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技術 音声データ編集装置および音声データ編集方法

出願人 シナノケンシ株式会社パナソニック株式会社
発明者 丸山修司白木拓郎菅原徹志
出願日 2000年3月30日 (20年8ヶ月経過) 出願番号 2000-095120
公開日 2001年10月12日 (19年2ヶ月経過) 公開番号 2001-282271
状態 特許登録済
技術分野 音声の分析・合成 記録担体の情報管理、編集
主要キーワード 長短複数 モニタ画 入力インターフェイス回路 単位時間間隔 放送案内 設定時間間隔 選択指示信号 取消スイッチ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年10月12日)のものです。
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図面 (8)

課題

大がかりな装置を必要とせずに、音声データを削除する際の基準となる基準位置の設定を容易に行うことができる音声データ編集装置を提供する。

解決手段

音声データ10の再生時間軸t上に基準位置を設定し、基準位置を基準として音声データ10を編集する音声データ編集装置30において、音声データ10の再生時間軸t上に、仮の基準位置xを設定する仮設定手段と、音声データ10のうち、仮設定手段によって設定された仮基準位置xより所定時間前から仮基準位置xまでの音声データおよび/または仮設定手段によって設定された仮基準位置xから仮基準位置xより所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が仮基準位置xに基準位置を決定可能な決定手段とを具備する。

概要

背景

ホテルレストラン、あるいはスーパーマーケットなどにおいては、来客誘導するための放送案内やメッセージ、あるいはBGM等を流すために音声データを再生する再生装置が用いられている。このような再生装置に使用される音声データは、CD、MD、メモリカードICカードなどの記憶媒体デジタル信号として記録されている。したがって、繰り返して何度も再生しても音質劣化もなく、データの編集等も行いやすい。

ところで、図7に示すように、音声データ10内には、実際の音声部分11の時間軸上の前後に無音部分12がある場合が多い。これは、音声データを録音する際にやむを得ず生じてしまうものである。このような無音部分12が実際の音声部分11よりも前にある音声データ10を再生する場合には、再生スイッチを押したりタイマーによって再生信号が出力されたとしても、実際の音の再生までに間が生じてしまい、迅速な再生が行いにくい。また、実際の音声部分の後に無音部分があると、音声データの実際の音声部分11の再生が終了したあとに、しばらく無音の状態が続いたのちに完全に音声出力オフになるため、障りなこともある。そこで、音声データ10内の無音部分12を削除するということが一般的に行われている。

概要

大がかりな装置を必要とせずに、音声データを削除する際の基準となる基準位置の設定を容易に行うことができる音声データ編集装置を提供する。

音声データ10の再生時間軸t上に基準位置を設定し、基準位置を基準として音声データ10を編集する音声データ編集装置30において、音声データ10の再生時間軸t上に、仮の基準位置xを設定する仮設定手段と、音声データ10のうち、仮設定手段によって設定された仮基準位置xより所定時間前から仮基準位置xまでの音声データおよび/または仮設定手段によって設定された仮基準位置xから仮基準位置xより所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が仮基準位置xに基準位置を決定可能な決定手段とを具備する。

目的

そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、大がかりな装置を必要とせずに、音声データを削除する際の基準となる基準位置の設定を容易に行うことができる音声データ編集装置および音声データ編集方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

音声データの再生時間軸上に基準位置を設定し、該基準位置を基準として音声データを編集する音声データ編集装置において、音声データの再生時間軸上に、仮の基準位置を設定する仮設定手段と、音声データのうち、該仮設定手段によって設定された仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または前記仮設定手段によって設定された仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、該自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定可能な決定手段とを具備することを特徴とする音声データ編集装置。

請求項2

音声データの再生時間軸上を音声データの先頭から長短複数段階の設定時間間隔毎に区切った位置の位置データを記憶する記憶手段と、前記任意の段階の所定の位置データを選択する選択手段と、該選択手段により選択された位置を前記仮基準位置として、仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または前記仮設定手段によって設定された仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、該自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定可能な決定手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の音声データ編集装置。

請求項3

前記仮設定された仮基準位置の位置データを表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の音声データ編集装置。

請求項4

音声データの再生時間軸上に基準位置を設定し、該基準位置を基準として音声データを編集する音声データ編集方法において、前記基準位置を仮に設定し、該仮に設定した仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生し、該音声データの繰り返し再生後に、前記仮基準位置に基準位置を決定することを特徴とする音声データ編集方法。

請求項5

前記仮基準位置を設定する際に、前記音声データの再生時間軸上を音声データの先頭から長短複数段階の設定時間間隔毎に区切った位置のうち、任意の段階の所定位置を前記仮基準位置に設定し、該仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生し、該自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定し、前記設定時間間隔のうち前記選択した設定時間間隔よりも短い設定時間間隔を選択して前記仮基準位置を設定し、自動的に設定時間間隔を徐々に短くして前記仮基準位置を最適位置まで絞り込んで決定することを特徴とする請求項4記載の音声データ編集方法。

技術分野

0001

本発明は、音声データの再生時間軸上に基準位置を設定し、該基準位置を基準として音声データを編集する音声データ編集装置および音声データ編集方法に関する。

背景技術

0002

ホテルレストラン、あるいはスーパーマーケットなどにおいては、来客誘導するための放送案内やメッセージ、あるいはBGM等を流すために音声データを再生する再生装置が用いられている。このような再生装置に使用される音声データは、CD、MD、メモリカードICカードなどの記憶媒体デジタル信号として記録されている。したがって、繰り返して何度も再生しても音質劣化もなく、データの編集等も行いやすい。

0003

ところで、図7に示すように、音声データ10内には、実際の音声部分11の時間軸上の前後に無音部分12がある場合が多い。これは、音声データを録音する際にやむを得ず生じてしまうものである。このような無音部分12が実際の音声部分11よりも前にある音声データ10を再生する場合には、再生スイッチを押したりタイマーによって再生信号が出力されたとしても、実際の音の再生までに間が生じてしまい、迅速な再生が行いにくい。また、実際の音声部分の後に無音部分があると、音声データの実際の音声部分11の再生が終了したあとに、しばらく無音の状態が続いたのちに完全に音声出力オフになるため、障りなこともある。そこで、音声データ10内の無音部分12を削除するということが一般的に行われている。

発明が解決しようとする課題

0004

音声データ10内の無音部分12を正確に削除する際には、削除開始あるいは削除終了となる所定の基準位置yの設定を正確に行うことが非常に重要になる。従来、かかる基準位置yを設定する場合には、実際に音声データ10を再生し、音声を聞きながら音声レベルを確認しつつ、音声データ10の先頭からの経過時間をもとに行うようにしていた。しかし、このような方法では、基準位置を設定する場合に何度もデータの再生・早送り・巻き戻し等の操作を繰り返して行わなくてはならず作業が大変である。しかもこのような大変な手間をかけたとしても、作業者の思い通りに設定することは困難であって、基準位置の設定に正確性を欠くという課題がある。

0005

一方、削除する位置の設定で正確性を期そうとするならば、音声データの出力波形モニタしながら、基準位置を設定すればよい。しかし、このような方法では、モニタ画面等が必要になり装置が大がかりなものになってしまうといった課題がある。

0006

そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、大がかりな装置を必要とせずに、音声データを削除する際の基準となる基準位置の設定を容易に行うことができる音声データ編集装置および音声データ編集方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

すなわち、本発明にかかる音声データ編集装置によれば、音声データの再生時間軸上に基準位置を設定し、該基準位置を基準として音声データを編集する音声データ編集装置において、音声データの再生時間軸上に、仮の基準位置を設定する仮設定手段と、音声データのうち、該仮設定手段によって設定された仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または前記仮設定手段によって設定された仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、該自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定可能な決定手段とを具備することを特徴としている。この構成を採用することによって、まず仮設定手段により仮に設定した位置を仮基準位置としてこの位置での再生データの内容を予め繰り返し聞くことができるので、該仮基準位置の良否を容易に判断でき、簡単な操作で正確に基準位置を決めることができる。

0008

また、音声データの再生時間軸上を音声データの先頭から長短複数段階の設定時間間隔毎に区切った位置の位置データを記憶する記憶手段と、前記任意の段階の所定の位置データを選択する選択手段と、該選択手段により選択された位置を前記仮基準位置として、仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または前記仮設定手段によって設定された仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、該自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定可能な決定手段とを具備するようにすれば、徐々に短い間隔の設定時間間隔をもとにして仮基準位置を設定できるので、最終的により正確に基準位置を決定できる。さらに、前記設定された基準位置の位置データを表示する表示手段を設けたことによれば、基準位置の設定時の手間がさらに省けることになる。

0009

本発明にかかる音声データ編集方法によれば、音声データの再生時間軸上に基準位置を設定し、該基準位置を基準として音声データを編集する音声データ編集方法において、前記基準位置を仮に設定し、該仮に設定した仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生し、該音声データの繰り返し再生後に、前記仮基準位置に基準位置を決定することを特徴とする。この方法によれば、仮基準位置の良否を容易に判断でき、最終的な基準位置の決定が容易である。また、前記仮基準位置を設定する際に、前記音声データの再生時間軸上を音声データの先頭から長短複数段階の設定時間間隔毎に区切った位置のうち、任意の段階の所定位置を前記仮基準位置に設定し、該仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生し、該自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定し、前記設定時間間隔のうち前記選択した設定時間間隔よりも短い設定時間間隔を選択して前記仮基準位置を設定し、自動的に設定時間間隔を徐々に短くして前記仮基準位置を最適位置まで絞り込んでことによれば、基準位置の設定をさらに正確に行うことが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1に音声データ編集概念図2および図3に音声データを編集する編集方法の説明図を示す。まず、図1に基づいて音声データ編集の概略を説明する。従来の技術で説明したように、音声データ10に含まれる無音部分12を削除する場合には、無音部分12と実際の音声部分11との境界部を正確に測ることが重要である(図7)。本発明では、無音部分12と実際の音声部分11との間に、まず基準位置を設定決める前に仮の基準位置である仮基準位置xを設定し、この仮基準位置xよりも、再生時間軸上前かあるいは再生時間軸上後を削除する場合に、仮基準位置xを中心に削除する側と反対の側の音声データを、自動的に所定時間(ここでは3秒間)複数回繰り返して再生することで、実際に削除する前に予め音声データがどのようになるか確認し、基準位置の決定が容易にできるというものである。

0011

すなわち、図1の(a)では、音声データ10の再生時間軸t上の所定の位置を仮基準位置xに設定し、仮基準位置xよりも時間的に前を削除する場合、仮基準位置から仮基準位置より3秒間経過後の音声データを自動的に複数回繰り返して再生することを示している。また、図1の(b)では、音声データ10の再生時間軸t上の所定の位置を仮基準位置xに設定し、仮基準位置xよりも時間的に後を削除する場合、仮基準位置から3秒前から仮基準位置までの音声データを自動的に複数回繰り返して再生することを示している。

0012

また、本発明の編集方法では、図2および図3に示すように、仮基準位置xを所定位置に設定する際に、設定の基準となるように音声データを再生時間軸上の先頭から所定単位の設定時間間隔毎に区切り、区切った位置を基準として仮基準位置を設定していき、徐々にこの設定時間間隔を短くして仮基準位置を細かく絞り込んで、より正確な基準位置を決めようとするものでもある。以下、図2図3によりこの編集方法について説明する。

0013

すなわち、編集すべき音声データは、その全体のデータ長に基づいて全体を所定の単位時間間隔で区切られる(図3)。ただし、実際にデータが区切られる訳ではなく、作業の際に見かけ上区切られているように見えるだけである。つまり、再生時間軸上に、時間、分、秒、フレーム等所定の間隔で区切った場合の位置データが予め後述する記憶手段に内に記憶されているのであって、この位置データに基づいて仮基準位置を設定するのである。まず、音声データ全体のデータ長を測定し、このデータ長に基づいて、最初に時間単位設定間隔で基準位置を設定するか(a)、分単位の設定間隔で基準位置を設定するか(b)、秒単位の設定間隔で基準位置を設定するか(c)が判断される。

0014

具体的には、図2破線部内に示したように、測定されたデータ長が1時間以上である場合には最初の設定時間間隔として1時間を選び、データ長が1分から60分までの間であれば最初の設定時間間隔として1分を選び、データ長が1秒から1分の間である場合には、最初の設定時間間隔として1秒が選ばれるのである。これは音声データ編集する音声データ編集装置が自動的に選ぶようにしている。

0015

以下、図面上での説明から「データを区切る」という表現を用いるが、上述したように実際にデータを区切るわけではなく、記憶手段内に予め記憶されている時間間隔の位置データに音声データを当てはめて仮基準位置を設定していくのである。たとえば、図2のAのように、全体のデータ長が1時間以上の場合には、まず時間単位で音声データが区切られる(図3の(a))。そして、時間単位で区切った位置のうち所定の位置を仮基準位置xとして選択した場合、その選択した仮基準位置で図1に示したような音声データの繰り返し再生が行われる。繰り返し再生を聞いたデータ編集の作業者は、この位置を基準位置として決めてよいかどうかを判断する。違う位置に設定すべきと判断するのであれば時間単位で区切った位置のうち別の位置を仮基準位置xとして選択する。仮基準位置は何度でも選択でき、その都度繰り返し再生が行われる。そして、繰り返し再生を聞いた結果、この仮基準位置xでよければこの位置を基準位置に決定する。

0016

そして、時間単位での基準位置が決まったら、この時間単位で決まった基準位置を中心として分単位で音声データが区切られるのである(図3の(b))。そして、仮基準位置xを分単位で区切った所定の位置に選択することにより、その選択した位置で図1に示したような音声データの繰り返し再生が行われる。繰り返し再生を聞いたデータ編集の作業者は、この仮基準位置を基準位置として決めてよいかどうかを判断する。違う位置に設定すべきと判断するのであれば分単位で区切った位置のうち別の位置を仮基準位置xとして選択し、この位置でよければこの位置を基準位置に決定する。

0017

そして、分単位での基準位置が決まったら、この分単位で決まった基準位置を中心として秒単位で音声データが区切られるのである(図3の(c))。そして、基準位置を秒単位で区切った所定の位置に選択することにより、その選択した位置で図1に示したような音声データの繰り返し再生が行われる。繰り返し再生を聞いたデータ編集の作業者は、この仮基準位置を基準位置として決めてよいかどうかを判断する。違う位置に設定すべきと判断するのであれば秒単位で区切った位置のうち別の位置を仮基準位置xとして選択し、この位置でよければこの位置を基準位置に決定する。

0018

最終的に、設定時間間隔での音声データの分割は、フレーム単位まで行われる。フレームとは、音声データを1回にエンコードまたはデコードする単位をいい、ここでは1/20秒(0.05秒)を1フレームとしている。つまり、秒単位での基準位置が決まったら、この秒単位で決まった基準位置を中心としてフレーム単位で音声データが区切られるのである(図3の(d))。そして、フレーム単位で区切った所定の位置を仮基準位置として選択することにより、その選択した位置で図1に示したような音声データの繰り返し再生が行われる。この繰り返し再生を聞いた作業者は、最終的にこの仮基準位置を基準位置としてよいかどうかを判断し、違う位置に設定すべきと判断するのであればフレーム単位で区切った位置のうち別の位置を仮基準位置xとして選択し、よければこの位置を基準位置に決定する。基準位置の設定は最終的にフレーム単位で行われたら終了する。このように、フレーム単位まで基準位置の設定が絞り込まれて行われるので正確に基準位置が決定できる。

0019

上述したような、仮基準位置を設定時の設定時間間隔ごとの分割を徐々に短い時間に区切って絞り込んでいくのは、音声データ編集装置が自動的に行うようにしている。また、複数段階の設定時間間隔の分割はフレーム単位まで必ず行われるようにしている。

0020

次に、本発明の音声データ編集装置について、図4図5に基づいて説明する。図4編集装置の概略の構成を示すブロック図、図5は作業者が扱う操作パネルの一例を示している。なお、ここで説明する音声データ編集装置30としては、編集機能のみから成る装置ではなく、記憶媒体内のデータを再生する再生機能、記憶媒体内にデータを書き込む録音機能等も備えた、一般的な音声再生装置に音声編集機能を具備している装置である。

0021

32は記憶媒体であって、編集すべき音声データが記憶されている。記憶媒体32としてはCD、メモリカード、ICカード等が用いられている。入力手段34は、図5に示すようなダイヤル24、決定スイッチ22、取消スイッチ26を含め、ほかにもキーボードや、操作スイッチが考えられる。このような入力手段34により、編集する音声データの選択、基準位置の選択、これらの決定、これらの取り消し等のデータ編集に係る作業を後述する制御手段に指示することができる。

0022

取手段36は、記憶媒体32から音声データを読み出す構成要素であって、記憶媒体32がCDであれば光ピックアップ、記憶媒体32がメモリカード・ICカード等であれば入力インターフェイス回路がこの読取手段36に該当する。表示手段38は、図5に示すような7セグメント表示手段を用いれば簡単な構成で済む。表示手段38には、現在設定されている基準位置が表示される。

0023

読取手段36によって読み出された音声データは、半導体メモリ等から成る記憶手段40にいったん記憶される。入力手段34から入力された、仮基準位置を選択する際の選択指示信号等は制御手段42に入力される。制御手段42は、特許請求の範囲にいう仮設定手段、自動再生手段、選択手段、決定手段等から成ると共に、マイクロコンピュータなどから構成されている。なお、選択手段、決定手段は入力手段34と制御手段42との組み合わせによって成る。

0024

そして、制御手段42は入力手段34からの指示に基づいて自動再生手段を介して記憶手段40内の音声データを、設定された仮基準位置から所定時間だけ、再生手段46を介してスピーカ48から繰り返し出力する。なお、自動再生手段は再生手段46と、音声データが記憶されている記憶手段40、これらを制御する制御手段42等から成る。作業者が決定スイッチ22を押下して仮基準位置を基準位置に決定した場合には、制御手段42は、記憶手段40内の音声データ先頭からの設定時間間隔をさらに短くして音声データを区切り、作業者の設定による仮基準位置で音声データを自動再生する。最終的にフレーム単位で基準位置を絞り込んだら、基準位置が決定された音声データは、決定した基準位置から再生時間軸上の前または後を削除される。そして削除された音声データは、書込手段50を介して記憶媒体32に記録される。

0025

次に、図6に本発明の音声データ編集方法を説明するフローチャートを示し、これに基づいて、音声データ編集装置を用いた音声データ編集方法についてさらに詳細に説明する。まず、ステップS102において、音声データが複数ある場合にはそれらの音声データの中から編集する音声データを選択する。続いて、S104およびS106では、選択された音声データのデータ長を測定し、基準位置の選定に用いられる音声データを区切る、データ長に対応した長さの設定時間間隔を選択する。

0026

次に、S108において音声データの上で設定可能な基準位置から再生時間軸上前の部分を削除するか、後の部分を削除するかを選択する。基準位置よりも前を削除するのであればS110へ移行し、基準位置よりも後を削除するのであればS111へ移行する。

0027

S110へ移行した場合について説明する。S110では、S106で選択された単位時間によって区切られた音声データにおいて、単位時間のどこに仮の基準位置を設定するかを選択する。そしてS112においては、S110で設定した仮基準位置からの音声データを3秒間再生する。この3秒間の再生は3回連続して繰り返される。

0028

S110とS112の動作について具体的に説明する。まず、S110では、図5の表示手段38に、図3に示した「0H」〜「2H」のいずれかの表示がでる。この表示は、ダイヤル24を回すことによって「0H」〜「2H」のいずれかを選択して表示させることができる。そして、ダイヤル24を回し、たとえば「1H」の表示を出せば、この表示がでた時点で、音声データの先頭から2時間経過後から2時間3秒経過後までの3秒間のデータを、3回繰り返し再生する(図3(a)のP)。

0029

S114では、S110で設定された仮基準位置でよいか否かを再生データを聞いた結果、作業者が判断してこの仮基準位置を基準位置にするか否かを決定する。つまり、S110で設定された仮基準位置xでは音声部分11が切れてしまっていたり、あるいは無音部分12が残っているようであれば再度仮基準位置xを設定する必要があるためである。そして、S110で設定された位置でよいと判断された場合には、作業者が決定スイッチ22を押下することにより、基準位置が決定してS116へ移行する。もう一度、違う位置に仮設定する場合にはS110へ戻って再度ダイヤル24を回し、音声データを聞くことができる。このように、正確な基準位置を決定するまで、同一の設定時間間隔内で、S110〜S114は何度も繰り返すことができる。

0030

S116では、基準位置の設定がフレーム単位まで終了しているか否かを検出し、フレーム単位まで設定が終了していればS120へ移行し、終了していなければS118へ移行して次の設定時間間隔を設定するのである。具体的には、たとえば図2の「2H」で決定スイッチ22を押下して基準位置を決定した後、次に分単位での仮基準位置の設定があるので、S110に戻って、音声データの先頭から2時間を中心に分単位の設定をするのである。

0031

分単位の設定のためにS110へ戻った場合について説明する。S110,S112において、表示手段20に表示される数字は、先の設定時間間隔で決定した基準位置(ここでは音声データの先頭から2時間の位置に設定したとする)を中心としているため、音声データの先頭から2時間の位置を「00」と表示し、先頭から2時間1分後を「01」と表示する。

0032

そして、ダイヤル24を回し、たとえば「59」の表示を出せば、この表示がでた時点で、音声データの先頭から1時間59分経過後の3秒間のデータを、3回繰り返し再生する(図3(b)のQ)。S114では、S110で設定された仮基準位置でよいか否かを再生データを聞いた結果、作業者が判断するのである。以下、秒単位での基準位置の設定、フレーム単位での基準位置の設定は省略する。

0033

そして、フレーム単位まで基準位置の設定が終了していればS120へ移行して、実際に決定された位置を基準位置とし、基準位置よりも先の音声データを削除する。そして、基準位置より先が削除された音声データは、S122において記憶媒体に書き込まれ、一連の音声データ編集作業が終了するのである。

0034

なお、S108で基準位置よりも後の音声データを削除することを選択してS111へ移行した場合であっても、S110へ移行して基準位置よりも先のデータを削除する場合と基本的な基準位置の設定動作は同じである。ただ、S113で、音声データの再生が選択している基準位置より3秒前から基準位置までが3回繰り返し再生される点が異なるだけである。

0035

そして、S111で選択された仮基準位置でよいか否かを決定するS115での動作もS114と同様である。そしてS117、S119を経て徐々に短い設定時間間隔で基準位置を決定して、最終的にはフレーム単位での時間間隔まで決定する。フレーム単位まで基準位置が決定されたら、S130において基準位置よりも後の音声データを削除する。削除後の音声データは、S122において記憶媒体に書き込まれる。

0036

なお、図5に示した取消スイッチ26を押下することで、現在設定中の設定時間間隔よりも前の設定時間間隔に戻り、前の時間間隔での基準位置の決定をやり直して再度別の位置に決定する事も可能である(図2の矢印のような工程を経る。)。

0037

また、単位時間の表示等を行う表示手段20としては7セグメント表示手段を用いれば簡単な構成で音声データの編集が行えるので好適であるが、表示部としては7セグメント表示手段に限定されることはない。

0038

また、基準位置をダイヤル24で設定した際に、再生する音声データはS114,S115においては仮基準位置からそれぞれ3秒前からと3秒後までであった。しかし、この再生時間を調整可能にするようにしてもよい。このようにすれば、操作する者にとっては再生時間を短くでき、さらに迅速な音声データの編集ができる。

0039

さらに、上述してきた音声データ編集装置、音声データ編集方法は、音声データ上の無音部分を削除するために用いられる旨を説明してきたが、本発明の編集装置、編集方法はこれに限定するものではなく、基準位置が決まったらこの基準位置に別の音声データを録音するようにしてもよいし、あるいは決定した基準位置で音声データを単に分割するだけであってもよい。

0040

以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。

発明の効果

0041

本発明に係る音声データ編集装置によれば、音声データの再生時間軸上に、仮の基準位置を設定する仮設定手段と、音声データのうち、該仮設定手段によって設定された仮基準位置より所定時間前から仮基準位置までの音声データおよび/または前記仮設定手段によって設定された仮基準位置から該仮基準位置より所定時間経過後までの音声データを自動的に所定回数繰り返し再生する自動再生手段と、自動再生手段による繰り返し再生後に、作業者が前記仮基準位置に基準位置を決定可能な決定手段とを具備するので、まず仮設定手段により仮に設定した位置を仮基準位置としてこの位置での再生データの内容を予め繰り返し聞くことができるので、該仮基準位置の良否を容易に判断でき、簡単な操作で正確に基準位置を決めることができる。

図面の簡単な説明

0042

図1音声データの編集の概念について説明する説明図である。
図2本発明に係る音声データ編集方法について説明する説明図である。
図3図2に示した仮基準位置の設定において、設定時間間隔ごとでの仮基準位置での設定を説明するための説明図である。
図4本発明の音声データ編集装置の構成を示すブロック図である。
図5操作パネルを説明するための説明図である。
図6音声データ編集方法の実施形態を示すフローチャートである。
図7音声データの波形を示す説明図である。

--

0043

20 表示手段
22決定スイッチ
24ダイヤル
26取消スイッチ
30音声データ編集装置
32記憶媒体
34入力手段
36 読取手段
38 表示手段
40 記憶手段
42 制御手段
46再生手段
48スピーカ
50書込手段

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