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技術 伸縮継手装置の補助カバー構造

出願人 株式会社ナルコ岩井
発明者 新崎盛剛
出願日 2000年2月4日 (20年9ヶ月経過) 出願番号 2000-028262
公開日 2001年8月17日 (19年3ヶ月経過) 公開番号 2001-220830
状態 特許登録済
技術分野 建築環境 建築物の絶縁又は他の保護
主要キーワード 内ボール ガイド筒内 ピンボルト 案内カバー ボールキャスタ 押出し力 補助カバー 通路軸線
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2001年8月17日)のものです。
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図面 (6)

課題

本発明の目的は、構成を簡略化し、確実に壁床取合い部の開口を塞ぐことができるようにした伸縮継手装置補助カバー構造を提供する。

解決手段

床用伸縮継手カバー5の間口方向Bの両側に床補助カバー10を設け、この床補助カバー10を各縁材11a,11bに設けられる係合支持手段12a,12bによって間口方向Bの内側から当接するようにし、床補助カバー10の長手方向両端部を引張ばね13a,13bによって両側へばね付勢して、各縁材11a,11bのほぼ中央部に常に配置されるようにし、床用伸縮継手カバー5と壁用伸縮継手カバー7との床壁取合い部8に生じる開口9を前記床補助カバー10によって塞ぐ。

概要

背景

典型的な従来の技術は、特開平10−140673号公報に示されている。この従来の技術では、目地空間を挟んで隣接する2つの建物の各通路間を、各通路の床と床とにわたって設けられる床用伸縮継手カバーと、各通路の壁と壁とにわたって設けられる壁用伸縮継手カバーとによって接続し、急激な地震などに起因する各建物の水平変位のうち相対的に近接/離反する見込み方向の変位および前記見込み方向に垂直な間口方向の変位を許容することができるように構成されている。

前記床用伸縮継手カバーには、各床に目地空間寄りで固定される縁材である下地レールと、各下地レールに摺動可能に支持される目地プレートと、目地プレートの前記見込み方向両側部上に配置され、基端部が各下地レールに固定される一対の側部カバーと、目地プレートの前記間口方向両端部付近に設けられ、各建物の前記見込み方向の変位によって床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部に発生する開口を塞ぐ床補助カバーとが設けられる。この床補助カバーは、目地プレートの端部寄りの中央部に設けられるばね付勢機構によって間口方向外方へ突出するようにばね付勢されるとともに、基端部が下地レールに係止されるばねによって見込み方向両側にばね付勢されている。床補助カバーを目地カバープレートから外方へばね付勢する付勢手段は、前記目地プレートの支持枠の中央端部に固定されるガイド筒と、このガイド筒内収納されるばねと、このばねによってガイド筒から押出す方向にばね付勢されるスライド軸と、スライド軸の先端部を床補助カバーの支持枠の外側中央部に枢支する枢支ピンとを有する。

このような構成によって、地震などに起因して各建物が間口方向へ相対的に変位しても、一方の床補助カバーを付勢手段のばね力に抗して目地カバープレート内退避させるとともに、他方の床補助カバーを前記付勢手段によって目地カバープレートから突出する方向に押出し、目地プレートと壁との間の隙間の発生を防止することができる。

概要

本発明の目的は、構成を簡略化し、確実に壁床取合い部の開口を塞ぐことができるようにした伸縮継手装置の補助カバー構造を提供する。

床用伸縮継手カバー5の間口方向Bの両側に床補助カバー10を設け、この床補助カバー10を各縁材11a,11bに設けられる係合支持手段12a,12bによって間口方向Bの内側から当接するようにし、床補助カバー10の長手方向両端部を引張ばね13a,13bによって両側へばね付勢して、各縁材11a,11bのほぼ中央部に常に配置されるようにし、床用伸縮継手カバー5と壁用伸縮継手カバー7との床壁取合い部8に生じる開口9を前記床補助カバー10によって塞ぐ。

目的

本発明の目的は、構成を簡略化し、確実に床壁取合い部の床側に発生する開口を塞ぐことができるようにした伸縮継手装置の補助カバー構造を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

目地空間を挟んで隣接する2つの建物の各通路間を、各通路の床と床とにわたって設けられる床用伸縮継手カバーと、各通路の壁と壁とにわたって設けられる壁用伸縮継手カバーとによって、各建物の水平変位のうち相対的に近接/離反する見込み方向の変位および前記見込み方向に垂直な間口方向の変位を許容し得る状態で接続し、床用伸縮継手カバーの前記間口方向の両端部付近には、各建物の前記見込み方向の変位によって床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部に発生する開口を塞ぐ床補助カバーが設けられ、各床に固定される各縁材の前記間口方向両端部寄りに、前記床補助カバーに間口方向の内側から係合して、その床補助カバーを移動可能に支持する係合支持手段を設け、前記床補助カバーを、各縁材間のほぼ中央部に維持して、前記間口方向の内側へばねによってばね付勢することを特徴とする伸縮継手装置の補助カバー構造。

技術分野

0001

本発明は、目地空間を挟んで隣接する2つの建物の各通路間を接続する床用伸縮継手カバーと、壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部に生じる床側の開口を塞ぐ伸縮継手装置補助カバー構造に関する。

背景技術

0002

典型的な従来の技術は、特開平10−140673号公報に示されている。この従来の技術では、目地空間を挟んで隣接する2つの建物の各通路間を、各通路の床と床とにわたって設けられる床用伸縮継手カバーと、各通路の壁と壁とにわたって設けられる壁用伸縮継手カバーとによって接続し、急激な地震などに起因する各建物の水平変位のうち相対的に近接/離反する見込み方向の変位および前記見込み方向に垂直な間口方向の変位を許容することができるように構成されている。

0003

前記床用伸縮継手カバーには、各床に目地空間寄りで固定される縁材である下地レールと、各下地レールに摺動可能に支持される目地プレートと、目地プレートの前記見込み方向両側部上に配置され、基端部が各下地レールに固定される一対の側部カバーと、目地プレートの前記間口方向両端部付近に設けられ、各建物の前記見込み方向の変位によって床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部に発生する開口を塞ぐ床補助カバーとが設けられる。この床補助カバーは、目地プレートの端部寄りの中央部に設けられるばね付勢機構によって間口方向外方へ突出するようにばね付勢されるとともに、基端部が下地レールに係止されるばねによって見込み方向両側にばね付勢されている。床補助カバーを目地カバープレートから外方へばね付勢する付勢手段は、前記目地プレートの支持枠の中央端部に固定されるガイド筒と、このガイド筒内収納されるばねと、このばねによってガイド筒から押出す方向にばね付勢されるスライド軸と、スライド軸の先端部を床補助カバーの支持枠の外側中央部に枢支する枢支ピンとを有する。

0004

このような構成によって、地震などに起因して各建物が間口方向へ相対的に変位しても、一方の床補助カバーを付勢手段のばね力に抗して目地カバープレート内退避させるとともに、他方の床補助カバーを前記付勢手段によって目地カバープレートから突出する方向に押出し、目地プレートと壁との間の隙間の発生を防止することができる。

発明が解決しようとする課題

0005

このような従来の技術では、各床補助カバーを目地カバープレートから外方へ突出する方向にばね付勢しているため、この付勢手段の前記ガイド筒が連結されるパンタグラフ状リンク機構に大きな反力が作用するため、前記リンク機構を大きな強度を有する構成としなければならない。しかも各床補助カバーおよび目地プレートには補強のために支持枠が固定されており、構成が複雑化するとともに大形化し、部品点数が多くなり、組立性が悪く、製造コストが高価であるという問題がある。また前記付勢手段は、床補助カバーを押出す方向にばね付勢するので、床補助カバーの押出し量が増加するにつれてばね力が減少し、したがって各建物の前記間口方向への変位が大きくなるほど床補助カバーの押出し力は弱くなり、押出し限界位置が不揃いになりやすく、確実に壁とねじカバーとの間の開口を塞ぐことができないという問題がある。

0006

本発明の目的は、構成を簡略化し、確実に床壁取合い部の床側に発生する開口を塞ぐことができるようにした伸縮継手装置の補助カバー構造を提供することである。

課題を解決するための手段

0007

請求項1記載の本発明は、目地空間を挟んで隣接する2つの建物の各通路間を、各通路の床と床とにわたって設けられる床用伸縮継手カバーと、各通路の壁と壁とにわたって設けられる壁用伸縮継手カバーとによって、各建物の水平変位のうち相対的に近接/離反する見込み方向の変位および前記見込み方向に垂直な間口方向の変位を許容し得る状態で接続し、床用伸縮継手カバーの前記間口方向の両端部付近には、各建物の前記見込み方向の変位によって床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部に発生する開口を塞ぐ床補助カバーが設けられ、各床に固定される各縁材の前記間口方向両端部寄りに、前記床補助カバーに間口方向の内側から係合して、その床補助カバーを移動可能に支持する係合支持手段を設け、前記床補助カバーを、各縁材間のほぼ中央部に維持して、前記間口方向の内側へばねによってばね付勢することを特徴とする伸縮継手装置の補助カバー構造である。

0008

本発明に従えば、目地空間を挟んで隣接する2つの建物の各通路間は、床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーによって接続される。これらの床用伸縮継手カバーおよび壁用伸縮継手カバーは、各建物が急激な地震などに起因して変位したとき、その変位の水平変位に対して、相対的に近接/離反する見込み方向の変位および前記見込み方向に垂直な間口方向の変位を許容し、各通路間を通行可能な状態に維持することができる。

0009

このような床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとが構成する床壁取合い部には、各建物が前記間口方向に相対的に変位したとき、床側に開口が発生するため、この開口を塞ぐために、前記床用伸縮継手カバーには床補助カバーが設けられる。また各床に固定される各縁材には、間口方向両端部寄りに係合支持手段が設けられる。この係合支持手段は、床補助カバーに間口方向の内側から係合して、床補助カバーを移動可能に支持する。この状態で、床補助カバーは、ばねによって各縁材間の中央部に維持され、間口方向の内側へばね付勢される。

0010

各建物が急激な地震などによって間口方向への相対的変位を生じると、床補助カバーは係合支持手段によって各建物の間口方向の相対的変位に追従して、前記ばねのばね力に抗して回動し、床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部の床側に発生する開口を塞いだ状態に維持することができる。

0011

このように床補助カバーは、常にばねによって間口方向の内側にばね付勢された状態で、係合支持手段が前記間口方向内側から係合した状態で支持されるので、常に床用伸縮継手カバーと壁用伸縮継手カバーとの間の床壁取合い部の開口を塞ぐ位置に前記床補助カバーを配置することができ、簡単な構成で確実に前記開口を塞ぐことができる。特に、床補助カバーは、係合支持手段によって間口方向の内側から係合した状態で、ばねによって間口方向の内側へばね付勢されるので、前記従来の技術に関連して述べたように、各建物の間口方向への変位が大きくなるにつれて床補助カバーの押出し力が弱くなり、床補助カバーの押出し限界位置が不揃いになって確実に開口を塞ぐことができない、という問題が生じない。

発明を実施するための最良の形態

0012

図1は、本発明の実施の一形態の伸縮継手装置の床補助カバー構造を示す水平断面図である。目地空間1を挟んで隣接する2つの建物2a,2bの各通路3a,3b間は、各通路3a,3bの床4aと床4bとにわたって設けられる床用伸縮継手カバー5と、各通路3a,3bの壁6a,6bとにわたって設けられる壁用伸縮継手カバー7とを含む伸縮継手装置によって、各建物2a,2bの水平変位のうち、相対的に近接/離反する見込み方向Aおよび前記見込み方向Aに垂直な間口方向Bの変位を許容し得る状態で接続される。

0013

床用伸縮継手カバー5の前記間口方向Bの両端部付近には、各建物2a,2bの前記見込み方向Aの変位によって、床用伸縮継手カバー5と壁用伸縮継手カバー7との間の床壁取合い部8に発生する開口9を塞ぐ床補助カバー10が設けられる。なお、図1においては、図解を容易にするため、片側の床壁取合い部8の床補助カバー構造だけが示され、前記開口9は多数の点によって領域を示し、床補助カバー10は平行な複数の破線によって配置領域が示されている。

0014

図2は、床補助カバー10の取付け状態を示す斜視図であり、図3図1の切断面線III−IIIから見た断面図である。上記のように構成される床壁取合い部8の床補助カバー構造において、各床6a,6bに固定される各縁材11a,11bの前記間口方向B両端部寄りには、前記床補助カバー10に間口方向Bの内側、すなわち図1および図3の右側から係合して、その床補助カバー10を移動可能に支持する係合支持手段12a,12bと、床補助カバー10を各縁材11a,11b間のほぼ中央部に位置して前記間口方向Bの内側、すなわち図1および図3の右側へばね付勢する引張ばね13a,13bとが設けられる。

0015

前記床補助カバー10は、水平に配置される平坦状の上板14と、上板14の周縁部から下方にほぼ直角に屈曲して連なる周壁15とを有し、たとえばステンレス鋼板を切断および曲げ加工して形成される。周壁15は、上板14の長手方向に垂直な幅方向両端部から下方に直角に屈曲して連なり、前記長手方向に沿って平行に延びる第1および第2周壁部分16a,16bと、第1周壁部分16aの長手方向両端部に連なり、第1周壁部分16aの延長線に対して45°の角度を成して長手方向に相互に離反するにつれて第2周壁部分16bの延長線に近接する方向に傾斜する第3および第4周壁部分16c,16dと、第3および第4周壁部分16c,16dの前記長手方向に最も離れた各端部に屈曲して連なり、長手方向に垂直な仮想鉛直面に沿って相互に平行に延びる第5および第6周壁部分16eおよび16fと、第2周壁部分16bの長手方向両端部に屈曲して連なり、前記長手方向に沿って相互に離反するにつれて第1周壁部分16aの延長線に近接する方向に傾斜する第7および第8周壁部分16gおよび16hとを有する。

0016

第7および第8周壁部分16g,16hは、第2周壁部分16bの延長線に対して角度45°を成して傾斜し、相互に直角に構成する各仮想鉛直面に沿って形成される。第5周壁部分16eと第7周壁部分16gとの交差部c1には、前記一方の引張ばね13aの一端部が係止される。第6周壁部分16fと第8周壁部分16hとの交差部c2には、前記他方の引張ばね13bの一端部が係止される。各引張ばね13a,13bの各他端部は、縁材11a,11bの折返し部分21a,21bに、前記見込み方向Aに平行に配置された床補助カバー10の引張ばね13a,13bの各一端部が係止される前記各交差部を通る延長線mよりも間口方向B中央寄り図1および図3の右寄り)の係止部c3,c4でそれぞれ係止される。

0017

このように設けられる各引張ばね13a,13bによって、床補助カバー10の長手方向両端部が間口方向Bの内側、すなわち図1および図3の右側にばね付勢され、各ばね13a,13bの見込み方向Aへのばね力成分F1,F2によって、床補助カバー10は常に各縁材11a,11b間の見込み方向Aのほぼ中央部に配置される。

0018

前記係合支持手段12a,12bは、床補助カバー10の上板14を下方から移動可能に支持するボールキャスタ22と、ボールキャスタ22が上部に連結され、下部が縁材11a,11bに溶接して固定されるローラキャスタ23とを有する。ボールキャスタ22は、球状の案内ボール24と、この案内ボール24を回動自在に支持するホルダ25とを有する。またローラキャスタ23は、鉛直な回転軸線まわりに回転自在な案内ローラ26と、案内ローラ26を前記鉛直な回転軸線まわりに軸支するブラケット27とを有する。ブラケット27の上部には、前記ホルダ25が固定され、案内ローラ26の外周部はブラケット27から突出し、前述したように床補助カバー10の第1周壁部分16aの内面に当接している。

0019

このような係合支持手段12a,12bによって、前記床補助カバー10は見込み方向Aおよび間口方向Bに移動自在に支持され、間口方向Bに関しては内方への変位、すなわち各床補助カバー10が相互に近接する方向への変位が阻止されている。

0020

図4は、床用伸縮継手カバー5の具体的構成を示す鉛直断面図である。前記床用伸縮継手カバー5は、各床4a,4bの前記目地空間1を挟んで対向する対向壁面内に埋め込まれた図4紙面に垂直に長手の埋込みファスナ31a,31bの上部寄りに溶接して固定される一対の上段支持片32a,32bと、各埋込みファスナ31a,31bに前記上段支持片32a,32bの下方で溶接して固定される下段支持片33a,33bと、上段支持片32a,32bの背後で各埋込みファスナ31a,31bの上面35a,35bに溶接して固定される一対の内取付片36a,36bと、床4a,4bの上面34a,34b上に前記内取付片36a,36bよりも見込み方向Aの両側方アンカーボルト37a,37bによって各床4a,4bに固定される外取付片38a,38bと、各対を成す内取付片36a,36bおよび外取付片38a,38bに各長手方向両端部がそれぞれ固定され、図4の紙面に垂直な間口方向Bに間隔をあけて設けられる補強部材39a,39bと、上段支持片32a,32bおよび補強部材39a,39bに支持された状態で固定される前記縁材11a,11bと、各縁材11a,11bに見込み方向A両側部が移動可能に支持される中央パネル41と、各縁材11a,11bに固定され、中央パネル41の両側部を上方から覆う一対の側部カバー42a,42bと、中央パネル41を各建物2a,2bの水平変位の方向に拘わらず常に各縁材11a,11b間の中央部に保持して、各建物2a,2bの見込み方向Aおよび間口方向Bの変位を許容し、パンタグラフ状のリンク機構によって実現される複数の中央保持手段43とを含む。

0021

前記中央保持手段43は、その両端部がピンボルト47a,47bによって下段支持片33a,33bに枢支され、中央部がピンボルト48によって中央パネル41の幅方向中央部に枢支される。これらのピンボルト47a,47b,48の各軸線は、略鉛直方向に延び、相互に平行である。

0022

中央パネル41の見込み方向A両側部には、中央パネル41を各縁材11a,11b上で円滑に移動可能に支持するボールキャスタ44a,44bが図4の紙面に垂直な方向に間隔をあけて複数対設けられ、このような中央パネル41の間口方向B両端部付近に、前述の床補助カバー10、係合支持手段12a,12b、引張ばね13a,13bが見込み方向Aに向って左右対称に設けられる。前述の図1では、図解を容易にするため、屋外45側に設けられる床補助カバー10およびその付近だけが示されている。

0023

各埋込みファスナ31a,31bの下端部には、可撓性を有するたとえばゴムから成る止水シート46の幅方向両端部が固定される。この状態では、各建物2a,2bが急激な地震などによって相対的に近接/離反する見込み方向Aの変位が生じていない状態で、下方に凸に湾曲し、かつ図4の紙面に垂直手前側から奥行き方向に排水勾配を有し、下方への雨水の落下が防がれている。

0024

再び図1を参照して、前記壁用伸縮継手カバー7は、各内壁51a,51bにヒンジ52a,52bによって鉛直軸線まわりに角変位可能に連結される内壁カバー53と、各外壁54a,54bにヒンジ55a,55bによって、鉛直軸線まわりに角変位自在に連結される外壁カバー56とを有する。

0025

内壁カバー53は、各ヒンジ52a,52bに鉛直な軸線まわりに角変位可能に連結され、図1の紙面に垂直な方向に長手の一対の案内カバー57a,57bと、各案内カバー部57a,57bに連結され、パンタグラフ状のリンク機構によって実現される伸縮保持手段58と、伸縮保持手段58の中央部にばね59およびボルト60によって前記伸縮保持手段58に近接する方向に弾発的に引寄せられた状態で保持される内壁中央パネル61とを有する。

0026

このような内壁カバー53の屋外45側には、前記外壁カバー56が設けられる。この外壁カバー56は、各ヒンジ55a,55bに連結され、パンタグラフ状のリンク機構によって実現される伸縮保持手段64と、一方の外壁54bに設けられるヒンジ65によって角変位自在に連結される外壁中央パネル66と、外壁中央パネル66を間口方向Bの内方、すなわち図1右方に弾発的に引張ってばね付勢する引張ばね67とを有する。

0027

図5は、各建物2a,2bの変位に伴う床補助カバー10の動作を示す平面図であり、図5(1)は各建物2a,2bが変位していないときの床補助カバー10の状態を示し、図5(2)は各建物2a,2bが最も離間しかつ間口方向Bへずれたときの床補助カバー10の状態を示し、図5(3)は各建物2a,2bが最も近接しかつ間口方向Bへずれたときの床補助カバー10の状態を示す。

0028

図5(1)に示されるように、各建物2a,2bが水平変位を生じていない状態では、床補助カバー10は各通路3a,3bをつなぐ通路軸線nにほぼ平行に配置される。この状態で、図5(2)に示されるように、一方の建物2aが他方の建物2bに対して見込み方向Aに離反しかつ間口方向Bにずれると、この変位に追従して一方の建物2aの縁材11aに設けられる係合支持手段12aが床補助カバー10を間口方向B一方側へ押圧し、床補助カバー10は傾斜するが、この傾斜した床補助カバー10によって大きく開いた開口9は塞がれている。

0029

また図5(2)に示されるように、一方の建物2aが他方の建物2bに近接した状態で間口方向Bへずれると、床補助カバー10はさらに大きく傾斜し、開口9は塞いだままに保たれる。このように床補助カバー10が大きく傾斜しても、この床補助カバー10には第7および第8周壁部分16g,16hが形成されるため、補強部材70へ干渉することが防がれる。

0030

このように床用伸縮継手カバー5および壁用伸縮継手カバー7によって各建物2a,2b間の見込み方向Aへの相対的に近接/離反する方向への変位ならびに間口方向Bへずれる方向への変位を許容し、常に床壁取合い部8の床側に発生する開口部9を確実に塞いだ状態に維持することができるので、通行者が過って開口9内に足などを嵌込んだり、物品を落下させるという不具合を防ぐことができ、安全性が向上される。特に床補助カバー10は係合支持手段12a,12bの相対的な間口方向Bへの変位によってその変位方向に押圧されて角変位することができるので、変位に対して時間的にずれて開口9を塞ぐ方向に変位するという不具合がなく、変位に対する遅れが生じない。

発明の効果

0031

請求項1記載の本発明によれば、床補助カバーを係合支持手段によって建物の変位方向に押圧しかつばねによって見込み方向両側にばね付勢するので、床補助カバーを常に各縁材間のほぼ中央部に配置して床壁取合い部の床側に発生する開口を確実に塞ぐことができる。また床補助カバーは係合支持手段によって変位方向に押圧され、またほぼ中央部に保持するためにばねによってばね付勢するという簡単な構成によって、確実に開口を塞いだ状態に維持することができ、本発明を安価にかつ容易に実現することが可能であり、施工期間も短くて済むという有利な効果を達成することができる。

図面の簡単な説明

0032

図1本発明の実施の一形態の伸縮継手装置の床補助カバー構造を示す水平断面図である。
図2床補助カバー10の取付け状態を示す斜視図である。
図3図1の切断面線III−IIIから見た断面図である。
図4床用伸縮継手カバー5の具体的構成を示す鉛直断面図である。
図5各建物2a,2bの変位に伴う床補助カバー10の動作を示す平面図であり、図5(1)は各建物2a,2bが変位していないときの床補助カバー10の状態を示し、図5(2)は各建物2a,2bが最も離間しかつ間口方向Bへずれたときの床補助カバー10の状態を示し、図5(3)は各建物2a,2bが最も近接しかつ間口方向Bへずれたときの床補助カバー10の状態を示す。

--

0033

1目地空間
2a,2b建物
3a,3b通路
4a,4b 床
5床用伸縮継手カバー
6a,6b 壁
7壁用伸縮継手カバー
8床壁取合い部
9 開口
10 床補助カバー
11a,11b 縁材
12a,12b係合支持手段
13a,13b引張ばね
14上板
15周壁
16a〜16h 第1〜第8周壁部分
22ボールキャスタ
23ローラキャスタ
41中央パネル
42a,42b側部カバー
43 中央保持手段
51内壁中央パネル
66外壁中央パネル
A 見込み方向
B 間口方向

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