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技術 揮散性薬剤の収納体及び揮散性薬剤の吸着防止方法

出願人 アース製薬株式会社
発明者 伊藤達栄中田一英
出願日 2000年3月31日 (20年10ヶ月経過) 出願番号 2000-097141
公開日 2001年10月10日 (19年4ヶ月経過) 公開番号 2001-278371
状態 拒絶査定
技術分野 芳香剤容器 環状・棒状物品、衣料品、カセット等の包装 包装体 農薬・動植物の保存
主要キーワード 低温加工 薬剤収納容器 洋服タンス ガス不透過性フィルム 外装袋内 薬剤吸着 ディート 含浸体
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年10月10日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

成形性に優れ且つ安価な包装材料であるプロピレンホモポリマー揮散性薬剤包装材として使用し、包装材に揮散性薬剤が吸着しない収納体及び揮散性薬剤の吸着防止方法を提供する。

解決手段

揮散性薬剤を、少なくとも内面がプロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された包装体収納して揮散性薬剤の包装材への吸着を防止してなる、揮散性薬剤の収納体及び揮散性薬剤の吸着防止方法。

概要

背景

従来、洋服タンス等に使用されている防虫剤等は、プラスチック製の薬剤収納容器収納され、フック等によりタンス内ハンガー吊り下げ棒に吊り下げて用いられていた。この場合、未使用時においては、薬剤含浸させた含浸体ガス不透過性フィルムからなる外装袋封入し、これを収納容器に収納するものと、あらかじめ収納容器に薬剤を収納し、収納容器ごとガス不透過性フィルムからなる外装袋に封入するものとがあった。

前記した従来技術のうち前者の方法によると、使用の際には、使用者がガス不透過性フィルムからなる外装袋から薬剤を含浸させた含浸体を取り出し、その含浸体を収納容器に収納する必要があり、そのため手が薬剤に触れることになり、安全上好ましくなく、また手間であった。これに対し、後者の収納容器ごとガス不透過性フィルムからなる外装袋に封入するものでは、外装袋から収納容器を取り出しそのまま使用できるので使いやすいものであった。しかし、この場合、保管中に外装袋内で薬剤が揮散充満し、収納容器に吸着するという問題があり、各種の包装材料が提案されている。しかしながら、提案されている包装材料は高価であったり、成形性が劣ったりする等の欠点があった。

概要

成形性に優れ且つ安価な包装材料であるプロピレンホモポリマーを揮散性薬剤包装材として使用し、包装材に揮散性薬剤が吸着しない収納体及び揮散性薬剤の吸着防止方法を提供する。

揮散性薬剤を、少なくとも内面がプロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された包装体に収納して揮散性薬剤の包装材への吸着を防止してなる、揮散性薬剤の収納体及び揮散性薬剤の吸着防止方法。

目的

本発明は、安価で且つ成形性に優れた包装材料を揮散性薬剤の包装材として使用し、揮散性薬剤が包装材に吸着するのを防止できる揮散性薬剤の収納体、及び揮散性薬剤の吸着防止方法を得ることを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

揮散性薬剤を、少なくとも内面プロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された包装体収納して揮散性薬剤の包装材への吸着を防止してなることを特徴とする揮散性薬剤の収納体

請求項2

揮散性薬剤を、少なくとも内面がプロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された包装体に収納して揮散性薬剤の包装材への吸着を防止することを特徴とする揮散性薬剤の吸着防止方法

技術分野

0001

本発明は、防虫剤芳香剤殺虫剤消臭剤等の揮散性薬剤収納体に関し、特にその保管中に揮散性薬剤が包装材吸着したりして無駄になることがないようにした揮散性薬剤の収納体及び揮散性薬剤の吸着防止方法に関する。

背景技術

0002

従来、洋服タンス等に使用されている防虫剤等は、プラスチック製の薬剤収納容器収納され、フック等によりタンス内ハンガー吊り下げ棒に吊り下げて用いられていた。この場合、未使用時においては、薬剤含浸させた含浸体ガス不透過性フィルムからなる外装袋封入し、これを収納容器に収納するものと、あらかじめ収納容器に薬剤を収納し、収納容器ごとガス不透過性フィルムからなる外装袋に封入するものとがあった。

0003

前記した従来技術のうち前者の方法によると、使用の際には、使用者がガス不透過性フィルムからなる外装袋から薬剤を含浸させた含浸体を取り出し、その含浸体を収納容器に収納する必要があり、そのため手が薬剤に触れることになり、安全上好ましくなく、また手間であった。これに対し、後者の収納容器ごとガス不透過性フィルムからなる外装袋に封入するものでは、外装袋から収納容器を取り出しそのまま使用できるので使いやすいものであった。しかし、この場合、保管中に外装袋内で薬剤が揮散充満し、収納容器に吸着するという問題があり、各種の包装材料が提案されている。しかしながら、提案されている包装材料は高価であったり、成形性が劣ったりする等の欠点があった。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、安価で且つ成形性に優れた包装材料を揮散性薬剤の包装材として使用し、揮散性薬剤が包装材に吸着するのを防止できる揮散性薬剤の収納体、及び揮散性薬剤の吸着防止方法を得ることを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0005

本発明者は、前記の課題を解決するため種々検討を進めた結果、包装材としてプロピレンコポリマーは薬剤の吸着が大きいという欠点があるが、プロピレンホモポリマーからなる包装材を用いることにより、揮散性薬剤の包装材への吸着が少なくなるという予想外の事実を見出し、プロピレンホモポリマーが成形性に優れ且つ安価な包装材料であることから、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の手段により前記の課題を解決することができた。
(1) 揮散性薬剤を、少なくとも内面がプロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された包装体に収納して揮散性薬剤の包装材への吸着を防止してなることを特徴とする揮散性薬剤の収納体。
(2) 揮散性薬剤を、少なくとも内面がプロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された包装体に収納して揮散性薬剤の包装材への吸着を防止することを特徴とする揮散性薬剤の吸着防止方法。

発明を実施するための最良の形態

0006

本発明で用いるプロピレンホモポリマーはプロピレンの単独重合体であり、他の単量体との共重合体(例えばエチレン等とのランダム共重合体ブロック共重合体など)を除くものである。プロピレンホモポリマーはプロピレン共重合体と比較し、成形品引張強度、光沢、表面硬度が優れている。プロピレンホモポリマーの重量平均分子量は10万〜70万が好ましく、ロックウェル硬度100〜120、特に105以上が好ましい。プロピレンホモポリマーは、プロピレンコポリマーポリエチレンと比べ揮散性薬剤の吸着が少なく、この点で揮散性薬剤の包装材として適する。また、低温加工が可能で成形性が優れ且つ安価であり、工業的生産に適するという大きな利点を有する。

0008

なお、揮散性薬剤の形態としては、吸収力の大きい適当な担体に揮散性薬剤を含浸させたものがよく、粒状、シート状等の形状のものを使用することができる。粒状の場合などにおいては、必要な個数を不織布製などの通気性の良い袋などに入れたものを用いると取り扱いが簡単になる。揮散性薬剤を収納するための包装体は、少なくとも内面がプロピレンホモポリマーからなる包装材により構成された、部分的に開放された包装体であり、容器枠体、袋などの形態を有する。この包装体の外形は任意であり、例えば特開平11-292173号公報に記載の開放された収納容器のような外形をとることができる。揮散性薬剤を上記包装体に収納して得られた収納体は、使用時には上記の開放部分から揮散性薬剤を揮散する。なお、揮散性薬剤の収納体はガス不透過性フィルムからなる外装袋(又は容器)に封入された形態で流通、保管され、使用時にはこの外装袋から取り出して使用する形態としてもよい。

0009

以下、本発明を実施例により具体的に説明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。

0010

実施例1〜2
薬剤(エンペンスリン)500mgをパルプ10gに含浸させ、この含浸パルプ(含浸体)を不織布製の袋に封入し、これをプロピレンホモポリマー(グレードJ−700GP、出光石油化学製、ロックウェル硬度105)又はプロピレンホモポリマー(グレードJ−900GP、出光石油化学製、ロックウェル硬度104)製の上部が開放された包装体(収納容器)に収納し、収納体を得た。更にこの収納体をガス不透過性でかつ薬剤吸着のないナイロンポリアミド)/エバール(ポリビニルアルコール)からなる包装袋内密封し、25℃の温度条件下で保存した。表1に示す一定期間経過後、含浸体及び包装体に含有されている薬剤をガスクロマトグラフィーで定量し、薬剤の吸着率(%)を下式により算出した。
吸着率(%)=[(包装材の薬剤含有量)×100]/[(含浸体の薬剤含有量)+(包装材の薬剤含有量)]
その結果を表1に示す。実施例1〜2は比較例1(下記)に比して吸着率が8ケ月で1.5倍(J−700GP)〜2倍以上(J−900GP)抑制されたことがわかる。なお、温度条件40℃でも同様の傾向がみられた。

0011

比較例1〜2
プロピレンホモポリマーのかわりに、プロピレンコポリマー(エチレンとのコポリマー、グレードJ−750HP、出光石油化学製、ロックウェル硬度97)又はポリエチレンの包装体を用いた以外は、実施例1と同様にした。結果を表1に併記する。

0012

発明の効果

0013

本発明によれば、プロピレンホモポリマーを揮散性薬剤の包装材として使用することにより包装材に揮散性薬剤が吸着するのを防止し得る揮散性薬剤収納体、及び揮散性薬剤の吸着防止方法が得られる。また、本発明で揮散性薬剤の包装材として使用するプロピレンホモポリマーは低温加工が可能で成形性に優れ且つ安価であり工業的生産に適するという大きな利点がある。

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