図面 (/)

技術 シート巻き取り装置の補助ガイド

出願人 ローランドディー.ジー.株式会社
発明者 岩瀬文良鈴木昭洋
出願日 2000年7月24日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 2000-221737
公開日 2002年2月6日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2002-037493
状態 特許登録済
技術分野 ウエブの整合,緊張,案内,ローラ
主要キーワード 略円柱状体 後方シャフト シート巻き取り装置 前方ガイド 後方ガイド 側方部材 方向参照 左ガイド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年2月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

シート巻き取り装置におけるシート巻き取り誤差を抑制して、シート巻き取り装置に巻き取られたシートが歪んでしわになることおよび斜行して真っ直ぐに巻き取れないことを防止する。

解決手段

シートの搬送方向と直交する方向に延長して配設される回転手段を有するシート巻き取り装置であって、重力に従って上方から下方へ向かって送り出されるシートを折り返して上記回転手段に巻き取るシート巻き取り装置の補助ガイドにおいて、シートの搬送方向と直交する方向においてシートの幅と略一致する間隔を有して配設され、シートの折り返し部分のエッジが当接する一対のガイドと、上記一対のガイドの間を架橋するようにしてシートの搬送方向と直交する方向に延長して配設され、シートの折り返し部分の内側に位置するとともに該折り返し部分の内側の面が当接可能な一対のシャフトとを有する。

概要

背景

従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によってロールシートをシートの長手方向(なお、本明細書のおいては、当該シートの長手方向を、「副走査方向」と適宜称することとする。)で送り出して供給し、当該シート上にシートの幅方向(なお、本明細書のおいては、当該シートの幅方向を、「主走査方向」と適宜称することとする。)で移動するインクヘッドによってインク・ジェット方式により所定の印刷を行い、当該所定の印刷が行われた部分のシートを給紙装置によって送り出し、送り出したシートをシート巻き取り装置によって巻き取るようにしたインク・ジェットプリンタが知られている。

図1(a)には、上記したようなインク・ジェット・プリンタの概略構成説明図(正面図)が示されており、図1(b)には、図1(a)におけるA矢視図(右側面図)が示されている。

このインク・ジェット・プリンタ100は、左右一対側方部材112L、112Rと、側方部材112L、112Rの下方側において側方部材112L、112Rを連結するようにして主走査方向(図1(a)参照)に延長して配設された支持部材114と、側方部材112L、112Rの上端部に固定的に配設された本体部116と、本体部116の後方側において主走査方向に延長して配設された給紙装置118と、側方部材112L、112Rの高さ方向における略中央部位において側方部材112L、112Rを連結するようにして主走査方向に延長して配設されたシート巻き取り装置120とを有して構成されている。

なお、こうしたインク・ジェット・プリンタ100の全体の動作は、マイクロ・コンピューター(図示せず)によって制御されている。

ここで、給紙装置118は、ロール・シートの送り出し部分(以下、単に「シート」と称する。)200を副走査方向(図1(b)参照)で送り出して供給するものである。給紙装置118によって供給されるシート200の送り出し方向は、副走査方向におけるインク・ジェット・プリンタ100の後方側から前方側に向かう方向(図1矢印B方向参照)となされている。

本体部116は、主走査方向に移動するインク・ヘッド(図示せず)を備え、当該インク・ヘッドをシート200と対向した状態で主走査方向に移動させて、インク・ジェット方式による所定の印刷をシート200に行うものである。

一方、シート巻き取り装置120は、主走査方向に延長するとともに回転自在に軸支された回転部材120aを備えるものであり、当該回転部材120aが駆動装置(図示せず)によって回転されて、当該回転部材120aにシート200を巻き取ることになるものである。

なお、巻き取り装置120の回転部材120aの回転の制御は、例えば、本体部116において所定の印刷が行われたシート200の送り出し量をセンサー(図示せず)により検出するようにして、当該センサーによって所定の印刷が行われたシート200が所定の量だけ送り出されたことが検出されると、当該検出結果に応じて巻き取り装置の駆動装置(図示せず)の駆動を制御し、これにより行なうようになされている。

以上の構成において、このインク・ジェット・プリンタ100を用いてシート200上に印刷を行う場合には、給紙装置118によってロール・シートのシート200を副走査方向で送り出して供給する。当該供給されたシート200は副走査方向におけるインク・ジェット・プリンタ100の後方側から前方側に向かう方向(図1(b)矢印B方向参照)で移動して本体部116に至り、本体部116においてインク・ヘッドがシート200に対向した状態で主走査方向に移動して、シート200上に所定の印刷が行なわれる。

そして、本体部116における所定の印刷と、給紙装置118によるシート200の送り出しによる供給とが繰り返されると、本体部116において所定の印刷が行なわれたシート200は、重力に従ってインク・ジェット・プリンタ100の上方側から下方側に向かう方向(図1(b)矢印C方向参照)で下垂するようになる。

このようにしてインク・ジェット・プリンタ100の本体部116から下垂する所定の印刷が行なわれたシート200が所定の量に至ると、シート巻き取り装置120の回転部材120aが駆動装置(図示せず)によって回転され、シート200がインク・ジェット・プリンタ100の下方側から上方側に向かう方向(図1(b)矢印D方向参照)で移動して回転部材120aに巻き取られる。

なお、本明細書のおいては、当該シート200の重力に従ってインク・ジェット・プリンタ100の上方側から下方側に向かう方向(図1(b)矢印C方向参照)で本体部116から下垂し、下方側から上方側に向かう方向(図1(b)矢印D方向参照)でシート巻き取り装置120に巻き取られる部分を、「シート200の折り返し部200b」と適宜称することとする。

しかしながら、従来のインク・ジェット・プリンタ100においては、シート巻き取り装置120の回転部材120aにシート200を大量に巻き取る際には、その巻き取り誤差の累積によりシート200が主走査方向において左右に斜行してしまい、回転部材120aに巻き取られたシート200のエッジ200aの位置が斜めにずれることとなっていた。

そして、シート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りがさらに継続されると、こうしたシート200のエッジ200aの位置のずれなどの巻き取りの誤差がさらに累積して、回転部材120aに巻き取られたシート200が歪んでしわになってしまうという問題点があった。

また、斜めにずれたシート200のエッジ200aが固定系の側方部材112L、112Rと接触して、回転部材120aの回転が制御され、シート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りが停止されてしまうという問題点があった。

さらに、シート巻き取り装置120におけるシート200の巻き取りの誤差が累積して大きくなり、回転部材120aに巻き取られたシート200が大きく歪むようになると、このシート巻き取り装置120におけるシート200の歪みが本体部116におけるインク・ヘッドの近傍の領域にまで波及し、本体部116においてシート200が浮き上がるなどしてインク・ヘッドとシート200との間隔が一定に保たれず、印刷の品質劣化を招く恐れがあるという問題点があった。

ここで、上記した従来のインク・ジェット・プリンタ100の他に、図2に示すようなダンサーローラー122を有するインク・ジェット・プリンタ102も知られている。

このインク・ジェット・プリンタ102は、上記した従来のインク・ジェット・プリンタ100(図1(a)(b)参照)に、さらに、シート巻き取り装置120の下方側の位置において、主走査方向に延長するダンサー・ローラー122を配設するようにしたものである。

即ち、インク・ジェット・プリンタ102は、ダンサー・ローラー122をシート200の折り返し部200bの内側に位置するようしてシート200を配設し、当該ダンサー・ローラー122とシート200の折り返し部200bとを当接させることにより、シート200の折り返し部200bに張りを持たせている。

しかしながら、こうしたインク・ジェット・プリンタ102を用い、シート200の折り返し部200bに張りを持たせた状態でシート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りを行なっても、上記したインク・ジェット・プリンタ100と同様な問題点、即ち、シート巻き取り装置120におけるシート200の巻き取りの誤差による問題点、具体的には、回転部材120aに巻き取られたシート200が歪んでしわになるという問題点や、シート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りが停止してしまうという問題点、あるいは、印刷の品質の劣化を招く恐れがあるという問題点を完全に解決することはできなかった。

概要

シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、シート巻き取り装置に巻き取られたシートが歪んでしわになることおよび斜行して真っ直ぐに巻き取れないことを防止する。

シートの搬送方向と直交する方向に延長して配設される回転手段を有するシート巻き取り装置であって、重力に従って上方から下方へ向かって送り出されるシートを折り返して上記回転手段に巻き取るシート巻き取り装置の補助ガイドにおいて、シートの搬送方向と直交する方向においてシートの幅と略一致する間隔を有して配設され、シートの折り返し部分のエッジが当接する一対のガイドと、上記一対のガイドの間を架橋するようにしてシートの搬送方向と直交する方向に延長して配設され、シートの折り返し部分の内側に位置するとともに該折り返し部分の内側の面が当接可能な一対のシャフトとを有する。

目的

本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、シート巻き取り装置に巻き取られたシートが歪んでしわになることおよび斜行して真っ直ぐに巻き取れないことを防止できるようにしたシート巻き取り装置の補助ガイドを提供しようとするものである。

また、本発明の目的とするところは、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差が累積して、シート巻き取り装置によるシートの巻き取りが停止することを回避できるようにしたシート巻き取り装置の補助ガイドを提供しようとするものである。

さらに、本発明の目的とするところは、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、良好な印刷結果を得ることができるようにしたシート巻き取り装置の補助ガイドを提供しようとするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

シートの搬送方向と直交する方向に延長して配設される回転手段を有するシート巻き取り装置であって、重力に従って上方から下方へ向かって送り出されるシートを折り返して前記回転手段に巻き取るシート巻き取り装置の補助ガイドにおいて、シートの搬送方向と直交する方向においてシートの幅と略一致する間隔を有して配設され、シートの折り返し部分のエッジが当接する一対のガイドと、前記一対のガイドの間を架橋するようにしてシートの搬送方向と直交する方向に延長して配設され、シートの折り返し部分の内側に位置するとともに該折り返し部分の内側の面が当接可能な一対のシャフトとを有するシート巻き取り装置の補助ガイド。

請求項2

請求項1に記載のシート巻き取り装置の補助ガイドにおいて、前記一対のガイドは、シートの左側のエッジに当接する平面部と、該平面の上方端部からシートの左側のエッジから遠ざかる斜め方向に延設された斜面部と、前記斜面部の上端部に形成された前記一対のシャフトが位置する一対の凹部とを有する左ガイドと、シートの右側のエッジに当接する平面部と、該平面の上方端部からシートの右側のエッジから遠ざかる斜め方向に延設された斜面部と、前記斜面部の上端部に形成された前記一対のシャフトが位置する一対の凹部とを有する右ガイドとであるシート巻き取り装置の補助ガイド。

請求項3

請求項2に記載のシート巻き取り装置の補助ガイドにおいて、前記左ガイドの凹部は、前記一対のシャフトの一方が位置する前方凹部と、前記一対のシャフトの他方が位置する後方凹部とであり、前記前方凹部の上方開口部と前記後方凹部の上方開口部との間隔の方が、前記前方凹部の底部と前記後方凹部の底部との間隔よりも拡開しているものであり、前記右ガイドの凹部は、前記一対のシャフトの一方が位置する前方凹部と、前記一対のシャフトの他方が位置する後方凹部とであり、前記前方凹部の上方開口部と前記後方凹部の上方開口部との間隔の方が、前記前方凹部の底部と前記後方凹部の底部との間隔よりも拡開しているものであるシート巻き取り装置の補助ガイド。

技術分野

0001

本発明は、シート巻き取り装置補助ガイドに関し、さらに詳細には、インクジェットプリンタなどのように、ロール状に巻回されたシート(ロール・シート)を順次送り出しながら印刷する印刷装置に用いて好適なシート巻き取り装置の補助ガイドに関する。

0002

なお、本明細書において「シート」とは、普通紙などの紙類は勿論のこと、OHPシートあるいはPVCシートなどのような各種の厚さの薄い媒体メディア)や厚さの厚い媒体をも含むものとする。

背景技術

0003

従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、給紙装置によってロール・シートをシートの長手方向(なお、本明細書のおいては、当該シートの長手方向を、「副走査方向」と適宜称することとする。)で送り出して供給し、当該シート上にシートの幅方向(なお、本明細書のおいては、当該シートの幅方向を、「主走査方向」と適宜称することとする。)で移動するインク・ヘッドによってインク・ジェット方式により所定の印刷を行い、当該所定の印刷が行われた部分のシートを給紙装置によって送り出し、送り出したシートをシート巻き取り装置によって巻き取るようにしたインク・ジェット・プリンタが知られている。

0004

図1(a)には、上記したようなインク・ジェット・プリンタの概略構成説明図(正面図)が示されており、図1(b)には、図1(a)におけるA矢視図(右側面図)が示されている。

0005

このインク・ジェット・プリンタ100は、左右一対側方部材112L、112Rと、側方部材112L、112Rの下方側において側方部材112L、112Rを連結するようにして主走査方向(図1(a)参照)に延長して配設された支持部材114と、側方部材112L、112Rの上端部に固定的に配設された本体部116と、本体部116の後方側において主走査方向に延長して配設された給紙装置118と、側方部材112L、112Rの高さ方向における略中央部位において側方部材112L、112Rを連結するようにして主走査方向に延長して配設されたシート巻き取り装置120とを有して構成されている。

0006

なお、こうしたインク・ジェット・プリンタ100の全体の動作は、マイクロ・コンピューター(図示せず)によって制御されている。

0007

ここで、給紙装置118は、ロール・シートの送り出し部分(以下、単に「シート」と称する。)200を副走査方向(図1(b)参照)で送り出して供給するものである。給紙装置118によって供給されるシート200の送り出し方向は、副走査方向におけるインク・ジェット・プリンタ100の後方側から前方側に向かう方向(図1矢印B方向参照)となされている。

0008

本体部116は、主走査方向に移動するインク・ヘッド(図示せず)を備え、当該インク・ヘッドをシート200と対向した状態で主走査方向に移動させて、インク・ジェット方式による所定の印刷をシート200に行うものである。

0009

一方、シート巻き取り装置120は、主走査方向に延長するとともに回転自在に軸支された回転部材120aを備えるものであり、当該回転部材120aが駆動装置(図示せず)によって回転されて、当該回転部材120aにシート200を巻き取ることになるものである。

0010

なお、巻き取り装置120の回転部材120aの回転の制御は、例えば、本体部116において所定の印刷が行われたシート200の送り出し量をセンサー(図示せず)により検出するようにして、当該センサーによって所定の印刷が行われたシート200が所定の量だけ送り出されたことが検出されると、当該検出結果に応じて巻き取り装置の駆動装置(図示せず)の駆動を制御し、これにより行なうようになされている。

0011

以上の構成において、このインク・ジェット・プリンタ100を用いてシート200上に印刷を行う場合には、給紙装置118によってロール・シートのシート200を副走査方向で送り出して供給する。当該供給されたシート200は副走査方向におけるインク・ジェット・プリンタ100の後方側から前方側に向かう方向(図1(b)矢印B方向参照)で移動して本体部116に至り、本体部116においてインク・ヘッドがシート200に対向した状態で主走査方向に移動して、シート200上に所定の印刷が行なわれる。

0012

そして、本体部116における所定の印刷と、給紙装置118によるシート200の送り出しによる供給とが繰り返されると、本体部116において所定の印刷が行なわれたシート200は、重力に従ってインク・ジェット・プリンタ100の上方側から下方側に向かう方向(図1(b)矢印C方向参照)で下垂するようになる。

0013

このようにしてインク・ジェット・プリンタ100の本体部116から下垂する所定の印刷が行なわれたシート200が所定の量に至ると、シート巻き取り装置120の回転部材120aが駆動装置(図示せず)によって回転され、シート200がインク・ジェット・プリンタ100の下方側から上方側に向かう方向(図1(b)矢印D方向参照)で移動して回転部材120aに巻き取られる。

0014

なお、本明細書のおいては、当該シート200の重力に従ってインク・ジェット・プリンタ100の上方側から下方側に向かう方向(図1(b)矢印C方向参照)で本体部116から下垂し、下方側から上方側に向かう方向(図1(b)矢印D方向参照)でシート巻き取り装置120に巻き取られる部分を、「シート200の折り返し部200b」と適宜称することとする。

0015

しかしながら、従来のインク・ジェット・プリンタ100においては、シート巻き取り装置120の回転部材120aにシート200を大量に巻き取る際には、その巻き取り誤差の累積によりシート200が主走査方向において左右に斜行してしまい、回転部材120aに巻き取られたシート200のエッジ200aの位置が斜めにずれることとなっていた。

0016

そして、シート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りがさらに継続されると、こうしたシート200のエッジ200aの位置のずれなどの巻き取りの誤差がさらに累積して、回転部材120aに巻き取られたシート200が歪んでしわになってしまうという問題点があった。

0017

また、斜めにずれたシート200のエッジ200aが固定系の側方部材112L、112Rと接触して、回転部材120aの回転が制御され、シート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りが停止されてしまうという問題点があった。

0018

さらに、シート巻き取り装置120におけるシート200の巻き取りの誤差が累積して大きくなり、回転部材120aに巻き取られたシート200が大きく歪むようになると、このシート巻き取り装置120におけるシート200の歪みが本体部116におけるインク・ヘッドの近傍の領域にまで波及し、本体部116においてシート200が浮き上がるなどしてインク・ヘッドとシート200との間隔が一定に保たれず、印刷の品質劣化を招く恐れがあるという問題点があった。

0019

ここで、上記した従来のインク・ジェット・プリンタ100の他に、図2に示すようなダンサーローラー122を有するインク・ジェット・プリンタ102も知られている。

0020

このインク・ジェット・プリンタ102は、上記した従来のインク・ジェット・プリンタ100(図1(a)(b)参照)に、さらに、シート巻き取り装置120の下方側の位置において、主走査方向に延長するダンサー・ローラー122を配設するようにしたものである。

0021

即ち、インク・ジェット・プリンタ102は、ダンサー・ローラー122をシート200の折り返し部200bの内側に位置するようしてシート200を配設し、当該ダンサー・ローラー122とシート200の折り返し部200bとを当接させることにより、シート200の折り返し部200bに張りを持たせている。

0022

しかしながら、こうしたインク・ジェット・プリンタ102を用い、シート200の折り返し部200bに張りを持たせた状態でシート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りを行なっても、上記したインク・ジェット・プリンタ100と同様な問題点、即ち、シート巻き取り装置120におけるシート200の巻き取りの誤差による問題点、具体的には、回転部材120aに巻き取られたシート200が歪んでしわになるという問題点や、シート巻き取り装置120によるシート200の巻き取りが停止してしまうという問題点、あるいは、印刷の品質の劣化を招く恐れがあるという問題点を完全に解決することはできなかった。

発明が解決しようとする課題

0023

本発明は、上記したような従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、シート巻き取り装置に巻き取られたシートが歪んでしわになることおよび斜行して真っ直ぐに巻き取れないことを防止できるようにしたシート巻き取り装置の補助ガイドを提供しようとするものである。

0024

また、本発明の目的とするところは、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差が累積して、シート巻き取り装置によるシートの巻き取りが停止することを回避できるようにしたシート巻き取り装置の補助ガイドを提供しようとするものである。

0025

さらに、本発明の目的とするところは、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、良好な印刷結果を得ることができるようにしたシート巻き取り装置の補助ガイドを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0026

上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、シートの搬送方向と直交する方向に延長して配設される回転手段を有するシート巻き取り装置であって、重力に従って上方から下方へ向かって送り出されるシートを折り返して上記回転手段に巻き取るシート巻き取り装置の補助ガイドにおいて、シートの搬送方向と直交する方向においてシートの幅と略一致する間隔を有して配設され、シートの折り返し部分のエッジが当接する一対のガイドと、上記一対のガイドの間を架橋するようにしてシートの搬送方向と直交する方向に延長して配設され、シートの折り返し部分の内側に位置するとともに当該折り返し部分の内側の面が当接可能な一対のシャフトとを有するようにしたものである。

0027

従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、シート巻き取り装置の回転手段によって巻き取られるシートの折り返し部のエッジが一対のガイドに当接するとともに、折り返し部のシートの内側が一対のシャフトに当接するので、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差が抑制され、シート巻き取り装置に巻き取られたシートが歪んでしわになることを防止できるとともに、シート巻き取り装置によるシートの巻き取りが停止することを回避できるようになり、また、良好な印刷結果を得ることができる。

0028

また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記一対のガイドは、シートの左側のエッジに当接する平面部と、当該平面の上方端部からシートの左側のエッジから遠ざかる斜め方向に延設された斜面部と、上記斜面部の上端部に形成された上記一対のシャフトが位置する一対の凹部とを有する左ガイドと、シートの右側のエッジに当接する平面部と、当該平面の上方端部からシートの右側のエッジから遠ざかる斜め方向に延設された斜面部と、上記斜面部の上端部に形成された上記一対のシャフトが位置する一対の凹部とを有する右ガイドとであるようにしたものである。

0029

従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、左ガイドの斜面部と右ガイドの斜面部との間の距離は、左ガイドの平面部と右ガイドの平面部との間の距離、即ち、シートの幅と略一致する長さに比べて広くなっているものであり、シートは左ガイドの斜面部と右ガイドの斜面部との間を通って、容易に左ガイドの平面部と右ガイドの平面部との間に誘導されて、シートの折り返し部のエッジが左ガイドならびに右ガイドに当接するようになる。

0030

また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記左ガイドの凹部は、上記一対のシャフトの一方が位置する前方凹部と、上記一対のシャフトの他方が位置する後方凹部とであり、上記前方凹部の上方開口部と上記後方凹部の上方開口部との間隔の方が、上記前方凹部の底部と上記後方凹部の底部との間隔よりも拡開しているものであり、上記右ガイドの凹部は、上記一対のシャフトの一方が位置する前方凹部と、上記一対のシャフトの他方が位置する後方凹部とであり、上記前方凹部の上方開口部と上記後方凹部の上方開口部との間隔の方が、上記前方凹部の底部と上記後方凹部の底部との間隔よりも拡開しているようにしたものである。

0031

従って、本発明のうち請求項3に記載の発明によれば、シートの厚みが厚く一対のシャフトそれぞれに当該シャフトを上方に持ち上げるような力がかかるような場合においても、左ガイド、右ガイドそれぞれにおいて、前方凹部の上方開口部と後方凹部の上方開口部との間隔の方が、前方凹部の底部と後方凹部の底部との間隔よりも拡開しているので、一対のシャフトがそれぞれ前方凹部あるいは後方凹部から容易に外れることがないようにできる。

発明を実施するための最良の形態

0032

以下、添付の図面に基づいて、本発明によるシート巻き取り装置の補助ガイドの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。

0033

図3には、本発明によるシート巻き取り装置の補助ガイドを備えたインク・ジェット・プリンタの実施の形態の一例の概略構成説明図(正面図)が示されおり、図4には、図3におけるE矢視図(側面図)が示されている。

0034

なお、図3乃至図8において、図1乃至図2と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図2において用いた符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は適宜に省略する。

0035

このインク・ジェット・プリンタ10は、左右一対の側方部材12L、12Rと、側方部材12L、12Rの下方側において側方部材12L、12Rを連結するようにして主走査方向(図3参照)に延長して配設された支持部材14と、側方部材12L、12Rの上端部に固定的に配設された本体部16と、本体部16の後方側において主走査方向に延長して配設された給紙装置18と、側方部材12L、12Rの高さ方向において略中央部位において側方部材12L、12Rを連結するようにして主走査方向に延長して配設されたシート巻き取り装置20と、支持部材14の左端部側に配設された左ガイド30と、支持部材14の右端部側に配設された右ガイド32と、左ガイド30と右ガイド32との間を架橋するようにして主走査方向に延長して配設された前方シャフト34および後方シャフト36と、左ガイド30と右ガイド32との間に位置するようにして支持部材14に配設された光センサー40と、側方部材12Rの副走査方向(図4参照)に延長された下方部位前方端部12Raに配設された反射板ミラー42とを有して構成されている。

0036

なお、こうしたインク・ジェット・プリンタ10の全体の動作は、マイクロ・コンピューター(図示せず)によって制御されている。

0037

ここで、図5には、左ガイド30を中心に示した概略構成斜視図が示されており、図6には、右ガイド32を中心に示した概略構成斜視図が示されており、図7には、図3における要部斜視図がインク・ジェット・プリンタ10にシート200が配設されていない状態で示されている。

0038

まず、左ガイド30と右ガイド32との間を架橋するようにして主走査方向に延長して配設される前方シャフト34と後方シャフト36とはともに、略円柱状体である。

0039

そして、左ガイド30(図5参照)と右ガイド32(図6参照)とはともに、略矩形形状板状体であり、平面部30a、32aと、平面部30a、32aの端部から延設されるとともに平面部30a、32aと所定の角度をなして傾斜する斜面部30b、32bと、斜面部30b、32bの端部に形成された前方凹部30c、32cならびに後方凹部30d、32dとを有するものである。

0040

前方凹部30c、32cと後方凹部30d、32dとは、左ガイド30、右ガイド32ぞれぞれの中心線O−Oを中心として左右対称の形状を有するものであり、上方開口部30g、32g、30h、32hの位置よりも底部30e、32e、30f、32fの位置が中心線O−Oに近づくようにして形成されているものである。

0041

即ち、前方凹部30c、32cの上方開口部30g、32gと後方凹部30d、32dの上方開口部30h、32hとの間隔の方が、前方凹部30c、32cの底部30e、32eと後方凹部30d、32dの底部30f、32fとの間隔よりも拡開しているものである。

0042

また、前方凹部30c、32cの底部30e、32eは、当該前方凹部30c、32c内に位置する前方シャフト34の形状と一致する形状、即ち、半円形形状に形成されている。同様に、後方凹部30d、32dの底部30f、32fは、当該後方凹部30d、32dに位置する後方シャフト36の形状と一致する形状、即ち、半円形形状に形成されているものである。

0043

そして、左ガイド30は、支持部材14の左端部側に配設された取付部材50にネジ止めされて、支持部材14に固定的に配設されている。同様に、右ガイド32は、支持部材14の右側に配設された取付部材52にネジ止めされて、支持部材14に固定的に配設されている。

0044

この際、左ガイド30は、当該左ガイド30の平面部30aが支持部材14と直交するように、即ち、インク・ジェット・プリンタ10の主走査方向と直交するようにして配設されるとともに、斜面部30bが左側に傾斜するようにして配設されるものである。

0045

一方、右ガイド32は、当該右ガイド32の平面部32aが支持部材14と直交するように、即ち、インク・ジェット・プリンタ10の主走査方向と直交するようにして配設されるとともに、斜面部32bが右側に傾斜するようにして配設されるものである。

0046

さらに、支持部材14に配設された左ガイド30の平面部30aと右ガイド32の平面部32aとの間の距離は、給紙装置18によって供給されるシート200の幅(主走査方向における長さ)と略一致するようにして寸法設定されているものであり、シート200の幅と略等しいかあるいはシート200の幅よりも広いものである。

0047

上記したようにして平面部30aと平面部32aと正対し、斜面部30bと斜面部32bとが上方に向かって拡開するするようにして、左ガイド30と右ガイド32とが支持部材14に配設されると、インク・ジェット・プリンタ10の前方側に前方凹部30c、32cが位置し、後方側に後方凹部30d、32dが位置するようになる。

0048

そして、前方凹部30c、32cの底部30e、32eに位置する前方シャフト34と、後方凹部30d、32dの底部30f、32fに位置する後方シャフト36とは、主走査方向において平行して位置するようになる。

0049

一方、光センサー40は、上記したようして支持部材14に配設された左ガイド30と右ガイド32との間に位置するようにして支持部材14に固定的に配設されている。ここで、当該光センサー40の発光部40aおよび受光部40bは、インク・ジェット・プリンタ10の高さ方向における高さh(図3ならびに図4参照)の位置に配設される。

0050

そして、高さhに位置する光センサー40の発光部40aからは、側方部材12Rの前方端部12Raに配設された反射板ミラー42に向けて光が出射されるものである。

0051

光センサー40の発光部40aから反射板ミラー42に向けて照射された光は、反射板ミラー42により反射されて、光センサー40の受光部40bにより受光される。

0052

この際に、発光部40aが出射した光の反射板ミラー42からの反射光を、受光部40bが受光できない場合には、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路図3図4ならびに図7の一点鎖線参照)上に、発光部40aから出射されたや反射板ミラー42により反射された光を遮蔽するものが存在することになる。

0053

従って、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路(図3図4ならびに図7の一点鎖線参照)より下にシート200の折り返し部200bが存在する場合(図3ならびに図4に示す状態)には、光センサー40によってその存在を検出することができる。

0054

そして、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路(図3図4ならびに図7の一点鎖線参照)より下にシート200の折り返し部200bが存在することを検出した場合には、当該検出結果に応じて駆動装置(図示せず)が駆動されて、シート巻き取り装置20の回転部材20aが回転することになる。

0055

一方、発光部40aから反射板ミラー42に向けて光の照射が行われ、この照射された光の反射板ミラー42からの反射光を受光部40bが受光した場合には、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路(図3図4ならびに図7の一点鎖線参照)上に、発光部40aから出射された光や反射板ミラー42により反射された光を遮蔽するものが存在しないことになる。

0056

つまり、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路より上に、シート200の折り返し部200bが位置しており、光センサー40によってシート200の折り返し部200bの存在が検出されないと、駆動装置(図示せず)は駆動されず、シート巻き取り装置20の回転部材20aも回転されない。

0057

なお、こうした光センサー40による検出の処理は、本体部16において行われる所定の印刷に応じた所定の時間間隔で行われるものである。

0058

以上の構成において、このインク・ジェット・プリンタ10を用いてシート200上に印刷を行う場合には、給紙装置18によって供給されるロール・シートのシート200の先端が、シート200の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に延長して配設されたシート巻き取り装置20の回転部材20aに巻き取られるようにして、インク・ジェット・プリンタ10にシート200を配設する(図3ならびに図4参照)。

0059

この際、主走査方向においては、本体部16から下垂するシート200の折り返し部200bが、左ガイド30の平面部30aと右ガイド32の平面部32aとの間に位置し、シート200の折り返し部200bの左側のエッジ200aが左ガイド30の平面部30aに当接するようにするとともに、シート200の折り返し部200bの右側のエッジ200aが右ガイド32の平面32aに当接するようにする。

0060

一方、副走査方向においては、シート200の折り返し部200bの内側に前方シャフト34と後方シャフト36とが位置し、シート200の折り返し部200bの内側の面たる裏面200cが前方シャフト34と後方シャフト36とに当接するようにする。

0061

そして、本体部16においてインク・ヘッド(図示せず)がシート200の表面200dに対向した状態で主走査方向に移動して行われる所定の印刷と、給紙装置18によるシート200の副走査方向での送り出しによる供給とが繰り返されることになる。

0062

こうして所定の印刷とシート200の供給とが繰り返されると、表面200dに所定の印刷が行なわれたシート200は、インク・ジェット・プリンタ10の上方側から下方側に向かう方向(図4矢印G方向参照)で移動して下垂し折り返し部200bを形成するようになる。

0063

従って、本体部16における所定の印刷が進行するのに伴って、シート200の折り返し部200bの量が多くなり、シート200の折り返し部200bが、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路(図3図4ならびに図7の一点鎖線参照)より下に位置するようになる。

0064

そうすると、光センサー40の発光部40aから反射板ミラー42に向けて出射された光が、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路より下に位置するシート200の折り返し部200bによって遮蔽されてしまい、光センサー40の受光部40bは反射板ミラー42からの反射光を受光できなくなる。

0065

これにより、シート200の折り返し部200bの存在が検出されると、当該検出結果に応じて駆動装置(図示せず)が駆動されて、シート巻き取り装置20の回転部材20aが所定量だけ回転することになる。

0066

その結果、シート巻き取り装置20の回転部材20aにシート200がインク・ジェット・プリンタ10の下方側から上方側に向かう方向(図4矢印H方向参照)で移動して巻き取られ、シート200の折り返し部200bの位置が、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路(図3図4ならびに図7の一点鎖線参照)より上に位置するようになる。

0067

そして、さらに所定の印刷とシート200の供給とが繰り返されて、シート200の折り返し部200bの量が多くなり、シート200の折り返し部200bの位置が、発光部40aならびに受光部40bと反射板ミラー42とを結ぶ光路より下に位置するようになると、再び、光センサー40によってシート200の折り返し部200bの存在が検出され、同様にしてシート巻き取り装置20によるシート200の巻き取りが行われる。

0068

こうして、シート巻き取り装置20の回転部材20aにシート200が巻き取られる際には、シート200の折り返し部200bのエッジ200aが左ガイド30、右ガイド32の平面部30a、32aに当接しているので、シート200が主走査方向において左右に斜行することが抑制される。このため、回転部材20aに巻き取られたシート200のエッジ200aの位置が一致するようになり、シート巻き取り装置に20に巻き取られたシート200が歪んでしわになることを防止することができる。

0069

また、インク・ジェット・プリンタ10においては、斜面部30bと斜面部32bとが上方に向かって拡開するようにして左ガイド30と右ガイド32とが支持部材14に配設されているので、左ガイド30の斜面部30bはシート200の左側のエッジ200aから遠ざかる方向に斜行するとともに、右ガイド32の斜面部32bがシート200の右側のエッジ200aから遠ざかる方向に斜行することになる。

0070

即ち、左ガイド30の斜面部30bと右ガイド32の斜面部32bとの間の距離は、平面部30aと平面部32aとの間の距離、即ち、シート200の幅(主走査方向における長さ)に比べて広くなっているものである。

0071

従って、シート200は、左ガイド30の斜面部30bと右ガイド32の斜面部32bとの間を通って、容易に平面部30aと平面部32aとの間に誘導されるようになる。

0072

さらに、シート200の折り返し部200bにおいては、エッジ200aが左ガイド30の平面部30aと右ガイド32の平面部32aとにそれぞれ当接しているとともに、シート200の裏面200cが前方シャフト34と後方シャフト36とに当接した状態で配設されているので、シート200の折り返し部200bの形状が常に一定に保たれて、左ガイド30と右ガイド32とによる主走査方向における斜行の抑制が一層確実に行われるようになる。

0073

従って、左ガイド30と右ガイド32ならびに前方シャフト34と後方シャフト36とが配設されたインク・ジェット・プリンタ10においては、シート巻き取り装置20によるシート200の巻き取りが継続されても、シート200のエッジ200aの位置のずれなどの巻き取りの誤差が累積するようなことがない。このため、シート巻き取り装置20に巻き取られたシート200が歪んでしわになることを防止することができる。

0074

また、シート200のエッジ200aが固定系の側方部材12L、12Rと接触する恐れもないので、エッジ200aと側方部材12L、12Rとの接触に伴う回転部材20aの回転が制御されることはなくなり、シート巻き取り装置20によるシート200の巻き取りが停止することもない。

0075

さらには、シート巻き取り装置20におけるシート200の歪みが、本体部16におけるシート200にまで波及するようなことはなく、本体部16においてシート200の表面200dとインク・ヘッドとシート200との間隔は一定に保たれて、良好な印刷結果を得ることができる。

0076

ところで、インク・ジェット・プリンタ10に配設されるシート200の厚さが薄い場合には、本体部16において所定の印刷がシート200の表面200dに行われると、シート200の表面200dが裏面200cに向かって一時的に凹むことがある。

0077

このような場合においても、シート200の折り返し部200bにおいては、シート200の裏面200cに前方シャフト34と後方シャフト36とが当接した状態で位置しているので、シート巻き取り装置20によるシート200の巻き取りが行われて、シート200がインク・ジェット・プリンタ10の上方側から下方側に向かう方向(図4矢印G方向参照)で移動するときには前方シャフト34によって、下方側から上方側に向かう方向(図4矢印H方向参照)で移動するときには後方シャフト36によって、それぞれシート200の表面200dの凹みが裏面200cから押されて矯正されることになる。

0078

即ち、シート200の厚みが薄く、印刷によって表面200dに凹みが形成されたとしても、当該凹みは前方シャフト34と後方シャフト36とによって矯正されることになる。このため、シート巻き取り装置20に巻き取られる際には、シート200の表面200dに凹みはなくなり、表面200dが平滑な状態で巻き取られる。

0079

さらに、インク・ジェット・プリンタ10に配設されるシート200の厚みが厚い場合には、当該厚いシート200’の有するこしや巻きぐせなどにより、シート200’の折り返し部200b’の形状が全体的に丸みをもつようになる。

0080

図8においては、通常の厚みのシート200の折り返し部200bの形状(図8鎖線参照)と、厚いシート200’の折り返し部200b’の形状(図8実線参照)とが示されている。

0081

厚いシート200’がインク・ジェット・プリンタ10に配設されると、前方シャフト34と後方シャフト36とそれぞれには、当該前方シャフト34と後方シャフト36とをそれぞれ上方に持ち上げるような力(図8矢印参照)がかかることになる。

0082

しかし、インク・ジェット・プリンタ10においては、前方シャフト34が配設される左ガイド30の前方凹部30cと右ガイド32の前方凹部32cとがそれぞれ、前方凹部30c、32cの上方開口部30g、32gと後方凹部30d、32dの上方開口部30h、32hとの間隔の方が、前方凹部30c、32cの底部30e、32eと後方凹部30d、32dの底部30f、32fとの間隔よりも拡開して形成されているので、前方シャフト34と後方シャフト36とがそれぞれ前方凹部30c、32cあるいは後方凹部30d、32dから容易に外れることがない。

0083

このように、インク・ジェット・プリンタ10においては、シート200の折り返し部200bのエッジ200aが当接する左ガイド30と右ガイド32とが配設されるとともに、シート200の裏面200cが当接する前方シャフト34と後方シャフト36とが配設されるようにしたので、シート巻き取り装置20におけるシート200の巻き取りの誤差が抑制され、大量のシート200を巻き取り装置20によって巻き取ることができるようになる。

0084

なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(4)に説明するように適宜に変形してもよい。

0085

(1)上記した実施の形態においては、左ガイド30、右ガイド32は、それぞれ別体として構成された取付部材50、52を介して支持部材14に配設されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、左ガイド30、右ガイド32に支持部材14への取付部を一体的に形成してもよい。

0086

(2)上記した実施の形態においては、前方シャフト34と後方シャフト36とはともに円柱状体であるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、シート200の折り返し部200bに当接する部分が曲面を有する棒状体を用いるようにしてもよい。

0087

この際、前方シャフトと後方シャフトとの形状に応じて、前方凹部30c、32cの底部30e、32eと後方凹部30d、32dの底部30f、32fとの形状を変更すればよい。

0088

(3)上記した実施の形態においては、左ガイド30と右ガイド32ならびに前方シャフト34と後方シャフト36とがインク・ジェット・プリンタ10に配設されるようにしたが、左ガイド30と右ガイド32ならびに前方シャフト34と後方シャフト36とが配設されるのはインク・ジェット・プリンタに限られるものではないことは勿論であり、ロール・シートを順次送り出しながら印刷する印刷装置に、左ガイド30と右ガイド32ならびに前方シャフト34と後方シャフト36とを配設するようにしてもよい。

0089

(4)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(3)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。

発明の効果

0090

本発明は、以上説明したように構成されているので、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、シート巻き取り装置に巻き取られたシートが歪んでしわになることおよび斜行して真っ直ぐに巻き取れないことを防止できるという優れた効果を奏する。

0091

また、本発明は、以上説明したように構成されているので、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差が累積することはなく、シート巻き取り装置によるシートの巻き取りが停止することを回避できるようになるという優れた効果を奏する。

0092

また、本発明は、以上説明したように構成されているので、シート巻き取り装置におけるシートの巻き取りの誤差を抑制して、良好な印刷結果を得ることができるようになるという優れた効果を奏する。

図面の簡単な説明

0093

図1従来のインク・ジェット・プリンタを示す概略構成説明図であり、(a)は、従来のインク・ジェット・プリンタを示す概略構成説明図(正面図)であり、(b)は、(a)におけるA矢視図(右側面図)である。
図2従来の他の構成のインク・ジェット・プリンタを示す概略構成説明図(右側面図)である。
図3本発明によるシート巻き取り装置の補助ガイドを備えたインク・ジェット・プリンタの実施の形態の一例を示す概略構成説明図(正面図)である。
図4図3におけるE矢視図(側面図)である。
図5左ガイドを中心に示す概略構成斜視図である。
図6右ガイドを中心に示す概略構成斜視図である。
図7インク・ジェット・プリンタにシートが配設されていない状態の図3における要部斜視図である。
図8インク・ジェット・プリンタに厚いシートが配設された状態の図4に対応する説明図である。

--

0094

10、100インク・ジェット・プリンタ
12L、12R、112L、112R側方部材
12Ra前方端部
14、114支持部材
16、116 本体部
18、118給紙装置
20、120シート巻き取り装置
20a、120a回転部材
30左ガイド
32右ガイド
30a、32a平面部
30b、32b 斜面部
30c、32c 前方凹部
30d、32d後方凹部
30g、32g、30h、32h 上方開口部
30e、32e、30f、32f 底部
34前方ガイド
36後方ガイド
40光センサー
40a発光部
40b受光部
42反射板ミラー
50、52取付部材
122ダンサー・ローラー
200シート
200aエッジ
200b 折り返し部
200c 裏面
200d 表面

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社リコーの「 接触部材、乾燥装置、及び印刷装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】 繊維層を表面に有する接触部材と被接触部材との間に圧力が印加された状態で被接触部材が搬送される場合、繊維層において被接触部材と接触していた領域と接触していなかった領域との間に境界部が生じるこ... 詳細

  • 日本ゼオン株式会社の「 樹脂フィルムの製造方法及び製造装置」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】高い樹脂得率で樹脂フィルムを簡単に製造できる、樹脂フィルムの製造方法及び製造装置を提供する。【解決手段】溶融状態の熱可塑性樹脂をキャストロールの周面に押し出して溶融フィルムを得る第一工程と、溶... 詳細

  • 日東電工株式会社の「 延伸フィルムの製造方法」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】斜め延伸されたフィルムに生じた弛みを低減すること。【解決手段】長尺状のフィルムの幅方向の左右端部をクリップによって把持すること、該クリップを走行移動させることによって該フィルムを斜め方向に延伸... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ