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技術 記録再生装置及び記録再生方法

出願人 ソニー株式会社
発明者 田渕達人太田尚一
出願日 2001年2月13日 (18年7ヶ月経過) 出願番号 2001-035540
公開日 2001年11月30日 (17年9ヶ月経過) 公開番号 2001-332070
状態 未査定
技術分野 デジタル記録再生の信号処理 記録担体の情報管理、編集
主要キーワード 字状連結部材 反転構成 両案内部材 巻き取りハブ 赤外線リモートコマンダー 貼付型 エンドテープ ポーズ制御
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年11月30日)のものです。
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図面 (17)

課題

少くとも反転動作を伴う記録媒体を含む複数の記録媒体に同時に1つの再生プログラムダビングする際に反転部プログラムが途切れたり、中途半端なトラックが記録されない記録再生装置(方法)を得る。

解決手段

第1の記録媒体から再生されるプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに同期してダビングするときに、上記第2の記録媒体での記録領域の移行が発生した場合、上記第2の記録媒体の記録領域の移行が完了した後に上記第2の記録媒体の記録領域の移行が発生したときに上記第1の記録媒体にて再生されていたプログラムの先頭から上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体とに同期してダビングされるようにし、ダビングの終了後に上記第3の記録媒体において記録が不完全となったプログラムを消去することで上記第2の記録媒体の記録領域の移行時に記録していたプログラムが完全に記録されるとともに上記第3の記録媒体には完全なプログラムの記録が行われる記録再生装置及び記録再生方法を得る。

概要

背景

近年においては、CD(Compact Disc)を再生可能再生装置であるCDプレーヤが広く普及している。また、例えばミニディスク(MD:トレードマーク)などのように、オーディオデータ記録再生可能なディスクメディア、及びこのようなディスクメディアに対応した記録再生装置も広く普及している。そして、例えばMDに対応した記録再生装置であるMDレコーダプレーヤとCDプレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤなどを組み合わせたオーディオシステムも普及してきている。

ところで、上記MDレコーダ/プレイヤーやCDプレーヤなどのシステムでは、オーディオデータは、いわゆる「プログラム」といわれる単位で管理される。ここで、本明細書でいうところのプログラムとは、ディスク上において、1つの単位として管理して記録されるデータ群のことをいうもので、例えばオーディオデータであれば1つの楽曲、一般には1つのトラックといわれる、などが相当する。

上記のようなオーディオシステムにあっては、CDプレーヤにより再生したオーディオデータをMDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤによってMD及びテープに同時に記録するという、いわゆるダビング記録を行うことができるようになっているのが一般的である。また、このようなダビング記録として、記録時間の短縮を図るために、いわゆる高速ダビングが可能に構成されたシステムも存在する。

高速ダビングにあっては、CDプレーヤにおいて、通常の1倍速による再生速度よりも高速とされる所定の倍速度によってCDを再生するようにディスク回転駆動制御系及び再生信号処理系を制御する。そして、MDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤ側においても、記録信号処理系を、CDの再生倍速度に対応させた倍速による動作となるように制御し、CDプレーヤにて再生されたオーディオデータを入力してMD及びカセットテープに記録するものである。例えば再生装置であるCDプレーヤと、記録装置であるMDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤが一体とされている装置では、上記のような高速ダビングのためにCDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤとを同時に所定倍速で動作するように制御することは容易である。また、再生装置と複数の記録装置が別体とされたシステムであっても、例えば制御用ケーブルなどを使用して接続することで相互に通信可能な構成を採れば、再生装置と複数の記録装置との動作を同期制御して低速又は高速ダビングは容易に実現できる。

概要

少くとも反転動作を伴う記録媒体を含む複数の記録媒体に同時に1つの再生プログラムダビングする際に反転部でプログラムが途切れたり、中途半端なトラックが記録されない記録再生装置(方法)を得る。

第1の記録媒体から再生されるプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに同期してダビングするときに、上記第2の記録媒体での記録領域の移行が発生した場合、上記第2の記録媒体の記録領域の移行が完了した後に上記第2の記録媒体の記録領域の移行が発生したときに上記第1の記録媒体にて再生されていたプログラムの先頭から上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体とに同期してダビングされるようにし、ダビングの終了後に上記第3の記録媒体において記録が不完全となったプログラムを消去することで上記第2の記録媒体の記録領域の移行時に記録していたプログラムが完全に記録されるとともに上記第3の記録媒体には完全なプログラムの記録が行われる記録再生装置及び記録再生方法を得る。

目的

本発明は叙上の課題を解決するためになされたもので、再生状態にある記録媒体を少なくとも2種類の記録形態の異なる複数の記録媒体に同時にダビングする際に未記録部分や余分な情報が記録されない記録再生装置及び記録再生方法を提供するにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

第1の記録媒体に記録されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに並列ダビングする記録再生装置であって、上記第1の記録媒体からプログラムを再生する再生手段と、上記再生手段によって再生されるプログラムを上記第2の記録媒体に記録する第1の記録手段と、上記再生手段によって再生されるプログラムを上記第3の記録媒体に記録する第2の記録手段と、上記第2の記録媒体に上記再生手段にて再生されたプログラムの記録を行っている最中に一方の記録領域から他の記録領域への記録動作遷移が発生したことを検出する検出手段と、上記第1の記録媒体から再生中のプログラムの先頭部に上記再生手段を移送する移送手段と、上記第3の記録媒体に記録された所定のプログラムを消去する消去手段と、上記検出手段によって上記記録動作の遷移が検出された場合には、上記第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するように上記第2の記録手段を制御するとともに、上記検出手段にて上記記録動作の遷移が検出されたときに上記再生手段が再生していた上記第1の記録媒体のプログラムの先頭部に上記再生手段を移送するように上記移送手段を制御し、上記第2の記録媒体の一の記録領域から他の記録領域への動作の遷移が完了した後に上記再生手段と上記第1の記録手段と上記第2の記録手段とが同期ダビングするように制御し、上記検出手段による記録動作の遷移が検出される直前に上記第3の記録媒体に記録が行われていたプログラムを消去するように上記消去手段を制御する制御手段とを備える記録再生装置。

請求項2

上記第3の記録媒体は記録されたプログラムを管理する管理情報が記録された管理領域を備え、上記プログラムの消去は上記管理領域の管理情報の編集によって行われる請求項1記載の記録再生装置。

請求項3

上記検出手段によって検出される上記記録動作の遷移の直前に上記第3の記録媒体に記録が行われていたプログラムが上記消去手段によって消去されるのは、上記第3の記録媒体が上記第2の記録手段から取り外されるときまたは上記プログラムの記録が完全に終了した後である請求項1記載の記録再生装置。

請求項4

上記検出手段によって検出される上記記録動作の遷移の直前に上記第3の記録媒体に記録が行われていたプログラムが上記消去手段によって消去されるのは、上記記録動作の遷移を行っている間である請求項1記載の記録再生装置。

請求項5

上記第2の記録媒体はテープである請求項1記載の記録再生装置。

請求項6

上記第2の記録媒体上においてプログラムが記録される記録領域の移行の発生の検出は、テープリーダー部と記録領域における光の透過率の差を検出して行う請求項5記載の記録再生装置。

請求項7

上記第2の記録媒体上においてプログラムが記録される記録領域の移行の発生の検出は、上記テープのテンションの変化を検出して行う請求項5記載の記録再生装置。

請求項8

上記第2の記録媒体は、マルチレイヤーディスクである請求項1記載の記録再生装置。

請求項9

上記第2の記録媒体は記録領域の管理情報が記録される管理領域を備え、上記第2の記録媒体上において一の記録領域から他の記録領域への記録動作の遷移の発生の検出は、上記管理領域の管理情報による記録可能領域の使用状態によって検出する請求項8記載の記録再生装置。

請求項10

上記記録再生装置は上記再生手段によって再生される上記第1の記録媒体のプログラムの無音を検出する第2の検出手段を更に備え、上記検出手段によって検出された上記第2の記録媒体上においてプログラムが記録される記録領域の移行の発生時に上記第2の検出手段によるプログラムの無音部分の検出がされた場合には、上記制御手段は上記移送手段による再生中のプログラムの先頭への上記再生手段の移送を行わないで再生を継続するように上記再生手段を制御する請求項1記載の記録再生装置。

請求項11

第1の記録媒体から再生されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに並列にコピーする記録再生方法であって、上記第1の記録媒体からプログラムを再生して、再生されるプログラムを上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体とに記録するステップと、上記第2の記録媒体に上記第1の記録媒体から再生されたプログラムの記録を行っている最中に一の記録領域から他の記録領域への記録動作の遷移が発生したことを検出するステップと、上記記録動作の遷移が検出された場合には、上記第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するステップと、上記第2の記録媒体への記録動作の遷移が完了した後に、上記記録動作の遷移を検出したときに再生されていた上記第1の記録媒体のプログラムの先頭部から再生を再開させるとともに上記第2の記録媒体への記録と上記第3の記録媒体への記録とが同時に再開されるように制御するステップと、上記記録動作の遷移が検出される直前に上記第3の記録媒体に記録が行われていたプログラムを消去するステップとを備える記録再生方法。

請求項12

上記第3の記録媒体は記録されたプログラムを管理する管理情報が記録された管理領域を備え、上記プログラムの消去は上記管理領域の管理情報の編集によって行われる請求項11記載の記録再生方法。

請求項13

上記記録再生方法は、上記第3の記録媒体が上記第2の記録手段から取り外されるときまたは上記プログラムの記録が完全に終了したときを検出するステップを更に備え、上記記録動作の遷移の直前に上記第3の記録媒体に記録が行われていたプログラムを消去するステップは、上記検出が行われた後に実行される請求項11記載の記録再生方法。

請求項14

上記第2の記録媒体はテープである請求項11記載の記録再生方法。

請求項15

上記記録動作の遷移の発生の検出は、テープリーダー部と記録領域における光の透過率の差を検出して行う請求項11記載の記録再生方法。

請求項16

上記記録動作の遷移の発生の検出は、上記テープのテンションの変化を検出して行う請求項11記載の記録再生方法。

請求項17

上記第2の記録媒体は、マルチレイヤーディスクである請求項11記載の記録再生方法。

請求項18

上記第2の記録媒体は記録領域を管理する管理情報が記録された管理領域を備え、上記第2の記録媒体の管理領域の管理情報による上記第2の記録媒体の記録可能領域の使用状態に基づいて上記記録動作の遷移の発生を検出する請求項11記載の記録再生方法。

請求項19

上記記録動作の遷移の発生を検出するステップは、上記第1の記録媒体から再生されるプログラムの無音の検出を更に行い、上記記録再生方法は上記記録動作の遷移が発生したことを検出するとともに上記第1の記録媒体から再生されるプログラムの無音を検出したか否かを判別するステップを上記検出の後に更に備え、上記判別の結果、上記記録動作の遷移の発生が検出されるとともに上記第1の記録媒体から再生されるプログラムの無音部分が検出された場合には、再生中のプログラムの先頭からの再生を行わずに再生を継続するようにする請求項11記載の記録再生方法。

請求項20

第1の記録媒体に記録されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、記録されたデータを管理する管理情報が記録される管理領域を備える第3の記録媒体とに並列にコピーする記録再生方法であって、上記第1の記録媒体からプログラムを再生して、再生されるプログラムを上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体とに記録するステップと、上記第2の記録媒体に上記第1の記録媒体から再生されたプログラムの記録を行っている最中に一の記録領域から他の記録領域への記録動作の遷移が発生したことを検出するステップと、上記記録動作の遷移が検出された場合には、上記第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するとともに上記第3の記録媒体の管理領域の管理情報を更新するステップと、上記第2の記録媒体への記録動作の遷移が完了した後に上記記録動作の遷移を検出したときに再生していた上記第1の記録媒体のプログラムの先頭部からの再生と上記第2の記録媒体への上記プログラムの記録と上記第3の記録媒体への上記プログラムの記録とが同期ダビングするように制御するステップとを備える記録再生方法。

技術分野

0001

本発明は、第1の記録媒体から再生されるプログラムを、少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに同期してダビングするときに上記第2の記録媒体での記録領域の移行が発生した場合でも上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体とに少なくとも上記移行の発生した時点近傍の記録の中断の無い記録を可能とする記録再生装置記録再生方法に関する。

背景技術

0002

近年においては、CD(Compact Disc)を再生可能再生装置であるCDプレーヤが広く普及している。また、例えばミニディスク(MD:トレードマーク)などのように、オーディオデータ記録再生可能なディスクメディア、及びこのようなディスクメディアに対応した記録再生装置も広く普及している。そして、例えばMDに対応した記録再生装置であるMDレコーダプレーヤとCDプレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤなどを組み合わせたオーディオシステムも普及してきている。

0003

ところで、上記MDレコーダ/プレイヤーやCDプレーヤなどのシステムでは、オーディオデータは、いわゆる「プログラム」といわれる単位で管理される。ここで、本明細書でいうところのプログラムとは、ディスク上において、1つの単位として管理して記録されるデータ群のことをいうもので、例えばオーディオデータであれば1つの楽曲、一般には1つのトラックといわれる、などが相当する。

0004

上記のようなオーディオシステムにあっては、CDプレーヤにより再生したオーディオデータをMDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤによってMD及びテープに同時に記録するという、いわゆるダビング記録を行うことができるようになっているのが一般的である。また、このようなダビング記録として、記録時間の短縮を図るために、いわゆる高速ダビングが可能に構成されたシステムも存在する。

0005

高速ダビングにあっては、CDプレーヤにおいて、通常の1倍速による再生速度よりも高速とされる所定の倍速度によってCDを再生するようにディスク回転駆動制御系及び再生信号処理系を制御する。そして、MDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤ側においても、記録信号処理系を、CDの再生倍速度に対応させた倍速による動作となるように制御し、CDプレーヤにて再生されたオーディオデータを入力してMD及びカセットテープに記録するものである。例えば再生装置であるCDプレーヤと、記録装置であるMDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤが一体とされている装置では、上記のような高速ダビングのためにCDプレーヤとMDレコーダ/プレーヤ及びカセットテープレコーダ/プレーヤとを同時に所定倍速で動作するように制御することは容易である。また、再生装置と複数の記録装置が別体とされたシステムであっても、例えば制御用ケーブルなどを使用して接続することで相互に通信可能な構成を採れば、再生装置と複数の記録装置との動作を同期制御して低速又は高速ダビングは容易に実現できる。

発明が解決しようとする課題

0006

上述の記録再生装置及び記録再生方法によって、第1の記録媒体である例えばCDをCDプレーヤで再生し、第2の記録媒体である例えばテープをカセットテープレコーダ/プレーヤでダビングし、第3の記録媒体である例えばMDをMDレコーダ/プレーヤでダビングを同時に行なう場合を考えると、第1の記録媒体であるCDの記録容量と等しいかそれ以上の記録容量を備える記録媒体を第3の記録媒体のMDとして使用した場合では正常に記録されるが第2の記録媒体のカセットテープの様にリーダーテープエンドテープが記録媒体の前後に貼着されているものでは例えば一般的に表面と呼ばれる第1の記録再生面であるA面から一般的に裏面と呼ばれる第2の記録再生面であるB面への記録面の切り替えが発生する反転時あるいはシャットオフ発生時にこの区間内のダビングが途切れてしまう弊害が生ずる。

0007

また、第2の記録媒体であるカセットテープの第1の記録再生面から第2の記録再生面への反転時に、第1の面の終端で再生を行なっていた第1の記録媒体であるCD側の曲の先頭アクセス動作をするとともにアクセス動作後にポーズ制御をしておき、第2の記録媒体であるカセットテープの第1の記録再生面から第2の記録再生面への反転動作が完全に終了したら第2の記録媒体の記録と第1の記録媒体であるCD側のポーズ解除を行うことでシンクロダビングを再開することも考えられる。しかし、この場合に第3の記録媒体側であるMDには2回同じ曲がダビングされるとともに、その一方の曲は収録不完全な状態で記録されてしまうという弊害が生じてしまう。この場合には、2回同じ曲がダビングされることによってMD側の収録可能時間の低下を招くという問題が生じてしまう。

0008

本発明は叙上の課題を解決するためになされたもので、再生状態にある記録媒体を少なくとも2種類の記録形態の異なる複数の記録媒体に同時にダビングする際に未記録部分や余分な情報が記録されない記録再生装置及び記録再生方法を提供するにある。

課題を解決するための手段

0009

第1の本発明は、第1の記録媒体に記録されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに並列にダビングする記録再生装置であって、第1の記録媒体からプログラムを再生する再生手段と、この再生手段によって再生されるプログラムを第2の記録媒体に記録する第1の記録手段と、再生手段によって再生されるプログラムを第3の記録媒体に記録する第2の記録手段と、第2の記録媒体においてプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことを検出する検出手段と、第1の記録媒体から再生中のプログラムの先頭部に再生手段を移送する移送手段と、第3の記録媒体に記録された所定のプログラムを消去する消去手段と、検出手段によって第2の記録媒体においてプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことが検出された場合には、第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するように第2の記録手段を制御するとともに検出手段が第2の記録媒体におけるプログラムの記録領域の移行が発生したことを検出したときに再生していた第1の記録媒体のプログラムの先頭部に再生手段が移送するように移送手段を制御し、第2の記録媒体の記録領域の移行が完了した後再生手段と第1の記録手段と第2の記録手段とが同期ダビングするように制御し、第2の記録媒体におけるプログラムが記録される記録領域の移行直前に第3の記録媒体に記録されたプログラムを消去するように消去手段を制御する制御手段とを備える記録再生装置としたものである。

0010

更に第2の本発明は、第1の記録媒体に記録されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに並列にダビングする記録再生装置であって、第1の記録媒体からプログラムを再生する再生手段と、この再生手段によって再生されるプログラムを第2の記録媒体に記録する第1の記録手段と、再生手段によって再生されるプログラムを第3の記録媒体に記録する第2の記録手段と、第2の記録媒体上においてプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことを検出する移行検出手段と、第1の記録媒体からのプログラムの再生データが有ることを検出する有音検出手段と、第1の記録媒体から再生中のプログラムの先頭部に上記再生手段を移送する移送手段と、第3の記録媒体に記録された所定のプログラムを消去する消去手段と、移行検出手段によって第2の記録媒体においてプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことが検出されると共に有音検出手段が有音を検出した場合には、第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するように第2の記録手段を制御するとともに検出手段が第2の記録媒体におけるプログラムの記録領域の移行が発生したことを検出したときに再生していた第1の記録媒体のプログラムの先頭部に再生手段が移送するように移送手段を制御し、第2の記録媒体の記録領域の移行が完了した後再生手段と第1の記録手段と第2の記録手段とが同期ダビングするように制御した後、第2の記録媒体におけるプログラムが記録される記録領域の移行直前に第3の記録媒体に記録されたプログラムを消去するように消去手段を制御し、移行検出手段によって第2の記録媒体においてプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことが検出されると共に有音検出手段が有音を検出し無かった場合には、第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するように第2の記録手段を制御し、第2の記録媒体の記録領域の移行が完了した後再生手段と第1の記録手段と第2の記録手段とが同期ダビングを継続するように制御する制御手段とを備える記録再生装置としたものである。

0011

上述構成の記録再生装置によれば再生状態にある第1の記録媒体のプログラムを少くとも2つの第2及び第3の記録媒体に同時にダビングしても、未記録部の発生や余分な記録を第2及び第3の記録媒体に記録せずに再生プログラムを低速或は高速ダビングが可能となる。

0012

更に第3の本発明は、第1の記録媒体に記録されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、第3の記録媒体とに並列にコピーする記録再生方法において、第1の記録媒体からプログラムを再生して、再生されるプログラムを第2の記録媒体と第3の記録媒体とに記録するステップと、第2の記録媒体のプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことを検出するステップと、第2の記録媒体のプログラムが記録される記録領域の移行が発生したことが検出された場合には、第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するとともに第2の記録媒体の記録領域の移行が発生したことを検出したときに再生していた第1の記録媒体のプログラムの先頭部から再生をさせるステップと、第2の記録媒体のプログラムが記録される記録領域の移行が完了した後、第1の記録媒体からのプログラムの再生と第2の記録媒体へのプログラムの記録と第3の記録媒体へのプログラムの記録とが同期ダビングするように制御するステップと、第2の記録媒体の記録領域の移行直前に第3の記録媒体に記録されたプログラムを消去するステップとを備える記録再生方法としたものである。

0013

更に第4の本発明は第1の記録媒体に記録されたプログラムを少なくとも2つの記録領域を備える第2の記録媒体と、記録されたデータを管理する管理情報が記録される管理領域を備える第3の記録媒体とに並列にコピーする記録再生方法であって、第1の記録媒体からプログラムを再生して、再生されるプログラムを第2の記録媒体と第3の記録媒体とに記録するステップと、第2の記録媒体に第1の記録媒体から再生されたプログラムの記録を行っている最中に一の記録領域から他の記録領域への記録動作遷移が発生したことを検出するステップと、記録動作の遷移が検出された場合には、第3の記録媒体へのプログラムの記録を停止するとともに第3の記録媒体の管理領域の管理情報を更新するステップと、第2の記録媒体への記録動作の遷移が完了した後に記録動作の遷移を検出したときに再生していた第1の記録媒体のプログラムの先頭部からの再生と第2の記録媒体へのプログラムの記録と第3の記録媒体へのプログラムの記録とが同期ダビングするように制御するステップとを備える記録再生方法としたものである。

0014

上述構成の記録再生方法によれば再生状態にある第1の記録媒体のプログラムを少くとも2つの第2及び第3の記録媒体に同時にダビングしても、未記録部の発生や余分な記録を第2及び第3の記録媒体に記録せずに再生プログラムを低速或は高速ダビングが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0015

以下、本発明の実施の形態例として、第1の記録媒体として例えばCDの再生及び第2の記録媒体として例えばコンパクトカセットテープを代表とするテープ並びに第3の記録媒体として例えばMDを記録再生可能とした記録再生装置により、CDにて再生されたオーディオデータ等のプログラムをテープ並びにMDに同時に記録することができるダビング装置としてCD/MD/テープ複合機器としての記録再生装置について図1を用いて説明する。

0016

図1において、光磁気ディスクであるMD90は、MD90に対する記録再生動作を行なうMD部に装填される。MD90はオーディオデータ等を記録できるメディアとして用いられ、記録/再生時にはスピンドルモータ2により回転駆動される。

0017

光学ヘッド3は光磁気ディスクとしてのMD90に対して記録/再生時にレーザ光照射することで、記録/再生時のヘッドとしての動作を行なう。即ち記録時には記録トラックキュリー温度まで加熱するための高レベルレーザを出力しまた再生時には磁気カー効果により、反射光からデータを検出するための比較的低レベルのレーザを出力する。

0018

このため、光学ヘッド3はレーザダイオードや、偏光ビームスプリッタ対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するためのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2軸機構4によってディスク半径方向及びMD90に接離する方向に変位可能に保持されており、また、光学ヘッド3全体はスレッド機構5によりMD90の半径方向に移動可能とされている。また、磁気ヘッド6aはMD90を挟んで光学ヘッド3と対向する位置に配置されている。この磁気ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界をMD90に印加する動作を行なう。磁気ヘッド6aは光学ヘッド3とともにスレッド機構5によりディスク半径方向に移動可能とされている。

0019

再生動作時に光学ヘッド3によりMD90から検出された情報はRFアンプ7に供給される。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、再生RF信号トラッキングエラー信号フォーカスエラー信号グルーブ情報等を抽出する。なおグルーブ情報は、MD90の記録トラックであるグルーブに形成されたウォブル蛇行)形状として記録されている絶対位置情報の事である。そして、抽出された再生RF信号はエンコーダデコーダ部8に供給される。また、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号はサーボ回路9に供給され、グルーブ情報はアドレスデコーダ10に供給されて復調される。グルーブ情報からデコードされたアドレス情報、及びデータとして記録されエンコーダ/デコーダ部8でデコードされたアドレス情報、サブコード情報などは、マイクロコンピュータによって構成されるMDコントローラ11に供給され、各種制御に用いられる。なお、MDコントローラ11は、MD部における各種動作制御を実行する。

0020

サーボ回路9は供給されたトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号や、MDコントローラ11からのトラックジャンプ指令アクセス指令、スピンドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、またスピンドルモータ2を一定線速度(CLV:Constant Linear Velocity)に制御する。

0021

再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8でEFM復調(Eight to FourteenModuration)、CIRC(Cross Interleave Reedsolomon Code)等のデコード処理された後、メモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3によるMD90からのデータの読み取り及び光学ヘッド3からバッファメモリ13までの系における再生データの転送は1.41Mbit/secで、しかも間欠的に行なわれる。

0022

バッファメモリ13に書き込まれたデータは、再生データの転送が0.3 Mbit/secとなるタイミングで読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給される。そして、オーディオ圧縮処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、16ビット量子化、44.1kHzサンプリングのオーディオデータとされる。そしてD/A変換器15によってアナログ信号とされた後、切換回路50の端子TMDに供給される。MD90の再生動作時には、装置全体の動作を制御するシステムコントローラ21により切換回路50が端子TMDに接続させるように制御されており、従ってエンコーダ/デコーダ部14から出力されD/A変換器15によってアナログ信号とされた再生オーディオ信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生オーディオとして出力される。

0023

なお、バッファメモリ13へのデータの書込読み出しは、メモリコントローラ12によって書込ポインタ読み出しポインタの制御によりアドレス指定が行なわれるが、上記のように書込と読み出しのビットレート差異がもたされることで、バッファメモリ13内には常に或る程度データ蓄積された状態となる。このようにバッファメモリ13を介して再生オーディオ信号を出力することにより、例えば外乱等で光学ヘッドによるトラッキング外れた場合などでも、再生オーディオ出力が中断してしまうことはなく、バッファメモリ13にデータ蓄積が残っているうちに例えば正しいトラッキング位置までアクセスしてデータ読み出しを再開することで、再生出力に影響を与えずに動作を続行できる。即ち、耐振機能を著しく向上させることができる。

0024

また、この記録再生装置ではデジタルインターフェース54が設けられ、再生時にエンコーダ/デコーダ部14でデコードされた再生データはデジタルインターフェース54にも供給される。デジタルインターフェース54では、再生データや、再生時に同時に抽出されるサブコード情報などを用いて所定のデジタルインターフェースフォーマットデータストリームエンコードを行い、デジタル出力端子56から出力できる。例えば光デジタル信号として出力する。即ち再生データを、デジタルデータのままで外部機器に出力できる。

0025

MD90に対して記録動作が実行される際には、アナログ入力端子17に供給されたアナログオーディオ信号等の記録信号は、A/D変換器18によって16ビット量子化、44.1kHzサンプリングのデジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮するオーディオ圧縮エンコード処理が施される。また、MD90に対しては、デジタルインターフェース54を介して取り込まれたデータを記録することもできる。即ち外部機器からデジタル入力端子55に供給されたデジタルインターフェースフォーマットの信号はデジタルインターフェース54でデコードされ、オーディオデータとサブコード等が抽出される。このときサブコード等の制御情報はシステムコントローラ21に供給され、記録データとしてのオーディオデータで16ビット量子化、44.1kHzサンプリングのデジタルデータはエンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮するオーディオ圧縮エンコード処理が施される。さらにMD90及びテープ92に対しては、後述するCD部でCD91から再生されたオーディオデータを同時に記録することもできる。いわゆるダビング記録である。この場合、CD91から再生され、EFM/CIRCデコーダ37から出力されたオーディオデータで、16ビット量子化、44.1kHzサンプリングのデジタルデータである、CD再生データcdgが、エンコーダ/デコーダ部14に供給され、データ量を約1/5に圧縮するオーディオ圧縮エンコード処理が施される。またD/A変換器38でCD再生アナログ信号に変換されてテープ部と音量調整部51に供給する。

0026

また、デジタル入力PLL回路58は、デジタルインターフェイス54を介して入力されたデジタルオーディオデータ、又は後述するCD部から出力されるCD再生データcdgを入力することで、入力されたオーディオデータに挿入されている同期パターン同期信号に同期したクロックCLK・Mを生成する部位とされる。このクロックCLK・Mとしては、例えばfs=44.1kHzを基底として逓倍した所定周波数を有する。そして、このクロックCLK・Mは、分周又は逓倍されて所要周波数に変換されて、デジタル形態のままMD部に入力されたデータの記録時において、少なくとも、エンコーダ/デコーダ部14内の信号処理及び、その入出力データ転送のためのクロックとして利用することができる。

0027

エンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録データはメモリコントローラ12によって一旦バッファメモリ13に書き込まれ、また所定タイミングで読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁気ヘッド駆動回路6に供給される。

0028

磁気ヘッド駆動回路6はエンコード処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気ヘッド駆動信号を供給する。つまり、MD90に対して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実行させる。また、このときMDコントローラ11は光学ヘッド3に対して、記録レベルのレーザ光を出力するように制御信号を供給する。

0029

ところで、MD90に対して記録/再生動作を行なう際には、MD90に記録されている管理情報、即ちP−TOCプリマスタード−Table of contents)、U−TOC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。MDコントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD90上の記録すべきエリアアドレスや、再生すべきエリアのアドレスを判別することとなる。この管理情報はバッファメモリ13に保持される。このためバッファメモリ13には、上記した記録データ/再生データのバッファエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設定されている。そして、MDコントローラ11はこれらの管理情報を、MD90が装填された際に管理情報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、バッファメモリ13に記憶しておき、以後そのMD90に対する記録/再生動作の際に参照できるようにしている。

0030

また、U−TOCはデータの記録や消去に応じて編集されて書き換えられるものであるが、MDコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TOC情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミングでMD90のU−TOCエリアについても書き換えるようにしている。

0031

この記録再生装置では、またCDに対応する再生系が構成されている。再生専用光ディスクであるCD91はCD再生動作を行うCD部に装填される。

0032

CD91はCD再生動作時においてスピンドルモータ31によって一定線速度(CLV)で回転駆動される。そして光学ヘッド32によってCD91にピット形態で記録されているデータを読み出し、RFアンプ35に供給される。光学ヘッド32において対物レンズ32aは2軸機構33によって保持され、トラッキング及びフォーカス方向に変位可能とされる。また光学ヘッド32はスレッド機構34によってCD91の半径方向に移動可能とされる。

0033

RFアンプ35では再生RF信号のほか、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成し、これらのエラー信号はサーボ回路36に供給される。サーボ回路36はフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス駆動信号トラッキング駆動信号スレッド駆動信号、スピンドル駆動信号の各種駆動信号を生成し、2軸機構33、スレッド機構34、及びスピンドルモータ31の動作を制御する。

0034

再生RF信号はデコーダ37に供給される。デコーダ37では先ず入力された再生RF信号について二値化を行ってEFM信号を得る。そして、このEFM信号についてEFM復調,CIRCデコード等を行なってCD91から読み取られた情報を16ビット量子化、44.1kHzサンプリングのデジタルオーディオデータ形態にデコードする。またデコーダ37ではTOCやサブコード等の制御データも抽出可能な構成を採っているが、これらTOC及びサブコードは、システムコントローラ21に供給され、各種制御に用いられる。

0035

また、デコーダ37における二値化処理により得られたEFM信号はPLL回路39に対しても供給される。PLL回路39は、入力されたEFM信号のチャンネルビットに同期したクロックPLCKを出力する。このクロックPLCKの周波数としては、定常の1倍速では4.3218MHzとされる。そして、クロックPLCKは、例えばデコーダ37以降の信号処理回路系のクロックとして利用される。

0036

デコーダ37から出力されるデジタルオーディオデータは、D/A変換器38によってアナログ信号とされ、切換回路50の端子TCDに供給される。CD再生動作時にはシステムコントローラ21は切換回路50に端子TCDを選択しており、従ってCD91から再生されD/A変換器38によってアナログ信号とされた再生オーディオ信号は、切換回路50を介して音量調節部51、パワーアンプ52に供給されて、スピーカ53から再生オーディオとして出力される。

0037

また本実施の形態では、CD再生データをMD90にダビング記録することができるが、その場合は、デコーダ37から出力されるデジタルオーディオデータがそのままエンコード/デコード部14に供給されることになる。また、デコーダ37から出力されるデジタルオーディオデータについても、デジタルインターフェース54に供給されることで、デジタル出力端子56から外部機器に、デジタルフォーマットのCD再生データCdgを出力することができる。

0038

CD91の再生時には、CD91に記録されている管理情報、即ちTOCを読み出す必要がある。システムコントローラ21はこの管理情報に応じてCD91に収録されたトラック数、各トラックのアドレスなどを判別し、再生動作制御を行うことになる。このためシステムコントローラ21はCD91が装填された際にTOCが記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行させることによって読み出し、例えばシステムコントローラ21の内部のRAM21aに記憶しておき、以後そのCD91に対する再生動作の際に参照できるようにしている。

0039

システムコントローラ21は装置全体を制御するマイクロコンピュータとされるが、MD部の動作制御をMDコントローラ11に実行させるためにMDコントローラ11に各種指示を与える。またMD90の記録再生時には、MDコントローラ11からサブコード等の管理情報を受け取ることになる。またCD部に関しては、例えばシステムコントローラ11が直接動作制御を行うようにされる。また、システムコントローラ21内部のRAM21aは、システムコントローラ21が所要の処理を実行する際に必要とされる各種情報を一時的に保持するためのメモリである。

0040

ここで、本実施の形態にあっては、システムコントローラ21からは、例えばCD部側にて得られたクロックCLK,各種データDATA、及び、例えばCD部での再生動作に応じてMDコントローラ11に各種指示を与えるためのコマンドCOMMAND等が出力される。CD部側にて得られたクロックCLKとしては、例えばPLCKに基づいて得られる所定周波数のクロックである。なお、上記データDATAとしては、例えば、CD再生時に得られるTOC、及びサブコードの情報等も含まれる。

0041

この記録再生装置ではさらにアナログ型のカセットテープレコーダ、リールツウリールテープレコーダ等にCD部で再生した再生信号をMD90と同時に記録するテープ部を有する。

0042

テープ部には記録/再生ヘッド40を有し、この記録/再生ヘッド40の記録ヘッドには図2に示す様に、CD部のD/A変換器38から左右のアナログオーディオ信号が供給されて、MD90と同時にテープ92にダビング可能となされている。記録/再生ヘッド40の再生ヘッドで再生されたアナログオーディオ信号PTAPEは切換回路50の端子TTAPEに供給され、オーディオ調整部51、パワーアンプ52に供給されてスピーカ53から放音される。

0043

システムコントローラ21はテープ部のテープ駆動部41を駆動し、テープ92の正転逆転を制御する。再生、録音早送りFF:Fast Forward)、巻戻し(REW:Rewind)等のモード切換は図2に示すプランジャ43を定められた時間引っ張って、カムギヤをシステムコントローラ21が切換制御する。テープ92の巻取りハブ軸にテープ92に同期して、回転する放射パターン印刷した円盤45を枢着し、この円盤45に対向して配したフォトディテクタ44で回転を検出し、テープ92の回転数を検出し、テープが一定時間回転しない場合にはテープ92をシャットオフまたはテープ92の反転動作をさせるようにシステムコントローラ21が制御する。

0044

さらに、テープ92の有無を検出するスイッチ48、カセットテープのA面及びB面を検出する検出スイッチ46及び47が設けられ、これらのA面及びB面検出もシステムコントローラ21によって行なわれる。

0045

このA面及びB面検出スイッチ46及び47によって、A面の録音等の記録が終了し、B面の誤消去防止爪が折れている様な場合、MD90及びテープ92が同時にダビングされている場合にはCD91からテープ92へのダビングはストップされ、MD90へのみCDからの再生信号が供給されてダビングが行なわれる様になされている。

0046

なお、このような制御系の形態は一例であり、例えばCD側或はテープ側の制御を行うCDコントローラやテープコントロールを設けるようにしてもよいし、さらにはシステムコントローラ21とMDコントローラ11を一体化するような構成を採ってもよい。

0047

操作部19には、録音キー再生キー停止キーAMSキーサーチキーダビングキーさらには定常速ダビング/高速ダビングの設定も可能とされるがユーザー操作に供されるように設けられ、MD90及びCD91及びテープ92に関する再生/記録操作を行なうことができるようにされている。またトラックネームなどの付随データをMD90に記録するための文字列の入力や登録決定操作登録モード操作なども可能とされている。操作部19からの操作情報はシステムコントローラ21に供給され、システムコントローラ21はその操作情報と動作プログラムに基づいて各部に対する所要の動作を実行させる。なお図示していないが、操作部19としては、例えば赤外線リモートコマンダーによる遠隔操作機能を付加してもよい。

0048

また表示部20ではMD90,CD91,テープ92の再生時、録音時などに所要の表示動作が行なわれる。例えば総演奏時間、再生や録音時の進行時間などの時間情報や、トラックナンバ動作状態、動作モードなどの各種の表示がシステムコントローラ11の制御に基づいて行なわれる。

0049

このように構成される本例の記録再生装置では、MD再生動作、MD記録動作、CD再生動作、テープ再生動作、テープの記録動作、またCDからMDへのダビング動作、CDからテープへのダビング動作並びにCDからMDとCDへのダビング動作が同時に可能とされる。

0050

そして、特に本実施の形態にあっては、CDからMD或はテープへのダビング動作として、定常の1倍速による定常速ダビング動作を実行することも可能ではあるが、例えば次のようにして、より高速な所定倍速度であるN倍速による高速ダビング動作を実行することも可能とされる。

0051

例えばCD91からMD90への高速ダビングではCD部のサーボ回路36においては、通常1倍速に対してN倍速のCLV速度を設定してスピンドルモータ31を駆動する。そしてこの状態のもとで、CD91からのデータ再生を行うようにされる。そして、PLL回路39では、例えば、N=2倍速に対応してロックさせるためのターゲット値として、N×4.3218=8.6436MHz即ち、定常速度時のN倍のクロック周波数を設定する。なお、このようなPLL回路39に対するターゲット値の切り換えは、システムコントローラ21により制御される。これにより、PLL回路39がロックしている状態では、CD91はN倍速CLVで安定的に回転制御が行われると共に、デコーダ37及びD/A変換器38においてはN倍速によって正常な信号処理が実行される。そして、このようにしてN倍速によって処理されることで、定常1倍速時に対してN倍の転送レートを有するサンプリング周波数88.2kHz(=44.1×2)量子化ビット数16のCD再生データCdgがMD部側のエンコーダ/デコーダ部14に対して伝送される。

0052

また、N倍の転送レートによるCD再生データCdgはデジタル入力PLL回路58に対しても入力される。デジタル入力PLL回路58では、定常速度のN倍のチャンネルクロック周波数でロックするようにそのターゲット値を設定する。このターゲット値の切り換えについては例えば、システムコントローラ21からのCOMMAND等に応じて、MDコントローラ11が制御を行うようにされる。これにより、デジタル入力PLL回路58がロックしている状態では、クロックCLK・Mとして、定常速度時のN倍の周波数が得られる。そして、このクロックCLK・Mのタイミングで、例えばエンコーダ/デコーダ部14が信号圧縮処理及びメモリコントローラ12への転送、換言するとバッファメモリ13へのデータ書き込みを行うことで、CD部から供給されるN倍の転送レートのCD再生データcdgに同期した記録信号処理が実行される。

0053

また、バッファメモリ13に対して蓄積されたデータのエンコーダ/デコーダ部8への読み込み、及び、エンコーダ/デコーダ部8における信号処理を経てMD90へデータを記録するまでの動作タイミングは、例えばMDコントローラ11側から供給するマスタークロック、若しくはMDに形成されたウォブル周期を利用した回転制御時に得られるクロック等を適宜利用して行われる。

0054

ここで、MD部においては先にも述べた説明からも分かるように、記録時においては、バッファメモリ13に対するデータの書き込み速度に対して、読み出し速度が高速に設定されるために、MD90に対しては間欠的に記録が行われる。つまり、バッファメモリ13に対して或る所定量以上のデータが蓄積されたのであれば、MD90に対してデータの書き込みを行い、このデータ書き込み動作によってバッファメモリ13におけるデータ蓄積量が所定以下、若しくは‘0’となったのであれば、書き込みが可能となる所定量のデータが蓄積されるまで待機する。このような動作を繰り返し実行するものである。

0055

このため、N倍速ダビング時のMD91の回転駆動速度、及びエンコーダ/デコーダ部8に対する入出力データの転送レート及び信号処理速度としては、必ずしも、CD部側がN倍速による再生を行っているのに対応して倍速を設定する必要はない。つまり、MD90を1倍速により回転駆動して、エンコーダ/デコーダ部8に対するデータの入出力レート及びここでの信号処理速度を1倍速に設定したとしても、MD90への書き込み休止期間が定常1倍速時よりも短縮されるように動作する或いは、間欠記録を行わずに連続記録動作とすることで、MD90へのデータ記録は適正に実行される。但し、例えばバッファメモリ13の容量等の条件によっては、MD91の回転駆動速度、及びエンコーダ/デコーダ部8に対する入出力データの転送レート及び信号処理速度を、或る所定倍速に設定することも可能である。

0056

テープ部のテープ92に対する高速ダビングもテープ駆動部のモータをCD91に同期してN倍速することでダビング可能である。

0057

次にMD90に用いるTOCについて説明する。光磁気ディスクMD90には、クラスタフォーマットが全領域にわたって形成されるが、半径方向に分割されるエリアとして最内周側が管理領域とされ、その管理領域に続いてプログラム領域が形成される。なお、ディスク最内周側は位相ピットにより再生専用データが記録される再生専用領域が設けられ、その再生専用領域に続いて光磁気記録再生可能な光磁気領域が形成される。上記管理領域は、再生専用領域と、光磁気領域の最内周部分となる。

0058

光磁気領域の管理領域に続いてプログラム領域が形成されるが、そのプログラム領域においては、レコーダブルユーザエリアとも呼ばれるメインデータ領域としての各セクターにオーディオデータが記録されていく。一方、管理領域として、再生専用領域にはディスク全体のエリア管理等を行うP−TOC(プリマスタードTOC)が設けられ、それに続く光磁気領域での管理領域に、プログラム領域に記録された楽曲等の各プログラムを管理する目録情報(U−TOC:user table of contents)が記録される。

0059

ここで、MD90においてトラックの記録/再生動作などの管理を行なう管理情報として、U−TOCセクターについて説明する。図3はU−TOCセクター0のフォーマットを示すものである。なお、U−TOCセクターとしてはセクター0〜セクター31まで設けることができる。つまり管理領域における1クラスタの各セクター(S00〜S1F)を用いることができる。そしてセクター1,セクター4は文字情報、セクター2は録音日時を記録するエリアとされる。U−TOCセクター0は、主にユーザーが録音を行なった楽曲や新たに楽曲が録音可能なフリーエリアについての管理情報が記録されているデータ領域とされる。即ちセクター0ではプログラム領域に記録されている各プログラムの起点であるスタートアドレス終点であるエンドアドレスや、各プログラムの属性を示すトラックモードとしてのコピープロテクト情報エンファシス情報等が管理されている。

0060

例えばディスク1に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコントローラ11は、U−TOCセクター0からディスク上のフリーエリアを探し出し、ここにオーディオデータを記録していくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲が記録されているエリアをU−TOCセクター0から判別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。

0061

図3に示すようにU−TOCセクター0には、12バイトでシンクパターンが形成されるヘッダ部に続いて、当該セクターのアドレスとして3バイトのデータ“Cluster H”“Cluster L”“Sector”と、ディスクの製造元を示すメーカコード“maker code”とモデルコード“model code”、最初のプログラム番号“First TNO ”、最後のプログラム番号“Last TNO”、セクター使用状況“used sectors”、ディスクシリアル番号“disc serial No”、ディスクID等が記録されている。

0062

更にディスク上に生じた欠陥位置情報を格納するスロットの先頭位置を示すポインタP−DFA(Pointer for defective area)と、スロットの使用状況を示すポインタP−EMPTY(pointer for Empty slot)、記録可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタP−FRA(Pointer for Freely area )、各プログラム番号に対応したスロットの先頭位置を各々示すポインタP−TNO1,P−TNO2,.............,P−TNO255から構成される対応テーブル指示データ部が記録されている。

0063

続いて各8バイトのスロットが255個設けられている管理テーブル部が設けられる。各スロットにはスタートアドレス、エンドアドレス、トラックモード、リンク情報が管理されている。本例の光磁気ディスク90は、記録媒体上にデータを必ずしも連続した形態で記録しなくてもよく、シーケンシャルデータ列を記録媒体上で離散して複数のパーツとして記録してもいいことになっている。なおパーツとは時間的に連続したデータが物理的に連続したクラスタに記録されている部分を指す。

0064

すなわちディスク90に適応される記録再生装置として図1のMD部では上述のようにデータを一旦バッファメモリ13に蓄積することと、バッファメモリ13への書込レートと読出レートを変えるようにしたので、光学ヘッド3をディスク90上に離散的に記録されたデータに順次アクセスさせてはバッファメモリ13にデータを蓄積させることで、バッファメモリ13上ではシーケンシャルなデータ列に復元して再生することができる。このように構成しても再生時のバッファメモリ13への書込レートを読出レートより早くしているので連続したオーディオ再生が妨げられる事はない。

0065

また、既に記録済みのプログラムの上に記録済みのプログラムより短いプログラムを上書きしても、余った部分を消去することなくポインタP−FRAから管理される記録可能領域として指定することで効率よく記録容量を使用することができる。

0066

記録可能領域を管理するポインタP−FRAの例を用いて離散的に存在するエリアの結合方法について図4を用いて説明する。記録可能領域を管理するスロットの先頭位置を示すポインタP−FRAに例えば03hという値が記録されたとすると、続いてこの03hに対応するスロットがアクセスされる。なおここで“h”はhexia−decimalを表わしている。即ち管理テーブル部におけるスロット03hのデータが読み込まれる。スロット03hに記録されているスタートアドレス及びエンドアドレスデータはディスク上に記録された1つのパーツの起点と終点を示す。スロット03hに記録されているリンク情報は次に続くべきスロットのアドレスを示しており、この場合は18hが記録されている。スロット18hに記録されているリンク情報を次にたどってスロット2Bhをアクセスしスロット2Bhに記録されているスタートアドレス及びエンドアドレスとしてディスクの1つのパーツの起点と終点を把握する。さらに同様にリンク情報として00hのデータが表われる迄リンク情報をたどっていくことで、ポインタP−FRAから管理される全パーツのアドレスを把握できる。

0067

このようにポインタP−FRAによって指示されるスロットを起点にリンク情報が00hで示されるnullになるまでスロットを辿り、ディスク上に離散的に記録されたパーツをメモリ上でつなげることが可能となる。この場合、ディスク90上の記録可能領域としての全パーツが把握できる。この例ではポインタP−FRAを例に説明したがポインタP−DFA,P−EMPTY,P−TN01,P−TN02,.............,P−TNO255も同様に離散的に存在するパーツを結合して管理する。

0068

上述の回路構成で本発明の記録再生装置及び記録再生方法を第1の記録媒体としてCD90から再生したオーディオデータ等のプログラムを第2の記録媒体であるテープ92及び第3の記録媒体であるMD90に同時低速或は高速ダビングする場合の動作を図5フローチャート及び図6タイムチャートを用いて説明する。

0069

先ず図1の操作部19のダビングキーを操作し、ダビングを開始させる。第1ステップST1 ではCD91は再生ポーズ、MD90は録音ポーズ状態にされる。図2に示すカセット49のテープ92はA面の録音を開始する様にシステムコントローラ21、MDコントローラ11が制御する。

0070

テープ部のカセット49の巻き取りハブ及び供給ハブに設けられたリーダテープ及びエンドテープの無録音部にCD91からのプログラムを録音しない為にシステムコントローラを構成するCPU21は、リーダテープの長さ時間、例えば8秒間CD91とMD90をポーズ状態に保持させる。

0071

第2ステップST2 ではCPU21は8秒経過したか否かをみて、8秒経過したYESでは第3ステップST3 に進める。

0072

第3ステップST3 ではCD91は再生ポーズが解除され再生開始し、MD90も録音ポーズが解除されて録音開始する。

0073

第4ステップST4 ではMD90のディスク録音エリア使いきったか否かをみて、MD90の記録領域が一杯であれば第5ステップST5 に進み録音動作を停止させて待機状態とする。

0074

第6ステップST6 ではテープ92が録音終了しているか否かを図2のフォトディテクタ44の出力である、ハブの回転をみて、NOならば第7ステップST7 に進め、YESなら第13ステップST13に進めテープ部を停止させる。

0075

第7ステップST7 ではカセット49のテープ92のA面録音が終了したかをA面爪検出用のスイッチ46の出力とフォトディテクタ44の出力をCPU21が監視し、A面録音終了していれば第8ステップST8 に進める。

0076

この時テープ92は図6Cに示す1〜2曲の録音をカセット49のA面に録音し終って、3曲目の途中でA面録音部がなくなったと仮定するとエンドテープは透明な無録音部にあるからオーディオ状態の有無やフォトディテクタ44の出力や、テープ92のテンションの変化、テープリーダ部と録音領域における光の透過率の差等を検出することでA面のシャットオフ状態を簡単に検出できる。

0077

第8ステップST8 に於いて、CD91は例えば図6Aの様に例えば3曲目の途中であるので3曲目のトラックの開始部S3 に戻って再生ポーズ状態に移る。またMD90は録音を停止し、録音ポーズ状態で待機する。この場合3曲目のトラックの途中まで録音したプログラムはTOC等の書き込み時に消去する様に余った時間に消去する。テープ92はB面の録音を開始する。

0078

次に第9ステップST9 ではリーダテープ等の無録音部が巻き終わったかをみるために8秒経過したか否かをみる。

0079

第9ステップST9 で8秒経過後に第10ステップST10ではCD91の再生を開始し、MD90は録音を再スタートさせる。勿論この場合、テープ92はB面に3曲目の開始部からのトラックのプログラムをダビングしている。

0080

第11ステップST11でテープ92のB面が終了したかをみて、YESであれば第12ステップST12に進め、NOであれば第15ステップST15に進む。

0081

第12ステップST12ではMD90の録音が終了したかをみて、MD90の録音中にテープ92のB面が終了した場合、MD90の録音も停止していたら第13ステップST13でCD91、MD90、テープ92を停止させてダビングを終了する。

0082

第12ステップST12でMD90が録音状態であればCD91からMD90への録音を続けて、第15ステップST15ではCD91のが再生が終了したかをみて、終了していれば第13ステップST13に進められダビングが終了し、CD91が再生終了していなければ第4ステップST4 の頭に戻される。

0083

第14ステップST14ではCD91の再生が終了した時点でMD90の上記したU−TOCに書き込みがなされてエンドに至る。

0084

上述のフローチャートに基づいてCD91からの再生プログラムをMD90及びテープ92にダビングを行なった結果を図7A、図7B、図7C、図7Dに示す。

0085

図7Aに示す様に第1トラック〜第5トラックまでの楽曲の演奏時間がトラック毎に5分で総時間25分のCD91を録音する場合を考える。今、何も記録されていないMD90とA面23分及びB面23分で両面で46分のテープ92に同時にダビングを施した場合、図7Dに示すテープ92ではCD91の第5トラックを再生中に約2分を残してテープ92のA面は終了してしまう。

0086

そこで、本発明の様にCD91を1度再生ポーズ状態にし、第5トラックの開始位置から再び再生を開始すると、CDの演奏時間は図7Bに示す様に3分だけ伸びて28分となり、CDの第5トラックの演奏時間は8分を要することになる。

0087

この場合、MD90は途中まで録音された第5トラックを消去或は上書きするのでダビング後のトラックの状態は図7Cの様になり、図7Aに示すCD91の録音しようとする時間と同じになる。

0088

テープ92では第5トラックを録音中にテープは反転してA面からB面に切り換えるが、B面には第5トラックを再び録音し直すので図7Dに示す様にCD91からの再生プログラムをMD90とテープ92に同時にダビングすることの出来る記録再生装置及び記録再生方法が得られる。

0089

下図8A、図8B、図8C、図9図10図11図12を使ってダビング終了後の第3の記録媒体であるMD90における図4で説明した記録可能領域に対する処理を説明する。これまでに説明したように第2の記録媒体であるカセットテープ92の一方の記録面から他方の記録面への反転時にMD90に記録していたプログラムはカセットテープ92の反転完了後に第1の記録媒体であるCD91がカセットテープ92の反転時に再生していたプログラムの先頭からの再生準備が完了すると再度同期ダビングをカセットテープの反転時に記録していたプログラムに対して再開されるようにしている。

0090

これから解るようにMDには同一のプログラムが2度記録されている部分が存在し、カセットテープ92の反転時に記録していたプログラムは完全に記録されていない状態となっている。

0091

図8A、図8B、図8Cには同期ダビングが行なわれた状態を示しており、図8Aはカセットテープ92の記録においては▼印の位置で反転が起こった状態を示している。また、MD90の記録には図8Cの様に媒体上のアドレスを付記している。

0092

CD91は図8Aの様にプログラム#1を再生してカセットテープ92とMD90にそれぞれシンクロしてダビングされたことを示している。このときMD90の媒体上の記録位置としてはアドレス000からアドレス090が記録されている。

0093

CD91がプログラム#2を再生してカセットテープ92とMD90にシンクロダビングをしている途中にカセットテープ92の記録面の反転が起こりMD90にはプログラム#2の一部として#2−Aが記録されている。この#2−AはMD90の記録媒体上のアドレスとしてはアドレス091からアドレス098に亘って記録されている。

0094

CD91はプログラム#2のシンクロダビング中にカセットテープ92の記録面の反転が発生したことを受けて再度プログラム#2の先頭からシンクロダビングするようにプログラム#2を再生する。つまり、図8Aの様にカセットテープ92の記録時の反転直前に再生していた#2−Aとプログラム#2の残りの部分である#2−Bが続けて再生されてプログラム#2としてカセットテープ92とMD90にそれぞれ記録される。これによってMD90には記録媒体上のアドレス099からアドレス136にプログラム#2が記録される。

0095

このように記録媒体3としてのMD90にはカセットテープ92の記録時の反転の発生によってプログラム#2の一部分として#2−Aが2度記録されることになる。アドレス091からアドレス098に記録された#2−Aは実際には不要なパートであって、この部分があることによってMD90の記録可能時間がそれだけ短縮されてしまうことになる。

0096

そこでこのアドレス091からアドレス098に記録された記録がプログラム#2として完成しなかった#2−Aを消去して、記録可能領域すなわち記録可能時間を#2−Aが存在しない状態に復帰させる必要がある。

0097

図9図10図11には図8A、図8B、図8Cのシンクロダビングによって不要なパーツであるプログラム#2−Aが発生するまでU−TOCでの管理情報の変化を示している。なお、図9から図11までに示しているU−TOCは図3に示したU−TOCのうち説明に関係する部分のみを抜き出している。

0098

図9は、シンクロダビング開始前のU−TOCの状態を示している。図9では第3の記録媒体としてのMD90にはプログラムが記録されていない状態を示している。

0099

対応テーブル指示データ部においてP−EMPTYは未記録領域を管理する管理テーブルのうちの未使用管理テーブルの先頭の番号を02hで指し示している。また、P−FRAはフリーアドレスと呼ばれる未記録領域の最初のパーツのスタートアドレスとエンドアドレスを管理している管理テーブル部の番号01hを指し示している。

0100

また、管理テーブル部のアドレス01hに相当するテーブルには未記録領域としてスタートアドレス000からエンドアドレス399までの範囲が示されている。また、この未使用領域にはリンクされる未使用領域が無いことがリンク情報として記録されていないことから分かる。

0101

ダビングが進みプログラム#1が記録完了したときのU−TOCの状態を図10に示している。

0102

この状態においては、P−EMPTYは未使用管理テーブル番号である03hが記録され、管理テーブル番号02hにはプログラム#1が記録されているアドレスをスタートアドレスが000、エンドアドレスが090で表しており、プログラム#1をトラック番号1として対応テーブル指示データ部のP−TN01に管理テーブル部の番号02hが記録される。また、未記録領域としてのフリーエリアはプログラム#1の記録によって減少し管理テーブル部の番号01hに記録されているようにプログラム#1のエンドアドレスの後ろにスタートアドレスが書き換えられて091となっている。

0103

図11には、図8A、図8B、図8Cに示したシンクロダビングが終了しカセットテープ92の記録面の反転の発生によってMD90に図8Cで説明した不要なパーツである#2−Aを含めて記録されている状態でのU−TOCを示している。

0104

管理テーブル部の番号02hにはプログラム#1のスタートアドレス000とエンドアドレス090が、番号03hには#2−Aのスタートアドレス091とエンドアドレス098が、番号04hにはプログラム#2のスタートアドレス099とエンドアドレス136がそし番号01hにはフリーエリアのスタートアドレス137とエンドアドレス399がそれぞれ記録されている。

0105

また、対応テーブル指示データ部にはそれぞれのパーツに対応する管理テーブル部の番号が記録されている。つまり、P−TN01にはプログラム#1が記録されているアドレスが管理されている管理テーブル部内の番号02hが記録され、同様にP−TN01には03hが、P−TN03には04hがそれぞれ記録されていて、P−EMPTYには05hが記録されて管理テーブル内の番号05hから利用可能なことを示している。この状態から、不要なパーツである#2−Aを消去して記録可能時間を復帰させる処理を行なった結果を図12に示している。

0106

不要パーツである#2−Aが記録された領域を管理している管理テーブル部の番号03hをフリーエリアとして登録することで上記処理は実現できる。

0107

図12において対応テーブル指示データ部のP−TN02として完全に記録が行なわれたプログラム#2の記録されているスタートアドレスとエンドアドレスが管理されている管理テーブル部の番号04hを指し示すように記録される。これによってP−TN03には指示する管理テーブル部が存在しない状態になる。

0108

さらに、#2−Aが記録可能領域として管理されるように管理テーブルの番号01hのリンク情報に03hが記録され、これによって管理テーブル部の番号03hに記録されているスタートアドレス091からエンドアドレス098がアドレス399の後ろにフリーエリアとして管理されるようになる。

0109

以上のように不要なデータを消去する場合にはデータそのものを消去せず管理データであるU−TOC内のデータの一部を書き換えることで消去したものとして管理されている。

0110

なお、これまでは説明を容易にするために各プログラムの記録終了時にU−TOCが書き換えられるように説明しているが、これは必ずしもこのようにする必要はなく、例えば記録開始前にあらかじめU−TOCを装置内のメモリに読み込んでおきプログラムの記録が完了した後メモリ内でU−TOCのコピーを編集した後MD90のU−TOC部に書き戻すことで実現することも出来る。

0111

さらに、U−TOCの書換をテープの反転がなされている間に行って、例えば不完全に記録されたプログラムが記録された記録領域に上書きをしていくようにすることも可能である。このようにすることで、MD90の記録可能時間が不完全に記録されたりプログラムによって一時的に少なくなったような表示が表示部20からなされなくなり、より好適となる。

0112

上述の実施の形態例ではテープの反転が所定トラック再生時の途中で生じた場合を説明したが、この様なテープの反転動作が曲間、即ち、所定トラックと次の所定トラック間の無音位置等で起こった場合は再生されるCD91のオーディオの有無を検出する検出手段を設けて、オーディオ信号が無いことを検知した時はテープ92によって録音領域からの移行が検出されてもCD91は再生トラックの開始位置に戻らない様にされている。

0113

この様に構成させれば、トラック間の無音位置でCDが再生トラックの頭に戻す弊害は除かれる。

0114

上記の各形態例ではCDからMDとテープに同時にダビングする場合を説明したが、MDを再生状態とし、MDとテープにダビングする場合、或はCDを再生状態とし、半導体メモリとテープにダビングを行なう場合、半導体メモリを再生状態とし、MDやテープにダビングを行なう場合の様にテープを伴って同時に複数の記録媒体にダビングを行なう場合に利用し得る。

0115

さらに、DVD−RAM又はDVD−R/Wの様に両面貼合せ用の表裏面を用いてテープと同様に信号ピックアップ時に反転を伴う記録媒体への記録再生が行なえるディスクと上記したCD,MD,半導体メモリ、テープ等の各種記録媒体組合せによる同時の高速或は低速ダビングに本発明は利用可能であることは明らかである。

0116

反転を伴う両面貼合せ用のDVD−RAM等の表面と裏面にプログラムが記録されたディスク201の反転構成図13を用いて説明する。

0117

図13で202はディスク201のプログラムを読み取るピックアップであり、このピックアップ202を移動させるピックアップ移動部材203はピニオン等で構成され、ディスク201の下面の径方向の移動案内を行なうラック等で構成された、第1の案内部材204と噛合されている。

0118

ディスク201の上面の径方向の移動案内を行なう第2の案内部材205が上記第1の案内部材204と平行に配され、これら両案内部材204及び205を連結するU字状連結部材206から成る左右一対のピックアップ案内部材207及び208を備えている。

0119

なお、209はシャーシ側に設けられた送り軸、210はピックアップ202側に設けられたメタル軸受であり、このメタル軸受210に送り軸209が嵌入して、ピックアップ202を直進させるようになっている。

0120

上述の構成で第1の面としての裏面のA面を再生、記録する時にはピックアップ202は第1の案内部材204側にあり、第2の面としての表面のB面を再生、記録時にはU字状の連結部材206を通過して、第2の案内部材205側に移動し、ピックアップ202の光学系は下側を向いた状態で再生、記録される。

0121

また、片持ち式ディスクプレーヤは、図14に示したように、ディスク201に記録されている情報を読み取るピックアップ202を設けた光学ブロック213と、光学ブロック213をターンテーブル上のディスク201に沿って移動させる第1の案内部材204と、該第1の案内部材204を光学ブロック取付基準面215に設けた光学ブロック支持部材216と、該光学ブロック支持部材216を支持しているベースプレート217とを備えている。

0122

そして、上記取付基準面215に沿って光学ブロック213を移動させるようになっている。

0123

従って、上記したカセットテープの代り図13及び図14で説明したDVD−RAM或はDVD−R/W等の両面貼付型ディスクを用いて記録を行なう場合もカセットテープ92と同様の反転を起し不連続点を発生する場所は連結部材206を通過中の時間となる。

0124

また、第2の記録媒体がカセットテープの代りに上述のDVD−RAMであれば、反転が行なわれる位置は予めDVD−RAMのTOCとCDのTOCから判断可能である。従って、反転が必要なプログラムになった時点でCDとMDはポーズおよびRECポーズしてヘッドが反転するのを待ってシンクロダビングを続行するようになせばよい。

0125

さらに、第1の記録媒体としてのCDで再生したプログラムを第2の記録媒体としてのDVD−RAM及び第3の記録媒体としてのMD90に同時ダビングする場合、第2の記録媒体のDVD−RAMの第1の記録面の記録可能時間が第3の記録媒体のMD90の記録可能時間を下回る場合にのみ成立する。

0126

従って、第3の記録媒体MD90の記録可能時間が第2の記録媒体のDVD−RAMの第1の記録面の記録可能時間を超えていて、かつ第1の記録媒体のCD91から再生されるプログラムの再生時間が第3の記録媒体のDVD−RAMの第1の記録面の記録可能時間を超える場合に本発明は有効となる。

0127

図15図16に記録媒体が2層以上の記録再生面を備えるディスク状記録媒体で記録面の移行動作が発生する場合について説明する。

0128

図15は2層の記録再生面を備えたディスク220への記録動作を示している。ベース225は、ディスクのベースとなる部分であって、たとえばポリカーボネートの様な部材によって円板状に形成されている。第1の記録再生層221はベース225上に形成され光ヘッド224から照射される光ビーム223を記録されたデータによって反射率が異なる性質をもっている。第2の記録再生層222は第1の記録再生層221上に形成されベース225に対しては第1の記録再生層221から離れた位置に形成されている。

0129

いま、Aの位置において光ヘッド224から出射された光ビーム223は第1の記録再生層221の記録再生面に集光している状態に有る。このとき第1の記録再生層221のデータの記録領域は既に記録されたデータによって空き領域が無い状態となっている。この場合ディスク状記録媒体220に対する記録再生装置は光ビーム223を第2の記録面上に集光するように光ヘッド224を制御してBの様な状態になるようにする。この第1の記録層221から第2の記録層222への集光すなわちフォーカシングを行う間、記録がされない状態となる。

0130

この状態においては第1の記録媒体のCD91から再生されるプログラムを停止するとともに、第2の記録媒体のMD90に記録されるトラックを他のトラックへ移行し、第3の記録媒体のディスク220の記録準備が整った後に、第1の記録媒体のCD91から再生されるプログラムを停止直前に再生していたプログラムとして、第2の記録媒体MD90と第3の記録媒体のディスク220とが同期してダビングがされるように制御される。

0131

さらに、図16に示すようにCの位置において第1の記録層の記録領域の空きが無くなった場合に、記録再生の基準とされるDの位置へ光ヘッド224を移送した後に図15の場合と同様に同期したダビングを行うときにも、図15の場合と同様な制御によって不完全な記録がされているプログラムが無いMD90が作成可能となる。

0132

なお、第3の記録媒体のディスク220は2以上の記録再生層をもったディスクでも同様に制御することで不完全な記録がされているプログラムが無いMD90が作成可能となることは明らかである。

発明の効果

0133

本発明の記録再生装置及び記録再生方法によると、再生用の記録媒体から少くとも反転動作を伴う記録媒体を含む複数の記録媒体にダビングを施す場合に反転部で記録部が途切れたり、中途半端なトラックが記録されることなく複数の記録媒体に同時にダビング可能なものが得られる。

図面の簡単な説明

0134

図1本発明の一形態例を示す記録再生装置のブロック図である。
図2本発明のテープ部のテープ反転検出方法の説明図である。
図3本発明に用いるU−TOCセクタの説明図である。
図4本発明に用いるMDのU−TOCセクタのリンク形態の説明図である。
図5本発明の記録再生装置のダビング時のフローチャートである。
図6A 本発明の記録再生装置のダビング時のCDに記録されるトラックの説明図である。B 本発明の記録再生装置のダビング時のMDに記録されるトラックの説明図である。C 本発明の記録再生装置のダビング時のテープに記録されるトラックの説明図である。
図7A 本発明の記録再生装置によるダビングでソースになるCDに記録されている各トラックの記録状態を示す図である。
B 本発明の記録再生装置によるダビングでソースになるCDでの再生結果を示す図である。C 本発明の記録再生装置によるMDへのダビングの結果を示すトラック図である。D 本発明の記録再生装置によるテープへのダビングの結果を示すトラック図である。
図8A 本発明に用いるMDのU−TOCのアドレスを説明するためのソースとなるCDの再生状態を示す図である。
B 本発明に用いるMDのU−TOCのアドレスを説明するためのテープへのプログラムの記録動作を説明する図である。C 本発明に用いるMDのU−TOCのアドレスを説明するためのMDへのプログラムの記録状態を示す図である。
図9本発明に用いるMDのU−TOCの書き込み状態説明図(I)である。
図10本発明に用いるMDのU−TOCの書き込み状態説明図(II)である。
図11本発明に用いるMDのU−TOCの書き込み状態説明図(III)である。
図12本発明に用いるMDのU−TOCの書き込み状態説明図(IV)である。
図13本発明に用いる両面貼り合せディスクの反転機構説明図である。
図14本発明に用いる両面貼り合せディスクの反転機構の他の説明図である。
図15本発明に用いる2層以上の記録面を備えるディスクへの記録方法説明図(I)である。
図16本発明に用いる2層以上の記録面を備えるディスクへの記録方法説明図(II)である。

--

0135

3,33‥‥光学ヘッド、8‥‥エンコード/デコーダ部、11‥‥MDコントローラ、12‥‥メモリコントローラ、13‥‥バッファメモリ、14‥‥エンコード/デコード部、19‥‥操作部、20‥‥表示部、21‥‥システムコントローラ、37‥‥デコーダ、29‥‥PLL回路、58‥‥デジタル入力PLL回路、21a‥‥RAM、220‥‥2層の記録面を有するディスク、224‥‥光ヘッド

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