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技術 剥離用積層シート及びその製造方法

出願人 王子タック株式会社東ソー株式会社
発明者 関政徳尾崎俊晴松村隆久幸田真吾西岡秀明
出願日 2000年7月10日 (19年11ヶ月経過) 出願番号 2000-207637
公開日 2002年1月22日 (18年5ヶ月経過) 公開番号 2002-019038
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の押出成形 高分子組成物 積層体(2)
主要キーワード 板紙類 界面剥離力 致命的欠陥 復元不可 界面接着強度 合成樹脂フィルム類 冷却圧着 最終加工
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この項目の情報は公開日時点(2002年1月22日)のものです。
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課題

熱可塑性樹脂硬化が徐々に進行し、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シート、及びその製造方法を提供する。

解決手段

熱可塑性樹脂層を用いる剥離用積層シートにおいて、該熱可塑性樹脂が、耐熱性界面活性剤を0.1〜1wt%の範囲で含有することを特徴とする剥離用積層シート。押出しラミネートする際の温度が、Tダイス出口樹脂温度として280〜320℃の範囲で製造することを特徴とする剥離用積層シートの製造方法。

概要

背景

近年、剥離用積層シートは、一度剥離すると、剥離した形跡を残さずには復元不可能であるという利点から、クレジットカード等のカード類、更には、一方の表面層の裏面又は他方の表面層の表面の少なくとも一方に秘密情報が記載されており、表面層を剥離してはじめて秘密情報が判読でき、且つ一度剥離すると元に戻せないことにより、その情報の盗み見を防止する秘密保持用途等、広範な用途に使用されている。該剥離用積層シートは、熱可塑性樹脂層と表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シート、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との界面接着強度を異にすることにより、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートであり、例えば、クレジットカード等のカード用途では、この剥離用積層シートの状態、及び、更に粘着加工により複数の構成層を形成して、帳票に貼合しこれを剥離する。また秘密保持用途では、前記のようにすることにより、その情報の盗み見を防止することが可能となる。

剥離用積層シートは、一般に押出しラミネーター等と呼ばれる塗工設備により加熱下で溶融した熱可塑性樹脂を、間隙を有するTダイスから紙又はフィルム等の上に押出し、通常5〜30μmの厚さの熱可塑性樹脂層を形成して製造される。この際、両面それぞれに表面層を配置する場合、界面接着強度の高い表面層を先に形成するか、低い表面層を先に形成するかは、品質生産効率及び設備面等の種々の要因を考慮して決定される。また、前述のごとく、必要に応じて更なる粘着加工が行われるなど、その用途に応じて二次、三次の加工が施される。剥離用積層シートは、例えば、特許第2683983号や特開平5−278175号各公報に例示されるとおり、基本的には熱可塑性樹脂が完全に硬化するに至らない状態に管理することにより、熱可塑性樹脂層と表面層との間で剥離可能とするか、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との間で、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートを製造するものである。

上記の理由から、剥離用積層シートが、基本的に熱可塑性樹脂を完全に硬化するに至らしめない状態に管理することにより、熱可塑性樹脂層と表面層との間で剥離可能とするか、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との間で、少なくとも界面接着強度の低い方を剥離可能とした剥離用積層シートを製造するものであるため、例えば、製造工程の二次、及び三次以降の加工工程で長期間保管されたり、ユーザーでの更なる加工、及び最終的に使用されるまでの期間に、熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなる欠陥を有し、著しい場合には、基材と完全に密着して、剥離が困難となる場合すらある。このため、従来の剥離用接着シートは製造後短期間に最終加工を終了し、使用を完了する必要があり、生産管理を極めて困難にしているのが実状である。上記の現状にかんがみ、界面接着強度の低い方の界面接着強度が、製造時の界面接着強度に対し、経時的に高くなるという剥離用積層シートの致命的欠陥を改善し得る剥離用積層シートが強く求められているが、いまだ満足し得る適切な剥離用積層シートは見出されていない。

概要

熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シート、及びその製造方法を提供する。

熱可塑性樹脂層を用いる剥離用積層シートにおいて、該熱可塑性樹脂が、耐熱性界面活性剤を0.1〜1wt%の範囲で含有することを特徴とする剥離用積層シート。押出しラミネートする際の温度が、Tダイス出口樹脂温度として280〜320℃の範囲で製造することを特徴とする剥離用積層シートの製造方法。

目的

本発明の目的は、上記の剥離用積層シートが、例えば、製造工程の二次、及び三次以降の加工工程で長期間保管されたり、ユーザーでの更なる加工、及び最終的に使用されるまでの期間に、熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シート、及びその製造方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

熱可塑性樹脂層の片面又は両面に表面層を配置し、熱可塑性樹脂層と表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シート、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との界面接着強度を異にすることにより、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートにおいて、該熱可塑性樹脂が、耐熱性界面活性剤を0.1〜1wt%の範囲で含有することを特徴とする剥離用積層シート。

請求項2

該耐熱性界面活性剤が、該シートの製造及び加工の段階において、熱安定性を有する物である請求項1記載の剥離用積層シー卜。

請求項3

界面で剥離可能とした表面層と接着する熱可塑性樹脂のビカット軟化点が88℃以上である請求項1又は2に記載の剥離用積層シート。

請求項4

前記熱可塑性樹脂層が、ポリオレフィンを主成分とすることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の剥離用積層シート。

請求項5

請求項1に記載の剥離用積層シートを製造する方法において、押出しラミネートする際の温度が、Tダイス出口樹脂温度として280〜320℃の範囲で製造することを特徴とする剥離用積層シートの製造方法。

技術分野

0001

本発明は、剥離用積層シート、並びに該剥離用積層シートの製造方法に関するものである。更に詳しく述べるならば、熱可塑性樹脂層の片面又は両面に紙又はフィルム等からなる表面層を配置し、熱可塑性樹脂層と表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シート、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との界面接着強度を異にすることにより、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートであり、一度剥離すると、剥離した形跡を残さずには復元不可能である剥離用積層シート、並びに該剥離用積層シートの製造方法に関するものである。

背景技術

0002

近年、剥離用積層シートは、一度剥離すると、剥離した形跡を残さずには復元不可能であるという利点から、クレジットカード等のカード類、更には、一方の表面層の裏面又は他方の表面層の表面の少なくとも一方に秘密情報が記載されており、表面層を剥離してはじめて秘密情報が判読でき、且つ一度剥離すると元に戻せないことにより、その情報の盗み見を防止する秘密保持用途等、広範な用途に使用されている。該剥離用積層シートは、熱可塑性樹脂層と表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シート、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との界面接着強度を異にすることにより、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートであり、例えば、クレジットカード等のカード用途では、この剥離用積層シートの状態、及び、更に粘着加工により複数の構成層を形成して、帳票に貼合しこれを剥離する。また秘密保持用途では、前記のようにすることにより、その情報の盗み見を防止することが可能となる。

0003

剥離用積層シートは、一般に押出しラミネーター等と呼ばれる塗工設備により加熱下で溶融した熱可塑性樹脂を、間隙を有するTダイスから紙又はフィルム等の上に押出し、通常5〜30μmの厚さの熱可塑性樹脂層を形成して製造される。この際、両面それぞれに表面層を配置する場合、界面接着強度の高い表面層を先に形成するか、低い表面層を先に形成するかは、品質生産効率及び設備面等の種々の要因を考慮して決定される。また、前述のごとく、必要に応じて更なる粘着加工が行われるなど、その用途に応じて二次、三次の加工が施される。剥離用積層シートは、例えば、特許第2683983号や特開平5−278175号各公報に例示されるとおり、基本的には熱可塑性樹脂が完全に硬化するに至らない状態に管理することにより、熱可塑性樹脂層と表面層との間で剥離可能とするか、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との間で、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートを製造するものである。

0004

上記の理由から、剥離用積層シートが、基本的に熱可塑性樹脂を完全に硬化するに至らしめない状態に管理することにより、熱可塑性樹脂層と表面層との間で剥離可能とするか、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との間で、少なくとも界面接着強度の低い方を剥離可能とした剥離用積層シートを製造するものであるため、例えば、製造工程の二次、及び三次以降の加工工程で長期間保管されたり、ユーザーでの更なる加工、及び最終的に使用されるまでの期間に、熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなる欠陥を有し、著しい場合には、基材と完全に密着して、剥離が困難となる場合すらある。このため、従来の剥離用接着シートは製造後短期間に最終加工を終了し、使用を完了する必要があり、生産管理を極めて困難にしているのが実状である。上記の現状にかんがみ、界面接着強度の低い方の界面接着強度が、製造時の界面接着強度に対し、経時的に高くなるという剥離用積層シートの致命的欠陥を改善し得る剥離用積層シートが強く求められているが、いまだ満足し得る適切な剥離用積層シートは見出されていない。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、上記の剥離用積層シートが、例えば、製造工程の二次、及び三次以降の加工工程で長期間保管されたり、ユーザーでの更なる加工、及び最終的に使用されるまでの期間に、熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シート、及びその製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は、熱可塑性樹脂層の片面又は両面に表面層を配置し、熱可塑性樹脂層と表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シート、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との界面接着強度を異にすることにより、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートにおいて、該熱可塑性樹脂が、耐熱性界面活性剤を0.1〜1wt%の範囲で含有することを特徴とする剥離用積層シートに関する。また、本発明の第2の発明は、上記第1の発明の剥離用積層シートを製造する方法において、押出しラミネートする際の温度が、Tダイス出口樹脂温度として280〜320℃の範囲で製造することを特徴とする剥離用積層シートの製造方法に関する。

0007

本発明者らは、前記の現状にかんがみ、上記の剥離用積層シートが、例えば、製造工程の二次、及び三次以降の加工工程で長期間保管されたり、ユーザーでの更なる加工、及び最終的に使用されるまでの期間に、熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シートを得るため、使用する熱可塑性樹脂の物性、これに配合する添加剤、押出しラミネート加工時の温度や、積層する際のクーリングロールでの冷却圧着時の圧力等広範に亘り、鋭意研究を進めた結果、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シート、及びその製造方法を完成し、本発明に至った。

0008

本発明者らは、熱可塑性樹脂層の片面又は両面に表面層を配置し、熱可塑性樹脂層と表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シート、又は熱可塑性樹脂層と両面それぞれの表面層との界面接着強度を異にすることにより、少なくとも界面接着強度の低い方の表面層との界面で剥離可能とした剥離用積層シートにおいて、該熱可塑性樹脂に耐熱性界面活性剤を配合することにより、はじめて製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シートの製造を可能にしたのである。本発明者らは、押出しラミネートされた熱可塑性樹脂層と表面層の界面接着接着強度経時変化により徐々に高くなるという欠陥が、熱可塑性樹脂層と表面層との界面において経時による熱可塑性樹脂の酸化反応により、水酸基カルボニル基等の極性基炭素ラジカルが発生し、これらが表面層の表面と水素結合架橋反応を起こすことにより発生することに着目し、これらの反応を抑える方法について鋭意研究した結果、本発明の完成に至ったものである。

発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明を具体的に説明する。本発明において、熱可塑性樹脂は耐熱性界面活性剤を0.1〜1wt%の範囲で含有したものである。更に好ましくは0.15〜0.7wt%の範囲である。これは押出しラミネートされた熱可塑性樹脂中の耐熱性界面活性剤が経時により表面層との界面に徐々に析出することにより、経時変化による表面層との反応を抑制する働きを持つこととなるためで、この効果を十分なものとするには、熱可塑性樹脂中の耐熱性界面活性剤の配合量が前記の範囲となることが望ましい。この配合量が0.1wt%未満の場合、熱可塑性樹脂の経時変化に対する効果が不足し、接着力が経時により上昇する。また配合量が1wt%より多い場合、耐熱性界面活性剤が熱可塑性樹脂と表面層との界面に過剰に析出し、熱可塑性樹脂と表面層の接着不良を生じやすくなる。

0010

本発明において使用する耐熱性界面活性剤は、本発明の剥離用積層シートの製造及び加工の段階において、熱安定性を有する物であることが好ましい。特に押出しラミネートの成形温度において熱可塑性樹脂が発泡しない耐熱性を有するものを用いる必要がある。例えば、ポリオキシエチレンアルキルアミングリセリン脂肪酸エステルポリグリセリン脂肪酸エステルポリオキシエチレンアルキルアミドソルビタンプロピレングリコールポリプロピレングリコール等の非イオン系界面活性剤アルキルスルホン酸塩アルキルベンゼンスルホン酸塩等の陰イオン系界面活性剤等が挙げられる。特にポリオキシエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが剥離性、押出しラミネート成形性等の点で好ましい。

0011

また、本発明において使用する熱可塑性樹脂は、特に限定するものではないが、ポリエチレンエチレンα−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタアクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体などのエチレン系共重合体ポリプロピレンポリブテンポリメチルペンテン樹脂などのポリオレフィン系樹脂、又はポリスチレンポリエステルポリアミド等が挙げられ、押出しラミネート加工性、価格等の点からポリエチレンなどのエチレン系重合体を代表としたポリオレフィン系樹脂が好ましく、その中でも低密度ポリエチレンが最も好ましい。

0012

用いられる熱可塑性樹脂は、ビカット(又はビカー、Vicat)軟化点が88℃以上であることが好ましい。ビカット軟化点とはJIS K7206に規定される熱可塑性樹脂の軟化温度試験方法により測定される値であるが、この軟化点が88℃未満の場合、製造した剥離用積層シートを最終製品として打ち抜き加工する際、熱可塑性樹脂層が、良好に裁断されず、その後のカス上げ工程で熱可塑性樹脂層が引張られることにより、熱可塑性樹脂と基材の密着不良を生じやすくなり好ましくない。

0013

更に、本発明では熱可塑性樹脂は、押出しラミネートにより製造されるが、この際の押出し温度がTダイス出口の熱可塑性樹脂温度として280〜320℃の範囲にあることが好ましい。前記温度範囲内であれば、この温度を変化させることにより、剥離用積層シートの界面接着力を調整することができる。しかしこの温度が280℃未満の場合、熱可塑性樹脂の粘度が上昇し、良好にラミネートするためには加工速度を下げなくてはならず、生産性の点から好ましくない。また320℃より高い場合、熱可塑性樹脂中の耐熱性界面活性剤が揮発し、含有量が低下するため、密着強度が高くなり好ましくない。

0014

本発明において熱可塑性樹脂層の片面に使用される表面層はフィルム、一部の紙等からなり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロンポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルム類、ポリプロピレン等を主成分とする合成紙類、不織布類金属箔類を例示することができ、用途に応じて任意に選定して用いることができる。

0015

また、本発明において両面に表面層を配置する場合には、熱可塑性樹脂層の他の面に使用される表面層としては紙又はフィルム等が用いられ、これらは木材パルプを主成分として製造される上質紙印刷用塗工紙感熱記録紙インクジェット記録用紙等の情報産業用紙、白紙等の紙・板紙類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂フィルム類、ポリプロピレン等を主成分とする合成紙類、不織布類、金属箔類を例示することができ、用途に応じて任意に選定して用いることができる。

0016

本発明を下記実施例によって更に具体的に説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらによって限定されるものではない。各実施例、比較例に記載の「部」は特に断らない限り、「重量部」を示すものである。
評価方法
界面剥離力測定方法):JIS Z 0237による。
打ち抜き加工性):剥離用積層シートを打ち抜き加工する際の熱可塑性樹脂層の裁断性とその後のカス上げ工程で熱可塑性樹脂層が引張られることにより、熱可塑性樹脂と表面層の密着性目視により確認した。

0017

実施例1
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカツト軟化点88℃)中に耐熱性界面活性剤としてグリセリンモノステアレートを0.6wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより290℃の温度でポリエステルフィルム上(ユニチカ社製)に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0018

実施例2
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.2wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより290℃の温度でポリエステルフィルム上(ユニチカ社製)に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0019

実施例3
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカツト軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.6wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより310℃の温度でポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚10μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0020

実施例4
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.3wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより290℃の温度でポリエステルフィルムと上質紙との間に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0021

実施例5
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.3wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより310℃の温度でキャストコート紙(王子製紙社製、84.5g/m2)上に層厚20μmとなるように押出して、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0022

実施例6
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名[ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.4wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより280℃の温度で、片面の表面層としてのポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚20μmとなるように押出し、この低密度ポリエチレン層固化する前に、他面の表面層としてのポリエステルフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム社製、商品名「ダイヤホイルT600E50」、易接着コート処理品)上に低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを4000ppm配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより320℃の温度で層厚20μmとなるように押出し、熱可塑性樹脂層同士を向い合せてクーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0023

実施例7
低密度ポリエチレン(住友化学社製、商品名「スミセン−708S」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.25wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより290℃の温度でポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0024

実施例8
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.6wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより270℃の温度でポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧著し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0025

実施例9
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.6wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより330℃の温度でポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0026

比較例1
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを1.2wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより290℃の温度でポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0027

比較例2
低密度ポリエチレン(東ソー社製、商品名「ペトロセン203」、ビカット軟化点89℃)中に耐熱性界面活性剤として、グリセリンモノステアレートを0.05wt%配合した熱可塑性樹脂を溶融状態として、Tダイスより290℃の温度でポリエステルフィルム(ユニチカ社製)上に層厚20μmとなるように押出し、クーリングロールで冷却圧着し積層シートを作製した。得られた剥離用積層シートの評価結果を表1に記す。

0028

発明の効果

0029

製造工程の二次、及び三次以降の加工工程で長期間保管されたり、ユーザーでの更なる加工、及び最終的に使用されるまでの期間に、熱可塑性樹脂の硬化が徐々に進行し、製造時の界面接着強度に対し、徐々に高くなるという欠陥のない経時的に界面接着強度が変化しない剥離用積層シートが得られた。

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