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技術 構造物の構築方法および構築装置

出願人 大成建設株式会社株式会社巴コーポレーション
発明者 河野順岡部清幸三阪博之横山稔川添俊之山下哲郎
出願日 2000年7月19日 (20年4ヶ月経過) 出願番号 2000-218230
公開日 2002年1月31日 (18年9ヶ月経過) 公開番号 2002-030810
状態 特許登録済
技術分野 建築構造一般 現場における建築要素の搬送及び組立作業
主要キーワード 揺動傾斜 自動補正装置 交互動作 ジャッキ受 ジャッキ操作 作業手間 監視体制 桁構造
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2002年1月31日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

比較的強度の大きい周縁部にて荷重を負担したジャッキ操作を行うことにより、簡素な機材と少ない人員にても安全に構築が行える構造物構築方法および構築装置を提供する。

解決手段

下部構造体3上のジャッキ5、5、および仮設サポート2上のジャッキ9と積層ライナー11、11とにより支持させて構造物1の骨組みを完了させ、下部構造体3上における全てのジャッキ5を押し上げて構造物1の全荷重を下部積層ライナー7を介して負担した上で、仮設サポート2上におけるジャッキ9を段階的に下降させ、積層ライナー11を順次除去した後、下部構造体3上の全てのジャッキ5を下降させて下部積層ライナー7を順次除去し、構造物1の支承部4を下部構造体3上に支持固定する。

概要

背景

屋根構造物等の構造物は、通常、適宜数のブロックに分割されたものを組み立てて構築がなされるが、構造物を構成する部材数や種類が多いことからその構築時には仕分け選出作業に多くの時間と手間を必要としていた。また、組立の際に分割されたブロックを確実に接合できないと、構造物自体自立成立しないことになるため、構築には仮設サポートを必要とした。このような仮設サポートを使用した構造物の構築方法の従来例を、図3によって説明する。

構造物の周縁となる下部構造体躯体)23内の基礎上に立設された多数の仮設サポート22は、予め構造物21が構築される場所の地上の基礎G上に必要とされる数だけ立設される。仮設サポート22の頂部には、ジャッキ29および積層ライナー31が固定され、地上にてブロック状に分割して組み立てられた構造物は組立クレーン等を用いて仮設サポート22上に吊り上げられ、ジャッキ受部30を介してジャッキ29および積層ライナー31上に載置固定される。構造物の周縁の支承部24は下部構造体23に固定される。仮設サポート22および下部構造体23上でのブロック状の構造物の骨組みの接合等による組立が完了した時点で、構造物21を自立させるために仮設サポート22上のジャッキ29を全て同時に緩めてジャッキダウンがなされ、最終的に構造物の全荷重は、周縁の支承部24によって下部構造体23に転嫁される。

概要

比較的強度の大きい周縁部にて荷重を負担したジャッキ操作を行うことにより、簡素な機材と少ない人員にても安全に構築が行える構造物の構築方法および構築装置を提供する。

下部構造体3上のジャッキ5、5、および仮設サポート2上のジャッキ9と積層ライナー11、11とにより支持させて構造物1の骨組みを完了させ、下部構造体3上における全てのジャッキ5を押し上げて構造物1の全荷重を下部積層ライナー7を介して負担した上で、仮設サポート2上におけるジャッキ9を段階的に下降させ、積層ライナー11を順次除去した後、下部構造体3上の全てのジャッキ5を下降させて下部積層ライナー7を順次除去し、構造物1の支承部4を下部構造体3上に支持固定する。

目的

そこで、本発明では、前記従来の構造物の構築工法の諸課題を解決して比較的強度の大きい周縁部にて荷重を負担したジャッキ操作を行うことにより、簡素な機材と少ない人員にても安全に構築が行える構造物の構築方法および構築装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

構造物周縁となる下部構造体上に載置した多数のジャッキと、下部構造体内の基礎上に立設された多数の仮設サポート上のジャッキと積層ライナーとにより構造物を支持して該構造物の骨組みを完了させた後、前記下部構造体上の全てのジャッキを押し上げ、前記構造物の全荷重を積層ライナーを介して負担した上で、前記仮設サポート上のジャッキの下降と積層ライナーを順次除去しながら無負荷の状態とした後、下部構造体上の積層ライナーの除去と全てのジャッキを段階的に下降させて、構造物の支承部を下部構造体上に支持固定することを特徴とする構造物の構築方法

請求項2

前記請求項1に記載の構造物の構築方法に使用される構築装置であって、基礎上に構築された構造物の周縁となる下部構造体と、該下部構造体内の基礎上に立設された多数の仮設サポートと、これら下部構造体および仮設サポート上に載置されたジャッキと積層ライナーとの組合せとから構成されたことを特徴とする構造物の構築装置。

技術分野

0001

本発明は、例えば上弦材下弦材腹材を介して接合してなるトラス材網目状に組み立ててなる大屋根構造物等の構造物構築方法および構築装置に関し、トラス構造のみならず桁構造等にも適用可能である。

背景技術

0002

大屋根構造物等の構造物は、通常、適宜数のブロックに分割されたものを組み立てて構築がなされるが、構造物を構成する部材数や種類が多いことからその構築時には仕分け選出作業に多くの時間と手間を必要としていた。また、組立の際に分割されたブロックを確実に接合できないと、構造物自体自立成立しないことになるため、構築には仮設サポートを必要とした。このような仮設サポートを使用した構造物の構築方法の従来例を、図3によって説明する。

0003

構造物の周縁となる下部構造体躯体)23内の基礎上に立設された多数の仮設サポート22は、予め構造物21が構築される場所の地上の基礎G上に必要とされる数だけ立設される。仮設サポート22の頂部には、ジャッキ29および積層ライナー31が固定され、地上にてブロック状に分割して組み立てられた構造物は組立クレーン等を用いて仮設サポート22上に吊り上げられ、ジャッキ受部30を介してジャッキ29および積層ライナー31上に載置固定される。構造物の周縁の支承部24は下部構造体23に固定される。仮設サポート22および下部構造体23上でのブロック状の構造物の骨組みの接合等による組立が完了した時点で、構造物21を自立させるために仮設サポート22上のジャッキ29を全て同時に緩めてジャッキダウンがなされ、最終的に構造物の全荷重は、周縁の支承部24によって下部構造体23に転嫁される。

発明が解決しようとする課題

0004

ところが、このような従来の構築方法では、構造物21の自立のためには、周縁部に比較して強度がそれほど大きくない構造物21の中間部の各部を支持する仮設サポート22上のジャッキ29を全て同時に緩めてジャッキダウンをする必要があり、全ての個所作業員手作業によるジャッキ調整作業)を配置するか、全てのジャッキ29・・・を自動制御で同時に動作させる必要があるが、高所での多数の作業員の配置については安全性にも問題があって実用的でなく、効率が悪化する虞れも生じた。また、完全なる自動制御については装置が複雑かつ高価となる他、監視人を置くことなく自動制御させた場合は構造物という特有の構築形態での安全上の課題を残した。とは言え、監視体制整備すると自動制御の利点が減殺され、自動制御装置の設置分だけ余分な建設費用がかかることになって実際的でなかった。

0005

そこで、本発明では、前記従来の構造物の構築工法の諸課題を解決して比較的強度の大きい周縁部にて荷重を負担したジャッキ操作を行うことにより、簡素な機材と少ない人員にても安全に構築が行える構造物の構築方法および構築装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

このため本発明は、構造物の周縁となる下部構造体上に載置した多数のジャッキと、下部構造体内の基礎上に立設された多数の仮設サポート上のジャッキと積層ライナーとにより構造物を支持して該構造物の骨組みを完了させた後、前記下部構造体上の全てのジャッキを押し上げ、前記構造物の全荷重を積層ライナーを介して負担した上で、前記仮設サポート上のジャッキの下降と積層ライナーを順次除去しながら無負荷の状態とした後、下部構造体上の積層ライナーの除去と全てのジャッキを段階的に下降させて、構造物の支承部を下部構造体上に支持固定することを特徴とするものである。また本発明は、前記構造物の構築方法に使用される構築装置であって、基礎上に構築された構造物の周縁となる下部構造体と、該下部構造体内の基礎上に立設された多数の仮設サポートと、これら下部構造体および仮設サポート上に載置されたジャッキと積層ライナーとの組合せとから構成されたことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とするものである。

0007

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明の構造物の構築方法および構築装置の1実施の形態を示すもので、図1(A)は構造物を構築中の半分切り欠いた平面図、図1(B)はその正面図および下部構造体への支承部の拡大図、図2は構築中の仮設サポートおよび下部構造体上のジャッキの状態を示す正面詳細図である。本発明の構造物の構築方法について詳述すると、図1(B)に示すように、構造物1の周縁となる下部構造体(躯体)3および該下部構造体3内の基礎G上に立設された多数の仮設サポート2、2・・・上にて構造物1を構築するもので、前記下部構造体3上にジャッキ5、5、および仮設サポート2上にジャッキ9、9と積層ライナー11、11とを組み合わせて載置する(下部構造体3部については図2を参照)とともに、適宜数のブロックに分割されて基礎Gにて組み立てられた構造物1をブロック毎に図示省略の組立クレーン等の揚重機にて吊り上げる。

0008

次いで、前記下部構造体3上のジャッキ5、5、および仮設サポート2上のジャッキ9、9と積層ライナー11、11とにより支持させて構造物1の骨組みを完了させ、図2(A)に示すように、下部構造体3上における全てのジャッキ5、5・・・を押し上げて下部積層ライナー7、7を介して構造物1の全荷重を負担した上で、仮設サポート2、2・・・上におけるジャッキ9、9・・・を段階的に下降させ、積層ライナー11、11・・・を順次除去した後、図2(B)に示すように、下部構造体3上の全てのジャッキ5、5・・・を下降させて、下部積層ライナー7、7を順次除去しながら、構造物1の支承部4を下部構造体3上に支持固定するものである。

0009

前記下部構造体3上における全てのジャッキ5、5・・・を押し上げて、下部構造体3が構造物1の全荷重を下部積層ライナー7を介して負担した状態以降の工程を詳述すると、図2(A)の状態、すなわち下部構造体3上における全てのジャッキ5、5・・・を押し上げると、構造物1の中間部は各仮設サポート2、2・・・上のジャッキ受部10・・・から離間し、自重によって構造物1が僅かながらも拡開し、構造物1の外周縁径方向外側に移動する。したがって、下部構造体3上の各ジャッキ5は底部を中心として僅か外側に揺動する。下部構造体3上のジャッキ5の伸長によって上昇した構造物1周縁下部の下部支承部4との間の隙間に下部ライナー7を積層して追加する。これによって、ジャッキ5を下降させても下部積層ライナー7が構造物1の全荷重を負担できることになる。このとき、揺動傾斜したジャッキ5、5は、手動または自動制御あるいはレール上にジャッキを載置して構成した自動補正装置等により正常位置に復元するように構成される。

0010

この状態から、無負荷状態にある各仮設サポート2上における上部積層ライナー11、11をジャッキ9の伸縮動作と組み合わせて1段ずつ順次除去して行くことになる。これらの仮設サポート2上におけるジャッキ9の下降による上部積層ライナー11、11の支持に続いて、下部構造体3上のジャッキ5による支持後の下部ライナー7の除去、次いで、仮設サポート2上のジャッキ9、9の伸長後の上部積層ライナー11、11の除去およびジャッキ9、9の下降後の上部積層ライナー11、11による支持と、以下、下部構造体3上でのジャッキおよび積層ライナーによる交互動作と仮設サポート2上でのジャッキおよび積層ライナーによる交互動作を順次繰り返すことで、構造物1を徐々にジャッキダウンさせ、最終的に構造物1の支承部4を下部構造体3上に下降させて支持固定する。

0011

以上、本発明の各実施の形態について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、構造物の形状(円形に限らず、三角方形多角形等)、形式(トラス構造の他、桁構造等)、下部構造体の形状、形式、仮設サポートの形状、形式およびその設置形態、数、分割されてブロック化された構造物の揚重形態およびそれらの間の接合形態、構造物の下部構造体および仮設サポートへの支持形態、ジャッキおよび積層ライナーの形状、形式、配設形態およびそれらの間の関連構成等については適宜採用が可能である。

発明の効果

0012

以上、詳細に説明してきたように本発明によれば、仮設サポートが負担していた構造物の荷重を、比較的強度の大きい周縁部である下部構造体に転嫁させてジャッキ操作を行うことにより、構造物をジャッキダウンさせることが可能となり、簡素な機材と少ない人員にても、低コストで安全かつ短縮された工期のもとに構造物の構築ができる。また、構造物の荷重を負担してのジャッキ作業が、強度が大きく地上にも近い足場の確実な下部構造体上にて行えるので、作業の安全性が確保できる。さらに、従来の仮設サポート上におけるジャッキダウンに比較して、ジャッキの数を大幅に減らすことが可能となり、設備費用の低減と作業手間の軽減が図れる。かくして、本発明によれば、比較的強度の大きい周縁部にて荷重を負担したジャッキ操作を行うことにより、簡素な機材と少ない人員にても安全に構築が行える構造物の構築方法および構築装置が提供される。

図面の簡単な説明

0013

図1本発明の構造物の構築方法および構築装置の1実施の形態を示すもので、図1(A)は構造物を構築中の半分切り欠いた平面図、図1(B)はその正面図および下部構造体への支承部の拡大図である。
図2同、構築中の仮設サポートおよび下部構造体上のジャッキの状態を示す正面詳細図である。
図3従来の屋根構造体の構築工法を示す正面図である。

--

0014

1・・・・構造物
2・・・・仮設サポート
3・・・・下部構造体(躯体)
4・・・・下部支承部
5・・・・下部ジャッキ
6・・・・下部ジャッキ受部材
7・・・・下部積層ライナー
8・・・・支承部
9・・・・ジャッキ
10・・・・ジャッキ受部
11・・・・上部積層ライナー
G・・・・基礎(地上)

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