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技術 コンベヤベルト接合用接着剤、コンベヤベルト接合方法及びコンベヤベルト

出願人 バンドー化学株式会社
発明者 東篤
出願日 2000年5月8日 (20年7ヶ月経過) 出願番号 2000-134486
公開日 2001年11月16日 (19年1ヶ月経過) 公開番号 2001-316656
状態 拒絶査定
技術分野 接着剤、接着方法 ベルトコンベヤ(ベルト) プラスチック等のライニング、接合
主要キーワード 接合用接着剤 フィンガー方式 接合形式 抗張力材 ステップ方式 バフがけ スカイプ オーバーラップ方式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年11月16日)のものです。
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課題

湿度、温度等に影響されない優れた接着性を有するコンベヤベルト接合用接着剤、コンベヤベルト接合方法、その方法を用いてなるコンベヤベルトを提供する。

解決手段

ゴム組成物溶剤及び硬化剤からなるコンベヤベルト接合用接着剤であって、前記溶剤は、SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物を少なくとも1種含有するコンベヤベルト接合用接着剤。ゴム組成物は、ポリクロロプレンを含有し、硬化剤は、イソシアネートであることが好ましい。

概要

背景

一般にコンベヤベルト接合する場合、末端処理をした接合面に、溶剤ゴム組成物を溶解してなる糊ゴムを塗布し、更に、必要に応じて接合面に未加硫ゴムシートをはさみ、加硫機により、圧力と温度をかけて接合面を加硫してコンベヤベルトを接合する方法や、末端処理をした接合面に、溶剤にゴム組成物を溶解したものと硬化剤とを混合してなる接着剤を塗布して貼り合わせた後、常温放置し、架橋反応させて、コンベヤベルトの接合面を接着する方法等が用いられていた。

コンベヤベルトの接合処理は、通常、コンベヤベルトの設置場所で行われるので、屋外屋内を問わずに、様々な環境条件作業条件の下で行われる。このため、どのような条件下でも安定した強度で接合を行いうることが要求される。

上記のゴム糊を用いて接合を行う方法では、加硫工程を行う必要があるので、加硫機等の設備が必要となり、施工場所制約をうけ、作業性に劣るという問題点がある。

一方、上記の接着剤を用いて接合を行う方法では、作業性には優れているものの実用上充分な接着力が得られておらず、更に、接着剤の接着性施工時の環境に影響されやすく、温度や湿度相違により安定した接着性が得られないという問題点がある。現在、温度や湿度等の環境因子に影響されない接着剤は提案されていない。

概要

湿度、温度等に影響されない優れた接着性を有するコンベヤベルト接合用接着剤、コンベヤベルト接合方法、その方法を用いてなるコンベヤベルトを提供する。

ゴム組成物、溶剤及び硬化剤からなるコンベヤベルト接合用接着剤であって、前記溶剤は、SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物を少なくとも1種含有するコンベヤベルト接合用接着剤。ゴム組成物は、ポリクロロプレンを含有し、硬化剤は、イソシアネートであることが好ましい。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

ゴム組成物溶剤及び硬化剤からなるコンベヤベルト接合用接着剤であって、前記溶剤は、SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物を少なくとも1種含有することを特徴とするコンベヤベルト接合用接着剤。

請求項2

ゴム組成物は、ポリクロロプレンを含有し、硬化剤は、イソシアネートであることを特徴とする請求項1記載のコンベヤベルト接合用接着剤。

請求項3

ポリクロロプレンは、少なくともその1部がカルボキシル基を有するものであることを特徴とする請求項2記載のコンベヤベルト接合用接着剤。

請求項4

請求項1、2又は3記載のコンベヤベルト接合用接着剤を用いてコンベヤベルトを接合することを特徴とするコンベヤベルト接合方法

請求項5

請求項4記載のコンベヤベルト接合方法を用いて接合されてなることを特徴とするコンベヤベルト。

技術分野

0001

本発明は、湿度、温度等に影響されない優れた接着性を有するコンベヤベルト接合用接着剤、コンベヤベルト接合方法、その方法を用いて接合されてなるコンベヤベルトに関する。

背景技術

0002

一般にコンベヤベルトを接合する場合、末端処理をした接合面に、溶剤ゴム組成物を溶解してなる糊ゴムを塗布し、更に、必要に応じて接合面に未加硫ゴムシートをはさみ、加硫機により、圧力と温度をかけて接合面を加硫してコンベヤベルトを接合する方法や、末端処理をした接合面に、溶剤にゴム組成物を溶解したものと硬化剤とを混合してなる接着剤を塗布して貼り合わせた後、常温放置し、架橋反応させて、コンベヤベルトの接合面を接着する方法等が用いられていた。

0003

コンベヤベルトの接合処理は、通常、コンベヤベルトの設置場所で行われるので、屋外屋内を問わずに、様々な環境条件作業条件の下で行われる。このため、どのような条件下でも安定した強度で接合を行いうることが要求される。

0004

上記のゴム糊を用いて接合を行う方法では、加硫工程を行う必要があるので、加硫機等の設備が必要となり、施工場所制約をうけ、作業性に劣るという問題点がある。

0005

一方、上記の接着剤を用いて接合を行う方法では、作業性には優れているものの実用上充分な接着力が得られておらず、更に、接着剤の接着性が施工時の環境に影響されやすく、温度や湿度の相違により安定した接着性が得られないという問題点がある。現在、温度や湿度等の環境因子に影響されない接着剤は提案されていない。

0006

本発明は、上記現状に鑑み、湿度、温度等に影響されない優れた接着性を有するコンベヤベルト接合用接着剤、コンベヤベルト接合方法、その方法を用いてなるコンベヤベルトを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、ゴム組成物、溶剤及び硬化剤からなるコンベヤベルト接合用接着剤であって、前記溶剤は、SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物を少なくとも1種含有するコンベヤベルト接合用接着剤である。なお、本明細書において、SP値とは、溶解度パラメーターのことをいい、下記式で表される。

0008

0009

式中の各パラメーターは以下のとおりである。
ΔH;溶剤の蒸発熱(J/mol)
R;ガス定数(8.3J/deg・mol)
T;絶対温度(deg・K)
V;モル容積(cm3 /mol)
以下に本発明を詳述する。

0010

本発明のコンベヤベルト接合用接着剤は、ゴム組成物、溶剤及び硬化剤からなる。上記溶剤は、SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物を少なくとも1種含有するものである。

0011

上記SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物としては、例えば、n−ヘキサントルエンシクロヘキサンキシレン酢酸エチルミネラルスピリット石油エーテルエチルエーテル等を挙げることができる。これらは単独で用いられても、2種以上が併用されてもよい。

0012

上記溶剤中の少なくとも1種の化合物のSP値が18.4([J/cm3 ]1/2)以下であれば、得られる接着剤の接着性が温度や湿度等の環境因子の影響を受けにくくなり、施工環境の如何によらず優れた接着力を奏することができる。

0013

上記溶剤としてはSP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物を少なくとも1種含有していれば特に限定されず、SP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物のみからなるものであってもよく、他の化合物との混合物であってもよい。

0014

上記他の化合物としては特に限定されず、例えば、炭化水素類塩素化炭化水素類ケトン類エステル類等を挙げることができる。しかしながら、湿度の影響を考えると水との相溶性の小さい方が好ましい。

0015

本発明のコンベヤベルト接合用接着剤において、上記ゴム組成物は、ポリクロロプレンを含有し、上記硬化剤は、イソシアネートであることが好ましい。上記ポリクロロプレンとしては特に限定されないが、カルボキシル基を有するものを使用してもよい。カルボキシル基を有するポリクロロプレンを用いると本発明のコンベヤベルト接合用接着剤の接着性が更に向上する。上記ポリクロロプレンとしてカルボキシル基を有するものを使用する場合、上記ポリクロロプレンが全てカルボキシル基を有するものであってもよく、カルボキシル基を有するものと有しないものの混合物であってもよい。

0016

上記ゴム組成物は、更に、通常ゴム配合剤として用いられるものが配合されていてもよい。上記ゴム配合剤としては特に限定されず、例えば、カーボンブラック炭酸カルシウムシリカクレータルク等の補強剤又は充填剤;t−ブチルフェノール樹脂クマロン樹脂テルペンフェノール樹脂ロジン誘導体石油系炭化水素樹脂等の粘着付与剤;N−フェニル−N’−イソプロピルp−フェニレンジアミン等の老化防止剤;MgO、ZnO、PbO等の加硫剤等を挙げることができる。

0017

上記イソシアネートとしては特に限定されず、例えば、トリフェニルメタントリイソシアネートチオリン酸トリス−(p−イソシアネート−フェニル)エステル、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート等を挙げることができる。これらは単独で用いられても、2種以上が併用されてもよい。

0018

本発明のコンベヤベルト接合用接着剤は、コンベヤベルトの端部に設けられた接合面を接着し、コンベヤベルト同士を接合するのに用いられる。本発明のコンベヤベルト接合用接着剤が用いられるコンベヤベルトとしては特に限定されず、例えば、抗張力材埋設されている接着ゴムの上下にカバーゴムが設けられた構造を有するもの等を挙げることができる。上記抗張力材としては特に限定されず、例えば、帆布スチールコード等を挙げることができる。

0019

本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を用いたコンベヤベルトの接合形式としては特に限定されず、例えば、コンベヤベルトの端部の厚みを進行方向に対して斜めに切断して接合するスカイバー方式;コンベヤベルトの端部のカバーゴム、接着ゴム、抗張力材等の各層を階段状に剥離切断して接合するステップ方式;コンベヤベルトの端部を重ね合わせて接合するオーバーラップ方式;コンベヤベルトの端部をくさび型に切り込んで突き合わせ接合するフィンガー方式電光ジョイント方式又は差し子方式)等を挙げることができる。上記コンベヤベルトの接合形式としては、更に、上記スカイバー方式、ステップ方式、オーバーラップ方式、フィンガー方式の改良型や融合型であってもよく、また、コンベヤベルトの端部の厚みを進行方向に対してくさび型に切り込んで突き合わせ接合するもの等をも併せて挙げることができる。

0020

上記各種のコンベヤベルトの接合形式において、更に、接合部の上下面に、補強用ゴムシートを貼り付けてもよく、ゴムシートの貼り付けにも本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を用いることができる。

0021

本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を用いた接合処理としては、例えば、使用前に上記ゴム組成物と上記溶剤との混合物にイソシアネートを混合して本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を調製し、得られた接着剤を接合面に塗布し乾燥させた後、接合面を貼り合わせ圧着し、常温で放置することにより接着剤の架橋反応が進行し強固な接合を得ることができる。更に、加温や加圧をすることにより、架橋反応が加速され接合処理に要する時間を短縮することができる。

0022

このような本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を用いてコンベヤベルトを接合するコンベヤベルト接合方法もまた本発明の1つである。本発明のコンベヤベルト接合用接着剤は温度や湿度等によらず優れた接着性を奏するので、本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を用いてコンベヤベルトを接合するコンベヤベルト接合方法によれば、温度や湿度等によらず強固に接合面を接着することができる。本発明のコンベヤベルト接合方法を用いて接合されてなるコンベヤベルトもまた本発明の1つである。

0023

以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。

0024

(実施例1)ポリクロロプレンであるスカイプレンG−40S−1(東ソー社製)100重量部に対して、酸化亜鉛5重量部、酸化マグネシウム5重量部、及び、老化防止剤BHT1重量部を加え、密閉式混練機ニーダー混練りした。n−ヘキサン(SP値=14.8)とトルエン(SP値=18.2)との混合液(50:50)を溶剤として、これに上記の混練りした組成物とt−ブチルフェノール樹脂20重量部とを溶解した。固形分濃度は20重量%とした。そこにイソシアネートとしてデスモジュールRE(バイエル社製)をポリクロロプレンに対し6重量%添加し、混合して接着剤を調製した。

0025

JIS K 6322「布層コンベヤベルト」に示す強力300(N/mm)、布層4プライ、カバーゴムGのコンベヤベルトの布層間を剥離した。表面をサンドペーパーワイヤーブラシ等でバフがけした後、その剥離布層の接着面に上記接着剤を塗布し、風乾後、再度塗布し、風乾した。タックが残っている状態で接合面同士を貼り合わせ、圧着した。25℃で48時間放置した後、JIS K6322に準拠して剥離試験を実施した。上記剥離試験は気温25℃、湿度60%と85%との条件下で実施した。結果を表1に示した。

0026

(実施例2)実施例1において溶剤として、n−ヘキサン(SP値=14.8)とトリクロロエチレン(SP値=19.1)との混合液(50:50)を用いた以外は実施例1と同様にして接合処理を行い、剥離試験を行った。結果を表1に示した。

0027

(比較例1)実施例1において溶剤としてトリクロロエチレン(SP値=19.1)を用いた以外は実施例1と同様にして接合処理を行い、剥離試験を行った。結果を表1に示した。

0028

(比較例2)実施例1において溶剤としてアセトン(SP値=20.1)とMEK(SP値=19.1)との混合液(50:50)を用いた以外は実施例1と同様にして接合処理を行い、剥離試験を行った。結果を表1に示した。

0029

0030

表1に記載された結果のとおり、実施例1及び2の接着剤は環境因子の変動に影響されず安定して優れた接着性を奏した。一方、比較例1及び2の接着剤は溶剤中にSP値が18.4([J/cm3 ]1/2 )以下である化合物が含まれていなかったので、その接着力が環境因子の変化に左右され、接着性が安定しなかった。

発明の効果

0031

本発明のコンベヤベルト接合用接着剤は、上述の構成よりなるので、温度や湿度等の環境因子の如何に左右されず、優れた接着性を安定して奏する。このため、本発明のコンベヤベルト接合用接着剤を用いたコンベヤベルト接合方法によれば、温度や湿度等に左右されず、安定して接着を行うことができ、本発明のコンベヤベルト接合方法により接合されたコンベヤベルトは、強固に接着された接合面を有し、接合面が剥がれることはない。

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