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技術 玉皮切断装置

出願人 株式会社蒲郡玉皮
発明者 高須高司
出願日 2000年6月14日 (19年5ヶ月経過) 出願番号 2000-178530
公開日 2001年12月25日 (17年10ヶ月経過) 公開番号 2001-353689
状態 特許登録済
技術分野 加工の種類に特徴のある切断 非金属の切断装置1
主要キーワード 歯車支持部材 位置決めネジ 穿設作業 散らせる 台部材 物差し 打ち上げ花火 熟練工
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年12月25日)のものです。
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図面 (11)

目的

玉皮を二等分割して同型半球の玉皮を製作し、さらに、半球の玉皮の頂点導火線用の孔を穿設するための玉皮切断装置を提供する。

構成

球体を載置でき、上下方向に移動可能且つ軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の台部材21を備えた台部2と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材31を備えた第一挟持部3と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材41を備え、上記第一挟持部3と対向する位置に設けられた第二挟持部4と、上記玉皮のみを切断する丸鋸51を備えた丸鋸盤5とを有した玉皮切断装置1。

概要

背景

従来より、打ち上げ花火用の花火玉製作方法のうち「ぱっくり法」と呼ばれるものは、二つの半球の「玉皮」のそれぞれの内部に、花火が開いたときに花弁を形作る「星」と、玉皮を破裂させつつ「星」に点火して四方八方に飛び散らせる割薬」とを込め、これら二つの半球体を合わせて花火玉とする方法であり、小玉から大玉製作まで幅広く用いられるものである。そして、それぞれの半球体の内部構造均質にすることによって美しい花火を咲かせることができる花火玉となるのである。

上記半球の玉皮は、木を球状に形成してなる玉皮用木型ビニルシート被着し、その表面に新聞紙又は和紙等の紙材を玉皮用部材として等の接着剤にて幾重にも重ねて貼着してできた玉皮に、この玉皮の最大円周を物差し等を使って決定し、この最大円周上の玉皮のみをなたやで切断して二分割し、玉皮を玉皮用木型から外し、この玉皮の内側に残っているビニルシートを取り除いたものであり、さらに、一方の半球の玉皮の頂点には導火線用の孔を穿設したものである。

概要

玉皮を二等分割して同型の半球の玉皮を製作し、さらに、半球の玉皮の頂点に導火線用の孔を穿設するための玉皮切断装置を提供する。

球体を載置でき、上下方向に移動可能且つ軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の台部材21を備えた台部2と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材31を備えた第一挟持部3と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材41を備え、上記第一挟持部3と対向する位置に設けられた第二挟持部4と、上記玉皮のみを切断する丸鋸51を備えた丸鋸盤5とを有した玉皮切断装置1。

目的

本発明は、上記諸点にかんがみ、玉皮を二等分割して同型の半球の玉皮を製作し、さらに、半球の玉皮の頂点の正確な位置に導火線の孔を穿設するための玉皮切断装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

玉皮木型と該玉皮用木型に貼着された玉皮とによって形成された球体を載置でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材を備えた第一挟持部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材を備え、上記第一挟持部と対向する位置に設けられた第二挟持部と、上記玉皮のみを切断する丸鋸を備えた丸鋸盤とを有し、上記第二挟持部は上記第二挟持部材の軸線と上記第一挟持部材の軸線とが一致するように設置されており、上記丸鋸盤は上記第一挟持部材又は上記第二挟持部材の軸線と直行する平面と上記丸鋸の側面とが平行となるように設置されていることを特徴とする玉皮切断装置

請求項2

前記第一挟持部材及び前記第二挟持部材には、前記球体が安定するように球面状の凹部を設けてなる請求項1に記載の玉皮切断装置。

請求項3

玉皮用木型と該玉皮用木型に貼着された玉皮とによって形成された球体を載置でき、上下方向に移動可能且つ軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の台部材を備えた台部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材を備えた第一挟持部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材を備え、上記第一挟持部と対向する位置に設けられた第二挟持部と、上記玉皮のみを切断する丸鋸を備えた丸鋸盤とを有し、上記第一挟持部は上記第一挟持部材の軸線と上記台部材の軸線とが直角となるように設置されており、上記第二挟持部は上記第二挟持部材の軸線と上記第一挟持部材の軸線とが一致するように設置されており、上記丸鋸盤は上記第一挟持部材又は上記第二挟持部材の軸線と直行する平面と上記丸鋸の側面とが平行となるように設置されていることを特徴とする玉皮切断装置。

請求項4

前記台部材、前記第一挟持部材及び前記第二挟持部材には、前記球体が安定するように球面状の凹部を設けてなる請求項3に記載の玉皮切断装置。

請求項5

前記第一挟持部材又は前記第二挟持部材の軸線と直行する平面が、上記第一挟持部材と上記第二挟持部材に挟持された球体の中心をとおる平面である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の玉皮切断装置。

請求項6

前記第一挟持部材又は前記第二挟持部材のいずれか一方の凹部に、球体に孔を穿設する孔開け部材を上記第一挟持部材又は上記第二挟持部材の軸線上に設けてなる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の玉皮切断装置。

技術分野

0001

本発明は、花火玉の製造において、玉皮木型と玉皮にて構成されてなる球体の玉皮のみを切断する玉皮切断装置に関するものである。

背景技術

0002

従来より、打ち上げ花火用の花火玉の製作方法のうち「ぱっくり法」と呼ばれるものは、二つの半球の「玉皮」のそれぞれの内部に、花火が開いたときに花弁を形作る「星」と、玉皮を破裂させつつ「星」に点火して四方八方に飛び散らせる割薬」とを込め、これら二つの半球体を合わせて花火玉とする方法であり、小玉から大玉製作まで幅広く用いられるものである。そして、それぞれの半球体の内部構造均質にすることによって美しい花火を咲かせることができる花火玉となるのである。

0003

上記半球の玉皮は、木を球状に形成してなる玉皮用木型にビニルシート被着し、その表面に新聞紙又は和紙等の紙材を玉皮用部材として等の接着剤にて幾重にも重ねて貼着してできた玉皮に、この玉皮の最大円周を物差し等を使って決定し、この最大円周上の玉皮のみをなたやで切断して二分割し、玉皮を玉皮用木型から外し、この玉皮の内側に残っているビニルシートを取り除いたものであり、さらに、一方の半球の玉皮の頂点には導火線用の孔を穿設したものである。

発明が解決しようとする課題

0004

上述したように、半球体の内部構造を均質とするためには同型の半球の玉皮を製作しなければならない。同型の半球の玉皮を製作するためには、球体の中心をとおる一平面と玉皮とが接する最大円周上で切断しなければならない。しかしながら、物差し等を使い人の目によって玉皮の最大円周を決定するため、この最大円周が球体の中心をとおる一平面と一致させることが非常に困難であった。また、玉皮切断作業は、玉皮が球体であるため安定性欠け、作業の安全性にも問題があった。

0005

さらに、導火線用の孔はキリドリルなどで半球の玉皮の頂点の正確な位置に穿設しなければならない。しかしながら、その位置は人の目によって決定しているので、半球の玉皮の頂点の正確な位置に導火線用の穴を穿設することが非常に困難であった。

0006

これらの玉皮の切断及び導火線用の孔の穿設作業によってできる半球の玉皮は長年の経験を有するいわゆる熟練工でも、同型の半球の玉皮を制作し、さらに、一方の玉皮の頂点の正確な位置に導火線用の孔を穿設することは容易ではなく、機械的な手段によって玉皮の切断及び導火線用の孔の穿設作業を可能にする装置が切望されていた。

0007

本発明は、上記諸点にかんがみ、玉皮を二等分割して同型の半球の玉皮を製作し、さらに、半球の玉皮の頂点の正確な位置に導火線の孔を穿設するための玉皮切断装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、玉皮用木型と該玉皮用木型に貼着された玉皮とによって形成された球体を載置でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材を備えた第一挟持部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材を備え、上記第一挟持部と対向する位置に設けられた第二挟持部と、上記玉皮のみを切断する丸鋸を備えた丸鋸盤とを有し、上記第二挟持部は上記第二挟持部材の軸線と上記第一挟持部材の軸線とが一致するように設置されており、上記丸鋸盤は上記第一挟持部材又は第二挟持部材の軸線と直行する平面と上記丸鋸の側面とが平行となるように設置されていることを特徴とする玉皮切断装置を要旨とする。

0009

前記第一挟持部材及び前記第二挟持部材には、前記球体が安定するように球面状の凹部を設けてなることが好ましい。

0010

また、本発明は、玉皮用木型と該玉皮用木型に貼着された玉皮によって形成された球体を載置でき、上下方向に移動可能且つ軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の台部材を備えた台部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材を備えた第一挟持部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材を備え、上記第一挟持部と対向する位置に設けられた第二挟持部と、上記玉皮のみを切断する丸鋸を備えた丸鋸盤とを有し、上記第一挟持部は上記第一挟持部材の軸線と上記台部材の軸線とが直角となるように設置されており、上記第二挟持部は上記第二挟持部材の軸線と上記第一挟持部材の軸線とが一致するように設置されており、上記丸鋸盤は上記第一挟持部材又は第二挟持部材の軸線と直行する平面と上記丸鋸の側面とが平行となるように設置されていることを特徴とする玉皮切断装置をも要旨としている。

0011

前記台部材、前記第一挟持部材及び前記第二挟持部材には、前記球体が安定するように球面状の凹部を設けてなることが好ましい。

0012

前記第一挟持部材又は前記第二挟持部材の軸線と直行する平面が、上記第一挟持部材と上記第二挟持部材に挟持された球体の中心をとおる平面であることが好ましい。

0013

前記第一挟持部材又は前記第二挟持部材のいずれか一方の凹部に、球体に孔を穿設する孔開け部材を上記第一挟持部材又は上記第二挟持部材の軸線上に設けてなることが好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、説明中、球体とは,玉皮用木型にビニルシートを被着しその上から玉皮用部材を幾重にも貼着したものを指し、玉皮とは、上記球体の玉皮用木型とビニルシートとを除いた部分を指す。図1に示すように、本実施形態の玉皮切断装置1は、球体を載置するための台部2、球体を挟持するための第一挟持部3及び第二挟持部4、そして、玉皮を切断するための丸鋸盤5とを有する構成となっている。

0015

球体を載置するための台部2は、図2に示すように、略円盤状の台部材21が設けられており、この台部材21の上面には凹部22が設けられている。この凹部22は切断する玉皮の球面よりやや大きな球面状の壁面となっており、その深さは球体の直径のおおよそ10分の1となっている。また、表面に雄ねじ刻設された台部材支持部材23が凹部22の反対側から台部材21の軸線上に突出するようにして台部材21に軸支されており、図1に示すように、玉皮切断装置1の下部付近に設けられている第一傘歯車24に螺合している。この第一傘歯車24には第二傘歯車25が第一傘歯車24の軸線に対して第二傘歯車25の軸線が直角になるように歯合している。そして、この第二傘歯車25の軸線上に第二傘歯車支持部材26が固着しており、この第二歯車支持部材26は玉皮切断装置1の本体の正面に軸支され、さらに、その先端部には台部用ハンドル27が固着されている。この台部用ハンドル27を回動させることで回転力が第二傘歯車支持部材26、第二傘歯車25、第一傘歯車24の順で伝わり、台部材支持部材23を図中上下方向に移動する。これにあわせて台部材21が図中上下方向に移動するのである。

0016

球体を挟持するための第一挟持部3には、図3に示すように、第一挟持部材31が設けられており、前記台部2の台部材21とほぼ同様の形状となっているが、この凹部32は切断する玉皮の球面と一致する球面状の壁面となっている。さらに、凹部32の底頂部には貫通孔38が設けられ、この貫通孔38からは先端がった孔開け部材39が上記凹部32の壁面から突出するように設けられている。なお、第一挟持部材31の軸線は台部2の台部材21の軸線と直角となっている。また、表面に雄ねじが刻設された第一支持部材33が凹部32の反対側か第一挟持部材31の軸線上に突出するようにして第一挟持部材31に軸支されている。なお、上記孔開け部材39と上記第一支持部材33とは一体となっている。さらに、この第一挟支持部材33は、図1に示すように、玉皮切断装置1の本体の一方の側面に螺合し、その先端部には第一ハンドル37が固着している。この第一ハンドル37を回動させることで第一支持部材33が螺進若しくは螺退し第一挟持部材31が図中左右方向に移動するのである。なお、第一ハンドル37を回動させることで第一支持部材33と一体となっている孔開け部材39も螺進若しくは螺退するが、第一挟持部材31は回転せずに図中左右方向に移動するのみなので、孔開け部材39は第一挟持部材31の凹部32内で回転しているように見えるのである。

0017

上記第一挟持部3と同様に球体を挟持するための第二挟持部4は、第二挟持部材41が設けられており、上記第一挟持部3の第一挟持部材31とほぼ同様の形状であるが貫通孔38及び孔開け部材39は設けられていない。なお、第二挟持部材41は、第一挟持部材31の軸線と第二挟持部材41の軸線とが一致し、さらに、上記第一挟持部材31の凹部32と上記第二挟持部材41の凹部42とは対向する位置に設けられている。また、第一支持部材33のように表面に雄ねじが刻設されていない第二支持部材43が凹部42の反対側から第二挟持部材41の軸線上に突出するようにして第二挟持部材41に固着されている。さらに、この第二支持部材43は玉皮切断装置1の本体の他方の側面に軸支され、その先端部には第二ハンドル47が固着されている。この第二ハンドル47を回動させることで、第二支持部材43が回動し、第二挟持部材41も回動するのである。また、第二支持部材43の玉皮切断装置1の本体の他方の側面付近には位置決めネジ6が設けられており、この位置決めネジ6を緩めると第二支持部材43を図中左右方向に移動させることを可能にし、位置決めネジ6を締めると上記第二支持部材43の図中左右方向への移動を不可能にするのである。なお、第一挟持部材31又は第二挟持部材41の軸線は挟持する球体の中心をとおるものである。

0018

玉皮を切断するための丸鋸盤5は玉皮切断装置1の本体の上部に固定されており、この丸鋸盤5の丸鋸51は上下方向に移動できるようになっている。即ち、玉皮切断時には丸鋸51が球体に向かって下方に移動し、それ以外の時には丸鋸51が球体に接触しないように上方に移動するのである。なお、丸鋸盤5は、丸鋸51の側面と第一挟持部材31又は第二挟持部材41の軸線に対して直角に交差する平面とが平行となるように設けられており、さらに、前記台部2の台部材21の軸線から若干第二挟持部材41側に寄って固定されているのである。

0019

次に、第一の実施形態の使用態様について説明する。まず、図4に示すように、球体7を台部材21の凹部22に載置し、台部用ハンドル27を矢印A方向に回転させ、上記台部材21によって球体7を上方に移動させる。この時、球体7が第一挟持部材31及び第二挟持部材41が接触しないように第一挟持部31を図中右方向に移動させ、第二挟持部材41を図中左方向に移動させておく。そして、上方に移動してきた球体7の中心が第一挟持部材31及び第二挟持部材41の軸線上と目測で一致したら第二挟持部材41を球体7に若干の隙間を設けて近づける。次に、図5に示すように、上記凹部42の球面状の壁面と球体7の球面との隙間が等間隔となるように台部材21を上下方向に移動させて位置を調整する。球体7と台部材21を台部材支持部材23を軸として同時に回転させたとき、球体7と凹部42が接触しなければ、球体7の球面と凹部42の球面状の壁面との隙間が等間隔になったものと判断する。

0020

次に、図6(a)に示すように、第二挟持部材41を球体7に当接させ、第二挟持部4が図中左右方向に移動しないように位置決めネジ6を締める。そして、第一挟持部3の第一ハンドル37を回転させ球体7を第一挟持部材31と第二挟持部材41とで挟持する。このとき、図7に示すように、第一挟持部3の孔開け部材39によって球体7の玉皮71に孔が穿設され、さらに、玉皮用木型72にも孔が穿設される。球体7を挟持した後、図6(a)に示すように、台部用ハンドル27を矢印B方向に回転させ、台部21を下方に移動させ球体7から離す。このとき球体7は第一挟持部材31と第二挟持部材41とによって挟持されているので落下することはない。

0021

また、球体7は、台部材21の軸線上に球体7の中心が一致する位置に挟持されているので、丸鋸51より第一挟持部材31側に寄っていることとなる。そこで、図6(b)に示すように、丸鋸盤5を始動させずに球体7と接触しない程度まで丸鋸51を下方に移動し、位置決めネジ6(図6(a))を緩め、球体7の最頂部が丸鋸51の真下に来るように第一ハンドル37を回転させ第一挟持部3、球体7、及び、第二挟持部4を移動させて位置を調整し、位置決めネジ6(図6(a))を締める。なお、この位置は、丸鋸51が、球体7の中心をとおり、且つ、第一挟持部材31又は第二挟持部材41の軸線に対して直角に交差する平面と玉皮とが接する最大円周上を切断できる位置である。

0022

次に、図8に示すように、丸鋸盤5(図6(b))を始動させ丸鋸51をさらに下方(球体7方向)に移動させる。このとき切断するのは玉皮71だけであるので、丸鋸51は球体7の内部の玉皮用木型72の表面に接する程度まで移動することとなる。丸鋸51の位置が決定したら丸鋸51が上下方向に移動しないように固定する。玉皮71の切断を開始したら第二挟持部4の第二ハンドル47を回転させる。これにより球体7が回転し、丸鋸51が球体7の玉皮71の最大円周上を切断する。そして、球体7を一回転させると玉皮71の切断が終了する。切断が終了したら丸鋸盤5(図6(b))を停止させ丸鋸51の上下方向の固定を解放し、丸鋸51を上方に移動させるのである。

0023

次に、台部2の台部材21を球体7が接触する位置まで上方に移動させる。そして、第一ハンドル37を回転させて第一挟持部材33を図中右方向に移動させ球体7から第一挟持部31を離し、上記球体7を台部材21に載置する。台部材21を下方に移動させ台部材21の球体7を玉皮切断装置1から外側に取り出す。その後、玉皮用木型72から玉皮71を外し、該玉皮71の内部に存在するビニルシートを外すのである。これにより同型の二つの半球の玉皮71ができあがり、うち一方の半球の玉皮71の頂点には導火線用の孔が穿設されたものとなるのである。なお、玉皮用木型72には丸鋸51によって若干切削された部分や孔開け部材39によって穿設された穴が残ることとなるが、これらはパテ等で埋められ、再度玉皮用木型72として使用されるのである。

0024

なお、同型の球体7で作業を続ける場合は、上述したように位置決めネジ6を緩めて第二挟持部4を移動させる必要はない。まず、球体7を台部材21の凹部22に載置し、台部用ハンドル27を回転させ、上記台部材21によって球体7を上方に移動させる。この時、球体7と第二挟持部材41とが接触しないように作業者が台部材21の凹部22上で球体7を第一挟持部材31寄りに移動させながら、上記凹部42の球面状の壁面と球体7の球面との隙間が等間隔になるまで上方に移動させる。そして、球体7と台部材21の軸線を中心軸として回転させたとき、球体7と凹部42が接触しなければ、球体7の球面と凹部42の球面との隙間が等間隔になったものと判断する。その後、第一挟持部3の第一ハンドル37を回転させ球体7を第一挟持部材31と第二挟持部材41とで挟持する。第二挟持部4は移動していないので、丸鋸51は、球体7の中心をとおり、且つ、第一挟持部材31又は第二挟持部材41の軸線に対して直角に交差する平面と玉皮とが接する最大円周上を切断できるのである。この後の作業は上述したものと同じである。

0025

次に、本発明の第二の実施の形態を図面に基づいて説明する。図9に示すように、本実施形態の玉皮切断装置110は、球体を載置するための第二挟持部140、球体を挟持するための第一挟持部130、及び、玉皮を切断するための丸鋸盤150とを有する構成となっている。

0026

球体を載置するための第二挟持部140は、略円盤状の第二挟持部材141が設けられており、該第二挟持部材141の上面には凹部142が設けられている。この凹部142は切断する玉皮の球面と一致する球面状の壁面となっており、その深さは玉皮の直径のおおよそ10分の1となっている。また、第二支持軸148が凹部142の反対側から第二挟持部材141の軸線上に突出するようにして第二挟持部材141に軸支されている。この第二支持軸148は上記玉皮切断装置110の本体の下部に回動自在に設けられている。

0027

球体を挟持する第一挟持部130は、第一の実施形態の第一挟持部3と同様にであるので、異なる部分について説明する。上記第一挟持部130の第一挟持部材131は前記第二挟持部材141の軸線と該第一挟持部材131の軸線とが一致するように設けられている。また、第一支持部材133は玉皮切断装置110の本体の上部に螺合している。この第一支持部材133の先端に固着されている第一ハンドル137を回動させることで第一支持部材133が螺進若しくは螺退し、これにより第一挟持部材131が図中上下方向に移動するのである。

0028

玉皮を切断するための丸鋸盤150は玉皮切断装置110の本体の一方の側面に上下方向に移動可能に設けられており、この丸鋸盤150の丸鋸151は左右に移動できるようになっている。即ち、玉皮切断時には丸鋸151が球体に向かって図中左方向に移動し、それ以外の時には球体に接触しないように図中右方向に移動するのである。なお、丸鋸盤150は、丸鋸151の側面と第二挟持部材141又は第一挟持部材131の軸線に対して直角に交差する平面とが平行となるように設けられている。

0029

次に、第二の実施形態の使用態様を説明する。図10(a)に示すように、まず、球体7を第二挟持部材141の凹部142に載置し、第一挟持部130の第一ハンドル137を回転させ球体7を上記第二挟持部材141と第一挟持部材131とで挟持する。このとき、第一挟持部130の孔開け部材139によって球体7の玉皮に導火線用の孔が穿設される。

0030

次に、図10(b)に示すように、丸鋸盤150を始動させずに球体7に接触しない程度まで丸鋸151を左方に移動する。球体7の最も右の端が丸鋸151の真横にくるように丸鋸盤150を上下に移動させて位置を調整し固定する。なお、この位置は、丸鋸151が、球体7の中心をとおり、且つ、第一挟持部材131又は第二挟持部材141の軸線に対して直角に交差する平面と玉皮とが接する最大円周上を切断できる位置である。

0031

次に、図10(c)に示すように、丸鋸盤150を始動させ丸鋸151を図中左方向に(球体7方向)に移動させる。このとき切断するのは玉皮だけであるので、丸鋸151は球体7の内部の玉皮用木型の表面に接する程度まで移動することとなる。丸鋸151の位置が決定したら丸鋸151が左右方向に移動しないように固定する。玉皮71の切断を開始したら球体7を第二挟持部材141と第一挟持部材131とを一緒に作業者が回転させる。これにより丸鋸151が球体7の玉皮71の最大円周上を切断する。球体7を一回転させると玉皮71の切断が終了する。切削が終了したら丸鋸盤150を停止させ丸鋸151の左右方向の固定を解放し該丸鋸151を図中右方向に移動させる。

0032

次に、第一ハンドル137を回転させて第一挟持部材133を図中上方向に移動させ球体7から第一挟持部材131を離し、球体7を玉皮切断装置110から取り出すのである。この後の作業は、第一の実施形態の使用態様と同様であるので説明を省略する。なお、同型の球体の玉皮の切断を続ける場合は丸鋸盤150を上下に移動する作業は省略される。

0033

なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる実施の態様をとることができることは無論である。例えば第一挟持部31,131及び第二挟持部41,141の凹部32,132,42,142の壁面を球体の球面と一致する球面としたが、球体の球面より小さくし、凹部32,132,42,142の外端で球体を挟持することも可能である。また、第一実施形態の玉皮分割装置1の丸鋸盤5を図中左右方向に移動できるようにしてもよい。また、孔開け部材39を第一挟持部材31,131と一体として凹部32,132の内部に設けてもよい。さらに、玉皮の切断位置はこれを問うものではない。

発明の効果

0034

以上のように、本発明は、玉皮用木型と該玉皮用木型に貼着された玉皮とによって形成された球体を載置でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材を備えた第一挟持部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材を備え、上記第一挟持部と対向する位置に設けられた第二挟持部と、上記玉皮のみを切断する丸鋸盤とを有し、上記第二挟持部は上記第二挟持部材の軸線と上記第一挟持部材の軸線とが一致するように設置されており、上記丸鋸盤は上記第一挟持部材又は第二挟持部材の軸線と直行する平面と丸鋸の側面とが平行となるように設置されていることを特徴とする玉皮切断装置を要旨とするので、機械的に玉皮の切断を行える。これにより熟練工を要しなくても短時間のうちに切断面がきれいな玉皮の切断を行うことができるのである。

0035

前記第一挟持部材及び前記第二挟持部材には、前記球体が安定するように球面状の凹部を設けてなるので、玉皮切断時に球体が不安定とならないので、安全に玉皮を切断することができるのである。

0036

また、本発明は、玉皮用木型と該玉皮用木型に貼着された玉皮によって形成された球体を載置でき、上下方向に移動可能且つ軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の台部材を備えた台部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第一挟持部材を備えた第一挟持部と、上記球体を挟持でき、軸線方向に設けられた軸に回動可能な略円盤状の第二挟持部材を備え、上記第一挟持部と対向する位置に設けられた第二挟持部と、上記玉皮のみを切断する丸鋸盤とを有し、上記第一挟持部は上記第一挟持部材の軸線と上記台部材の軸線とが直角となるように設置されており、上記第二挟持部は上記第二挟持部材の軸線と上記第一挟持部材の軸線とが一致するように設置されており、上記丸鋸盤は上記第一挟持部材又は第二挟持部材の軸線と直行する平面と丸鋸の側面とが平行となるように設置されていることを特徴とする玉皮切断装置をも要旨としているので、球体を挟持位置まで容易に移動することが可能となる。また、切断を上方から行えるので切断部分が見やすく、作業もしやすいのである。

0037

前記台部材、前記第一挟持部材及び前記第二挟持部材には、前記球体が安定するように球面状の凹部を設けてなるので、玉皮切断時に球体が不安定とならないので、安全に玉皮を切断することができ、さらに、玉皮の上下の移動の際にも玉皮が台部材から落下することがないのである。

0038

前記第一挟持部材又前記第二挟持部材の軸線と直行する平面が、第一挟持部材と第二挟持部材に挟持された球体の中心をとおる平面であるので、同型の半球の玉皮を製作することができ、後工程の「星」と「割薬」を込めた半球体の構造は同一のものとなる。

0039

前記第一挟持部材又は前記第二挟持部材のいずれか一方の凹部に、球体に孔を穿設する孔開け部材を上記第一挟持部材又は上記第二挟持部材の軸線上に設けてなるので、玉皮の切断と同時に半球体の頂点に正確に導火線用の孔を穿設できるのである。

図面の簡単な説明

0040

図1第一の実施形態の玉皮切断装置の正面図である。
図2台部の部分拡大図である。
図3第一挟持部の部分拡大図である。
図4第一の実施形態の使用態様を示すの説明図である。
図5第二挟持部材の凹部と球体の関係を示す説明図である。
図6第一の実施形態の使用態様を示すの説明図である。
図7球体と孔開け部材の関係を示す説明図である。
図8球体と丸鋸の関係を示す説明図である。
図9第二の実施形態の玉皮切断装置の正面図である。
図10第二の実施形態の使用形態を示すの説明図である。

--

0041

1,110玉皮切断装置
2 台部
3,130 第一挟持部
4,140 第二挟持部
5,150丸鋸盤
7球体
21台部材
31,131 第一挟持部材
39,139孔開け部材
41,141 第二挟持部材
51,151丸鋸
71 玉皮

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