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技術 粒状物の表面研磨装置

出願人 近畿鋳材株式会社
発明者 本位田義孝
出願日 2000年2月22日 (21年6ヶ月経過) 出願番号 2000-043949
公開日 2001年8月28日 (20年0ヶ月経過) 公開番号 2001-232551
状態 未査定
技術分野 仕上研磨、刃砥ぎ、特定研削機構による研削
主要キーワード 側面円弧状 円錐台状部分 点検穴 ケーシンク 各中心穴 水平シャフト 磨耗状況 掻上板
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年8月28日)のものです。
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図面 (10)

課題

砥石偏磨耗が発生せず、しかも大型の集塵機を必要としない粒状物表面研磨装置を提供する。

解決手段

支持シャフト(12)に支持した研磨砥石(14)を回転させる一方、研磨砥石を収容するケーシング(22)内には送り羽根(30)を設け、研磨砥石の回りに送り羽根を回転させつつ、投入された粒状物(W) を排出口部(44)に向けて移送し、回転する研磨砥石と均一に接触させ、粒状物の表面を研磨する。

概要

背景

例えば、機械部品鋳造する場合には製造コスト生産効率等の観点から、砂型鋳造法が広く採用されている。通常、砂型に用いる鋳物砂には原砂の表面を研磨した砂が使用されるが、鋳造後の鋳物砂を再生し、再生砂のみあるいは再生砂を原砂とともに使用することもある。しかし、鋳物砂には粘結剤等が混練され、鋳造時の高温に起因して塊状となっているので、再生にあたっては鋳物砂の塊を破砕し、更に鋳物砂表面に付着する粘結剤等を除去する必要がある。

従来より、原砂や使用済みの鋳物砂を表面研磨する方式が種々提案されている。例えば、原砂や使用済みの鋳物砂をエアノズルから噴出させ、適当な部材に衝突させるようにした方式(例えば、実開昭50−50808号公報等参照)、羽根の回転による遠心力によって砂を遠投して衝突させるようにした方式(例えば、特開昭57−109540号公報等参照)、回転槽内で砂を相互に擦り合わせるようにした方式、砂を加熱して表面に付着した樹脂等を燃焼させ揮発させるようにした方式、砂を水洗いして表面の不要物を洗い流すようにした方式、等が知られている。

しかし、従来のいずれの方式も塊状の砂には適用し難く、又その研磨能力にも限界があるので、使用済みの鋳物砂を再生する場合に手間と時間が非常にかかるという不具合がある。

これに対し、本件出願人らは図8及び図9に示されるように、円板状をなす複数の研磨砥石100を水平シャフト110に円柱状に並べて取付け円柱状砥石100の一端側から砂を投入し、他端側から研磨した砂を排出する一方、他端側から集塵機120による負圧を作用させ、投入した砂を排出側に向けて移動させるようにした方式を開発し、実用化するに至った。

かかる方式は塊状の鋳物砂をそのまま投入しても破砕しつつ表面研磨でき、しかも連続処理できるので、処理能力が高いという利点がある。

概要

砥石偏磨耗が発生せず、しかも大型の集塵機を必要としない粒状物表面研磨装置を提供する。

支持シャフト(12)に支持した研磨砥石(14)を回転させる一方、研磨砥石を収容するケーシング(22)内には送り羽根(30)を設け、研磨砥石の回りに送り羽根を回転させつつ、投入された粒状物(W) を排出口部(44)に向けて移送し、回転する研磨砥石と均一に接触させ、粒状物の表面を研磨する。

目的

本発明はかかる問題点に鑑み、砥石の偏磨耗が発生せず、しかも大型の集塵機を必要としない粒状物の表面研磨装置を提供することを第1の課題とする。また、本発明の第2の課題はさらに表面研磨中微粉を分離でき、又鋳物砂の冷却をも行えるようにした粒状物の表面研磨装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

回転する研磨砥石と接触させ、粒状物の表面を研磨する粒状物の表面研磨装置において、装置固定構造部分に対して回転自在に支持された支持シャフトと、該支持シャフトを回転させる第1の駆動手段と、上記支持シャフトに取付けられ、全体としてほぼ円柱状をなす研磨砥石と、装置固定構造部分に対して上記研磨砥石と同心に支持され、上記研磨砥石を収容するケーシングと、上記ケーシングの長手方向の一端側に設けられ、研磨すべき粒状物が投入される投入口部と、上記ケージングの長手方向の他端側に設けられ、研磨後の粒状物が排出される排出口部と、上記ケーシング内に設けられ、上記研磨砥石の回りを回転しつつ、投入された粒状物を上記排出口部に向けて移送する送り羽根と、該送り羽根を回転させる第2の駆動手段と、を備えたことを特徴とする粒状物の表面研磨装置。

請求項2

回転する研磨砥石と接触させ、粒状物の表面を研磨する粒状物の表面研磨装置において、装置固定構造部分に対して回転自在に支持された支持シャフトと、該支持シャフトに取付けられ、全体としてほぼ円柱状をなす研磨砥石と、装置固定構造部分に対して上記研磨砥石と同心に支持され、上記研磨砥石を収容するケーシングと、該ケーシングの長手方向の一端側に設けられ、研磨すべき粒状物が投入される投入口部と、上記ケージングの長手方向の他端側に設けられ、研磨後の粒状物が排出される排出口部と、上記ケーシング内に設けられ、上記研磨砥石の回りを回転しつつ、投入された粒状物を上記排出口部に向けて移送する送り羽根と、を備えたことを特徴とする粒状物の表面研磨装置。

請求項3

上記ケーシングが装置固定構造部分に対して上記研磨砥石と同心にかつ回転自在に支持され、上記送り羽根が上記ケーシング内面に固定され、上記ケーシングの回転に伴って投入された粒状物を上記排出口部に向けて移送するようになした請求項1又は2記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項4

上記ケーシングが上記第2の駆動手段によって回転されるようになした請求項3記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項5

上記送り羽根が上記ケーシング内周面に対してほぼ垂直に起立しかつ円周方向には傾斜した複数の羽根本体を含んで構成されている請求項3記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項6

上記ケーシング内に設けられ、上記研磨砥石の回りを回転しつつ、上記移送される粒状物を掻き上げて上記研磨砥石に向けて落下させる掻上板と、該掻上板を回転させる第3の駆動手段とを更に備え、塊状の粒状物を上記研磨砥石に衝突させて破砕するようになした請求項1記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項7

上記ケーシング内に設けられ、上記研磨砥石の回りを回転しつつ、上記移送される粒状物を掻き上げて上記研磨砥石に向けて落下させる掻上板を更に備え、塊状の粒状物を上記研磨砥石に衝突させて破砕するようになした請求項2記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項8

上記ケーシングが装置固定構造部分に対して上記研磨砥石と同心にかつ回転自在に支持され、上記掻上板が上記ケーシング内面に固定され、上記移送される粒状物を上記ケーシングの回転に伴って掻き上げて上記研磨砥石に向けて落下させるようになした請求項6又は7記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項9

上記ケーシングが上記第3の駆動手段によって回転されるようになした請求項8記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項10

上記支持シャフト及びケーシングが実質的に水平に延びて配置されている請求項1ないし9のいずれかに記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項11

上記排出口部側には上記ケーシング内を通って上記投入口部側に向けて外部エアーを送るエアー送込み口部が設けられ、上記外部エアーの送り込みによって表面研磨後の微粉が粒状物から分離されるとともに、上記ケージング内の粒状物が冷却されるようになした請求項1ないし10のいずれかに記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項12

上記投入口部側には集塵機の接続口部が設けられ、上記外部エアーの吹き込みにて分離された微粉を上記投入口部側において集塵するようになした請求項11記載の粒状物の表面研磨装置。

請求項13

上記投入口部側及び排出口部側には集塵機の接続口部が設けられ、表面研磨によって発生した微粉が上記投入口部側及び排出口部側において集塵されるようになした請求項1ないし10のいずれかに記載の粒状物の表面研磨装置。

技術分野

0001

本発明は粒状物表面研磨装置に関し、特に鋳物砂再生に適した装置に関する。

背景技術

0002

例えば、機械部品鋳造する場合には製造コスト生産効率等の観点から、砂型鋳造法が広く採用されている。通常、砂型に用いる鋳物砂には原砂の表面を研磨した砂が使用されるが、鋳造後の鋳物砂を再生し、再生砂のみあるいは再生砂を原砂とともに使用することもある。しかし、鋳物砂には粘結剤等が混練され、鋳造時の高温に起因して塊状となっているので、再生にあたっては鋳物砂の塊を破砕し、更に鋳物砂表面に付着する粘結剤等を除去する必要がある。

0003

従来より、原砂や使用済みの鋳物砂を表面研磨する方式が種々提案されている。例えば、原砂や使用済みの鋳物砂をエアノズルから噴出させ、適当な部材に衝突させるようにした方式(例えば、実開昭50−50808号公報等参照)、羽根の回転による遠心力によって砂を遠投して衝突させるようにした方式(例えば、特開昭57−109540号公報等参照)、回転槽内で砂を相互に擦り合わせるようにした方式、砂を加熱して表面に付着した樹脂等を燃焼させ揮発させるようにした方式、砂を水洗いして表面の不要物を洗い流すようにした方式、等が知られている。

0004

しかし、従来のいずれの方式も塊状の砂には適用し難く、又その研磨能力にも限界があるので、使用済みの鋳物砂を再生する場合に手間と時間が非常にかかるという不具合がある。

0005

これに対し、本件出願人らは図8及び図9に示されるように、円板状をなす複数の研磨砥石100を水平シャフト110に円柱状に並べて取付け円柱状砥石100の一端側から砂を投入し、他端側から研磨した砂を排出する一方、他端側から集塵機120による負圧を作用させ、投入した砂を排出側に向けて移動させるようにした方式を開発し、実用化するに至った。

0006

かかる方式は塊状の鋳物砂をそのまま投入しても破砕しつつ表面研磨でき、しかも連続処理できるので、処理能力が高いという利点がある。

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、上記従来の方式では主として負圧の作用によって投入砂を投入側から排出側に移動させるようにしているので、投入した砂が円柱状をなす砥石の全面に均一に接触せず、投入側では砂と砥石が激しく接触するが、排出側では砂と砥石が上手く接触せず、砥石に偏磨耗が発生しやすく、投入側の砥石を頻繁に交換する必要があった。

0008

また、集塵機による負圧を作用させて投入砂を排出側に移動させるようにしているので、大型の集塵機を必要とし、設備が大型化してしまっていた。

0009

さらに、砂の表面を研磨すると、微粉が発生し、これを集塵機によって集塵しているものの、砂と微粉とを完全に分離することができず、後工程で微粉を分離しないと再生砂の品質がよくないという問題があった。

0010

また、鋳造直後の高温の鋳物砂を投入すると、再生された鋳物砂が高い温度のまま排出され、外部クーラで冷却するのに時間がかかるという問題もあった。

0011

本発明はかかる問題点に鑑み、砥石の偏磨耗が発生せず、しかも大型の集塵機を必要としない粒状物の表面研磨装置を提供することを第1の課題とする。また、本発明の第2の課題はさらに表面研磨中に微粉を分離でき、又鋳物砂の冷却をも行えるようにした粒状物の表面研磨装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

そこで、本発明に係る粒状物の表面研磨装置は、回転する研磨砥石と接触させ、粒状物の表面を研磨する粒状物の表面研磨装置において、装置固定構造部分に対して回転自在に支持された支持シャフトと、該支持シャフトを回転させる第1の駆動手段と、上記支持シャフトに取付けられ、全体としてほぼ円柱状をなす研磨砥石と、装置固定構造部分に対して上記研磨砥石と同心に支持され、上記研磨砥石を収容するケーシングと、上記ケーシングの長手方向の一端側に設けられ、研磨すべき粒状物が投入される投入口部と、上記ケージングの長手方向の他端側に設けられ、研磨後の粒状物が排出される排出口部と、上記ケーシング内に設けられ、上記研磨砥石の回りを回転しつつ、投入された粒状物を上記排出口部に向けて移送する送り羽根と、該送り羽根を回転させる第2の駆動手段と、を備えたことを特徴とする。

0013

本発明の特徴の1つはケーシング内に送り羽根を設け、送り羽根を研磨砥石の回りに回転させることにより、投入された粒状物を排出口部に向けて移送するようにした点にある。これにより、ケーシング内に投入された粒状物は送り羽根によって排出口部に向けて機械的に移送されるので、粒状物は研磨砥石の全面と均一に接触し、研磨砥石に偏磨耗が発生することがなく、又粒状物を移送するための大型の集塵機を用いる必要がないので、設備の小型化や低コスト化を実現することができる。

0014

第1、第2の駆動手段は支持シャフト及び送り羽根を回転できればどのような方式や構造のものでもよく、例えば駆動モータインバート方式や変速機付きのモータ等)を採用できる。また、装置の構成上、第1、第2の駆動手段を設けず、支持シャフト及び送り羽根の回転には既存設備駆動力を利用することもできる。

0015

即ち、本発明によれば、回転する研磨砥石と接触させ、粒状物の表面を研磨する粒状物の表面研磨装置において、装置固定構造部分に対して回転自在に支持された支持シャフトと、該支持シャフトに取付けられ、全体としてほぼ円柱状をなす研磨砥石と、装置固定構造部分に対して上記研磨砥石と同心に支持され、上記研磨砥石を収容するケーシングと、該ケーシングの長手方向の一端側に設けられ、研磨すべき粒状物が投入される投入口部と、上記ケージングの長手方向の他端側に設けられ、研磨後の粒状物が排出される排出口部と、上記ケーシング内に設けられ、上記研磨砥石の回りを回転しつつ、投入された粒状物を上記排出口部に向けて移送する送り羽根と、を備えたことを特徴とする粒状物の表面研磨装置を提供することができる。

0016

送り羽根は研磨砥石の回りに回転できればよく、例えば装置固定構造部分に対して回転自在に支持してもよいが、支持構造が複雑となりやすい。そこで、送り羽根をケーシング内面に固定し、ケーシングを装置固定構造部分に対して回転自在に支持するのがよい。

0017

即ち、ケーシングを装置固定構造部分に対して研磨砥石と同心にかつ回転自在に支持し、送り羽根をケーシング内面に固定し、ケーシングの回転に伴って投入された粒状物を排出口部に向けて移送されるようになすのがよい。この場合には第2の駆動手段によってケーシングを介して送り羽根を回転させる。また、ケーシングは軸受にて支持してもよいが、支持構造が複雑になりやすい。そこで、下記実施形態に示されるように、ケーシングの外周面を4つの受けローラで回転自在に受けて支持する方式が好ましい。

0018

送り羽根は研磨砥石回りの回転によって粒状物を移送できればその形状や形態は特に限定されず、例えば螺旋状の送り羽根を採用することもできるが、後述の掻上板を設けることを考慮すると、ケーシング内周面に対してほぼ垂直に起立しかつ円周方向には傾斜した複数の羽根本体を含んで構成されるのがよい。送り羽根の数は特に限定されず、下記実施形態に示されるように4つの送り羽根を設けることができる。

0019

ケーシングは研磨砥石を収容できれば特にその形状は限定されない。但し、ケーシングに送り羽根を固定する場合には研磨砥石に対する相対回転許容できるようにする必要がある。そこで、ケーシングの円滑な回転を確保する上で、ケーシングの内面断面円形状、好ましくは円筒状とするのがよい。

0020

また、研磨砥石に粒状物を接触させてその表面を研磨するという方式上、粒状物を掻き上げて研磨砥石に衝突させると、塊状の粒状物を破砕することができる。そこで、ケーシング内に設けられ、研磨砥石の回りを回転しつつ、移送される粒状物を掻き上げて研磨砥石に向けて落下させる掻上板と、掻上板を回転させる第3の駆動手段とを更に備え、塊状の粒状物を研磨砥石に衝突させて破砕するようになすのがよい。

0021

第3の駆動手段は掻上板を回転できればどのような方式や構造でもよく、例えば駆動モータ(インバート方式や変速機付きのモータ等)を採用できる。また、装置の構成上、第3の駆動手段を設けず、掻上板の回転には既存設備の駆動力を利用することもできる。即ち、ケーシング内に設けられ、研磨砥石の回りを回転しつつ、移送される粒状物を掻き上げて研磨砥石に向けて落下させる掻上板を更に備え、塊状の粒状物を上記研磨砥石に衝突させて破砕するようになすこともできる。

0022

掻上板は研磨砥石の回りに回転できればよく、例えば装置固定構造部分に対して回転自在に支持してもよいが、支持構造が複雑となりやすい。そこで、掻上板をケーシングの内面に固定し、ケーシングを装置固定構造部分に対して研磨砥石と同心にかつ回転自在に支持し、移送される粒状物をケーシングの回転に伴って掻き上げて研磨砥石に向けて落下させるようになすのがよい。この場合には第3の駆動手段によってケーシングを介して掻上板を回転させるが、第2、第3の駆動手段の機能が共通するので、第2、第3の駆動手段を兼用するのがよい。

0023

支持シャフト及びケーシングは水平方向に対して傾斜して設けることもできるが、その場合には軸受等の支持体に偏磨耗が発生しやすい。そこで、支持シャフト及びケーシングは実質的に水平に延びて配置されるのがよい。

0024

また、本発明の特徴の1つは負圧ではなく、機械的な送り機構を設けた点にある。従って、移送される粒状物に対して向流方向にエアーを送ると、表面研磨によって発生した微粉を粒状物から分離することができ、同時にケーシング内の粒状物を冷却することができる。

0025

そこで、排出口部側にはケーシング内を通って投入口部側に向けて外部エアーを送るエアー送込み口部を設け、外部エアーの送り込みによって表面研磨後の微粉を粒状物から分離するとともに、ケージング内の粒状物を冷却するようになすのがよい。このように外部エアーによってケーシング内の粒状物を冷却すると、例えば鋳造直後の高温の鋳物砂を再生する場合にも鋳物砂が再生されて高い温度のまま排出されることはなく、外部クーラで冷却する場合にも小型の外部クーラを使用しても短時間のうちに所定温度、例えば室温まで冷却することができる。

0026

また、上述のように外部エアーの吹き込みによって粒状物から微粉を分離できるので、投入口部側には集塵機の接続口部を設け、外部エアーの吹き込みにて分離された微粉を投入口部側において集塵するのがよい。

0027

また、温度が問題とならないような粒状物を表面研磨する場合には投入口部側及び排出口部側に集塵機の接続口部を設け、表面研磨によって発生した微粉を投入口部側及び排出口部側において集塵することもできる。

発明を実施するための最良の形態

0028

以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図7は本発明に係る粒状物の表面研磨装置の好ましい実施形態を示す。図において、装置フレーム(装置固定構造部分)10の上段幅方向両側部には支持脚11、11が立設され、該支持脚11、11には水平方向に延びる支持シャフト12が軸受13、13によって回転自在に支持されている。

0029

この支持シャフト12には円板状をなす複数の研磨砥石14・・・の各中心穴が外嵌され、複数の研磨砥石14・・・は全体として円柱状に並設されている。この研磨砥石14はカーボランダムアルミナセラミックス、ポラゾン、ダイヤモンドタングステンカーバイド等の硬質砥粒を用いて製作されている。

0030

支持シャフト12の研磨砥石14・・・の両側方には押さえ板15、15が外嵌され、該押さえ板15は支持シャフト12に外装されたスリーブ16によって研磨砥石14に押圧され、スリーブ16は支持シャフト12に螺合されたバランス調整板17によって固定されている。

0031

支持シャフト12の一端側にはプーリ18が固定され、装置フレーム10の中段には駆動モータ(第1の駆動手段)19が搭載され、該駆動モータ19の回転軸にはプーリ20が固定され、該駆動モータ19のプーリ20と支持シャフト12のプーリ18との間には無端状の駆動力伝達ベルト21が張架され、研磨砥石14・・・が回転されるようになっている。

0032

また、装置フレーム10の上段にはほぼ円筒状をなすケーシング22が支持シャフト12と同心にかつ研磨砥石14・・・を収容して配設され、該ケーシング22の外周面には環状リング23、23が軸方向に相互に所定の間隔をあけて固定されている。

0033

他方、装置フレーム10の上段には4つの支持ブラケット24・・・が軸方向に相互に間隔をあけかつ幅方向にも相互に間隔をあけて固定され、軸方向に並設された一対の支持ブラケット24・・・には支持軸25、25が各々回転自在に支持され、支持軸25の両端には受けローラ26、26が固定され、該4つの受けローラ26・・・によってケーシング22の環状リング23、23が受けられてケーシング22は回転可能となっている。

0034

この幅方向に並設された2つの支持軸25、25のうちの一方にはスプロケット27が固定され、装置フレーム10の中段には駆動モータ(第2の駆動手段及び第3の駆動手段)28が搭載され、該駆動モータ28の回転軸にはスプロケット29が固定され、該駆動モータ28のスプロケット29と支持軸25のスプロケット27とは駆動力伝達チェーン(図示せず)によって連結されており、駆動モータ28の回転が一方の支持軸25の両端リング受け26、26に伝達されて回転するとともに、他方の支持軸25の両端リング受け26、26が従動回転し、これによってケーシング22が研磨砥石14・・・の回りを回転するようになっている。

0035

ケーシング22内周面には4つの送り羽根30・・・が円周方向に相互に90°角度間隔をあけて固定されている。この送り羽根30は図5に示されるように、取付板31に複数の羽根本体32・・・を固定して構成され、取付板31はケーシング22の内周面に合致するように側面円弧状に製作されており、ケーシング22の中心軸線方向に延びて配置され、ケーシング22の内周面にねじ又はボルトによって固定されている。

0036

羽根本体32は取付板31に対して垂直に起立されかつケーシング22の円周方向に対して所定の角度をもって傾斜されている。また、取付板31の端部には戻し羽根33が取付板31に対して垂直に起立されかつケーシング22の円周方向に対して羽根本体32とは逆の角度をもって傾斜されている。

0037

また、ケーシング22の内周面には隣接する送り羽根30、30の間において掻上板34が設けられている。この掻上板34は図6に示されるように、平坦な取付板35に複数の掻上板本体36・・・を固定して構成され、複数の各掻上板本体36・・・は取付板35に対して垂直に起立されかつケーシング22の円周方向に対して所定の角度をもって傾斜され、又取付板35には幅方向に延びる複数の長穴37・・・が相互に所定の間隔をあけて形成されている。

0038

他方、ケーシング22の内周面には取付ベース38がケーシング22の中心軸線方向に延びて配設されている。この取付ベース38の基部はケーシング22の内周面に合致し得るように側面ほぼ円弧状をなし、ケーシング22の内周面にねじ又はボルトによって固定され、又基部には縦壁部分が起立して設けられ、基部には掻上板34の取付板35の長穴37を挿通してボルトが螺合されており、長穴37内におけるボルトの位置を調整することによって研磨砥石14・・・との間の間隔を設定できるようになっている。

0039

また、ケーシング22の側面には点検穴39・・・が周方向に90°角度間隔をあけて形成され、該点検穴39にはこれを封鎖する蓋40がねじ又はボルトによって取付けられ、送り羽根30や掻上板34の状況、さらには研磨砥石14・・・の磨耗状況点検できるようになっている。

0040

装置フレーム10の上段にはケーシング22の一端側にシュート(投入口部)41が固定される一方、ケーシング22のシュート41側にはケーシング22の一部を構成する円錐台状部分42が固定され、該円錐台状部分42にはシュート41から投入された粒状物をケーシング22側に向けて送り込む複数の送込み羽根43・・・が円周方向に所定の角度間隔をあけて固定されている。

0041

また、装置フレーム10の上段にはシュート41と反対側に筒状の排出口部44がケーシング22内と連通して固定され、該排出口部44の上方には筒状エアー送込み口部44が連通して接続されている。他方、装置フレーム10のシュート41側にはシュート41と並んで集塵機(図示せず)の筒状の接続口部46がケーシング22内と連通して設けられている。

0042

なお、駆動モータ19、28の制御装置について本発明とは直接関係しないので、その説明は省略するが、公知の装置を採用することができる。また、粉塵飛散を防止する上で、ケーシング22と排出口部44及びエアー送込み口部45との間、ケーシング22とシュート41及び集塵機の接続口部46との間はシール材を介設するのがよい。

0043

鋳造後の鋳物砂Wを再生する場合、駆動モータ19、28を作動させて研磨砥石14・・・とケーシング22を相互に逆方向に回転させ(図3及び図7の矢印参照)、又集塵機を作動させ、同時にエアー送込み口部44に外部エアーを導入する。

0044

こうして準備が済むと、シュート41から再生すべき鋳物砂Wを投入する。すると、投入された鋳物砂Wは送込み羽根43・・・によってケーシング22と研磨砥石14・・・との間に送り込まれるが、この時、ケーシング22の回転に伴って送り羽根30・・・が研磨砥石14・・・の回りを旋回しており、送り込まれた鋳物砂Wは送り羽根30・・・によってケーシング22内を排出口部44側に向けて移送される(図2の矢印A参照)。

0045

また、ケーシング22の回転に伴って掻上板34・・・も研磨砥石14・・・の回りを旋回しており、ケーシング22内を移送される鋳物砂Wは旋回する掻上板34・・・によって次々と掬われ、研磨砥石14・・・の直上から落下されて研磨砥石14・・・に衝突する(図7参照)。

0046

こうして投入された鋳物砂Wはケーシング22内に排出口部44側に向けて移送されつつ攪拌され、又鋳物砂Wのうち、塊状のものは衝突の衝撃によって破砕され、粒状の鋳物砂Wや破砕された鋳物砂Wは研磨砥石14・・・の全表面と均一に接触して表面を研磨される。

0047

鋳物砂Wがケーシンク22の排出口部44側まで来ると、送り羽根30・・・の終端側の戻し羽根33・・・によって逆方向に戻され、鋳物砂Wの攪拌が促進される一方、再生の済んだ鋳物砂Wは排出口部44から排出される(図2の矢印B参照)。

0048

その際、シュート41側では集塵機によってケーシング22内が集塵され(図2の矢印D参照)、又エアー送込み口部45から外部エアーが送り込まれており、該外部エアーはケーシング22内を鋳物砂Wの移送方向に対して向流方向に移動するので(図2の矢印C参照)、高温の鋳物砂Wは冷却される。従って、排出口部44から排出される再生済みの鋳物砂Wは十分に冷却されているので、直ちに次の砂型の造型に使用できる。

0049

また、同時に研磨によって発生した微粉は外部エアーによって鋳物砂Wから分離され、集塵機によって集塵されるので、再生された鋳物砂Wの品質は高い。本件発明者らの実験によれば、発生する微粉のうち90%以上が分離できることが確認されている。

0050

さらに、投入された鋳物砂Wは送り羽根30・・・によって機械的に移送されるので、送り羽根30・・・の回転速度を制御することによってケーシング22内における鋳物砂Wの滞留時間を自由に制御でき、鋳物砂Wの状態に応じて常に最適に再生できる。

図面の簡単な説明

0051

図1本発明に係る粒状物の表面研磨装置の好ましい実施形態を示す願略全体図である。
図2上記実施形態の要部を示す側面断面構成図である。
図3上記実施形態の要部を示す正面断面構成図である。
図4上記実施形態における送り羽根30と掻上板34との関係を示す図である。
図5上記実施形態における送り羽根30の正面(a) 及び側面(b) を示す図である。
図6上記実施形態における4枚の掻上板34の正面(a) 及び側面(b)を示す図である。
図7上記実施形態における破砕及び研磨の挙動を模式的に示す図である。
図8従来の表面研磨装置における研磨の挙動を正面から示す模式図である。
図9従来の表面研磨装置における研磨の挙動を側面から示す模式図である。

--

0052

10装置フレーム(装置固定構造部分)
12支持シャフト
14研磨砥石
19駆動モータ(第1の駆動手段)
22ケーシング
28 駆動モータ(第2、第3の駆動手段)
30送り羽根
31取付板
32羽根本体
34掻上板
41シュート(投入口部)
44 排出口部
45エアー送込み口部
46集塵機の接続口部
W鋳物砂(粒状物)

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