の位置に、マウスポインタ63を移動させて、その位置で、例えばマウス右ボタン押し下げることによって、位置を指定する。

0040

(4)点指定:作画エリア62に表示されている、点を要素選択することによって、位置を指定する。

0041

(5)特徴点指定:作画エリア62に表示されている、点以外の要素を要素選択することによって、その要素の特徴となる点をCPU21が抽出し、位置を指定する。

0042

ここで、特徴点が複数存在する場合に、1点を特定する方法には、要素選択した際のマウスポインタ63の位置に最も近い特徴点をCPU21が自動的に抽出する方法、複数存在する特徴点の中からさらに1点を点指定する方法等がある。

0043

図5に、図形データの各要素の特徴点の例を示す。同図において、*印で示した点は、各種の図形の形状を特徴付ける特徴点である。即ち、図5において、各種の図形データを特徴付けする特徴点の具体的な位置は、以下に示す通りである。
線分:両端点中点
・円:中心点、円の中心からXおよびY軸方向に引いた直線と円との交点(4点)、
円弧:中心点、両端点、中点(円弧の距離を二分する円弧上の点)、
楕円:中心点、楕円の短軸および長軸と楕円との交点(4点)、
楕円弧:中心点、両端点、楕円弧の短軸および長軸と楕円弧を含む楕円との交点(4点)、中点(楕円弧の距離を二分する楕円弧上の点)、
線分列:線分列を構成する各線分の両端点、中点、
自由曲線:両端点、曲線制御点、中点(自由曲線の距離を二分する点)。

0044

(6)交点指定:作画エリア62に表示されているところの、線分や円等の線要素を、1個または2個、要素選択することによって、それらの要素の交点をCPU21が算出し、位置を指定する。

0045

ここで、単一の線要素が、それ自体で交点を持つ場合、すなわち、自己交差している場合は、線要素を1個、要素選択するだけでよい。その他の場合は、2個の線要素を指定する(図6参照)。

0046

交点が複数存在する場合に、1点を特定する方法には、先または後に要素選択した際のマウスポインタ63の位置に最も近い交点をCPU21が自動的に抽出する方法、複数存在する交点の中からさらに1点を点指定する方法等がある。

0047

(7)線上点指定:作画エリア62に表示されている、線分、円等の線要素を1個要素選択することによって、そのときのマウスポインタ63の位置に最も近い線要素上の点をCPU21が算出し、位置を指定する。

0048

図7に、円弧を要素選択して、線上指定によって位置を指定した例を示す。図7においては、レ印で示した位置において、線分、円弧の順で要素選択を行ない、*印の位置が交点指定によって指定されたことを示している。レ印の点は、円弧近傍の点、*印の点は、円弧上の点である。

0049

次に、本実施形態で扱う「コマンド」について説明する。本実施形態では、印刷データの作成および編集作業の各単位を「コマンド」と称する。

0050

本実施形態で扱うコマンドには、点、直線、円、曲線等、各要素を作成するコマンド(作図コマンド)や、移動、複写、削除、属性等、各要素の形状や属性等を修正するコマンド(修正コマンド)や、その他、ファイル、プリントトンボバーコード、等にするコマンド等がある。

0051

本実施形態に係る描画装置を利用して、オペレータが印刷データの作成や編集を行なうには、まず、作業単位に合わせた任意のコマンドを1つ選択する。

0052

コマンドの選択には、図4に示す文字入力エリア64で、コマンドの名称をキーボード11から入力する方法や、コマンドの名称があらかじめ設定されているメインパネル61上のボタン65を、ボタン選択する方法等がある。

0053

オペレータによるコマンドの選択が行われると、それまですでに選択されているコマンドがあった場合には、そのコマンドの終了処理が行われている。続いて、新たに選択されたコマンドの初期処理が行なわれ、コマンド内の処理に入る。

0054

コマンドが選択されると、表示装置41上に選択されたコマンド内でのさらに細かい作業単位を選択するための、コマンドメニュー67が表示される。ユーザーは、コマンド目に67の任意のメニュ項目のボタンをボタン選択することによって、各種の編集作業を行なうことができる。ユーザーがどのような操作を行なえばよいかといった指示は、作業の状況に応じて、その都度、ガイダンスエリア68に表示されるので、ユーザーは、この指示に従って、操作を行なえばよい。

0055

データ構造
<印刷データの要素>次に、本実施形態に係る描画装置で作成可能な印刷データを構成するところの、図形データおよび文字データの要素に、どのような種類が存在するのかについて具体的に説明する。

0056

本実施形態に係る描画装置で作成可能な図形データおよび文字データの要素には、大きく分けて、以下の(A)〜(E)の5つの種類がある。

0057

(A)基本図形:点、線分、線分列(開/閉)、円、円弧、楕円、楕円弧、自由曲線(開/閉)、
(B)塗り潰し図形、
(C)その他の図形:トンボ、バーコード、
(D)テキスト
(E)グループ図形シンボルイラスト

0058

ここでいう要素とは、図形データまたは文字データに、印刷データとして必要な属性(印刷属性と呼ぶ)を付加して、実際に印刷データとしてレイアウトされるデータの単位を意味している。また、印刷データとしてレイアウトされた複数の要素をまとめてグループ化すれば、それを1つの要素として扱うこともできる。要素のグループ化の方法については後述する。

0059

次に、上記の(A)〜(E)の5つの要素について詳細に説明する。

0060

まず、(A)の基本図形は、最も基本となる図形データの要素である。この他、線分列によって構成される矩形(各辺がXおよびY軸に平行である長方形)、正多角形等を、基本図形の要素として扱うこともできる。また、自由曲線としては、ベジェ、有利ベジェ、BスプラインエルミートNURBS等の表現形式を扱うことができる。

0061

また、(B)の塗り潰し図形は、(A)の要素(点を除く)を単独で、または、複数を連結させることで、閉領域を形成し、その内部を塗り潰した図形データの要素である。塗り潰しの方法には、次の4種類がある。

0062

(1)フィルエリア:内部を均一に塗り潰す。

0063

(2)ハッチング:一定の傾きと間隔を持った複数の線分で塗り潰す。塗り潰し図形内の特定の点を、ハッチングの基準点として指定することもできる。

0064

(3)メッシュ:円、矩形、正多角形等、一定の形状の図形の繰り返しで塗り潰す。塗り潰し図形内の特定の点を、メッシュの基準点として指定することもできる。

0065

(4)パターン:あらかじめ作成されたビットパターンの繰り返しで塗り潰す。

0066

また、(C)のその他の図形には、トンボ、バーコード等がある。これらの要素は、図形データと、文字データの両方を含んでいる。トンボ、バーコードの各要素の作成方法については、後述する。

0067

また、(D)のテキストは、文字データの要素である。図形データの要素と同様に、印刷データとしてレイアウトすることができるが、印刷属性の種類や、レイアウトの方法は図形データの要素とは異なる。

0068

最後に(E)のグループ図形は、(A)の基本図形、(B)の塗り潰し図形、(C)のその他の図形、(D)のテキストの各要素を、1つ以上任意の数だけ選択して、まとめて1つの要素として扱うためのもので、シンボルとイラストがある。

0069

<印刷データの印刷属性>次に、本実施形態に係る描画装置で作成可能な印刷データである図形データおよび文字データの印刷属性に、どのような種類が存在するのかを、具体的に説明することにする。

0070

作成可能な図形データおよび文字データの印刷属性には、大きく分けて、以下の(a)〜(g)の7つの種類がある。

0071

まず、図形データおよび文字データに共通の印刷属性には、次に示す(a)〜(c)の3つの種類がある。

0072

(a)表示属性:要素を表示するか否か、また、表示する場合に、どのような上下関係で表示するか(表示プライオリティと呼ぶ)を指定する。

0073

(b)選択属性:要素選択が可能であるか否かを指定する。要素選択を不可すると、その要素に対しての操作は行なえなくなる。

0074

(c)色属性:RGBあるいはHLS等のカラーモデル種別、および、カラーコードの値を与えることによって、要素の色を表現する。白と黒義Iの色が表現できないモノクロームの、表示装置41またはレーザプリンタ51等の印刷装置を使用している場合、色属性に応じて、白または黒のどちらかの色に変換されて出力される。

0075

次に、図形データ固有の印刷属性には、次に示す(d)〜(f)の3つの種類がある。

0076

(d)点属性:点要素の場合、点のある位置に記号を表示したり、文字列を表示したりすることができる。

0077

(e)線属性:点以外の基本図形の要素(線要素)の場合、次に示すさまざまな線の属性を表現することができる。

0078

線種:線要素の形状を示し、実線破線、一点鎖線二点鎖線、等がある。

0079

線幅:線要素の法線方向の大きさを示す。あらかじめ定められた、細線中線太線、等の種別を指定したり、実寸で指定したりすることができる。

0080

線幅方向:線幅を考慮しない場合から、法線方向のどちらに線幅分だけオフセットさせるかを示す。

0081

終端形状:線分や円弧等の開図形の終端の形状で、ラウンドフラットスクエア、等がある。

0082

接続形状:線分列や矩形等の図形の角の形状で、マイター、ラウンド、ベベル、等がある。

0083

線ピッチ:線種が実線以外の場合、線が存在する部分と、存在しない部分の長さをそれぞれ実寸、またはパラメータで与えることができる。

0084

(f)塗り潰し属性:塗り潰し図形要素の場合、フィルエリア、ハッチング、メッシュ、パターン、等の内部の塗り潰し方法の種類や、ハッチングやメッシュの場合の必要な詳細データ、パターンの場合の、パターン番号を与える。

0085

最後に、文字データ固有の印刷属性には、次に示す(g)の1種類のみがある。

0086

(g)文字列属性テキスト要素の場合、次に示すさまざまな文字の属性、および文字列全体の属性を表現することができる。
書体:一組の文字のデザインを表し、クーリエ、ヘルベチカ、ゴシック、等がある。
・文字サイズ:文字の大きさを表し、一般には1つの文字が専有する矩形領域はボディ行送り方向の高さと等しい。
・平体率:文字を、文字の行送り方向にどれだけ縮めるかを比率で表す。
長体率:文字を、文字の字送り方向にどれだけ縮めるかを比率で表す。
ベース角:文字の字送り方向がX軸となす角度を表す。
・斜体角:文字の字送り方向に対する、文字の傾斜角度を表す。
字間:同一行の隣接する2文字のボディの間隔を表す。
行間:隣接する2行にある文字のボディの間隔を表す。
・文字列反転:文字列を反転(鏡像)して表示する。

0087

<印刷データのデータ構造>次に、本実施形態における印刷データのデータ構造について説明する。

0088

本実施形態における印刷データは、上述した複数の要素データ、複数の印刷属性データから構成されている。

0089

ここで、各要素データは、基本的に、データ種別コードデータ番号、各要素ごとの必要データ、各要素ごとの必要印刷属性データのデータ番号からなる。

0090

そして、印刷データ内でユニークに付けられたデータ種別コードによって、印刷データ内の各要素データの種別を特定することができる。

0091

また、印刷データ内でユニークに付けられたデータ番号によって、印刷データ内の各要素データを特定することができる。各要素ごとに、必要データ、必要印刷属性の種類は異なるが、データ種別コードによってCPU21はこれらを識別することが可能である。

0092

また、各印刷属性については、各要素データごとに保持するのではなく、各要素データでは、必要な印刷属性データのデータ番号のみを保持するようにしている。これによって、印刷属性データの重複を避け、印刷データの容量を縮小することや、複数の要素データの印刷属性を一度の操作で変更すること等が可能になっている。

0093

まず、図形データおよび文字データの各要素のデータ構造を、以下に具体的に示す。

0094

(A)基本図形:
(1)点
・データ種別コード、
・データ番号、
点座標:c[2]、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・点属性のデータ番号、
(2)線分
・データ種別コード、
・データ番号、
始点座標:s[2]、
終点座標:e[2]、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(3)線分
・データ種別コード、
・データ番号、
通過点数:np、
各通過点座標:pp[2](np個)、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(4)円
・データ種別コード、
・データ番号、
中心座標:c[2]、
半径:r、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(5)円弧
・データ種別コード、
・データ番号、
・始点座標:s[2]、
・終点座標:e[2]、
・中心座標:c[2]、
・回り方向フラグ時計回り反時計回り)、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(6)楕円
・データ種別コード、
・データ番号、
・中心座標:c[2]、
長軸ベクトル:a[2]、
・短軸ベクトル:b[2]、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(7)楕円弧
・データ種別コード、
・データ番号、
・始点座標:s[2]、
・終点座標:e[2]、
・中心座標:c[2]、
・長軸ベクトル:a[2]、
・短軸ベクトル:b[2]、
・回り方向フラグ(時計回り/反時計回り)、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(8)自由曲線(ベジェ曲線の場合)
・データ種別コード、
・データ番号、
・曲線数:nv、
・各曲線の制御点データ(nv個)、
制御点数:nc、
各制御点座標:pc[2](nc個)、
重み係数:w、
・通過点数:np、
・各通過点座標:pp[2](np個)、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・線属性のデータ番号、
(B)塗り潰し図形:
・データ種別コード、
・データ番号、
レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右下点座標:p2[2]、
ループ数:nl、
・各ループ構成要素データ(nl個):
構成要素数:nd、
構成要素データ:点を除く基本図形要素データ(nd個)、
通過基準点座標:pp[2]、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・塗り潰し属性のデータ番号、
・枠の表示属性のデータ番号、
・枠の色属性のデータ番号、
・枠の線属性のデータ番号。

0095

ここで、塗り潰し図形では、印刷属性として、塗り潰し図形の内部の印刷属性の他に、塗り潰し図形の枠の印刷属性を別に持っている。例えば、内部の色属性と、枠の色属性を変えて表示すること等が可能である。

0096

(C)その他の図形:
(1)トンボ、
・データ種別コード、
・データ番号、
・トンボ種別フラグ(トンボ/スケールトンボ)、
・トンボ形状フラグ(トンボの場合は11種類/スケールトンボの場合は3種類)、
・トンボオフセットフラグ(オフセットあり/なし)、
・印刷データ名称(スケールトンボの場合)、
・トンボ長さ(スケールトンボの場合)、
レイアウト基準点座標:pb[2]、
出力倍率:sc、
・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右下点座標:p2[2]、
・構成要素数:nd、
・構成要素データ:トンボの場合は線分、スケールトンボのバーは線分、円、テキストのいずれかの要素データ(nd個)、
(2)バーコード、
・データ種別コード、
・データ番号、
バーコード種フラグ(4種類)、
・コードデータ、
コード表示フラグ(コード表示あり/なし)、
・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種類)、
・レイアウト基準点座標:pb[2]、
レイアウト角度:ang、
・レイアウトスケール:sc、
・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、
・構成要素数:nd、
・構成要素データ:線分、テキストのいずれかの要素データ(nd個)、
(D)テキスト:
(1)基本文字列(テキストを構成する要素)、
・データ種別コード、
・データ番号、
・文字列開始点座標:pt[2]、
・文字列バイト数:nch、
・文字列データ:str(nchバイト)、
・レイアウト角度:ang、
・レイアウトスケール:sc、
・表示属性のデータ番号、
・選択属性のデータ番号、
・色属性のデータ番号、
・文字列属性のデータ番号、
(2)テキスト
・データ種別コード、
・データ番号、
・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種類)、
・レイアウト基準点座標:pb[2]、
・レイアウト基準矩形左下座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右上座標:p2[2]、
・構成要素数:nd、
・構成要素データ:基本文字列の要素データ(nd個)。

0097

ここで、テキスト要素は、複数の基本文字列要素を組み合わせて構成される。これによって、ひとつのテキスト要素の中で、複数の文字列属性を持った文字列を扱うことが可能となる。例えば、ひとつのテキストの途中で文字の書体を変更したり、文字の高さや幅を変更する制御が可能である。

0098

(E)グループ図形:
(1)シンボル
・データ種別コード、
・データ番号、
フォルダー名称
ファイル名称
・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種類)、
・レイアウト基準点座標:pb[2]、
・レイアウト角度:ang、
・レイアウトスケール:sc、
・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、
反転フラグ(反転あり/なし)、
・線幅スケールフラグ(線幅スケールあり/なし)、
・線幅スケール値
(2)イラスト
・データ種別コード、
・データ番号、
・フォルダー名称、
・ファイル名称、
・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種類)、
・レイアウト基準点座標:pb[2]、
・レイアウト角度:ang、
・レイアウトスケール:sc、
・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、
・反転フラグ(反転あり/なし)、
・構成要素数:nd、
・構成要素データ:任意の要素データ(nd個)。

0099

尚、シンボルおよびイラストのデータ構造の特徴、およびシンボルデータファイルおよびイラストデータファイルのファイル構造については後述する。

0100

次に、上述したようなデータ構造を有する要素データに対応する印刷属性データのデータ構造について説明する。

0101

ここで、各印刷属性データは、基本的に、データ種別コード、データ番号、属性設定フラグ、各印刷属性毎の必要データという構成を有する。印刷データ内の各印刷属性データの種別は、印刷データ内でユニークに付けられたデータ種別コードによって特定することができる。

0102

また、印刷データ内でユニークに付けられたデータ番号によって、印刷データ内の各印刷属性データを特定することができる。各印刷属性ごとに必要データは異なるが、データ種別コードによって、CPU21は、これらを識別することが可能である。

0103

また、属性設定フラグとは、その印刷属性データが有効であるか否かを指定するフラグである。属性設定フラグが有効である印刷属性データを指示している要素データでは、該当する印刷属性データに従って要素が表示されている。

0104

一方、属性設定フラグが無効である印刷属性データを指示している要素データでは、該当する印刷属性は設定されていない状態であると見なし、予めROM31や外部記憶装置33に記憶されているデフォルトの印刷属性に従って、要素が表示される。

0105

また、各要素データに階層関係を持たせることが可能なデータ構造とした場合には、上位の(または下位の)要素の印刷属性に従って表示を行なう制御も可能である。

0106

次に、各印刷属性データのデータ構造を具体的に示す。

0107

(a)表示属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
表示フラグ(表示/非表示)、
・表示プライオリティ、
(b)選択属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
・要素選択フラグ(可/不可)、
(c)色属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
・カラーコード識別フラグ(RGB/HLS)、
・カラーコード1、2、3、
(d)点属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
マーカー文字列
(e)線属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
・線種フラグ(実線/破線/一点鎖線/二点鎖線/任意破線/任意一点鎖線/任意二点鎖線)、
・線幅フラグ(細線/中線/太線/極太線/任意線幅)、
・線方向フラグ(中央/内側/外側)、
・終端形状フラグ(ラウンド/フラット/スクエア)、
・接続形状フラグ(マイター/ラウンド/ベベル)、
・線種データ1、2、3、4(線種=任意のとき)、
・線幅データ(線幅=任意のとき)、
(f)塗り潰し属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
・塗り潰し種別フラグ(塗り潰しあり/塗り潰しなし/ハッチング/メッシュ番号/パターン番号等)、
データグループ数:nd、
・塗り潰しデータ1、2、3(nd個)、
(g)文字列属性
・データ種別コード、
・データ番号、
・属性設定フラグ(有効/無効)、
・書体、
・文字サイズ、
・平体率、
・長体率、
・ベース角、
・斜体角、
・字間、
・行間、
・文字列反転フラグ(あり/なし)。

0108

上述した印刷データのデータ構造に基づいて、本実施形態に係る描画装置で作成された印刷データファイルの一例を、図8に示す。

0109

この図8に示された印刷データは、図9に示すような形状の図形を印刷するための印刷データであり、図9に示す印刷データにより表現される図形は、複数種類の基本図形の要素から成り、1個の線分列と2個の円と、これら3要素の外接矩形の左下点および右上点の2点(この2点は非表示で選択不可)から構成される。また、これら1個の線部列と2個の円が、それぞれ同じ表示属性(表示)、選択属性(選択可)、線属性(実線、線幅20mm)を持ち、互いに異なる色属性を持っているものとする。

0110

<グループ図形のデータ構造>次に、上述した印刷データのデータ構造のうち、特にグループ図形であるシンボルとイラストのデータ構造について詳述する。

0111

まず、シンボルのデータ構造について説明する。

0112

本実施形態において、シンボルとは、規格で定められた記号や、ロゴマークのように、繰り返し使用される図形で、図形データの要素(線分や円等)や、文字データの要素(テキスト)を組み合わせて、作成される要素である。

0113

規格が変更される等により、シンボルデータのファイルの内容が更新された場合、本実施形態では、既に印刷データの一部としてレイアウト済みである該当するシンボルを全て更新して、データの同期を維持することができる。即ち、本実施形態に係る描画装置では、シンボルのデータを次に示すようなデータ構造で保持している。

0114

印刷データ内には、シンボルデータファイルの存在場所を特定するための、フォルダー名称およびファイル名称、そして、シンボルをレイアウトするために必要な情報のみを保持する。

0115

また、印刷データをファイルに保存した印刷データファイルとは別個に、シンボルデータファイルを作成する。シンボルデータファイルは、次に示すようなファイル構造となっている。
・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、
・構成要素データ:任意の要素データ(複数)、
・印刷属性データ:必要な印刷属性データ(複数)。

0116

レイアウト基準矩形については後述するが、レイアウト基準矩形を定めておけば、シンボルを印刷データとしてレイアウトする際に必要な位置と大きさの情報を特定することが可能である。例えば、レイアウト基準矩形としては、シンボルの可視部分を囲む最小の矩形(外接矩形と呼ぶ)を指定しておくこと等が可能である。

0117

シンボルデータファイルを作成する際に該当するシンボルの外接矩形のデータをレイアウト基準矩形として登録しておけば、シンボルデータファイルを再度読み込んだ際等に、シンボルの外接矩形を再計算する必要がなくなる。

0118

シンボルの各構成要素データは、レイアウト基準矩形左下点を基準とする相対座標値で表現されている。

0119

また、各印刷属性データについては、印刷データの場合と同様に、各構成要素データを表示する際に必要な印刷属性データを、要素データとは別に保持している。

0120

このように、本実施形態では、変更のあったシンボルを含む印刷データファイルの更新を敢えて行なわなくても、該当する印刷データファイルを外部記憶装置33からRAM32に再度読み込むだけで、印刷データ内のシンボルデータは、最新のシンボルデータファイルの内容に自動的に更新され、データを自動的に同期させることができる。

0121

次に、もう一つのグループ図形であるイラストのデータ構造について説明する。

0122

本実施形態において、イラストとは、テンプレート図形のように繰り返し使用される図形で、これもまたシンボルと同様に図形データの要素(線分や円等)や、文字データの要素(テキスト)を組み合わせて作成される要素である。

0123

イラストは、上述したシンボルの場合とは異なり、一旦印刷データの一部としてレイアウトされた後は、元のイラストデータファイルの内容とは同期を取らずに自由に変更を加えたい場合に使用される。

0124

従って、イラストデータの場合には、上述したシンボルデータの自動更新とは異なり、イラストデータファイルの内容が更新された場合でも、既に印刷データの一部としてレイアウト済みである該当するイラストを更新して同期を維持することはない。

0125

そこで、本実施形態に係る描画装置では、イラストのデータを、次に示すようなデータ構造で保持している。

0126

すなわち、印刷データ内には、イラストデータファイルの存在場所を特定するためのフォルダ名称およびファイル名称、そしてイラストをレイアウトするために必要な情報の他に、イラストデータファイルから読み込んだイラストを実際に構成する各要素データを保持している。

0127

また、印刷データファイルとは別個にイラストデータファイルを作成する。イラストデータファイルは、次に示すようなファイル構造となっている。
・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、
・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、
・構成要素データ:任意の要素データ(複数)、
・印刷属性データ:必要な印刷属性データ(複数)。

0128

この構造は、シンボルデータファイルのファイル構造と同様である。これを印刷データに読み込む際には、指定したレイアウト基準点座標を原点とし、指定したレイアウト角度、レイアウトスケールに従ってイラストデータファイル内の各構成要素データを展開して(座標変換して)、印刷データのイラスト要素データとして、全て保持する点がシンボルとは異なっている。

0129

[網掛け描画処理]次に、上述した描画制御を実現すべく図2に示す描画装置にて実行されれる網掛け描画処理について説明する。

0130

図1は、本実施形態における網掛け描画処理の手順を示すフローチャートであり、CPU21が実行する。

0131

同図において、ステップS1:例えば図18に例示するパネルを介して、オペレータは、所望の網掛けエリアに対する網掛けパターン形状を選択・入力する。ここで、網掛けエリアとは、オペレータが網掛けしようとする所望の領域(フィルエリア)であり、網掛けパターン形状とは、網掛けのパターンを構成する要素の形状である(図11参照)。網掛けパターンの形状としては、例えば、図11に示すように四角正方形)または丸等が考えられる。

0132

ステップS2:例えば図18に例示するパネルを介して、オペレータは網掛け方向角度を入力する。ここで、網掛け方向角度とは、図14のようにパターン形状を描画していく方向の水平方向からの角度である。ラジアン、またはディグリー等で指定。また、網掛け方向角度をなす網掛け線は、網掛けパターン形状を網掛け角度方向にならべたパターンとして捕らえたときの線要素である。

0133

ステップS3:網掛けパターンの密度を設定するに際して、濃度・線密度で指定するか、直径・ピッチで指定するかを選択させる。即ち、例えば図19に例示するパネルを介して、網掛けパターンの発生密度を濃度・線密度で入力するか、図18のように直径・ピッチで指定するかを、入力操作に応じて切り替える。

0134

ここで、網掛け濃度は、所定の単位面積に占める網掛け要素形状面積の割合であり、ピッチとは、網掛けパターンを構成する要素の中心間距離である(図13図15図16参照)。

0135

ステップS4:ステップS3にて濃度・線密度による指定が行われたときにはステップS5に進み、直径・ピッチによる指定が行われたときにはステップS6に進む。

0136

ステップS5:濃度・線密度指定の場合、直径・ピッチに変換する。ここで、網掛け線密度・網掛け本数は、網掛け角度に垂直な単位長さあたりの網掛け線数である(図17参照)。より具体的には、濃度・線密度で指定された場合、以下のように幅(網掛けパターンを構成する要素の外接する矩形の幅)・ピッチに換算する。

0137

(a)網掛けパターン形状が四角(正方形)のとき(図20参照)
記号を以下のように定義する。

0138

d:黒濃度
l:単位長さ(インチ等)あたりの本数、
w:辺の長さ(mm)、
P:ピッチ(mm)、
A:単位長さ→mmへの換算率
単位長さがインチの場合mm/inch、以下、単位長さをinchと仮定、濃度は、
d=(w/P)2 ・・・(1)
単位長さあたりl個あるから
1/P=l
∴P=1/l(inch)=A/l(mm) ・・・(2)
(1)式より
w/P=√(d)よって、w=P√(d) ・・・(3)
(b)網掛けパターン形状が丸のとき(図21参照)
記号を以下のように定義
d,l,p:四角のときと同様
w:円の直径
図21の全体に斜線部の占める割合は、
w/(P−w+w)=w/P ・・・(4)
図の囲ってある矩形に着目すると、斜線部における円の占める割合は、
π(w/2)2/(PW) ・・・(5)
(4)、(5)式より、
d=w/P×π(w/2)2/(Pw)=π/4×(w/P)2 ・・・・
・(6)
パターンが四角のときと同様、
P=A/l ・・・・・・(7)
(6)式より、
w/P=√(4d/π)=2√(1/π)・√(d)
w=2P√(F1/πd) ・・・・(8)
ステップS6,ステップS7:通過点(網掛けパターンを構成する一要素の中心が通過する点(中心位置):図12参照)の指定の有無を入力すると共に、網掛けパターンを発生させるフィルエリアの境界情報に従って、クリッピングエリア図12(a)または図12(b)に例示する実線の枠)を設定する。

0139

ステップS8:網掛けパターンを発生させるフィルエリアを囲む描画領域を設定する。実際には、フィルエリアの外接矩形を含み、網掛け方向とそれに垂直な方向を辺の方向とする最小矩形図12(c)に例示する実線の枠)を描画領域として設定する。ここで、矩形情報算出手順は以下の通りである。

0140

まず、記号を以下のように定義する。
・Pl(xl,yl):フィルエリアの外接矩形左下点、
・Pr(xr,yr):フィルエリアの外接矩形右上点、
・θ:網掛け角度(網掛けパターンを構成する要素を並べていく方向の水平線からの角度)、
・P:網掛けピッチ、
・W:辺長(パターン==“四角”) or 直径(パターン==“丸”)、
・V(cosθ,sinθ):網掛け方向単位ベクトル
また、網掛け角度θにより以下のように設定する。

0141

(a)0≦θ≦90°のとき(図22参照)
図22のような矩形を描画エリアとして指定する。ここで、図22において、
P1=Ps+{(Pl−Ps)・(−V)}(−V)
=Ps+{(Pl−Ps)・V}V
P2=Ps+{(Pr−Ps)・V}V
P3=Pe+{(Pl−Pe)・(−V)}(−V)
=Pe+{(Pl−Pe)・V}V
P4=Pe+{(Pr−Pe)・V}V
L=|P3−P1|=|(Pe−Ps)+{(Ps−Pe)・V}V|
Pe−Ps=Xとおくと、|V|=1より、
L2=|X−(X・V)V|2
=|X|2−2(X・V)2+(X・V)2
=|X|2−(X・V)2
である。

0142

(b)90°<θ≦180°のとき(図23参照)
図23のように矩形を描画エリアとして指定する。ここで、図23において、
P1=Pl+{(Pe−Pl)・V}V
P2=Pl+{(Ps−Pl)・V}V
P3=Pr+{(Pe−Pr)・V}V
P4=Pr+{(Ps−Pr)・V}V
L=|P3−P1|=|(Pr−Pl)+{(Pl−Pr)・V}V|
Pr−Pl=Yとおくと、|V|=1より、
L2=|Y|2−(Y・V)2
である。

0143

ここで、網掛け方向と同じ方向を持つ(a)0≦θ≦90°の場合のP1P2、並びに、(b)90°<θ≦180°の場合のP4P3を、網掛け描画基準線(以下略して描画基準線)と呼ぶ。

0144

後述するように、本実施形態における実際の描画は、この網掛け描画基準線に沿ってパターン形状を描画していく。

0145

ステップS9〜ステップS11:通過点があるかを判断し(ステップS9)、通過点があるときには通過点を入力し(ステップS10)、通過点がないときにはステップS12に進む。

0146

ステップS11:ステップS10にて通過点が指定されたとき、その通過点を、あるパターン形状の中心が通るように、網掛け描画基準線を変更することによって、描画エリアを以下のように補正する(図24参照)。

0147

まず、記号を以下のように定義する。
・θ:網掛けパターン角度(0≦θ≦180°)、
・u:基準線方向ベクトル(cosθ,sinθ)、
・v:基準線方向ベクトル(−sinθ,cosθ)、
・P1:描画基準線開始点
・P2:描画基準線終了点
・Pp:通過指定点、
・du:u方向補正ベクトル、
・dv:v方向補正ベクトル、
・P1’:P1補正点
・P2’:P2補正点、
・Pp’:PpからP1P2におろした垂線の足、
・P:網掛けピッチ、
・X=Pp−P1 ・・・・・・・(9)
とおく。

0148

まず、u方向の補正量duを求める。

0149

fmu=mod((X・u)/P) ・・・・(10)
とおくと、P1から描画基準線に沿ってPの整数倍の距離上にある点で、Pp’を超えない最大の点PmとPp’の距離となる。よってP1を描画エリアの外方向のP−fmuだけずらせば、Pp’はP1からピッチの整数倍の距離上の点となる。従って、
du=(fmu−P)u ・・・・(11)
同様に、
fmv=mod((X・v)/P) ・・・・(12)
dv=(fmv−P)v ・・・・(13)
よって、P1’=P1+du+dv ・・・・(14)
P2は描画基準線方向には補正する必要はないので、
P2’=P2+dv ・・・・(15)
ステップS12:上記の如く求めた描画基準線を基線にして、描画基準線の垂直方向にピッチの距離分offsetしながら、その線上に網掛けパターン形状を描画していく(図25参照)。

0150

offsetの回数は、ステップS8で求めたLを使って、
n=(L+W/2)/P+1
で求めることができる。ここで、W/2の補正項をつけたのは、境界形状のすぐ外側を中心に描画されるパターン形状の一部が境界の中側にかかる可能性があるからである。

0151

実際の各描画基準線方向の網掛け形状発生パターンは、表示装置および、印刷装置の印刷属性処理機能を利用して、
(a)パターンが四角のとき(図26参照)
線幅W、終端形状がFLATの[W_P−W]のダッシュパターンの線を書く。
(b)パターンが円のとき(図27参照)
線幅W、終端形状がRoundの線を[eps_P]のダッシュパターンで描画する。ここで、epsは、高精度の解像度を持つ印刷装置でも表示できない微小値である。

0152

上述した本実施形態によれば、所望の網掛けパターンを設定できると共に、操作に応じた印刷イメージを得ることができる。

0153

また、通過点を指定するための描画エリアの補正処理において、描画エリアの基準点の位置を少しずらすだけですむので、パターン形状を発生させてからそのパターン形状が通過点を通るように補正する従来の方法と比較してパターン形状を迅速に発生させることができる。

0154

尚、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。

0155

さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。

発明の効果

0156

以上説明したように、本発明によれば、所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由度に優れる描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供が実現する。

図面の簡単な説明

0157

図1網掛け描画処理の手順を説明するフローチャートである。
図2本発明の一実施形態の描画装置のハードウエア構成を示すブロック図である。
図3WYSIWYGの機能を説明する図である。
図4本実施形態に係る網掛け描画処理プログラムの実行時に、表示装置41に表示されるメインパネル61を例示する図である。
図5各要素の特徴点を示す図である。
図6交点指定による位置の指定の例を示す図である。
図7線上点指定による位置の指定の例を示す図である。
図8印刷データファイルの例を示す図である。
図9シンボルの例を示す図である。
図10網掛けの例を示す図である。
図11網掛けの例および網掛けパターン形状を説明する図である。
図12通過点を説明する図である。
図13ピッチ・直径を説明する図である。
図14網掛け角度を説明する図である。
図15網掛け濃度を説明する図である。
図16網掛け濃度を説明する図である。
図17網掛け線密度を説明する図である。
図18直径・ピッチ・網掛け角度・網掛けパターン形状・通過点のON/OFF入力パネルを示す図である。
図19網掛け線密度・網掛け濃度・網掛け角度・網掛けパターン形状・通過点のON/OFFの入力パネルを示す図である。
図20網掛けパターン形状が四角の場合の網掛け線密度・網掛け濃度の指定から網掛けピッチ・網掛け直径への変換方式を説明する図である。
図21網掛けパターン形状が円の場合の網掛け線密度・網掛け濃度の指定から網掛けピッチ・網掛け直径への変換方式を説明する図である。
図22網掛け角度が0≦θ≦90°の場合の描画エリアの設定方式を説明する図である。
図23網掛け角度が90°≦θ≦180°の場合の描画エリアの設定方式を説明する図である。
図24通過点指定の場合の網掛け描画エリアの補正方式を説明する図である。
図25網掛け描画処理におけるオフセット処理を説明する図である。
図26網掛けパターン形状が四角の場合の印刷属性機能を利用した網掛け描画処理を説明する図である。
図27網掛けパターン形状が円の場合の印刷属性機能を利用した網掛け描画処理を説明する図である。

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