図面 (/)
課題
解決手段
概要
背景
飼育装置としては、クリーンラックと称される扉付きの飼育ケースが一般的である。
図14及び図15に示すように、飼育ケース60は、前面に開閉自在な扉61を有する筐体62からなり、内部にケージ63を配置するための複数の棚64を有する。
筐体62は、筐体62内部に清浄な空気を供給するための給気口65を上面66前部に有し、各ケージ63から発生する汚れた空気を排出するための排気口67を上面66後部に有する。
そして、筐体62の前部には、筐体62を通気性のある板68で前後に仕切ってなる給気室69が形成されており、給気口65から供給された給気を一旦各ケージ63の前方に均一に供給するようになっている。
筐体62の後部には、筐体62を通気性のある板70で前後に仕切ってなる排気室71が形成されている。
また、図示しないが、飼育ケースには、ケージ63を個々に収納できる個室を備えた複雑な構造の高価な個室付きラックもある。個室付きラックは、個々のケージを相互に隔離する必要がある場合に用いている。
概要
飼育装置内外の空気が混ざる虞がなく、手間がかからず、安価な飼育装置を提供する。
マウスなど小動物用のケージ2を複数収納する筐体3を備えた小動物飼育装置1において、筐体3の後部側に支柱32,33を設け、その支柱32,33の上下方向に間隔を置いて、略U字状のアーム34を前後方向スライド自在に設けると共に前方にスライドした着脱位置で上下回動可能に設け、その各U字状のアーム34に、ケージ2のフランジ6を着脱自在に係合して保持させ、そのアーム34の後方にスライドした固定位置の上方に、その各ケージ2内を換気するための給排気手段23を設けたものである。
目的
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、飼育装置内外の空気が混ざる虞がなく、手間がかからず、安価な飼育装置を提供することにある。
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 1件
- 牽制数
- 1件
この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
マウスなど小動物用のケージを複数収納する筐体を備えた小動物飼育装置において、筐体の後部側に支柱を設け、その支柱の上下方向に間隔を置いて、略U字状のアームを前後方向スライド自在に設けると共に前方にスライドした着脱位置で上下回動可能に設け、その各U字状のアームに、ケージのフランジを着脱自在に係合して保持させ、そのアームの後方にスライドした固定位置の上方に、その各ケージ内を換気するための給排気手段を設けたことたことを特徴とする小動物飼育装置。
請求項2
U字状アームの開放側後端に、後方ピンと前方ピンとを設けると共に、支柱にこれらピンをスライド自在に係合する長穴を形成し、かつ前方の長穴に、U字状アームを後方ピンを支点に回動させるための回動用穴を形成した請求項1記載の小動物飼育装置。
請求項3
請求項4
上記給排気手段は、筐体の一側面に設けた給気縦ダクトと排気縦ダクトにそれぞれ接続され、固定位置のケージ上を延びる給気水平ダクトと排気水平ダクトからなり、その両水平ダクトに、固定位置のケージに給排気するための給気口と排気口が形成されて構成される請求項1〜3いずれかに記載の小動物飼育装置。
請求項5
ケージは、蓋を有し、その蓋に、水平ダクトの給気口と排気口に位置して空気取入口と空気排出口が形成される請求項4記載の小動物飼育装置。
請求項6
請求項7
上記排気縦ダクトは前面部を着脱可能に形成された請求項1〜6いずれかに記載の小動物飼育装置。
技術分野
背景技術
0005
そして、筐体62の前部には、筐体62を通気性のある板68で前後に仕切ってなる給気室69が形成されており、給気口65から供給された給気を一旦各ケージ63の前方に均一に供給するようになっている。
0006
筐体62の後部には、筐体62を通気性のある板70で前後に仕切ってなる排気室71が形成されている。
0007
また、図示しないが、飼育ケースには、ケージ63を個々に収納できる個室を備えた複雑な構造の高価な個室付きラックもある。個室付きラックは、個々のケージを相互に隔離する必要がある場合に用いている。
発明が解決しようとする課題
0011
また、個室付きラックには上述した課題はないものの、装置が複雑であり、かなり高価であるという課題があった。
0012
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、飼育装置内外の空気が混ざる虞がなく、手間がかからず、安価な飼育装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
0013
上記目的を達成するために本発明は、マウスなど小動物用のケージを複数収納する筐体を備えた小動物飼育装置において、筐体の後部側に支柱を設け、その支柱の上下方向に間隔を置いて、略U字状のアームを前後方向スライド自在に設けると共に前方にスライドした着脱位置で上下回動可能に設け、その各U字状のアームに、ケージのフランジを着脱自在に係合して保持させ、そのアームの後方にスライドした固定位置の上方に、その各ケージ内を換気するための給排気手段を設けたものである。
0014
また、U字状アームの開放側後端に、後方ピンと前方ピンとを設けると共に、支柱にこれらピンをスライド自在に係合する長穴を形成し、かつ前方の長穴に、U字状アームを後方ピンを支点に回動させるための回動用穴を形成するとよい。
0016
上記給排気手段は、筐体の一側面に設けた給気縦ダクトと排気縦ダクトにそれぞれ接続され、固定位置のケージ上を延びる給気水平ダクトと排気水平ダクトからなり、その両水平ダクトに、固定位置のケージに給排気するための給気口と排気口が形成されて構成されるものとするとよい。
0017
また、ケージは、蓋を有し、その蓋に、水平ダクトの給気口と排気口に位置して空気取入口と空気排出口が形成されるものとするとよい。
0019
また、上記排気縦ダクトは前面部を着脱可能に形成するとよい。
発明を実施するための最良の形態
0020
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
0023
蓋8はフランジ6と重ね合わされる程度の大きさに形成されており、後述する給気水平ダクト9と排気水平ダクト10に接続するための空気取入口11と空気排出口12が形成されている。
0025
図5及び図6に示すように、筐体3は、キャスタ14が設けられた底部15と、底部15の両側に設けられた側部16,17と、両側の側部16,17上に掛け渡された天井部18と、背面を仕切る背面板19とからなり、前面を開放されている。
0026
給気縦ダクト4と排気縦ダクト5は、筐体3の一側に設けられており、一方の側部16を兼ねている。給気縦ダクト4は奥側に配置され、排気縦ダクト5は手前側に配置されている。
0027
給気縦ダクト4と排気縦ダクト5は、各々図示しない外部の送風機と接続されている。
0028
図1に示すように、排気縦ダクト5は前面部20を着脱可能に形成されており、排気縦ダクト5内を容易に清掃できるようになっている。具体的には、前面部20はビス21を介して排気縦ダクト本体22に着脱自在に取り付けられている。
0030
給排気手段23は、給気縦ダクト4と排気縦ダクト5にそれぞれ接続され、ケージ2を固定すべき位置(以下、固定位置という)の上方に水平に延びる給気水平ダクト9と排気水平ダクト10からなる。
0031
給気水平ダクト9と排気水平ダクト10の下面には、固定位置のケージ2に給排気するための給気口24と排気口25が形成されている。
0032
給気水平ダクト9は、上下に複数ほぼ等間隔に設けられており、排気水平ダクト10は、それぞれの給気水平ダクト9とほぼ並行に延びて設けられている。
0033
具体的には、給気水平ダクト9及び排気水平ダクト10の上下の間隔は、ケージ2の高さより若干高い程度に設定されている。また、給気水平ダクト9と排気水平ダクト10は、上段側の給気水平ダクト9及び排気水平ダクト10に着脱するケージ2を安定して置ける程度の間隔に形成されている。
0034
給気水平ダクト9は、それぞれ背面板19に第1補強板26を介してほぼ等間隔に接続されて補強されている。排気水平ダクト10は、ほぼ水平に隣り合う給気水平ダクト9に第2補強板27を介してほぼ等間隔に接続されて補強されている。
0035
図1、図2及び図10(a)(b)に示すように、排気水平ダクト10の前面部28は、排気水平ダクト本体29にビス30を介して着脱自在に設けられており、排気水平ダクト10内を容易に清掃できるようになっている。
0036
図8、図9及び図10(a)(b)に示すように、給気水平ダクト9に形成された給気口24と、排気水平ダクト10に形成された排気口25には、ケージ2の空気取入口11と空気排出口12を取り囲み、かつケージ2の前後方向のスライドを許容するフードカバー31が設けられる。
0037
フードカバー31は、ゴムからなり、給気口24又は排気口25の周囲から下方へ垂れ下がるように形成されている。フードカバー31は、固定位置のケージ2の蓋8に下端を接触させて空気取入口11又は空気排出口12の外周を覆うようになっている。
0039
具体的には、支柱32,33は、背面板19に沿って底部15から起立されている。対をなす1組の支柱32,33は、それぞれ第1補強板26を挟むように配置されており、互いにコ字状の開口を向かい合わせている。
0042
アーム34は、それぞれの後端部35を、向かい合う一対の支柱32,33のそれぞれの外側に後方ピン36と前方ピン37とを介して連結されている。
0043
図8、図9及び図11(a)(b)に示すように、後方ピン36は、アーム34の回動中心を形成するためのものであり、アーム34の両端近傍に一体に、それぞれ近接する支柱32,33側へ突出させて設けられている。
0044
支柱32,33には、それぞれ後方ピン36を水平方向スライド移動自在に係合させる第1長穴38が形成されている。
0045
前方ピン37は、アーム34の回動を規制するためのものであり、後方ピン36から長手方向中央側に離間して、アーム34に一体に支柱32,33側へ突出させて設けられている。
0047
ガイド穴39は、具体的には水平方向に延びる第2長穴40と、第2長穴40の前端から下方へ延びる回動用穴41とからなる。
0048
第2長穴40は、後方ピン36を挿通させる第1長穴38と水平に形成されており、前方ピン37が第2長穴40に係合しているときは、アーム34をほぼ水平に支持するようになっている。
0049
また、第2長穴40には前方ピン37の水平移動を規制するための移動規制部42が設けられている。移動規制部42は、回動用穴41に接続する第2長穴40の前部に上方に突起する突起43を形成してなるものである。突起43は側面視ほぼ矩形状に形成されている。
0050
前方ピン37には移動規制部42の形状に符合するチップ44が設けられている。チップ44は突起43の基端に噛み合う角部45を有する。チップ44が移動規制部42に噛み合うことによりアーム34の前方への飛び出しが防止されるようになっている。
0051
そして、アーム34は、支柱32,33に後方ピン36と前方ピン37とを介して水平方向スライド移動可能に、かつ、スライド前端位置で下方へ回動自在に設けられている。
0052
また、図1及び図3(a)(b)(c)に示すように、アーム34の前端近傍には、ケージ2の前端を掛けるための突起48が設けられており、特にケージ2着脱時にケージ2を前方へ滑らせないように止めるようになっている。
0054
次に作用を述べる。
0055
筐体3にケージ2を収納する場合、図9に示すように、アーム34を予め下方へ回動させておく。このとき、図11(b)に示すように、後方ピン36は第1長穴38の前端近傍に位置されており、前方ピン37は回動用穴41の下端近傍に位置されている。
0056
そして、U字状のアーム34内に前方からケージ2を入れる。ケージ2は、下段側の給気水平ダクト9及び排気水平ダクト10の上に一旦載置され、安定してアーム34内の着脱位置に位置させることができる。
0057
アーム34の前側を上方に持ち上げると、アーム34はケージ2のフランジ6に係合されてフランジ6を持ち上げながら、後方ピン36を中心として上方に回動される。すなわち、ケージ2はフランジ6を介してアーム34に吊り上げられる。
0058
このとき、図3(a)に示すように、前方ピン37は回動用穴41にガイドされながら上方へ移動され、図3(b)に示すように、アーム34を水平とする位置で第2長穴40の上縁に当たってアーム34の回動を規制する。
0059
ケージ2の上昇に伴って、ケージ2の空気取入口11と空気排出口12は、それぞれ直上のフードカバー31に覆われる。それぞれのフードカバー31は、下端を蓋8上に密着される。空気取入口11と空気排出口12は、外周をシールされ、それぞれ給気口24又は排気口25と接続された状態になる。
0060
アーム34を後方(矢印47の方向)へ押し込むと、図3(c)に示すように、アーム34はケージ2ごと後方へスライド移動される。このとき、後方ピン36は第1長穴38内を後方へスライド移動し、前方ピン37は第2長穴40内を後方へスライド移動する。
0061
ケージ2の空気取入口11と空気排出口12も後方へ移動されるが、フードカバー31内からはみ出すことはなく、フードカバー31のほぼ中心で止まる。
0062
アーム34からゆっくり手を離すと、アーム34は下方へ極僅か動き、前方ピン37に設けられたチップ44が第2長穴40の下縁上に載置される。そして、ケージ2は固定位置に固定され、収納作業は完了する。
0063
この状態で、チップ44の前方には移動規制部42たる突起43が位置されている。チップ44は第2長穴40の下縁上に載置されたまま前方へスライド移動するのを規制され、ケージ2が突発的に前方へ飛び出すのを防ぐことができる。
0064
送風機から給気縦ダクト4に送られた新鮮な空気は、各段の給気水平ダクト9を経て各ケージ2内に供給され、各ケージ2内の汚れた空気は、それぞれのケージ2に接続された排気水平ダクト10を経て排気縦ダクト5に集められ、排気される。
0066
また、ケージ2の空気取入口11と給気水平ダクト9の給気口24は、外周をフードカバー31に覆われてシールされているため、外気がケージ2内に侵入することはない。
0067
そして、ケージ2の空気排出口12と排気水平ダクト10の排気口25も、外周をフードカバー31に覆われてシールされているため、ケージ2内の汚れた空気が外部に漏れることもなく、各ケージ2の通気性を個々に保ちつつ、各ケージ2相互間及びケージ2内の汚損空気の外部への放出を防止できる。
0068
ケージ2を筐体3から取り外す場合、アーム34を若干持ち上げながら前方へ引き、ゆっくりと下方へ回動させる。
0069
ケージ2は、アーム34と共に下方へ回動され、下段側の給気水平ダクト9と排気水平ダクト10上に載置される。すなわち、下段側の給気水平ダクト9と排気水平ダクト10がケージ2のストッパとなり、ケージ2を着脱位置に確実に支える。
0070
このとき、ケージ2の空気取入口11と空気排出口12はフードカバー31から完全に下方へ離間されている。
0071
また、アーム34を前方へ引くことから、着脱位置は他のケージ2より手前にあり、着脱位置から容易にケージ2を取り出すことができる。
0072
ケージ2の空気取入口11と空気排出口12にはそれぞれフィルタ13が設けられているため、ケージ2内の汚れた空気が外部に漏れるのを防ぐことができる。
0073
このように、筐体3の後部側に支柱32,33を設け、支柱32,33の上下方向に間隔を置いて、略U字状のアーム34を前後方向スライド自在に設けると共に前方にスライドした着脱位置で上下回動可能に設け、各U字状のアーム34に、ケージ2のフランジ6を着脱自在に係合して保持させ、アーム34の後方にスライドした固定位置の上方に、各ケージ2内を換気するための給排気手段23を設けたため、各ケージ2の通気性を個々に保ちつつ、各ケージ2の気密性を保持することができ、レベルの高い飼育環境及び実験環境を提供でき、かつ、ケージ2の着脱を容易に行え、良好な作業性を得ることができる。
0074
また、U字状のアーム34で給気水平ダクト9及び排気水平ダクト10にケージ2を押し付けて支持するものとしたため、ケージ2の支持構造を簡易なものとすることができ、ケージ2の気密性を保てる高機能な小動物飼育装置1を安価に提供することができる。
0075
また、ケージ2を載置するための棚をなくすことができるため、清掃を簡単に行うことができ、筐体3内部を容易に清潔に保つことができる。
0076
U字状アーム34の開放側後端に、後方ピン36と前方ピン37とを設けると共に、支柱32,33にこれらピン36,37をスライド自在に係合する第1長穴38と第2長穴40を形成し、かつ前方の第2長穴40に、U字状アーム34を後方ピン36を支点に回動させるための回動用穴41を形成し、ピン36,37と、ピン36,37を支持する長穴38,40等の穴だけでアーム34を支持するものとしたため、ケージ2の支持構造を簡易なものにでき、安価に製作することができる。
0077
第1長穴38の前方に位置される第2長穴40に前方ピン37の水平移動を規制するための移動規制部42を設けると共に、アーム34側の前方ピン37に移動規制部42の形状に符合するチップ44を設けたため、ケージ2を支持しているアーム34の不意の飛び出しを防ぐことができ、ケージ2を安定して収納しておくことができる。
0078
給排気手段23を、筐体3の一側面に設けた給気縦ダクト4と排気縦ダクト5にそれぞれ接続され、固定位置のケージ2上を延びる給気水平ダクト9と排気水平ダクト10からなるものとし、給気水平ダクト9には給気口24を形成し、排気水平ダクト10には排気口25を形成するものとしたため、複数段に収納するケージ2のそれぞれに対して容易に給排気することができる。
0079
ケージ2は、蓋8を有するものとし、蓋8に水平ダクト9,10の給気口24と排気口25に位置して空気取入口11と空気排出口12を形成したため、ケージ2を容易に給気水平ダクト9と排気水平ダクト10に接続することができる。
0080
給気口24と排気口25に、ケージ2側の空気取入口11と空気排出口12を取り囲み、かつケージ2の前後方向のスライドを許容するフードカバー31を設けたため、ケージ2の外気に対する気密性を保つことができ、また、扉をなくすことができる。
0081
また、排気縦ダクト5の前面部20を着脱可能に形成したため、排気縦ダクト5内の清掃を簡単に行うことができる。
0082
なお、移動規制部42は矩形状の突起43からなるものとしたが、これに限るものではない。
0083
例えば、図12に示すように、基端が丸みを帯びた移動規制部50としてもよい。この場合、チップ51も移動規制部50の形状に符号させて円形のものとするとよく、このようにすることにより、アーム34をより円滑に前方へ引き出すことができる。
0084
また、図13に示すように、第2長穴40の後端部に前方ピン37を落とす窪み52を形成してなる移動規制部53としてもよい。この場合、チップ54も移動規制部53の形状に符号させるとよく、更に、第1長穴38の上端縁にも後方ピン36を填め込むための窪み55を形成するとよい。そして、後方ピン36にも第1長穴38の窪み55に符号する形状の第2チップ56を設けるとよい。アーム34を強固に固定してより強力にアーム34の飛び出しを防止することができる。
0085
そして、上述の実施の形態では前方ピン37と後方ピン36をアーム34に設け、長穴とガイド穴39を支柱32,33に設けるものとしたが、これに限るものではなく、逆に、前方ピン37と後方ピン36を支柱32,33に設け、長穴とガイド穴39をアーム34側に設けるものとしてもよい。
0086
この場合、ガイド穴39の回動用穴41は、第2長穴40の前端から上方へ延びるものとするとよい。
発明の効果
0087
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
0088
(1)各ケージの気密性を個々に保持することができ、良好な飼育環境を提供できる。
0089
(2)ケージの着脱が容易に行え、良好な作業性を得ることができる。
0090
(3)清掃を簡単に行うことができる。
0091
(4)簡易な構造にすることができ、安価に提供することができる。
図面の簡単な説明
0092
図1本発明の好適実施の形態を示す小動物飼育装置の要部斜視図である。
図2図1の平面図である。
図3アームの概略動作説明図である。
図4ケージの斜視図である。
図5小動物飼育装置の正面図である。
図6図5のVI−VI線矢視図である。
図7図5の要部拡大図である。
図8図7のVIII−VIII線矢視断面図である。
図9図7のIX−IX線矢視断面図である。
図10(a)は図8の要部拡大図であり、(b)は図9の要部拡大図である。
図11(a)は図8の要部拡大図であり、(b)は図9の要部拡大図である。
図12図11(a)の他の実施の形態を示すアームの要部拡大図である。
図13図11(a)の他の実施の形態を示すアームの要部拡大図である。
図14従来の小動物飼育装置の正面図である。
図15図14の側面図である。
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0093
1小動物飼育装置
2ケージ
3筐体
4給気縦ダクト
5排気縦ダクト
6フランジ
8 蓋
9給気水平ダクト
10排気水平ダクト
11 空気取入口
12空気排出口
20 前面部
23給排気手段
24 給気口
25 排気口
31フードカバー
32支柱
33 支柱
34アーム
36後方ピン
37前方ピン
38 第1長穴(長穴)
40 第2長穴(前方の長穴)
41回動用穴
42移動規制部
44 チップ