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課題
解決手段
概要
背景
概要
多数の者が複数回集合し作業を行う場面において、その作業に必要な知識や技術について解説した書籍等印刷物を、それら作業を行うものが必ず備えていなければならない状況がある。参加者が多数になるにつれ、それら参加者を管理するデータベースへの入力作業は煩雑になり、参加者の出欠状況を点呼などの方法で管理することも煩雑になる。さらに、それら参加者が書籍等印刷物を入手しているかを確認することも困難になる。
本発明においては、参加者が自ら個人情報を登録するため、データベースへの入力作業を参加者に転嫁することができる。また、本人が入力するため、入力時の誤りを減らすことができる。つづいて、入手すべき書籍等印刷物に添付された紙票に、データベースへの入力作業完了時にサーバから送られてくる個人コードを附加することを要求することで、参加者自らに出席票を作成させる。このコードの附加された紙票を回収することで効率的に出欠確認をおこなうことができ、加えて、書籍等印刷物を入手していることを確認する事ができる。
目的
効果
実績
- 技術文献被引用数
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この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
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0001
本発明は、氏名、住所、電話番号等の個人情報を受けつけサーバー側データベースの入力を行うクライアント装置(以下、「クライアント」)とクライアントから送信された個人情報を格納するサーバ装置(以下、「サーバ」)からなる機構をもつ。クライアントとサーバの間には通信ネットワークがあり、クライアントとサーバの台数は複数でもよい。
0002
入力された個人情報は通信ネットワークを経由してサーバに送られサーバで動作しているデータベースに格納される。すなわち、データベースの内容は情報登録者自身によって入力されることになるため、サーバ側では、個人情報を入力する手間を省くことができる。
0003
サーバでは個人情報のうち任意の項目(通常の場合顧客それぞれに固有の項目)に一対一に対応した機械可読符号(以下、「コード」)を生成し、クライアントに送信する。情報登録者は、クライアント上でコードを画面に表示し、プリンタ等から印刷することでコードが印字された紙片を得る。これによってサーバ側の個人情報とクライアントである情報登録者が保持するコードが一対一で対応することになる。
0004
情報登録者が入手すべき書籍等印刷物には、本体から切り離すことができる紙票が添付されている。この紙票は、色刷あるいは精細刷りまたはその他の方法を用いることによって容易に複製できないものとする。この紙票は一枚でもまた複数枚でもよい。情報登録者は、入手した書籍等印刷物の紙票に、コードが印字された紙片を貼付することを要求される。
0006
個人情報の管理者は、このコードを読み取る装置(以下、「リーダ」)を用いることで情報登録者を容易に管理することができる。たとえば、情報登録者が指定された場所に複数回集まってなんらかの作業を行う場面等において、コードが貼付された紙票を管理者が回収し、リーダで読み取ることで出欠の状況を容易に把握し、データベースによって管理することができる。
技術分野
背景技術
0008
従来(1)データベースへの個人情報の入力と、(2)データベースに格納された情報にもとづく個人管理と、(3)書籍等印刷物の販売管理はそれぞれ関連のない方法で行われてきた。これまでも情報登録者本人に個人情報の入力を行わせデータベースへの個人情報登録を省力化することや、この作業をネットワーク経由で行うことは広くなされてきた。また、出欠管理を、データベースと連動したタイムカード器機やカードリーダ器機で行うことも広くおこなわれている。さらに、書籍等印刷物の販売管理をバーコードやコード番号で管理することも広くおこなわれている。しかし、これら三つの手順を統合的に処理することは行われていない。
発明が解決しようとする課題
0009
多数の者が複数回集合し作業を行う場面において、その作業に必要な知識や技術について解説した書籍等印刷物を、それら作業を行うもの(以下、「参加者」)が必ず備えていなければならないとする。しかし参加者が多数になるにつれ、それら参加者を管理するデータベースへの入力作業は煩雑になり、また、参加者の出欠状況を点呼などの方法で管理することも時間がかかり煩雑となる。さらに、それら参加者が書籍等印刷物を入手してきているかを把握することも難しくなる。
0010
また、書籍等印刷物の配布数予測をおこない、参加者数と同数の書籍等印刷物を確実に配布してしまうことを目標としていても、書籍等印刷物の中古品を利用する参加者がいたり、コピーによって書籍等印刷物を複製してしまう参加者がいることを排除することができなかった。
課題を解決するための手段
0011
本発明は、出欠管理に用いられるコードを参加者が入手するために、クライアント上で自ら個人情報を登録しなければならないとすることで、自発的に登録作業を行わせ、データベースへの個人情報入力の手間を参加者に負担させることで管理者の負担を低減させる。
0012
参加者が入手したコードを、書籍等印刷物に添付した紙票に添付させることで、参加者は台紙を入手するために、指定された書籍等印刷物を必ず入手せねばならないことになる。紙票は出欠管理のために本体から切り離され消費されてしまうため、中古品である書籍等印刷物は役に立たない。また紙票は複製困難であるため、複製する動機がなくなる。こうすることで参加者は書籍等印刷物を必ず新規に入手するのであるから、管理者は参加者と同数の書籍等印刷物を準備すれば無駄なく配布できることになる。
0013
コードはデータベースに登録された参加者の個人情報と一対一で対応している。そのコードを添付した紙票を提出することは、参加者は個人情報の登録を終え、書籍等印刷物を入手していることを意味している。そこで管理者はコードが貼付された紙票を作業の現場において回収することで、自ずと出欠管理をすることができることになる。これによって点呼等の確認作業がなくなり時間を節約することができ、かつ誤りを減らすことができる。
0014
コードは機械可読符号よりなるので、管理者は作業時に回収した紙票を機械によって処理することで迅速かつ確実に出欠管理をすることができる。しかもこれら出欠情報は、先に参加者自らに登録させたデータベースの個人情報と結合することができるのであるから、管理者は、個人情報登録、書籍等印刷物配布管理、出欠管理のいずれにおいても大幅な省力化が可能となる。
発明を実施するための最良の形態
0017
大学等教育機関において、学生をしてインターネットのWebブラウザで履修登録フォームを備えたページにアクセスさせ、自ら必要項目を充足しサーバに登録させる。サーバは、登録情報がサーバに記録されると、例えば学籍番号等をバーコードの形態で画面に表示するプログラムを備えており、Webブラウザ側にバーコードを複数枚表示する。登録者は画面に表示されたバーコードをプリンタから印字し入手する。学生(登録者)は、特定の教科書を購入するように指定されている。その教科書には出席票となる紙票が予め貼付されており、学生は紙票を入手するためには必ずその教科書を購入することになる。出欠管理においては、紙票にバーコードを貼付したものを教師が回収することで行う。これによって点呼などに要する時間が大幅に節約できる。回収した紙票には学生の固有情報である学籍番号がバーコードの形態で記載されているので、市販のバーコードリーダ等を用いて容易に登録データベースに出欠情報を転記することができる。
発明の効果
0018
データベースへの個人情報入力の手間を参加者に負担させることで管理者の負担を低減させる。
0019
紙票が書籍等印刷物に添付されていることから、参加者はかならず書籍等印刷物を入手するのであるから、管理者は参加者と同数の書籍等印刷物を準備すればよいことになり、また残部がでないことになる。
0020
登録作業が完了していることを示すコード紙片を貼付した紙票の回収をもって登録確認、書籍等印刷物入手の確認、出欠の確認を併せて行うことができる。しかも回収という作業は点呼等の他の方法に比較して簡便であり時間もかからない。
0021
コードは機械可読であるので、回収した紙票の整理や出欠情報のデータベースへの入力を自動化することができる。