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技術 タンパク質含有標準液、これを用いた測定対象物質の測定方法、タンパク質含有反応指示物質水溶液、及びこれを用いた検量係数算出方法

出願人 株式会社シノテスト
発明者 川崎幸造田中龍彦
出願日 2000年7月7日 (20年5ヶ月経過) 出願番号 2000-245313
公開日 2002年1月31日 (18年10ヶ月経過) 公開番号 2002-031641
状態 未査定
技術分野 生物学的材料の調査,分析 ペプチド又は蛋白質
主要キーワード 不飽和鉄結合能 標準液測定 TIBC 不規則抗体 間接ビリルビン 測定吸光度 アーマー 物理的性状
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目的

分析装置における標準液分注量が、血清又は血漿等の試料と同等であり、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質測定値が得られる標準液、及び測定対象物質の測定方法を提供する。また、分析装置における反応指示物質水溶液の分注量が、本来の分注量通りであり、誤差を含まない正しい検量係数を算出することができ、ひいては正確な測定対象物質の測定値を得ることができる反応指示物質水溶液、及び検量係数の算出方法を提供する。

構成

測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液。この標準液により校正を行う測定対象物質の測定方法。反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液。この反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行う検量係数の算出方法。

概要

背景

(1) 現在、化学反応を用いて試料中に含まれる測定対象物質の測定を行うことは、種々繁用されている。例えば、酵素とその酵素の基質となる物質との反応、錯体形成反応、抗原抗体反応免疫学的反応)、核酸のこれに相補的な核酸との結合反応疎水結合反応、又はその他の化学反応等を利用した測定対象物質の測定が行われている。

これらの測定対象物質の定量測定においては、通常、標準物質を使用して校正キャリブレーション)を行い試料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)を求めるか、又は検量係数(Kファクター)を使用して試料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)を求める。

(2) この標準物質であるが、測定に使用する際は、通常、液状の形態で供給された標準液をそのまま使用して校正に用いるか、または固体の形態で供給された標準物質を水等の溶媒で溶解し標準液とし、校正に用いるのである。

(3)標準液により校正を行い測定対象物質の測定を行うことについて、血清試料中のクレアチニン濃度の測定を行う場合を例にとって、以下具体的に説明を行う。

測定対象物質であるクレアチニンを含む血清試料の4μLに、クレアチニン測定試薬の第1試薬クレアチナーゼザルコシンオキシダーゼ、及びアニリン誘導体を含む)の210μLを添加し、37℃に5分間置いて、反応させる。

次に、これにクレアチニン測定試薬の第2試薬(クレアチニナーゼ4−アミノアンチピリン、及びペルオキシダーゼを含む)の70μLを更に添加し、37℃に置いて反応させる。

前記第2試薬添加約5分後に、主波長546nm、副波長700nmにおける吸光度(As)を測定する。

前記血清試料の代わりに水を試料として前記の通り測定を行い吸光度(Arb)を測定し、試薬盲検値とする。そして、試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAs=As−Arb)を求める。

次に、前記血清試料に替えて、5.00g/dLの濃度のクレアチニン水溶液であるクレアチニンの標準液を試料として、前記の通りに測定を行い、標準液測定時の吸光度(Astd)を測定する。そして、この場合も、試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAstd=Astd−Arb)を求める。

次に、得られた吸光度(ΔAs及びΔAstd)を下記の式に代入することにより校正(キャリブレーション)を行って、血清試料中に含まれていたクレアチニン濃度を求める。

血清試料中に含まれていたクレアチニン濃度(mg/dL)=〔ΔAs÷ΔAstd〕×5.00(mg/dL)

(3) また、検量係数を使用して試料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)の測定を行うことについて、血清試料中のアルカリ性ホスファターゼ活性値の測定を行う場合を例にとって、以下具体的に説明を行う。

吸光度変化量の測定
測定対象物質であるアルカリ性ホスファターゼを含む血清試料の4μLに、アルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第1試薬(2−エチルアミノエタノールを含む)の240μLを添加し、37℃に5分間置く。

次に、これにアルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第2試薬(4−ニトロフェニルリン酸ナトリウムを含む)の60μLを更に添加し、37℃に置く。

そして、アルカリ性ホスファターゼが基質である4−ニトロフェニルリン酸二ナトリウムに作用することにより、遊離してきた4−ニトロフェノールの量を測定する。

すなわち、主波長405nm、副波長505nmにおける、前記第2試薬添加後約1分30秒から約5分後の間の吸光度変化量を測定し、1分間当たりの吸光度変化量(As)を求める。

前記血清試料の代わりに水を試料として前記の通り測定を行い、1分間当たりの吸光度変化量(Arb)を測定し、試薬盲検値とする。そして、試薬盲検値を差し引いた1分間当たりの吸光度変化量(ΔAs=As−Arb)を求める。

検量係数の算出
なお、血清試料中のアルカリ性ホスファターゼ活性値の測定に先立って検量係数の算出を行っておく。

すなわち、4−ニトロフェノールに由来する吸光度を測定し、検量係数を使用することにより測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)の測定を行う場合の反応指示物質である4−ニトロフェノールを含む水溶液により検量係数の算出を行う。

まず、反応指示物質であるBmM(mmol/L)の4−ニトロフェノールを含む水溶液よりなる反応指示物質水溶液の4μLに、前記のアルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第1試薬の240μLを添加し、37℃に5分間置く。

次に、これに前記のアルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第2試薬の60μLを更に添加し、37℃に5分間置く。

その後、主波長405nm、副波長505nmにおける、前記第2試薬添加約5分後の吸光度(Ak)を求める。

前記反応指示物質水溶液の代わりに水を試料として前記の通り測定を行い、吸光度(Akrb)を測定し、試薬盲検値とする。そして、試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAk=Ak−Akrb)を求める。

このBmMの反応指示物質水溶液の試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAk)より、前記の測定における実測の検量係数を算出する。

検量係数(K)=(B÷ΔAk)×106

測定対象物質活性値の算出
先に求めた1分間当たりの吸光度変化量(ΔAs)と検量係数(K)より、試料中に含まれていたアルカリ性ホスファターゼの活性値を算出する。

試料中に含まれていたアルカリ性ホスファターゼの活性値〔国際単位(IU)〕=ΔAs×K

(4)試料中に含まれる測定対象物質の測定を分析装置により行うことが、近年繁用されているが、標準液による校正、又は反応指示物質水溶液による検量係数の算出において、以下のようなことが問題となっている。

測定対象物質を水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行い、測定対象物質の測定を分析装置により行ったときに、得られた測定値が本来の値と異なってしまい、測定対象物質の測定値に誤差が生じてしまう。

これは、分析装置における血清又は血漿等の試料の分注量(すなわち標準液の分注量)が少ない程、この正誤差の程度は大きくなる。

なお、分析装置による標準液の分注量と、血清又は血漿等の試料の分注量は、全く同じ量であるはずなのであるが〔前記(2)においては4μL〕、実際は、血清又は血漿等の試料の分注量に比べて標準液の分注量が異なってしまっており、この標準液に値付けされている量の測定対象物質と異なる量の測定対象物質で校正(キャリブレーション)を行うことにより、算出した試料中に含まれる測定対象物質濃度(測定対象物質活性値)が本来の値とは差が生じてしまうものと考えられる。

また、分析装置において反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行ったときも、水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行ったときと同様に、得られた検量係数が本来の値とは異なってしまい、測定値に誤差が生じてしまう。そして、この検量係数が本来の値と異なってしまっていると、この検量係数と測定により得られた吸光度値掛け合わせて求める測定対象物質濃度(又は測定対象物質活性値)も本来の値とは異なってしまい、誤差が生じてしまう。

これも、分析装置における血清又は血漿等の試料の分注量(すなわち反応指示物質水溶液の分注量)が少ない程、この正誤差の程度は大きくなる。

この反応指示物質水溶液の場合においても、分析装置における、反応指示物質水溶液の分注量が本来分注される量とは差が生じてしまっており、この反応指示物質水溶液に値付けされている量の反応指示物質とは異なる量の反応指示物質で反応指示物質水溶液の吸光度の測定が行われることにより、算出した検量係数が本来の値とは差が生じてしまうものと考えられる。

なお、分析装置において、血清若しくは血漿等の試料の分注量に比べて標準液の分注量に差が生じてしまう理由、及び反応指示物質水溶液の分注量が異なってしまう理由であるが、これは、血清若しくは血漿等の試料の組成マトリックス)と、水溶液よりなる標準液の組成(マトリックス)、又は反応指示物質水溶液の組成(マトリックス)の違いに由来するものと推察される。

なお、特公平7−104344号公報には、平均分子量が400以下のポリエチレングリコールにより、血清と同等となるように粘度及び比重を調整した臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が記載されており、これにより変動係数が小さくなり検体採取量精度が良好となるとされている。また、特開平9−89899号公報には、エチレングリコールを含有せしめて成る検体血清と同等な粘度及び比重を有する臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が記載されており、やはりこれにより変動係数が小さくなり検体採取量精度が良好となるとされている。

しかしながら、これらの公報には、平均分子量が400以下のポリエチレングリコール又はエチレングリコールを添加して血清と同等となるように粘度及び比重を調整した臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が、変動係数が小さくなり検体採取量精度が良好となるとの記載、すなわち測定の精密性が改善されたとの記載はあるものの、標準液又は反応指示物質水溶液の分析装置における分注量が血清又は血漿等の試料の分注量と差が生じずに、誤差のない正しい測定値が得られること、つまり測定の正確性が改善されたことに関する記載はない。

なお、「ヒトプール血清とK社標準液の比重は近似しており、採取量もほぼ同程度であったことから、芳賀らが指摘した表面張力等の物理的性状関与している可能性が示唆された。」、「各種血清では、粘度、比重に差が認められたにもかかわらず、種類をを問わずほぼ一定の採取量であった」との報告〔土屋ら,日本臨床検査自動化学会会誌,第17巻,第5号,627〜632頁,1992年〕もあることから、分析装置において、血清又は血漿等の試料の分注量と標準液又は反応指示物質水溶液の分注量との間に差が生じ、測定対象物質の測定値又は検量係数に誤差が生じてしまう理由は、単に粘度及び比重が血清又は血漿と異なることに由来するものだけではなく、血清若しくは血漿等の試料が有する複雑な組成(マトリックス)に由来する他の要因が関与しているものと考えることができる。

概要

分析装置における標準液の分注量が、血清又は血漿等の試料と同等であり、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値が得られる標準液、及び測定対象物質の測定方法を提供する。また、分析装置における反応指示物質水溶液の分注量が、本来の分注量通りであり、誤差を含まない正しい検量係数を算出することができ、ひいては正確な測定対象物質の測定値を得ることができる反応指示物質水溶液、及び検量係数の算出方法を提供する。

測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液。この標準液により校正を行う測定対象物質の測定方法。反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液。この反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行う検量係数の算出方法。

目的

前記の従来技術における問題点に鑑み、本発明は、測定対象物質を水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行い、測定対象物質の測定を分析装置により行う際に、血清又は血漿等の試料の分注量に比べて標準液の分注量に差が生じてしまい、これにより得られる測定値が本来の値とは異なってしまい、測定対象物質の測定値に誤差が生じてしまうことの解消を課題とする。

すなわち、本発明は、分析装置における標準液の分注量が、血清又は血漿等の試料と同等であり、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値が得られる標準液、及び測定対象物質の測定方法の提供を目的とする。

また、本発明は、反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行う際に、反応指示物質水溶液の分注量が本来の分注量とは異なってしまい、これにより得られる検量係数が本来の値とは差を生じてしまって誤差が生じてしまい、ひいては測定対象物質の測定値に誤差が生じることの解消を課題とする。

すなわち、本発明は、分析装置における反応指示物質水溶液の分注量が、本来の分注量通りであり、誤差を含まない正しい検量係数を算出することができ、ひいては正確な測定対象物質の測定値を得ることができる反応指示物質水溶液、及び検量係数の算出方法の提供をも目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことを特徴とする標準液

請求項2

タンパク質の濃度が4〜8%である、請求項1記載の標準液。

請求項3

タンパク質がアルブミンである、請求項1又は請求項2記載の標準液。

請求項4

タンパク質を含有させることにより、標準液の分注量が、血清血漿標準血清、又は標準血漿と同等となる、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の標準液。

請求項5

タンパク質を含有させることにより、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定値が得られる、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の標準液。

請求項6

測定対象物質の測定を分析装置により行う際の標準液である、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の標準液。

請求項7

測定対象物質の測定において、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行うことを特徴とする、測定対象物質の測定方法

請求項8

標準液に含有させるタンパク質の濃度が4〜8%である、請求項7記載の測定対象物質の測定方法。

請求項9

標準液に含有させるタンパク質がアルブミンである、請求項7又は請求項8記載の測定対象物質の測定方法。

請求項10

測定対象物質とともにタンパク質を含有させた標準液により校正を行うことにより、標準液の分注量が、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿と同等となる、請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の測定対象物質の測定方法。

請求項11

測定対象物質とともにタンパク質を含有させた標準液により校正を行うことにより、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定値が得られる、請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載の測定対象物質の測定方法。

請求項12

測定対象物質の測定を分析装置により行う、請求項7〜請求項11のいずれか1項に記載の測定対象物質の測定方法。

請求項13

反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことを特徴とする反応指示物質水溶液。

請求項14

タンパク質の濃度が4〜8%である、請求項13記載の反応指示物質水溶液。

請求項15

タンパク質がアルブミンである、請求項13又は請求項14記載の反応指示物質水溶液。

請求項16

タンパク質を含有させることにより、反応指示物質水溶液の分注量が、血清、又は血漿と同等となる、請求項13〜請求項15のいずれか1項に記載の反応指示物質水溶液。

請求項17

タンパク質を含有させることにより、反応指示物質を含有させた血清、又は血漿により検量係数の算出を行った場合と同等の検量係数が得られる、請求項13〜請求項16のいずれか1項に記載の反応指示物質水溶液。

請求項18

測定対象物質の測定を分析装置により行う際の反応指示物質水溶液である、請求項13〜請求項17のいずれか1項に記載の反応指示物質水溶液。

請求項19

検量係数の算出において、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行うことを特徴とする、検量係数の算出方法

請求項20

反応指示物質水溶液に含有させるタンパク質の濃度が4〜8%である、請求項19記載の検量係数の算出方法。

請求項21

反応指示物質水溶液に含有させるタンパク質がアルブミンである、請求項19又は請求項20記載の検量係数の算出方法。

請求項22

反応指示物質水溶液にタンパク質を含有させることにより、反応指示物質水溶液の分注量が、血清、又は血漿と同等となる、請求項19〜請求項21のいずれか1項に記載の検量係数の算出方法。

請求項23

反応指示物質水溶液にタンパク質を含有させることにより、反応指示物質を含有させた血清、又は血漿により検量係数の算出を行った場合と同等の検量係数が得られる、請求項19〜請求項22のいずれか1項に記載の検量係数の算出方法。

請求項24

測定対象物質の測定を分析装置により行う際の検量係数の算出方法である、請求項19〜請求項23のいずれか1項に記載の検量係数の算出方法。

技術分野

0001

本発明は、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液、及びこの標準液により校正を行う測定対象物質の測定方法に関する。

0002

また、本発明は、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液、及びこの反応指示物質水溶液により校正を行う検量係数算出方法に関する。

0003

本発明は、特に、医療分析化学、及び生命科学等の分野において有用なものであり、特に臨床検査分野において有用なものである。

背景技術

0004

(1) 現在、化学反応を用いて試料中に含まれる測定対象物質の測定を行うことは、種々繁用されている。例えば、酵素とその酵素の基質となる物質との反応、錯体形成反応、抗原抗体反応免疫学的反応)、核酸のこれに相補的な核酸との結合反応疎水結合反応、又はその他の化学反応等を利用した測定対象物質の測定が行われている。

0005

これらの測定対象物質の定量測定においては、通常、標準物質を使用して校正(キャリブレーション)を行い試料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)を求めるか、又は検量係数(Kファクター)を使用して試料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)を求める。

0006

(2) この標準物質であるが、測定に使用する際は、通常、液状の形態で供給された標準液をそのまま使用して校正に用いるか、または固体の形態で供給された標準物質を水等の溶媒で溶解し標準液とし、校正に用いるのである。

0007

(3)標準液により校正を行い測定対象物質の測定を行うことについて、血清試料中のクレアチニン濃度の測定を行う場合を例にとって、以下具体的に説明を行う。

0008

測定対象物質であるクレアチニンを含む血清試料の4μLに、クレアチニン測定試薬の第1試薬クレアチナーゼザルコシンオキシダーゼ、及びアニリン誘導体を含む)の210μLを添加し、37℃に5分間置いて、反応させる。

0009

次に、これにクレアチニン測定試薬の第2試薬(クレアチニナーゼ4−アミノアンチピリン、及びペルオキシダーゼを含む)の70μLを更に添加し、37℃に置いて反応させる。

0010

前記第2試薬添加約5分後に、主波長546nm、副波長700nmにおける吸光度(As)を測定する。

0011

前記血清試料の代わりに水を試料として前記の通り測定を行い吸光度(Arb)を測定し、試薬盲検値とする。そして、試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAs=As−Arb)を求める。

0012

次に、前記血清試料に替えて、5.00g/dLの濃度のクレアチニン水溶液であるクレアチニンの標準液を試料として、前記の通りに測定を行い、標準液測定時の吸光度(Astd)を測定する。そして、この場合も、試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAstd=Astd−Arb)を求める。

0013

次に、得られた吸光度(ΔAs及びΔAstd)を下記の式に代入することにより校正(キャリブレーション)を行って、血清試料中に含まれていたクレアチニン濃度を求める。

0014

血清試料中に含まれていたクレアチニン濃度(mg/dL)=〔ΔAs÷ΔAstd〕×5.00(mg/dL)

0015

(3) また、検量係数を使用して試料中に含まれる測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)の測定を行うことについて、血清試料中のアルカリ性ホスファターゼ活性値の測定を行う場合を例にとって、以下具体的に説明を行う。

0016

吸光度変化量の測定
測定対象物質であるアルカリ性ホスファターゼを含む血清試料の4μLに、アルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第1試薬(2−エチルアミノエタノールを含む)の240μLを添加し、37℃に5分間置く。

0017

次に、これにアルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第2試薬(4−ニトロフェニルリン酸ナトリウムを含む)の60μLを更に添加し、37℃に置く。

0018

そして、アルカリ性ホスファターゼが基質である4−ニトロフェニルリン酸二ナトリウムに作用することにより、遊離してきた4−ニトロフェノールの量を測定する。

0019

すなわち、主波長405nm、副波長505nmにおける、前記第2試薬添加後約1分30秒から約5分後の間の吸光度変化量を測定し、1分間当たりの吸光度変化量(As)を求める。

0020

前記血清試料の代わりに水を試料として前記の通り測定を行い、1分間当たりの吸光度変化量(Arb)を測定し、試薬盲検値とする。そして、試薬盲検値を差し引いた1分間当たりの吸光度変化量(ΔAs=As−Arb)を求める。

0021

検量係数の算出
なお、血清試料中のアルカリ性ホスファターゼ活性値の測定に先立って検量係数の算出を行っておく。

0022

すなわち、4−ニトロフェノールに由来する吸光度を測定し、検量係数を使用することにより測定対象物質濃度(若しくは測定対象物質活性値)の測定を行う場合の反応指示物質である4−ニトロフェノールを含む水溶液により検量係数の算出を行う。

0023

まず、反応指示物質であるBmM(mmol/L)の4−ニトロフェノールを含む水溶液よりなる反応指示物質水溶液の4μLに、前記のアルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第1試薬の240μLを添加し、37℃に5分間置く。

0024

次に、これに前記のアルカリ性ホスファターゼ測定試薬の第2試薬の60μLを更に添加し、37℃に5分間置く。

0025

その後、主波長405nm、副波長505nmにおける、前記第2試薬添加約5分後の吸光度(Ak)を求める。

0026

前記反応指示物質水溶液の代わりに水を試料として前記の通り測定を行い、吸光度(Akrb)を測定し、試薬盲検値とする。そして、試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAk=Ak−Akrb)を求める。

0027

このBmMの反応指示物質水溶液の試薬盲検値を差し引いた吸光度(ΔAk)より、前記の測定における実測の検量係数を算出する。

0028

検量係数(K)=(B÷ΔAk)×106

0029

測定対象物質活性値の算出
先に求めた1分間当たりの吸光度変化量(ΔAs)と検量係数(K)より、試料中に含まれていたアルカリ性ホスファターゼの活性値を算出する。

0030

試料中に含まれていたアルカリ性ホスファターゼの活性値〔国際単位(IU)〕=ΔAs×K

0031

(4)試料中に含まれる測定対象物質の測定を分析装置により行うことが、近年繁用されているが、標準液による校正、又は反応指示物質水溶液による検量係数の算出において、以下のようなことが問題となっている。

0032

測定対象物質を水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行い、測定対象物質の測定を分析装置により行ったときに、得られた測定値が本来の値と異なってしまい、測定対象物質の測定値に誤差が生じてしまう。

0033

これは、分析装置における血清又は血漿等の試料の分注量(すなわち標準液の分注量)が少ない程、この正誤差の程度は大きくなる。

0034

なお、分析装置による標準液の分注量と、血清又は血漿等の試料の分注量は、全く同じ量であるはずなのであるが〔前記(2)においては4μL〕、実際は、血清又は血漿等の試料の分注量に比べて標準液の分注量が異なってしまっており、この標準液に値付けされている量の測定対象物質と異なる量の測定対象物質で校正(キャリブレーション)を行うことにより、算出した試料中に含まれる測定対象物質濃度(測定対象物質活性値)が本来の値とは差が生じてしまうものと考えられる。

0035

また、分析装置において反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行ったときも、水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行ったときと同様に、得られた検量係数が本来の値とは異なってしまい、測定値に誤差が生じてしまう。そして、この検量係数が本来の値と異なってしまっていると、この検量係数と測定により得られた吸光度値掛け合わせて求める測定対象物質濃度(又は測定対象物質活性値)も本来の値とは異なってしまい、誤差が生じてしまう。

0036

これも、分析装置における血清又は血漿等の試料の分注量(すなわち反応指示物質水溶液の分注量)が少ない程、この正誤差の程度は大きくなる。

0037

この反応指示物質水溶液の場合においても、分析装置における、反応指示物質水溶液の分注量が本来分注される量とは差が生じてしまっており、この反応指示物質水溶液に値付けされている量の反応指示物質とは異なる量の反応指示物質で反応指示物質水溶液の吸光度の測定が行われることにより、算出した検量係数が本来の値とは差が生じてしまうものと考えられる。

0038

なお、分析装置において、血清若しくは血漿等の試料の分注量に比べて標準液の分注量に差が生じてしまう理由、及び反応指示物質水溶液の分注量が異なってしまう理由であるが、これは、血清若しくは血漿等の試料の組成マトリックス)と、水溶液よりなる標準液の組成(マトリックス)、又は反応指示物質水溶液の組成(マトリックス)の違いに由来するものと推察される。

0039

なお、特公平7−104344号公報には、平均分子量が400以下のポリエチレングリコールにより、血清と同等となるように粘度及び比重を調整した臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が記載されており、これにより変動係数が小さくなり検体採取量精度が良好となるとされている。また、特開平9−89899号公報には、エチレングリコールを含有せしめて成る検体血清と同等な粘度及び比重を有する臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が記載されており、やはりこれにより変動係数が小さくなり検体採取量精度が良好となるとされている。

0040

しかしながら、これらの公報には、平均分子量が400以下のポリエチレングリコール又はエチレングリコールを添加して血清と同等となるように粘度及び比重を調整した臨床検査用標準液又は検量係数設定用反応指示物質溶液が、変動係数が小さくなり検体採取量精度が良好となるとの記載、すなわち測定の精密性が改善されたとの記載はあるものの、標準液又は反応指示物質水溶液の分析装置における分注量が血清又は血漿等の試料の分注量と差が生じずに、誤差のない正しい測定値が得られること、つまり測定の正確性が改善されたことに関する記載はない。

0041

なお、「ヒトプール血清とK社標準液の比重は近似しており、採取量もほぼ同程度であったことから、芳賀らが指摘した表面張力等の物理的性状関与している可能性が示唆された。」、「各種血清では、粘度、比重に差が認められたにもかかわらず、種類をを問わずほぼ一定の採取量であった」との報告〔土屋ら,日本臨床検査自動化学会会誌,第17巻,第5号,627〜632頁,1992年〕もあることから、分析装置において、血清又は血漿等の試料の分注量と標準液又は反応指示物質水溶液の分注量との間に差が生じ、測定対象物質の測定値又は検量係数に誤差が生じてしまう理由は、単に粘度及び比重が血清又は血漿と異なることに由来するものだけではなく、血清若しくは血漿等の試料が有する複雑な組成(マトリックス)に由来する他の要因が関与しているものと考えることができる。

発明が解決しようとする課題

0042

前記の従来技術における問題点に鑑み、本発明は、測定対象物質を水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行い、測定対象物質の測定を分析装置により行う際に、血清又は血漿等の試料の分注量に比べて標準液の分注量に差が生じてしまい、これにより得られる測定値が本来の値とは異なってしまい、測定対象物質の測定値に誤差が生じてしまうことの解消を課題とする。

0043

すなわち、本発明は、分析装置における標準液の分注量が、血清又は血漿等の試料と同等であり、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値が得られる標準液、及び測定対象物質の測定方法の提供を目的とする。

0044

また、本発明は、反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行う際に、反応指示物質水溶液の分注量が本来の分注量とは異なってしまい、これにより得られる検量係数が本来の値とは差を生じてしまって誤差が生じてしまい、ひいては測定対象物質の測定値に誤差が生じることの解消を課題とする。

0045

すなわち、本発明は、分析装置における反応指示物質水溶液の分注量が、本来の分注量通りであり、誤差を含まない正しい検量係数を算出することができ、ひいては正確な測定対象物質の測定値を得ることができる反応指示物質水溶液、及び検量係数の算出方法の提供をも目的とする。

課題を解決するための手段

0046

本発明は、以下の発明を包含するものである。
(1)測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことを特徴とする標準液。
(2) タンパク質の濃度が4〜8%である、前記(1)記載の標準液。
(3) タンパク質がアルブミンである、前記(1)又は(2)記載の標準液。
(4) タンパク質を含有させることにより、標準液の分注量が、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿と同等となる、前記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の標準液。
(5) タンパク質を含有させることにより、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定値が得られる、前記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の標準液。
(6) 測定対象物質の測定を分析装置により行う際の標準液である、前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の標準液。
(7) 測定対象物質の測定において、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液により校正を行うことを特徴とする、測定対象物質の測定方法。
(8) 標準液に含有させるタンパク質の濃度が4〜8%である、前記(7)記載の測定対象物質の測定方法。
(9) 標準液に含有させるタンパク質がアルブミンである、前記(7)又は(8)記載の測定対象物質の測定方法。
(10) 測定対象物質とともにタンパク質を含有させた標準液により校正を行うことにより、標準液の分注量が、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿と同等となる、前記(7)〜(9)のいずれか1項に記載の測定対象物質の測定方法。
(11) 測定対象物質とともにタンパク質を含有させた標準液により校正を行うことにより、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定値が得られる、前記(7)〜(10)のいずれか1つに記載の測定対象物質の測定方法。
(12) 測定対象物質の測定を分析装置により行う、前記(7)〜(11)のいずれか1つに記載の測定対象物質の測定方法。
(13)反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことを特徴とする反応指示物質水溶液。
(14) タンパク質の濃度が4〜8%である、前記(13)記載の反応指示物質水溶液。
(15) タンパク質がアルブミンである、前記(13)又は(14)記載の反応指示物質水溶液。
(16) タンパク質を含有させることにより、反応指示物質水溶液の分注量が、血清、又は血漿と同等となる、前記(13)〜(15)のいずれか1つに記載の反応指示物質水溶液。
(17) タンパク質を含有させることにより、反応指示物質を含有させた血清、又は血漿により検量係数の算出を行った場合と同等の検量係数が得られる、前記(13)〜(16)のいずれか1つに記載の反応指示物質水溶液。
(18) 測定対象物質の測定を分析装置により行う際の反応指示物質水溶液である、前記(13)〜(17)のいずれか1つに記載の反応指示物質水溶液。
(19) 検量係数の算出において、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行うことを特徴とする、検量係数の算出方法。
(20) 反応指示物質水溶液に含有させるタンパク質の濃度が4〜8%である、前記(19)記載の検量係数の算出方法。
(21) 反応指示物質水溶液に含有させるタンパク質がアルブミンである、前記(19)又は(20)記載の検量係数の算出方法。
(22) 反応指示物質水溶液にタンパク質を含有させることにより、反応指示物質水溶液の分注量が、血清、又は血漿と同等となる、前記(19)〜(21)のいずれか1つに記載の検量係数の算出方法。
(23) 反応指示物質水溶液にタンパク質を含有させることにより、反応指示物質を含有させた血清、又は血漿により検量係数の算出を行った場合と同等の検量係数が得られる、前記(19)〜(22)のいずれか1つに記載の検量係数の算出方法。
(24) 測定対象物質の測定を分析装置により行う際の検量係数の算出方法である、前記(19)〜(23)のいずれか1つに記載の検量係数の算出方法。

発明を実施するための最良の形態

0047

(1)標準液
本発明の標準液は、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことを特徴とする標準液である。

0048

この標準液に測定対象物質とともに含有させるタンパク質としては、アルブミン、カゼイングロブリン、又はゼラチン等を挙げることができる。このタンパク質としては、アルブミンが好ましい。なお、アルブミンとしては、ヒト血清アルブミンHSA)、ウシ血清アルブミンBSA)、ウマ血清アルブミン、又は卵白アルブミン等を挙げることができる。

0049

この標準液に含有させるタンパク質であるが、1種類のタンパク質のみを標準液に含有させてもよく、また複数種類のタンパク質を含有させてもよい。

0050

標準液に含有させるタンパク質の濃度は、1〜12%が好ましく、3〜10%がより好ましく、4〜8%が特に好ましい。

0051

また、この標準液に含有させる測定対象物質は、試料中に含まれるこの測定対象物質の濃度又は活性値等を測定しようとするものであればよく、特に限定されるものではない。

0052

この測定対象物質の例を以下記載する。まず、酵素とその酵素の基質となる物質との反応により測定を行うことができる測定対象物質のうち酵素の基質となる物質としては、例えば、クレアチニン、クレアチン尿酸UA)、尿素窒素(BUN、UN)、グルコース総コレステロール遊離型コレステロールエステル型コレステロールHDLコレステロール、LDL−コレステロール、β−リポタンパク質トリグリセライド(TG、中性脂肪)、リン脂質PL)、遊離脂肪酸NEFAFFA)、グルコース、乳酸ピルビン酸ガラクトースシアル酸クエン酸フルクトサミン、1,5−アンヒドロ−D−グルシトールグリコーゲンフコース総ビリルビン直接ビリルビン間接ビリルビン抱合型ビリルビン非抱合型ビリルビン、ナトリウム、クロールカリウムカルシウム無機リンマグネシウム、又は、胆汁酸等を挙げることができる。

0053

また、酵素とその酵素の基質となる物質との反応により測定を行うことができる測定対象物質のうち酵素としては、例えば、α−アミラーゼ酸性ホスファターゼクレアチンキナーゼCK)、アスパラキンアミノトランスフェラーゼASTGOT)、アラニンアミノトランスフェラーゼALTGPT)、乳酸脱水素酵素LDH、LD)、アルカリ性ホスファターゼ(ALP)、ロイシンアミノペプチダーゼLAP)、γ−グルタミルトランスペプチダーゼγ−GTP)、コリンエステラーゼ(Ch−E)、リパーゼ、又は、リポタンパク質リパーゼ(LPL)等を挙げることができる。

0054

そして、錯体形成反応により測定を行うことができる測定対象物質としては、例えば、鉄、不飽和鉄結合能UIBC)、総鉄結合能TIBC)、銅、アルミニウム亜鉛、カルシウム、又は、マグネシウム等を挙げることができる。

0055

更に、抗原抗体反応(免疫学的反応)により測定を行うことができる測定対象物質としては、例えば、HBs抗原、抗HBs抗体HBe抗原、抗HBe抗体抗HBc抗体抗HCV抗体、抗HIV抗体、抗ATLV抗体等のウイルス関連抗原又は抗体;大腸菌O157抗原、抗トレポネーマパリダムTP)抗体、抗マイコプラズマ抗体、抗ストレプトリジンO抗体(ASO)等の細菌関連の抗原又は抗体;免疫グロブリンGIgG)、免疫グロブリンAIgA)、免疫グロブリンMIgM)、若しくは免疫グロブリンEIgE)等の免疫グロブリンC反応性タンパク質CRP)、α1−酸性糖タンパク質ハプトグロビン補体C3、補体C4、リウマトイド因子等の炎症マーカーα−フェトプロテインCEA、CA19−9等の腫瘍マーカーヒト胎盤絨毛性ゴナドトロピン等のホルモンアレルゲン、アレルゲン特異IgE抗体等のアレルギー関連の抗原又は抗体;抗トロンビンIII(ATIII)等の血液凝固系関連物質;フィブリン分解物FDP)、Dダイマー等の線溶系関連物質;ABO式血液型抗体、不規則抗体等の血液型関連の抗原又は抗体;リポタンパク質(a)、フェリチン等の他の疾病に関連した物質;薬物、又は、毒物等を挙げることができる。

0056

また、核酸のこれに相補的な核酸との結合反応により測定を行うことができる測定対象物質としては、例えば、病原性ウイルスなどのウイルスのDNA若しくはRNA、病原性細菌などの細菌のDNA若しくはRNA、又は、ヒトなどの動物あるいは植物のDNA若しくはRNA等を挙げることができる。

0057

この標準液に含有させる測定対象物質であるが、1種類の測定対象物質のみを標準液に含有させてもよく、また複数種類の測定対象物質を含有させてもよい。

0058

本発明の標準液は、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたものであるが、この水溶液としては、水を溶媒として含むものであればよい。この水溶液には、必要に応じて、緩衝剤有機溶媒界面活性剤、糖類、アミノ酸ペプチド、脂質、補酵素金属イオンなどの無機物質安定化剤防腐剤活性化剤キレート剤、又は他の高分子物質等が含まれていてもよい。

0059

なお、緩衝剤としては、目的とするpH範囲緩衝能がある緩衝剤を適宜用いればよい。このような緩衝剤としては、例えば、トリス〔ヒドロキシメチルアミノメタン(Tris)、リン酸緩衝液イミダゾールグリシルグリシンPIPES、ACES、BES、MOPS、TES、HEPES、DIPSO、TAPSO、POPSO、HEPPSO、EPPS、HEPPS、Tricine、Bicine、TAPS、CHES、CAPSO、CAPS、MES、Bis−Tris、Bis−Trisプロパン、ADA、MOPSO、等を挙げることができる。

0060

本発明の標準液は、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことにより、この標準液の分注量が、血清、血漿、血清の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血清、又は血漿の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血漿と同等となるものである。

0061

また、これにより、本発明の標準液は、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことにより、血清、血漿、血清の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血清、又は血漿の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値が得られるものである。

0062

本発明の標準液は、測定対象物質の測定を分析装置により行う際の標準液として好適である。

0063

本発明の標準液は、蒸留水若しくは精製水等の水、又は前記の水溶液に、測定対象物質及びタンパク質を溶解させることにより、調製することができる。

0064

本発明の標準液は、液状形態凍結乾燥形態粉末形態、又は固形形態等のいずれの形態のものであってもよい。

0065

(2)測定対象物質の測定方法
本発明の測定対象物質の測定方法は、測定対象物質の測定において、測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液により校正(キャリブレーション)を行うことを特徴とするものである。

0066

この測定対象物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた標準液は、前記(1)に記載した通りである。

0067

なお、本発明において、測定対象物質の測定は、化学反応を用いて試料中に含まれる測定対象物質の測定を行うものであればよく、例えば、酵素とその酵素の基質となる物質との反応を利用した測定対象物質の測定、錯体形成反応を利用した測定対象物質の測定、抗原抗体反応(免疫学的反応)を利用した測定対象物質の測定、核酸のこれに相補的な核酸との結合反応を利用した測定対象物質の測定、疎水結合反応を利用した測定対象物質の測定、又はその他の化学反応等を利用した測定対象物質の測定等を挙げることができる。

0068

本発明の測定対象物質の測定方法は、前記の測定対象物質の測定において、前記の標準液により、通常行われる校正方法等(例えば、「従来の技術」の欄に記載した方法など)に従って校正を行い、試料中に含まれる測定対象物質の濃度又は活性値等の測定を行えばよい。

0069

本発明の測定対象物質の測定方法においては、測定対象物質とともにタンパク質を含有させた標準液により校正を行うことにより、この標準液の分注量が、血清、血漿、血清の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血清、又は血漿の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血漿と同等となるものである。

0070

また、これにより、本発明の測定対象物質の測定方法においては、測定対象物質とともにタンパク質を含有させた標準液により校正を行うことにより、血清、血漿、血清の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血清、又は血漿の組成(マトリックス)と同様若しくは近似した組成(マトリックス)を有する標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値が得られるものである。

0071

本発明の測定対象物質の測定方法は、測定対象物質の測定を分析装置により行うことが好適である。

0072

(3)反応指示物質水溶液
本発明の反応指示物質水溶液は、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことを特徴とする反応指示物質水溶液である。

0073

この反応指示物質水溶液に反応指示物質とともに含有させるタンパク質としては、アルブミン、カゼイン、グロブリン、又はゼラチン等を挙げることができる。このタンパク質としては、アルブミンが好ましい。なお、アルブミンとしては、ヒト血清アルブミン(HSA)、ウシ血清アルブミン(BSA)、ウマ血清アルブミン、又は卵白アルブミン等を挙げることができる。

0074

この反応指示物質水溶液に含有させるタンパク質であるが、1種類のタンパク質のみを反応指示物質水溶液に含有させてもよく、また複数種類のタンパク質を含有させてもよい。

0075

反応指示物質水溶液に含有させるタンパク質の濃度は、1〜12%が好ましく、3〜10%がより好ましく、4〜8%が特に好ましい。

0076

また、この反応指示物質水溶液に含有させる反応指示物質は、試料中に含まれる測定対象物質の測定に用いる検量係数の算出に使用するものであればよく、特に限定されるものではない。

0077

この反応指示物質の例を以下記載する。例えば、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST、GOT)活性値、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT、GPT)活性値、乳酸脱水素酵素(LDH、LD)活性値、クレアチンキナーゼ(CK)活性値、若しくはコリンエステラーゼ(Ch−E)活性値などの測定に用いる検量係数の算出に使用するグルコース、α−アミラーゼ活性値、若しくはアルカリ性ホスファターゼ(ALP)活性値などの測定に用いる検量係数の算出に使用する4−ニトロフェノール、又はγ−グルタミルトランスペプチダーゼ(γ−GTP)活性値、若しくはロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)活性値などの測定に用いる検量係数の算出に使用する4−ニトロアニリン等を挙げることができる。

0078

この反応指示物質水溶液に含有させる反応指示物質であるが、1種類の反応指示物質のみを反応指示物質水溶液に含有させてもよく、また複数種類の反応指示物質を含有させてもよい。

0079

本発明の反応指示物質水溶液は、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたものであるが、この水溶液としては、水を溶媒として含むものであればよい。

0080

この水溶液には、必要に応じて、緩衝剤、有機溶媒、界面活性剤、糖類、アミノ酸、ペプチド、脂質、補酵素、金属イオンなどの無機物質、安定化剤、防腐剤、活性化剤、キレート剤、又は他の高分子物質等が含まれていてもよい。

0081

なお、緩衝剤としては、目的とするpH範囲に緩衝能がある緩衝剤を適宜用いればよい。このような緩衝剤としては、例えば、トリス〔ヒドロキシメチル〕アミノメタン(Tris)、リン酸緩衝液、イミダゾール、グリシルグリシン、PIPES、ACES、BES、MOPS、TES、HEPES、DIPSO、TAPSO、POPSO、HEPPSO、EPPS、HEPPS、Tricine、Bicine、TAPS、CHES、CAPSO、CAPS、MES、Bis−Tris、Bis−Trisプロパン、ADA、MOPSO、等を挙げることができる。

0082

本発明の反応指示物質水溶液は、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことにより、この反応指示物質水溶液の分注量が、血清、又は血漿と同等となるものである。

0083

また、これにより、本発明の反応指示物質水溶液は、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させたことにより、反応指示物質を含有させた血清、又は血漿により検量係数の算出を行った場合と同等の検量係数が得られるものである。

0084

本発明の反応指示物質水溶液は、測定対象物質の測定を分析装置により行う際の反応指示物質水溶液として好適である。

0085

本発明の反応指示物質水溶液は、蒸留水若しくは精製水等の水、又は前記の水溶液に、反応指示物質及びタンパク質を溶解させることにより、調製することができる。

0086

本発明の反応指示物質水溶液は、液状形態、凍結乾燥形態、粉末形態、又は固形形態等のいずれの形態のものであってもよい。

0087

(4)検量係数の算出方法
本発明の検量係数の算出方法は、試料中に含まれる測定対象物質の測定に用いる検量係数の算出において、反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液により検量係数の算出を行うことを特徴とするものである。

0088

この反応指示物質とともにタンパク質を、水又は水溶液に含有させた反応指示物質水溶液は、前記(3)に記載した通りである。

0089

本発明の検量係数の算出方法は、前記の反応指示物質水溶液により、通常行われる検量係数の算出方法等(例えば、「従来の技術」の欄に記載した方法など)に従って検量係数の算出を行えばよく、そして算出した検量係数を用いて試料中に含まれる測定対象物質の濃度又は活性値等の測定を行えばよい。

0090

なお、本発明において、測定対象物質の測定は、化学反応を用いて試料中に含まれる測定対象物質の測定を行うものであればよく、例えば、酵素とその酵素の基質となる物質との反応を利用した測定対象物質の測定、錯体形成反応を利用した測定対象物質の測定、抗原抗体反応(免疫学的反応)を利用した測定対象物質の測定、核酸のこれに相補的な核酸との結合反応を利用した測定対象物質の測定、疎水結合反応を利用した測定対象物質の測定、又はその他の化学反応等を利用した測定対象物質の測定等を挙げることができる。

0091

本発明の検量係数の算出方法においては、反応指示物質とともにタンパク質を含有させることにより、反応指示物質水溶液の分注量が、血清、又は血漿と同等となるものである。

0092

また、これにより、本発明の検量係数の算出方法においては、反応指示物質水溶液にタンパク質を含有させることにより、反応指示物質を含有させた血清、又は血漿により検量係数の算出を行った場合と同等の検量係数が得られるものである。

0093

本発明の検量係数の算出方法は、測定対象物質の測定を分析装置により行う際の検量係数の算出方法として好適である。

0094

以下、実施例により本発明をより具体的に詳述するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。

0095

〔実施例〕(ウシ血清アルブミン含有標準液の分注量の確認)
色素オレンジGを測定対象物質とし、これとともにウシ血清アルブミン(BSA)を水に含有させた標準液の分析装置における分注量が、血清の分注量と同等となることを確かめた。

0096

(1)標準液の調製
色素のオレンジGを測定対象物質として含有する下記の各種標準液の調製を行った。なお、この各標準液の調製に使用したメスフラスコ及びホールピペットは、全て規定に従い容積補正して使用した。

0097

BSA・オレンジG含有標準液の調製
(a)タンパク質であるウシ血清アルブミン(BSA)〔アーマー社〕をその濃度がそれぞれ、2%、3%、4%、5%、6%、及び10%になるように精製水に溶解して、2%BSA水溶液、3%BSA水溶液、4%BSA水溶液、5%BSA水溶液、6%BSA水溶液、及び10%BSA水溶液をそれぞれ調製した。

0098

(b) 前記の2%BSA水溶液、3%BSA水溶液、4%BSA水溶液、5%BSA水溶液、6%BSA水溶液、及び10%BSA水溶液のそれぞれに、本測定における測定対象物質である、色素のオレンジG〔東京化成工業社〕の15mgを添加、溶解し、各々メスフラスコで容量を20mLとして、それぞれ0.075%のオレンジGを含有する2%BSA水溶液、3%BSA水溶液、4%BSA水溶液、5%BSA水溶液、6%BSA水溶液、及び10%BSA水溶液を調製した。

0099

これらを各々、2%BSA・オレンジG標準液、3%BSA・オレンジG標準液、4%BSA・オレンジG標準液、5%BSA・オレンジG標準液、6%BSA・オレンジG標準液、及び10%BSA・オレンジG標準液とした。

0100

オレンジG含有標準血清の調製
ヒト血清に、本測定における測定対象物質である、色素のオレンジG〔東京化成工業社〕の15mgを添加、溶解し、メスフラスコで容量を20mLとして、0.075%のオレンジGを含有するヒト血清とした。

0101

これを、オレンジG含有標準血清とした。

0102

オレンジG含有標準液の調製
精製水に、本測定における測定対象物質である、色素のオレンジG〔東京化成工業社〕の15mgを添加、溶解し、メスフラスコで容量を20mLとして、0.075%のオレンジGを含有する水溶液とした。

0103

これを、オレンジG含有標準液とした。

0104

(2)分析装置における各標準液の分注量の測定

0105

日立7150形自動分析装置において、前記(1)で調製した各標準液の分注量を測定した。

0106

分析装置による測定
(a)日立7150形自動分析装置〔日立製作所社〕による測定において、前記(1)で調製した、2%BSA・オレンジG含有標準液、3%BSA・オレンジG含有標準液、4%BSA・オレンジG含有標準液、5%BSA・オレンジG含有標準液、6%BSA・オレンジG含有標準液、10%BSA・オレンジG含有標準液、オレンジG含有標準血清、及びオレンジG含有標準液をそれぞれ試料とした。この試料とした各標準液の分注量は、各々、3μL、5μL、7μL、及び10μLを、前記分析装置において指定した。

0107

(b) 前記分析装置において、前記の試料とした各標準液がキュベットに分注された後、測定試薬としての精製水300μLが分注され、37℃にて置かれる。

0108

(c)測定試薬を分注して約10分後に、480nmの波長において、キュベット中の溶液〔標準液(試料)と精製水(測定試薬)〕の吸光度が測定された。

0109

標準液の分注量の算出
前記において測定したキュベット中の溶液の吸光度より、前記分析装置において実際に分注された各標準液の量を算出した。

0110

(a) 「分析装置において実際に分注された標準液の量」〔実分注量〕、「測定試薬の分注量」〔試薬量〕、「標準液の吸光度」〔標準液吸光度〕、及び「分析装置で測定されたキュベット中の溶液の吸光度」〔測定吸光度〕の間には、下記のような関係がある。

0111

なお、「標準液の吸光度」〔標準液吸光度〕は、前記(1)で調製した各標準液を精製水で正確に50倍希釈したものの480nmにおける吸光度を、UVIDEC−430B型分光光度計〔日本分光社〕で測定し、この測定により得られた吸光度を50倍したものである。

0112

また、「測定試薬の分注量」〔試薬量〕は、前記の測定においては、300μLとなる。

0113

〔測定吸光度〕=〔実分注量〕×〔標準液吸光度〕÷(〔実分注量〕+〔試薬量〕)

0114

この式を展開すると、下の式となるので、この式に、〔試薬量〕、〔測定吸光度〕、及び〔標準液吸光度〕をそれぞれ代入することにより、「分析装置において実際に分注された標準液の量」〔実分注量〕を算出することができる。

0115

〔実分注量〕=〔試薬量〕×〔測定吸光度〕÷(〔標準液吸光度〕−〔測定吸光度〕)

0116

この式にそれぞれの値を代入することにより算出した「分析装置において実際に分注された標準液の量」〔実分注量〕を表1に示した。この表に示した数値の単位は、「μL」である。

0117

0118

(b) また、この「分析装置において実際に分注された標準液の量」〔実分注量〕の「分析装置において指定した分注量」に対する比率(「分析装置において実際に分注された標準液の量」÷「分析装置において指定した分注量」×100)を表2に示した。この表に示した数値の単位は、「パーセント(%)」である。

0119

0120

(3) 考察
表1及び表2に示された結果より、分析装置において実際に分注された標準液の量(実分注量)は、オレンジG含有標準液では、オレンジG含有標準血清よりも4.2%〜7.7%も少なくなってしまい、誤差が生じていることが分かる。

0121

特に、分析装置において指定した分注量が少量になる程、この差異が顕著となり、誤差が増加していることが分かる。

0122

例えば、分析装置において指定した分注量が3μLのとき、差異は7.7%にもなっている。

0123

これに対して、ウシ血清アルブミン(BSA)をも含有させた各オレンジG標準液では、オレンジG含有標準血清の分注量との差異が減少していることが分かる。

0124

例えば、2%BSA・オレンジG含有標準液では、分析装置において指定した分注量が3μLのとき、オレンジG含有標準液に比べて、オレンジG含有標準血清の分注量との差異が1.4%減少した。

0125

また、特に、4%BSA・オレンジG含有標準液、5%BSA・オレンジG含有標準液、6%BSA・オレンジG含有標準液、及び10%BSA・オレンジG含有標準液では、いずれの指定分注量においてもオレンジG含有標準血清の分注量との差異が最大でも4%台に収まっており、誤差解消の効果が著しいことが分かる。

0126

以上の結果より、測定対象物質であるオレンジGとともにタンパク質であるウシ血清アルブミン(BSA)を水に含有させた標準液においては、分析装置における分注量が標準血清と同等となることが確かめられた。

0127

すなわち、測定対象物質であるオレンジGとともにタンパク質であるウシ血清アルブミン(BSA)を水に含有させた標準液により校正を行った場合、標準血清により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値を得ることができることが確かめられた。

発明の効果

0128

本発明の標準液及び測定対象物質の測定方法は、分析装置における標準液の分注量が、血清又は血漿等の試料と同等であり、血清、血漿、標準血清、又は標準血漿により校正を行った場合と同等の測定対象物質の測定値を得ることができ、正確な校正、及び正確な測定を行うことができるものである。

0129

また、本発明の反応指示物質水溶液及び検量係数の算出方法は、分析装置における反応指示物質水溶液の分注量が、本来の分注量通りであり、誤差を含まない正しい検量係数を算出することができ、ひいては正確な測定対象物質の測定値を得ることができるものである。

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