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技術 高強度及び寸法安定性を有する研磨、艶出し用不織マテリアル

出願人 フロイデンバーグノンウォーバンスリミテッドパートナーシップ
発明者 ジェラルドエフ.クルーグラー
出願日 2000年12月28日 (18年8ヶ月経過) 出願番号 2000-403302
公開日 2001年9月25日 (17年11ヶ月経過) 公開番号 2001-259999
状態 拒絶査定
技術分野 床,カーペット,家具,壁等の清掃用具 仕上研磨、刃砥ぎ、特定研削機構による研削 積層体(2) 不織物
主要キーワード バフ車 マテリアル層 無端ベルト装置 石材製品 粗磨き 混在割合 金物類 仕上げ磨き
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

不織のフリース層裏打ち層とが混在し、強度と寸法安定性を有している研磨・磨きマテリアルを提供する。

解決手段

不織のフリース層12は、天然繊維合成繊維とをニードル混合させたもので、均一な密度と良好な研磨面を有し、優れた研磨・磨き作用、効果を発揮する。マテリアル10は、比較的高い温度に耐え、作業効率も高く、さらに、無端ベルトディスクフラップホイールスパイラルバンドなどの形態に加工できる。

概要

背景

種々の物品機械器具、装置、装飾品(以下ワークピースという)などの表面を磨くには、研磨布バフ車その他の任意の形態の木綿織布や木綿混紡織布、ウール織布などの織布が研磨艶出しマテリアルとして使用されている。このマテリアルには、研磨、磨きの用途に応じて各種の研磨剤、研磨コンパウンドが付与され、研磨、磨きが行われるものであるが、研磨、磨き作業を例えば粗磨き、中間磨き、仕上げ磨き段階的に行う場合には、研磨剤や研磨、だしマテリアルを適宜変える必要がある点が問題点になる。

研磨、艶だしマテリアルを保持するためにフック及びループ形式ホルダーを使用する場合には、ディスク状のウール織布を該ホルダーに取り付けて使用するものがある。このような場合には、ディスク状に形成したウール織布を前記ホルダーに取り付けたり、又は、研磨マテリアルの裏打ちウール層接着したり、縫い付けたりする手間がかかる点が問題点になる。

概要

不織のフリース層裏打ち層とが混在し、強度と寸法安定性を有している研磨・磨きマテリアルを提供する。

不織のフリース層12は、天然繊維合成繊維とをニードル混合させたもので、均一な密度と良好な研磨面を有し、優れた研磨・磨き作用、効果を発揮する。マテリアル10は、比較的高い温度に耐え、作業効率も高く、さらに、無端ベルト、ディスク、フラップホイールスパイラルバンドなどの形態に加工できる。

目的

前記の従来技術の問題点がこの発明の解決課題である。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

この技術が所属する分野

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請求項1

以下の構成を備える研磨・磨きマテリアル天然繊維合成繊維とが混在し、この混在割合が天然繊維95重量%に対し合成繊維5重量%の比率から天然繊維50重量%に対し合成繊維50重量%の比率の範囲である不織フリース層;及び前記フリース層に固定され、強度と寸法安定性が前記フリース層のそれらよりも大きいものである裏打ち層

請求項2

前記天然繊維と合成繊維とがニードルパンチ処理されて組み合わせられている請求項1のマテリアル。

請求項3

前記フリース層と裏打ち層との間に不織の熱融解性の層が介在している請求項1のマテリアル。

請求項4

前記不織の熱融解性の層がポリエステル繊維である請求項1のマテリアル。

請求項5

前記フリース層が前記裏打ち層にニードルパンチ処理によって結合している請求項1のマテリアル。

請求項6

前記フリース層の一部が前記裏打ち層の表面に突き出て複数のループを形成している請求項1のマテリアル。

請求項7

前記フリース層における前記合成繊維に対する前記天然繊維の混合比率が天然繊維85重量%に対し合成繊維15重量%である請求項1のマテリアル。

請求項8

前記フリース層の天然繊維は、ウールコットン、ヘンプ、リネンフラックスサイザル又はジュート繊維を含む請求項1のマテリアル。

請求項9

前記フリース層の合成繊維は、ナイロンポリエステル又はアラミド繊維を含む請求項1のマテリアル。

請求項10

前記フリース層の合成繊維の一部には、機械的に結合された繊維類が含まれる請求項1のマテリアル。

請求項11

前記機械的に結合された繊維類は、前記フリース層の45重量%にまで達する割合で含まれる請求項1のマテリアル。

請求項12

前記フリース層の少なくとも一部の合成繊維には、化学的に結合される繊維が含まれる請求項1のマテリアル。

請求項13

前記化学的に結合される繊維は、前記合成繊維の残りの部分又は天然繊維の融点よりも低い融点である請求項12のマテリアル。

請求項14

前記化学的に結合される繊維が前記フリース層の5重量%に達する量で含まれる請求項12のマテリアル。

請求項15

前記合成繊維の残りの部分は、前記フリース層の45重量%に達する量で含まれる請求項14のマテリアル。

請求項16

前記裏打ち層は、マルチフィラメントのポリエステル繊維層とポリエステルフィルム層とからなる請求項14のマテリアル。

請求項17

前記裏打ち層は、不織マテリアル、織布、フィルムスパンボンドマテリアル、スクリム又はループファブリックからなる請求項1のマテリアル。

請求項18

前記裏打ち層の破壊破れ)強度は、前記フリース層のそれよりも強く、破れにおける伸張度が前記フリース層の小さいものである請求項1のマテリアル。

請求項19

前記フリース層の密度が4.2ポンド立方フィートから9.2ポンド/立方フィートの範囲である請求項1のマテリアル。

請求項20

前記マテリアルは、機械方向において少なくとも425ポンド/直線インチの破れ強度をもつ請求項1のマテリアル。

請求項21

前記マテリアルは、破れにおける伸張度が2%以下である請求項1のマテリアル。

請求項22

前記マテリアルは、厚みが0.17インチから0.50インチである請求項1のマテリアル。

請求項23

前記裏打ち層は、研磨・磨き用具に取り付けられる構成である請求項1のマテリアル。

請求項24

前記マテリアルは、ディスク形状、無端ベルト形状フラップホイール又はスパイラルバンドの形態に仕上げられる請求項1のマテリアル。

請求項25

以下の構成を備えるバフ研磨又は磨きマテリアル:天然繊維と合成繊維とのブレンドものである不織フリース層;及び前記フリース層に固定され、強度と寸法安定性が前記フリース層のそれらよりも大きいものである裏打ち層を備え;前記マテリアルは、機械方向において少なくとも425ポンド/直線インチの破れ強度をもち、破れにおける伸張度が2%以下であるもの。

技術分野

0001

この発明は、高強度及び寸法安定性を有する研磨艶出し用不織マテリアルに関するものである。この発明は、35U.S.C.119(e)の条項により、米国仮特許出願第60/174,295号(出願日2000年1月3日)の優先権を主張するものであり、当該出願の記載は、すべて本出願の明細書に参考として組み入れられるべきものとする。

背景技術

0002

種々の物品機械器具、装置、装飾品(以下ワークピースという)などの表面を磨くには、研磨布バフ車その他の任意の形態の木綿織布や木綿混紡織布、ウール織布などの織布が研磨、艶出しマテリアルとして使用されている。このマテリアルには、研磨、磨きの用途に応じて各種の研磨剤、研磨コンパウンドが付与され、研磨、磨きが行われるものであるが、研磨、磨き作業を例えば粗磨き、中間磨き、仕上げ磨き段階的に行う場合には、研磨剤や研磨、だしマテリアルを適宜変える必要がある点が問題点になる。

0003

研磨、艶だしマテリアルを保持するためにフック及びループ形式ホルダーを使用する場合には、ディスク状のウール織布を該ホルダーに取り付けて使用するものがある。このような場合には、ディスク状に形成したウール織布を前記ホルダーに取り付けたり、又は、研磨マテリアルの裏打ちウール層接着したり、縫い付けたりする手間がかかる点が問題点になる。

発明が解決しようとする課題

0004

前記の従来技術の問題点がこの発明の解決課題である。

0005

この発明は、バフマテリアルとも言われる研磨・磨きマテリアルを改良し、前記の問題点を解決したもので、天然繊維合成繊維が混在する不織フリース層と該フリース層を保持する裏打ち層(裏打ち部)とからなり、強度と寸法安定性に富むものである。この不織フリース層は、天然繊維と合成繊維とが混在し、この混在割合が天然繊維95重量%に対し合成繊維5重量%の比率から天然繊維50重量%に対し合成繊維50重量%の比率の範囲であり、前記合成繊維には、好ましくは、低融点ポリエステル繊維を含み、加熱されて、その融点に達すると熱融解し、前記フリース層の他の繊維と融着するものである。

0006

このような構成の研磨マテリアルは、均一な密度をもち、安定した構造のもので、研磨・磨き・艶だしマテリアルとしてすぐれたものになる。このマテリアルは、いかような形態にも加工でき、例えば、ディスク状、ベルト無端ベルト等)形態にしたり、ディスク形態に仕上げして各種の研磨作業に使用する。ループが複数設けられた形態の裏打ち部(裏打ち層)をもつ研磨マテリアルは、ディスク形態の状態で使用され、複数のフックにかけられるループがあるマテリアルとなる。複合された裏打ち部は、ベルト形態の研磨マテリアルの伸びを抑える。前記フリースマテリアルのニードリングにより、均一な研磨、磨き作用が期待できる。前記天然繊維と合成繊維とは、ニードルパンチ処理されて組み合わせられており、また、前記フリース層と裏打ち層との間に不織の熱融解性の層が介在していてもよい。前記不織の熱融解性の層がポリエステル繊維であり、前記フリース層の天然繊維は、ウール、コットン、ヘンプ、リネンフラックスサイザル又はジュート繊維を含み、前記フリース層の合成繊維は、ナイロンポリエステル又はアラミド繊維を含み、前記裏打ち層は、マルチフィラメントのポリエステル繊維層とポリエステルフィルム層とからなる構成も含まれる。さらに、前記裏打ち層には、不織マテリアル、織布、フィルムスパンボンドマテリアル、スクリム又はループファブリックなどが含まれる。

0007

この発明の研磨マテリアル(バフマテリアル)は、各種の用途に使用できる。例えば、この研磨マテリアルは、宝飾品身飾品時計眼鏡クリスタルガラス製品大理石製品などを磨いたり、建具その他の製品の金物類(例えばドアノブヒンジ)、皮革製品家電製品、業務用電気製品自動車自動車部品船舶、船舶部品チタンジョイントインプラントナイフフォークスプーン・皿・カップなどの利器食器類外科手術用器具医療用チューブ及びバルブ類楽器水差し、めっき処理前の金属類グラナイトなどの天然石材及び石材製品ゴム製品プラスチックス製品などの研磨、磨き、磨き仕上げに使用できる。特に、ゴム製品、プラスチックス製品などの研磨、磨き、磨き仕上げの場合、スクラッチなしに磨ける。前記研磨マテリアルは、金属類のカッツバフ及びカラーバフに使用できる。前記研磨マテリアルは、また、食料品店料理飲食店などにおけるステンレススチール製品の面をつやつやに艶だししたり、磨き上げたりすることができる。また、前記研磨マテリアルは、自動車車体・各種部品類、船舶及びその部品類などの磨き、艶だし、塗装面の手直し化粧などに各種の研磨剤、ペイント類などを併用又は併用せずに使用でき、船舶の推進プロペラスクリューなどの磨きにすぐれた磨き作用効果を発揮できる。また、前記研磨マテリアルは、外科手術のステンレススチール・チューブの磨きのためのセンターレスアウターダイアメーター・チューブ磨きに好適である。また、前記研磨マテリアルは、水性研磨剤を併用してのガラスエッジの研磨・磨きに使用できる。ここで付言する点は、バフ研磨、磨き(ポリッシング)及び磨き仕上げの用語は、すべて該用語が使用される産業使用用途に応じて広範囲の研磨、磨き、艶だしなど一切を含むものである。

発明を実施するための最良の形態

0008

この発明を図示の実施の態様について詳しく説明すると、図1に示すように、バフ(研磨、磨き)マテリアル10は、裏打ち部14に取り付けられたフリース層12を含んでいる。このフリース層12は、天然繊維と合成繊維とを混合(ブレンド)したもので、フリース層12を構成する繊維は、まずニードルパンチ処理されて特定の密度の繊維が組み合わせられたフリース層(不織布層)12とされる。フリース層12の密度は、0.0676〜0.148g/cc(4.2〜9.2ポンド立方フィート)の範囲にわたるもので、好ましくは、5.2ポンド/立方フィート±10%である。好ましくは、前記フリース層における合成繊維の部分は、低融点のポリエステルからなり、前記のように天然繊維と合成繊維とが組み合わされたフリース層を前記ポリエステル繊維の融点温度オーブンで加熱することにより、前記フリース層の合成繊維と天然繊維とを結合させる。図1の実施の態様においては、加熱により合成繊維(ポリエステル繊維)と天然繊維とを一体化したフリース層12を裏打ち部14の上に置き、フリース層12及び裏打ち部14を一緒にしてニードルパンチ処理するか、フリース層12をニードルパンチ処理するか、又は、タック処理して前記裏打ち部に固着する。研磨(磨き)又は研磨(磨き)仕上げ作業においては、裏打ち部14を研磨具又は研磨仕上げ具に取り付ける。フリース層12の表面13(裏打ち部14と反対側の面)が研磨しようとする面に接触する。

0009

上記のように、フリース層12は、ニードルパンチ処理されているか、又は、裏打ち部14に取り付けられている。第2番目のニードルパンチ処理においては、フリース層12のニードルパンチされた繊維は、裏打ち部14に通されて、図1に示すように、前記裏打ち部の表側に複数のループ16を形成する。図2は、この第2番目のニードルパンチ処理に先立つ前記マテリアルの構成を示しているものである。これらのループ16は、研磨用具又は研磨仕上げ用具に設けられている複数のフックに直接引き掛けられるようにして取り付けられる。このようにして、研磨用の前記マテリアル(バフマテリアル)は、ディスク状の形状や厚みを持った適宜形状のものにされて、フック又はループ付きの研磨用具(研磨仕上げ用具を含む)に取り付けて使用されるもので、余分のけ部材又は取り付け作業を必要としない。

0010

前記フリース層12における天然繊維には、ウール繊維羊毛繊維)、木綿繊維、ヘンプ繊維、リネン繊維、亜麻繊維サイザル繊維、ジュート繊維又は他の研磨・磨き布に用いられる適宜の各種の幅広い天然繊維(再生繊維を含む)が含まれる。そして合成繊維には、ナイロン繊維、NOMEX(登録商標)またはKEVLAR(登録商標)などのアラミド繊維、ポリエステル繊維(再生繊維も含む)その他の合成繊維(再生繊維を含む)などが含まれる。これら天然繊維と合成繊維との混合比率は、天然繊維が95重量%に対し合成繊維が5重量%から天然繊維が50重量%に対し合成繊維が50重量%であり、好ましくは、天然繊維が85重量%に対し合成繊維が15重量%の割合である。これら繊維の内、天然繊維は、主として研磨用のためのものであり、合成繊維は、前記天然繊維を結合したり、絡みあわせたりするためのものである。

0011

前記フリー層を構成する合成繊維は、低融点のポリエステル繊維(再生繊維を含む)とナイロンのような他の合成繊維とを組み合わせたものが好ましい。前記ポリエステル繊維は、前記フリース層を構成する他の合成繊維ならびに天然繊維の融点よりも低い融点をもつものが選ばれる。例えば、ポリエステル繊維のほとんどのものは、融点が220°Fから260°Fであるのに対し、ナイロンは、約550°Fで溶け、ウールアッシュチャー類は、800°Fで融解する。低融点のポリエステル繊維は、その融点まで加熱されて融解する結果、混用される天然繊維と他の合成繊維とに化学的接合する。この化学的接合により前記フリース層の強度が増し、さらに顕著には、研磨又は磨かれる面における前記フリース層を構成するフリースに毛玉が生じたり、脱毛状態になる現象を抑えることができ、研磨・磨き仕上げされたワークピースの品質を低下させるおそれがない。市場入手できる適当な低融点ポリエステル繊維としては、例えば米国ノースカロライナ、ソーリスバリーのKOSA社から市販されているCELBOND(登録商標)が存在する。

0012

前記フリース層の強度と耐久性を向上させるために、別の合成繊維を付加してもよい。これらの繊維は、前記低融点の繊維と同様に、初回のニードルパンチ処理により生じる天然繊維との絡み合いにより前記天然繊維と機械的に結合し合うことになる。好ましい実施の態様においては、前記フリース層は、85重量%が天然繊維(好ましくはウール)、10重量%がナイロン、そして残り5重量%がポリエステル繊維の混合割合になっている。前記フリース層における前記低融点のポリエステル繊維は、0重量%から5重量%の割合で混在し、他の合成繊維のは、0〜45重量%の範囲で混在していてもよい。

0013

裏打ち部14は、マルチフィラメント繊維層18、例えば、繊維が機械方向に配向されたポリエステルトウと、MYLAR(登録商標)のようなポリエステルフィルム層20とが組み合わせられたものが好ましい。前記裏打ち部により、前記研磨マテリアル(バフマテリアル)に強度と寸法安定性とが与えられる。前記フリース層12のフリースブレンドものは、それ自体伸縮するが、裏打ち部14のポリエステルフィルム層20は、伸縮しない。フリースブレンドもののフリース層12を裏打ち部14に固定することにより、前記フリースブレンドものに不要の伸縮が生じなくなる。MYLAR(登録商標)のポリエステルフィルム層20は、前記ウエブ横断する第1の方向(機械方向)に対して強いが、前記第1の方向に対し直交する方向に裂けやすいマルチフィラメント層18が機械方向における裏打ち部(裏打ち層)14に強度を付与する。マルチフィランメント層18は、また、MYLAR(登録商標)ポリエステルフィルム層20の引き裂けを防ぐか、又は、ポリエステルフィルム層20に引き裂き現象が生じたとしても、引き裂きを最低限度に食い止めるようにする。また別の実施の態様においても裏打ち部14は、別のマテリアルのフィルム(前記ポリエステルフィルム以外のもの)、不織布、スパンボンド、織布、スクリム、ループファブリックなどのような他のマテリアルズで作られることもでき、このような裏打ち部により、仕上がった研磨マテリアルに強度と寸法安定性の特性が与えられる。

0014

最終的に仕上がった研磨(又は磨き)マテリアルの厚みは、約4.3mmから約12.7mm(0.17インチから0.50インチ)の範囲のもので、0.30インチ±10ミルの厚みが好ましく、このような厚みの範囲で層が構成される。各ニードルパンチ処理においては、フリース層12のマテリアルは、ある程度圧縮又は緻密化されている。研磨マテリアル(バフマテリアル)の実用的な最終の厚みは、使用用途に応じて決定されるもので、研磨マテリアルが長時間にわたる研磨作業に耐えるようにするには、その厚みが厚いものを選べばよい。また、曲面や複雑な形状面のワークピースを研磨したり、磨く場合には、柔軟で形状適合性をもつ研磨マテリアル(バフマテリアル)が使用され、そのような場合には厚みが薄いものが選ばれる。

0015

図3に示された、この発明の研磨マテリアルの別の実施の態様においては、不織の融解性マテリアル層15がフリース層12と裏打ち部(裏打ち層)14との間に介在している。不織の融解性マテリアル層15により、研磨マテリアルに強度と寸法安定性とが付与され、したがって、好ましい構成になる。しかしながら前記不織の融解性マテリアル層の介在は、必須のものではなく、所望に応じてコスト削減、製造工程の簡略化のために前記不織の融解性マテリアル層を省くこともできる。

0016

不織の融解性マテリアル層15は、フリース層12と裏打ち層14との間に介在するもので、これらを組み合わせたものを適切な時間にわたり適切な温度でオーブン加熱することで、前記マテリアル層の繊維を加熱融解して前記フリース層と裏打ち層との繊維に融着させる。この加熱融着には、フリース層の低融点の繊維を結合させる加熱手段を用いることができる。加熱融着の温度と時間は、選択された特定の熱融解性不織マテリアルと前記フリース層に存在する天然繊維の量により定まる。熱融解性の不織マテリアルとしては、低融点のポリエステル繊維から選ばれるもので、Freudenberg Nonwovens から市販のVILENE(登録商標)SP−20のような広く市販されている熱融解性の不織マテリアルが採用できる。

0017

この発明の別の実施態様を図4に示す。この態様においては、裏打ち層14は、織布22又は例えばアラミド繊維又は天然繊維のスクリムからなる。熱融解性の不織マテリアル層15は、フリース層12と裏打ち層14との間に介在している。このフリース層と裏打ち層とは、それらを保持するのにニードルパンチ処理されないものである。これによって、研磨マテリアル(バフマテリアル)は、裏面(裏打ち層の表面)が平滑になり、ある用途に好都合のものとなる。織布22により、強度と寸法安定性とが加わる。熱融解性の前記の層が前記織布を前記フリース層に保持し、強度と寸法安定性とをさらに増すようにする。

0018

この発明の研磨マテリアル(バフマテリアル)をInstron社のスタンダードエロンゲーションテンシルテスティングマシンを用いてテストした。以下のようなマテリアルズがテストされた。

0019

フリースA=ウール85重量%及びナイロン15重量%のもの;フリース フリースA=ウール85重量%、ナイロン10重量%及びポリエステル(CELBOND登録商標)5重量%及びナイロン15重量%のもの;裏打ち層1=コットン/ポリエステル・ジーンズクロスノートン社からプロダクト213として市販);裏打ち層2=500デニール・マルチ−フィラメント・ポリエステルトウに付着の2〜10ミルのMYLAR(登録商標)フィルム;裏打ち層3=72x50のポリエステルクロス100%のもので、糸はポリウレタン処理もの;裏打ち層4=コットン/ポリエステル・ジーンズクロス(米国アラバマ州ジョンソンインダストリーズ社の市販もの);裏打ち層5=KEVLAR(登録商標)スクリム。

0020

以下の諸表は、幅1インチもの及び幅2インチのものサンプルを直線インチ当たり40ポンド(40PLI)及び45PLIで機械方向(MD)と横断機械方向(CMD)で破いたもののデータを示す。無端ベルト装置において、研磨マテリアルを25〜30PLI、最大45PLIの値で引張した。殆どのアプリケーションにおいては、少なくとも2インチ幅の研磨マテリアル(バフマテリアル)を使用したもので、いくつかのアプリケーションにおいては、1インチ幅の研磨マテリアル(バフマテリアル)を使用した。

0021

0022

0023

0024

好ましくは、研磨マテリアルに過剰な伸びがあってはならない研磨マテリアルを無端ベルトとして使用するには、破壊強さは、最大425PLIであり、破壊における伸びは、2%を越えない。使用形態(アプリケーション)に応じて、破ける力は、これ以下であり、伸びは、これよりも大きい。

0025

この発明の研磨マテリアル(バフマテリアル)は、所望の形状又は所望の寸法又は形状の研磨具、例えば、無端ベルト、ディスク形状、フラップホイールスパイラルバンド、ボタン螺子つきのような機械的止め手段のディスクに仕上げられる。前記研磨マテリアルは、通常の粘着ベルト接合技術、例えば、米国ニューヨークのザ・コンポジット・マテリアル・コーポレイションのベルト接合方法を用いて無端ベルトに合体できる。仕上げられた形のもの(例えば研磨パッドもの)又は研磨具は、現在一般に使用されている研磨用具又は研磨・磨き仕上げ用具に取り付けられて使用される。前記研磨マテリアルは、研磨すべき一つの面を研磨し、磨き仕上げする作業に使用される。かくして。ユーザーは、研磨と磨き仕上げとに研磨マテリアルや研磨用具を分けて使用したりする必要がなく、一貫して同じ研磨マテリアルや研磨用具を最後まで使用できる。この点は、研磨マテリアルをベルト形式にして使用する場合に、極めて有利になる。従来技術におる無端ベルトのポリッシャーを使用しての研磨作業においては、研磨仕上げ・磨き仕上げの段階に至ると、仕上げのための研磨用具に交換し、微細な研磨仕上げ・磨き仕上げのための新しい研磨マテリアルを使用しなければならなかった。

0026

前記フリース層の密度を所望の均一な密度にするための精度のよいニードリングにより、前記フリース層の研磨面。磨き面は、極めて均一になり、これによって、例えば、ウールのような天然研磨マテリアルズに較べて研磨・磨き作用が格段にすぐれたものになる。また、ウールのような天然繊維と合成繊維とをブレンドしてフリース層を構成することにより、研磨剤、磨き剤、研磨・磨き仕上げ剤及び液体吸着し、保持し、保有する能力が合成繊維で全体が構成されているフリース層よりも抜群にすぐれている。

0027

フリース層12に混在する天然繊維と合成繊維とにより、研磨マテリアルの研磨用具は、研磨しようとするワークピースの面が熱くなっていても十分に研磨作業が行えるものであり、非常にすぐれた研磨作用、研磨仕上げ作用が得られる。ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維又は混紡もの多くのものは、ワークピースの研磨しようとする面が熱くなっていると、シミ汚れ、滓、残渣などをワークピース面に残してしまうもので、これは、これら合成繊維の融点がワークピースの面が帯びている温度よりも低すぎるからである。例えば、ポリエステル繊維の融点は、約480°Fに達するもので、天然繊維のそれは、550°F又はこれ以上であり、融解せず、チャー又はアッシュになる。ウール及びその他多くの天然繊維は、800°Fを越えるチャー/アッシュの温度を有し、これは、ワークピースの面の温度がかなりの高熱であっても融解せずに耐える。この発明の天然繊維と合成繊維のブレンドものにおいては、天然繊維の部分が研磨マテリアル(バフマテリアル)の熱絶縁作用を営み、その結果、研磨マテリアル内の温度が合成繊維の融点に達しないようになる。したがって、研磨マテリアルにおける合成繊維部分は、熱融解せず、研磨するワークピースの面に滓などを残さない。さらに、圧力をさらに加え、前記研磨マテリアルを早く動かして研磨作用させることで、研磨、磨き作業の効率を高めることができる。

0028

前記の研磨マテリアルは、それ単独で、又は、研磨剤などの各種のコンパウンドと併用して使用され、ワークピース、例えば、ガラスガラス製品全般、木材、木工製品全般、板材全般、複合製品複合材、各種金属金属製品全般、貴金属製品、宝飾品、装飾品、プラスチックス製品全般などの広範囲なワークピースの研磨、磨き、磨き仕上げ、面取り研ぎ出し、艶だし、研削などの作業に適用される。この発明の前記の研磨マテリアル(バフマテリアル)は、研磨剤、光沢艶だし剤などとともに使用されることができ、又は、これら研磨剤、光沢艶だし剤などを併用しなくても十分に研磨、磨き、艶だし目的を達成できる。また、前記研磨マテリアルを清浄化して他のコンパウンズと共に再使用できる。前記の天然繊維は、環境的にやさしく、合成繊維よりも研磨剤などをよく吸収、保持し、長時間の使用に耐える。

0029

前記のように前記研磨マテリアルをベルト(無端ベルト等)形態にしたり、ディスク形態に仕上げして各種の研磨作業に使用する。ループが複数設けられた形態の裏打ち部(裏打ち層)をもつ研磨マテリアルは、ディスク形態の状態で使用され、複数のフックにかけられるループがあるマテリアルとなる。複合された裏打ち部は、ベルト形態の研磨マテリアルの伸びを抑える。前記フリースマテリアルのニードリングにより、均一な研磨、磨き作用が期待できる。

0030

この発明の研磨マテリアル(バフマテリアル)は、各種の用途に使用できる。例えば、この研磨マテリアルは、宝飾品、身飾品、時計、眼鏡、クリスタルガラス製品、大理石製品などを磨いたり、建具その他の製品の金物類(例えばドアのノブやヒンジ)、皮革製品、家電製品、業務用電気製品、自動車、自動車部品、船舶、船舶部品、チタンジョイント・インプラント、ナイフ・フォーク・スプーン・皿・カップなどの利器・食器類、外科手術用器具、医療用チューブ及びバルブ類、楽器、水差し、めっき処理前の金属類、グラナイトなどの天然石材及び石材製品、ゴム製品、プラスチックス製品などの研磨、磨き、磨き仕上げに使用できる。特に、ゴム製品、プラスチックス製品などの研磨、磨き、磨き仕上げの場合、スクラッチなしに磨ける。前記研磨マテリアルは、金属類のカッツバフ及びカラーバフに使用できる。前記研磨マテリアルは、また、食料品店、料理飲食店などにおけるステンレススチール製品の面をつやつやに艶だししたり、磨き上げたりすることができる。また、前記研磨マテリアルは、自動車車体・各種部品類、船舶及びその部品類などの磨き、艶だし、塗装面の手直し・化粧などに各種の研磨剤、ペイント類などを併用又は併用せずに使用でき、船舶の推進プロペラ、スクリューなどの磨きにすぐれた磨き作用効果を発揮できる。また、前記研磨マテリアルは、外科手術のステンレススチール・チューブの磨きのためのセンターレス・アウター・ダイアメーター・チューブ磨きに好適である。また、前記研磨マテリアルは、水性研磨剤を併用してのガラスエッジの研磨・磨きに使用できる。ここで付言する点は、バフ研磨、磨き(ポリッシング)及び磨き仕上げの用語は、すべて該用語が使用される産業。使用用途に応じて広範囲の研磨、磨き、艶だしなど一切を含むものである。

0031

この発明は、図示の実施の態様に限定されるものではなく、あくまでも特許請求の範囲によって技術的範囲が定まるものである。

図面の簡単な説明

0032

図1この発明の研磨マテリアルの一つの実施の態様における断面図。
図2製造中間段階における、この発明の研磨マテリアルの一つの実施の態様における断面図。
図3この発明の研磨マテリアルの別の実施の態様における断面図。
図4この発明の研磨マテリアルの別の実施の態様における断面図。

--

0033

10バフマテリアル
12フリース層
13 表面
14裏打ち部
15 不織の融解性マテリアル層
16ループ
18マルチフィラメント層
20 ポリエステルフィルム層

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