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技術 ローディング装置付電気機器

出願人 アイワ株式会社
発明者 右手力川久保潔松尾大輔
出願日 2000年2月23日 (20年2ヶ月経過) 出願番号 2000-046077
公開日 2001年8月31日 (18年8ヶ月経過) 公開番号 2001-236705
状態 未査定
技術分野 テープ状記録担体の容器の案内,装填
主要キーワード 平面長円形 制止片 制止位置 長板形 矩形長板 円形透孔 非検出位置 制止部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年8月31日)のものです。
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図面 (20)

課題

ローディング動作完了間近に、検出部材記録媒体に接触させて記録媒体の関連情報を検知する場合に、記録媒体を適正状態にローディング可能とする。

解決手段

記録媒体106を載置したトレイ14がローディング動作完了間近のときにトレイ14に設けられた退避操作部108が検出部材94と連動して検出部材94を記録媒体106に接触しない位置に退避させる動作を実行する。トレイ14がローディング動作を完了する位置に至ったときに退避操作部108が検出部材94と連動して検出部材94が記録媒体106に接触可能な状態となるよう設定する。これにより検出部材106がトレイ14上の記録媒体106を動かしてプレーヤ上に適正にローディングできなくなることを防止し、記録媒体106を適正状態にローディングでき、記録媒体106の関連の情報を適切に検知できる。

概要

背景

従来、電気機器の一つとしていわゆるローディング装置付のカセットテープレコーダが用いられている。このローディング装置付のカセットテープレコーダは、いわゆるラジオカセットプレーヤラジカセ)やステレオコンポーネントに一体的に設置されて用いられるのが普通である。

また、カセットテープレコーダのローディング装置には、例えばカセットテープローディングトレイを装置本体から引き出してトレイの上に所要のカセットテープを載置すると、装置本体の制御機能によってカセットテープが載置されたトレイを横方向に移動して装置本体内に引き込んでから、カセットテープを縦方向に移動してカセットプレーヤ上の記録再生用所定位置にセットするものがある。

さらに、カセットテープをローディングした際に、カセットテープがカセットプレーヤ上の適切な位置にローディングされているか否かを検知し、若しくはローディングされたカセットテープの検出用の爪が折られた記録不可とする状態か否かを検知し、又はカセットテープの磁気テープメタル仕様か否か等のカセットテープに関連する情報を検知する手段を設けることがある。

概要

ローディング動作完了間近に、検出部材記録媒体に接触させて記録媒体の関連情報を検知する場合に、記録媒体を適正状態にローディング可能とする。

記録媒体106を載置したトレイ14がローディング動作完了間近のときにトレイ14に設けられた退避操作部108が検出部材94と連動して検出部材94を記録媒体106に接触しない位置に退避させる動作を実行する。トレイ14がローディング動作を完了する位置に至ったときに退避操作部108が検出部材94と連動して検出部材94が記録媒体106に接触可能な状態となるよう設定する。これにより検出部材106がトレイ14上の記録媒体106を動かしてプレーヤ上に適正にローディングできなくなることを防止し、記録媒体106を適正状態にローディングでき、記録媒体106の関連の情報を適切に検知できる。

目的

本発明は上記事実を考慮し、電気機器のローディング装置で記録媒体をローディング動作中に記録媒体の関連の情報を検知するために検出部材を利用しても記録媒体を適正状態にローディング可能とし、しかもこれを簡素な構成で実行できるようにして廉価に製造可能としたローディング装置付電気機器を新たに提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

トレイ記録媒体を載置してプレーヤローディングするローディング装置と、前記プレーヤに装着された前記記録媒体に接触する検出部材と、前記トレイが前記記録媒体を前記プレーヤに対してローディングするに際し、前記検出部材と連動して前記検出部材を前記記録媒体に接触しない位置に退避させる動作を実行し、前記トレイがローディング動作を完了する位置に至ったときに前記検出部材が前記記録媒体に接触可能な状態となるよう設定するため前記トレイに設けられた退避操作部と、を有することを特徴とするローディング装置付電気機器

請求項2

前記退避操作部を、前記トレイから突出した突片状に形成し、前記検出部材をレバー状に形成し、前記検出部材の中間部を軸着して配置し、前記検出部材の先端部に前記ローディング動作完了間近の前記退避操作部が摺接して前記検出部材を退避位置に移動させるガイド斜面を形成し、前記ガイド斜面に続いて前記記録媒体に接触させる検出頭部を形成し、前記検出頭部に続けて前記トレイがローディング動作を完了する位置に至ったときに前記前記検出頭部が前記記録媒体に接触可能なように前記退避操作部が挿入される凹部状逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のローディング装置付電気機器。

技術分野

0001

この発明は、記録媒体を装置本体内部のプレーヤ上等に、ローディングし又はアンローディングする動作を可能にしたローディング装置電気機器に関する。

背景技術

0002

従来、電気機器の一つとしていわゆるローディング装置付のカセットテープレコーダが用いられている。このローディング装置付のカセットテープレコーダは、いわゆるラジオカセットプレーヤ(ラジカセ)やステレオコンポーネントに一体的に設置されて用いられるのが普通である。

0003

また、カセットテープレコーダのローディング装置には、例えばカセットテープのローディング用トレイを装置本体から引き出してトレイの上に所要のカセットテープを載置すると、装置本体の制御機能によってカセットテープが載置されたトレイを横方向に移動して装置本体内に引き込んでから、カセットテープを縦方向に移動してカセットプレーヤ上の記録再生用所定位置にセットするものがある。

0004

さらに、カセットテープをローディングした際に、カセットテープがカセットプレーヤ上の適切な位置にローディングされているか否かを検知し、若しくはローディングされたカセットテープの検出用の爪が折られた記録不可とする状態か否かを検知し、又はカセットテープの磁気テープメタル仕様か否か等のカセットテープに関連する情報を検知する手段を設けることがある。

発明が解決しようとする課題

0005

上述のようなローディング装置付のカセットテープレコーダでは、カセットテープ関連の情報を検知する手段として、カセットテープレコーダ本体に装着された所定スイッチ操作ノブとして構成された検出部材を利用し、カセットテープに関連する情報を検知する手段をとる場合が多い。

0006

この検知手段では、ローディング装置のトレイ上に乗ったカセットテープをカセットプレーヤ上に移動してセットする直前に、このカセットテープの後側端部が検出部材を押し動かしてスイッチをオン又はオフ動作し、カセットテープに関連する情報を検知する。

0007

このように、トレイ上に乗ったカセットテープが検出部材を押し動かしてスイッチをオン又はオフ動作してカセットテープに関連する情報を検知する構成を採用した場合には、カセットテープの自重が軽いのでトレイ上に乗ったカセットテープに検出部材が当たった時に検出部材が動かされる代わりにカセットテープがトレイの上方に突き上げられて浮いた状態となってしまい、カセットテープがカセットプレーヤに適正に装着不能となることがあるという問題がある。

0008

そこで、カセットテープレコーダ本体に、トレイ上に乗ったカセットテープをカセットプレーヤ上に移動してセットするローディング動作中だけ、検出部材をカセットテープの移動軌跡から外すよう操作する検出部材の回避手段を装着することが考えられる。

0009

しかし、上述のような検出部材の回避手段は、構造が複雑で部品点数も多く、しかもカセットテープレコーダ本体に組み付けるのに手間が掛かるので、ローディング装置付電気機器の製品価格が高くなるという問題がある。

0010

本発明は上記事実を考慮し、電気機器のローディング装置で記録媒体をローディング動作中に記録媒体の関連の情報を検知するために検出部材を利用しても記録媒体を適正状態にローディング可能とし、しかもこれを簡素な構成で実行できるようにして廉価に製造可能としたローディング装置付電気機器を新たに提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

本発明の請求項1に記載のローディング装置付電気機器は、トレイに記録媒体を載置してプレーヤにローディングするローディング装置と、プレーヤに装着された記録媒体に接触する検出部材と、トレイが記録媒体をプレーヤに対してローディングするに際し、検出部材と連動して検出部材を記録媒体に接触しない位置に退避させる動作を実行し、トレイがローディング動作を完了する位置に至ったときに検出部材が記録媒体に接触可能な状態となるよう設定するためトレイに設けられた退避操作部と、を有することを特徴とする。

0012

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のローディング装置付電気機器において、退避操作部を、トレイから突出した突片状に形成し、検出部材をレバー状に形成し、検出部材の中間部を軸着して配置し、検出部材の先端部にローディング動作完了間近の退避操作部が摺接して検出部材を退避位置に移動させるガイド斜面を形成し、ガイド斜面に続いて記録媒体に接触させる検出頭部を形成し、検出頭部に続けてトレイがローディング動作を完了する位置に至ったときに検出頭部が記録媒体に接触可能なように退避操作部が挿入される凹部状逃げ部を形成したことを特徴とする。

0013

上述のように構成することにより、電気機器のローディング装置で記録媒体をローディング動作する際に検出部材を接触させて記録媒体の関連の情報を検知する場合に、この検出部材がトレイ上の記録媒体を動かしてプレーヤ上に適正にローディングできなくなることが無いよう、トレイの退避操作部によって検出部材を退避位置に退避させるので記録媒体を適正状態にローディングできる。また、ローディング動作が完了したときには検出部材が記録媒体に接触可能な状態なので、記録媒体の関連の情報を適切に検知できる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、本発明のローディング装置付電気機器に係わるステレオコンポーネントに装着されるローディング装置付カセットテープレコーダの実施の形態について図を参照しながら説明する。

0015

図1図2及び図3は、このテープレコーダの部分を取り出して示す斜視図である。この図1はローディング装置付カセットテープレコーダの待機状態を示し、図2はローディング完了状態を示し、図3はローディング装置のトレイ部分を装置本体から引き出して記録媒体であるカセットテープの出し入れ操作を行うためのトレイ部分の引き出し状態を示す。

0016

ローディング機構部)図1乃至図3に示すように、テープレコーダ本体10に対しローディング装置における矩形状の支持枠体12の部分が、ローディング機構部によって図の矢印A方向にスライドして引き出し又は引き込み動作可能に装着されている。この支持枠体12には、トレイ14の部分がローディング機構部における昇降機構によって昇降動作可能に装着されている。

0017

図4乃至図9に示すように、支持枠体12の矢印A方向に沿った一方の側部には、昇降機構の一部を兼ねる金属製で矩形長板状の第1連動部材16が装着されている。図4乃至図6に示すように第1連動部材16の下側辺部には、ラック18が穿設されている。

0018

このラック18には、テープレコーダ本体10の対応する側部に配置された歯車機構20の駆動ギア22が噛合されている。この歯車機構20は、テープレコーダ本体10に装着された駆動モータ24の出力軸26との間に配置されたベルト伝達機構28を介して伝達された回転駆動力によって、ラック18及び支持枠体12を移動操作するよう構成されている。

0019

図4乃至図6に示すように第1連動部材16は、その側面部に長手方向に延びる長溝状に穿設されたガイド溝19に摺動ピン21が挿通されて、テープレコーダ本体10に対し矢印A方向に沿って摺動自在となるよう装着されている。

0020

図7乃至図9に示すように一方の第1連動部材16には、その上側辺の基端部から直角に折曲された所定長さの部分にラック30が穿設されている。このラック30には、図7乃至図9及び図14に示すように支持枠体12に軸着された昇降機構の一部を兼ねる動作切換ギア32が噛合されている。

0021

また、支持枠体12の矢印A方向に沿った他方の側部には、金属製で矩形長板状の昇降機構の一部を構成する第2連動部材34が装着されている。図10乃至図12に示すように、この第2連動部材34は、その側面部に長手方向に延びる長溝状に穿設されたガイド溝36に摺動ピン38が挿通されて、テープレコーダ本体10に対し矢印A方向に沿って摺動自在となるよう装着されている。

0022

図7乃至図9に示すように他方の第2連動部材34の基端部には、その上側辺から直角に折曲された所定長さの部分にラック40が穿設されている。このラック40には支持枠体12に軸着された従動作ギア42が噛合されている。この従動作ギア42は、前述した動作切換ギア32に噛合されて歯車列を構成している。なお、歯車列が偶数歯車で構成されているときは、その入力の歯車と出力の歯車の回転方向は同じとなり、歯車が奇数のときは、その入力の歯車と出力の歯車の回転方向が逆となる。

0023

よって、支持枠体12に装着された一方の第1連動部材16と他方の第2連動部材34とは、動作切換ギア32と従動作ギア42とを介して同期して同方向に移動操作されることになる。

0024

図4乃至図6又は図10乃至図12に示すように、これら第1連動部材16、34には、それぞれの先端部と中間部とに各々同形斜行した溝である操作溝44、46が穿設されている。

0025

また、支持枠体12の両側部には、各操作溝44、46に対応した位置にそれぞれ矢印A方向に対する垂直方向に延びる案内溝48、50が穿設されている。

0026

そして、トレイ14における4箇所の各所定位置から突設された丸軸状の従動子52を各々対応する操作溝44、46を通し、さらに案内溝48、50に通して支受する。

0027

これにより、各従動子52が、各々対応する案内溝48、50と操作溝44、46との重なる部分に保持されることになるから、支持枠体12と第1連動部材16、34とを相対的に移動させることにより、トレイ14は、図4図6図10及び図12に示す上昇位置と図7図5及び図11に示す下降位置との間で移動可能に装着される。

0028

図7乃至図9に示すように、このテープレコーダ本体10に装着されたローディング装置では、単一の駆動モータ24の回転駆動力を利用して支持枠体12を引き出し又は引き込む動作を行わせると共にトレイ14の部分を昇降動作させるために、テープレコーダ本体10の上板部と支持枠体12に軸着した動作切換ギア32との間に動作切換手段が設けられている。

0029

この動作切換手段の一部として動作切換ギア32には、カム溝54が穿設されている。このカム溝54は、動作切換ギア32の平板部に動作切換ギア32の回転中心と同芯の円弧部54Aの一端部をL字状に折曲して制止部54Bを一体に形成した開口として穿設されている。

0030

図13に示すように、このカム溝54内には従動部材56の円柱形胴部57が挿通されている。この従動部材56は、円柱形の胴部57をカム溝54に貫通させ、その先端部をテープレコーダ本体10の上板部近傍へ延出させると共に、他方の端部に抜け止め用の頭部58を設けて構成されている。

0031

この従動部材56は、その頭部58の先端の小円柱部59を、支持枠体12の所定位置に動作切換ギア32の直径方向に延びる溝状に形成されたガイド溝64へ摺動自在に挿入して、動作切換ギア32の直径方向に移動自在に装着されている。

0032

このように装着された従動部材56は、動作切換ギア32の直径方向に移動して制止部54Bと円弧部54Aとの間を移動可能であり、かつ従動部材56が円弧部54A内にあるとき動作切換ギア32の回動に従って相対的に円弧部54A内を移動可能である。

0033

また、動作切換ギア32に装着したねじりコイルばね60の一端部を小円柱部59に係着させて、従動部材56を、円弧部54Aから制止部54B側へ移動するよう(従動部材56を動作切換ギア32の直径方向に移動するよう)付勢する。

0034

図7乃至図9に示すように、動作切換手段の一部としてテープレコーダ本体10の上板部の所定位置には、受カム部62を設ける。この受カム部62は、平面略コ字形枠体状に形成されており、その開放された入り口から従動部材56の円柱形胴部57の先端を受け入れ斜状に案内し受カム部62の底に導くことにより、従動部材56を動作切換ギア32の直径方向外側へ移動して制止部54Bから円弧部54Aへ移動させるよう構成されている。

0035

(ローディング機構部の作用及び動作)次に、上述のように構成されたローディング機構部の作用及び動作について説明する。始めに、ローディング装置付カセットテープレコーダの待機状態では、図1図4図7及び図10に示す状態にある。

0036

この待機状態では、第1連動部材16が支持枠体12の最も先端側に位置し、これ以上先端側へ移動不能な位置にある。よって、駆動モータ24を駆動し、歯車機構20に噛合するラック18を介して第1連動部材16を矢印A方向へ送ると、第1連動部材16と一体となって支持枠体12がスライドして引き出された図3図6図9及び図12に示すローディング装置のトレイ部分を装置本体から引き出したカセットテープの出し入れ操作を行うためのトレイ部分の引き出し状態に至る。

0037

この動作の際、支持枠体12と第1連動部材16とは相対的に移動しないので、トレイ14は上昇位置に保持されたままとなる。また、この動作によって従動部材56が受カム部62から引き出されるから、従動部材56はねじりコイルばね60の付勢力によって円弧部54Aから制止部54B側へ移動する。これにより動作切換ギア32は、支持枠体12に支持された従動部材56によって回動を制止された状態となる。

0038

次に、ローディング装置付カセットテープレコーダを上述したトレイ部分の引き出し状態から、待機状態に復帰させる場合には、駆動モータ24を逆転し、歯車機構20に噛合するラック18を介して第1連動部材16を矢印Aと逆方向へ送る。

0039

すると動作切換ギア32が制止部54Bに位置する従動部材56によって回動を制止された状態にあるから第1連動部材16が支持枠体12と相対的に移動することはないので、第1連動部材16と一体となって支持枠体12がスライドしてテープレコーダ本体10内に引き込まれた図1図4図7及び図10に示す待機状態に至る。

0040

この動作の際、支持枠体12が矢印Aと逆方向へ移動する動作の終了間際に、従動部材56は、その円柱形胴部57の先端が受カム部62の入り口から入って斜辺に案内され底部に引き込まれる。

0041

この動作に連動して従動部材56は、ねじりコイルばね60の付勢力に抗して制止部54Bから円弧部54A側へ移動する。これにより動作切換ギア32は、相対的に円弧部54A内で従動部材56移動させるようにして所定角度だけ回動可能な状態となる。

0042

次に、ローディング装置付カセットテープレコーダを上述した待機状態からローディング完了状態に移行させる場合には、上述した駆動モータ24を逆転し、歯車機構20に噛合するラック18を介して第1連動部材16をさらに矢印Aと逆方向へ送る。

0043

すると、支持枠体12がテープレコーダ本体10内の待機位置でそれ以上矢印Aと逆方向へ移動不能に制止された状態にあり、かつ動作切換ギア32が矢印B方向に回動するので、制止した支持枠体12に対し第1連動部材16が矢印Aと逆方向へ相対的に移動する。

0044

この動作に連動して、第1連動部材16のラック40に噛合する動作切換ギア32が矢印B方向に回動し動作切換ギア32に噛合する従動作ギア42を介して第2連動部材34を第1連動部材16の動作に同期して矢印Aと逆方向に図7に示す状態から図8に示す状態まで移動操作する。

0045

すなわち、動作切換ギア32と従動作ギア42との一組の歯車を用いることによって、第1連動部材16と第2連動部材34とに、正確に同時期に同じ動作を行わせることができる。

0046

この動作によって、図4及び図5又は図10及び図11に示すように、第1連動部材16と第2連動部材34との各操作溝44、46が案内溝48、50に対して相対的に移動する。

0047

この動作に従って、各操作溝44、46と各対応する案内溝48、50との重なる部分に挿通する各従動子52は、それぞれ斜行する操作溝44、46に沿って、図示しないプレーヤ側へ矢印C方向(図に向かって下側に下降する方向)に移動しトレイ14を最下降位置に移動して、図5又は図11に示すようにカセットテープをプレーヤ上に記録再生可能にセットしたローディング完了状態とする。

0048

この動作中、第1連動部材16と第2連動部材34とに設けられた各操作溝44、46は正確に同時期に同じ動作を行うので各操作溝44、46に同期して連動する各従動子52も正確に同時期に同じ動作を行うことになるから、各従動子52に支持されたトレイ14は、案内溝48、50の方向に平行に移動する下降又は上昇の動作を行うことになる。

0049

よって、ローディング機構における部材間のいわゆるガタや部材の撓み等の影響を排除し、トレイ14が平行に下降又は上昇して、その上に載置したカセットテープを確実にプレーヤにローディングすることができる。

0050

そして、図5又は図11に示す記録再生可能なローディング完了状態において、プレーヤにより、カセットテープの磁気テープを走行させながら記録再生動作を実行する。

0051

次に、ローディング装置付カセットテープレコーダを上述したローディング完了状態から待機状態に移行させる場合には、駆動モータ24を前述とは逆回転の正転に回動し歯車機構20に噛合するラック18を介して、制止した支持枠体12に対し第1連動部材16を矢印A方向へ相対的に移動する。

0052

この動作に連動して、第1連動部材16のラック40に噛合する動作切換ギア32が矢印Bと逆方向に回動し動作切換ギア32に噛合する従動作ギア42を介して第2連動部材34を第1連動部材16の動作に同期して矢印A方向に図8に示す状態から図7に示す状態まで移動操作する。

0053

すると、図4及び図5又は図10及び図11に示すように、第1連動部材16と第2連動部材34との各操作溝44、46が各案内溝48、50に対して相対的に移動する。

0054

この動作に従って、各操作溝44、46と各対応する案内溝48、50との重なる部分に挿通する各従動子52は、それぞれ斜行する操作溝44、46に沿って、図示しないプレーヤから矢印Cと逆方向(図に向かって上側に上昇する方向)に移動しトレイ14を最上昇位置に移動して、前述した図4又は図10に示すカセットテープをプレーヤから離脱させた待機状態にセットする。

0055

本ローディング装置付カセットテープレコーダは前述のように動作することにより、トレイ部分の引き出し状態から、待機状態を経て、ローディング完了状態に至るローディング動作若しくはローディング動作と逆の工程で移行するアンローディング動作、又はこれらの動作における1部の工程の動作を選択的に実行可能に構成されている。

0056

(ローディング装置のクランプ機構)次に、前述のように構成れたローディング装置に装着され、ローディング完了でカセットテープをプレーヤ上の適正位置にセットするよう押さえ付けるクランプ機構について、図1乃至図3又は図7乃至図12を参照しながら説明する。

0057

このクランプ機構は、テープレコーダ本体10に軸着されたクランプ部材66を、制止部材68でスタンバイ位置に留め置くようにすると共に、クランプ部材66をスタンバイ位置からカセットテープを押さえ付けるためのクランプ位置まで第2連動部材34に連動して移動操作するよう構成する。

0058

クランプ部材66は、金属製の薄板材平面視矩形枠状に形成し、その先端部に小長板形片持梁状弾性変形可能な一対の押圧ばね部材70を各々突設して構成する。

0059

図10乃至図12に示すように、クランプ部材66は、その基端部近くを軸ピン72でテープレコーダ本体10の所定部所に軸着することにより、その一対の押圧ばね部材70がトレイ14上に置かれたカセットテープの平面中央部に臨むように配置する。

0060

さらに、クランプ部材66の基端部とテープレコーダ本体10との間には引張ばね74を張架し、クランプ部材66が軸ピン72のまわりに矢印D方向に回動するよう付勢する。

0061

クランプ部材66には、矩形枠形の平板部から直角に折曲して連なる側面L字形の従動アーム部76を設ける。この従動アーム部76の先端部には、第2連動部材34側に向けて従動ピン78を突設する。

0062

また第2連動部材34には、ガイド溝36を設けた端部近くの側辺所定位置を斜状に形成したカム辺80を形成する。

0063

そして、テープレコーダ本体10が図10に示す待機状態から図11に示すローディング完了状態に移行するローディング動作の際に、第2連動部材34が矢印Aと逆方向に移動する動作につれてカム辺80が従動ピン78を押し、引張ばね74及びクランプ部材66を引張ばね74の付勢力に抗して矢印Dと逆方向に回動する。

0064

これにより、図11に示すローディング完了状態に至ると、下向きとなったクランプ部材66の先端部の各押圧ばね部材70がトレイ14上のカセットテープの中央部を弾性的に押圧してプレーヤ上の適正位置にセットし、かつカセットテープを適正位置に保持する。

0065

次に、ローディング完了状態から待機状態に復帰するアンローディング動作の際に、第2連動部材34のカム辺80が矢印A方向に移動すると引張ばね74の付勢力で従動ピン78がカム辺80上を追従しながらクランプ部材66が矢印D方向に回動し、各押圧ばね部材70がトレイ14上のカセットテープから離脱して待機状態に復帰する。

0066

図1乃至図3及び図7乃至図9に示すように、この待機状態では、制止部材68によってクランプ部材66をスタンバイ位置に留め置く。この制止部材68は、金属の薄板製で略逆U字状に形成され、待機状態の位置にあるトレイ14を跨ぐようにしてテープレコーダ本体10に取り付けられている。

0067

この制止部材68には、そのトレイ14の中央部分に対応する位置から小矩形突片状の制止片82がトレイ14の上方の所定高さ位置に位置するよう一体的に突設されている。この制止片82は、テープレコーダ本体10に装着されたクランプ部材66の先端部を上から押さえるように臨む。

0068

よって、クランプ部材66を軸ピン72の回りに矢印D方向に回動する引張ばね74の付勢力を、クランプ部材66の先端部に当接する制止片82が受けてクランプ部材66を制止する。このとき、クランプ部材66は、回動支点から遠く離れたクランプ部材66の自由端近くに制止片82が当接して制止するから、クランプ部材66全体の待機状態での制止位置を所定の位置に正確に設定できる。

0069

これは、例えばクランプ部材66を、回動支点である軸ピン72の近くに制止部材を当接させて制止させる場合には、各種の部品の寸法誤差等により制止部材の位置に僅かな誤差を生じるとクランプ部材66の自由端ではいわゆるてこの原理で拡大されて初期状態の位置に大きな誤差を生じることとなる。

0070

さらに、多数のテープレコーダ本体10を組み立て製造することを考えると、個々のテープレコーダ本体10において、クランプ部材66の自由端での初期状態の位置に大きなばらつきを生じる。

0071

これに比較して、本実施の形態における構成では、クランプ部材66の自由端近くに制止片82が当接して制止するから、クランプ部材66の自由端部の位置が制止片82によって直接的に設定されるので、極めて高い精度で安定してクランプ部材66をスタンバイ位置に留め置けるようにでき、かつ個々のテープレコーダ本体10で初期状態の位置にばらつきを生じないようにできる。

0072

よって、テープレコーダ本体10、又はこれを装着するいわゆるマイクロコンポの本体等に、クランプ部材66をスタンバイ位置に留め置いたときの位置の誤差を考慮した逃げの空間、またローディングされるカセットテープにクランプ部材66が当たらないようにするため、ローディング時のカセットテープの移動軌跡から余裕をもってクランプ部材66を逃がすための大きな空間を設定する必要がなくなり、クランプ部材66をスタンバイ位置に留め置いたときの位置を限界近くの寸法で構成できる。

0073

このためテープレコーダ本体10のクランプ部材66がスタンバイ位置に動く方向(テープレコーダ本体10の高さ方向)の寸法を小さくして、テープレコーダ本体10全体を小型化できる。

0074

(ローディング装置におけるトレイの外れ防止構造)次に、前述のように構成されたローディング装置のトレイ部分を装置本体から引き出したカセットテープの出し入れ操作を行うトレイ部分の引き出し状態において、支持枠体12に装着したトレイ14が不用意に押されて外れ落ちることを防止するトレイの外れ防止構造について、図4乃至図9又は図15及び図16を参照しながら説明する。

0075

図7乃至図9に示すように、このトレイ14は、平面視長方形における一方の長手方向の側部(図7で動作切換ギア32、従動作ギア42側に向く側部)を略逆コの字状に切欠した形状に構成されている。

0076

また、トレイ14の略逆コの字状に切欠した両端の延出した各側辺部の自由端部には、それぞれトレイの外れ防止構造の一部を構成する制止穴84が穿設されている。各制止穴84は、図15及び図16に示すように、それぞれ支持枠体12側に配設された制止突部86が挿通可能な所定直径円形透孔として穿設されている。

0077

なお前述したように、トレイ14における平面の四隅近傍に当たる各位置には図4に示す如く、それぞれ対応する操作溝44、46、案内溝48、50に挿通する各従動子52が突設されている。すなわちトレイ14は、操作溝44、46、案内溝48、50に挿通する四隅の従動子52によってテープレコーダ本体10に対し所要高さ位置に保持されている。

0078

図4乃至図6及び図15乃至図16に示すように、支持枠体12には、その上平面部の裏側におけるトレイ14の各制止穴84に対応する位置に、トレイの外れ防止構造の一部を構成する制止突部86を突設する。各制止突部86は小円柱状に形成され、その先端部は制止穴84に挿入されるときのガイドとなるよう円錐形状に形成されている。

0079

なおトレイの外れ防止構造として、支持枠体12に突設される制止突部86をより長い柱状に形成しても良いし、また支持枠体12に制止穴84を形成しトレイ14に制止突部86を突設して構成しても良い。さらに、制止穴84の穴形状と、制止突部86の断面形状とをトレイの外れ防止の作用を妨げない範囲で任意に構成しても良い。

0080

(ローディング装置におけるトレイの外れ防止構造部分の作用及び動作)次に、上述のように構成されたローディング装置におけるトレイの外れ防止構造部分の作用及び動作について説明する。

0081

このローディング装置付カセットテープレコーダでは、前述したように、その待機状態である図1図4図7及び図10に示す状態、及び支持枠体12が引き出された図3図6図9及び図12に示すトレイ部分の引き出し状態においてトレイ14が上昇位置にあるので、トレイ14の制止穴84に制止突部86が挿通されたトレイの外れ防止状態にある。

0082

このトレイの外れ防止状態では、各制止穴84に制止突部86が余分な遊びが無い状態で挿通されている。よって、トレイ14の平面部が撓み各制止穴84の間隔が変えられようとすると、各制止穴84に挿通する各制止突部86がこの動きを制止するので、各制止穴84の間隔を所定の範囲に保持できる。

0083

すなわちトレイ14の平面部が撓んだとき、二つの制止穴84を結んだ直線方向(テープレコーダ本体10に対する横幅方向)の間隔が狭まることを、各制止穴84に挿通する各制止突部86が制止する。これと共に、トレイ14の両側部にそれぞれ突設された二つの従動子52を結ぶ直線方向(テープレコーダ本体10に対する前後方向)の間隔が狭まることを、各制止穴84に挿通する各制止突部86が制止する。

0084

このためトレイ部分の引き出し状態において、使用者がトレイ14上にカセットテープを置く作業を行う際に使用者がトレイ14の上を押した場合でも、トレイ14が種々に弾性的に変形し従動子52が操作溝44、46、案内溝48、50から抜けてしまいトレイ14が外れ落ちることを防止できる。

0085

特に、トレイ14の平面中央部が押された場合には、トレイ14の長手方向の側部が略逆コの字状に切欠されその両端の延出した各側辺部の自由端部にそれぞれ従動子52が設けられているため、トレイ14は、各自由端部の従動子52と平面中央部とをそれぞれ結ぶ方向(テープレコーダ本体10に対する横幅方向と前後方向とに斜向する方向)に沿って撓んで変形しようとするが、この斜め方向に対して間隔が狭まることも各制止穴84に挿通する各制止突部86が制止し、トレイ14が外れ落ちることを防止できる。

0086

なお、制止突部86は、制止穴84に挿通された状態でトレイ14が変形するのを制止する作用をするから、制止突部86の軸線に対するあらゆる放射線方向に働く力に対処してトレイ14の変形を制止できる。

0087

次に、テープレコーダ本体10が図1図4及び図10に示す待機状態から、図2図5及び図11に示すローディング完了状態に移行する場合には、前述した動作の如く支持枠体12に対してトレイ14が降下するので、支持枠体12の制止突部86からトレイ14の制止穴84が離脱し、トレイの外れ防止状態が解除する。

0088

しかし、待機状態から、ローディング完了状態に移行する場合には、トレイ14がテープレコーダ本体10の内部に収納された状態なので、トレイ14が使用者に押されて撓み変形することはないからトレイ14が外れ落ちることはない。また、制止突部86から制止穴84が外れた後は、これらの間で引っ掛かりが生じることがないので、トレイ14はローディング完了状態に滑らかに移行する。

0089

次に、テープレコーダ本体10が図2図5及び図11に示すローディング完了状態から、図1図4及び図10に示す待機状態に移行する場合には、前述した動作の如く支持枠体12に対してトレイ14が上昇するので、トレイ14の制止穴84が支持枠体12の制止突部86の円錐形頭部に案内されて、この制止穴84内に制止突部86が挿通されたトレイの外れ防止状態に復帰する。

0090

(テープレコーダにおけるカセットテープが装着位置に至ったことを検出する手段)次に、前述のように構成れたテープレコーダ本体10におけるローディング動作を完了し、カセットテープが装置本体内のプレーヤに装着される位置に至ったことを検出する手段の構成について、図7乃至図9又は図13及び図14を参照しながら説明する。

0091

このカセットテープの装着に至ったことを検出する手段は、動作切換ギア32に配置された操作子88がテープレコーダ本体10内部の回路基板上に設置されたスイッチ90を操作したときにカセットテープが装置本体内のプレーヤに装着される位置に至ったものとして検出するよう構成されている。

0092

図7乃至図9又は図13及び図14に示すようにカセットテープが装着される位置に至ったことを検出する手段の一部を構成するものとして、動作切換ギア32には、操作子88が配設されている。この操作子88は、平面長円形小柱状で、動作切換ギア32の図で裏側に当たる制止部54Bの近くの所定位置に突設されている。

0093

このように、動作切換ギア32に操作子88を一体に構成する場合には、これらを一つの部品として一体成形して廉価に高精度で製造でき、一つの部品として扱えて便利である。また、動作切換ギア32の平面部は広いので、操作子88を設置する場所の自由度も広がるから、スイッチ90の配置位置との関係で設計の自由度を広げることができる。

0094

また図14に示すように、スイッチ90は、テープレコーダ本体10内の図示しないシャーシ等に縦に固定して設置された回路基板92上の所定位置に配置する。すなわち、回路基板92に設置したスイッチ90は、その被動ノブ90A部分が動作切換ギア32に突設された操作子88の回動軌跡上の所定位置に臨むように配置する。

0095

この回路基板92には、駆動モータ24に電力を供給すると共に駆動制御を行うよう接続された駆動制御電子回路と、スイッチ90に直接接続すると共にスイッチ90で発生した電気信号を処理してカセットテープが装着される位置に至ったことを検出する為の電子回路とが設けられている。

0096

このように回路基板92にスイッチ90をマウントする場合には、スイッチ90の各端子プリント配線とが直接接続される。よって、スイッチ90と回路基板92とを別々に設置する場合のように、スイッチ90の各端子と電子回路とをリード線で接続する必要がなくなり、部品としてのリード線を不要とできる。

0097

さらに、リード線をスイッチ90の端子に半田付けする手間の掛かる作業や、リード線を電子回路のプリント配線に半田付けする手間の掛かる作業を不要とできるので、製造を容易にし、部品点数を減じて廉価に製造可能とできる。

0098

また、この回路基板92にはスイッチ90と駆動モータ24とが一体的に設置されているので、回路基板92上にスイッチ90のカセットテープが装着される位置に至ったことを検出する処理信号を受けて駆動モータ24を駆動制御する電子回路を、コンパクト一体化して安定して動作するよう構成できる。

0099

さらに、スイッチ90と駆動モータ24とをマウントした回路基板92は、全体を小型化できるのでテープレコーダ本体10内に配置したときスペースをとらないから、テープレコーダ本体10全体を小型化するのに有益である。

0100

(テープレコーダにおけるカセットテープが装着される位置に至ったことを検出する手段部分の作用及び動作)次に、上述のように構成されたテープレコーダ本体10におけるカセットテープが装着される位置に至ったことを検出する手段部分の作用及び動作について説明する。

0101

このローディング装置付カセットテープレコーダでは、前述したように、駆動モータ24の回転駆動力によって支持枠体12を引き出し又は引き込む動作を行うと共にトレイ14の部分を昇降動作させるてローディング動作、又はアンローディング動作を行う。

0102

さらに、待機状態からローディング完了状態に移行させるときに、駆動モータ24を駆動し、これに連動する動作切換ギア32を矢印B方向に回動することによりトレイ14を最下降位置に移動し、カセットテープをプレーヤ上にローディングする。

0103

このようにしてカセットテープのローディング動作を完了する直前に、図8に示すように、動作切換ギア32に設けた操作子88がスイッチ90の被動ノブ90Aをオン動作する。すると、スイッチ90で発生された検知信号が回路基板92上の制御回路に伝達され、この制御回路で発生された制御信号によって駆動モータ24が停止され、ローディング完了状態となる。

0104

次に、ローディング装置付カセットテープレコーダを上述したローディング完了状態から待機状態に移行させるときには、駆動モータ24を前述とは逆回転し、これに連動する動作切換ギア32を矢印Bと逆方向に回動して移動操作する。このとき、動作切換ギア32が回動を開始すると直ぐに操作子88がスイッチ90の被動ノブ90Aをオフ動作し、この検知信号を回路基板92上の制御回路に伝達して動作処理を行い次のローディング完了時の処理に備える。

0105

(記録媒体関連の情報検出手段の構成)次に、前述のように構成されたローディング装置付カセットテープレコーダにおけるカセットテープのローディング完了状態で、カセットテープに関連する情報を検出する手段の構造部分について、図1乃至図3図7乃至図12図17乃至図19を参照しながら説明する。

0106

図1図10乃至図12図17乃至図19に示すように、ローディング装置付カセットテープレコーダ本体10には、その支持枠体12を引き出す矢印A方向側端部の幅方向中央部にカセットテープの関連の情報を検出する手段を配置する。

0107

図10乃至図12図17乃至図19に示すように、カセットテープの関連の情報を検出する手段を構成するため、テープレコーダ本体10の図示しない構造部材には、検出部材94を軸着する。

0108

検出部材94は、全体を変形レバー状に形成し、その中間部に突設した軸棒96を図示しない構造部材の軸孔に軸挿して所定角度回動自在に支受されている。

0109

この検出部材94には、その先端側にカセットテープの後側端部に接触する検出頭部98を形成し、その後端部に検出信号発生用スイッチ100を操作するため角柱状に形成された操作部102を形成する。

0110

検出信号発生用スイッチ100は、一般に用いられているプッシュスイッチとして構成され、テープレコーダ本体10の底部に配置された構造部材上の所定位置に配置する。この検出信号発生用スイッチ100は、スイッチ本体から付勢力を受けて出没可能に突出された操作子104を操作部102が押してオン又はオフ操作することにより検出信号を発生する。

0111

検出部材94の検出頭部98には、先端からカセットテープ側に向けて斜めに突出するガイド斜面98Aと、このガイド斜面98Aの下端位置に側面三角形状に突出するよう形成された接触部98Bと、この接触部98Bの直下に凹部として形成された逃げ部98Cとを形成する。

0112

図1乃至図3図10乃至図12図17乃至図19に示すように、ローディング装置におけるトレイ14には、ローディング動作のためトレイ14が移動中に接触部98Bがトレイ14上のカセットテープ106に接触するのを防止するための退避操作部108を一体に設ける。

0113

図7乃至図9に示すように、このトレイ14には、平面視長方形における一方の逆コの字状に切欠した形状の長手方向の側部(図7で動作切換ギア32、従動作ギア42側に向く側部)と反対側の側辺近くの部分(支持枠体12を引き出す矢印A方向の側の部分)に、3個の開口110、112、114を並べて穿設する。

0114

この3個の開口110、112、114の内、中央の開口112を略逆コの字状の形状にすることによって、中央の開口112における内部の所定位置に先端辺108Aが位置するよう延出させた小矩形の突片状の退避操作部108を一体形成した構成を作る。すなわち、矩形の開口112の内部に向けて先端辺108Aが所定位置まで延出する退避操作部108を、トレイ14に一体に設ける構成を作る。

0115

この退避操作部108における先端辺108Aの位置は、検出部材94の検出頭部98の形状との関連において適切に設定する。すなわち、ローディング動作によってトレイ14がプレーヤ上にカセットテープをセットする直前の動作であるトレイ14の降下時に退避操作部108の先端辺108Aが、まず検出部材94の検出頭部98のガイド斜面98Aに当たる。

0116

さらに、トレイ14の降下に連れ先端辺108Aは、ガイド斜面98A上を摺動して図17に示すように検出部材94を軸棒96の回りに回動することにより、検出部材94をトレイ14上に載置されたカセットテープ106に接触しないように逃がす。

0117

この後トレイ14が降下すると、退避操作部108の先端辺108Aがガイド斜面98Aから外れて逃げ部98Cの位置に至る。すると、逃げ部98Cの凹部内に先端辺108Aが入り込むことにより、検出部材94がトレイ14上に載置されるカセットテープ106の後側端部の方向に向けて回動する。

0118

この時、トレイ14の上にカセットテープ106が載置されている場合は、図18に示すように検出部材94の接触部98Bがカセットテープ106の後側端部に当接して検出部材94が所定のカセットテープ106の検出位置に止め置かれることとなる。

0119

そして、このカセットテープ106の検出位置の状態における検出部材94の動作により、操作子104を押し操作し、検出信号発生用スイッチ100からカセットテープ106が図示しないプレーヤ上の適正なローディング位置にローディングされたことを検出した検出信号を発生させ、その検出信号を図示しない制御部へ送って次の制御動作を行わせる。

0120

また、トレイ14がローディング完了位置まで降下した時、トレイ14上にカセットテープ106が載っていなかった場合には、検出部材94の逃げ部98Cの凹部の壁に退避操作部108の先端辺108Aが当たるまで検出部材94が回動し、図19実線で示す非検出位置(カセットテープ106が無いことを検出する位置)に止め置かれることとなる。

0121

そして、この非検出位置の状態における検出部材94の動作により、操作子104が引き戻されて、検出信号発生用スイッチ100からカセットテープ106が図示しないプレーヤ上にローディングされていないか又は適切なローディング位置にセットされなかったことを検出した検出信号を発生させ、その検出信号を図示しない制御部へ送って次の制御動作を行わせる。

0122

なお、このとき、検出信号発生用スイッチ100で検出信号を発生させないように構成し、検出信号が無いことをもって図示しない制御部でカセットテープ106が図示しないプレーヤ上にローディングされていないか又は適切なローディング位置にセットされなかったことと判断させ、制御部で次の制御動作を行わせるように構成しても良い。

0123

検出部材94の検出頭部98には、接触部98Bから逃げ部98Cへかけて逆勾配に傾斜するガイド用斜面を形成する。これにより、トレイ14がローディング完了位置からアンローディング動作により上昇する際に、このガイド用斜面に退避操作部108の先端辺108Aが摺接して検出部材94を退避動作させるので、トレイ14とカセットテープ106とが検出部材94に邪魔される事無くスムーズにアンローディング動作する。

0124

(記録媒体関連の情報検出手段部分の作用及び動作)次に、上述のように構成されたテープレコーダ本体10におけるカセットテープ106関連の情報検出手段部分の作用及び動作について説明する。

0125

このローディング装置付カセットテープレコーダでは、前述したように支持枠体12を引き出し又は引き込む動作を行うと共に、トレイ14の部分を昇降動作させてローディング動作、又はアンローディング動作を行う。

0126

さらに、このローディング動作では、カセットテープ106を載せたトレイ14を最下降位置に移動し、カセットテープ106をプレーヤ上にローディングする。

0127

このようにしてカセットテープ106のローディング動作完了間近に、降下するトレイ14における退避操作部108の先端辺108Aが、検出部材94の検出頭部98に摺接して検出部材94をカセットテープ106側から引き離す方向に回動して退避位置に退避させる。

0128

そして、検出部材94の検出頭部98が、トレイ14上のカセットテープ106に接触することを避けるようにしながらトレイ14がローディング動作完了位置まで降下し、カセットテープ106をプレーヤ上にローディングする。

0129

よって、トレイ14上に載置されてローディングされて来たカセットテープ106を、トレイ14上の所定位置に置いたままプレーヤ上に適正な状態でセットし、ローディング動作を適正に完了できるようにする。すなわち、トレイ14上に載置してローディングされるカセットテープ106が検出部材94の検出頭部98に突き当てられてトレイ14上に載置された姿勢崩れ、良好にプレーヤ上にセットされなくなることを防止できる。

0130

このように、プレーヤ上の適正位置にカセットテープ106がセットされると、カセットテープ106の後側端部に検出頭部98の接触部98Bが当接され、プレーヤに適正にセットされたことを検出信号発生用スイッチ100で検出し、その検出信号を受けた制御部で次の記録、再生等の制御動作を行わせることができる。

0131

また、ローディング動作を終えたときに、トレイ14上にカセットテープ106が載置されていなかったり、又はカセットテープ106がプレーヤの適正位置にセットされなかった場合には、検出部材94が非検出位置に至り検出信号発生用スイッチ100でこの事態を検出し、その検出信号を受けた制御部で、この事態に対応するためローディング動作をやり直す等の制御動作を行わせることができる。

0132

次に、アンローディング動作をする場合は、通常の動作に従ってトレイ14が上昇する際に、退避操作部108の先端辺108Aが検出頭部98に摺接して検出部材94を退避させながらスムーズにアンローディング動作を完了できる。

0133

上述のように、記録媒体関連の情報検出手段の構成は、従来用いていた検出部材94の検出頭部98の形状を改良し、トレイ14に退避操作部108を一体形成する簡素な構成なので、これを容易に、かつ廉価に製造できる。

0134

なお、検出部材94、退避操作部108等の記録媒体関連の情報検出手段としての構成は、上述のものに限定されるものではなく、ローディングされたカセットテープの検出用の爪が折られた記録不可とする状態か否かを検知する手段や、カセットテープの磁気テープがメタル仕様か否かといった構成等のカセットテープに関連する情報を検知する手段として利用できる。

0135

また、本実施の形態では、ローディング装置付カセットテープレコーダの構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、この構成を種々のローディング装置付電気機器の動作用に利用できることは勿論である。

発明の効果

0136

本発明のローディング装置付電気機器によれば、電気機器のローディング装置で記録媒体をローディング時に検出部材を利用して記録媒体の関連の情報を検知するよう構成しても、記録媒体をローディング動作中に検出部材が記録媒体を動かすことが無いよう記録媒体を載せたトレイを利用して検出部材を退避させるので記録媒体を適正状態にローディングでき、しかもローディング装置付電気機器を廉価に製造できるという効果がある。

図面の簡単な説明

0137

図1本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダの待機状態を示す全体斜視図である。
図2本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態を示す全体斜視図である。
図3本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのトレイ部分の引き出し状態を示す全体斜視図である。
図4本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態の要部を示す全体概略右側面図である。
図5本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態の要部を示す全体概略右側面図である。
図6本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのトレイ部分の引き出し状態の要部を示す全体概略右側面図である。
図7本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態の要部を示す全体概略平面図である。
図8本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態の要部を示す全体概略平面図である。
図9本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのトレイ部分の引き出し状態の要部を示す全体概略平面図である。
図10本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態の要部を示す全体概略左側面図である。
図11本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了状態の要部を示す全体概略左側面図である。
図12本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのトレイ部分の引き出し状態の要部を示す全体概略左側面図である。
図13本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダの動作切換手段の部分を取り出して示す要部概略斜視図である。
図14本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダの動作切換手段とカセットテープが装着される位置に至ったことを検出する手段との部分を取り出して示す要部概略縦断面図である。
図15本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのトレイの外れ防止状態にあるトレイの外れ防止構造の部分を取り出して示す要部拡大斜視図である。
図16本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのトレイの外れ防止解除状態にあるトレイの外れ防止構造の部分を取り出して示す要部拡大斜視図である。
図17本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング動作時にトレイの退避操作部で検出部材を退避させている要部を取り出して示す一部断面拡大概略側面図である。
図18本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了時にトレイ上のカセットテープを検出部材で検出している状態の要部を取り出して示す一部断面拡大概略側面図である。
図19本発明のローディング装置付電気機器における実施の形態に係るローディング装置付カセットテープレコーダのローディング完了時にトレイ上にカセットテープがないときにおける検出部材の状態の要部を取り出して示す一部断面拡大概略側面図である。

--

0138

10テープレコーダ本体
12支持枠体
14トレイ
94検出部材
96軸棒
98 検出頭部
98Aガイド斜面
98B 接触部
98C逃げ部
100検出信号発生用スイッチ
102 操作部
104操作子
106 カセットテープ

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