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技術 車両制御システム

出願人 株式会社ユピテル
発明者 尾野久雄
出願日 2000年7月31日 (20年3ヶ月経過) 出願番号 2000-231061
公開日 2002年2月6日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2002-037025
状態 特許登録済
技術分野 錠;そのための付属具 車両用盗難防止
主要キーワード 通常間隔 感度制御信号 離反距離 通常感度 リモート式 ドアロック制御システム 低感度モード 携帯器
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

ドアロック解錠のための制御信号が有効に受信されるエリアと、エンジンスタータのための制御信号が有効に受信されるエリアを異ならせることができる車両制御システムを提供すること

解決手段

出力信号送出する携帯器10と、携帯器から送出される出力信号に基づき、自動車ドアロック機構に対する作動指令信号と、エンジン始動装置に対する作動指令信号を出力する車両制御装置20を備える。携帯器は、車両制御装置が行う動作を指示する指示入力部11からの入力に基づき、各種の命令のための出力信号を送信する。車両制御装置は、携帯器から送信された出力信号を受信し、命令内容に応じて、ドア制御部25bやエンジン制御部25aに対し通知し、各制御部が所定の制御を実施する。そして、解錠命令のための出力信号を受信時は、感度制御部24にて受信感度を低感度にし、受信エリアを狭くする。

概要

背景

使用者手元にある携帯器が定期的に出力する出力信号自動車ドアロック機構に繋がった車両制御装置で受信できるか否かにより自動車(車両)のドア旋錠解錠の制御を行うドアロック制御システム(「キーレスエントリー」と称されることもある)がある。

一般的に、このようなシステムに用いられる携帯器はIDコード変調された微弱電波を一定の間隔で発信している。そして、車両制御装置では受信回路で受信したIDコードをデコーダによって検出・照合し、このデコーダの出力を基に車両のドアロック機構をコントローラによって制御(ドアの旋錠/解錠)している。従って、ドアの鍵穴マニュアル錠をさし込んで使用者が直にドアを旋錠/解錠しなくても携帯器を持ち歩くだけで、自動車に近づくと自動的にドアの解錠が行われ、自動車から離れると自動的に旋錠されるので便利である。

また、車外から携帯器を操作することにより、エンジン始動信号を送出し、これを受けた車両制御装置側で、セルモータを作動させエンジン始動処理を行うリモート式エンジンスタータも従来から知られている。

そして、係るエンジンスタータ用の携帯器と、ドアロックシステム用の携帯器を一体化した複合機タイプのものも従来から知られている。そして、この一体型のものは、無線部分を兼用することが良く行われている。

概要

ドアロックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエリアと、エンジンスタータのための制御信号が有効に受信されるエリアを異ならせることができる車両制御システムを提供すること

出力信号を送出する携帯器10と、携帯器から送出される出力信号に基づき、自動車のドアロック機構に対する作動指令信号と、エンジン始動装置に対する作動指令信号を出力する車両制御装置20を備える。携帯器は、車両制御装置が行う動作を指示する指示入力部11からの入力に基づき、各種の命令のための出力信号を送信する。車両制御装置は、携帯器から送信された出力信号を受信し、命令内容に応じて、ドア制御部25bやエンジン制御部25aに対し通知し、各制御部が所定の制御を実施する。そして、解錠命令のための出力信号を受信時は、感度制御部24にて受信感度を低感度にし、受信エリアを狭くする。

目的

本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、ドアロックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)と、エンジンスタータのため(始動/停止等)の制御信号等が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)を異ならせることができ、それぞれのシステムにとって適切な電波受信エリアを設定し、システムの有効利用を図ることのできる使い勝手の良い車両制御システムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

出力信号送出する携帯器と、この携帯器から送出される前記出力信号に基づき、自動車ドアロック機構に対する作動指令信号と、エンジン始動装置に対する作動指令信号を出力する車両制御装置を備え、前記携帯器は、前記車両制御装置が行う動作を指示する指示入力手段と、その指示入力手段からの入力に基づき前記車両制御装置が行う動作を指示するための命令コードを発生するコード発生手段と、前記コード発生手段で発生された命令コードを変調して前記出力信号として送信する送信手段を有し、前記車両制御装置は、前記携帯器から送信された出力信号を受信し、前記命令コードの内容を判定するコード判定手段と、そのコード判定手段の判定結果に応じて、自動車のドアロック機構に対する作動指令信号を送るドア制御手段並びにエンジン始動装置に対する作動指令信号を送るエンジン制御手段と、前記コード判定手段の判定結果に応じて受信感度を制御する感度制御手段を備えたことを特徴とする車両制御装置。

請求項2

前記送信手段による前記出力信号の送信タイミングを制御する送信制御手段を設け、前記送信制御手段は、前記指示入力手段から解錠命令を受けると、解錠命令のための出力信号を一定期間繰り返し出力する機能を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム

請求項3

前記コード発生器は、前記指示入力手段から解錠命令を受けると感度制御信号を含む命令コードを生成し、前記感度制御手段は、前記感度制御信号の検出に基づき、その感度制御信号を含む前記携帯器からの出力信号の受信中に感度を低感度に切り換える制御を行う機能を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御システム。

請求項4

前記感度制御手段は、前記低感度に切り換えた後、一定期間経過後に通常の感度に戻すようにしたことを特徴とする請求項3に記載の車両制御システム。

請求項5

前記感度制御手段は、前記低感度に切り換えた後、前記受信中の出力信号の受信完了後に通常の感度に戻すようにしたことを特徴とする請求項3に記載の車両制御システム。

請求項6

前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解錠命令のための出力信号を送信するようにし、前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信号を受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイミングに併せて低感度と通常感度での受信を切り換えるように制御する機能を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両制御システム。

請求項7

前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解錠命令のための出力信号を送信するとともに、1回目の前記解錠命令のための出力信号に続いて送信する前記解錠命令のための出力信号は、前記一定の間隔に比べて短い間隔で送信するようにし、前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信号を受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイミングに併せて低感度と通常感度での受信を切り換えるように制御する機能を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両制御システム。

請求項8

前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解錠命令のための出力信号を送信する制御を行っている際に、他の命令のための出力信号を送信する場合に、前記車両制御装置側が通常感度の時に行うようにしたことを特徴とする請求項2,6,7のいずれか1項に記載の車両制御システム。

請求項9

前記携帯器は、エンジン始動のための出力信号を送信後、所定タイミングで前記解錠命令のための出力信号を送信する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車両制御システム。

技術分野

0001

本発明は、所定の間隔で信号を送出する携帯器と、この携帯器から送出される前記信号に基づいて、自動車ドアロック機構並びにエンジンスタータに対して作動指令信号を出力する車両制御装置を備えた車両制御システムに関するものである。

背景技術

0002

使用者手元にある携帯器が定期的に出力する出力信号を自動車のドアロック機構に繋がった車両制御装置で受信できるか否かにより自動車(車両)のドア旋錠解錠の制御を行うドアロック制御システム(「キーレスエントリー」と称されることもある)がある。

0003

一般的に、このようなシステムに用いられる携帯器はIDコード変調された微弱電波を一定の間隔で発信している。そして、車両制御装置では受信回路で受信したIDコードをデコーダによって検出・照合し、このデコーダの出力を基に車両のドアロック機構をコントローラによって制御(ドアの旋錠/解錠)している。従って、ドアの鍵穴マニュアル錠をさし込んで使用者が直にドアを旋錠/解錠しなくても携帯器を持ち歩くだけで、自動車に近づくと自動的にドアの解錠が行われ、自動車から離れると自動的に旋錠されるので便利である。

0004

また、車外から携帯器を操作することにより、エンジン始動信号を送出し、これを受けた車両制御装置側で、セルモータを作動させエンジン始動処理を行うリモート式のエンジンスタータも従来から知られている。

0005

そして、係るエンジンスタータ用の携帯器と、ドアロックシステム用の携帯器を一体化した複合機タイプのものも従来から知られている。そして、この一体型のものは、無線部分を兼用することが良く行われている。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記した従来のシステムでは、以下に示す問題を有している。すなわち、上記のような複合機タイプの場合、無線部分を兼用したために各信号の送信出力、つまり、電波の到達距離は等しい。

0007

そして、エンジンスタータの場合には、エンジンを始動後、ある程度暖機運転をさせた状態で車両に乗り込むことが多く、例えば室内などの比較的遠い位置から携帯器を操作して制御信号を送信し、駐車場にある車両内に設置された車両制御装置でその制御信号を受信し所定の動作を行えるようにする必要がある。

0008

一方、ドアロック制御システムの使い勝手を考慮すると、ドアロックの解錠(アンロック)は、実際にユーザが自動車のドアの前に接近し、ドアを開ける直前までに行えば良く、しかも、あまり遠い位置から解錠してしまうと、かえって不用心無用心である。

0009

しかし、上記したように無線部分を兼用した場合には、携帯器から出力される電波の到達距離をエンジンスタータにあわせると、ドアロックの解錠信号が遠い位置から受信可能となり、不用心である。一方、携帯器からの電波の到達距離を、ドアロック制御システムにあわせると、室内からエンジンスタータを起動させることができなくなり、使い勝手が悪くなる。

0010

本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、ドアロックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)と、エンジンスタータのため(始動/停止等)の制御信号等が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)を異ならせることができ、それぞれのシステムにとって適切な電波受信エリアを設定し、システムの有効利用を図ることのできる使い勝手の良い車両制御システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

上記した目的を達成するために、本発明に係る車両制御システムでは、出力信号を送出する携帯器と、この携帯器から送出される前記出力信号に基づき、自動車のドアロック機構に対する作動指令信号と、エンジン始動装置に対する作動指令信号を出力する車両制御装置を備える。そして、前記携帯器は、前記車両制御装置が行う動作を指示する指示入力手段と、その指示入力手段からの入力に基づき前記車両制御装置が行う動作を指示するための命令コードを発生するコード発生手段と、前記コード発生手段で発生された命令コードを変調して前記出力信号として送信する送信手段を有する。さらに、前記車両制御装置は、前記携帯器から送信された出力信号を受信し、前記命令コードの内容を判定するコード判定手段と、そのコード判定手段の判定結果に応じて、自動車のドアロック機構に対する作動指令信号を送るドア制御手段並びにエンジン始動装置に対する作動指令信号を送るエンジン制御手段と、前記コード判定手段の判定結果に応じて受信感度を制御する感度制御手段を備えて構成した。

0012

受信感度を変えることにより、たとえ携帯器の送信出力が一定であっても、車両制御装置の受信可能エリアは変化する。従って、解錠命令のように比較的車両制御装置に近づいた状態で検知したい出力信号の場合には、受信感度を落とす。また、エンジン始動命令のように、比較的遠い位置から送信された出力信号に基づいて作動する必要のあるものの場合には、受信感度を落とすことなく、広い受信可能エリアにする。

0013

つまり、受信感度を変えることにより、ドアロックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)と、エンジンスタータの始動のための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)を異ならせることができ、それぞれのシステムにとって適切な電波受信エリアを設定し、システムの有効利用を図ることのできる使い勝手の良い車両制御システムが構築される。

0014

なお、コード判定手段による判定は、具体的な命令内容を認識するものはもちろんのこと、実施の形態で説明したように、感度制御信号のように命令内容に応じて含まれる信号・コードを認識する場合も含む。

0015

そして、具体的には、前記コード発生器は、前記指示入力手段から解錠命令を受けると感度制御信号を含む命令コードを生成し、前記感度制御手段は、前記感度制御信号の検出に基づき、その感度制御信号を含む前記携帯器からの出力信号の受信中に感度を低感度に切り換える制御を行う機能を備えて構成することができる。上記の発明を前提とし、前記感度制御手段は、前記低感度に切り換えた後、一定期間経過後に通常の感度に戻すように構成することができる。さらに、前記感度制御手段は、前記低感度に切り換えた後、前記受信中の出力信号の受信完了後に通常の感度に戻すようにすることもできる。

0016

このようにすると、1回の出力信号の受信中に感度を切り換えることにより、解錠命令のための出力信号は、受信中に低感度になるので、仮に遠い位置から係る出力信号が発せられた場合には、受信途中で認識できなくなる。そして、比較的近い位置から係る出力信号が発せられた場合には、車両制御装置の受信途中で低感度に切り換わっても、最後まで認識し、解錠動作が行える。なお、実施の形態で詳細に説明した通り、感度制御信号は、個別の信号でもよいし、元々ある出力信号中の所定のコード情報と兼用させても良い。

0017

また、前記送信手段による前記出力信号の送信タイミングを制御する送信制御手段を設け、前記送信制御手段は、前記指示入力手段から解錠命令を受けると、解錠命令のための出力信号を一定期間繰り返し出力する機能を含むように構成することもできる。

0018

ユーザが指示入力手段を操作して解錠命令を発しようとした場合、車両制御装置の低感度時の受信可能エリア外にて操作することが想定できる。特に、エンジン始動命令などは、比較的離れた位置から操作しても反応するので、その感覚で解錠命令のための指示入力手段を操作すると、上記したごとく車両制御装置は低感度に切り換わり、ドアロックは解錠されない。

0019

係る場合、再度近づいてから指示入力手段を操作すれば良いが、上記したように繰り返し出力するようにすると、低感度時の受信可能エリア内外に関係なく一度操作すると、その後に車両に近づくことにより解錠されるので、操作性が向上する。なお、この場合、繰り返し出力されれば良いので、送信間隔は等間隔でも不等間隔でも良い。

0020

また、このように係る出力信号が繰り返し送信される場合に、車両制御装置では、受信する都度、上記したように感度制御装置の有無に基づき感度を切り換えるようにしても良いし、送信タイミングがわかっていれば、以下に示すように、最初に係る出力信号を受信した場合には、それに同期して以降の受信感度の切り換え制御を行うようにすることもできる。

0021

すなわち、前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解錠命令のための出力信号を送信するようにし、前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信号を受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイミングに併せて低感度と通常感度での受信を切り換えるように制御する機能を備えるとよい。なお、低感度にしている期間は、出力信号の送信に要する時間に応じて決定し、好ましくは、出力信号の送信に要する時間よりも長めに設定することである。

0022

車両制御装置(感度制御手段)側で、携帯器から送信される解錠命令のための出力信号の送信間隔がわかっているので、係る出力信号を受信するタイミングで低感度にし、他の期間は通常間隔に戻す制御を行う。すると、解錠命令のための出力信号が送信されない期間に、低感度時の受信可能エリア外であり通常感度時の受信可能エリア内というように比較的離れた位置から他の命令のための出力信号が送信されてきたとしても、その出力信号を確実に受信し、車両制御をすることができる。

0023

また、前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解錠命令のための出力信号を送信するとともに、1回目の前記解錠命令のための出力信号に続いて送信する前記解錠命令のための出力信号は、前記一定の間隔に比べて短い間隔で送信するようにし、前記感度制御手段は、前記解錠命令のための出力信号を受信後、前記解錠命令のための出力信号の送信タイミングに併せて低感度と通常感度での受信を切り換えるように制御する機能を備えるとよい。

0024

このようにすると、比較的近い位置で指示入力手段を操作し、解錠命令のための出力信号を送信した場合には、比較的短い間隔で2回続けて係る出力信号を送信することにより、通常の送信間隔よりも早くドアロックの解錠をすることができるので、入力指示手段を操作してから、実際にドアロックが解錠されるまでの待ち時間が短くなり、ユーザはストレス感じなくなる。

0025

前記送信制御手段は、一定の間隔で前記解錠命令のための出力信号を送信する制御を行っている際に、他の命令のための出力信号を送信する場合に、前記車両制御装置側が通常感度の時に行うようにするとよい。

0026

このようにすると、仮に、解錠命令のための出力信号の送信タイミングで指示入力手段から他の命令が与えられた場合に、係る他の命令のための出力信号の送信タイミングをずらし、車両制御装置が通常感度の時に送信することにより、比較的離れた位置でから送信しても確実に車両制御装置側で受信できるようになる。

0027

また、前記携帯器は、エンジン始動のための出力信号を送信後、所定タイミングで前記解錠命令のための出力信号を送信する機能を備えるとよい。すなわち、通常は、遠隔操作によるエンジン始動を行うと、その後一定の時間以内に車両に乗り込む。従って、エンジン始動のための出力信号を送信後、一定期間経過後に解錠命令のための出力信号を自動的に送信することにより、ユーザの指示入力手段に対する操作は1回で、2つの制御をすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0028

以下、本発明に係る車両制御システムの好適な実施の形態を説明する。図1に示すように、本システムは、所定の出力信号を送出する携帯器10と、自動車内の所定位置に設置され、前記出力信号の受信に基づいて所定の車両制御を行うための制御命令を送る車両制御装置20から構成される。車両制御としては、本形態では、自動車のドアロック装置電気錠に対して行う解錠/施錠のためのドア制御と、セルモータを一定期間作動させるエンジン始動制御がある。

0029

そして、携帯器10からは、上記の2つの制御を行うためにドアロック解錠(アンロック)信号と、ドアロック施錠信号と、エンジン始動信号と、エンジン始動をキャンセルする始動停止信号を出力する。そして、車両制御装置20側では、受信した信号に基づき、受信信号の内容(命令)に応じた動作を行い、車両制御する。

0030

ここで、本形態では、車両制御装置20側では解錠信号を受信した場合に、すぐにドアロックの解錠を行うのではなく、受信感度を低下させる。これにより、携帯器10から発せられる出力信号の発信出力は同じでも、車両制御装置20の受信可能領域が狭くなり、携帯器10は、より車両制御装置20の近い位置まで移動してこないと受信できなくなる。

0031

よって、通常の受信可能領域は、エンジンスタータに合わせて室内からでも電波が受信できるように比較的遠く設定しておく。これにより、 エンジンスタータの使い勝手は保証される。また、ドアロック制御においては、解錠命令を受信すると、受信可能領域が狭くなるので、仮に誤って室内等の車両(車両制御装置20)から遠い位置で解錠命令を出力したとしても、その位置からの命令でドアロックが解錠されず、実際に車両の側まで行くと解錠されるので、防犯上好ましい。

0032

さらに、携帯器10では、一度、解錠命令を受け付ける(解錠のための操作ボタンの押下)と、一定期間、間欠的に解錠命令の出力信号を発信しつづける。これにより、ユーザは、解錠命令の際も、1回の操作をするだけで良く、しかも、最終的にドアの側に来たときに解錠されれば実用上問題がないので、解錠操作において従来と同様の操作性が確保できる。受信領域が狭くなることの操作上の弊害もない。そして、係る処理を実現するための具体的な構成の一例を示すと以下の通りである。

0033

携帯器10は、動作命令を入力する指示入力部11と、その指示入力部11の入力に従い所定のコードを選択的に発生するコード発生器12と、そのコード発生器12で発生された所定のコードの送信タイミングを制御する送信制御部13と、コード発生器12で発生された所定のコードを変調して出力信号としてアンテナ14を介して送信する送信器15とを備えている。次に、各部について説明する。

0034

まず、指示入力部11は、操作ボタンスイッチ等から構成され、ドアロックを解錠(アンロック)する際に操作する解錠命令スイッチ11aと、ドアロックを施錠(ロック)する際に操作する施錠命令スイッチ11bと、エンジンスタータを始動する際に操作する始動スイッチ11cと、始動スイッチ11cを押下後にエンジン始動をキャンセルする際に操作する停止スイッチ11dを有している。

0035

コード発生器12は、指示入力部11の操作に基づき、図2に示すような同期信号,制御信号,IDコードからなる出力信号を生成し、送信器15に渡すものである。制御信号は、上記した指示入力部11のどれが押下されたか、つまり、この出力信号により、車両制御装置20側に対してどのような操作命令を伝えるかを特定するものである。具体的には、解錠命令,施錠命令,エンジン始動命令,始動停止命令の4種類の制御コードがあり、2ビットで定義される。

0036

IDコードは、携帯器10に固有割り当てられたコード番号で、対応付けられた対となる携帯器10と車両制御装置20とが保有する固有の情報である。車両制御装置20側では、そのIDコードを認識することにより、受信した信号が正規の携帯器10からの信号か否かを特定する。つまり、ある携帯器10から送信されたIDコードを含む出力信号は、対となる車両制御装置20でのみ正常な信号として処理される。

0037

同期信号は、プリアンブルとも称され、携帯器10と車両制御装置20との間でデータの送受を行う際に同期を取るための信号で、本発明が適用される制御システムで共通のコードである。そして、通常は1種類に固定されるが、後述するように、本形態では、同期信号を2種類用意してもよい。つまり、解錠命令を送る際の出力信号に含ませる同期信号を変えることにより、車両制御装置20側では、同期信号を受信しただけで感度切換の必要な解錠命令であることを認識することができ、以降のデータをより適正な受信条件で受信することができる。

0038

送信制御部13は、原則として、指示入力部11が押下されると、その押下にともないコード発生器12で生成された出力信号を1回送信する。なお、解錠スイッチ11aが押下された場合には、一定の間隔(例えば1秒)で解錠命令の出力信号を一定期間(例えば10分間)出力するように構成してもよい。後述するように、車両制御装置20側で感度を変えることにより、解錠命令信号を受信可能な領域は、他の命令信号よりも狭くなる。従って、エンジンスタータなどと同様に、車両から比較的離れた位置で解錠スイッチ11aを押下すると解錠されないので、車両に近づいてから再度解錠スイッチ11aを押下する必要がある。そこで、上記のように一度解錠スイッチ11aが押下されると、一定時間繰り返し解錠命令に伴う出力信号を送信することにより、実際の解錠スイッチ11aの押下は1回で済むというメリットがある。また、送信間隔は、等間隔としてもよいし、不等間隔としても良い。

0039

車両制御装置20は、図1に示すように、アンテナ21で受信した信号を、受信器22で復調した信号(携帯器10からの出力信号)をコード判定部23に与える。コード判定部23は、受信した信号が、自己と対となる携帯器10が持つIDコードを含む正規の信号を受信したと判定したならば、その内容に応じて感度制御部24または車両制御部25に対して受信信号を送る。

0040

すなわち、コード判定部23は、図3に示すように、受信信号中に存在するIDコードや制御信号を認識・抽出するID検出・制御信号検出部23aと、受信信号中に含まれる感度制御信号(後述する)を検出し、感度制御部24に対して感度切換命令を発する感度切換検出部23bと、ID検出・制御信号検出部23aの出力を受け、車両制御部25に対して制御命令を送る制御指示部23cを有している。

0041

そして、ID検出・制御信号検出部23aにて、受信信号中のIDコードと制御信号を認識し、対となる携帯器10からの正規のIDコードであることを検出すると、認識した制御信号を制御指示部23cに与える。そして制御指示部23cが、制御信号の内容に応じて、車両制御部25に対して各種の制御指示を与える。

0042

具体的には、エンジンスタータに関する信号、つまり、始動命令信号や始動停止信号と判定した場合には、車両制御部25のエンジン制御部25aに受信した内容を伝達する。これに伴ない、エンジン制御部25aは、セルモータを一定時間駆動させてエンジンの始動処理を行う(始動命令信号受信)ようにしたり、セルモータの回転を停止する(始動停止命令信号受信)ように動作する。このエンジン制御部25aの処理は、従来公知のエンジンスタータと同様であるので、その詳細な説明を省略する。

0043

また、制御信号が、施錠命令の場合には、ドア制御部25bに対して係る施錠命令信号を受信した旨の信号を伝達する。すると、ドア制御部25bは、車両のドアロックシステムの電気錠に対して施錠命令を送り、これに伴い施錠される。さらに制御信号が、解錠命令の場合には、ドア制御部25bに対して係る解錠命令信号を受信した旨の信号を伝達する。すると、ドア制御部25bは、車両のドアロックシステムの電気錠に対して解錠命令を送り、これに伴い解錠される。これらの点も、従来のキーレスエントリーシステムと同様である。

0044

ここで本形態では、通常の受信感度においてコード判定部23、より具体的には感度切換検出部23bが、感度制御信号(低感度に切り換えるための信号)を受信したと判定した場合には、感度制御部24に受信信号を与える。これを受けた感度制御部24は、受信器22の感度を低感度に設定する。

0045

この感度制御信号は、携帯器10の、解錠スイッチ11aの押下に基づいて発生されるもので、例えば、同期信号を2種類用意しておき、解錠スイッチ11aが押下された場合の同期信号と、他のスイッチ11b〜11dが押下された場合の同期信号を換えるようにすると、同期信号が感度制御信号を兼用することになり、同期信号に基づいて判定できる。この場合、感度切換のタイミングは、図2中、同期信号の受信完了時である「A」地点となる。

0046

また、同期信号が1種類であっても、解錠命令を表す制御信号が感度制御信号と兼用することができる。すなわち、コード判定部23は、受信した信号の制御信号を検出することにより、動作命令の内容を認識するが、その制御信号が解錠命令を表すコードの場合には、感度制御信号を受信したと判断し、感度制御部24に通知することもできる。この場合、感度切換のタイミングは、図2中、制御信号の受信完了時である「B」地点となる。

0047

さらにまた、上記したように、他の信号と感度制御信号を兼用させること無く、独立した感度制御信号を携帯器10からの出力信号に含ませるようにしてもよい。

0048

もちろん、同期信号や制御信号は、他の対とならない携帯器から送られてくる場合もあるが、他の携帯器からの信号に基づいて感度制御部24が動作しても後述するごとく実用上の問題はない。

0049

感度制御部24は、コード判定部23から感度制御信号を受信した旨の通知を受けると、所定期間受信感度を低下する。この所定期間は、図4中アで示すように、予め定められた時間tだけ実施するようにしたり、同図中イで示すように、今回の受信信号(IDコード)の受信終了時までとしたりすることができる。さらには、同図中ウで示すように、受信不能その他の何かしらのエラーがあった場合に、そのエラー発生時まで低感度にし、その後は通常感度に戻すようにすることもできる。このエラー発生時に通常に戻す制御は、上記したア,イのいずれとも併用実施が可能である。

0050

上記した感度制御を行うと、エンジン始動などの、解錠命令以外の感度制御信号を含まない信号を受信した場合には、感度切換検出部23bは感度制御信号を検出しないので感度制御部24による感度切り換えも行われないので、通常の感度で受信する。よって、比較的離れた位置から発せられた信号も受信でき、ID検出・制御信号検出部23aで、対となる携帯器10(IDコードで認識)からの信号であることが確認できると、制御信号に応じて所定の制御部25a,25bに制御指示を与える。

0051

一方、解錠命令を示す出力信号の場合には、感度制御信号が含まれているので、コード判定部23の感度切換検出部23bで係る感度制御信号を検出すると、それが感度制御部24に与えられるので、信号の受信中の所定のタイミングで受信感度を低感度に切り換える。

0052

すると、低感度での受信領域より外の比較的遠い位置から携帯器10を操作して解錠命令を示す出力信号を送信した場合、低感度になることからそれ以降の信号(IDコード)は、受信不能となり、解錠されない。

0053

一方、車両に近づいて来て、低感度での受信領域内に進入したとすると、低感度であっても、信号を受信する。すると、最後まで信号を受信することができ、ID検出・制御信号検出部23aで、対となる携帯器10(IDコードで認識)からの信号であることが確認できると、感度制御部24に制御指示を与える。これにより、対となる携帯器10からの施錠命令信号のみ受信領域を狭くし、あまり遠い位置から、ドアロックが解錠されるのを阻止できる。

0054

なお、解錠スイッチ11aの押下に伴い送信される出力信号が1回とすると、エンジンスタータの始動信号等は受信できる範囲内であっても、車両(車両制御装置20)から比較的離れた位置で解錠スイッチ11aを押下した場合には、解錠はされないことになるので、車両に近づいた状態で再度押下することになる。係る場合、ユーザは複数回解錠スイッチ11aを押下することになるが、受信領域外で操作した場合に、受信領域内で再度押下することは従来と同様であるので、操作性の点で特に悪いものではない。

0055

そして、解錠スイッチ11aの1回の押下で、複数回(一定期間)にわたり、解錠命令のための出力信号を携帯器10が出力するようにすると、例えば、エンジンスタータが到達する領域を知っているユーザは、その感覚で解錠スイッチ11aを押下してしまった場合でも、一定時間以内で車両の近くまで移動してくれば、上記の1回の押下に基づいてドアロックが解錠されるので、操作性が向上する。

0056

さらに、このように複数回出力信号を送信することにより、例えば、荷物を持っていて、そのままでは携帯器10を操作できないような場合に、まず車両から離れた位置(荷物を置くことができるような場所)で解錠スイッチ11aを押下し、その携帯器10をポケットなどに入れて保持した状態で荷物を持ち、そのまま車両に近づいていくと、適当な距離に近づいたときにドアロックが解錠されることになるので、非常に便利である。そして、最初に解錠スイッチ11aを押下するのは、通常の感度での受信領域外、つまり、1回目の出力信号が車両制御装置20側で受信できないほど、離れた位置で行っても問題がない。

0057

図5は、本発明の第2の実施の形態の要部を示している。基本的な回路構成は、図1図3に示した第1の実施の形態と同様であるが、送信制御部13と感度制御部24等の機能が一部異なる。

0058

その相違点について説明すると、まず、携帯器10の送信制御部13は、解錠スイッチ11aが押下されると、その押下にともないコード発生器12で生成された出力信号を、一定の間隔(例えば1秒)で解錠命令の出力信号を一定期間(例えば10分間)出力するように構成する(同図(a),(b))。

0059

そして、車両制御装置20の感度制御部24は、解錠命令の出力信号或いは感度制御信号の1回目の受信に同期して、あらかじめ設定されたパターンで感度制御を実施する。具体的には、携帯器10から送信される解錠命令のための出力信号の送信間隔に同期させ、一定間隔(例えば1秒)で低感度にし、それ以外を通常感度にする(同図(c)参照)。この感度の切換制御は、一定期間行い、少なくとも携帯器10から出力される期間(例えば10分間)と同じか、それよりも長く動作すると良い。

0060

また、低感度にしている期間は、実際の携帯器10から送信される出力信号の送信時間よりも余裕をもって広くする。これにより、電池消耗等による送信間隔のばらつきに対処することができる。一例を示すと、1回の出力信号の送信時間が10ms程度であるので、低感度とする期間は50ms程度にし、950msの間を通常感度にすることができる。

0061

なお、係る感度の切換制御中は、新たに解錠命令の出力信号或いは感度制御信号を受信しても、それは2回目以降の受信であるので再度の切換制御はしない。もちろん、一定期間が経過して感度切換制御が終了した後で、解錠命令の出力信号或いは感度制御信号を受信した場合には、それが1回目の受信となるので、再度切り換え制御を開始することになる。

0062

また、感度切換制御の終了タイミングは、上記したように一定期間経過したときとしたが、一定期間経過する前であっても、解錠命令を受信し、ドアロックの解錠が行われた場合には、感度切換制御を終了するようにしてもよい。係る処理を実施するためには、例えば制御指示部23cから感度制御部24に対して解錠命令を車両制御部25に送ったことを通知するようにしても良いし、低感度時に感度切換検出部23bが感度制御信号等を受信した場合に、停止するようにしても良い。

0063

後者の場合、感度切換検出部23bは、受信した信号に感度制御信号が含まれていると、その都度、感度制御部24に通知することにすると、感度制御部24は、現在感度切換制御中か否かはわかっているので、係る制御中に通知を受けると感度切換制御を一端停止するようなアルゴリズムとすることにより対応できる。なお、上記通知が、対とならない別の携帯器から発せられた感度制御信号に反応して行われた場合でも、その後に正規の通常の携帯器10からの信号に基づいて再度感度切換制御が実施されるので問題はない。

0064

このように、感度切換を一定間隔で行うと、解錠命令のための出力信号は、上記した第1の実施の形態と同様に、車両に近づいたときに車両制御装置20側で初めて正規に受信され、ドアロックが解錠される。そして、解錠スイッチ11aの押下後に始動スイッチ11cなどの他のスイッチを押下した場合には、その始動命令等の出力信号は、通常感度の広い受信領域の時に車両制御装置20で受信可能となる。

0065

つまり、例えば室内などから、まず最初に解錠スイッチ11aを押下し、その後にエンジン始動スイッチ11cを押下した場合には、携帯器10からは、解錠命令のための出力信号が送信され、それに基づいて車両制御装置20側では感度切換制御が開始される。次いで、携帯器10からは、エンジン始動命令のための出力信号が送信されるが、これは、車両制御装置20の通常感度のときに受信することにより、室内等の比較的離れた位置から送信された出力信号でも車両制御装置20は受信でき、正常にエンジンスタータが機能する。このように、各スイッチをどの順番で、しかもどの位置で押下しても、車両制御装置20側では、適切な対応できる。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第1の実施の形態と同様であるので、対応する部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。

0066

図6は、本発明の第3の実施の形態の要部を示している。本形態においても、基本的な回路構成は、図1図3に示した第1の実施の形態と同様であるが、送信制御部13と感度制御部24等の機能が一部異なる。

0067

その相違点について説明すると、まず、携帯器10の送信制御部13は、解錠スイッチ11aが押下されると、第2の実施の形態と同様に、その押下にともないコード発生器12で生成された出力信号を、一定の間隔(例えば1秒)で解錠命令の出力信号を一定期間(例えば10分間)出力するように構成する。そして、1回目の送信の直後に施錠命令のための出力信号(アンロックコード)の再送信を行う。以後は、定められた間隔で送信する(同図(b),(c)参照)。

0068

この送信パターンに合わせて、車両制御装置20の感度制御部24は、解錠命令の出力信号或いは感度制御信号の1回目の受信に同期して、あらかじめ設定されたパターン、つまり、携帯器10から送信される解錠命令のための出力信号の送信間隔に同期させ、一定間隔(例えば1秒)で低感度にし、それ以外を通常感度にすることを基本とし、1回目の受信の直後から一定期間(例えば150ms)の間は低感度モードに切り換えるようにする(同図(d)参照)。

0069

これは、第2の実施の形態のように構成すると、ドアの近くで解錠スイッチ11aが押下され、解錠命令の出力信号(アンロック信号)の送信間隔が1秒とすると、最大2秒間ドアが開くのを待つ必要がある。しかし、本実施の形態のように2回目の送信のみ1回目の直後100msにするように設定しておけば、2秒間待つ必要がなくなる。

0070

さらに本形態では、携帯器10の送信制御部13の機能として、解錠命令の出力信号を間欠送出中に、指示入力部11からエンジン制御の指示があった場合に、解錠命令の出力信号の送信と同期して定められた範囲内でエンジン制御のための出力信号を送信する。つまり、車両制御装置20側が通常感度になっているときにエンジン制御のための出力信号を送信する。具体的には、余裕を見て解錠命令の出力信号の送信タイミングから150ms経過後、700msの間の所定の時期にエンジン制御のための出力信号を送信することになる。

0071

このようにすると、確実に車両制御装置20が通常感度のときにエンジン制御のための出力信号を受信させることができ、エンジンスタータを確実に制御させることができる。

0072

なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第1の実施の形態と同様であるので、対応する部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態では、解錠命令のための出力信号を1回目に限り直後に送信する機能と、エンジン制御のための出力信号の送信タイミングを制御する機能を組み込んだ例を示したが、いずれか一方のみを組み込むようにしても良いことはもちろんである。

0073

図7は、本発明の第4の実施の形態の要部を示している。本形態においても、基本的な回路構成は、図1図3に示した第1の実施の形態と同様であるが、送信制御部13並びに感度制御部24等の機能が一部異なる。

0074

その相違点について説明すると、まず、携帯器10の送信制御部13は、最初に、指示入力部11の始動スイッチ11cが押下された場合に、エンジン始動のための出力信号を送信するとともに、所定の時間(例えば300s)経過後に、解錠命令のための出力信号を定められた間隔で一定期間送信する。

0075

これに併せて、感度制御部24は、感度切換制御をしていないときにエンジン始動のための出力信号を受信した場合には、所定の時間(299.95s)経過後から、一定間隔(1s)で一定時間(10min)にわたり感度切換制御を行うようにする。

0076

これは、エンジン始動が指示された場合には、所定時間後に乗車することが前提であるため、所定時間後に解錠命令のための出力信号を自動的に送信開始することにより、ユーザは解錠スイッチ11aを押下する必要がなくなる。つまり、始動スイッチ11cを押下するだけで、エンジンの始動とドアロックの解錠が行える。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した第1の実施の形態と同様であるので、対応する部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。

発明の効果

0077

上記したように、本発明に係る車両制御システムでは、コード判定手段の判定結果、すなわち、命令内容に応じて受信感度を変えることにより、ドアロックの解錠のための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)と、エンジンスタータのための制御信号が有効に受信されるエリア(車両制御装置からの離反距離)を異ならせることができる。その結果、それぞれのシステムにとって適切な電波受信エリアを設定し、システムの有効利用を図ることができる。

図面の簡単な説明

0078

図1本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
図2携帯器から発せられる出力信号の一例を示す図である。
図3車両制御装置を示すブロック図である。
図4感度切換のタイミングを説明する図である。
図5本発明の第2の実施の形態の要部を説明する図である。
図6本発明の第3の実施の形態の要部を説明する図である。
図7本発明の第4の実施の形態の要部を説明する図である。

--

0079

10携帯器
11指示入力部
12コード発生器
13送信制御部
14アンテナ
15送信器
20車両制御装置
21 アンテナ
22受信器
23コード判定部
23a ID検出・制御信号検出部
23b感度切換検出部
23c制御指示部
24感度制御部
25車両制御部
25aエンジン制御部
25bドア制御部

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