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図面 (11)

課題

床ずれを防止しうるクッション材を提供する。

解決手段

このクッション材は、複数枚の不織布1,1・・・が積層されてなる。少なくとも1枚の不織布1には、放射スリット2,2・・・が多数設けられている。放射スリット2は、任意の点から放射状に延びるスリットが4本以上形成されているものである。例えば、+字形や*字形の放射スリット2が挙げられる。不織布1,1・・・が積層される際、隣り合う不織布1,1に各々放射スリット2,2・・・が設けられており、且つ、不織布1,1間では、この放射スリット2,2の位置が合致しないようにするのが好ましい。

効果

クッション材に身体の荷重負荷されると、放射スリット1,1・・・が各々開裂し、荷重が下方へ分散され、クッション材から身体に対する反発力を弱めることができる。従って、クッション材と身体との密着性を減少させることができ、床ずれを防止しうる。

概要

背景

従来より、寝具等に用いるクッション材としては、ウレタンフォームや不織布等が用いられている。クッション材に要求される性能は、適度の弾力性があること、反発力の少ないこと、通気性があること等である。特に、寝たきり病人のための寝具に用いるクッション材には、反発力の少ないことと、通気性があることが要求される。これは、反発力が強いと、身体と寝具表面とが密着し、通気が悪くなって、床ずれが生じやすくなるからである。反発力は、図1に示すように、身体の荷重に対する反作用として、身体のいずれの箇所でも生じ、特に大きな荷重が加わった箇所において、大きな反発力が生じることにもなる。更に、大きな荷重が加わった箇所の周囲においては、クッション材に対して平面方向の力が加わり、この力の身体方向へのベクトルが身体に対する反発力となる。従って、大きな荷重が加わった箇所の周囲でも、大きな反発力が働くことになる。

このため、図2に示すように、クッション材を柱状に分割し、隣り合う柱状クッション材間に隙間を設けたものが提案されている。具体的には、特開平9−121985号公報に記載されているような、直線状のスリット12で四辺が囲まれた柱状ポリウレタン製クッション材12を形成させたものが知られている(図3)。このようなクッション材を用いると、クッション材平面方向への力が、隙間によって緩衝され(隙間が開き或いは閉じることによって緩衝され)、大きな荷重が加わった箇所の周囲において、反発力が少なくなる。また、この隙間によって、通気性も良好となる。従って、このようなクッション材は、床ずれ防止用のクッション材としては好適なものである。

しかしながら、特開平9−121985号公報に記載されているようなクッション材であっても、大きな荷重が加わった箇所における反発力は、依然として大きく、この箇所で身体とクッション材表面とが密着し、床ずれの原因となる。特に、特開昭9−121985号公報に記載のクッション材は、ポリウレタン製であり、クッション材自体の通気性が低いため、床ずれが生じやすい。

概要

床ずれを防止しうるクッション材を提供する。

このクッション材は、複数枚の不織布1,1・・・が積層されてなる。少なくとも1枚の不織布1には、放射スリット2,2・・・が多数設けられている。放射スリット2は、任意の点から放射状に延びるスリットが4本以上形成されているものである。例えば、+字形や*字形の放射スリット2が挙げられる。不織布1,1・・・が積層される際、隣り合う不織布1,1に各々放射スリット2,2・・・が設けられており、且つ、不織布1,1間では、この放射スリット2,2の位置が合致しないようにするのが好ましい。

クッション材に身体の荷重が負荷されると、放射スリット1,1・・・が各々開裂し、荷重が下方へ分散され、クッション材から身体に対する反発力を弱めることができる。従って、クッション材と身体との密着性を減少させることができ、床ずれを防止しうる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数枚の不織布が積層されてなるクッション材において、少なくとも1枚の不織布には、任意の点から放射状に延びるスリットが少なくとも4本形成されている、+字形や*字形等の放射スリットが多数設けられていることを特徴とするクッション材。

請求項2

複数枚の不織布が積層されてなるクッション材において、少なくとも2枚の不織布には、任意の点から放射状に延びるスリットが少なくとも4本形成されている、+字形や*字形等の放射スリットが多数設けられていると共に、隣り合う不織布間では、該放射スリットの設けられている位置が合致していないことを特徴とするクッション材。

請求項3

請求項1又は2記載のクッション材を具備する床ずれ防止用クッション材。

技術分野

0001

本発明は、寝具座布団椅子等に用いるクッション材に関し、特に、寝たきり病人床ずれを防止するため、寝具に用いるのに好適な床ずれ防止用クッション材に関するものである。

背景技術

0002

従来より、寝具等に用いるクッション材としては、ウレタンフォームや不織布等が用いられている。クッション材に要求される性能は、適度の弾力性があること、反発力の少ないこと、通気性があること等である。特に、寝たきりの病人のための寝具に用いるクッション材には、反発力の少ないことと、通気性があることが要求される。これは、反発力が強いと、身体と寝具表面とが密着し、通気が悪くなって、床ずれが生じやすくなるからである。反発力は、図1に示すように、身体の荷重に対する反作用として、身体のいずれの箇所でも生じ、特に大きな荷重が加わった箇所において、大きな反発力が生じることにもなる。更に、大きな荷重が加わった箇所の周囲においては、クッション材に対して平面方向の力が加わり、この力の身体方向へのベクトルが身体に対する反発力となる。従って、大きな荷重が加わった箇所の周囲でも、大きな反発力が働くことになる。

0003

このため、図2に示すように、クッション材を柱状に分割し、隣り合う柱状クッション材間に隙間を設けたものが提案されている。具体的には、特開平9−121985号公報に記載されているような、直線状のスリット12で四辺が囲まれた柱状ポリウレタン製クッション材12を形成させたものが知られている(図3)。このようなクッション材を用いると、クッション材平面方向への力が、隙間によって緩衝され(隙間が開き或いは閉じることによって緩衝され)、大きな荷重が加わった箇所の周囲において、反発力が少なくなる。また、この隙間によって、通気性も良好となる。従って、このようなクッション材は、床ずれ防止用のクッション材としては好適なものである。

0004

しかしながら、特開平9−121985号公報に記載されているようなクッション材であっても、大きな荷重が加わった箇所における反発力は、依然として大きく、この箇所で身体とクッション材表面とが密着し、床ずれの原因となる。特に、特開昭9−121985号公報に記載のクッション材は、ポリウレタン製であり、クッション材自体の通気性が低いため、床ずれが生じやすい。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明者は、上記の欠点を解消するには、大きな荷重が加わった箇所において、荷重を下方へ分散するようにすれば、荷重の反作用による反発力が小さくなり、床ずれが生じにくくなると考えた。本発明は、クッション材に負荷される荷重を下方へ分散させることを課題とし、この課題を以下の手段で解決したものである。

課題を解決するための手段

0006

即ち、本発明は、複数枚の不織布が積層されてなるクッション材において、少なくとも1枚の不織布には、任意の点から放射状に延びるスリットが少なくとも4本形成されている、+字形や*字形等の放射スリットが多数設けられていることを特徴とするクッション材に関するものである。

0007

本発明に係るクッション材は、複数枚の不織布1,1・・・が積層されてなるものである。本発明で用いる不織布1,1・・・としては、どのような不織布でも用いることができる。特に、中綿等として用いられている不織布が好適である。例えば、繊度3〜50デニール程度、繊維長10〜100mm程度のポリプロピレン繊維ポリエステル繊維等の構成繊維が、無作為集積されてなる繊維ウェブに、熱融着バインダー付与を施して、構成繊維相互間を結合した、厚さ1〜10mm程度で空隙率90%以上の嵩高な不織布が好ましい。不織布は、構成繊維相互間に空隙を持つものであるから、それ自体、通気性に優れているものである。

0008

不織布1,1・・・が複数枚、即ち、少なくとも2枚以上積層されてクッション材となる。一般的には、5〜50枚程度積層される。複数枚積層させる理由は、後述する特定の構成を採用し、クッション材表面に負荷される身体等の荷重を、下方へ分散させるためである。

0009

クッション材を構成している不織布1,1・・・のうち、少なくとも1枚には、多数の放射スリット2,2・・・が設けられている。放射スリットとは、任意の点から放射状に延びるスリットが少なくとも4本形成されているものである。具体的には、図4図5及び図6に示したような形を持つものである。即ち、図4には、任意の点から上下左右に延びるスリットが4本形成されている放射スリット2が示されている。図5には、任意の点から上下に延びるスリット2本と、斜めに延びるスリット4本とが形成されている放射スリット2が示されている。図6には、上下左右に延びるスリット4本と、斜めに延びるスリット4本とが形成されている放射スリット2が示されている。なお、本発明で言うスリットとは、不織布1の全厚みの亙って設けられている切れ目のことである。

0010

放射スリット2,2・・・は、不織布1に、任意の大きさで、また任意の間隔で多数設けられている。図7には、図6に示した放射スリット2,2・・・が一定の間隔で規則正しく設けられている例が示されている。勿論、このような配列ではなく、千鳥状の配列や、若干不規則な配列であっても良い。なお、図8は、図7のA−A線断面である。放射スリット2,2・・・中の1本のスリットの長さは、5mm〜50mm程度であるのが好ましい。スリットの長さが5mm未満であると、身体等の荷重を下方へ分散しにくくなる傾向が生じる。また、スリットの長さが50mmを超えると、身体等の沈み込むが激しくなり、寝心地が悪くなる傾向が生じる。不織布1に設けられる放射スリット2,2・・・の数は、100〜500個/m2程度であるのが好ましい。放射スリット2,2・・・の数が100個/m2未満であると、身体等の荷重を下方へ分散しにくくなる傾向が生じる。また、放射スリット2,2・・・の数が500個/m2を超えると、身体等の沈み込むが激しくなり、寝心地が悪くなる傾向が生じる。

0011

クッション材を構成する複数枚の不織布1,1・・・のうち、少なくとも1枚には、放射スリット2,2・・・が設けられているが、この場合、なるべく、身体側に位置する不織布1又は1,1・・・に、放射スリット2,2・・・を設けるのが好ましい。この理由は、放射スリット2,2・・・は、身体等の荷重を下方へ分散させるものであるから、身体側の不織布1又は1,1・・・に放射スリット2,2・・・が設けられておらず、身体と反対側の不織布1又は1,1・・・に放射スリット2,2・・・が設けられていても、その効果が小さくなるからである。

0012

本発明において最も好ましい態様は、図9に示したように、放射スリット2,2・・・が設けられている各不織布1,1・・・のうち、隣り合う不織布1,1において、放射スリット2,2・・・の位置が合致しないように、不織布1,1・・・を積層することである。このようにすると、不織布1と、これと隣り合う不織布1とで、身体等の荷重を下方へ分散する位置が異なり、全体として比較的均一に荷重を下方へ分散しうるからである。

0013

本発明に係るクッション材を、現実に寝具等に適用する場合には、クッション材を布団側3等で包んで適用する。布団側3としては、編織物や不織布等を用いることができる。そして、これをそのまま敷布団としたり、或いはシーツの下に敷いて、寝具に適用することができる。また、座布団や椅子等に適用する場合も、同様の要領で適用することができる。

0014

本発明に係るクッション材に荷重が加わると、クッション材を構成している不織布中の放射スリットが、図10に示したような状態で、開裂する。そして、開裂することによって、下方の不織布に荷重が加わる。従って、荷重が加わった箇所において、荷重の反作用である反発力が小さくなる。

発明の効果

0015

依って、本発明に係るクッション材を用いれば、荷重が加わった箇所における反発力が小さくなり、身体等とクッション材表面との密着力が弱まる。また、クッション材が空隙を持つ不織布で構成されているので、通気性は元々良好である。以上の結果、本発明に係るクッション材を用いれば、身体等とクッション材表面との通気性をある程度維持でき、床ずれを防止しうるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0016

図1クッション材に負荷される荷重及びクッション材が身体に与える反発力の一例を模式的に示した図である。
図2クッション材に負荷される荷重及びクッション材が身体に与える反発力の一例を模式的に示した図である。
図3図2に示した原理を応用したクッション材の具体例を示した斜視図である。
図4本発明で採用する放射スリットの一例を示した平面図である。
図5本発明で採用する放射スリットの一例を示した平面図である。
図6本発明で採用する放射スリットの一例を示した平面図である。
図7本発明で採用する放射スリットを設けた不織布の一例を、模式的に示した平面図である。
図8図7の不織布のA−A線断面図である。
図9本発明の一例に係るクッション材の模式的横断面図である。
図10放射スリットに荷重が負荷されたときの状態を、模式的に示した平面図である。

--

0017

1 不織布
2放射スリット
3布団側

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